JPH0715122B2 - Co―W被覆WC粉末およびその製造方法 - Google Patents

Co―W被覆WC粉末およびその製造方法

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JPH0715122B2
JPH0715122B2 JP61031875A JP3187586A JPH0715122B2 JP H0715122 B2 JPH0715122 B2 JP H0715122B2 JP 61031875 A JP61031875 A JP 61031875A JP 3187586 A JP3187586 A JP 3187586A JP H0715122 B2 JPH0715122 B2 JP H0715122B2
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tungstate
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明 中林
年治 林
素彦 吉住
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は粉末冶金に使用するに適するタングステンカー
バイド(WCと記す)粉末とその製法に関する。
〈従来技術とその問題点〉 超硬合金粉末、特にWCのそれは焼結合金用の材料として
広く使用されている。通常は、NiまたはCo粉末を結合剤
として混合して焼結を行なうが均一性に欠けるために、
WC粉末自身に無電解めっき法によってNiあるいはCoを被
覆することが試みられている。しかしこのような従来法
ではNiあるいはCoはWC粉末の表面にデンドライトとなっ
て析出し、薄層状(以下「層状」という)の均一な被覆
を形成しない。
従来は、還元剤として、次亜リン酸塩あるいは水素化ホ
ウ素化合物を用いた無電解めっき浴が使用されていた
が、このような還元剤では、皮膜中にPあるいはBがそ
れぞれ3〜15%あるいは0.1〜5%合金されるため製品
に好ましくない結果を与える。またWCは焼結に際しCを
遊離するため、これを捕捉するために少量のWを加える
ことも行われている。本発明はこれらの欠点を克服した
新規なWC粉末を提供する。
本発明者等は、コバルト無電解めっき液にタングステン
酸塩を加え、ヒドラジン化合物で還元することにより、
従来知られていない、優れた粉末冶金用WC粉末を得た。
〈発明の構成〉 本発明によればCo-W合金で薄層状に(即ち、デンドライ
トではなく、ほぼ均一な厚みの緻密な薄膜の層で)被覆
されたWC粉末が提供される。
本発明によれば、またCo-W合金で層状に被覆されたWC粉
末の製法であって、WC粒子を活性化処理し、タングステ
ン酸塩とヒドラジン化合物を含む無電解コバルトめっき
浴に浸漬することからなる方法が提供される。
本発明の方法に使用されるWC粉末の平均粒径は特定に限
定されないが、通常0.1〜50μmの範囲であり、好まし
くは0.5〜30μmの範囲である。
本発明によってWC粉末にCo-W被覆を施すには、WC粉末
に、まず、例えばSnCl2-PdCl2系の活性化溶液で処理さ
れて表面が活性化される。この活性化処理自身は既知で
あり残留するSn、Pd等の量はWCに対して0.1wt%以下で
あり、積極的意味を有しない。
次に、Co-W皮膜を無電解めっき法により被覆する。本発
明においては、無電解めっき浴の還元剤としてヒドラジ
ン及びその誘導体を用いる。ここで用いられるヒドラジ
ン化合物とは、ヒドラジン及び水加ヒドラジン、硝酸ヒ
ドラジン、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、マレイン
酸ヒドラジン、リン酸ヒドラジン、炭酸ヒドラジンの誘
導体等である。これらを還元剤として用いるため、Nが
約0.3wt%被覆合金中に入り込んで来るが積極的意味を
有しない。
また、本発明においてCoにWを合金させるために、タン
グステン酸塩をコバルトの無電解液に加える。これによ
り、WがCoに誘導されてCo-W合金としてWC粒子表面に析
出する。また使用できるコバルト塩は塩化コバルト、硫
酸コバルト、炭酸コバルト、酢酸コバルト等である。タ
ングステン酸塩は、タングステン酸アンモニウム、タン
グステン酸カリウム、タングステン酸カルシウム、タン
グステン酸マグネシウム、タングステン酸ナトリウム等
である。めっき浴のコバルト濃度は0.02mol/l〜0.4mol/
l好ましくは0.04mol/l〜0.15mol/lである。タングステ
ン濃度は合金させたいWの量によって決定されるが、通
常0.001mol/l〜0.6mol/l、好ましくは0.005mol/l〜0.2m
ol/lである。ただし実際にWC粉末上に析出するCo、Wの
量はめっき液中のCo、Wの濃度に比例するものではな
い。
本発明の方法によれば、Co-W合金が、WC粉末の表面に均
一に層状に析出し、デンドライトとなることなく、優れ
た被覆を形成する。
〈発明の具体的記載〉 本発明を実施例と比較例によって具体的に例示する。
実施例1 平均粒径5μmのWC 100gをSnCl2 10g/l、HCl 20ml/lを
含む液に2分間浸漬攪拌し、デカンテーションによって
分離し水洗した。次に、PdCl2 1g/l、HCl 2ml/lを含む
液に2分間浸漬攪拌し、デカンテーションを行い水洗し
た。
別に 塩化コバルト 0.1 mol/l タングステン酸ナトリウム 0.05mol/l クエン酸ナトリウム 0.4 mol/l 塩酸ヒドラジン 0.5 mol/l を含む無電解コバルトめっき浴のpHを水酸化ナトリウム
でpH11.0に調整した。クエン酸ナトリウムは、コバルト
を錯化する目的で添加されるものである。この浴1を
80℃に加温して前記WC粉末を浸漬攪拌し、反応が完全に
終了して浴の色が無色透明になるのを確認してから、デ
カンテーションによって分離し、水洗乾燥した。第1図
は、この粒子の2000倍の電子顕微鏡写真である。そこに
見られるように、粒子はデンドライトではなく層状に被
覆されている。
この粒子を硝酸に浸漬し、めっき皮膜を完全に溶解して
分析を行ったところ、WC粒子は、約0.3%のNを含む2
%W含有Co-W合金で被覆され、被覆量はWCに対して約6
%で、浴中のコバルトは完全に消費されていた。Pdおよ
びSnの含有量はそれぞれ43mgと6mgであった。
比較例 実施例1と同じ処理をタングステン酸ナトリウムを含ま
ないコバルトめっき浴について繰り返したところ、第2
図に示すような被覆粉末が得られた。そこに見られるよ
うに、コバルト被覆はデンドライトとなってWC粒子は完
全に被覆されていない。
実施例2〜8 実施例1と同様の条件でタングステン酸塩濃度を変えて
実施した。
本発明はWC粉末上にWを含むCoめっき液を用いてめっき
することにより、均一な層状被覆を与え、且つ遊離炭素
捕捉用のWを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明(実施例1)のCo-W被覆WC粉末の2000倍
の電子顕微鏡写真である。 第2図は従来技術(比較例)のCo被覆WC粉末の2000倍の
電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−150101(JP,A) 榛葉久吉,三谷裕康著「改訂増補 粉末 治金学」昭55−7−10,第12版発行(株) コロナ社,P.38 (社)粉末治金技術協会編「粉末治金技 術講座6 粉末や金応用製品(1)−超硬 合金と工具−」昭39−11−25発行,日刊工 業新聞社,P.58〜59

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無電解めっき法によりCo-W合金で薄層状に
    被覆されたWC粉末。
  2. 【請求項2】Co-W合金で薄層状に被覆されたWC粉末の製
    法であって、WC粉末を活性化処理し、タングステン酸塩
    とヒドラジン化合物とを含む無電解コバルトめっき浴に
    浸漬することからなる方法。
JP61031875A 1986-02-18 1986-02-18 Co―W被覆WC粉末およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0715122B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SE504244C2 (sv) * 1994-03-29 1996-12-16 Sandvik Ab Sätt att tillverka kompositmaterial av hårdämnen i en metallbindefas
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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(社)粉末治金技術協会編「粉末治金技術講座6粉末や金応用製品(1)−超硬合金と工具−」昭39−11−25発行,日刊工業新聞社,P.58〜59
榛葉久吉,三谷裕康著「改訂増補粉末治金学」昭55−7−10,第12版発行(株)コロナ社,P.38

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