JPH0715208B2 - 壁面に石膏ボードを取り付ける下地材 - Google Patents

壁面に石膏ボードを取り付ける下地材

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JPH0715208B2
JPH0715208B2 JP3268960A JP26896091A JPH0715208B2 JP H0715208 B2 JPH0715208 B2 JP H0715208B2 JP 3268960 A JP3268960 A JP 3268960A JP 26896091 A JP26896091 A JP 26896091A JP H0715208 B2 JPH0715208 B2 JP H0715208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物躯体である壁面
に、石膏ボードを取り付ける下地材に関する。
【0002】
【従来の技術】建物躯体の壁面に、石膏ボードを貼る工
法は、安価で壁面を美しく仕上げられることから、現
在、建物壁の構造に多用されている。この壁構造は、壁
体の表面にペースト状に練った接着剤を点状に付着し、
この接着剤を介して石膏ボードが接着されている。実際
の接着状態に於ては、壁体表面に粘度の高い接着剤を塊
状に付着し、この接着剤に石膏ボードを押し付け、石膏
ボードと壁体との間隔を調整して、壁体表面の凹凸にか
かわりなく、石膏ボード表面を完全な平面状に仕上げて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この工法
は、特定技術者のみが施工するにもかかわらず、石膏ボ
ードの表面を完全な平面状に仕上げることができない。
それは、反りのある石膏ボードを平面状に矯正して固定
できないことが理由である。石膏ボードが、現場に運搬
されて積層されると、反りができる。現場で、全く反ら
ない状態に保管することは、実際にはほとんど不可能で
ある。また、反りの状態は、積層状態によって変化す
る。
【0004】反りのある石膏ボードは、接着剤で反りを
修正して固定できない。接着剤は、石膏ボードを部分的
に押圧し、あるいは、引っ張る状態で固定できないから
である。
【0005】また、この状態で施工された壁構造は、接
着剤の硬化および乾燥に約2週間もかかって工期が短縮
できない。また、接着剤の水分が中心部分まで完全に乾
燥しない状態で表面にクロス等を貼ると、中心部分の水
分が表面移行してカビを発生する欠点がある。又、接着
剤を完全に乾燥させた後クロス等を貼っても、施工後に
於ては接着剤が経時的に吸湿し、気候および湿度によっ
て壁の表面にカビが発生し易い欠点があった。建物に発
生するカビは、小児端息に悪影響を与え、社会問題とな
っている。このことからも、生活空間を構成するカビ
は、皆無にすることが要求されている。
【0006】又、この構造の壁は、接着剤が未硬化の状
態で、ボードを壁面に押し付けて取付位置を微調整し、
壁面全体を完全な平面状に仕上げている。この為、ボー
ドの固定に極めて高度な技術を要し、専門の技術者が慎
重に作業する必要がある。一旦押し込んだボードは、再
び引き戻すことが出来ないことが施工を難しくする理由
である。
【0007】また、多量の接着剤を介してボードの多数
点が建物躯体に固定されているので、破損修理や模様変
え等における、ボードの交換は大変困難である。しかし
ながら、建築中および完成後使用中に於けるボードの損
傷は避けられない。損傷を受けたボードは、表面を叩き
割って小さく砕く。固く硬化した多数の接着剤は粉砕し
て除去する。この作業は周囲を汚すと共に、著しく多労
働である。
【0008】さらに、多量の接着剤を介してボードの多
数点を建物躯体に固定しているので、破損修理や模様変
え等における、ボードの交換が極めて大変である。にも
かかわらず、建築中および完成後使用中におけるボード
の損傷は避けられない。損傷を受けたボードは、表面を
叩き割って小さく砕く必要がある。固く硬化した多数の
接着剤を粉砕して除去している。この作業は周囲を汚す
と共に、著しく多労働である。
【0009】建物躯体の表面に躯体ロッドを固定し、こ
の躯体ロッドに直交して一定の間隔で板材ロッドを連結
し、板材ロッドにボードをネジ止する石膏ボードの下地
材は開発されている。この構造の下地材は、湿気による
弊害を解消できる。この構造の下地材は、施工単価を除
く殆どの点で、前述の接着剤使用構造より優れた特長を
備えている。ところが、実際に構築されている建物の壁
には下地材が殆ど使用されず、接着剤を使用した工法が
採用されている。如何に優れた特長があっても、施工単
価を安価に出来ない限り、特別の用途以外には採用でき
ない。
【0010】天井には、接着剤工法が使用出来ないの
で、躯体から吊り下げる下地材が使用されている。とこ
ろが、従来の下地材は、板材ロッドを躯体ロッドに固定
するのに技術を要し、また、躯体ロッドを水平に揃えて
固定するのに高度な技術が要求される。このため、従来
の工法は、1級あるいは2級の専門技術者のみが施工し
ているのが実状である。
【0011】この発明はこれ等の欠点を解決することを
目的に開発されたもので、この発明の重要な目的は、接
着剤工法の欠点を解消し、しかも、施工が簡単で、作業
能率が高いことから、施工単価を著しく低減できる壁面
に石膏ボードを取り付ける下地材を提供するにある。
【0012】又、この発明の他の重要な目的は、ボード
を、多量の接着剤を介して接着する構造でなく、接着剤
が原因でボード表面に発生するカビが極減でき、また、
接着剤の硬化待ち期間が不要で工期も短縮でき、更に、
ボードの固定に高度な技術を要しないので誰もが簡単か
つ容易に、しかも迅速に固定できる壁面に石膏ボードを
取り付ける下地材を提供するにある。
【0013】
【従来の課題を解決する為の手段】この発明の壁面に石
膏ボードを取り付ける下地材は、建物躯体1の壁面に所
定の間隔で水平に固定される躯体ロッド2と、この躯体
ロッド2に交差して連結されて石膏ボードが固定される
板材ロッド3と、この板材ロッド3を躯体ロッド2に連
結するクリップ4とを備える。石膏ボードKは、直接あ
るいは取付具を介して板材ロッド3に固定される。躯体
ロッド2は、建物躯体1に固定される固定片2Aと、ク
リップ4を連結するために上向きに折曲された連結片2
Cとを備える。板材ロッド3は、クリップ4を介して躯
体ロッド2に連結される被連結片3Aを片側または両側
に備える。さらに、クリップ4は、躯体ロッド2に連結
される板材ロッド3の間で躯体ロッド2の連結片2Cを
弾性的に挟着して、躯体ロッド2の連結片2Cに連結さ
れる脱着挟着部4Bと、躯体ロッド2に連結されて、板
材ロッド3の被連結片3Aを躯体ロッド2の連結片2C
に押圧して、板材ロッド3を躯体ロッド2に連結する押
圧部4Aとを備える。クリップ4が躯体ロッド2の連結
片2Cに上から下に挿入されて躯体ロッド2に連結さ
れ、このクリップ4が板材ロッド3を躯体ロッド2に連
結し、板材ロッ ド3に石膏ボードKが固定されるように
構成されいる。
【0014】
【作用】この発明の下地材は、次の工程で固定する。
図1に示すように、躯体ロッド2を所定の間隔で建物
躯体1の表面に固定する。躯体ロッド2は、直接に接
着、釘止、ネジ止、あるいは、これ等を併用して建物躯
体1に固定される。躯体ロッド2は石膏ボードKの境界
の位置を特定しない。いいかえれば、躯体ロッド2は、
石膏ボードKの固定位置に合わせて固定する必要がな
い。石膏ボードの境界位置は、板材ロッド3の固定位置
で特定される。
【0015】躯体ロッド2は、板材ロッド3を建物躯体
に取り付ける為のものであるから、板材ロッド3を固定
できればよい。躯体ロッド3の取り付け間隔が多少不揃
いであっても、これがほぼ平行に固定される限り、板材
ロッド3は定位置に固定できる。クリップ4が板材ロッ
ド3の間隔を調整するからである。躯体ロッド2の取り
付け位置にかかわらず、板材ロッド2を定位置に固定で
きるので、石膏ボードは決められた位置に正確に固定で
きる。この為、躯体ロッド3は極めて簡単に、しかも、
墨出しすることなく、能率良く建物躯体に固定できる特
長がある。
【0016】 図2に示すように、1列の板材ロッド
3を躯体ロッド2に連結する。板材ロッド3はクリップ
4を介して躯体ロッド2に連結する。クリップ4は、躯
体ロッド2に、板材ロッド3の被連結片3Aを押圧して
連結する。
【0017】 図3に示すように、板材ロッド3を躯
体ロッド2に並行に固定する。板材ロッド3を躯体ロッ
ド2に連結するには、クリップ4の脱着挟着部4Bを躯
体ロッド2の連結片2Cに挟着してクリップ4を躯体ロ
ッド2に固定し、クリップの押圧部4Aで板材ロッド3
の被連結片3Aを躯体ロッド2に押圧して固定する。
【0018】この場合、クリップ4の全長を板材ロッド
3の間隔に等しくしておくと、その端を板材ロッド3に
当てる状態として、板材ロッド3を正確に並行に固定で
きる。この構造のクリップ4は、板材ロッド3を躯体ロ
ッド2に連結することに加えて、板材ロッド3の間隔を
一定に調整するジグの作用も兼用するので、これでもっ
て板材ロッド3の間隔が調整される。板材ロッドは、表
面に張られる石膏ボードの寸法に合わせて一定の間隔で
固定する必要がある。これは、石膏ボードが、例えば、
両側の中央部分とか、予め決められた位置を板材ロッド
に固定することが理由である。即ち、石膏ボードは、両
側とその間を、例えば3〜6列に板材ロッドに固定する
ので、板材ロッドは、石膏ボードの幅を等分する間隔に
固定されなければならない。板材ロッドの固定位置がず
れると、石膏ボードは一定の位置を例えば釘止しても、
正確に板材ロッドに固定できない。
【0019】この欠点は、クリップの全長を板材ロッド
の間隔に等しくし、板材ロッドの寸法出しのジグに併用
することで解消できる。この構造のクリップは、板材ロ
ッドを正確に決められた位置に取り付けでき、板材ロッ
ドの取り付けが極めて簡単かつ容易にでき、しかも技術
を要することなく、誰もが迅速に出来る特長がある。
【0020】 板材ロッド3の表面に石膏ボードKを
固定する。石膏ボードKは、タッピングビスを介して直
接に板材ロッド3に固定され、あるいは、取付具を介し
て板材ロッド3に固定される。
【0021】この発明は石膏ボードKを板材ロッド3に
連結する構造を特定しない。図4は、石膏ボードKを板
材ロッド3に固定する具体例を示している。図4の石膏
ボードKは、タッピングビスを介して板材ロッド3に固
定されている。以上の状態で建物躯体1に固定されるこ
の発明の下地材は、従来の下地材構造および接着剤を使
用した構造とは比較にならないほど簡単かつ迅速に施工
できる特長がある。
【0022】
【好ましい実施例】以下、この発明の実施例を図面に基
づいて説明する。但し、以下に示す実施例は、この発明
の技術思想を具体化する為の下地材を例示するものであ
って、この発明の下地材は、構成部品の材質、形状、構
造、配置を下記の構造に特定するものでない。この発明
の下地材は、特許請求の範囲に記載の範囲に於て、種々
の変更が加えられる。
【0023】更に、この明細書は、特許請求の範囲が理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決する
為の手段の欄」および「作用効果の欄」に示される部材
に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材
を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0024】図4に示す石膏ボードKを建物躯体1に固
定する下地材は、建物躯体1に固定される躯体ロッド2
と、これに連結されて石膏ボードKが固定される板材ロ
ッド3と、板材ロッド3と躯体ロッド2とを連結するク
リップ4とを備えている。
【0025】躯体ロッド2と板材ロッド3とクリップ4
とは、金属または合成樹脂で製造されている。躯体ロッ
ド2は、横断面形状がコ字状で、建物躯体1である壁面
に固定される固定片2Aと、脚部2Bでもって固定片2
Aからクリップ4が挿入できる間隔だけ離されて設けら
れている連結片2Cとからなる。連結片2Cは、クリッ
プ4でもって、ここに板材ロッド3の被連結片3Aを挟
着する。連結片2Cは、板材ロッド3の被連結片3Aが
面接触状態で接触する。従って、連結片2Cは板状で、
固定片2Aの建物躯体1への固定面に対して、平行ない
しはほぼ平行に設けられている。
【0026】図4の躯体ロッド2は、建物躯体1に強固
に接着できるように、固定片2Aの接着部分に複数の貫
通孔5が穿設されている。貫通孔5は固定片2Aを建物
躯体1に接着する強度を向上する。固定片2Aの裏面に
塗布された接着剤が、貫通孔5を通って固定片2Aの表
面に出ることが、固定片2Aの接着強度を強くする理由
である。
【0027】建物躯体1に釘止あるいはネジ止される固
定片2Aは、予め止孔(図示せず)が穿設されている。
【0028】躯体ロッド2は、折曲強度を向上する為
に、縦に延長してリブを設けることができる。この発明
は、躯体ロッド2の形状を図4に示すコ字状に特定しな
い。躯体ロッド2は、例えば、図8と図9に示すよう
に、連結片2Cが脚部2Bを介して固定片2Aから多少
離された全ての形状が使用できる。
【0029】板材ロッド3は、クリップ4でもって被連
結片3Aを躯体ロッド2に押圧して連結される。図4の
板材ロッド3は、両側に被連結片3Aを有する。両側に
被連結片3Aを有する板材ロッド3は、クリップ4でも
って、両側が確実に躯体ロッド2に連結できる特長があ
る。被連結片3Aは、図示しないが、躯体ロッド2の片
側にのみ設けることもできる。
【0030】中央部分が高く折曲された図4の板材ロッ
ド3は、これにタッピングビスをねじ込んで石膏ボード
Kを固定するときに、ネジの先端が躯体ロッド2に当た
らない状態にできる。この為、タッピングビスのねじ込
み位置に制約を受けない。また、折曲された板材ロッド
3は、薄い金属板で曲げ強度を強くできる効果もある。
タッピングビスをねじ込んで石膏ボードKを固定する板
材ロッド3は、縦に並べて多数の切込6を設けることも
可能である。切込6は横に延長して設けられる。
【0031】この発明は板材ロッド3の形状を図4のも
のに特定しない。板材ロッド3には、一定幅の平板も使
用できる。また、図10と図11とに示すように、横断
面がエ字状、あるいは、被連結片3Aの付根部が互いに
接近される方向に折曲された形状も使用できる。
【0032】クリップ4は、それ自体を躯体ロッド2に
連結するための脱着挟着部4Bと、躯体ロッド2の連結
片2Cを板材ロッド3の被連結片3Aに押圧して、板材
ロッド3を躯体ロッド2に連結する押圧部4Aを端部に
備えている。クリップ4の脱着挟着部4Bは横断面がコ
字状に形成されている。この構造の脱着挟着部4Bは、
図4に示すように、躯体ロッド2の連結片2Cを挟んで
躯体ロッド2に脱着自在に連結される。躯体ロッド2に
連結されたクリップ4は、端部の押圧部4Aが板材ロッ
ド3の被連結片3Aの表面を躯体ロッド2の連結片2C
に押圧して、連結片2Cと被連結片3Aとを挟むように
して板材ロッド3を躯体ロッド2に連結する。
【0033】押圧部4Aには、被連結片3Aを押圧する
ために舌片4aを備えている。舌片4aは、折曲強度が
強いと、連結片2Cと被連結片3Aとを強固に連結でき
る。舌片4aの付根部に、図4に示すように補強リブ7
を設けることによって舌片4aの折曲強度を強くでき
る。補強リブ7は、板材ロッド3が金属板の場合、溝型
にプレスして設けられる。板材ロッド3が合成樹脂の成
型あるいは、金属の引き抜き成型品の場合、表面に突出
して設けられる。補強リブ7は、舌片4aの外側面に設
けることも、あるいは、内面に設けることもできる。
【0034】クリップ4は、好ましくは、両端を板材ロ
ッド3に当てて、板材ロッド3の取り付け間隔を調整す
る。このクリップ4は、全長を板材ロッド3の間隔に設
計する。図4のクリップ4は、舌片4aの先端が板材ロ
ッド3の垂直面に当たって、板材ロッド3の間隔を調整
している。この様に、舌片4aの先端を板材ロッド3に
当てて間隔調整するクリップ4は、舌片4aの先端を切
断することによって、簡単に板材ロッド3間隔が微調整
できる特長がある。
【0035】ただ、板材ロッド3の間隔を調整する為
に、クリップ4が板材ロッド3に当たる部位は、舌片4
aの先端に限定されない。舌片4aの付根部の切欠部分
を板材ロッド3の両側端縁に当てて、板材ロッド3間隔
を調整することも可能である。
【0036】図6に示すクリップ4は、両端に相対向し
て2枚の舌片4aを設けている。2枚の舌片4aは、一
方が連結片2Cの裏に押し込まれ、他方が被連結片3A
の表面を押圧して、板材ロッド3を躯体ロッド2に連結
する。
【0037】図7に示すクリップ4は、線材が折曲され
て製造されている。このクリップ4は、図5に示すクリ
ップ4と同様に、両端に舌片4aが突出し、中間は躯体
ロッド2の連結片2Cの裏面に押し込まれる脱着挟着部
4Bが設けられている。
【0038】クリップ4は、好ましくは両端に押圧部4
Aが設けられて、板材ロッド3の両側を躯体ロッド2に
連結する。ただ、図示しないが、クリップ4の一端に押
圧部4Aを設け、板材ロッド3の片側を躯体ロッド2に
連結することも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明の下地材は、クリップに脱着挟着
部を設けている。リップの脱着挟着部は、板材ロッドの
間にある躯体ロッドの連結片を挟着して、クリップを躯
体ロッドに連結する。躯体ロッドに連結されるクリップ
は、端部の押圧部で板材ロッドの被連結片を躯体ロッド
の連結片に押圧して連結する。この構造のクリップは、
脱着挟着部を躯体ロッドの連結片に挿入して、簡単かつ
容易に、しかも確実に板材ロッドを躯体ロッドに連結で
きる。とくに、本発明の下地材は、躯体ロッドを上方に
折曲して連結片とし、この連結片に上から下にクリップ
を挿入して、躯体ロッドにクリップを連結している。こ
の状態で連結されるクリップは、脱着挟着部で躯体ロッ
ドの連結片を弾性的に挟着することに加えて、上から下
に挿入して連結されるので、長期間にわたって位置ずれ
することなく、板材ロッドを躯体ロッドに確実に固定す
ることが可能である。とくに、クリップが躯体ロッドか
ら位置ずるすることがない。上方に折曲された連結片
に、上から下に脱着挟着部を挿入して連結片を挟着して
いるからである。さらにまた、本発明の壁面に石膏ボー
ドを取り付ける下地材は、従来の下地材構造および接着
剤を使用したものに比較して簡単かつ迅速に施工できる
特長がある。躯体ロッドを、取り付け位置を測ることな
く固定でき、しかも、クリップが、簡単かつ迅速に、板
材ロッドを躯体ロッドに連結できることがその理由であ
る。したがって、従来の接着剤工法や下地材工法のよう
に、石膏ボードの施工に熟練した専門の技術者を要する
ことなく、高度な技術の無い者であっても、能率よく、
短時間に広い面積の施工が実現できるという、この種の
下地材にとって極めて大切な特長を実現する。施工手間
を著しく削減でき、しかも、熟練者でなくとも施工で
き、さらに、全体の構造が簡単であることから施工単価
を著しく削減でき、単位面積当りのコストを、従来の下
地材工法は言うに及ばず、接着剤工法に匹敵するまで低
減する。また、この発明の下地材は、接着剤を使用しな
いので、接着剤使用が原因の欠陥を解消する。すなわ
ち、接着剤の吸湿によるカビの発生を防ぐことができ
る。カビは小児喘息の原因と言われているので、この発
明の下地材は、従来の欠点を解消して健康的な居住空間
が施工できる。接着硬化待時間が不要で工期が短縮で
き、さらに、高度な技術を有する専門技術者でなくと
も、美しく施工できるという優れた特長を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の下地材の施工状態を例示する平面
図
【図2】 この発明の下地材の施工状態を例示する平面
図
【図3】 この発明の下地材の施工状態を例示する平面
図
【図4】 この発明の下地材を例示する斜視図
【図5】 クリップを例示する斜視図
【図6】 クリップを例示する斜視図
【図7】 クリップを例示する斜視図
【図8】 他の形状の躯体ロッドを示す断面図
【図9】 他の形状の躯体ロッドを示す断面図
【図10】 他の形状の板材ロッドを示す断面図
【図11】 他の形状の板材ロッドを示す断面図
【符号の説明】
1……建物躯体 2……躯体ロッド 2A……固定片 2B……脚部 2C……連結片 3……板材ロ
ッド 3A……被連結片 4……クリップ 4A……押圧部 4a……舌片 4B……脱着挟着部 5……貫通孔 6……切込 7……補強リブ 8……クリップ 9……コ金具 10……挿入金具 K……石膏ボー
ド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体(1)の壁面に所定の間隔で
    水平に固定される躯体ロッド(2)と、この躯体ロッド
    (2)に交差して連結されて石膏ボードが固定される板
    材ロッド(3)と、この板材ロッド(3)を躯体ロッド
    (2)に連結するクリップ(4)とを備える下地材にお
    いて、 躯体ロッド(2)が、建物躯体(1)に固定され
    る固定片(2A)と、クリップ(4)を連結するために
    上向きに折曲された連結片(2C)とを備え、板材ロッ
    ド(3)が、クリップ(4)を介して躯体ロッド(2)
    に連結される被連結片(3A)を片側または両側に備
    え、さらに、クリップ(4)は、躯体ロッド(2)に連
    結される板材ロッド(3)の間で躯体ロッド(2)の連
    結片(2C)を弾性的に挟着して、躯体ロッド(2)の
    連結片(2C)に連結される脱着挟着部(4B)と、躯
    体ロッド(2)に連結されて、板材ロッド(3)の被連
    結片(3A)を躯体ロッド(2)の連結片(2C)に押
    圧して、板材ロッド(3)を躯体ロッド(2)に連結す
    る押圧部(4A)とを備え、クリップ(4)が躯体ロッ
    ド(2)の連結片(2C)に上から下に挿入されて躯体
    ロッド(2)に連結され、このクリップ(4)が板材ロ
    ッド(3)を躯体ロッド(2)に連結し、板材ロッド
    (3)に石膏ボード(K)が固定されるように構成され
    てなることを特徴とする壁面に石膏ボードを取り付ける
    下地材。
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