JPH07149708A - ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分とする殺虫剤 - Google Patents

ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分とする殺虫剤

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JPH07149708A
JPH07149708A JP21481894A JP21481894A JPH07149708A JP H07149708 A JPH07149708 A JP H07149708A JP 21481894 A JP21481894 A JP 21481894A JP 21481894 A JP21481894 A JP 21481894A JP H07149708 A JPH07149708 A JP H07149708A
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hydrazone
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JP21481894A
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Taro Hirose
太郎 広瀬
Toshiaki Taki
敏晃 瀧
Hiroki Tomioka
広樹 富岡
Hiroshi Kishida
博 岸田
Shigeru Saito
茂 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は同一または相異なり、炭素数
1〜2のアルキル基等を表し、R3 はトリフルオロメチ
ル基等を表し、Xはハロゲン原子を表す。〕で示される
ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分として含有する
殺虫剤。 【効果】 優れた殺虫効力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドラゾン化合物および
それを有効成分とする殺虫剤に関する。
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、例えば米国特許第4,344,893号明細書にあ
る種のヒドラゾン化合物が殺虫剤の有効成分として使用
しうることが記載されているが、該化合物も哺乳動物に
対する急性毒性等の問題から実用化には至っていなかっ
た。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み、優れた殺虫効力を有しかつ哺乳動物に対
する毒性の低い化合物を見い出すべく鋭意検討を重ねた
結果、下記一般式 化2で示されるヒドラゾン化合物が
優れた殺虫効力を有しかつ哺乳動物に対する急性毒性も
比較的低いことを見い出し、本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は一般式 化2
【化2】 〔式中、R1 およびR2 は同一または相異なり、水素原
子、炭素数1〜2のアルキル基(メチル基またはエチル
基)、炭素数1〜2のアルコキシ基(メトキシ基または
エトキシ基)、メトキシメチル基またはシアノメチル基
を表す。但し、R 1 とR2 は同時に水素原子ではない。
3 はトリフルオロメチル基またはメチル基を表し、X
はハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃
素原子等)を表す。〕で示されるヒドラゾン化合物(以
下、本発明化合物と記す。)およびそれを有効成分とす
る殺虫剤を提供するものである。
【0002】本発明化合物は、例えば、下記の製造法A
または製造法Bにより製造することができる。 (製造法A)一般式 化3
【化3】 〔式中、R1 、R3 およびXは前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物と、一般式 化4
【化4】 〔式中、R2 は前記と同じ意味を表わし、Zは塩素原
子、臭素原子、−OCOR 2 で示される基、炭素数1〜
2のアルコキシ基(メトキシ基またはエトキシ基)、ま
たは水酸基を表わす。但し、Zが水酸基を表わす場合、
2 は炭素数1〜2のアルコキシ基ではない。〕で示さ
れる化合物とを反応させることにより製造する方法。製
造法Aにおいて溶媒は必ずしも必要ではないが、一般的
には不活性有機溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒を用
いる場合、Zの種類により使い分けることは言うまでも
ないが、一般には例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン、o−ジクロルベンゼン等の芳香族
炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリジン類、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,1
−トリクロロエタン、テトラクロロエチレン、トリクロ
ロエチレン等のハロゲン化炭化水素類、n−ヘキサン、
n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン等
の脂環式炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール類、N,Nジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテ
ル類、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
類、水等あるいはそれらの混合溶媒が用いられる。製造
法Aにおいて、一般式 化3の化合物でZが塩素原子、
臭素原子、OCOR2 で示される基または炭素数1〜2
のアルコキシ基を表わす場合、該反応は通常塩基の存在
下行う。用いられる塩基としては、例えば、トリエチル
アミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリジ
ン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基、水酸化ナ
トリウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等
の有機金属塩基等が挙げられる。製造法Aにおいて、一
般式 化3の化合物でZが水酸基を表わす場合、該反応
は通常、縮合剤の存在下で行う。用いられる縮合剤とし
ては、例えば、塩化トシル酸、塩化ピバロイル等の有機
酸塩化物、四塩化チタン等のルイス酸およびジシクロヘ
キシルカルボジイミド、五酸化リン、ポリリン酸等の脱
水剤が挙げられる。製造法Aにおいて用いられる反応試
剤の量は、一般式 化3で示される化合物1モルに対し
て、塩基および縮合剤は各々通常0〜100モルの割
合、一般式化4で示される化合物は1〜100モルの割
合であり、該反応の反応温度は、通常−20〜200
℃、反応時間は、通常5分〜100時間である。反応終
了後は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うこ
とにより、目的の本発明化合物を単離することができ
る。必要に応じ、クロマトグラフィーや再結晶などの方
法によりさらに精製することもできる。
【0003】製造法Aにおいて原料として用いられる一
般式 化3で示される化合物は、例えば、以下に示す製
造法aにより製造することができる。 (製造法a)一般式 化5
【化5】 〔式中、R3 およびXは前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物と一般式 化6
【化6】 〔式中、ZおよびR1 は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物とを反応させる方法。該製造法において
は、溶媒は必ずしも必要ではないが、一般的には不活性
有機溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒を用いる場合、
Zの種類によって使い分けることは言うまでもないが、
一般的には例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ク
ロルベンゼン、o−ジクロルベンゼン等の芳香族炭化水
素類、ピリジン、ピコリン等のピリジン類、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリ
クロロエタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチ
レン等のハロゲン化炭化水素類、n−ヘキサン、n−ヘ
プタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン等の脂環
式炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、
水等あるいはそれらの混合溶媒が用いられる。該製造法
において、一般式 化6の化合物でZが塩素原子、臭素
原子、OCOR2 で示される基または炭素数1〜2のア
ルコキシ基を表わす場合、該反応は塩基の存在下で行っ
てもよい。用いられる塩基としては、例えば、トリエチ
ルアミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミノピリ
ジン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基、水酸化
ナトリウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウム等の無機
塩基、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド
等の有機金属塩基等が挙げられる。また、一般式 化6
の化合物でZが水酸基を表わす場合、該反応は縮合剤の
存在下で行ってもよい。用いられる縮合剤としては、例
えば、塩化トシル酸、塩化ピバロイル等の有機酸塩化
物、四塩化チタン等のルイス酸およびジシクロヘキシル
カルボジイミド、五酸化リン、ポリリン酸等の脱水剤が
挙げられる。該製造法において用いられる反応試剤の量
は、式 化5で示される化合物1モルに対して塩基およ
び縮合剤は各々通常0〜100モルの割合、一般式 化
6で示される化合物は通常1〜100モルの割合であ
り、該反応の反応温度は通常−20〜200℃、反応時
間は通常5分〜100時間である。反応の終了後は、有
機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行うことにより、
一般式 化3で示される化合物を単離することができ
る。このような方法で製造された一般式 化3で示され
る化合物は、単離することなく、製造法Aの反応に用い
ることもできる。
【0004】本発明化合物においてR2 がR1 と同じ場
合は、本発明化合物は以下に示す製造法Bにより製造す
ることもできる。 (製造法B)前記式 化5で示される化合物と前記一般
式 化6で示される化合物とを反応させる方法。製造法
Bにおいて、溶媒は必ずしも必要ではないが、一般的に
は不活性有機溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒を用い
る場合、Zの種類によって使い分けるのは言うまでもな
いが一般的には、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン、o−ジクロルベンゼン等の芳香族
炭化水素類、ピリジン、ピコリン等のピリジン類、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,1
−トリクロロエタン、テトラクロロエチレン、トリクロ
ロエチレン等のハロゲン化炭化水素類.n−ヘキサン、
n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン等
の脂環式炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテ
ル類、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
類、水等あるいはそれらの混合溶媒が用いられる。製造
法Bにおいて、一般式 化6の化合物で、Zが塩素原
子、臭素原子、OCOR2 で示される基または炭素数1
〜2のアルコキシ基を表わす場合、該反応は塩基の存在
下で行ってもよい。用いられる塩基としては、例えばト
リエチルアミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基、
水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、炭酸カリウム等
の無機塩基、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピル
アミド等の有機金属塩基等が挙げられる。また、一般式
化6の化合物で、Zが水酸基を表わす場合、該反応は
縮合剤の存在下で行ってもよい。用いられる縮合剤とし
ては、例えば、塩化トシル酸、塩化ピバロイル等の有機
酸塩化物、四塩化チタン等のルイス酸、およびジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、五酸化リン、ポリリン酸等の
脱水剤が挙げられる。製造法Bにおいて、用いられる反
応試剤の量は、式 化5で示される化合物1モルに対し
て、塩基および縮合剤は各々通常0〜100モルの割
合、一般式 化6で示される化合物は通常2〜200モ
ルの割合であり、該反応の反応温度は通常−20〜20
0℃、反応時間は通常5分〜100時間である。反応の
終了後は、通常の後処理を行うことにより、目的とする
本発明化合物を単離することができる。
【0005】製造法aの原料化合物および製造法Bの原
料化合物として用いられる一般式化5で示される化合物
は、例えば米国特許第4,344,893 号明細書に記載された
方法により製造することができる。本発明化合物には、
ヒドラゾン部分のC=N二重結合についての立体配置に
より2種の幾何異性体が存在するが、本発明にはその2
種の幾何異性体(EおよびZ)およびその混合物が含ま
れる。
【0006】本発明化合物が防除効力を示す害虫として
は、たとえば下記のものがあげられる。 半翅目害虫 ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus) 、トビイ
ロウンカ (Nilaparvata lugens) 、セジロウンカ (So
gatella furcifera) などのウンカ類、ツマグロヨコ
バイ (Nephotettix cincticeps) 、タイワンツマグロ
ヨコバイ (Nephotettix virescens) などのヨコバイ
類、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガ
ラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類など 鱗翅目害虫 ニカメイガ (Chilo suppressalis) 、コブノメイガ
( Cnaphalocrocis medinalis ) 、ヨーロピアンコー
ンボーラー (Ostrinia nubilalis ) 、シバツトガ (Pa
rapediasia teterrella) 、ワタノメイガ (Notarcha
derogata) 、ノシメマダラメイガ (Plodia interpunct
ella) などのメイガ類、ハスモンヨトウ (Spodoptera
litura) 、アワヨトウ (Pseudalitia separata) 、ヨ
トウガ (Mamestra brassicae ) 、タマナヤガ (Agroti
s ipsilon ) 、トルコプルシア属、ヘリオティス属、
ヘリコベルパ属などのヤガ類、モンシロチョウ (Pieris
rapae crucivora ) などのシロチョウ類、アドキソ
フィエス属、ナシヒメシンクイ (Grapholita molesta
) 、コドリングモス (Cydia pomonella ) などのハ
マキガ類、モモシンクイガ (Carposina niponensis)
などのシンクイガ類、リオネティア属などのハモグリガ
類、リマントリア属、ユープロクティス属などのドクガ
類、コナガ (Plutella xylostella) などのスガ類、ワ
タアカミムシ (Pectinophora gossypiella ) などのキ
バガ類、アメリカシロヒトリ (Hyphantria cunea ) など
のヒトリガ類、イガ (Tinea translucens ) 、コイガ
(Tineola bisselliella) などのヒロズコガ類など 双翅目害虫 アカイエカ (Culex pipiens pallens ) 、コガタア
カイエカ (Cules tritaeniorhynchus ) などのイエカ
類、 Aedes aegypti Aedes albopictusなどのエー
デス属、 Anopheles sinensisなどのアノフェレス属、
ユスリカ類、イエバエ (Musca domestica ) 、オオイ
エバエ (Muscina stabulans ) などのイエバエ類、ク
ロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ (De
lia platura ) 、タマネギバエ (Delia antigua )
などのハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チ
ョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバ
エ類など 鞘翅目害虫 ウエスタンコーンルートワーム (Diabrotica virgifer
a ) 、サザンコーンルートワーム (Diabrotica undeci
mpunctata ) などのコーンルートワーム類、ドウガネブ
イブイ (Anomala cuprea) 、ヒメコガネ (Anomala
rufocuprea) などのコガネムシ類、メイズウィービル
(Sitophilus zeamais ) 、イネミズゾウムシ (Lissorh
optrus oryzophilus ) 、アルファルファタコゾウム
シ (Hypera pastica ) 、アズキゾウムシ (Calosobruchy
s chienensis )などのゾウムシ類、チャイロコメノゴ
ミムシダマシ (Tenebrio molitor ) 、コクヌストモド
キ(Tribolium castaneum ) などのゴミムシダマシ
類、ウリハムシ (Aulacophora femoralis ) 、キスジ
ノミハムシ (Phyllotreta striolata ) 、コロラドハ
ムシ (Leptinotarsa decemlineata) などのハムシ類、
シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ (Epilachna
vigintioctopunctata ) などのエピラクナ類、ヒラタキ
クイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、ア
オバアリガタハネカクシ (Paederus fuscipes)など 直翅目網翅類害虫 チャバネゴキブリ (Blattella germanica ) 、クロゴ
キブリ (Periplaneta fuliginosa) 、ワモンゴキブリ (P
eriplaneta americana ) 、トビイロゴキブリ (Perip
laneta brunnca ) 、トウヨウゴキブリ (Blatta ori
entalis) など アザミウマ目害虫 ミナミキイロアザミウマ (Thrips palmi ) 、ネギアザ
ミウマ (Thrips tabaci) 、ハナアザミウマ (Thrips
hawaiiensis ) など 膜翅目害虫 アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ
等のハバチ類等 直翅目害虫 ケラ、バッタ等 隠翅目害虫 ヒトノミ (Purex irritans) 等 シラミ目害虫 ヒトジラミ、ケジラミ (Phthirus pubis)等 等翅目害虫 ヤマトシロアリ (Reticulitermes speratus )、イエシ
ロアリ (Coptotermes formosanus) 等に防除効力を発揮する。さらに既存の殺虫剤に対し抵
抗性の発達した害虫にも有効である。
【0007】本発明化合物を殺虫剤の有効成分として用
いる場合は、他の何らの成分も加えず、そのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担
体、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製
剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブ
ル剤、粒剤、粉剤、エアゾール、煙霧剤(フォッギング
等)、毒餌等に製剤して使用する。これらの製剤には、
有効成分として本発明化合物を、通常、重量比で0.01%
〜95%含有する。製剤化の際に用いられる固体担体と
しては、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合
成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性
白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物
(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、
水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、
塩安等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体
担体としては、たとえば水、アルコール類(メタノー
ル、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチ
ルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン
等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、
灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル
等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリ
ル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキ
サン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭
化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化
炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の
植物油等があげられ、ガス状担体、すなわち噴射剤とし
ては、たとえばフロンガス、ブタンガス、LPG(液化
石油ガス)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等があげられ
る。界面活性剤としては、たとえばアルキル硫酸エステ
ル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホ
ン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそのポリオ
キシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル
類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体等
があげられる。固着剤や分散剤等の製剤用補助剤として
は、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤として
は、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。毒餌の基材としては、た
とえば穀物粉、植物精油、糖、結晶セルロース等の餌成
分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイ
アレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、
トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香
料等の誘引性香料等があげられる。
【0008】このようにして得られる製剤は、そのまま
であるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、
殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生成調節
剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混合し
て、または混合せずに同時に用いることもできる。用い
られる殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤としては、例えばフ
ェニトロチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル
−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート〕、フェン
チオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート〕、ダイ
アジノン〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−
6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエー
ト〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,
5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエー
ト〕、アセフェート〔O,S−ジメチルアセチルホスホ
ラミドチオエート〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒ
ドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジ
アゾール−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロ
ジチオエート〕、ジスルホトン〔O,O−ジエチル S
−2−エチルチオエチルホスホロチオエート〕、DDV
P〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート〕、
スルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フ
ェニル S−プロピルホスホロジチオエート〕、シアノ
ホス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホス
ホロチオエート〕、ジオキサベンゾホス〔2−メトキシ
−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスフィニン−2
−スルフィド〕、ジメトエート〔O,O−ジメチル−S
−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェー
ト〕、フェントエート〔エチル 2−ジメトキシホスフ
ィノチオイルチオ(フェニル)アセテート〕、マラチオ
ン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サ
クシネート〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2
−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート〕、
アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチル、
O,O−ジメチルホスホロジチオエート〕、モノクロト
ホス〔ジメチル(E)−1−メチル−2−(メチルカル
バモイル)ビニルホスフェート〕、エチオン〔0,0,
0’,0’−テトラエチル S,S’−メチレンビス
(ホスホロジチオエート)〕等の有機リン系化合物、B
PMC〔2−sec −ブチルフェニルメチルカルバメー
ト〕、ベンフラカルブ〔エチル N−〔2,3−ジヒド
ロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカ
ルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプルピル−
β−アラニネート〕、プロポキスル〔2−イソプロポキ
シフェニル N−メチルカルバメート〕、カルボスルフ
ァン〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベン
ゾ〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチ
ルカーバメート〕、カルバリル〔1−ナフチル−N−メ
チルカーバメート〕、メソミル〔S−メチル−N−
〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデー
ト〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメチル)
フェニルメチルカーバメート〕、アルジカルブ〔2−メ
チル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−
メチルカルバモイルオキシム〕、オキサミル〔N,N−
ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−
(メチルチオ)アセタミド〕、フェノチオカルブ〔S−
4−フェノキシブチル)−N,N−ジメチルチオカーバ
メート〕等のカーバメート系化合物、エトフェンプロッ
クス〔2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロ
ピル−3−フェノキシベンジルエーテル〕、フェンバレ
レート〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル(RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチル
ブチレート〕、エスフェンバレレート〔(S)−α−シ
アノ−3−フェノキシベンジル(S)−2−(4−クロ
ロフェニル)−3−メチルブチレート〕、フェンプロパ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボ
キシレート〕、シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ
−3−フェノキシベンジル(1RS,3RS)−(1R
S,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、ペル
メトリン〔3−フェノキシベンジル(1RS,3RS)
−(1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト〕、シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル(Z)−(1RS,3RS)−3−(2
−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、
デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−m−フェノキシ
ベンジル(1R,3R)−3(2,2−ジブロモビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト〕、シクロプロスリン〔(RS)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル(RS)−2,2−ジクロロ−1−
(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート〕、フルバリネート(α−シアノ−3−フェノキシ
ベンジル N−(2−クロロ−α, α, α−トリフルオ
ロ−p−トリル)−D−バリネート)、ビフェンスリン
(2−メチルビフェニル−3−イルメチル)(Z)−
(1RS)−cis −3−(2−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシラート、アクリナスリン(〔1
R−{1α(S* ),3α(Z)}〕−2,2−ジメチル
−3−〔3−オキソ−3−(2,2,2−トリフルオロ
−1−(トリフルオロメチル)エトキシ−1−プロペニ
ル〕シクロプロパンカルボン酸 シアノ(3−フェノキ
シフェニル)メチルエステル、TI−732〔2−メチ
ル−2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニル)プ
ロピル (3−フェノキシベンジル)エーテル〕、トラ
ロメスリン〔(1R,3S)3〔(1'RS)(1', 2',
2', 2'−テトラブロモエチル)〕−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボン酸(S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジルエステル、シラフルオフェン〔4−エト
キシフェニル〔3−(4−フルオロ−3−フェノキシフ
ェニル)プロピル〕ジメチルシラン等のピレスロイド化
合物、ブプロフェジン(2−tert−ブチルイミノ−3−
イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−トリアジア
ジナン−4−オン)等のチアジアジン誘導体、イミダク
ロプリド〔1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−
N−ニトロイミダゾリジン−2−インデンアミン〕等の
ニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ(S,S’−
(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバ
メート)〕、チオシクラム〔N,N−ジメチル−1,
2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベンスルタッ
プ〔S,S’−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベ
ンゼンチオサルフォネート)〕等のネライストキシン誘
導体、MI−253〔N−シアノ−N’−メチル−N’
−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジ
ン〕等のN−シアノアミジン誘導体、エンドスルファン
〔6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,
5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタ
ノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイ
ド〕、γ−BHC(1,2,3,4,5,6−ヘキサク
ロロシクロヘキサン〕、ケルセン〔1,1−ビス(クロ
ロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノール〕等
の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアズロン〔1−
(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフル
オロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル)−3
−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、テフル
ベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフル
オロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−(4−(2−
クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フ
ルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、
アミトラズ〔N,N’〔(メチルイミノ)ジメチリジ
ン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロルジメホルム
〔N’−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N
−ジメチルメチニミダミド〕等のホルムアミジン誘導
体、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジイソプロピ
ル−4−フェノキシフェニル)−N’−tert−ブチルカ
ルボジイミド〕等のチオ尿素誘導体、フィプロニル〔5
−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリ
フルオロ−p−トリル)−4−トリフルオロメチルスル
フィニルピラゾール−3−カルボニトライト〕、テブフ
ェノジド〔N−tert−ブチル−N’−(4−エチル
ベンゾイル)−3,5−ジメチルベンゾヒドラジド〕、
クロルフェナピル〔4−ブロモ−2−(4−クロロフェ
ニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチル
ピロール−3−カルボニトリル〕、ブロモプロピレート
〔イソプロピル 4,4’−ジブロモベンジレート〕、
テトラジホン〔4−クロロフェニル 2,4,5−トリ
クロロフェニルスルホン〕、キノメチオネート〔S,S
−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカル
ボネート〕、プロパルゲイト〔2−(4−tert−ブチル
フェノキシ)シクロヘキシル プロプ−2−イル スル
ファイト〕、フェンブタティン オキシド〔ビス〔トリ
ス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン〕オキ
シド〕、ヘキシチアゾクス〔(4RS、5RS)−5−
(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メ
チル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボ
キサミド〕、クロフェンテジン〔3,6−ビス(2−ク
ロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン、ピリダ
ベン〔2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベン
ジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オ
ン〕、フェンピロキシメート〔tert−ブチル(E)−4
−〔(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−
4−イル)メチレンアミノオキシメチル〕ベンゾエー
ト〕、テブフェンピラド〔N−4−tert−ブチルベンジ
ル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラ
ゾールカルボキサミド〕、ポリナクチンコンプレックス
〔テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン〕、ミル
ベメクチン、アベルメクチン、イバーメクチン、アザジ
ラクチン〔AZAD〕、ピリミジフェン〔5−クロロ−
N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジ
メチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピリミジン−
4−アミン等があげられる。
【0009】本発明化合物を農業用殺虫剤として用いる
場合、その施用量は10アールあたり、通常、0.1g〜
100gであり、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で
希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常、0.1ppm〜
500ppm であり、粒剤、粉剤等は何ら希釈することな
く製剤のままで施用する。また、防疫用殺虫剤として用
いる場合には、乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通
常、水で0.1ppm〜500ppm に希釈して施用し、油剤、
エアゾール、煙霧剤、毒餌等についてはそのまま施用す
る。これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種
類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被害
程度等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわるこ
となく増加させたり、減少させたりすることができる。
【0010】以下、本発明を製造例、製剤例および試験
例でさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。まず、本発明化合物の製造例を示
す。 製造例1 4−クロロ−4’−トリフルオロメチルスルホニルオキ
シベンゾフェノン−N’−アセチルヒドラゾン0.5gの
N,N−ジメチルホルムアミド(4ml) 溶液を室温下撹
拌しながら、これに水素化ナトリウム60% (W/W)を含
む水素化ナトリウムのオイル混合物0.1gを一度に加え
た。室温下15分間撹拌して、水素ガスの発生が無くな
った後、塩化アセチル1mlを一度に加えた。更に室温下
10分間撹拌した後、反応混合物を氷水中に注加した。
水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせて、水、希
塩酸および飽和重曹水で順次洗浄した後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し、目的とする4−ク
ロロ−4’−トリフルオロメチルスルホニルオキシベン
ゾフェノン−N’,N’−ジアセチルヒドラゾン(化合
物1)0.4gを得た。 nD 24.8 1.5432 製造例2 4−クロロ−4’−トリフルオロメチルスルホニルオキ
シベンゾフェノンヒドラゾン0.5gのピリジン(4ml)
溶液を室温下撹拌しながら、これに塩化メトキシアセチ
ル1.5mlを一度に加えた。室温下3時間撹拌した後、反
応混合物を水中に注加した。水層を酢酸エチルで抽出
し、有機層を合わせて、水、希塩酸および飽和重曹水で
順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃
縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、目的とする4−クロロ−4’−トリフルオ
ロメチルスルホニルオキシベンゾフェノン−N’,N’
−ジ(メトキシアセチル)ヒドラゾン(化合物15)0.
2gを樹脂状物として得た。 H1 −NMR (TMS、CDCl3 ) δ(ppm) :7.0〜8.0(8H)、4.35 (2H,s)、4.
33 (2H,s)、3.31(3H,s)、3.28(3H,s)
【0011】本発明化合物の例を表1〜表8に示す。
(前記一般式 化2の各置換基を示す。)
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】
【表5】
【0016】
【表6】
【0017】
【表7】
【0018】
【表8】
【0019】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
わす。 製剤例1 乳剤 本発明化合物1〜121の各々10部をキシレン35部
およびジメチルホルムアミド35部に溶解し、ポリオキ
シエチレンスチリルフェニルエーテル14部ドデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合
して各々の10%乳剤を得る。 製剤例2 水和剤 本発明化合物1〜121の各々20部をラウリル硫酸ナ
トリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合
成含水酸化珪素微粉末20部および珪藻土54部を混合
した中に加え、ジュースミキサーで撹拌混合して各々の
20%水和剤を得る。 製剤例3 粒剤(固体原体の場合) 本発明化合物4、14の各々5部に合成含水酸化珪素微
粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5
部、ベントナイト30部およびクレー55部を加え充分
撹拌混合する。次いで、これらの混合物に適当量の水を
加え、さらに撹拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して各
々の5%粒剤を得る。 製剤例3’ 粒剤(液体原体の場合) 本発明化合物1〜3、5〜13、28、43、57、8
8の各々5部にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
5部、ベントナイト30部およびクレー60部を加え、
充分撹拌混合する。次いで、これらの混合物に適量の水
を加え、さらに撹拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して
各々の5%粒剤を得る。 製剤例4 粉剤 本発明化合物1〜121の各々1部を適当量のアセトン
に溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP
0.3部およびクレー93.7部を加え、ジュースミキサー
で撹拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%粉剤
を得る。 製剤例5 フロアブル剤(固体原体の場合) 本発明化合物4、14の各々20部とソルビタントリオ
レエート1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む
水溶液28.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕
(粒径3μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.
05部およびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部
を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコー
ル10部を加えて撹拌混合して各々の20%水中懸濁剤
を得る。 製剤例5’ フロアブル剤(液体原体の場合) 本発明化合物1〜3、5〜13、28、43、57、8
8の各々10部をポリビニルアルコール6部を含む水溶
液40部中に加え、ミキサーで撹拌し、分散剤を得る。
この中に、キサンタンガム0.05部およびアルミニウムマ
グネシウムシリケート0.1部を含む水溶液40部を加
え、さらに、プロピレングリコール10部を加えて緩や
かに撹拌混合して各々の10%水中乳濁剤を得る。 製剤例6 油剤 本発明化合物1〜121の各々0.1部をキシレン5部お
よびトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油8
9.9部に混合して各々の0.1%油剤を得る。 製剤例7 油性エアゾール 本発明化合物1〜121の各々0.1部、テトラメスリン
0.2部、d−フェノスリン0.1部、トリクロロエタン1
0部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、エアゾール
容器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ部
分を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を加圧充填し
て各々の油性エアゾールを得る。 製剤例8 水性エアゾール 本発明化合物1〜121の各々0.2部、d−アレスリン
0.2部、d−フェノスリン0.2部、キシレン5部、脱臭
灯油3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラスケ
ミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、純
水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取
り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)
40部を加圧充填して各々の水性エアゾールを得る。
【0020】次に、本発明化合物が殺虫剤の有効成分と
して有用であることを試験例により示す。なお、本発明
化合物は表1〜表8に記載の化合物番号で示し、比較対
照に用いた化合物は下記の化合物記号で示す。 化合物A:4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルス
ルフォニルオキシ)ベンゾフェノン−N’−アセチルヒ
ドラゾン(米国特許第4,344,893号特許明細書
に記載の一般式に含有される化合物) 化合物B:4−クロロ−4’−(トリフルオロメチルス
ルフォニルオキシ)ベンゾフェノン−N’−(エトキシ
カルボニル)ヒドラゾン(米国特許第4,344,89
3号特許明細書カラム20に記載の化合物83番) 試験例1 (ハスモンヨトウに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて供試化合物を乳剤にし、その水による
希釈液(500ppm)2mlを、直径11cmのポリエチレン
カップの中にあらかじめ調整しておいたハンモスヨトウ
用人工飼料13gに浸み込ませた。その中にハンモスヨ
トウ4令幼虫10頭を放ち、6日後にその生死を調査
し、死虫率を求めた。その結果、以下の化合物は死虫率
100%を示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、(6) 、(7) 、(8) 、
(9) 、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(28)、(4
3)、(57)、(88) なお、無処理区は死虫率0%であった。 試験例2 (コナガに対する殺卵、殺幼虫試験) 製剤例1に準じて供試化合物を乳剤にし、その水による
希釈液(50ppm)に、100〜150個のコナガの卵を
産卵させた播種後5〜6日の大根芽出し2本と未産卵の
大根芽出し2本の計4本を30秒間浸漬し、風乾した
後、これを直径5.5cmのポリエチレンカップに入れ、5
日後の孵化の有無および幼虫の生死を調査し、殺卵率お
よび殺幼虫率を求めた。判定基準は次のとおりである。 a:100%の殺卵または殺幼虫率 b:90%以上99%未満の殺卵または殺幼虫率 c:90%未満の殺卵または殺幼虫率 その結果、以下の化合物はaを示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(6) 、(8) 、(10)、(11)、(1
2)、(13)、(14)、(43)、(57)、(88) なお、無処理区はcを示した。 試験例3 (トビイロウンカ幼虫に対する殺虫試験) 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水によ
る希釈液(500ppm)に、イネ茎 (長さ約5cm) を1分
間浸漬した。風乾後、水1mlを含ませた直径5.5cmの濾
紙を敷いた、直径5.5cmのポリエチレンカップにイネ茎
を入れ、その中に、トビイロウンカ幼虫を約30頭放
ち、6日後にその生死を調査した。効果判定基準は a:生存虫が認められない。 b:生存虫が5頭以下認められる。 c: 〃 6頭以上認められる。 とした。その結果、以下の化合物はaを示した。 (4) 、(6) 、(7) 、(9) 、(12) なお、無処理区はcを示した。 試験例4 (サザンコーンルートワーム幼虫に対する殺
虫試験) 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷
き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水
による希釈液(50ppm)1mlを濾紙上に滴下した。この
濾紙上にサザンコーンルートワームの卵約30個を置
き、餌としてトウモロコシの芽出し1個を入れた。8日
後にフ化幼虫の生死を調査した。効果判定基準は a:死虫率100% b:死虫率99〜90% c:死虫率90%未満 とした。その結果、以下の化合物はaを示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(6) 、(7) 、(8) 、(9) 、(1
0)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(28)、(57) なお、無処理区はcを示した。
【0021】試験例5 (イエバエに対する殺虫試験) 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷
き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水
による希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙上に滴下し、餌
としてショ糖約30mgを均一に入れた。その中に、イエ
バエ雄成虫10頭を放ち、蓋をして1日後にその生死を
調査し、死虫率を求めた。その結果、以下の化合物は死
虫率80%以上を示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(7) 、(8) 、(11)、(12)、(13)、(1
5) なお、無処理は死虫率0%を示した。 試験例6 (チャバネゴキブリに対する殺虫試験) 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷
き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水
による希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙上に滴下し、餌
としてショ糖約30mgを均一に入れた。その中に、チャ
バネゴキブリ雄成虫10頭を放ち、蓋をして6日後にそ
の生死を調査し、死虫率を求めた。その結果、以下の化
合物は死虫率100%を示した。 (1) 、(2) 、(4) 、(5) 、(6) 、(7) 、(9) 、(10)、(1
1)、(12)、(13)、(14)、(15)、(43)、(57)、(88) 尚、無処理区は死虫率0%を示した。 試験例7 (アカイエカに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて供試化合物を乳剤にし、それを水で希
釈し、その液0.7mlを100mlのイオン交換水に加えた
(有効成分濃度3.5ppm)。その中にアカイエカ終令幼虫
20頭を放ち、1日後の死虫率を調査した。効果判定基
準は a:死虫率90%以上 b:死虫率10%以上90%未満 c:死虫率10%未満 とした。その結果、以下の化合物はaを示した。 (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) 、(6) 、(7) 、(8) 、
(9) 、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(28)、(5
7)、(88) 試験例8 (ワタアブラムシに対する殺虫試験) ポリエチレンカップ植えのワタ(初生葉展開期)にワタ
アブラムシ幼虫約20頭を寄生させ、これに製剤例1に
準じて乳剤にした供試化合物の水希釈液 (有効成分濃度
50ppm)を1ポットあたり30ml散布した。処理7日後
に生存虫数を数え、無処理の生存虫数との比較により防
除価を求めた。その結果、化合物(1) は防除価98.7%を
示した。化合物Aは防除価57.3%を示した。
【0022】試験例9 マウス経口急性毒性試験 供試化合物の各々をコーンオイルで所定濃度に希釈し、
ICR系6週令雄マウス(体重24〜31g)を約20
時間絶食後、1頭につき、体重10gあたり希釈液0.1
mlずつを強制的に胃内に投与した。投与4時間後から餌
と水とを与えて、ケージ内で飼育した。投与7日後にそ
の生死を調査し、死亡率を求めた(1群5頭)。結果を
表9に示す。
【表9】
【0023】
【発明の効果】本発明化合物は優れた殺虫効力を示し、
哺乳動物に対する急性毒性も比較的低い。
フロントページの続き (72)発明者 岸田 博 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 茂 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は同一または相異なり、水素原
    子、炭素数1〜2のアルキル基、炭素数1〜2のアルコ
    キシ基、メトキシメチル基またはシアノメチル基を表
    す。但し、R1 とR2 は同時に水素原子ではない。R3
    はトリフルオロメチル基またはメチル基を表し、Xはハ
    ロゲン原子を表す。〕で表わされるヒドラゾン化合物。
  2. 【請求項2】R3 がトリフルオロメチル基である請求項
    1記載のヒドラゾン化合物。
  3. 【請求項3】Xが塩素原子である請求項2記載のヒドラ
    ゾン化合物。
  4. 【請求項4】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルフォニルオキシ)ベンゾフェノン−N’,N’−ジ
    アセチルヒドラゾン。
  5. 【請求項5】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルフォニルオキシ)ベンゾフェノン−N’,N’−ジ
    (エトキシカルボニル)ヒドラゾン。
  6. 【請求項6】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルフォニルオキシ)ベンゾフェノン−N’,N’−ジ
    (メトキシアセチル)ヒドラゾン。
  7. 【請求項7】4−クロロ−4’−(トリフルオロメチル
    スルフォニルオキシ)ベンゾフェノン−N’,N’−ジ
    (シアノメチル)ヒドラゾン。
  8. 【請求項8】請求項1記載のヒドラゾン化合物を有効成
    分として含有することを特徴とする殺虫剤。
JP21481894A 1993-10-06 1994-09-08 ヒドラゾン化合物およびそれを有効成分とする殺虫剤 Pending JPH07149708A (ja)

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