JPH0714536Y2 - 建築用板材を取り付ける下地材 - Google Patents
建築用板材を取り付ける下地材Info
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- JPH0714536Y2 JPH0714536Y2 JP4104689U JP4104689U JPH0714536Y2 JP H0714536 Y2 JPH0714536 Y2 JP H0714536Y2 JP 4104689 U JP4104689 U JP 4104689U JP 4104689 U JP4104689 U JP 4104689U JP H0714536 Y2 JPH0714536 Y2 JP H0714536Y2
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- Japan
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- field edge
- fixed
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Description
この考案は、壁や天井等の建物躯体に、石膏ボード等の
建築用板材Kを取り付ける下地材に関する。
建築用板材Kを取り付ける下地材に関する。
建物躯体の壁面に、石膏ボード等のボードを多量の接着
剤で貼る工法は、安価で壁面を美しく仕上げられること
から、現在、建物壁の構造に多用されている。この壁構
造は、壁体の表面にペースト状に練った接着剤を点状に
付着し、この接着剤を介して石膏ボードが接着されてい
る。実際の接着状態に於いては、壁体表面に粘度の高い
接着剤を塊状に付着し、この接着剤に石膏ボードを押し
付け、石膏ボードと壁体との間隔を調整して、壁体表面
の凹凸にかかわりなく、石膏ボード表面を平面状に仕上
げている。 ところが、この工法は、特定の熟練工のみが施行するに
もかかわらず、石膏ボードの表面を完全な平面状に仕上
げることができない。それは、反りのある石膏ボード
を、接着剤で平面状に矯正して固定できないことが理由
である。石膏ボードは、現場に運搬されて積層される
と、反りができる。石膏ボードを現場に置いて、全く反
らない状態で保管することは、実際にほとんど不可能で
ある。また、反りの状態は、積層状態によって著しく変
化する。石膏ボードの反りを修正して建物躯体に固定で
きないのは、接着剤が、石膏ボードを局部的に引っ張る
状態で固定できないことが理由である。 また、この状態で施工された壁構造は、接着剤の硬化お
よび乾燥に約2週間もかかる。接着の硬化、乾燥期間が
工期短縮を阻止している。また、接着剤の水分が、内部
まで完全に乾燥しない状態で、建築用板材の表面にクロ
ス等を貼ると、中心部分の水分が表面移行してカビを発
生する。又、接着剤を完全に乾燥させた後クロス等を貼
っても、接着剤が経時的に吸湿し、気候および湿度によ
って壁の表面にカビが発生し易い欠点がある。 建物に発生するカビは、小児喘息に影響を与え、社会問
題となっている。このことからも、生活空間に発生する
カビは、極力皆無にしなければならない。 又、この構造の壁は、接着剤が未硬化の状態で、ボード
を壁面に押し付けて取付位置を微調整し、壁面全体を平
面状に仕上げている。この為、ボードの固定に極めて高
度な技術を要し、専門の技術者が慎重に作業する必要が
ある。一旦押し込んだボードは、再び引き戻すことが出
来ないことが施工を難しくする理由である。 また、極めて多量の接着剤を介してボードの多数点が建
物躯体に固定されているので、破損修理や模様変え等に
おける、ボードの交換は大変困難である。しかしなが
ら、建築中および完成後使用中に於けるボードの損傷は
避けられない。損傷を受けたボードは、表面を叩き割っ
て小さく砕く。固く硬化した多数の接着剤は粉砕して除
去する。この作業は周囲を汚すと共に、著しく多労働で
ある。 建物躯体の表面に木製の野縁受を固定し、この野縁受に
直交して一定の間隔で野縁を連結し、野縁にボードを固
定する建築用板材の下地材は開発されている。この構造
の下地材は、湿気による弊害を解消できる。この構造の
下地材は、施工単価を除く殆どの点で、前述の接着剤使
用構造より優れた特長を備えている。 ところが、実際に構築されている建物の壁には、下地材
が殆んど使用されず、接着剤を使用した工法が採用され
ている。如何に優れた特長があっても、施工単価を安価
に出来ない限り、特別の用途以外には採用できない。
剤で貼る工法は、安価で壁面を美しく仕上げられること
から、現在、建物壁の構造に多用されている。この壁構
造は、壁体の表面にペースト状に練った接着剤を点状に
付着し、この接着剤を介して石膏ボードが接着されてい
る。実際の接着状態に於いては、壁体表面に粘度の高い
接着剤を塊状に付着し、この接着剤に石膏ボードを押し
付け、石膏ボードと壁体との間隔を調整して、壁体表面
の凹凸にかかわりなく、石膏ボード表面を平面状に仕上
げている。 ところが、この工法は、特定の熟練工のみが施行するに
もかかわらず、石膏ボードの表面を完全な平面状に仕上
げることができない。それは、反りのある石膏ボード
を、接着剤で平面状に矯正して固定できないことが理由
である。石膏ボードは、現場に運搬されて積層される
と、反りができる。石膏ボードを現場に置いて、全く反
らない状態で保管することは、実際にほとんど不可能で
ある。また、反りの状態は、積層状態によって著しく変
化する。石膏ボードの反りを修正して建物躯体に固定で
きないのは、接着剤が、石膏ボードを局部的に引っ張る
状態で固定できないことが理由である。 また、この状態で施工された壁構造は、接着剤の硬化お
よび乾燥に約2週間もかかる。接着の硬化、乾燥期間が
工期短縮を阻止している。また、接着剤の水分が、内部
まで完全に乾燥しない状態で、建築用板材の表面にクロ
ス等を貼ると、中心部分の水分が表面移行してカビを発
生する。又、接着剤を完全に乾燥させた後クロス等を貼
っても、接着剤が経時的に吸湿し、気候および湿度によ
って壁の表面にカビが発生し易い欠点がある。 建物に発生するカビは、小児喘息に影響を与え、社会問
題となっている。このことからも、生活空間に発生する
カビは、極力皆無にしなければならない。 又、この構造の壁は、接着剤が未硬化の状態で、ボード
を壁面に押し付けて取付位置を微調整し、壁面全体を平
面状に仕上げている。この為、ボードの固定に極めて高
度な技術を要し、専門の技術者が慎重に作業する必要が
ある。一旦押し込んだボードは、再び引き戻すことが出
来ないことが施工を難しくする理由である。 また、極めて多量の接着剤を介してボードの多数点が建
物躯体に固定されているので、破損修理や模様変え等に
おける、ボードの交換は大変困難である。しかしなが
ら、建築中および完成後使用中に於けるボードの損傷は
避けられない。損傷を受けたボードは、表面を叩き割っ
て小さく砕く。固く硬化した多数の接着剤は粉砕して除
去する。この作業は周囲を汚すと共に、著しく多労働で
ある。 建物躯体の表面に木製の野縁受を固定し、この野縁受に
直交して一定の間隔で野縁を連結し、野縁にボードを固
定する建築用板材の下地材は開発されている。この構造
の下地材は、湿気による弊害を解消できる。この構造の
下地材は、施工単価を除く殆どの点で、前述の接着剤使
用構造より優れた特長を備えている。 ところが、実際に構築されている建物の壁には、下地材
が殆んど使用されず、接着剤を使用した工法が採用され
ている。如何に優れた特長があっても、施工単価を安価
に出来ない限り、特別の用途以外には採用できない。
この考案はこれ等の欠点を解決することを目的に開発さ
れたもので、この考案の重要な目的は、接着剤工法の欠
点を解消し、しかも、施工が簡単で、作業能率が高いこ
とから、施工単価を著しく低減できる建築用板材の下地
材を提供するにある。 又、この考案の他の重要な目的は、ボードを、多量の接
着剤を介して接着する構造でなく、接着剤が原因でボー
ド表面に発生するカビを極減でき、また、接着剤の硬化
待ち期間が不要で工期の短縮でき、更に、ボードの固定
に高度な技術を要しないので誰もが簡単かつ容易に、し
かも迅速に固定できる建物の壁の構造を提供するにあ
る。
れたもので、この考案の重要な目的は、接着剤工法の欠
点を解消し、しかも、施工が簡単で、作業能率が高いこ
とから、施工単価を著しく低減できる建築用板材の下地
材を提供するにある。 又、この考案の他の重要な目的は、ボードを、多量の接
着剤を介して接着する構造でなく、接着剤が原因でボー
ド表面に発生するカビを極減でき、また、接着剤の硬化
待ち期間が不要で工期の短縮でき、更に、ボードの固定
に高度な技術を要しないので誰もが簡単かつ容易に、し
かも迅速に固定できる建物の壁の構造を提供するにあ
る。
この考案の建築用板材Kを取り付ける下地材は、壁面ま
たは天井等の建物躯体1に、所定の間隔で平行に固定さ
れる野縁受2と、この野縁受2に交差して連結され、か
つ、建築用板材Kが固定される野縁3と、野縁3の上下
両端を建物躯体1に固定する固定バー7と、野縁3を野
縁受2に連結するクリップ4とを備えている。 野縁3は、クリップ4でもって、簡単かつ確実に野縁受
2に連結されるように、両側に連結部3Aが設けられてい
る。連結部3Aの中間には、建築用板材Kを固定するため
に、所定幅の凸条3Bが設けられている。 クリップ4は、野縁3の連結部3Aを、野縁受2に押圧し
て固定する押圧部4Bを備えている。また、クリップ4
は、それ自体が簡単に野縁受2に挟着できるように、挟
着部4Aを備えている。 固定バー7には、野縁3を簡単かつ正確に固定できるよ
うに、野縁3の上下端の連結位置を示す位置目盛7Dが付
されている。また、固定バー7は、ここに簡単に野縁3
を連結できるように、野縁3の上下端を押入して挟着で
きる挟着溝7Aが設けられている。
たは天井等の建物躯体1に、所定の間隔で平行に固定さ
れる野縁受2と、この野縁受2に交差して連結され、か
つ、建築用板材Kが固定される野縁3と、野縁3の上下
両端を建物躯体1に固定する固定バー7と、野縁3を野
縁受2に連結するクリップ4とを備えている。 野縁3は、クリップ4でもって、簡単かつ確実に野縁受
2に連結されるように、両側に連結部3Aが設けられてい
る。連結部3Aの中間には、建築用板材Kを固定するため
に、所定幅の凸条3Bが設けられている。 クリップ4は、野縁3の連結部3Aを、野縁受2に押圧し
て固定する押圧部4Bを備えている。また、クリップ4
は、それ自体が簡単に野縁受2に挟着できるように、挟
着部4Aを備えている。 固定バー7には、野縁3を簡単かつ正確に固定できるよ
うに、野縁3の上下端の連結位置を示す位置目盛7Dが付
されている。また、固定バー7は、ここに簡単に野縁3
を連結できるように、野縁3の上下端を押入して挟着で
きる挟着溝7Aが設けられている。
この考案の下地材は、次の状態で施工される。 天井と床とに固定バーを固定する。固定バーは、壁と
平行に固定する。固定バーの固定位置は、野縁3の固定
位置を決定する。野縁3の固定位置は、建築用板材Kの
固定位置を決定する。固定バーを壁から離して固定する
ほど、野縁3と壁との間隔が広くなる。反対に、固定バ
ーを壁に接近して固定すると、野縁3と壁との隙間が狭
くなる。 固定バーの固定位置は、野縁3の位置が決められると決
定される。野縁受2を表面に接近させる場合、野縁受2
の背面が壁の表面に接触するように、固定バーの取付位
置を決定する。固定バーには、野縁3の固定位置を示す
位置目盛7Dが設けられている。 固定バーが野縁3を連結する状態を、第4図に示す。固
定バー7には、野縁3の端部が挿入されて連結される。
固定バー7は金属板等の弾性板でもって溝型に作られて
挟着溝7Aが設けられている。固定バーは、アンカーボル
ト等でもって床に固定される。固定バー7の挟着溝7Aの
幅は、ここに野縁3を挿入して嵌着できるように、野縁
3の厚さに調整されている。 壁に窓等が開口されている場合、図示しないが、固定バ
ーは、 イ.天井の下面−開口部の上面、 ロ.開口部下面の額縁−床、 との間に固定バーを固定する。 天井と開口部上縁に固定された固定バーに、野縁上下を
嵌入して固定し、また、開口部下面と床とに固定された
固定バーに、野縁の上下両端を嵌入して固定する。 建物躯体1に固定された固定バー7に、野縁3の両端
を挿入して連結する。このとき、野縁3の上下端を、固
定バー7の位置目盛7Dに合わせて連結する。野縁3は、
これに建築用板材Kが固定されるので、建築用板材Kの
幅に合わせて固定位置を調整する必要がある。 固定位置を位置目盛7Dに合わせて固定バー7に連結した
野縁3は、さらに、別の連結部材で強固に固定バー7に
連結することも可能である。また、野縁3と固定バー7
とを位置決めした後、ネジ止めすることも可能である。 第4図は、床に固定される固定バー7を示している。天
井に固定される固定バーは、床と同じ構造のものを上下
反転して使用する。 固定バー7に上下両端挿入して連結された野縁3の背
面に、クリップ4を介して野縁受2を連結する。野縁受
2は、野縁3の間から建物躯体1と野縁3との間に入れ
てクリップ4で連結する。野縁受2には建築用板材Kが
固定されない。従って、野縁受2は、正確に間隔調整し
て固定する必要がない。 野縁受2は、野縁3を強固に固定できる間隔、例えば、
50〜120cm間隔で野縁3の背面に連結される。このの状
態で、野縁受2は、クリップ4と野縁3と固定バー7と
を介して定位置に固定される。 野縁受2を壁に固定する。野縁受2を壁に固定するに
は、両者の隙間に少量の接着剤を充填して接着し、ある
いは、釘止あるいはネジ止等の方法を併用して固定す
る。野縁受2と壁との間に隙間がある場合、隙間にスペ
ーサーを入れて固定する。 その後、野縁3の表面に建築用板材Kを固定する。 この方法で固定される下地材は、野縁受2を簡単かつ容
易に、しかも正確に建物躯体1に固定できる特長があ
る。 以上の状態で建物躯体1に固定されるこの考案の下地材
は、従来の下地材構造および接着剤を使用した構造とは
比較にならないほど簡単かつ迅速に施工できる特長があ
る。 野縁3が、簡単かつ容易に、しかも建築用板材の外形に
合わせて正確な位置に固定でき、さらに、野縁3を奇麗
に平面状に揃えて固定できることが理由である。すなわ
ち、建築用板材を固定する野縁3は、先に建物躯体1に
固定されている固定バー7に両端に挿入するだけで簡単
に連結でき、しかも、固定バー7には、野縁3の連結位
置を示す位置目盛7Dが設けられているので、この位置目
盛7Dに合わせて野縁3を連結すると建築用板材Kを正確
な位置に固定できるからである。 また、野縁3を固定バー7で建物躯体1に固定し、さら
に、固定バー7と野縁3とで位置決めされる野縁受2を
建物躯体1に固定するので、簡単かつ容易に、全ての野
縁3を同一平面状に固定できる特長がある。正確に同一
平面に固定された野縁3に固定される建築用板材は、奇
麗に平面状に仕上げることができる。完全な平面状に固
定される建築用板材は、その後の施工工程を著しく簡素
化できる。 従来の接着工法では、建築用板材を完全な平面状に仕上
げることができない。従って、張られた建築用板材の表
面を平面に修正するのに著しく手間がかかる欠点があっ
た。平面を平滑に修正するために、建築用板材の境界部
分に多量のパテを塗り、その表面を平滑に削り取って平
面状に仕上げる必要があった。この工程は、多量のパテ
を使用し、また、著しく手間がかかり、さらに、高度な
技術が要求される工程であった。 この考案の下地材は、建築用板材の凹凸が非常に少ない
ので、パテによる修正が著しく低減される。従って、こ
の考案の下地材は、仕上げを奇麗にして総合的な施工コ
ストを低減し、さらに、施工期間を短縮できるという優
れた特長を実現する。 また、この考案の下地材が簡単に施工できるのは、クリ
ップ4で、簡単かつ迅速に、野縁3と野縁受2とを連結
できることも理由のひとつである。 したがって、この考案の下地材は、従来の接着剤工法や
下地材工法のように、建築用板材の施工に熟練した専門
の技術者を要することなく、高度な技術の無い者であっ
ても、能率よく、短時間に広い面積の施工が実現できる
という、この種の下地材にとって極めて大切な特長を実
現する。 施工手間を著しく削減でき、しかも、施工技術の修得が
簡単で短時間にできるため、高度な技術者でなくとも施
工でき、更に、全体の構造が簡単であることから施工単
価を著しく削減でき、単位面積当りのコストを、従来の
下地材工法は言うに及ばず、接着剤工法に匹敵するまで
低減する。 また、この考案の下地材は、接着剤を使用しないので、
接着剤使用が原因の欠陥を解消する。すなわち、接着剤
の吸湿によるカビの発生を防ぐことができる。カビは小
児喘息の原因と言われているので、この考案の下地材
は、従来の欠点を解消して健康的な居住空間が施工でき
る。 接着硬化待時間が不要で工期が短縮でき、更に、高度な
技術を有する専門技術者でなくとも、美しく施工できる
という優れた特長を実現する。
平行に固定する。固定バーの固定位置は、野縁3の固定
位置を決定する。野縁3の固定位置は、建築用板材Kの
固定位置を決定する。固定バーを壁から離して固定する
ほど、野縁3と壁との間隔が広くなる。反対に、固定バ
ーを壁に接近して固定すると、野縁3と壁との隙間が狭
くなる。 固定バーの固定位置は、野縁3の位置が決められると決
定される。野縁受2を表面に接近させる場合、野縁受2
の背面が壁の表面に接触するように、固定バーの取付位
置を決定する。固定バーには、野縁3の固定位置を示す
位置目盛7Dが設けられている。 固定バーが野縁3を連結する状態を、第4図に示す。固
定バー7には、野縁3の端部が挿入されて連結される。
固定バー7は金属板等の弾性板でもって溝型に作られて
挟着溝7Aが設けられている。固定バーは、アンカーボル
ト等でもって床に固定される。固定バー7の挟着溝7Aの
幅は、ここに野縁3を挿入して嵌着できるように、野縁
3の厚さに調整されている。 壁に窓等が開口されている場合、図示しないが、固定バ
ーは、 イ.天井の下面−開口部の上面、 ロ.開口部下面の額縁−床、 との間に固定バーを固定する。 天井と開口部上縁に固定された固定バーに、野縁上下を
嵌入して固定し、また、開口部下面と床とに固定された
固定バーに、野縁の上下両端を嵌入して固定する。 建物躯体1に固定された固定バー7に、野縁3の両端
を挿入して連結する。このとき、野縁3の上下端を、固
定バー7の位置目盛7Dに合わせて連結する。野縁3は、
これに建築用板材Kが固定されるので、建築用板材Kの
幅に合わせて固定位置を調整する必要がある。 固定位置を位置目盛7Dに合わせて固定バー7に連結した
野縁3は、さらに、別の連結部材で強固に固定バー7に
連結することも可能である。また、野縁3と固定バー7
とを位置決めした後、ネジ止めすることも可能である。 第4図は、床に固定される固定バー7を示している。天
井に固定される固定バーは、床と同じ構造のものを上下
反転して使用する。 固定バー7に上下両端挿入して連結された野縁3の背
面に、クリップ4を介して野縁受2を連結する。野縁受
2は、野縁3の間から建物躯体1と野縁3との間に入れ
てクリップ4で連結する。野縁受2には建築用板材Kが
固定されない。従って、野縁受2は、正確に間隔調整し
て固定する必要がない。 野縁受2は、野縁3を強固に固定できる間隔、例えば、
50〜120cm間隔で野縁3の背面に連結される。このの状
態で、野縁受2は、クリップ4と野縁3と固定バー7と
を介して定位置に固定される。 野縁受2を壁に固定する。野縁受2を壁に固定するに
は、両者の隙間に少量の接着剤を充填して接着し、ある
いは、釘止あるいはネジ止等の方法を併用して固定す
る。野縁受2と壁との間に隙間がある場合、隙間にスペ
ーサーを入れて固定する。 その後、野縁3の表面に建築用板材Kを固定する。 この方法で固定される下地材は、野縁受2を簡単かつ容
易に、しかも正確に建物躯体1に固定できる特長があ
る。 以上の状態で建物躯体1に固定されるこの考案の下地材
は、従来の下地材構造および接着剤を使用した構造とは
比較にならないほど簡単かつ迅速に施工できる特長があ
る。 野縁3が、簡単かつ容易に、しかも建築用板材の外形に
合わせて正確な位置に固定でき、さらに、野縁3を奇麗
に平面状に揃えて固定できることが理由である。すなわ
ち、建築用板材を固定する野縁3は、先に建物躯体1に
固定されている固定バー7に両端に挿入するだけで簡単
に連結でき、しかも、固定バー7には、野縁3の連結位
置を示す位置目盛7Dが設けられているので、この位置目
盛7Dに合わせて野縁3を連結すると建築用板材Kを正確
な位置に固定できるからである。 また、野縁3を固定バー7で建物躯体1に固定し、さら
に、固定バー7と野縁3とで位置決めされる野縁受2を
建物躯体1に固定するので、簡単かつ容易に、全ての野
縁3を同一平面状に固定できる特長がある。正確に同一
平面に固定された野縁3に固定される建築用板材は、奇
麗に平面状に仕上げることができる。完全な平面状に固
定される建築用板材は、その後の施工工程を著しく簡素
化できる。 従来の接着工法では、建築用板材を完全な平面状に仕上
げることができない。従って、張られた建築用板材の表
面を平面に修正するのに著しく手間がかかる欠点があっ
た。平面を平滑に修正するために、建築用板材の境界部
分に多量のパテを塗り、その表面を平滑に削り取って平
面状に仕上げる必要があった。この工程は、多量のパテ
を使用し、また、著しく手間がかかり、さらに、高度な
技術が要求される工程であった。 この考案の下地材は、建築用板材の凹凸が非常に少ない
ので、パテによる修正が著しく低減される。従って、こ
の考案の下地材は、仕上げを奇麗にして総合的な施工コ
ストを低減し、さらに、施工期間を短縮できるという優
れた特長を実現する。 また、この考案の下地材が簡単に施工できるのは、クリ
ップ4で、簡単かつ迅速に、野縁3と野縁受2とを連結
できることも理由のひとつである。 したがって、この考案の下地材は、従来の接着剤工法や
下地材工法のように、建築用板材の施工に熟練した専門
の技術者を要することなく、高度な技術の無い者であっ
ても、能率よく、短時間に広い面積の施工が実現できる
という、この種の下地材にとって極めて大切な特長を実
現する。 施工手間を著しく削減でき、しかも、施工技術の修得が
簡単で短時間にできるため、高度な技術者でなくとも施
工でき、更に、全体の構造が簡単であることから施工単
価を著しく削減でき、単位面積当りのコストを、従来の
下地材工法は言うに及ばず、接着剤工法に匹敵するまで
低減する。 また、この考案の下地材は、接着剤を使用しないので、
接着剤使用が原因の欠陥を解消する。すなわち、接着剤
の吸湿によるカビの発生を防ぐことができる。カビは小
児喘息の原因と言われているので、この考案の下地材
は、従来の欠点を解消して健康的な居住空間が施工でき
る。 接着硬化待時間が不要で工期が短縮でき、更に、高度な
技術を有する専門技術者でなくとも、美しく施工できる
という優れた特長を実現する。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思想を具体
化する為の下地材を例示するものであって、この考案の
下地材は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の
構造に特定するものでない。この考案の下地材は、実用
新案登録請求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が
加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し
易いように、実施例に示される部材に対応する番号を
「実用新案登録請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決
するための手段の欄」および「作用効果の欄」に示され
部材に付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に
示される部材を実施例の部材に特定するものでは決して
ない。 第5図に示す建築用板材Kを建物躯体1に固定する下地
材は、建物躯体1に固定される野縁受2と、これに連結
されて建築用板材Kが固定される野縁3と、野縁3と野
縁受2とを連結するクリップ4と、野縁3を建物躯体1
に連結する固定バー7とを備えている。 野縁受2と野縁3とクリップ4とは、金属または合成樹
脂で製造されている。 野縁受2は、中央に溝を有し、両側が下方にV字状に折
曲されている。野縁受2の溝底に位置する固定部2Aは、
建物躯体1である壁面に固定される。 野縁受2の固定部を建物躯体1に接着する場合、ここに
複数の貫通孔を穿設して強固に固定することができる。 野縁受2を、建物躯体1に釘止あるいはネジ止めする場
合、野縁受2の背面を貫通して、予め止孔(図示せず)
が穿設される。 野縁3は、クリップ4でもって野縁受2に連結される。
連結部3Aを有する。第4図の野縁3は、両側に連結部3A
を有する。両側に連結部3Aを有する野縁3は、クリップ
4でもって、両側が確実に野縁受2に連結できる。 野縁3は、中央部分が高く折曲されて、連結部3Aの中間
に幅広の凸条3Bが設けられている。凸条3Bは、ここにタ
ッピングビスをめじ込んで建築用板材Kを固定するとき
に、ネジの先端が野縁受2に当たらない状態とする。こ
の為、この野縁3は、タッピングビスのねじ込み位置に
制約を受けない。また、折曲された野縁3は、薄い金属
板で曲げ強度を強くできる効果もある。 タッピングビスをねじ込んで建築用板材Kを固定する野
縁3は、多数の切込6を設けることも可能である。切込
6は、第5図に示すように、横に延長して設けられたス
リット状のものを、縦に並べて設けるか、あるいは、図
示しないが、縦に延長するスリットを横に並べることも
可能である。 クリップ4の具体例を第5図(A)に示す。このクリッ
プ4は、両側が同じ方向に折曲されて横断面がコ字状に
作られている。折曲された両側には、挟着部4Aが設けら
れている。 挟着部4Aは、これでもって野縁受2の両側を挟着する。
したがって、ふたつの挟着部4Aの内側間隔は、野縁受2
の幅にほぼ等しく作られている。 挟着部4Aは弾性変形して野縁受2を挟着する。したがっ
て、クリップ4は全体が弾性変形できる材質、例えば、
金属板や硬質の合成樹脂で成形される。金属板には、通
常の金属板を使用して、挟着部4Aが野縁受2を挟着する
弾性を持たせることができる。したがって、クリップ4
は必ずしもバネ材で製造する必要はない。 挟着部4Aが弾性変形して、野縁受2を挟着する。いいか
えると、クリップ4を野縁受2に連結した状態において
は、挟着部4Aが弾性的に野縁受2を挟着する。従って、
クリップ4を野縁受2から外した状態においては、挟着
部4Aの内側間隔は、正確には、野縁受2の幅よりも多少
狭くなるように製造される。ただ、あまりにも挟着部4A
の内側間隔が野縁受2の幅よりも狭いと、簡単に野縁受
2に固定できない。したがって、挟着部4Aの内側間隔
は、狭くとも、野縁受2の幅よりも数mm狭くなる程度に
製造される。 第5図(A)に示すクリップ4の挟着部4Aは、より確実
に野縁受2に連結できるように、内側に突出して「く」
字状に折曲されている。この形状の挟着部4Aは、第5図
(C)に示すように、折曲部分の野縁受2の内側に突出
した状態となり、外れ難い状態で固定できる。 また、挟着部4Aは、第5図(A)に示すように、必らず
しも押圧部4Bの先端まで延長する必要はなく、第5図
(B)で示すように、短くすることも可能である。 クリップ4の先端には、野縁3を、野縁受2に押圧して
連結する押圧部4Bが設けられている。第5図(D)に示
すクリップ4は、野縁3の連結部を野縁受2に押圧して
いる。 第5図(A)に示すクリップ4の押圧部4Bは、野縁3を
確実に押圧状態で固定するために、押圧面の先端部分に
小突起4Cが設けられている。一方、野縁3の連結部3A
は、両側端縁に沿って凸条3Cが設けられている。金属板
を折曲して製造した野縁3は、両端縁を上に折り返し
て、端縁に凸条3Cを設けることができる。 この構造のクリップ4は、第5図(D)の矢印で示すよ
うに、押圧部4Bを、野縁3に向けてスライドさせると、
挟着部4Aの小突起4Cが連結部の凸条3Cを超える。この状
態で、押圧部4Bの小突起4Cは、野縁3の連結部3Aに引っ
かかる状態となり、クリップ4が抜け出るのが阻止され
る。 第6図は、第5図の斜線で示されている別形状のクリッ
プ4を示している。このクリップ4は、挟着部4Aの横断
面がV字状に形成され、端部に押圧部4Bが設けられてい
る。この形状のクリップ4は、第5図の鎖線で示すよう
に、挟着部4Aが野縁受2の裏面に押し込まれて挟着さ
れ、端部の押圧部4Bが野縁3の連結部3Aの表面を押圧し
て、野縁3と野縁受2とを挟んで連結する。 第6図(B)に示すクリップ4は、両端に相対向して2
枚の押圧部4Bが設けられている。2枚の押圧部4Bは、一
方が連結部3Aの裏に押し込まれ、他方が連結部3Aの表面
を押圧して、野縁3を野縁受2に連結する。 固定バー7は、第4図と第5図とに示すように、溝型に
折曲されて、野縁3の上下端を挟着できる挟着溝7Aが設
けられている。 これ等の図に示す固定バー7は、前壁7Bを低くしてい
る。前壁7Bを低くした固定バー7は、野縁3を簡単に挟
着溝に入れることができる。それは、固定バーを固定し
た後、野縁を傾斜させて上下両端を嵌着溝に嵌入するの
で、前壁の低い固定バーは、野縁の傾斜角を少なくし
て、両端を嵌着溝に嵌入できるからである。 背面壁7Cは、前壁7Bよりも高くして、上端縁を裏側にV
字状に折曲している。背面壁7Cの形状は、野縁受2上下
両側の折曲部分と同じ形状に折曲されている。この形状
の固定バー7は、野縁3と野縁受2とを連結するのと同
じクリップ4を使用して、背面壁7Bを野縁3に連結でき
る特長がある。 固定バー7は、野縁3の連結位置を表示する位置目盛7D
が設けられている。位置目盛7Dは、野縁3を連結する間
隔に合わせて設けられている。建築用板材Kには、通常
91cm幅のものが多用されている。従って、固定バー7に
設けられる位置目盛7Dの間隔は、好ましくは、30.3cmま
たは45.5cm間隔とされる。 第5図に示す固定バー7は、前壁7Bの前面に位置目盛7D
が刻印されている。 第5図(E)に示す固定バー7は、前壁7Bの内側に突起
が設けられ、この突起によって位置目盛7Dを設けてい
る。突起は、野縁3の横ずれを阻止する。ふたつの突起
を接近して設けるなら、この突起の間に野縁3を嵌入し
て、野縁3を両側にずれることなく固定して正確に固定
できる。この場合、突起の間隔は、野縁3の凸条3Bの幅
に調整される。 図示しないが、位置目盛は、背面壁に設けることもでき
る。 位置目盛には、野縁3の連結位置を表示できる全ての状
態が使用できる。 第5図は、壁に建築用板材Kを固定する下地材を示して
いる。同じ構造で、天井に建築用板材Kを固定すること
もできる。従って、この考案は下地材の用途を壁に特定
しない。 第7図は、下地材で天井板である建築用板材Kを固定す
る状態を示している。この下地材は、野縁を天井躯体に
固定する構造は、第5図と同じ構造が使用できる。野縁
には、横断面がエ字状のチャンネルが使用されている。
表面が化粧された天井板である建築用板材Kの表面に釘
頭等が出ないようにするためである。 野縁3は、第5図と同様の構造で野縁受2に連結され
る。野縁3の両端は、固定バー7を介して天井の下方に
固定される。この場合、固定バー7は、垂直の壁面に固
定される。固定バー7に野縁3を連結する構造は、第5
図と同じものが使用できる。 野縁3は、クランプ8を介して天井板が連結されてい
る。天井板の上面には、端縁に沿ってコ金具9が固定さ
れている。 コ金具9は、クランプ8を介して野縁3に連結されてい
る。クランプ8は、第6図(A)および(B)に示すク
リップ4と同じ形状のものを使用できる。 片側がコ金具9で野縁3に連結された天井板は、他端に
挿入金具10が固定されている。挿入金具10は、隣接天井
板のコ金具9に押し込まれて、野縁3に連結される。即
ち、挿入金具10は、コ金具9と天井板との間に押し込ま
れる。天井板は、一方の端縁がコ金具9で、他方の端縁
が挿入金具10を介して野縁3に連結されている。 この構造の天井板は、簡単に施工できることに加えて、
天井板の表面に釘やビスの頭が表出しないので、表面が
化粧された仕上板の取り付けに最適である。 第7図は建築用板材Kに天井板を使用している。これと
同一の構造の下地材を使用して、表面化粧仕上板である
壁板を固定することも可能である。
化する為の下地材を例示するものであって、この考案の
下地材は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の
構造に特定するものでない。この考案の下地材は、実用
新案登録請求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が
加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し
易いように、実施例に示される部材に対応する番号を
「実用新案登録請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決
するための手段の欄」および「作用効果の欄」に示され
部材に付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に
示される部材を実施例の部材に特定するものでは決して
ない。 第5図に示す建築用板材Kを建物躯体1に固定する下地
材は、建物躯体1に固定される野縁受2と、これに連結
されて建築用板材Kが固定される野縁3と、野縁3と野
縁受2とを連結するクリップ4と、野縁3を建物躯体1
に連結する固定バー7とを備えている。 野縁受2と野縁3とクリップ4とは、金属または合成樹
脂で製造されている。 野縁受2は、中央に溝を有し、両側が下方にV字状に折
曲されている。野縁受2の溝底に位置する固定部2Aは、
建物躯体1である壁面に固定される。 野縁受2の固定部を建物躯体1に接着する場合、ここに
複数の貫通孔を穿設して強固に固定することができる。 野縁受2を、建物躯体1に釘止あるいはネジ止めする場
合、野縁受2の背面を貫通して、予め止孔(図示せず)
が穿設される。 野縁3は、クリップ4でもって野縁受2に連結される。
連結部3Aを有する。第4図の野縁3は、両側に連結部3A
を有する。両側に連結部3Aを有する野縁3は、クリップ
4でもって、両側が確実に野縁受2に連結できる。 野縁3は、中央部分が高く折曲されて、連結部3Aの中間
に幅広の凸条3Bが設けられている。凸条3Bは、ここにタ
ッピングビスをめじ込んで建築用板材Kを固定するとき
に、ネジの先端が野縁受2に当たらない状態とする。こ
の為、この野縁3は、タッピングビスのねじ込み位置に
制約を受けない。また、折曲された野縁3は、薄い金属
板で曲げ強度を強くできる効果もある。 タッピングビスをねじ込んで建築用板材Kを固定する野
縁3は、多数の切込6を設けることも可能である。切込
6は、第5図に示すように、横に延長して設けられたス
リット状のものを、縦に並べて設けるか、あるいは、図
示しないが、縦に延長するスリットを横に並べることも
可能である。 クリップ4の具体例を第5図(A)に示す。このクリッ
プ4は、両側が同じ方向に折曲されて横断面がコ字状に
作られている。折曲された両側には、挟着部4Aが設けら
れている。 挟着部4Aは、これでもって野縁受2の両側を挟着する。
したがって、ふたつの挟着部4Aの内側間隔は、野縁受2
の幅にほぼ等しく作られている。 挟着部4Aは弾性変形して野縁受2を挟着する。したがっ
て、クリップ4は全体が弾性変形できる材質、例えば、
金属板や硬質の合成樹脂で成形される。金属板には、通
常の金属板を使用して、挟着部4Aが野縁受2を挟着する
弾性を持たせることができる。したがって、クリップ4
は必ずしもバネ材で製造する必要はない。 挟着部4Aが弾性変形して、野縁受2を挟着する。いいか
えると、クリップ4を野縁受2に連結した状態において
は、挟着部4Aが弾性的に野縁受2を挟着する。従って、
クリップ4を野縁受2から外した状態においては、挟着
部4Aの内側間隔は、正確には、野縁受2の幅よりも多少
狭くなるように製造される。ただ、あまりにも挟着部4A
の内側間隔が野縁受2の幅よりも狭いと、簡単に野縁受
2に固定できない。したがって、挟着部4Aの内側間隔
は、狭くとも、野縁受2の幅よりも数mm狭くなる程度に
製造される。 第5図(A)に示すクリップ4の挟着部4Aは、より確実
に野縁受2に連結できるように、内側に突出して「く」
字状に折曲されている。この形状の挟着部4Aは、第5図
(C)に示すように、折曲部分の野縁受2の内側に突出
した状態となり、外れ難い状態で固定できる。 また、挟着部4Aは、第5図(A)に示すように、必らず
しも押圧部4Bの先端まで延長する必要はなく、第5図
(B)で示すように、短くすることも可能である。 クリップ4の先端には、野縁3を、野縁受2に押圧して
連結する押圧部4Bが設けられている。第5図(D)に示
すクリップ4は、野縁3の連結部を野縁受2に押圧して
いる。 第5図(A)に示すクリップ4の押圧部4Bは、野縁3を
確実に押圧状態で固定するために、押圧面の先端部分に
小突起4Cが設けられている。一方、野縁3の連結部3A
は、両側端縁に沿って凸条3Cが設けられている。金属板
を折曲して製造した野縁3は、両端縁を上に折り返し
て、端縁に凸条3Cを設けることができる。 この構造のクリップ4は、第5図(D)の矢印で示すよ
うに、押圧部4Bを、野縁3に向けてスライドさせると、
挟着部4Aの小突起4Cが連結部の凸条3Cを超える。この状
態で、押圧部4Bの小突起4Cは、野縁3の連結部3Aに引っ
かかる状態となり、クリップ4が抜け出るのが阻止され
る。 第6図は、第5図の斜線で示されている別形状のクリッ
プ4を示している。このクリップ4は、挟着部4Aの横断
面がV字状に形成され、端部に押圧部4Bが設けられてい
る。この形状のクリップ4は、第5図の鎖線で示すよう
に、挟着部4Aが野縁受2の裏面に押し込まれて挟着さ
れ、端部の押圧部4Bが野縁3の連結部3Aの表面を押圧し
て、野縁3と野縁受2とを挟んで連結する。 第6図(B)に示すクリップ4は、両端に相対向して2
枚の押圧部4Bが設けられている。2枚の押圧部4Bは、一
方が連結部3Aの裏に押し込まれ、他方が連結部3Aの表面
を押圧して、野縁3を野縁受2に連結する。 固定バー7は、第4図と第5図とに示すように、溝型に
折曲されて、野縁3の上下端を挟着できる挟着溝7Aが設
けられている。 これ等の図に示す固定バー7は、前壁7Bを低くしてい
る。前壁7Bを低くした固定バー7は、野縁3を簡単に挟
着溝に入れることができる。それは、固定バーを固定し
た後、野縁を傾斜させて上下両端を嵌着溝に嵌入するの
で、前壁の低い固定バーは、野縁の傾斜角を少なくし
て、両端を嵌着溝に嵌入できるからである。 背面壁7Cは、前壁7Bよりも高くして、上端縁を裏側にV
字状に折曲している。背面壁7Cの形状は、野縁受2上下
両側の折曲部分と同じ形状に折曲されている。この形状
の固定バー7は、野縁3と野縁受2とを連結するのと同
じクリップ4を使用して、背面壁7Bを野縁3に連結でき
る特長がある。 固定バー7は、野縁3の連結位置を表示する位置目盛7D
が設けられている。位置目盛7Dは、野縁3を連結する間
隔に合わせて設けられている。建築用板材Kには、通常
91cm幅のものが多用されている。従って、固定バー7に
設けられる位置目盛7Dの間隔は、好ましくは、30.3cmま
たは45.5cm間隔とされる。 第5図に示す固定バー7は、前壁7Bの前面に位置目盛7D
が刻印されている。 第5図(E)に示す固定バー7は、前壁7Bの内側に突起
が設けられ、この突起によって位置目盛7Dを設けてい
る。突起は、野縁3の横ずれを阻止する。ふたつの突起
を接近して設けるなら、この突起の間に野縁3を嵌入し
て、野縁3を両側にずれることなく固定して正確に固定
できる。この場合、突起の間隔は、野縁3の凸条3Bの幅
に調整される。 図示しないが、位置目盛は、背面壁に設けることもでき
る。 位置目盛には、野縁3の連結位置を表示できる全ての状
態が使用できる。 第5図は、壁に建築用板材Kを固定する下地材を示して
いる。同じ構造で、天井に建築用板材Kを固定すること
もできる。従って、この考案は下地材の用途を壁に特定
しない。 第7図は、下地材で天井板である建築用板材Kを固定す
る状態を示している。この下地材は、野縁を天井躯体に
固定する構造は、第5図と同じ構造が使用できる。野縁
には、横断面がエ字状のチャンネルが使用されている。
表面が化粧された天井板である建築用板材Kの表面に釘
頭等が出ないようにするためである。 野縁3は、第5図と同様の構造で野縁受2に連結され
る。野縁3の両端は、固定バー7を介して天井の下方に
固定される。この場合、固定バー7は、垂直の壁面に固
定される。固定バー7に野縁3を連結する構造は、第5
図と同じものが使用できる。 野縁3は、クランプ8を介して天井板が連結されてい
る。天井板の上面には、端縁に沿ってコ金具9が固定さ
れている。 コ金具9は、クランプ8を介して野縁3に連結されてい
る。クランプ8は、第6図(A)および(B)に示すク
リップ4と同じ形状のものを使用できる。 片側がコ金具9で野縁3に連結された天井板は、他端に
挿入金具10が固定されている。挿入金具10は、隣接天井
板のコ金具9に押し込まれて、野縁3に連結される。即
ち、挿入金具10は、コ金具9と天井板との間に押し込ま
れる。天井板は、一方の端縁がコ金具9で、他方の端縁
が挿入金具10を介して野縁3に連結されている。 この構造の天井板は、簡単に施工できることに加えて、
天井板の表面に釘やビスの頭が表出しないので、表面が
化粧された仕上板の取り付けに最適である。 第7図は建築用板材Kに天井板を使用している。これと
同一の構造の下地材を使用して、表面化粧仕上板である
壁板を固定することも可能である。
第1図ないし第3図はこの考案の下地材の施工状態を例
示する平面図、第4図は固定バーと野縁との連結状態を
示す断面図、第5図はこの考案の下地材の使用状態を例
示する斜視図、第5図(A)および(B)はクリップを
例示する斜視図、第5図(C)はクリップと野縁受との
連結状態を示す断面図、第5図(D)はクリップで野縁
と野縁受とを連結する状態を示す断面図、第5図(E)
は野縁を固定バーに嵌入した状態を示す水平断面図、第
6図(A)および(B)は他の形状のクリップを示す斜
視図、第7図は天井板の連結状態を示す斜視図である。 1……建物躯体、2……野縁受、2A……固定部、3……
野縁、3A……連結部、3B……凸条、3C……凸条、4……
クリップ、4A……挟着部、4B……押圧部、4C……小突
起、6……切込、7……固定バー、7A……挟着溝、7B…
…前壁、7C……背面壁、7D……位置目盛、8……クラン
プ、9……コ金具、10……挿入金具、K……建築用板
材。
示する平面図、第4図は固定バーと野縁との連結状態を
示す断面図、第5図はこの考案の下地材の使用状態を例
示する斜視図、第5図(A)および(B)はクリップを
例示する斜視図、第5図(C)はクリップと野縁受との
連結状態を示す断面図、第5図(D)はクリップで野縁
と野縁受とを連結する状態を示す断面図、第5図(E)
は野縁を固定バーに嵌入した状態を示す水平断面図、第
6図(A)および(B)は他の形状のクリップを示す斜
視図、第7図は天井板の連結状態を示す斜視図である。 1……建物躯体、2……野縁受、2A……固定部、3……
野縁、3A……連結部、3B……凸条、3C……凸条、4……
クリップ、4A……挟着部、4B……押圧部、4C……小突
起、6……切込、7……固定バー、7A……挟着溝、7B…
…前壁、7C……背面壁、7D……位置目盛、8……クラン
プ、9……コ金具、10……挿入金具、K……建築用板
材。
Claims (1)
- 【請求項1】下記の構成を有する建築用板材を取り付け
る下地材。 (a)下地材は、壁面または天井等の建物躯体1に、所
定の間隔で平行に固定される野縁受2と、この野縁受2
に交差して連結され、かつ、建築用板材Kが固定される
野縁3と、野縁3の上下両端を建物躯体1に固定する固
定バー7と、野縁3を野縁受2に連結するクリップ4と
を備えている。 (b)野縁3は、両側に連結部3Aが設けられて、連結部
3Aの中間に所定の幅の凸条3Bが設けられている。 (c)クリップ4は、野縁3の連結部3Aを、野縁受2に
押圧して固定する押圧部4Bを備えている。 (d)クリップ4は、それ自体が野縁受2に挟着される
挟着部4Aを備えている。 (e)固定バー7には、野縁3の上下端を連結する位置
目盛7Dが付されている。 (f)固定バー7は、野縁3の上下端を挿入して挟着で
きる挟着溝7Aが設けられている。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4104689U JPH0714536Y2 (ja) | 1989-04-08 | 1989-04-08 | 建築用板材を取り付ける下地材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4104689U JPH0714536Y2 (ja) | 1989-04-08 | 1989-04-08 | 建築用板材を取り付ける下地材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02134134U JPH02134134U (ja) | 1990-11-07 |
| JPH0714536Y2 true JPH0714536Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31551371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4104689U Expired - Lifetime JPH0714536Y2 (ja) | 1989-04-08 | 1989-04-08 | 建築用板材を取り付ける下地材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714536Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-08 JP JP4104689U patent/JPH0714536Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02134134U (ja) | 1990-11-07 |
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