JPH071554A - 押出機のシリンダの加熱方法および装置 - Google Patents

押出機のシリンダの加熱方法および装置

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JPH071554A JP5146160A JP14616093A JPH071554A JP H071554 A JPH071554 A JP H071554A JP 5146160 A JP5146160 A JP 5146160A JP 14616093 A JP14616093 A JP 14616093A JP H071554 A JPH071554 A JP H071554A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断面の外縁が角形であるシリンダを有する樹
脂成形用押出機のシリンダを加熱する方法および装置に
おいて、シリンダ内部の温度が所定の範囲内に維持さ
れ、かつヒータコイルの温度が所定の温度以下に維持さ
れる加熱方法および加熱装置を提供する。 【構成】 シリンダ(B)からヒータコイル(31 〜3
4 )への熱伝達を防止するための断熱材(7)、ヒータ
コイル(31 〜34 )への電流を制御供給する電磁制御
器(2)、シリンダ(B)の内部の温度を測定する熱電
対(50 )、その測定値を受け電磁制御器(2)へ指示
をする温度調節器(6)、ヒータコイル(31 〜34
の温度を測定する熱電対(51 〜54 )、その測定値を
受け電磁制御器(2)へ指示をする警報器(8)が備え
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面の外縁が角形であ
るシリンダ内で樹脂が溶融、混練、成形押出される押出
機のシリンダを加熱するための加熱方法および加熱装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の加熱装置の一実施例の冷
却ファン76を有する場合の概略斜視図である。
【0003】従来、スクリュー式押出成形機は、一般
に、図2におけるシリンダ1と、該シリンダ1内で回転
されるスクリューと、シリンダ1に樹脂原料11を供給
するホッパ9と、シリンダ1の先端部に取付けられる成
形用ダイ10と、スクリューを駆動するモータと、シリ
ンダの外周部において内部の樹脂を溶融、ゲル化するた
めのヒータと、シリンダ1の温度制御装置等から構成さ
れている。従来より加熱方式は、種々のものが採用され
てきた。そのなかで、多量の熱量を必要とする場合は、
アルミ鋳込ヒータ、真鍮鋳込ヒータ、バンドヒータ等の
抵抗加熱方式に代わり、誘導加熱方式のものが採用され
ている。誘導加熱方式のなかでシリンダ1の断面が円形
の場合はシリンダ1のまわりにソレノイド状にコイルを
巻いて交流電力を流しシリンダ1に渦電流を発生させ、
この熱を利用している。
【0004】そこで、とくに断面の外縁が角形のシリン
ダ1を有する、二軸式の押出機の場合は、交番磁束にア
ンバランスが生ずるのを防ぐために平型のヒータコイル
が用いられている。しかしながらこの方式の場合は、ヒ
ータコイルの温度上昇が起こり易いので許容温度以下に
防ぐ措置が必要であり、そのため冷却流体を流すジャケ
ットを設けたり、冷却ファン76を設けるなどにより、
コイルを冷却する方法が採用されている場合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ジャケットや冷却ファンによりコイルを冷却する方法で
は装置が大型化し設備費および運転コストが嵩むので好
ましくない。したがって、本発明の目的は、シリンダか
らヒータコイルへの熱伝達を防ぐために断熱材を備え、
シリンダの温度自動調整機構、ヒータコイルの温度自動
警報機構を設けることにより、シリンダの温度を所定の
範囲内に維持することができ、かつコイルの温度を所定
の温度以下に維持することができる押出機のシリンダの
加熱方法および加熱装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の押出機のシリン
ダの加熱方法は、シリンダの内部の温度を測定し、その
測定値に基づいてヒータコイルを有する誘導加熱装置へ
の供給電流を制御することにより、シリンダの温度を所
定の範囲内に維持し、加熱されたシリンダからヒータコ
イルへの熱伝達が遮断され、かつヒータコイルの表面の
温度を測定し、その測定値に基づいて誘導加熱装置への
供給電流を制御することによりヒータコイルの温度を所
定の温度以下に維持する方法を含むことを特徴としてい
る。
【0007】また、押出機のシリンダの加熱装置は、加
熱されたシリンダからヒータコイルへの熱伝達を防ぐた
めの断熱材と、ヒータコイルを有する誘導加熱装置へ電
流を供給する電磁制御器と、シリンダの内部の温度を測
定する測温体と、その測定値に基づいて誘導加熱装置へ
の供給電流の制御信号を電磁制御器へ送信する温度調節
器と、ヒータコイルの表面の温度を測定する測温体と、
その測定値に基づいて誘導加熱装置への供給電流の制御
信号を電磁制御器へ送信する警報器とが備えられ、これ
らの設備によりシリンダの温度が所定の温度範囲内に維
持され、かつヒータコイルの温度が所定の温度以下に維
持されることができることを特徴としている。
【0008】
【作用】シリンダブロックの内部の温度を測温体で測定
し、もしその測定温度が所定の範囲をはずれたら、温度
調節器から電磁制御器に制御信号が送信され、誘導加熱
装置のヒータコイルの電流を調節することにより加熱量
が調節される。その結果シリンダブロックの操業温度
は、迅速に所定範囲内に復帰する。
【0009】また、誘電により発熱するシリンダブロッ
クの熱は、断熱材によりその外側に配置された誘導加熱
装置のヒータコイルには伝達されない。しかし、ヒータ
コイルの自己発熱に対しヒータコイル表面の温度を測温
体で測定し、その測定温度が設定点に達すると、警報器
から電磁制御器に減量、カットオフ等の制御信号が送信
され、誘導加熱装置への供給電流が制御される。
【0010】これらによりシリンダの作業温度が所定の
範囲内に維持され、かつ、ヒータコイルの温度も所定値
以下に維持される。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1(a)は、本発明の押出機のシリンダ
の加熱装置の一実施例のシリンダブロックBとその誘導
加熱装置Hの概略斜視図、(b)は、その作動原理を模
式的に示す斜視図、図2は、本実施例の加熱制御方式を
示す概略図、図3は本実施例のシリンダおよびコイルの
温度の推移を示すグラフである。
【0013】本発明の押出機のシリンダの加熱装置は、
断面の外縁が角形をなしているシリンダ1内に供給され
た樹脂原料11が加熱、加圧を受けて溶融、混練され成
形用ダイ10から押出される構造を有するシリンダ1に
渦電流を誘導するため、シリンダ1の外面近くに設けら
れて高周波電流が印加される平型のヒータコイル3を有
している。
【0014】シリンダ1は、図1(a),(b)または
図2から明らかなように二軸式であって水平に配置され
ている。シリンダ1の左端に樹脂原料11を受け入れる
ホッパ9が設けられ右端にプラスチック成形品を押出す
成形用ダイ10が設けられている。シリンダ1は、ほぼ
同じ長さの8つのシリンダブロックB1 〜B8 からな
り、成形用ダイ10とともにそのおのおのに誘導加熱装
置H1 〜H9 が設けられている。
【0015】誘導加熱装置Hは、図1(a)における
右,上,左,下の四方にそれぞれ平型のヒータコイル3
1 ,32 ,33 ,34 が配置され、この4個のヒータコ
イル3 1 〜34 は、2個づつ接続され2組31 ,32
3 ,34 になっている。これら2組の各ヒータコイル
1 ,32 ,及び33 ,34 は、2個のL字形のコイル
支持板41 ,42 のそれぞれの内側に支持されている。
そしてコイル支持板41を内側へ通過する4本のコイル
引出線22,23,24,25により、ヒータコイル3
1 と32 間の接続およびヒータコイル31 ,32 と電磁
制御器2間の接続がなされている。ヒータコイル33
4 と対応する電磁制御器2’の関係については上述と
全く同様であるので図示および説明を省略する。
【0016】シリンダ1は、シリンダブロックBと、誘
導加熱装置Hと、シリンダブロックBからヒータコイル
1 〜34 への熱が伝達されるのを防ぐためその周囲を
囲む断熱材7と、シリンダブロックBの内部のシリンダ
内部温度検出点1aの温度を測定する熱電対50 と、そ
の測定値を受けて電磁制御器2からヒータコイル31
4 への供給電流を制御する温度調節器6と、ヒータコ
イル31 〜34 のコイル表面温度検出点3aの温度を測
定する熱電対51 〜54 と、その測定値を受けて電磁制
御器2からコイル31 〜34 への供給電流を制御する警
報器8とが備えられており、これらの働きによりシリン
ダ1のシリンダ内部温度検出点1aの温度が所定の範囲
例えば220℃〜250℃の範囲内に維持され、かつ、
ヒータコイル31 〜34 の温度が所定の温度例えば17
0℃以下に維持されることができるように設定されてい
る。
【0017】これは、成形運転温度が220〜250℃
であり、またヒータコイルとなるリッツ線の許容温度が
180℃であって、望ましい使用温度が170℃とされ
ているからである。
【0018】なお、シリンダ表面温度検出点1bの温度
も不図示の熱電対により測定し、上述のシリンダ1のシ
リンダ内部温度検出点1aの温度およびヒータコイル表
面温度検出点3aの温度の測定値と関連させて管理上の
参考データとしている。この測定データも電磁制御器2
に組み合せるように配設することも可能である。
【0019】以上各シリンダブロックB1 〜B8 及び成
形用ダイ10について、同様の構成を代表的に説明して
いる。
【0020】次に、本実施例の動作については、以上の
設備の構成により、ほぼ明らかであると考えられるので
簡単に述べることとする。
【0021】ホッパー9から供給された樹脂原料11は
押出機のシリンダ1に挿入され上流のシリンダブロック
1 から下流のシリンダブロックB8 に至る間に溶融、
混練され、成形用ダイ10から成形されて押出される
が、この各シリンダブロックB 1 〜B8 および成形用ダ
イ10の温度を所定範囲内に保つための動作は次のとお
りである。
【0022】温度調節器6により、シリンダブロックB
の作業温度調節範囲を例えば180〜220℃に設定す
る。シリンダブロックBの内部1aの温度を熱電対50
で測定し、もしその温度が設定範囲をはずれたら温度調
節器6から電磁制御器2へ制御信号が送信され、そこ
で、誘導加熱装置Hのヒータコイル31 〜34 の電流を
調節することにより加熱量が調節される。その結果シリ
ンダブロックBの作業温度は、迅速に所定の範囲内に復
帰する。したがって、所定の温度範囲内に維持される。
【0023】また、ヒータコイル31 〜34 のコイル線
をなすリッツ線の許容温度は180℃であるので、使用
温度を170℃以下に維持することとしている。誘電に
より発熱するシリンダブロックBの熱は、周囲の断熱材
7があるのでヒータコイル3 1 〜34 へは伝達されな
い。しかし、ヒータコイル31 〜34 は自己発熱により
温度上昇するので、コイル表面温度検出点3aの温度を
熱電対51 〜54 により測定し、もし170℃に達した
ら、警報器8から電磁制御器2へ制御信号が送信され、
ヒータコイル31 〜34 への電流を減少させるあるいは
遮断する。これでコイルの温度は170℃以下に維持さ
れる。
【0024】以上の動作は、必要に応じて各シリンダブ
ロックB1 〜B8 及び成形用ダイ10ならびに各誘導加
熱装置H1 〜H9 において、個別に行なうことが可能で
ある。
【0025】図3には、起動加熱時を主体としてこれら
の温度が制御された状態がグラフで示されている。この
ように適正、安定操作が得られる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、押出機の
シリンダの外面に断熱材を設け、シリンダ内部の温度が
所定範囲をはずれたときヒータコイルへ供給される電流
を制御する信号を電磁制御器へ送信する温度調節器、ヒ
ータコイルの温度が所定温度以上になったときヒータコ
イルへ供給される電流を制御する信号を電磁制御器へ送
信する警報器を設けることにより、シリンダ内部温度が
所定の温度範囲内に維持され、かつヒータコイルの温度
が所定の温度以下に維持されることができ、かつ、他の
冷却方法のための大きな設備の設置が不要である押出機
のシリンダの加熱装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の押出機のシリンダの加熱装
置の一実施例のシリンダブロックBとその誘導加熱装置
Hの概略斜視図であり、(b)は、その作動原理を模式
的に示す斜視図である。
【図2】本実施例の加熱制御方式を示す概略図である。
【図3】本実施例のシリンダおよびコイルの温度の推移
を示すグラフである。
【図4】従来の加熱装置の一実施例の冷却ファンを有す
る場合の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 1a,1a1 〜1a9 シリンダ内部温度検出点 1b,1b1 〜1b9 シリンダ表面温度検出点 2,2’,21 〜29 電磁制御器 3,31 ,32 ,33 ,34 ,53 ヒータコイル 3a,3a1 〜3a9 コイル表面温度検出点 41 ,42 コイル支持板 50 ,51 ,52 ,53 ,54 ,55 測温体(熱電
対) 6 温度調節器 7,57 断熱材 8,81 〜89 警報器 9 ホッパ 10 成形用ダイ 11 樹脂原料 22〜25,72,75 コイル引出線 76 冷却ファン 77 空気通路 78 空気 B,B1 〜B8 ,B51 シリンダブロック H,H1 〜H9 ,H51 誘導加熱装置 S 電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面の外縁が角形であるシリンダ(1)
    内に供給された樹脂が加熱、加圧され、溶融、混練され
    て成形用ダイ(10)から押出される構造を有する押出
    機の前記シリンダ(1)に渦電流を誘導するため、前記
    シリンダ(1)の外面近くに設けられて高周波電流が印
    加される平型のヒータコイル(3)を有する誘導加熱装
    置(H)による押出機のシリンダの加熱方法において、 シリンダブロック(B)のシリンダ内部温度検出点(1
    a)の温度を測定し、その測定値に基づいて前記誘導加
    熱装置(H)への供給電流を制御することにより、前記
    シリンダブロック(B)の温度を所定の範囲内に維持
    し、 加熱された前記シリンダブロック(B)から前記ヒータ
    コイル(3)への熱伝達が遮断され、かつ前記ヒータコ
    イル(3)のコイル表面温度検出点(3a)の温度を測
    定し、その測定値に基づいて前記誘導加熱装置(H)へ
    の供給電流を制御することにより前記ヒータコイル
    (3)の温度を所定の温度以下に維持する方法を含むこ
    とを特徴とする、押出機のシリンダの加熱方法。
  2. 【請求項2】 断面の外縁が角形であるシリンダ(1)
    内に供給された樹脂が加熱、加圧され、溶融、混練され
    て成形用ダイ(10)から押出される構造を有する押出
    機の前記シリンダ(1)に渦電流を誘導するため、前記
    シリンダ(1)の外面近くに設けられて高周波電流が印
    加される平型のヒータコイル(3)を有する誘導加熱装
    置(H)による押出機のシリンダの加熱装置において、 加熱されたシリンダブロック(B)から前記ヒータコイ
    ル(3)への熱伝達を防ぐための断熱材(7)と、前記
    誘導加熱装置(H)へ電流を供給する電磁制御器(2)
    と、前記シリンダブロック(B)のシリンダ内部温度検
    出点(1a)の温度を測定する測温体(50 )と、その
    測定値に基づいて前記誘導加熱装値(H)への供給電流
    の制御信号を電磁制御器(2)へ送信する温度調節器
    (6)と、前記ヒータコイル(3)のコイル表面温度検
    出点(3a)の温度を測定する測温体(51 〜54
    と、その測定値に基づいて前記誘導加熱装置(H)への
    供給電流の制御信号を前記電磁制御器(2)へ送信する
    警報器(8)とが備えられ、これらの設備により前記シ
    リンダ(1)の温度が所定の温度範囲内に維持され、か
    つ前記ヒータコイル(3)の温度が所定の温度以下に維
    持されることができることを特徴とする、押出機のシリ
    ンダの加熱装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6606018B2 (en) 2001-03-26 2003-08-12 Takamisawa Electric Co., Ltd. Electromagnetic relay
JP2012236349A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Japan Steel Works Ltd:The ヒータの温度制御方法及びこれを利用した温度制御装置
CN119217687A (zh) * 2024-11-28 2024-12-31 苏州南洋电缆有限公司 一种用于塑料挤出机电磁感应加热装置

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