JPH07153950A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH07153950A JPH07153950A JP5300451A JP30045193A JPH07153950A JP H07153950 A JPH07153950 A JP H07153950A JP 5300451 A JP5300451 A JP 5300451A JP 30045193 A JP30045193 A JP 30045193A JP H07153950 A JPH07153950 A JP H07153950A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- semiconductor device
- silicide
- impurities
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】微細デバイスに対応でき、pMOS及びnMO
S形成領域で同じ膜厚を有するシリサイド層を持つサリ
サイド構造の半導体装置を製造する。 【構成】 通常のMOSプロセスを用いて、ゲート酸
化膜52、ゲート電極53、サイドウオール54を形成
後、Co膜55を堆積する。その後、数keV以下の低
電圧のプラズマ形成イオンを用いてドーピングし、60
0℃で熱処理を行ってCoSi2を形成し、次いで、未反
応Coを除去する。さらに800−900℃で熱処理を
行い、P+ 拡散層58及びN+ 拡散層59を形成する。
半導体装置の微細構造に対応するシャロージャンクショ
ンの形成に際して、シリサイドCoSi2の膜厚が不純物
の種類によらず同じに形成でき、また、ジャンクション
特性の低下が生じない。金属層を2種類の金属の混合層
又は2層構造にすることにより、自然酸化膜の影響が除
かれ、上記効果が更によく得られる。
S形成領域で同じ膜厚を有するシリサイド層を持つサリ
サイド構造の半導体装置を製造する。 【構成】 通常のMOSプロセスを用いて、ゲート酸
化膜52、ゲート電極53、サイドウオール54を形成
後、Co膜55を堆積する。その後、数keV以下の低
電圧のプラズマ形成イオンを用いてドーピングし、60
0℃で熱処理を行ってCoSi2を形成し、次いで、未反
応Coを除去する。さらに800−900℃で熱処理を
行い、P+ 拡散層58及びN+ 拡散層59を形成する。
半導体装置の微細構造に対応するシャロージャンクショ
ンの形成に際して、シリサイドCoSi2の膜厚が不純物
の種類によらず同じに形成でき、また、ジャンクション
特性の低下が生じない。金属層を2種類の金属の混合層
又は2層構造にすることにより、自然酸化膜の影響が除
かれ、上記効果が更によく得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、MOSFETのソース・ドレイン領域を
シリサイド化した半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
に関し、特に、MOSFETのソース・ドレイン領域を
シリサイド化した半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ロジック系のCMOS半導体デバイス
に、サリサイド構造を採用する例が増加している。MO
SFETのサリサイド構造では、不純物導入による拡散
層形成工程とシリサイド層形成工程の順序の前後によっ
て、MOSFETの特性が大きく異なる。不純物を先に
導入する方法は「先打ち法」と呼ばれ、シリサイド層を
先に形成する方法は「後打ち法」と呼ばれている。ま
ず、これらの方法を採用する従来技術について説明す
る。
に、サリサイド構造を採用する例が増加している。MO
SFETのサリサイド構造では、不純物導入による拡散
層形成工程とシリサイド層形成工程の順序の前後によっ
て、MOSFETの特性が大きく異なる。不純物を先に
導入する方法は「先打ち法」と呼ばれ、シリサイド層を
先に形成する方法は「後打ち法」と呼ばれている。ま
ず、これらの方法を採用する従来技術について説明す
る。
【0003】図9(a)〜(c)は夫々、上記先打ち法
を採用する第1の従来技術における各工程段階毎のCM
OS半導体装置の断面図である。シリコン基板1の主面
に、素子分離用のフィールド酸化膜2を形成する。次
に、ゲート酸化膜3を形成した後に、ポリシリコン膜を
堆積し、これをパターニングすることによりゲート電極
4を形成する。次いで、酸化膜を堆積してこれをエッチ
バックすることにより、ゲート電極4の側部にサイドウ
オール5を形成する。次に、p−chMOS(pMO
S)形成領域をレジストで覆い、n−chMOS(nM
OS)のソース・ドレイン領域にヒ素をイオン注入して
n+ 拡散層6を形成する。
を採用する第1の従来技術における各工程段階毎のCM
OS半導体装置の断面図である。シリコン基板1の主面
に、素子分離用のフィールド酸化膜2を形成する。次
に、ゲート酸化膜3を形成した後に、ポリシリコン膜を
堆積し、これをパターニングすることによりゲート電極
4を形成する。次いで、酸化膜を堆積してこれをエッチ
バックすることにより、ゲート電極4の側部にサイドウ
オール5を形成する。次に、p−chMOS(pMO
S)形成領域をレジストで覆い、n−chMOS(nM
OS)のソース・ドレイン領域にヒ素をイオン注入して
n+ 拡散層6を形成する。
【0004】その後、逆にnMOS形成領域をレジスト
で覆い、pMOSのソース・ドレイン領域にBF2等を
用いてボロンを導入し、p+ 拡散層7を形成する。次い
で、熱処理を行って拡散層を活性化し、その後、シリコ
ン基板1主面側の全面にTi膜8を堆積する。次いで、
ランプアニールによりシリサイドTiSi2を形成し、酸
化膜2、5上の余剰Tiをエッチングにより除去する。
その後さらにランプアニールにより高温の熱処理を行
い、C54タイプのTiSi2を形成する。これにより、
Ti−シリサイド(p+ )9及びTi−シリサイド(n
+)10が形成される。
で覆い、pMOSのソース・ドレイン領域にBF2等を
用いてボロンを導入し、p+ 拡散層7を形成する。次い
で、熱処理を行って拡散層を活性化し、その後、シリコ
ン基板1主面側の全面にTi膜8を堆積する。次いで、
ランプアニールによりシリサイドTiSi2を形成し、酸
化膜2、5上の余剰Tiをエッチングにより除去する。
その後さらにランプアニールにより高温の熱処理を行
い、C54タイプのTiSi2を形成する。これにより、
Ti−シリサイド(p+ )9及びTi−シリサイド(n
+)10が形成される。
【0005】図10(a)及び(b)は夫々、後打ち法
を採用する第2の従来技術における工程段階毎の半導体
装置の断面図である。シリコン基板11上にゲート酸化
膜12を形成した後に、ポリシリコン膜を堆積し、これ
をパターニングしてゲート電極13を形成する。その
後、Ti又はMo等の金属膜14を堆積し、次いで、nM
OS形成領域にはヒ素注入を行ない、またpMOS形成
領域にはSi+注入とそれに引き続きのB+注入とを行
い、nMOS及びpMOSのソース・ドレイン領域を夫
々形成する。
を採用する第2の従来技術における工程段階毎の半導体
装置の断面図である。シリコン基板11上にゲート酸化
膜12を形成した後に、ポリシリコン膜を堆積し、これ
をパターニングしてゲート電極13を形成する。その
後、Ti又はMo等の金属膜14を堆積し、次いで、nM
OS形成領域にはヒ素注入を行ない、またpMOS形成
領域にはSi+注入とそれに引き続きのB+注入とを行
い、nMOS及びpMOSのソース・ドレイン領域を夫
々形成する。
【0006】上記イオン注入の際に、各イオンの飛程が
金属層14とシリコン基板11との界面に一致するよう
にイオン注入のエネルギーを設定する。これによってイ
オン注入時に、金属原子とシリコン原子とが相互にミキ
シングを行い、シリサイド層が形成される。その後、余
剰金属層をエッチングし、高温で熱処理を行ってさらに
シリサイド層15の形成を促進する。この熱処理によ
り、不純物も活性化されるために、拡散層16も同時に
形成される。
金属層14とシリコン基板11との界面に一致するよう
にイオン注入のエネルギーを設定する。これによってイ
オン注入時に、金属原子とシリコン原子とが相互にミキ
シングを行い、シリサイド層が形成される。その後、余
剰金属層をエッチングし、高温で熱処理を行ってさらに
シリサイド層15の形成を促進する。この熱処理によ
り、不純物も活性化されるために、拡散層16も同時に
形成される。
【0007】図11(a)及び(b)は、図10(b)
のA−A’断面における不純物プロファイルを、nMO
S及びpMOSの夫々について示す。同図に見られるよ
うに、イオン注入をシリサイド層15とシリコン基板1
1との界面に向けて行うので、不純物As及びBのピー
クは夫々の界面に位置している。このため、シリサイド
層15と拡散層16とのコンタクト抵抗が低減できるこ
とになる。また、イオンミキシングを効果的に行うため
にもイオン注入は界面に向けて行う必要がある。
のA−A’断面における不純物プロファイルを、nMO
S及びpMOSの夫々について示す。同図に見られるよ
うに、イオン注入をシリサイド層15とシリコン基板1
1との界面に向けて行うので、不純物As及びBのピー
クは夫々の界面に位置している。このため、シリサイド
層15と拡散層16とのコンタクト抵抗が低減できるこ
とになる。また、イオンミキシングを効果的に行うため
にもイオン注入は界面に向けて行う必要がある。
【0008】第2の従来技術の変形例として別の後打ち
法がある。この方法では、シリサイド層を形成した後に
イオン注入を行って拡散層を形成する。この場合、不純
物イオンをシリサイド層と基板シリコンとの界面に向け
てイオン注入する。これにより、先に示した第1の従来
技術の例とは異なり、pMOS形成領域及びnMOS形
成領域間で同一の膜厚のシリサイド層が形成され、また
図11(a)及び(b)に示したと同様な不純物プロフ
ァイルが得られる。
法がある。この方法では、シリサイド層を形成した後に
イオン注入を行って拡散層を形成する。この場合、不純
物イオンをシリサイド層と基板シリコンとの界面に向け
てイオン注入する。これにより、先に示した第1の従来
技術の例とは異なり、pMOS形成領域及びnMOS形
成領域間で同一の膜厚のシリサイド層が形成され、また
図11(a)及び(b)に示したと同様な不純物プロフ
ァイルが得られる。
【0009】図12は、後打ち法を採用する第3の従来
技術の方法で形成されるソース・ドレイン領域のシリサ
イド構造の断面を示す。この構造は、例えば、特開昭6
2−62555号公報に記載されている。シリコン基板
21の主面上に素子分離用の酸化膜22を形成し、次い
で、ゲート酸化膜23を形成した後に、ゲート電極24
を形成する。次に、nMOS形成領域の基板上にタング
ステンを、またpMOS形成領域の基板上にチタンを夫
々堆積する。その後、熱処理を行ってタングステン及び
チタンの各シリサイド層27、28を形成し、余剰金属
を除去した後に、不純物をイオン注入する。nMOS形
成領域ではヒ素をW−シリサイド28中にイオン注入
し、またpMOS形成領域ではボロンをTi−シリサイ
ド27及びその直下のシリコン基板21に同時にイオン
注入する。
技術の方法で形成されるソース・ドレイン領域のシリサ
イド構造の断面を示す。この構造は、例えば、特開昭6
2−62555号公報に記載されている。シリコン基板
21の主面上に素子分離用の酸化膜22を形成し、次い
で、ゲート酸化膜23を形成した後に、ゲート電極24
を形成する。次に、nMOS形成領域の基板上にタング
ステンを、またpMOS形成領域の基板上にチタンを夫
々堆積する。その後、熱処理を行ってタングステン及び
チタンの各シリサイド層27、28を形成し、余剰金属
を除去した後に、不純物をイオン注入する。nMOS形
成領域ではヒ素をW−シリサイド28中にイオン注入
し、またpMOS形成領域ではボロンをTi−シリサイ
ド27及びその直下のシリコン基板21に同時にイオン
注入する。
【0010】次いで、更に熱処理を行ってn+ 拡散層2
6及びp+ 拡散層25を形成する。この時、例えば、T
i−シリサイド層28の膜厚は100nmであり、ボロ
ンは30KeVでドーズ量1E15cm-2を注入する。ま
た、W−シリサイド層の膜厚は120nmであり、ヒ素
は150KeVでドーズ量1E16cm-2を注入する。そ
の後の熱処理は例えば1000℃で20秒間行う。
6及びp+ 拡散層25を形成する。この時、例えば、T
i−シリサイド層28の膜厚は100nmであり、ボロ
ンは30KeVでドーズ量1E15cm-2を注入する。ま
た、W−シリサイド層の膜厚は120nmであり、ヒ素
は150KeVでドーズ量1E16cm-2を注入する。そ
の後の熱処理は例えば1000℃で20秒間行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した第1の従
来技術の先打ち法では、シリサイド層9、10を拡散層
7、6上に形成するため、シリサイド反応が拡散層濃度
及びその種類に強く依存する。例えば、ヒ素の拡散層6
上ではTi−シリサイドが形成されるシリサイド反応は
抑制され、一方、ボロンの拡散層7上ではその反応速度
に大きな遅れは見られない。従って、同じ熱処理条件に
おいても、ヒ素の拡散層6上とボロンの拡散層7上とで
は、形成されるシリサイド層9、10の膜厚が相互に異
なるという問題がある。
来技術の先打ち法では、シリサイド層9、10を拡散層
7、6上に形成するため、シリサイド反応が拡散層濃度
及びその種類に強く依存する。例えば、ヒ素の拡散層6
上ではTi−シリサイドが形成されるシリサイド反応は
抑制され、一方、ボロンの拡散層7上ではその反応速度
に大きな遅れは見られない。従って、同じ熱処理条件に
おいても、ヒ素の拡散層6上とボロンの拡散層7上とで
は、形成されるシリサイド層9、10の膜厚が相互に異
なるという問題がある。
【0012】図10に示した第二の従来技術の後打ち法
では、金属層14を堆積した後のイオン注入により、そ
のミキシング効果でシリサイド層15を形成する。この
シリサイド層の膜厚はイオン注入におけるドーズ量で決
定されるので、pMOS及びnMOS形成領域間でシリ
サイド層の膜厚を相互に同じにできる。また、シリサイ
ドを形成した後にイオン注入する後打ち法の場合でも、
不純物の存在しない状態でシリサイド層を形成するため
に、シリサイド層の膜厚をnMOS及びpMOS形成領
域間で相互に同じにできる。従って、第一の従来技術に
存在する問題点は解決できる。
では、金属層14を堆積した後のイオン注入により、そ
のミキシング効果でシリサイド層15を形成する。この
シリサイド層の膜厚はイオン注入におけるドーズ量で決
定されるので、pMOS及びnMOS形成領域間でシリ
サイド層の膜厚を相互に同じにできる。また、シリサイ
ドを形成した後にイオン注入する後打ち法の場合でも、
不純物の存在しない状態でシリサイド層を形成するため
に、シリサイド層の膜厚をnMOS及びpMOS形成領
域間で相互に同じにできる。従って、第一の従来技術に
存在する問題点は解決できる。
【0013】ところが、金属層又はシリサイド層と基板
との界面に向けてイオン注入を行うために、金属原子が
ノックオン効果により基板領域にはじき出され、このは
じき出された金属原子が拡散層のジャンクション特性を
悪化させるという問題がある。その結果を1例として図
11(c)に示した。ジャンクションに逆方向電圧を印
加した場合にリークする電流が大きく、また、金属層が
シリサイド化していない場合に較べ、シリサイド層が存
在する場合にはリーク電流が特に大きいことが理解でき
る。このように、後打ちの方法では、ジャンクションの
リーク特性に問題が生ずる。
との界面に向けてイオン注入を行うために、金属原子が
ノックオン効果により基板領域にはじき出され、このは
じき出された金属原子が拡散層のジャンクション特性を
悪化させるという問題がある。その結果を1例として図
11(c)に示した。ジャンクションに逆方向電圧を印
加した場合にリークする電流が大きく、また、金属層が
シリサイド化していない場合に較べ、シリサイド層が存
在する場合にはリーク電流が特に大きいことが理解でき
る。このように、後打ちの方法では、ジャンクションの
リーク特性に問題が生ずる。
【0014】図12に示した第3の従来技術の後打ち法
では、nMOS形成領域については、薄いシリサイド層
を用いてもそのシリサイド中にヒ素を導入できる。これ
は、ヒ素の質量が大きく、その飛程が小さいためであ
る。従って、第2の従来技術で述べたようなジャンクシ
ョン特性の低下の問題は、このnMOS形成領域では生
じない。また、pMOS形成領域では、イオン注入にボ
ロンを用いており、ボロンの質量が小さいことから、従
来、ボロンのノックオン効果によるジャンクション特性
の低下の問題は生じなかった。
では、nMOS形成領域については、薄いシリサイド層
を用いてもそのシリサイド中にヒ素を導入できる。これ
は、ヒ素の質量が大きく、その飛程が小さいためであ
る。従って、第2の従来技術で述べたようなジャンクシ
ョン特性の低下の問題は、このnMOS形成領域では生
じない。また、pMOS形成領域では、イオン注入にボ
ロンを用いており、ボロンの質量が小さいことから、従
来、ボロンのノックオン効果によるジャンクション特性
の低下の問題は生じなかった。
【0015】ところが、高集積化及び低消費電力化の要
請に従ってデバイスが現在以上に微細化かつ低電圧化さ
れると、リーク電流をさらに減少させる必要があり、質
量が小さなボロン元素によるノックオン効果の影響も無
視できない問題となり得る。さらに、上記第3の従来技
術では、タングステンシリサイド層を形成した後に、こ
のシリサイド層中にヒ素をイオン注入し、そこからヒ素
を基板シリコン中へ拡散させている。しかし、通常の方
法でタングステンを堆積し、これに熱処理を行ってシリ
サイド化させると、形成されたシリサイド層と基板シリ
コンとの界面に酸化膜が部分的に残る。この酸化膜がヒ
素の拡散を抑制するために、不純物拡散量の不均一性が
発生する懸念があり、安定な特性の再現性が問題とな
る。
請に従ってデバイスが現在以上に微細化かつ低電圧化さ
れると、リーク電流をさらに減少させる必要があり、質
量が小さなボロン元素によるノックオン効果の影響も無
視できない問題となり得る。さらに、上記第3の従来技
術では、タングステンシリサイド層を形成した後に、こ
のシリサイド層中にヒ素をイオン注入し、そこからヒ素
を基板シリコン中へ拡散させている。しかし、通常の方
法でタングステンを堆積し、これに熱処理を行ってシリ
サイド化させると、形成されたシリサイド層と基板シリ
コンとの界面に酸化膜が部分的に残る。この酸化膜がヒ
素の拡散を抑制するために、不純物拡散量の不均一性が
発生する懸念があり、安定な特性の再現性が問題とな
る。
【0016】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、特に微細構造の半導体装置における、浅いジャンク
ションを有するMOSFETのサリサイド構造につい
て、安定な特性を実現するための半導体の製造方法を提
供することである。
し、特に微細構造の半導体装置における、浅いジャンク
ションを有するMOSFETのサリサイド構造につい
て、安定な特性を実現するための半導体の製造方法を提
供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置製造方法は、シリコン基板の少
なくともMOSトランジスター形成領域の全面に金属又
は金属シリサイド層から成る導電層を形成する工程と、
前記全面に形成された導電層内に選択的に、最大加速電
圧が約5kV以下のイオンを用いて不純物を導入する工
程と、前記不純物を熱処理により前記導電層から基板内
に拡散する工程とを含むことを特徴とする。
に、本発明の半導体装置製造方法は、シリコン基板の少
なくともMOSトランジスター形成領域の全面に金属又
は金属シリサイド層から成る導電層を形成する工程と、
前記全面に形成された導電層内に選択的に、最大加速電
圧が約5kV以下のイオンを用いて不純物を導入する工
程と、前記不純物を熱処理により前記導電層から基板内
に拡散する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法の原理につ
いて、その好適な実施態様を例として説明する。この製
造方法は、特に微細なMOS型半導体装置の製造におい
て、質量が極めて小さな不純物イオンについてもそのノ
ックオン効果を防止するために適用される。まず、不純
物の導入されていないシリコン基板のMOSFET形成
領域の全面に、薄い金属膜あるいはシリサイド層から成
る導電層を形成する。その後、これらの金属膜あるいは
シリサイド層中にのみ不純物を導入する。この時、通常
のイオン注入法を用いると、一般に質量が小さなp型不
純物は、薄い金属膜あるいはシリサイド層には数KV以
下でイオン注入しなければならないが、このような注入
条件では通常のイオン注入装置の場合には装置の安定性
及び大電流化が困難であるために、その実用化が困難で
ある。
いて、その好適な実施態様を例として説明する。この製
造方法は、特に微細なMOS型半導体装置の製造におい
て、質量が極めて小さな不純物イオンについてもそのノ
ックオン効果を防止するために適用される。まず、不純
物の導入されていないシリコン基板のMOSFET形成
領域の全面に、薄い金属膜あるいはシリサイド層から成
る導電層を形成する。その後、これらの金属膜あるいは
シリサイド層中にのみ不純物を導入する。この時、通常
のイオン注入法を用いると、一般に質量が小さなp型不
純物は、薄い金属膜あるいはシリサイド層には数KV以
下でイオン注入しなければならないが、このような注入
条件では通常のイオン注入装置の場合には装置の安定性
及び大電流化が困難であるために、その実用化が困難で
ある。
【0019】そこで本発明の好適な態様では、数KVの
電圧が印加されたプラズマから取り出した不純物イオン
をこれら金属層又はシリサイド層から成る導電層中に導
入することとした。この時、安定に不純物を導入でき、
特に数十nm以下の浅い領域に、1021cm-3以上の高濃
度の不純物を導入できることから、この方法は極めて有
用である。また、このとき、シリコン基板のMOSFE
T形成領域の全面には金属層又はシリサイド層が堆積し
ているために、プラズマによるダメージも生じない。更
に、不純物導入時に不純物が金属層又はシリサイド層中
にのみ導入されるために、金属原子のシリコン基板中へ
のノックオンは生じないために、ジャンクション特性を
劣化させることもない。なお、プラズマにより形成され
るイオン注入に代えて、イオン選別をしない低電圧のイ
オン注入法を採用することも出来る。
電圧が印加されたプラズマから取り出した不純物イオン
をこれら金属層又はシリサイド層から成る導電層中に導
入することとした。この時、安定に不純物を導入でき、
特に数十nm以下の浅い領域に、1021cm-3以上の高濃
度の不純物を導入できることから、この方法は極めて有
用である。また、このとき、シリコン基板のMOSFE
T形成領域の全面には金属層又はシリサイド層が堆積し
ているために、プラズマによるダメージも生じない。更
に、不純物導入時に不純物が金属層又はシリサイド層中
にのみ導入されるために、金属原子のシリコン基板中へ
のノックオンは生じないために、ジャンクション特性を
劣化させることもない。なお、プラズマにより形成され
るイオン注入に代えて、イオン選別をしない低電圧のイ
オン注入法を採用することも出来る。
【0020】ところで、従来方法で採用される、シリコ
ン基板上に単に金属膜を堆積し、あるいは、その後に熱
処理を行ってシリサイド層を形成する工程を採用する
と、金属層又はシリサイド層とシリコン基板との間に自
然酸化膜が形成される。この自然酸化膜は熱処理時に部
分的に破れるが、このような界面に存在する酸化膜ある
いは酸素の影響で不純物の拡散状態が大きく影響され
る。この影響を低減するために、本発明の更に好適な態
様では、例えばシリコン基板上にまず、酸素と反応し易
い金属1を堆積し、さらにその上に実際に配線として使
用するための金属2を堆積し、熱処理時に金属相互の拡
散をさせる。これにより、シリコン基板上に金属2のシ
リサイドを形成し、その上に金属1のシリサイドを形成
し、界面の酸素を除去することとする。その後、金属膜
又はシリサイド層中に導入された不純物は、再現性良
く、かつばらつきもない状態でシリコン基板中に拡散で
きる。導電層は、金属又は金属シリサイド層を2層以上
の積層構造とすることに代えて、2種以上の金属の混合
層を用いることも出来る。
ン基板上に単に金属膜を堆積し、あるいは、その後に熱
処理を行ってシリサイド層を形成する工程を採用する
と、金属層又はシリサイド層とシリコン基板との間に自
然酸化膜が形成される。この自然酸化膜は熱処理時に部
分的に破れるが、このような界面に存在する酸化膜ある
いは酸素の影響で不純物の拡散状態が大きく影響され
る。この影響を低減するために、本発明の更に好適な態
様では、例えばシリコン基板上にまず、酸素と反応し易
い金属1を堆積し、さらにその上に実際に配線として使
用するための金属2を堆積し、熱処理時に金属相互の拡
散をさせる。これにより、シリコン基板上に金属2のシ
リサイドを形成し、その上に金属1のシリサイドを形成
し、界面の酸素を除去することとする。その後、金属膜
又はシリサイド層中に導入された不純物は、再現性良
く、かつばらつきもない状態でシリコン基板中に拡散で
きる。導電層は、金属又は金属シリサイド層を2層以上
の積層構造とすることに代えて、2種以上の金属の混合
層を用いることも出来る。
【0021】
【作用】MOSFET形成領域の全面に形成された導電
層に不純物を導入する不純物導入工程を、最大加速電圧
が約5kV以下のイオンを用いたピングとして行うこと
により、微細化されたMOSFETの浅いジャンクショ
ンにおいても、質量の小さなイオンを導電層内にのみイ
オン注入することが出来るので、イオンによる金属原子
のはじき出しの問題が生じず、特に微細構造の半導体装
置においても、そのジャンクション特性の低下が防止で
きる。特に、導電膜を構成する金属膜の膜厚が約40n
m以下、或いは、導電膜を構成するシリサイド層の厚み
が約80nm以下のときにも、金属イオンのはじき出し
が生じず、本発明を採用する利点が大きい。
層に不純物を導入する不純物導入工程を、最大加速電圧
が約5kV以下のイオンを用いたピングとして行うこと
により、微細化されたMOSFETの浅いジャンクショ
ンにおいても、質量の小さなイオンを導電層内にのみイ
オン注入することが出来るので、イオンによる金属原子
のはじき出しの問題が生じず、特に微細構造の半導体装
置においても、そのジャンクション特性の低下が防止で
きる。特に、導電膜を構成する金属膜の膜厚が約40n
m以下、或いは、導電膜を構成するシリサイド層の厚み
が約80nm以下のときにも、金属イオンのはじき出し
が生じず、本発明を採用する利点が大きい。
【0022】導電層を構成する金属膜を2層以上に形成
すること、或いは、導電層を構成する金属膜を2種類以
上の混合層として形成し、その金属を適当に選定する
と、自然酸化膜の影響を小さく抑え、導電層から基板に
導入される不純物のプロファイルを更に良好とし、且つ
再現性よく形成することが出来る。
すること、或いは、導電層を構成する金属膜を2種類以
上の混合層として形成し、その金属を適当に選定する
と、自然酸化膜の影響を小さく抑え、導電層から基板に
導入される不純物のプロファイルを更に良好とし、且つ
再現性よく形成することが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について更に説
明する。図1(a)は、本発明方法を実施するために採
用された、プラズマを用いる不純物導入装置の構成図を
示す。シリコン基板から成り、金属酸化膜又はシリサイ
ド層がMOSFET形成領域の全面に形成された試料4
1を平行平板型の下部電極43に設置し、上部電極42
及び下部電極43間に所定波形の電圧を印加する。同図
(b)に、電源44からこの上部及び下部電極間に印加
された電圧波形45を示した。電圧波形45は、波高値
±Vの正極性及び負極性のパルスが、周期tCで発生す
るパルス列である。この波形45は、試料41が帯電性
の場合に効果的であり、試料41が導電性の場合には、
単に直流電圧を印加するのみでよい。反応室内に、ガス
系46からB2H6ガスを導入し、ボロンをイオン化す
る。電圧波形45のような電源電圧を用いた場合には、
その電圧値が+Vの時点でボロンが試料41中に導入さ
れる。
明する。図1(a)は、本発明方法を実施するために採
用された、プラズマを用いる不純物導入装置の構成図を
示す。シリコン基板から成り、金属酸化膜又はシリサイ
ド層がMOSFET形成領域の全面に形成された試料4
1を平行平板型の下部電極43に設置し、上部電極42
及び下部電極43間に所定波形の電圧を印加する。同図
(b)に、電源44からこの上部及び下部電極間に印加
された電圧波形45を示した。電圧波形45は、波高値
±Vの正極性及び負極性のパルスが、周期tCで発生す
るパルス列である。この波形45は、試料41が帯電性
の場合に効果的であり、試料41が導電性の場合には、
単に直流電圧を印加するのみでよい。反応室内に、ガス
系46からB2H6ガスを導入し、ボロンをイオン化す
る。電圧波形45のような電源電圧を用いた場合には、
その電圧値が+Vの時点でボロンが試料41中に導入さ
れる。
【0024】図2に、本発明の効果を確認するために、
イオンドーピング装置として使用した別のイオン導入装
置の構成を示した。この装置では、イオン源47にガス
系50からB2H6を導入し、これをイオン化する。この
時イオンとしてはB+ 及びH+ が発生する。これらのイ
オンをグリッド電極48により加速する。この時イオン
の質量分離を行っていないので、全てのイオンが加速さ
れる。加速されたイオンが試料49中に全て導入され
る。従って、装置的には従来のイオン注入装置に較べて
簡単であり、かつ低電圧にしてもイオンの通路が極めて
短いために安定である。
イオンドーピング装置として使用した別のイオン導入装
置の構成を示した。この装置では、イオン源47にガス
系50からB2H6を導入し、これをイオン化する。この
時イオンとしてはB+ 及びH+ が発生する。これらのイ
オンをグリッド電極48により加速する。この時イオン
の質量分離を行っていないので、全てのイオンが加速さ
れる。加速されたイオンが試料49中に全て導入され
る。従って、装置的には従来のイオン注入装置に較べて
簡単であり、かつ低電圧にしてもイオンの通路が極めて
短いために安定である。
【0025】本発明の効果を確認するために、不純物導
入装置として構成した上記2種類の装置を用いた。その
結果、本発明の半導体装置の製造方法により良好な特性
の半導体装置が得られた。以下、特に第1図の装置で本
発明方法を実施した例について記述する。
入装置として構成した上記2種類の装置を用いた。その
結果、本発明の半導体装置の製造方法により良好な特性
の半導体装置が得られた。以下、特に第1図の装置で本
発明方法を実施した例について記述する。
【0026】図3(a)及び(b)は夫々、本発明の第
1の実施例の方法で作成した半導体デバイスの各工程段
階毎の断面図である。シリコン基板50上に酸化膜51
を形成した後に、7nmの膜厚のゲート酸化膜52を形
成した。その後、ポリシリコンを堆積し、これをパター
ニングしてゲート電極53を形成した。次いで、酸化膜
を堆積し、これをエッチバックすることでサイドウオー
ル54を形成した。ここまでは通常のMOS形成プロセ
スで作成した。この時、MOSFETのチャネル長は
0.1−0.4μmを採用した。次に、全面にCo膜5
5を20nm堆積した。一般に、Coは特にシリコン基
板上の酸化膜に強く影響を受けるので、試料をまずHF
系の液で洗浄して酸化膜を除去した後に、窒素雰囲気中
に保管し、スパッター装置内に導入した。その後、試料
表面をスパッタリング法によってエッチングした。
1の実施例の方法で作成した半導体デバイスの各工程段
階毎の断面図である。シリコン基板50上に酸化膜51
を形成した後に、7nmの膜厚のゲート酸化膜52を形
成した。その後、ポリシリコンを堆積し、これをパター
ニングしてゲート電極53を形成した。次いで、酸化膜
を堆積し、これをエッチバックすることでサイドウオー
ル54を形成した。ここまでは通常のMOS形成プロセ
スで作成した。この時、MOSFETのチャネル長は
0.1−0.4μmを採用した。次に、全面にCo膜5
5を20nm堆積した。一般に、Coは特にシリコン基
板上の酸化膜に強く影響を受けるので、試料をまずHF
系の液で洗浄して酸化膜を除去した後に、窒素雰囲気中
に保管し、スパッター装置内に導入した。その後、試料
表面をスパッタリング法によってエッチングした。
【0027】次に、上記試料を第1図(a)の平行平板
型のプラズマ発生装置内に導入し、pMOS形成領域に
はドーピングイオン56としてボロン又はヒ素を用いた
ドーピングを行なった。ボロンの場合の導入条件は、加
速電圧が2kV、B2H6濃度が5000ppm、サイク
ル時間tcが5秒として行った。加速電圧としては今回
2kVを用いたが、加速電圧が高い方がドーピング効率
はよい。しかし、加速電圧が5kVを越えると、ドーピ
ング直後の不純物が奥深く入り込むので、シャロージャ
ンクションの形成には不向きである。一方、nMOS形
成領域に対しては、ドーピングイオン56としてリンを
使用してドーピングした。リンの場合の導入条件は、加
速電圧が2kV、PH3濃度が5000ppm、サイクル時
間tcが7秒として行った。
型のプラズマ発生装置内に導入し、pMOS形成領域に
はドーピングイオン56としてボロン又はヒ素を用いた
ドーピングを行なった。ボロンの場合の導入条件は、加
速電圧が2kV、B2H6濃度が5000ppm、サイク
ル時間tcが5秒として行った。加速電圧としては今回
2kVを用いたが、加速電圧が高い方がドーピング効率
はよい。しかし、加速電圧が5kVを越えると、ドーピ
ング直後の不純物が奥深く入り込むので、シャロージャ
ンクションの形成には不向きである。一方、nMOS形
成領域に対しては、ドーピングイオン56としてリンを
使用してドーピングした。リンの場合の導入条件は、加
速電圧が2kV、PH3濃度が5000ppm、サイクル時
間tcが7秒として行った。
【0028】上記ドーピングでは、nMOS形成領域の
ドーピング時にはpMOS形成領域をマスクで覆い、逆
にpMOS形成領域のドーピング時にはnMOS形成領
域をマスクで覆った。次に、600℃で熱処理を行い、
シリコン基板50と接しているCo膜55部分について
シリサイド化を行った。この時、pMOS形成領域及び
nMOS形成領域のいづれでも、Co膜55の全てが熱
反応によりCoSi2膜に変えられていた。即ち、Co膜
中にドーピングされた不純物の種類によらず、形成され
るシリサイド層の膜厚は同じであった。引続き、酸化膜
51、54上の未反応Co膜を除去した。
ドーピング時にはpMOS形成領域をマスクで覆い、逆
にpMOS形成領域のドーピング時にはnMOS形成領
域をマスクで覆った。次に、600℃で熱処理を行い、
シリコン基板50と接しているCo膜55部分について
シリサイド化を行った。この時、pMOS形成領域及び
nMOS形成領域のいづれでも、Co膜55の全てが熱
反応によりCoSi2膜に変えられていた。即ち、Co膜
中にドーピングされた不純物の種類によらず、形成され
るシリサイド層の膜厚は同じであった。引続き、酸化膜
51、54上の未反応Co膜を除去した。
【0029】次に、さらに高温で熱処理を行い、CoSi
2膜の結晶性を改善すると共に、導入した不純物をシリ
コン基板中に拡散させた。この時の熱処理条件として
は、800−900℃で30分、あるいは1000℃で
10−30秒を採用した。その後、層間膜を400nm
堆積し、レジスト塗布、露光、現像工程を経てコンタク
ト孔を開口し、その後配線層を形成し、得られたMOS
FETの特性を評価した。
2膜の結晶性を改善すると共に、導入した不純物をシリ
コン基板中に拡散させた。この時の熱処理条件として
は、800−900℃で30分、あるいは1000℃で
10−30秒を採用した。その後、層間膜を400nm
堆積し、レジスト塗布、露光、現像工程を経てコンタク
ト孔を開口し、その後配線層を形成し、得られたMOS
FETの特性を評価した。
【0030】図4(a)は、Co膜にボロン不純物を導
入した直後の図3(a)のA−A’断面のボロン分布
を、同図(b)は850℃での熱処理後の図3(b)の
B−B’断面のボロン分布を、また同図(c)は850
℃の熱処理後の図3(b)のC−C’断面のリン分布を
それぞれ示す。図4(a)から、ドーピング工程ではC
o膜中にのみボロンが導入され、かつその濃度が1021
cm-3以上であることが理解できる。その後、低温でのC
oSi2形成時にはボロンはまだほとんどシリコン基板中
へは拡散していない。
入した直後の図3(a)のA−A’断面のボロン分布
を、同図(b)は850℃での熱処理後の図3(b)の
B−B’断面のボロン分布を、また同図(c)は850
℃の熱処理後の図3(b)のC−C’断面のリン分布を
それぞれ示す。図4(a)から、ドーピング工程ではC
o膜中にのみボロンが導入され、かつその濃度が1021
cm-3以上であることが理解できる。その後、低温でのC
oSi2形成時にはボロンはまだほとんどシリコン基板中
へは拡散していない。
【0031】引続き行われる高温の熱処理により、同図
(b)に示すように、ボロンはシリコン基板中に拡散し
ている。ジャンクションの位置としては、シリサイド表
面から約64nmに形成されており、極めて浅いジャン
クションが形成されている。また、このジャンクション
特性を調べたところ、ボロンを通常のイオン注入法でC
o膜界面に導入した試料と比較すると、リーク電流が約
1桁程度低減されており、本発明方法の効果が確認され
た。一方、nMOS形成領域にリンをドーピングした場
合、図4(c)に示すように、ジャンクションの深さと
してはシリサイド表面から約60nmであり、pMOS
形成領域のジャンクションの深さと大差はなく、またリ
ーク電流も充分に小さくジャンクション特性の良好なこ
とが確認された。更に、プラズマによるダメージは、ボ
ロン及びリンの導入の何れについても特にみられなかっ
た。
(b)に示すように、ボロンはシリコン基板中に拡散し
ている。ジャンクションの位置としては、シリサイド表
面から約64nmに形成されており、極めて浅いジャン
クションが形成されている。また、このジャンクション
特性を調べたところ、ボロンを通常のイオン注入法でC
o膜界面に導入した試料と比較すると、リーク電流が約
1桁程度低減されており、本発明方法の効果が確認され
た。一方、nMOS形成領域にリンをドーピングした場
合、図4(c)に示すように、ジャンクションの深さと
してはシリサイド表面から約60nmであり、pMOS
形成領域のジャンクションの深さと大差はなく、またリ
ーク電流も充分に小さくジャンクション特性の良好なこ
とが確認された。更に、プラズマによるダメージは、ボ
ロン及びリンの導入の何れについても特にみられなかっ
た。
【0032】上記実施例の方法では、Co堆積前のシリ
コン基板上の自然酸化膜を十分注意しながら除去し、ま
たその時のダメージも除去しているために、シリコン基
板中への不純物の拡散やそのジャンクション特性に特に
問題はなかった。従って、自然酸化膜の除去及びその後
の酸化を抑制する経済的な技術を確立することにより、
再現性の高い量産が可能である。
コン基板上の自然酸化膜を十分注意しながら除去し、ま
たその時のダメージも除去しているために、シリコン基
板中への不純物の拡散やそのジャンクション特性に特に
問題はなかった。従って、自然酸化膜の除去及びその後
の酸化を抑制する経済的な技術を確立することにより、
再現性の高い量産が可能である。
【0033】上記第1の実施例では、金属膜堆積前のシ
リコン基板表面の自然酸化膜の除去に注意を払いながら
試料作製を行った。次に説明する本発明の第2の実施例
は、この自然酸化膜による影響を除去し、不純物の拡散
を再現性良く行うことが出来る方法である。図5(a)
〜(c)は、この第2の実施例の方法を示すための各工
程段階毎の半導体装置の断面図である。シリコン基板6
0上に素子分離のためのフィールド酸化膜61を形成し
た後に、ゲート酸化膜62を80nm形成し、次いで、
ゲート電極63を形成した。この時チャネル長として
0.15−0.5μmを採用した。
リコン基板表面の自然酸化膜の除去に注意を払いながら
試料作製を行った。次に説明する本発明の第2の実施例
は、この自然酸化膜による影響を除去し、不純物の拡散
を再現性良く行うことが出来る方法である。図5(a)
〜(c)は、この第2の実施例の方法を示すための各工
程段階毎の半導体装置の断面図である。シリコン基板6
0上に素子分離のためのフィールド酸化膜61を形成し
た後に、ゲート酸化膜62を80nm形成し、次いで、
ゲート電極63を形成した。この時チャネル長として
0.15−0.5μmを採用した。
【0034】次いで、試料全面に酸化膜を堆積後、エッ
チバックを行ってサイドウオール64を形成した。次
に、試料全面にTi膜65を10nm、Co膜66を2
0nm、Ti膜67を10nm順次に堆積した(図5
(a))。引続き、この状態で図1のイオン導入装置を
用いて、不純物を導入した。この時、不純物は試料表面
から減少する分布をしているが、Co膜66の中に導入
されたイオンの量は他の2層のTi膜65、67に導入
されたイオン量の合計よりも多かった。
チバックを行ってサイドウオール64を形成した。次
に、試料全面にTi膜65を10nm、Co膜66を2
0nm、Ti膜67を10nm順次に堆積した(図5
(a))。引続き、この状態で図1のイオン導入装置を
用いて、不純物を導入した。この時、不純物は試料表面
から減少する分布をしているが、Co膜66の中に導入
されたイオンの量は他の2層のTi膜65、67に導入
されたイオン量の合計よりも多かった。
【0035】次に、600−700℃で10−30秒間
ランプアニールを行い、引続き、試料表面のTiN膜及
び未反応のTi膜を除去した。これにより、シリコン基
板60上にはCoSi2が形成され、さらにその表面に薄
いTi−Co−Si混合層69が形成されていた(図5
(b))。この段階ではまだ、大部分の不純物はシリコ
ン基板60中には拡散していなかった。次に、不純物を
シリコン基板60中に拡散するため、800−900℃
で10−60秒間、試料をランプアニールした。これに
より拡散層70が形成された(図5(c))。
ランプアニールを行い、引続き、試料表面のTiN膜及
び未反応のTi膜を除去した。これにより、シリコン基
板60上にはCoSi2が形成され、さらにその表面に薄
いTi−Co−Si混合層69が形成されていた(図5
(b))。この段階ではまだ、大部分の不純物はシリコ
ン基板60中には拡散していなかった。次に、不純物を
シリコン基板60中に拡散するため、800−900℃
で10−60秒間、試料をランプアニールした。これに
より拡散層70が形成された(図5(c))。
【0036】その後、層間膜形成、コンタクト開口及び
配線層形成の各工程を行い、得られたMOSFETの特
性を評価した。図6に、このMOSFETの図5(c)
における拡散層の断面の不純物プロファイルを示す。同
図に示されたように、Ti−Co−Si層69の表面から
約0.1μmの深さに接合ができていたが、シリコン基
板表面からは約0.09μmであった。これより、リー
ク電流等デバイス特性に特に問題のないことが確認され
た。従って、本実施例の方法を用いることにより、特に
シリコン基板上の自然酸化膜の除去に注意を払わなくと
も、再現性良くシリコン基板中に不純物を導入できるこ
とが確認された。
配線層形成の各工程を行い、得られたMOSFETの特
性を評価した。図6に、このMOSFETの図5(c)
における拡散層の断面の不純物プロファイルを示す。同
図に示されたように、Ti−Co−Si層69の表面から
約0.1μmの深さに接合ができていたが、シリコン基
板表面からは約0.09μmであった。これより、リー
ク電流等デバイス特性に特に問題のないことが確認され
た。従って、本実施例の方法を用いることにより、特に
シリコン基板上の自然酸化膜の除去に注意を払わなくと
も、再現性良くシリコン基板中に不純物を導入できるこ
とが確認された。
【0037】また、第2の実施例方法で、Ti膜67を
形成後、直ちに不純物導入を行ったが、不純物の導入は
600−700℃の熱処理後に、即ち、Ti−Co−Si
膜69を形成した後に行っても良い。ただし、この場
合、Ti−Co−Siの混合層が厚く、且つTiの量が多い
と、不純物とTiとの間で反応が生ずるので、不純物が
効率的にシリコン基板中に導入されないことがあり、注
意が必要である。
形成後、直ちに不純物導入を行ったが、不純物の導入は
600−700℃の熱処理後に、即ち、Ti−Co−Si
膜69を形成した後に行っても良い。ただし、この場
合、Ti−Co−Siの混合層が厚く、且つTiの量が多い
と、不純物とTiとの間で反応が生ずるので、不純物が
効率的にシリコン基板中に導入されないことがあり、注
意が必要である。
【0038】図7(a)及び(b)は夫々、本発明の半
導体装置の製造方法の第3の実施例を示すための半導体
装置の工程段階毎の断面図である。デバイス作製プロセ
スは第2の実施例とほぼ同じである。ゲート電極63を
形成した後に、混合金属層71を堆積する。この金属層
としては、CoとTiが2対1の割合で混合されたものを
用いた。膜形成に際して、この割合の合金のターゲット
を用い、スパッタリング法により堆積した。この時の膜
厚は30nmとした。次に、プラズマを用いて不純物を
導入した。その条件は、第1の実施例と同じである。
導体装置の製造方法の第3の実施例を示すための半導体
装置の工程段階毎の断面図である。デバイス作製プロセ
スは第2の実施例とほぼ同じである。ゲート電極63を
形成した後に、混合金属層71を堆積する。この金属層
としては、CoとTiが2対1の割合で混合されたものを
用いた。膜形成に際して、この割合の合金のターゲット
を用い、スパッタリング法により堆積した。この時の膜
厚は30nmとした。次に、プラズマを用いて不純物を
導入した。その条件は、第1の実施例と同じである。
【0039】次に、600−700℃で10−60秒間
熱処理を行い、CoSi2層72及びTi−Co層73を形
成した。図8(a)及び(b)に、この熱処理前後での
各元素の分布を示した。双方の図を比較することによ
り、熱処理による元素の動作が理解できる。同図(a)
に、熱処理前には、CoとTiの割合が2対1であるこ
と、シリコン基板表面に酸化膜による酸素が存在するこ
とが示されている。同図(b)に、熱処理後にこの酸素
がTi膜中に取り込まれ、TiとCoの相互拡散により、
シリコン基板上にはCoSi2が形成され、表面にはTi、
酸素及びSiの混合層が形成されることが示されてい
る。
熱処理を行い、CoSi2層72及びTi−Co層73を形
成した。図8(a)及び(b)に、この熱処理前後での
各元素の分布を示した。双方の図を比較することによ
り、熱処理による元素の動作が理解できる。同図(a)
に、熱処理前には、CoとTiの割合が2対1であるこ
と、シリコン基板表面に酸化膜による酸素が存在するこ
とが示されている。同図(b)に、熱処理後にこの酸素
がTi膜中に取り込まれ、TiとCoの相互拡散により、
シリコン基板上にはCoSi2が形成され、表面にはTi、
酸素及びSiの混合層が形成されることが示されてい
る。
【0040】上記のように、酸素との反応性が強いTi
等の金属を中間層として用いることにより、シリコン基
板上の酸素の除去が可能であり、従って、特にその界面
制御を必要としない。この段階では、不純物はまだシリ
コン基板中に拡散しておらず、その後、不純物をシリコ
ン基板中に拡散するために、800−1000℃で10
−60秒間の熱処理を行った。これにより図7に示す拡
散層74が形成された。この場合、シリコン基板60上
の酸化膜が確実に除去されており、従って不純物の拡散
が再現性良く行われ、ドーピング深さ及びドーピング量
の再現性が高いことが確認された。引続き、層間膜形
成、コンタクト開口及び配線層形成を行い、MOSFE
Tを作製した。MOSFETのリーク電流を評価した結
果、不純物ドーピングに伴う増加はなく、良好な特性が
得られた。
等の金属を中間層として用いることにより、シリコン基
板上の酸素の除去が可能であり、従って、特にその界面
制御を必要としない。この段階では、不純物はまだシリ
コン基板中に拡散しておらず、その後、不純物をシリコ
ン基板中に拡散するために、800−1000℃で10
−60秒間の熱処理を行った。これにより図7に示す拡
散層74が形成された。この場合、シリコン基板60上
の酸化膜が確実に除去されており、従って不純物の拡散
が再現性良く行われ、ドーピング深さ及びドーピング量
の再現性が高いことが確認された。引続き、層間膜形
成、コンタクト開口及び配線層形成を行い、MOSFE
Tを作製した。MOSFETのリーク電流を評価した結
果、不純物ドーピングに伴う増加はなく、良好な特性が
得られた。
【0041】上記各実施例では、いづれも不純物をまず
金属層中に導入し、その後の熱処理でこの金属層をシリ
サイド化する方法を示した。しかし、これに代えて、金
属層中に不純物を導入することなく直ちにシリサイド化
し、所望の膜厚のシリサイドを形成した後にそのシリサ
イド層に不純物を導入し、そこからシリコン基板中に不
純物を拡散しても良い。しかし、この方法では、シリサ
イド層の膜厚が厚い場合には、不純物が十分にシリコン
基板中へ導入されないため、その点の注意が必要であ
る。従って、シリサイドの膜厚が特に薄いことが要求さ
れる浅いジャンクションを有する微細デバイスに対して
は、本発明方法が特に有効である。
金属層中に導入し、その後の熱処理でこの金属層をシリ
サイド化する方法を示した。しかし、これに代えて、金
属層中に不純物を導入することなく直ちにシリサイド化
し、所望の膜厚のシリサイドを形成した後にそのシリサ
イド層に不純物を導入し、そこからシリコン基板中に不
純物を拡散しても良い。しかし、この方法では、シリサ
イド層の膜厚が厚い場合には、不純物が十分にシリコン
基板中へ導入されないため、その点の注意が必要であ
る。従って、シリサイドの膜厚が特に薄いことが要求さ
れる浅いジャンクションを有する微細デバイスに対して
は、本発明方法が特に有効である。
【0042】上記各実施例により、プラズマを用いたド
ーピングあるいはイオンドーピングをシリサイド層又は
金属層に対して行う方法が、将来の微細デバイスにも充
分に対応できるサリサイド構造、即ち、pMOS及びn
MOS形成領域の双方で同じ膜厚を有するシリサイド層
を持つ浅い接合を有するサリサイド構造の形成が可能で
あることが確認できた。それは通常のイオン注入とは異
なり、イオンの加速電圧が5KV以下と小さいこと、低
電圧でも装置が安定であることから、不純物を金属層又
はそのシリサイドから成る導電層中にのみ導入できた。
また、その導電層から不純物を基板中へ導入しているた
めに、イオンのノックオン効果によるジャンクションの
劣化がないことが確認された。
ーピングあるいはイオンドーピングをシリサイド層又は
金属層に対して行う方法が、将来の微細デバイスにも充
分に対応できるサリサイド構造、即ち、pMOS及びn
MOS形成領域の双方で同じ膜厚を有するシリサイド層
を持つ浅い接合を有するサリサイド構造の形成が可能で
あることが確認できた。それは通常のイオン注入とは異
なり、イオンの加速電圧が5KV以下と小さいこと、低
電圧でも装置が安定であることから、不純物を金属層又
はそのシリサイドから成る導電層中にのみ導入できた。
また、その導電層から不純物を基板中へ導入しているた
めに、イオンのノックオン効果によるジャンクションの
劣化がないことが確認された。
【0043】第3の実施例により、金属層を2層以上の
構造又は混合層とすることで、基板表面の酸化膜が良好
に除去できることから、良好なジャンクションが再現性
良く形成ができることが確認できた。また、この時、不
純物導入前にシリサイド形成を行う、あるいは、金属層
中に不純物を導入した後にシリサイド反応を行うことに
より、特に不純物の影響を良好に排除できることも確認
できた。従って、従来問題となっていたpMOS形成領
域及びnMOS形成領域の双方でシリサイド層の膜厚が
異なる問題を解決することが出来た。
構造又は混合層とすることで、基板表面の酸化膜が良好
に除去できることから、良好なジャンクションが再現性
良く形成ができることが確認できた。また、この時、不
純物導入前にシリサイド形成を行う、あるいは、金属層
中に不純物を導入した後にシリサイド反応を行うことに
より、特に不純物の影響を良好に排除できることも確認
できた。従って、従来問題となっていたpMOS形成領
域及びnMOS形成領域の双方でシリサイド層の膜厚が
異なる問題を解決することが出来た。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法によると、浅い拡散層を有するMOSFE
Tについて、その拡散層の厚みを各MOS形成領域間で
均一化することが容易であると共に、そのジャンクショ
ン特性の低下を再現性よく防止できるので、微細構造の
半導体装置を歩留り良く製造できるという効果を奏す
る。
置の製造方法によると、浅い拡散層を有するMOSFE
Tについて、その拡散層の厚みを各MOS形成領域間で
均一化することが容易であると共に、そのジャンクショ
ン特性の低下を再現性よく防止できるので、微細構造の
半導体装置を歩留り良く製造できるという効果を奏す
る。
【0045】また、2層構造又は混合層として構成する
金属層を形成する構成を採用すれば、自然酸化膜の形成
による影響が低減できるので、上記効果が更に高められ
る。
金属層を形成する構成を採用すれば、自然酸化膜の形成
による影響が低減できるので、上記効果が更に高められ
る。
【図1】(a)は、本発明の実施例の半導体装置の製造
方法を実施するための、プラズマイオンを利用した不純
物ドーピング装置、(b)は電源電圧波形。
方法を実施するための、プラズマイオンを利用した不純
物ドーピング装置、(b)は電源電圧波形。
【図2】本発明の実施例の半導体装置の製造方法を実施
するための別の不純物ドーピング装置。
するための別の不純物ドーピング装置。
【図3】(a)及び(b)は夫々、本発明の第1の実施
例方法で製造された半導体装置の工程段階毎の断面図。
例方法で製造された半導体装置の工程段階毎の断面図。
【図4】(a)〜(c)は夫々、図3のA−A’、B−
B’、及びC−C’断面の不純物プロファイル。
B’、及びC−C’断面の不純物プロファイル。
【図5】(a)〜(c)は夫々、本発明の第2の実施例
方法で製造された半導体装置の工程段階毎の断面図。
方法で製造された半導体装置の工程段階毎の断面図。
【図6】図5の半導体装置における不純物プロファイ
ル。
ル。
【図7】(a)及び(b)は夫々、本発明の第3の実施
例方法で製造された半導体装置の工程段階毎の断面図。
例方法で製造された半導体装置の工程段階毎の断面図。
【図8】(a)及び(b)は夫々、図7の半導体装置に
おける不純物プロファイル。
おける不純物プロファイル。
【図9】(a)〜(c)は夫々、第1の従来技術の半導
体装置の製造方法を示す工程段階毎の半導体装置の断面
図。
体装置の製造方法を示す工程段階毎の半導体装置の断面
図。
【図10】(a)及び(b)は夫々、第2の従来技術の
半導体装置の製造方法を示す工程段階毎の断面図。
半導体装置の製造方法を示す工程段階毎の断面図。
【図11】(a)及び(b)は夫々図10の半導体装置
の不純物プロファイル、(c)は製造された半導体装置
のジャンクション特性を示すグラフ。
の不純物プロファイル、(c)は製造された半導体装置
のジャンクション特性を示すグラフ。
【図12】(a)及び(b)は夫々、第3の従来技術の
半導体装置の製造方法を示す工程段階毎の断面図。
半導体装置の製造方法を示す工程段階毎の断面図。
1、11、21、50、60 シリコン基板 2、22、51、61 フィールド酸化膜 3、12、23、52、62 ゲート酸化膜 4、13、24、53、63 ゲート電極 5、54、64 サイドウオール 6、26、59 n+拡散層 7、29、58 p+拡散層 8、65、67 Ti(p+) 9 Ti−シリサイド(n+) 10Ti−シリサイド(p+) 14 金属膜 15 シリサイド層 16、70、74 拡散層 25 p+拡散層 27、30 Ti−シリサイド 28、31 W−シリサイド 41、49 試料 42 上部電極 43 下部電極 44 電源 45 電源波形 46、50 ガス系 47 イオン源 48 グリッド電極 55、66 Co 56 ドーピングイオン 57、68、72 CoSi2 69 Ti−Co−Si 71 混合金属層 73 Ti−Co層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8238 27/092
Claims (7)
- 【請求項1】 シリコン基板の少なくともMOSトラン
ジスター形成領域の全面に金属又は金属シリサイド層か
ら成る導電層を形成する工程と、前記全面に形成された
導電層内に選択的に、最大加速電圧が約5kV以下のイ
オンを用いて不純物を導入する工程と、前記不純物を熱
処理により前記導電層から基板内に拡散する工程とを含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記不純物導入工程で導入される不純物
がプラズマ形成のイオンである、請求項1に記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記不純物導入工程がイオン選別をしな
いで行われる、請求項1又は2に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項4】 前記不純物導入工程が、nMOS形成領
域及びpMOS形成領域の双方において夫々行なわれ
る、請求項1乃至3の一に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項5】 前記導電層が、約40nm以下の膜厚の
金属層又は約80nm以下の膜厚の金属シリサイド層で
ある、請求項1乃至4の一に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 前記導電層が2層以上の積層構造であ
る、請求項1及至5の一に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項7】 前記導電層が2種以上の金属の混合層で
ある、請求項1及至5の一に記載の半導体装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300451A JPH07153950A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5300451A JPH07153950A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07153950A true JPH07153950A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17884963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5300451A Pending JPH07153950A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07153950A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10242081A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-09-11 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JPH11224863A (ja) * | 1998-02-04 | 1999-08-17 | Nec Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| WO1999062109A1 (en) * | 1998-05-27 | 1999-12-02 | Genitech Co., Ltd. | Method of forming cobalt disilicide contacts by chemical vapor deposition |
| JP2002512450A (ja) * | 1998-04-16 | 2002-04-23 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | ポリキャップの除去により容易なポリ1コンタクトが得られるnand型フラッシュメモリ装置の製造方法 |
| KR100350595B1 (ko) * | 1999-03-01 | 2002-08-28 | 닛본 덴기 가부시끼가이샤 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
| US6720627B1 (en) * | 1995-10-04 | 2004-04-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device having junction depths for reducing short channel effect |
| US6878594B2 (en) | 1997-07-16 | 2005-04-12 | Fujitsu Limited | Semiconductor device having an insulation film with reduced water content |
| JP2008060594A (ja) * | 1997-11-17 | 2008-03-13 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63177562A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-21 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JPH02172218A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-03 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5300451A patent/JPH07153950A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63177562A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-21 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JPH02172218A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-03 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6720627B1 (en) * | 1995-10-04 | 2004-04-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device having junction depths for reducing short channel effect |
| JPH10242081A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-09-11 | Sony Corp | 半導体装置の製造方法 |
| US7422942B2 (en) | 1997-07-16 | 2008-09-09 | Fujitsu Limited | Method for fabricating a semiconductor device having an insulation film with reduced water content |
| US7232720B2 (en) | 1997-07-16 | 2007-06-19 | Fujitsu Limited | Method for fabricating a semiconductor device having an insulation film with reduced water content |
| US6878594B2 (en) | 1997-07-16 | 2005-04-12 | Fujitsu Limited | Semiconductor device having an insulation film with reduced water content |
| JP2008060594A (ja) * | 1997-11-17 | 2008-03-13 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
| US6288430B1 (en) | 1998-02-04 | 2001-09-11 | Nec Corporation | Semiconductor device having silicide layer with siliconrich region and method for making the same |
| US6492264B2 (en) | 1998-02-04 | 2002-12-10 | Nec Corporation | Semiconductor device having a silicide layer with silicon-rich region and method for making the same |
| JPH11224863A (ja) * | 1998-02-04 | 1999-08-17 | Nec Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2002512450A (ja) * | 1998-04-16 | 2002-04-23 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | ポリキャップの除去により容易なポリ1コンタクトが得られるnand型フラッシュメモリ装置の製造方法 |
| WO1999062109A1 (en) * | 1998-05-27 | 1999-12-02 | Genitech Co., Ltd. | Method of forming cobalt disilicide contacts by chemical vapor deposition |
| US6476452B2 (en) | 1999-03-01 | 2002-11-05 | Nec Corporation | Bipolar/BiCMOS semiconductor device |
| KR100350595B1 (ko) * | 1999-03-01 | 2002-08-28 | 닛본 덴기 가부시끼가이샤 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100530401B1 (ko) | 저저항 게이트 전극을 구비하는 반도체 장치 | |
| JPH07202195A (ja) | 浅い接合のソース/ドレーン領域とシリサイドを有するmosトランジスタの製造方法 | |
| JP3042863B2 (ja) | Cmos装置の製造方法 | |
| US5658815A (en) | Method of fabricating silicided LDD transistor | |
| US5858849A (en) | Method of manufacturing self-aligned silicide | |
| US6855592B2 (en) | Method for manufacturing semiconductor device | |
| US5998284A (en) | Method for manufacturing semiconductor device | |
| US6316321B1 (en) | Method for forming MOSFET | |
| JPH07153950A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| EP0746018A2 (en) | Process for forming a refractory metal silicide film having a uniform thickness | |
| JP2930042B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| US6780700B2 (en) | Method of fabricating deep sub-micron CMOS source/drain with MDD and selective CVD silicide | |
| JP3129867B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| KR100499755B1 (ko) | Mdd 와 선택적 cvd 실리사이드를 갖는 디프서브미크론 cmos 소스/드레인 제조방법 | |
| KR20040008631A (ko) | 반도체소자의 제조 방법 | |
| JP2647842B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JP3185235B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH07201777A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH06177067A (ja) | 半導体集積回路装置の製造方法 | |
| JP3765968B2 (ja) | 電極構造体の形成方法及び半導体装置の製造方法 | |
| JPH0917882A (ja) | Mos型半導体装置の製造方法 | |
| JPH09162396A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH0653236A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JP3640079B2 (ja) | Cmosトランジスタの製造方法 | |
| JPH04354329A (ja) | 半導体装置の製造方法 |