JPH0715093B2 - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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- JPH0715093B2 JPH0715093B2 JP27922985A JP27922985A JPH0715093B2 JP H0715093 B2 JPH0715093 B2 JP H0715093B2 JP 27922985 A JP27922985 A JP 27922985A JP 27922985 A JP27922985 A JP 27922985A JP H0715093 B2 JPH0715093 B2 JP H0715093B2
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- JP
- Japan
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- group
- adhesive composition
- polymetallocarbosilane
- bonding
- polymer
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- Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリメタロカルボシランを含有する新規な接
着剤組成物に関する。さらに詳しくは、ポリメタロカル
ボシラン及びシリコン樹脂を含有する新規な接着剤組成
物に関する。
着剤組成物に関する。さらに詳しくは、ポリメタロカル
ボシラン及びシリコン樹脂を含有する新規な接着剤組成
物に関する。
(従来技術) 耐熱性あるいは化学的耐久性の要求される接合用途に
は、従来はボルト・リベツトなどの機械的接合が採用さ
れてきたが、最近の技術革新に伴ない多種多様な分野に
おいて接着剤による接合が実施され始め、これに応じて
各種の接着剤が上市されている。
は、従来はボルト・リベツトなどの機械的接合が採用さ
れてきたが、最近の技術革新に伴ない多種多様な分野に
おいて接着剤による接合が実施され始め、これに応じて
各種の接着剤が上市されている。
このうち、有機系の接着剤であるポリイミド系やポリベ
ンツイミダゾール系の耐熱温度は200〜400℃であり、こ
れより高温になると接着強度が低下し、耐久性も劣る。
ンツイミダゾール系の耐熱温度は200〜400℃であり、こ
れより高温になると接着強度が低下し、耐久性も劣る。
一方、無機化合物を結合剤とする無機系接着剤には数多
くの種類が知られている。
くの種類が知られている。
このうち、水和物の生成により硬化するタイプとして、
ポルトランドセメント、石こう等がある。しかし、これ
らの硬化物は再加熱により結晶水を失ない、結合力を失
うなど耐熱性が不十分であり、しかも耐水性、耐酸性に
劣る。
ポルトランドセメント、石こう等がある。しかし、これ
らの硬化物は再加熱により結晶水を失ない、結合力を失
うなど耐熱性が不十分であり、しかも耐水性、耐酸性に
劣る。
また水分の蒸発により硬化するタイプとして、水ガラス
などの水溶性ケイ酸塩を成分とするものは接着耐水性が
低く、アルカリステインが生成するなどの欠点を有す
る。
などの水溶性ケイ酸塩を成分とするものは接着耐水性が
低く、アルカリステインが生成するなどの欠点を有す
る。
もう一つのタイプとして溶融接着させる低融点ガラス、
ハンダがある。これらは当然の事ながら融点以上の温度
での接着性はなく、高耐熱温度を満足させるには高融点
組成物を用いねばならない。
ハンダがある。これらは当然の事ながら融点以上の温度
での接着性はなく、高耐熱温度を満足させるには高融点
組成物を用いねばならない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、空気中においても比較的低温下での接合がで
き、高温度雰囲気下における接着強度の低下が極めて少
なく、耐久性を有し、さらには耐水性に優れた接着剤組
成物の提供により、苛酷な雰囲気下での実用に耐えうる
金属部材及び非金属部材の接合を可能ならしめようとす
るものである。
き、高温度雰囲気下における接着強度の低下が極めて少
なく、耐久性を有し、さらには耐水性に優れた接着剤組
成物の提供により、苛酷な雰囲気下での実用に耐えうる
金属部材及び非金属部材の接合を可能ならしめようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ポリメタロカルボシラン及びシリコン樹脂を
混合させてなる接着剤組成物である。
混合させてなる接着剤組成物である。
なお、ここでシリコン樹脂とは、ポリオルガノシロキサ
ン、シリコンオイル、シリコンワニス及びシリコンゴム
からなる群から選ばれた少なくとも1種の重合体を意味
する。
ン、シリコンオイル、シリコンワニス及びシリコンゴム
からなる群から選ばれた少なくとも1種の重合体を意味
する。
本発明で用いるポリメタロカルボシランは、下記(A)
カルボシラン結合単位及び少なくとも1種の下記(B)
メタロキサン結合単位からなり、 (但し、R1及びR2は同一又は異なつてもよく相互に独立
に低級アルキル基、フエニール基又は水素原子を表わ
す) (B):M−O (但し、MはTi、Zr、Mo及びCrからなる群から選ばれた
少なくとも1種の元素を示し、場合によつては前記各元
素の少なくとも1部分が側鎖基として低級アルコキシ基
又はフエノキシ基を少なくとも1個有する) 前記(A)及び(B)各結合単位が主鎖骨格中でランダ
ムに結合した重合体、及び/又は前記(A)の結合単位
のケイ素原子の少なくとも1部が前記(B)の結合単位
の前記各元素と酸素原子を介して結合し、これらによつ
て前記(A)の結合単位の連鎖によりえられるポリカル
ボシラン部分が前記(B)の結合単位によつて架橋され
た重合体であり、 前記(A)の結合単位の全数対前記(B)の結合単位の
全数の比率が1:1から10:1の範囲にあり数平均分子量が4
00〜50,000であることからなる有機金属重合体である。
カルボシラン結合単位及び少なくとも1種の下記(B)
メタロキサン結合単位からなり、 (但し、R1及びR2は同一又は異なつてもよく相互に独立
に低級アルキル基、フエニール基又は水素原子を表わ
す) (B):M−O (但し、MはTi、Zr、Mo及びCrからなる群から選ばれた
少なくとも1種の元素を示し、場合によつては前記各元
素の少なくとも1部分が側鎖基として低級アルコキシ基
又はフエノキシ基を少なくとも1個有する) 前記(A)及び(B)各結合単位が主鎖骨格中でランダ
ムに結合した重合体、及び/又は前記(A)の結合単位
のケイ素原子の少なくとも1部が前記(B)の結合単位
の前記各元素と酸素原子を介して結合し、これらによつ
て前記(A)の結合単位の連鎖によりえられるポリカル
ボシラン部分が前記(B)の結合単位によつて架橋され
た重合体であり、 前記(A)の結合単位の全数対前記(B)の結合単位の
全数の比率が1:1から10:1の範囲にあり数平均分子量が4
00〜50,000であることからなる有機金属重合体である。
このポリメタロカルボシランとシリコン樹脂とからなる
接着剤組成物を金属あるいは非金属被着体表面に塗布
し、被着体同士を貼り合せた後、酸化性あるいは非酸化
性雰囲気中で200〜2000℃の温度範囲で加熱を行うと、
金属、非金属の被着体は強固に接着され、しかも耐久性
に優れていることを見出し、本発明に到達した。
接着剤組成物を金属あるいは非金属被着体表面に塗布
し、被着体同士を貼り合せた後、酸化性あるいは非酸化
性雰囲気中で200〜2000℃の温度範囲で加熱を行うと、
金属、非金属の被着体は強固に接着され、しかも耐久性
に優れていることを見出し、本発明に到達した。
本発明で用いるポリメタロカルボシランは、空気雰囲気
下で1000℃で10時間以上熱処理しても加熱減量は僅かに
10〜15重量%に過ぎないため、焼付塗膜の重量減少によ
る収縮、ヒビ割れが起りにくい。したがつて形成された
接着層の加熱による寸法変化は少なく接着剤層は緻密で
ある。
下で1000℃で10時間以上熱処理しても加熱減量は僅かに
10〜15重量%に過ぎないため、焼付塗膜の重量減少によ
る収縮、ヒビ割れが起りにくい。したがつて形成された
接着層の加熱による寸法変化は少なく接着剤層は緻密で
ある。
また、ポリメタロカルボシランは金属を含有するため、
これを特に金属基材表面に塗布し加熱すると超微粒子の
金属化物あるいは金属酸化物が接着剤層と金属基材との
間に強固な結合を形成する。このため空気中で1000℃以
上に加熱しても接着強度の低下が少ない接着剤層が形成
される。おなじようにセラミツク、ガラス表面上におい
ても前記超微粒子がバインダーとして機能するから、被
着体と強固に結合した接着剤層を形成する。さらに、こ
のポリメタロカルボシランとシリコン樹脂とから成る接
着剤組成物は、ポリメタロカルボシラン単独から成る接
着剤よりも強固に被着材に密着し、さらに耐熱性を向上
させると共に可撓性が優れているという驚くべき効果を
有することを見出した。即ち、ポリメタロカルボシラン
単独から成る接着剤層は可撓性に欠け、T型ピールのよ
うに曲げを伴う剥離力には良好な接着性を示さない。ま
たポリメタロカルボシランは高温熱処理による加熱減量
が少ないとはいえ存在するため、体積収縮を生ずる。そ
こで、このポリメタロカルボシランの有する欠点を補
い、更に優れた接着剤組成物を得るため鋭意研究に努め
た結果、ポリメタロカルボシランにシリコン樹脂を併用
すると、可撓性、成膜性及び耐熱性に優れた接着剤組成
物が得られることを見出し、本発明な到達したものであ
る。
これを特に金属基材表面に塗布し加熱すると超微粒子の
金属化物あるいは金属酸化物が接着剤層と金属基材との
間に強固な結合を形成する。このため空気中で1000℃以
上に加熱しても接着強度の低下が少ない接着剤層が形成
される。おなじようにセラミツク、ガラス表面上におい
ても前記超微粒子がバインダーとして機能するから、被
着体と強固に結合した接着剤層を形成する。さらに、こ
のポリメタロカルボシランとシリコン樹脂とから成る接
着剤組成物は、ポリメタロカルボシラン単独から成る接
着剤よりも強固に被着材に密着し、さらに耐熱性を向上
させると共に可撓性が優れているという驚くべき効果を
有することを見出した。即ち、ポリメタロカルボシラン
単独から成る接着剤層は可撓性に欠け、T型ピールのよ
うに曲げを伴う剥離力には良好な接着性を示さない。ま
たポリメタロカルボシランは高温熱処理による加熱減量
が少ないとはいえ存在するため、体積収縮を生ずる。そ
こで、このポリメタロカルボシランの有する欠点を補
い、更に優れた接着剤組成物を得るため鋭意研究に努め
た結果、ポリメタロカルボシランにシリコン樹脂を併用
すると、可撓性、成膜性及び耐熱性に優れた接着剤組成
物が得られることを見出し、本発明な到達したものであ
る。
シリコン樹脂をポリメタロカルボシラン100重量部に対
し、10〜900重量部好ましくは50〜200重量部添加する。
し、10〜900重量部好ましくは50〜200重量部添加する。
シリコン樹脂の添加量が10部以下であると、得られる接
着剤層の可撓性が乏しくなり、一方、900部をこえると
ポリメタロカルボシランの優れた耐久性が発揮できず高
温加熱後の接着性が極端に低下する。
着剤層の可撓性が乏しくなり、一方、900部をこえると
ポリメタロカルボシランの優れた耐久性が発揮できず高
温加熱後の接着性が極端に低下する。
更に無機充填剤をポリメタロカルボシラン100重量部に
対して10〜500重量部加えてもよい。無機充填剤を添加
すると、接着剤層の高温時における軟化性を向上せしめ
る点で望ましいが、加え過ぎると機械的強度を減少せし
めるので好ましくない。
対して10〜500重量部加えてもよい。無機充填剤を添加
すると、接着剤層の高温時における軟化性を向上せしめ
る点で望ましいが、加え過ぎると機械的強度を減少せし
めるので好ましくない。
本発明で用いる無機充填剤は公知添加剤、ホウ素、マグ
ネシウム、アルミニウム、ケイ素、カルシウム、チタ
ン、バナジウム、クロム、マンガン、亜鉛、ジルコニウ
ム、モリブデン、カドミウム、スズ、アンチモン、バリ
ウム、タングステン、鉛、ビスマスの酸化物、それらの
炭化物、それらの窒化物、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛のホウ酸塩、リ
ン酸塩、ケイ酸塩などである。
ネシウム、アルミニウム、ケイ素、カルシウム、チタ
ン、バナジウム、クロム、マンガン、亜鉛、ジルコニウ
ム、モリブデン、カドミウム、スズ、アンチモン、バリ
ウム、タングステン、鉛、ビスマスの酸化物、それらの
炭化物、それらの窒化物、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛のホウ酸塩、リ
ン酸塩、ケイ酸塩などである。
これらは単独で使用しても良く、又混合して使用しても
良い。
良い。
ポリメタロカルボシラン、シリコン樹脂及び無機充填材
を混合、粉砕して粉末状の接着剤組成物を得る。あるい
はベンセン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤に溶解
又は分散させて液体状の接着剤組成物を得ても良い。
を混合、粉砕して粉末状の接着剤組成物を得る。あるい
はベンセン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤に溶解
又は分散させて液体状の接着剤組成物を得ても良い。
この接着剤組成物を予め清浄化した金属被着体あるいは
ガラス、セラミツク、耐火レンガ等の非金属被着体の片
面あるいは両面に、粉末状接着剤の場合は均一にふりか
け、液体状接着剤の場合はハケ、スプレイ、ローラ、浸
清等の方法で塗布し、被着面同士を貼り合わせ、必要に
応じて外側から圧力をかけながら加熱を行なう。
ガラス、セラミツク、耐火レンガ等の非金属被着体の片
面あるいは両面に、粉末状接着剤の場合は均一にふりか
け、液体状接着剤の場合はハケ、スプレイ、ローラ、浸
清等の方法で塗布し、被着面同士を貼り合わせ、必要に
応じて外側から圧力をかけながら加熱を行なう。
加熱温度は、200℃以上が好ましいが、塗装後非塗装物
が200℃以上の使用環境に置かれる場合には特に加熱工
程を設けなくとも良い。加熱温度が200℃以下では接着
剤層の乾燥、硬化が不十分であり十分な接着強度が得ら
れない。
が200℃以上の使用環境に置かれる場合には特に加熱工
程を設けなくとも良い。加熱温度が200℃以下では接着
剤層の乾燥、硬化が不十分であり十分な接着強度が得ら
れない。
この加熱により接着剤層は完全に硬化して被着体に強固
に密着する。接着剤層の乾燥、硬化後の厚さは、一般に
0.1〜100μ、最も好ましくは1〜10μであればよく、必
要に応じ適宜選択できる。
に密着する。接着剤層の乾燥、硬化後の厚さは、一般に
0.1〜100μ、最も好ましくは1〜10μであればよく、必
要に応じ適宜選択できる。
以下、実施例により、更に具体的に説明する。なお、実
施例において、%及び部は特に断わりのない限り重量%
及び重量部を示す。
施例において、%及び部は特に断わりのない限り重量%
及び重量部を示す。
(参考例1) 5の三口フラスコに無水キシレン2.5とナトリウム4
00gとを入れ、窒素ガス気流下でキシレンの沸点まで加
熱し、ジメチルジクロロシラン1を1時間で滴下し
た。滴下終了後、10時間加熱還流し沈殿物を生成させ
た。この沈殿を過し、まずメタノールで洗浄した後、
水で洗浄して、白色粉末のポリジメチルシラン420gを得
た。
00gとを入れ、窒素ガス気流下でキシレンの沸点まで加
熱し、ジメチルジクロロシラン1を1時間で滴下し
た。滴下終了後、10時間加熱還流し沈殿物を生成させ
た。この沈殿を過し、まずメタノールで洗浄した後、
水で洗浄して、白色粉末のポリジメチルシラン420gを得
た。
上記のポリジメチルシラン400gを、ガス導入管、撹拌
機、冷却器および留出管を備えた3の三つのフラスコ
に仕込み、撹拌しながら窒素気流下(50ml/min)で420
℃で加熱処理することによつて留出容器に350gの無色透
明な少し粘性のある液体を得た。この液体の数平均分子
量は蒸気圧浸透法(VPO法)により測定したところ470で
あつた。
機、冷却器および留出管を備えた3の三つのフラスコ
に仕込み、撹拌しながら窒素気流下(50ml/min)で420
℃で加熱処理することによつて留出容器に350gの無色透
明な少し粘性のある液体を得た。この液体の数平均分子
量は蒸気圧浸透法(VPO法)により測定したところ470で
あつた。
またこの物質の遠赤外吸収の測定により主としてSi−
CH2結合単位およびSi−Si結合単位からなり、ケ
イ素の側鎖に水素原子及びメチル基を有する有機ケイ素
ポリマーであることを確認した。
CH2結合単位およびSi−Si結合単位からなり、ケ
イ素の側鎖に水素原子及びメチル基を有する有機ケイ素
ポリマーであることを確認した。
(参考例2) 次にこの有機ケイ素ポリマー40gとチタンテトライソプ
ロポキシド20gとを秤取し、この混合物にキシレン400ml
を加えて均一相からなる混合溶液とし、窒素ガス雰囲気
下で、130℃で1時間撹拌しながら還流反応を行なつ
た。還流反応終了後、さらに温度を上昇させて溶媒のキ
シレンを留出させたのち、300℃で10時間重合を行ない
シリコンとチタンを含有する有機金属架橋重合体を得
た。この重合体の数平均分子量はVPO法により測定した
ところ1165であつた。ゲルバーミエーシヨンクロマトグ
ラフ、赤外吸収スペクトルからここで得られたポリマー
は、有機ケイ素ポリマー中のSi−H結合が一部消失し、
この部分のケイ素原子が、チタンテトライソプロポキシ
ドのチタン原子と酸素原子を介して結合し、これによつ
て一部は有機ケイ素ポリマーの側鎖に−O−Ti(OC
3H7)3基を有し、また一部は有機ケイ素ポリマーがT
i−O結合で架橋したポリチタノカルボシランであ
り、このポリマー中のSi−H結合部分での反応率および
/又は架橋率は、44.5%である。このポリマーの有機ケ
イ素ポリマー部分のSi−CH2結合単位Si−Si結
合単位の全数対−O−Ti(OC4H9)3および−Ti−O−
結合単位の全数の比率は約6:1であることを確認した。
ロポキシド20gとを秤取し、この混合物にキシレン400ml
を加えて均一相からなる混合溶液とし、窒素ガス雰囲気
下で、130℃で1時間撹拌しながら還流反応を行なつ
た。還流反応終了後、さらに温度を上昇させて溶媒のキ
シレンを留出させたのち、300℃で10時間重合を行ない
シリコンとチタンを含有する有機金属架橋重合体を得
た。この重合体の数平均分子量はVPO法により測定した
ところ1165であつた。ゲルバーミエーシヨンクロマトグ
ラフ、赤外吸収スペクトルからここで得られたポリマー
は、有機ケイ素ポリマー中のSi−H結合が一部消失し、
この部分のケイ素原子が、チタンテトライソプロポキシ
ドのチタン原子と酸素原子を介して結合し、これによつ
て一部は有機ケイ素ポリマーの側鎖に−O−Ti(OC
3H7)3基を有し、また一部は有機ケイ素ポリマーがT
i−O結合で架橋したポリチタノカルボシランであ
り、このポリマー中のSi−H結合部分での反応率および
/又は架橋率は、44.5%である。このポリマーの有機ケ
イ素ポリマー部分のSi−CH2結合単位Si−Si結
合単位の全数対−O−Ti(OC4H9)3および−Ti−O−
結合単位の全数の比率は約6:1であることを確認した。
(参考例3) 参考例2における出発物質の1つであるチタンテトライ
ソプロボキシドの代わりに、ジルコニウムテトライソプ
ロポキシドを用いてポリジルコノカルボシランを得た。
反応条件、操作法は参考例2と実質的に同一である。
ソプロボキシドの代わりに、ジルコニウムテトライソプ
ロポキシドを用いてポリジルコノカルボシランを得た。
反応条件、操作法は参考例2と実質的に同一である。
〔実施例1〕 参考例2で得たポリチタノカルボシラン100部及びメチ
ルフエニルシリコンワニスの50%キシレン溶液(東芝シ
リコン社勢TSR−116)200部を混合してスラリー状組成
物を得た。この組成物をサンドブラスト処理後アセトン
脱脂した50×50(mm)SUS304鋼板に約5ミクロン厚みで
塗布し、同一処理したもう一枚の鋼板を重ねて固定した
まま、200℃空気オーブン中に1時間放置して乾燥、硬
化させた。
ルフエニルシリコンワニスの50%キシレン溶液(東芝シ
リコン社勢TSR−116)200部を混合してスラリー状組成
物を得た。この組成物をサンドブラスト処理後アセトン
脱脂した50×50(mm)SUS304鋼板に約5ミクロン厚みで
塗布し、同一処理したもう一枚の鋼板を重ねて固定した
まま、200℃空気オーブン中に1時間放置して乾燥、硬
化させた。
次いで接着サンプルを下表に示す各条件で空気オーブン
中で加熱し、炉内放冷後、接着強度を引張張剪断応力に
よつて評価した。測定は室温で引張速度5mm1分の条件下
で行つた。測定結果を表−1に示す。
中で加熱し、炉内放冷後、接着強度を引張張剪断応力に
よつて評価した。測定は室温で引張速度5mm1分の条件下
で行つた。測定結果を表−1に示す。
ここで、例えば(B)は(A)の加熱条件終了後、200
℃から350℃まで10℃/分で更に加熱処理を施したこと
を示す。以下(C)から(F)はこれに準ずる。
℃から350℃まで10℃/分で更に加熱処理を施したこと
を示す。以下(C)から(F)はこれに準ずる。
<Q2>、<Q3> 〔実施例2〕 参考例3で得たポリジルコノカルボシラン80%、キシレ
ン溶液60部及びジメチルシリコンオイル(東芝シリコン
社製TSF431)20部を混合してペースト状接着剤とした。
2枚の市販炭化ケイ素板(密度3.0g/cm3)のそれぞれ片
面に上記ペーストを塗布後重ね合せた。200℃の空気オ
ーブン中に1時間放置して乾燥、硬化させた結果、引張
剪断強度200kg/cm2の接着が達成された。この接着片を8
00℃空気オーブン中に1時間放置後、炉内放冷した。冷
却後の引張剪断強度は50kg/cm2であり、上記ペースト状
接着剤は耐熱性に優れていることが判明した。
ン溶液60部及びジメチルシリコンオイル(東芝シリコン
社製TSF431)20部を混合してペースト状接着剤とした。
2枚の市販炭化ケイ素板(密度3.0g/cm3)のそれぞれ片
面に上記ペーストを塗布後重ね合せた。200℃の空気オ
ーブン中に1時間放置して乾燥、硬化させた結果、引張
剪断強度200kg/cm2の接着が達成された。この接着片を8
00℃空気オーブン中に1時間放置後、炉内放冷した。冷
却後の引張剪断強度は50kg/cm2であり、上記ペースト状
接着剤は耐熱性に優れていることが判明した。
〔比較例1〕 ポリチタノカルボシラン80%キシレン溶液を実施例1と
同一の方法で200℃で乾燥硬化させたものの引張剪断強
度は10kg/cm2であり、この低接着性は接着剤層の可撓性
の乏しさにあると思われた。
同一の方法で200℃で乾燥硬化させたものの引張剪断強
度は10kg/cm2であり、この低接着性は接着剤層の可撓性
の乏しさにあると思われた。
上記の説明から明らかなように、本発明の接着剤組成物
は、比較的低温下において接合ができ、高温度雰囲気下
における強度低下が少なく、苛酷な雰囲気下における金
属部材及び非金属部材の接合を可能ならしめるものであ
る。さらに本発明の接着剤組成物は絶縁性の大きい金属
酸化物を無機充填剤として使用したときには、耐熱絶縁
接着剤として優れている等、それぞれの用途に適した無
機充填剤を選択することにより各種の特性を有する接着
剤の提供を可能ならしめるものである。
は、比較的低温下において接合ができ、高温度雰囲気下
における強度低下が少なく、苛酷な雰囲気下における金
属部材及び非金属部材の接合を可能ならしめるものであ
る。さらに本発明の接着剤組成物は絶縁性の大きい金属
酸化物を無機充填剤として使用したときには、耐熱絶縁
接着剤として優れている等、それぞれの用途に適した無
機充填剤を選択することにより各種の特性を有する接着
剤の提供を可能ならしめるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】ポリメタロカルボシランと、ポリオルガノ
シロキサン、シリコンオイル、シリコンワニス及びシリ
コンゴムからなる群から選ばれた少なくとも1種の重合
体とを混合させてなる接着剤組成物にして、 該ポリメタロカルボシランが下記(A)カルボシラン結
合単位及び少なくとも1種の下記(B)メタロキサン結
合単位からなり、 (但し、R1及びR2は同一又は異なってもよく相互に独立
に低級アルキル基、フエニール基又は水素原子を表わ
す) (B):−(M−O (但し、MはTi、Zr、Mo及びCrからなる群から選ばれた
少なくとも1種の元素を示し、場合によっては前記各元
素の少なくとも1部分が側鎖基として低級アルコキシ基
又はフエノキシ基を少なくとも1個有する) 前記(A)及び(B)各結合単位が主鎖骨格中でランダ
ムに結合した重合体、及び/又は前記(A)の結合単位
のケイ素原子の少なくとも1部が前記(B)の結合単位
の前記各元素と酸素原子を介して結合し、これによって
前記(A)の結合単位の連鎖によりえられるポリカルボ
シラン部分が前記(B)の結合単位によって架橋された
重合体であり、 前記(A)の結合単位の全数対前記(B)の結合単位の
全数の比率が1:1から10:1の範囲にあり数平均分子量が4
00〜50,000であることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項2】前記ポリメタロカルボシラン100重量部に
対して前記ポリオルガノシロキサン、シリコンオイル、
シリコンワニス及びシリコンゴムからなる群から選ばれ
た少なくとも1種の重合体が10〜900重量部であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の接着剤組成
物。 - 【請求項3】前記接着剤組成物が、粉末状または溶剤に
溶解もしくは分散させてなる液体状である特許請求の範
囲第1項記載の接着剤組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27922985A JPH0715093B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 接着剤組成物 |
| US06/939,058 US4808659A (en) | 1985-12-13 | 1986-12-08 | Adhesive composition comprising organometallic polymer |
| EP86309676A EP0226460B1 (en) | 1985-12-13 | 1986-12-11 | Binding structures with an adhesive composition comprising organometallic polymer |
| DE8686309676T DE3680998D1 (de) | 1985-12-13 | 1986-12-11 | Verbund mit einer organometallisches polymer enthaltenden klebstoffzusammensetzung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27922985A JPH0715093B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62138574A JPS62138574A (ja) | 1987-06-22 |
| JPH0715093B2 true JPH0715093B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17608229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27922985A Expired - Lifetime JPH0715093B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715093B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06241913A (ja) * | 1993-02-16 | 1994-09-02 | Chubu Sukegawa Kogyo Kk | 熱電対温度センサ |
| EP1659162B1 (en) | 2003-08-28 | 2012-04-11 | Yushi-Seihin Co., Ltd. | Heat-resistant label applicable at high temperature |
| CN100393840C (zh) * | 2003-08-28 | 2008-06-11 | 油脂制品株式会社 | 可以高温粘贴的耐热标签 |
| WO2005023953A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-17 | Yushi-Seihin Co., Ltd. | 高温貼り付け可能な耐熱ラベル |
| WO2007072694A1 (ja) * | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Ngk Insulators, Ltd. | マーキング用組成物及び情報表示方法 |
| WO2021009827A1 (ja) * | 2019-07-16 | 2021-01-21 | 川崎重工業株式会社 | 排煙脱硫装置 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP27922985A patent/JPH0715093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62138574A (ja) | 1987-06-22 |
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