JPH07155560A - 蛋白質を含有する流体を濾過する方法 - Google Patents

蛋白質を含有する流体を濾過する方法

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JPH07155560A
JPH07155560A JP6174364A JP17436494A JPH07155560A JP H07155560 A JPH07155560 A JP H07155560A JP 6174364 A JP6174364 A JP 6174364A JP 17436494 A JP17436494 A JP 17436494A JP H07155560 A JPH07155560 A JP H07155560A
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protein
containing fluid
milk
citrate
fluid
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JP6174364A
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Peter J Degen
ピーター・ジョン・ディジェン
Tony Alex
トニー・アレックス
Michael R Gildersleeve
マイケル・アール・ギルダースリーヴ
Jr Joseph W Dehn
ジョセフ・ダブリュー・デーン,ジュニアー
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Pall Corp
Original Assignee
Pall Corp
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    • A23C9/00Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations
    • A23C9/14Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations in which the chemical composition of the milk is modified by non-chemical treatment
    • A23C9/142Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations in which the chemical composition of the milk is modified by non-chemical treatment by dialysis, reverse osmosis or ultrafiltration
    • A23C9/1422Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations in which the chemical composition of the milk is modified by non-chemical treatment by dialysis, reverse osmosis or ultrafiltration by ultrafiltration, microfiltration or diafiltration of milk, e.g. for separating protein and lactose; Treatment of the UF permeate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12HPASTEURISATION, STERILISATION, PRESERVATION, PURIFICATION, CLARIFICATION OR AGEING OF ALCOHOLIC BEVERAGES; METHODS FOR ALTERING THE ALCOHOL CONTENT OF FERMENTED SOLUTIONS OR ALCOHOLIC BEVERAGES
    • C12H1/00Pasteurisation, sterilisation, preservation, purification, clarification, or ageing of alcoholic beverages
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多孔質媒体を通して蛋白質を含有する流体を
濾過する際に、多孔質媒体の目詰まりを前以て防止し、
上流側の圧力を著しく高めることがなく、したがって、
蛋白質を含有する流体の有効な濾過が行われる時間を延
長することが可能な濾過方法を提供せんとするものであ
る。 【構成】 本発明は、蛋白質を含有する流体、例えば、
ミルク、ビール、ワイン等を濾過する方法であって、前
記蛋白質を含有する流体を多孔質媒体、例えば、微孔質
膜に通す前に、蛋白質を含有する流体にクエン酸イオン
を添加することを含む方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有効な濾過が行われる
時間を著しく延長し、多孔質媒体の目詰まりを前以て防
止するように、多孔質媒体を通して蛋白質を含有する流
体を濾過する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質媒体、特に、微孔質膜は、種々の
流体を濾過するために使用される。流体を濾過するうち
に、多孔質媒体は、結局、不純物および/またはその他
の流体成分で目詰まりまたは閉塞を生ずる。これは、蛋
白質を含有する流体を濾過するのに、特に、問題とな
る。天然蛋白質、例えば、ミルク、ビールおよびワイン
中の蛋白質は、多孔質媒体、例えば、微孔質膜を急速に
閉塞しやすい。このような蛋白質を含有する流体の濾過
において、典型的には、上流圧を経時的に高めることに
よって、多孔質媒体を通る濾液流を一定に維持すること
が望ましい。しかし、その結果、気孔の目詰まりが増大
し、多孔質媒体を通る流れが、指数関数的な速度で妨害
されることとなる。かくして、流体は、恐らくは、上流
に加えられた高い圧力、例えば、15psi以上によっ
て、多孔質媒体を通過させられるが、多孔質媒体を通る
満足するに足る濾液流を維持するために、望ましくない
程高い上流圧、例えば、約5〜10psi程度を必要とす
る時には、多孔質媒体の有効寿命を、必然的に、越えて
しまう。
【0003】目詰まりした濾過媒体は、取り替えること
も可能であるが、このような取り替えに要する費用は、
極めて高価である。かくして、多孔質媒体の目詰まりを
除くために、多数の技術が開発されてきた。しかし、こ
れらの目詰まりを除く技術は、多孔質媒体、特に、微孔
質膜を損傷しやすく、再使用前に完全に洗わないと、多
孔質媒体に夾雑物を残す。また、多孔質媒体の取り替え
も目詰まりを除く処理操作も、典型的には、濾過プロセ
スを停止させ、それにより、濾過プロセスにおいて、非
常に顕著で、かつ、望ましくない運転停止時間を生じさ
せることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、多孔質媒
体の目詰まりを前以て防止し、濾過の運転停止時間を短
縮するような、多孔質媒体、特に、微孔質膜を通して蛋
白質を含有する流体を濾過する方法が求められたままで
ある。このような方法は、また、多孔質媒体を通る濾液
流を一定に維持するために、上流圧を著しく高めること
なく、蛋白質を含有する流体の有効な濾過が行われる時
間を延長する。さらに、このような方法は、多孔質媒体
を損傷する恐れがあってはならないし、また、多孔質媒
体および/または多孔質媒体によって濾過される流体に
夾雑物を混入する恐れがあってはならない。多孔質媒体
を通して蛋白質を含有する流体を濾過する方法は、ま
た、それが効率よく、かつ、経済的に使用される必要が
ある。本発明は、こうした多孔質媒体を通して蛋白質を
含有する流体を濾過する方法を提供せんとするものであ
る。
【0005】本発明のこれらおよびその他の目的、利点
ならびに特徴は、本明細書で記載する本発明についての
説明により明らかとなるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛋白質を含有
する流体を濾過する方法であって、前記蛋白質を含有す
る流体を多孔質媒体、特に、微孔質膜に通す前に、蛋白
質を含有する流体にクエン酸イオンを添加することを含
む方法を提供する。蛋白質を含有する流体は、典型的に
は、天然の蛋白質を含有する流体、例えば、ミルク、ビ
ールおよびワイン等である。
【0007】本発明は、蛋白質を含有する流体にクエン
酸イオンを添加すると、多孔質媒体を通しての有効な濾
過を行うことが可能な時間を著しく延長させ、蛋白質を
含有する流体を濾過するために使用される多孔質媒体に
おいて、気孔の目詰まりを前以て著しく防止することが
できるという発見に基づいて予見されたものである。
【0008】本発明は、蛋白質を含有する流体を濾過す
る方法であって、前記蛋白質を含有する流体を多孔質媒
体に通す前に、蛋白質を含有する流体にクエン酸イオン
を添加することを含む方法を提供する。蛋白質を含有す
る流体は、このようないずれの流体であってもよいが、
典型的には、天然の蛋白質を含有する流体、例えば、ミ
ルク、ビールおよびワイン等である。クエン酸イオン
は、有効な濾過時間を延長し、ミルクおよびビール、特
に、ミルクの濾過に使用される多孔質媒体、例えば、微
孔質膜の目詰まりを前以て防止するのに、特に、有効で
あることが判明した。
【0009】クエン酸イオンは、いずれの適当な方法に
おいても、蛋白質を含有する流体に添加または混入させ
ることができる。好ましくは、クエン酸イオンは、クエ
ン酸塩を固体のままか、または、予め水に溶かして、蛋
白質を含有する流体に添加することにより、蛋白質を含
有する流体に添加される。適当なクエン酸塩としては、
とりわけ、クエン酸のカリウムおよびナトリウム塩が挙
げられ、これらの組み合わせであってもよい。クエン酸
トリナトリウムが最も好ましい。
【0010】クエン酸イオンは、蛋白質を含有する流体
にいずれかの適当量添加することができ、添加されるク
エン酸イオンの濃度は、相当に低く、例えば、1重量%
以下であってもなお有効である。添加されるクエン酸イ
オンの好ましい濃度は、約0.5重量%以下であり、好
ましくは、約0.01重量%〜約0.5重量%であり、
最も好ましくは、約0.01重量%〜約0.2重量%で
ある。しかし、0.5重量%より高いクエン酸イオン濃
度または1重量%より高いクエン酸イオン濃度も、必要
とされ、所望される場合には、使用することができる。
【0011】天然の蛋白質を含有する流体のあるもの、
例えば、ミルクは、既に、クエン酸イオンを含有するの
で、本発明を実施するうちに使用される低濃度のクエン
酸イオンは、多孔質媒体で処理される流体中に、人為的
な不純物が不注意により混入されることを回避すること
ができる。事実、天然のミルクは、本来、クエン酸イオ
ン約0.10〜0.16重量%を含有し、米国フィデラ
ルレギュレーションズは、ある種のミルク製品、例え
ば、粉末化され、蒸発されたミルクにクエン酸イオン
0.3〜0.5重量%以下が含まれることを現に許容し
ている。かくして、低濃度のクエン酸イオンで実施され
る本発明の方法は、バクテリア含量の少ないミルクを得
るためか、または、ミルクを無菌とするために、ミルク
を多孔質媒体に通すのに特に十分に適しており、とりわ
け、微孔質膜を通してミルクを濾過するのに特に十分に
適している。
【0012】本発明の方法は、適当な材料によって調製
された多孔質媒体、例えば、微孔質膜、金属濾過媒体、
セラミックフィルターおよび繊維質織布、不織布媒体に
ついての使用に適当である。本発明の方法は、特に、微
孔質膜、例えば、米国特許4,340,479に従い製造される
微孔質膜についての使用に、特に、十分に適している。
この処理方法は、特に、ポリアミド膜、例えば、ナイロ
ン膜について特に有効であり、例えば、1993年4月
9日に出願された継続中の米国特許出願セリアルNo. 08
/045,971および1992年6月19日に出願された継続
中の米国特許出願セリアルNo. 07/901,238に従い、天然
の蛋白質を含有する流体、例えば、ミルクの濾過に使用
することができる。
【0013】本発明は、また、本発明の濾過法、特に、
天然蛋白質を含有する流体、例えば、ミルク、ビール、
ワイン等、特に、ミルクについての濾過法に従い製造さ
れる蛋白質を含有する流体を提供する。これは、このよ
うな流体のバクテリア含量を低下させるか、または、そ
れらを無菌とするために、上記流体を微孔質媒体を通し
て濾過する際に、特に有意である。本発明の方法は、こ
のような濾過法における効率を著しく高め、これらの濾
過法の商業的実施を可能とするものである。したがっ
て、それゆえに、本発明は、添加されたクエン酸イオン
が存在し、バシラスセレアスバクテリア(Bacillus cere
us bacteria)、カンピロバクテリア(campylobacteri
a)、リステリア(Listeria)および/またはイー・コリ
(E. coli)が存在しないことを特徴とする無菌の蛋白質
を含有する流体、特に、ミルクを提供する。本発明は、
また、バクテリア含量約103/ml未満を有し、同一の
バクテリア含量で、低温滅菌したミルク中に認められる
よりも多い官能成分を保持し、しかも、添加されたクエ
ン酸イオンを有するミルクを提供する。このような無菌
またはバクテリア含量の少ないミルクあるいはその他の
蛋白質を含有する流体中のクエン酸イオンは、通常、ミ
ルクまたはその他の流体に認められる以上の濃度、例え
ば、約0.16重量%より多い、一般には、約0.17
重量%以上、さらには、0.20重量%またはそれ以上
の濃度において、認められる。
【0014】以下の実施例は、本発明をさらに例示する
ものであるが、当然のことながら、本発明の範囲をなん
ら限定するものではない。
【0015】
【実施例】実施例 1 本実施例は、多孔質媒体を通して濾過する前に、蛋白質
を含有する流体にクエン酸イオンを添加することによ
り、蛋白質を含有する流体の濾過において、多孔質媒体
の目詰まりを前以て防止するのに本発明を使用した例を
示す。
【0016】スキムミルクを55℃に加熱し、2段階式
ホモゲナイザーにおいて、2500/500psiで均質
化し、1993年4月9日に出願された継続中の米国特
許出願セリアルNo. 08/045,971および1992年6月1
9日に出願された継続中の米国特許出願セリアルNo. 07
/901,238に開示された方法に従い、ダイナミックマイク
ロ濾過ユニットで濾過した。ダイナミックマイクロ濾過
ユニットは、0.2ミクロン気孔寸法のナイロンアルチ
ポアN66(登録商標Ultipor N66)膜[Pall Corporation,
East Hills, New York]を装備したポールコーポレーシ
ョン(Pall Corporation)ダイナミックマイクロ濾過ユニ
ットであった。スキムミルクは、約1000ml/分の速
度でダイナミックマイクロ濾過ユニットに供給した。ダ
イナミックマイクロ濾過ユニットは、3450rpmで運
転し、濾液流は、約200ml/分(850l/m2/時)の一
定速度に維持した。上流圧増大は、スキムミルクのみに
ついて、および、均質化と濾過との前に、十分なクエン
酸トリナトリウムを添加した、クエン酸イオン濃度約
0.01重量%、0.1重量%および0.5重量%を生
ずるスキムミルクについて、経時的にモニターした。濾
過前結合性試験および濾過後結合性試験を、各試料に対
して行った。この実験の結果として、以下の表1に示す
データが得られた。
【0017】
【表1】 このデータは、上流圧増大(psi)対濾過時間(分)のグ
ラフとして、図1に示されている。スキムミルクに添加
されるクエン酸塩の量に関するグラフのデータ点は、以
下の通りである。0重量%(▽)、0.01重量%
(○)、0.1重量%(△)および0.5重量%(□)
クエン酸塩。
【0018】前述のデータから明らかなように、多孔質
媒体を介しての濾過前に、蛋白質を含有する流体にクエ
ン酸イオンを添加すると、蛋白質を含有する流体の有効
な濾過が行われる時間を大いに延長し、多孔質媒体の目
詰まりを前以て著しく防止する。気孔の目詰まりが増大
し、多孔質媒体を通る流れが、本質的に、指数関数的な
速度で妨害となることが、データから、特に、グラフか
ら明らかである。有効な濾過を行うことができる時間
は、一般に、本実施例において、例えば、スキムミルク
について、約5psiの、一定濾過流を維持するために、
加えられた上流圧が鋭く増大する点以前の時間である。
【0019】上記表1中の生のデータおよび図1のグラ
フで示されたように、本発明は、加えられた圧力が鋭く
増大するこの点に到達する以前に、はるかに長い時間を
要する。特に、クエン酸塩を添加していないスキムミル
クの濾過は、上流に加えられる圧力における鋭い増大が
ほとんど直ちに始まり、約20分間で、上流圧増大5ps
iに達する。しかし、本発明は、加えられる上流圧が比
較的平坦な速度で増大する相当に長い時間を可能とし、
0.01重量%添加のクエン酸塩では、約140分間経
つまで、また、0.1重量%添加のクエン酸塩では、約
220分を十分に越えるまで、上流圧増大5psiに達し
ない。添加されるクエン酸塩が0.5重量%となって
も、上流圧増大5psiには、約60分間達しない。その
結果、本発明は、驚くべきことに、多孔質媒体の有効濾
過時間を5倍、10倍、あるいは、それ以上にさえも延
長することができる。
【0020】また、本発明は、濾液流を一定に維持する
ために、上流圧増大18psiが必要とされる以前に必要
とされる時間によって立証されるように、多孔質媒体の
気孔が本質的に完全に閉塞されるのを、前以て、著しく
防止する。上流圧増大18psiが、未処理のスキムミル
クに対して、約89分で観測されるのに対し、0.5重
量%のクエン酸イオンを添加したスキムミルクでは、約
193分と、2倍以上もの長い時間、同様な圧力増大が
観測されなかった。より少ない量のクエン酸イオンを添
加したスキムミルクに対しては、より長い時間さえ、観
測された。クエン酸イオン0.01重量%を添加したス
キムミルクは、260時間を越える時間、上流圧増大1
8psiに達しなかったが、他方、クエン酸イオン0.1
重量%を添加したスキムミルクは、約220分で、上流
圧増大3psiに達したのみであった。
【0021】実施例 2 本実施例は、多孔質媒体を通して濾過する前に、蛋白質
を含有する流体にクエン酸イオンを添加することによ
り、蛋白質を含有する流体の濾過において、多孔質媒体
の目詰まりを前以て防止するのに、本発明を使用した例
をさらに示す。
【0022】スキムミルクの代わりに、2%脂肪を含有
するミルクを使用した以外、実施例1の処理操作を繰り
返した。
【0023】上流圧増大は、脂肪ミルクのみについて、
および、均質化と濾過との前に、十分なクエン酸トリナ
トリウムを添加し、添加されるクエン酸イオン濃度約
0.02重量%、0.1重量%および0.5重量%を生
ずる脂肪ミルクについて、経時的にモニターした。濾過
前結合性試験および濾過後結合性試験を、各試料に対し
て行った。以下の表2のデータは、本実験の結果として
得られた。
【0024】
【表2】 このデータは、上流圧増大(psi)対濾過時間(分)のグ
ラフとして、図2に示されている。2%脂肪ミルクに添
加されるクエン酸塩の量に関するグラフのデータ点は、
以下の通りである。0重量%(□)、0.02重量%
(▽)、0.1重量%(△)および0.5重量%(○)
クエン酸塩。
【0025】前述のデータから明らかなように、多孔質
媒体を通しての濾過前のクエン酸イオンの蛋白質を含有
する流体への添加は、蛋白質を含有する流体の有効な濾
過が行われる時間を延長し、多孔質媒体の目詰まりを前
以て著しく防止する。気孔の目詰まりが増大し、多孔質
媒体を通る流れが、本質的に、指数関数的速度で妨害と
なることが、データから、特に、グラフから明らかであ
る。有効な濾過を行うことができる時間は、一般に、本
実施例において、例えば、2%脂肪ミルクについて、約
5psiの、一定の濾過流を維持するために、加えられた
上流圧が鋭く増大する点以前の時間である。
【0026】上記表2中の生のデータおよび図2のグラ
フで示されたように、本発明は、加えられた圧力が鋭く
増大するこの点に到達する以前に、はるかに長い時間を
要する。特に、クエン酸塩を添加していない2%ミルク
の濾過は、上流に加えられる圧力における鋭い増大がほ
とんど直ちに始まり、ほんの1〜2分間で、上流圧増大
5psiに達する。しかし、本発明は、加えられる上流圧
が比較的平坦な速度で増大する相当に長い時間を可能と
し、0.02重量%添加のクエン酸塩では、約5分間経
つまで、また、0.1重量%添加のクエン酸塩では、約
60分間経つまで、0.5重量%添加のクエン酸塩で
は、約90分間経つまで、上流圧増大5psiに達しな
い。その結果、本発明は、驚くべきことに、多孔質媒体
の有効濾過時間を5倍、10倍、あるいは、それ以上に
も延長することができる。
【0027】また、本発明は、濾液流を一定に維持する
ために、上流圧増大15psiが必要とされる以前に必要
とされる時間によって立証されるように、多孔質媒体の
気孔が本質的に完全に閉塞されるのを、前以て、著しく
防止する。上流圧増大15psiが、未処理の2%脂肪ム
ミルクに対して、約6分で観測されるのに対し、0.5
重量%のクエン酸イオンを添加した2%脂肪ミルクで
は、約245分と、40倍以上も長い時間、同様な圧力
増大が観測されなかった。より少量の添加クエン酸塩で
は、上流圧増大15psiが観測される以前に、比較的長
時間を要した。クエン酸イオン0.02重量%を添加し
た2%脂肪ミルクは、約37分間、上流圧増大15psi
に達しなかったが、他方、クエン酸イオン0.1重量%
を添加した2%脂肪ミルクは、約220分間、上流圧増
大15psiに達しなかった。
【0028】これらの結果は、蛋白質を含有する流体に
対するクエン酸イオンの添加がミルクの有効濾過を行う
時間を非常に延長し、蛋白質を含有する流体を濾過する
ために使用される多孔質媒体の目詰まりを、前以て、著
しく防止することを示す。
【0029】刊行物、特許および特許出願等、本明細書
で引用した参考文献は、本明細書において、それらの記
載をそのまま全て引用するものである。
【0030】本発明をその好ましい実施態様について強
調して記載したが、当業者であれば、これら好ましい実
施態様の変形、変法をも使用でき、本発明は、本明細書
に特に記載した以外にも実施することが可能であること
は明白である。したがって、本発明は、本明細書の特許
請求の範囲に記載した精神および範囲に含まれる全ての
変形および変法をも包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】微孔質膜を通してスキムミルクを濾過する前
に、クエン酸塩0重量%(▽)、0.01重量%
(○)、0.1重量%(△)および0.5重量%(*)
を添加したスキムミルクの濾過において観測される、上
流圧増大(psi)対濾過時間(分)のグラフである。
【図2】微孔質膜を通して2%脂肪ミルクを濾過する前
に、クエン酸塩0重量%(□)、0.02重量%
(▽),0.1重量%(△)および0.5重量%(○)
を添加した2%脂肪ミルクの濾過において観測される、
上流圧増大(psi)対濾過時間(分)のグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トニー・アレックス アメリカ合衆国ニュージャージー州08824, ケンドール・パーク,ヘンダーソン・ロー ド 58 (72)発明者 マイケル・アール・ギルダースリーヴ アメリカ合衆国ニューヨーク州11767,ネ スコンセット,ローリング・ヒルズ・ドラ イヴ 18 (72)発明者 ジョセフ・ダブリュー・デーン,ジュニア ー アメリカ合衆国ニューヨーク州11023,グ レート・ネック,バークシャー・ロード 52

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛋白質を含有する流体を濾過する方法で
    あって、前記蛋白質を含有する流体を多孔質媒体に通す
    前に、蛋白質を含有する流体にクエン酸イオンを添加す
    ることを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記クエン酸イオンが、前記蛋白質を含
    有する流体に、前記蛋白質を含有する流体の約0.5重
    量%以下の量添加される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記クエン酸イオンが、前記蛋白質を含
    有する流体に、前記蛋白質を含有する流体の約0.01
    重量%〜約0.2重量%の量添加される、請求項3に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記クエン酸イオンが、前記蛋白質を含
    有する流体にクエン酸塩を添加することによって、前記
    蛋白質を含有する流体に添加される、請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記クエン酸塩が、クエン酸のナトリウ
    ムおよびカリウム塩ならびにこれらの組み合わせからな
    る群から選択される、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記クエン酸塩が、クエン酸トリナトリ
    ウムである、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記蛋白質を含有する流体が、天然蛋白
    質を含有する流体である、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記蛋白質を含有する流体が、ミルク、
    ビールおよびワインからなる群から選択される、請求項
    7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記蛋白質を含有する流体が、ミルクで
    ある、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記多孔質媒体が、微孔質膜である、
    請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記微孔質膜が、ポリアミド膜であ
    る、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1の方法に従い製造される蛋白
    質を含有する流体。
  13. 【請求項13】 前記蛋白質を含有する流体が、天然蛋
    白質を含有する流体である、請求項12に記載の蛋白質
    を含有する流体。
  14. 【請求項14】 前記蛋白質を含有する流体が、ミル
    ク、ビールおよびワインからなる群から選択される、請
    求項13に記載の蛋白質を含有する流体。
  15. 【請求項15】 前記蛋白質を含有する流体が、ミルク
    である、請求項14に記載の蛋白質を含有する流体。
  16. 【請求項16】 濾過を通して滅菌され、濾過する前に
    クエン酸イオンを添加された蛋白質を含有する流体。
  17. 【請求項17】 前記蛋白質を含有する流体が、天然蛋
    白質を含有する流体である、請求項16に記載の蛋白質
    を含有する流体。
  18. 【請求項18】 前記蛋白質を含有する流体が、ミル
    ク、ビールおよびワインからなる群から選択される、請
    求項17に記載の蛋白質を含有する流体。
  19. 【請求項19】 前記蛋白質を含有する流体が、ミルク
    である、請求項18に記載の蛋白質を含有する流体。
  20. 【請求項20】 バシラスセレウスバクテリアが存在せ
    ず、天然ミルクに認められるものに加えて、クエン酸イ
    オンが存在することを特徴とする滅菌ミルク。
  21. 【請求項21】 カンピロバクテリアが存在せず、天然
    ミルクに認められるものに加えて、クエン酸イオンが存
    在することを特徴とする滅菌ミルク。
  22. 【請求項22】 リステリアが存在せず、天然ミルクに
    認められるものに加えて、クエン酸イオンが存在するこ
    とを特徴とする滅菌ミルク。
  23. 【請求項23】 イー・コリが存在せず、天然ミルクに
    認められるものに加えて、クエン酸イオンが存在するこ
    とを特徴とする滅菌ミルク。
  24. 【請求項24】 バクテリア含量約103バクテリア/m
    l未満を有し、同一のバクテリア含量で、低温滅菌した
    ミルク中に認められるよりも多い官能成分を保持し、し
    かも、天然ミルクに認められるものに加えて、クエン酸
    イオンを有するミルク。
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