JPH07164539A - Frp複合成形品の製造方法 - Google Patents
Frp複合成形品の製造方法Info
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- JPH07164539A JPH07164539A JP5342450A JP34245093A JPH07164539A JP H07164539 A JPH07164539 A JP H07164539A JP 5342450 A JP5342450 A JP 5342450A JP 34245093 A JP34245093 A JP 34245093A JP H07164539 A JPH07164539 A JP H07164539A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業環境を悪化させることなく、しかも複雑
な三次元形状の成形品も容易に得ることができるFRP
複合成形品の製造方法を提供する。 【構成】 片面の保護フィルム13を剥がした光硬化型
または熱硬化型のプリプレグシート11を加熱し、少な
くとも成形品本体載置部33aより外側のプリプレグシ
ート圧着面33bを離型処理した載置台33に成形品本
体21を載置し、前記加熱したプリプレグシートを、減
圧吸着または加圧押圧のいずれかあるいは両方により、
前記成形品本体およびその外側の載置台表面に前記保護
フィルム剥離面11aを対向させて圧着し、その後プリ
プレグシート11を硬化させて成形品本体21と接着し
た後、成形品を載置台から外す。
な三次元形状の成形品も容易に得ることができるFRP
複合成形品の製造方法を提供する。 【構成】 片面の保護フィルム13を剥がした光硬化型
または熱硬化型のプリプレグシート11を加熱し、少な
くとも成形品本体載置部33aより外側のプリプレグシ
ート圧着面33bを離型処理した載置台33に成形品本
体21を載置し、前記加熱したプリプレグシートを、減
圧吸着または加圧押圧のいずれかあるいは両方により、
前記成形品本体およびその外側の載置台表面に前記保護
フィルム剥離面11aを対向させて圧着し、その後プリ
プレグシート11を硬化させて成形品本体21と接着し
た後、成形品を載置台から外す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定形状に成形され
た成形品本体の表面または裏面にFRP(繊維強化樹
脂)層を一体に積層したFRP複合成形品の製造方法に
関する。
た成形品本体の表面または裏面にFRP(繊維強化樹
脂)層を一体に積層したFRP複合成形品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、補強、防水あるいは防蝕などが要
求される分野においては、成形品本体の表面または裏面
にFRP層を積層したFRP複合成形品が用いられてい
る。たとえば、断熱カバー等として多用される硬質ポリ
ウレタンフォーム成形品にあっては、気泡構造からなっ
て損傷し易いために、表面にFRP層を積層したFRP
複合成形品として使用されることが多い。
求される分野においては、成形品本体の表面または裏面
にFRP層を積層したFRP複合成形品が用いられてい
る。たとえば、断熱カバー等として多用される硬質ポリ
ウレタンフォーム成形品にあっては、気泡構造からなっ
て損傷し易いために、表面にFRP層を積層したFRP
複合成形品として使用されることが多い。
【0003】前記FRP複合成形品の製造方法として、
近年、作業環境の悪化を生じ易く、しかもFRP層の厚
みが一定し難いハンドレイアップ法、スプレイアップ法
に代えて、それらの問題を生じ難いプリプレグシートを
用いる方法が提案されている。プリプレグシートは、ガ
ラス繊維のマット、クロスなどに光硬化型あるいは熱硬
化型の不飽和ポリエステル樹脂を含浸させたもので、そ
の両面を保護フィルムで覆った状態で供給される。この
プリプレグシートを、成形品本体に手作業で貼り付け
て、その後プリプレグシートを硬化させることによりF
RP複合成形品を製造するのである。
近年、作業環境の悪化を生じ易く、しかもFRP層の厚
みが一定し難いハンドレイアップ法、スプレイアップ法
に代えて、それらの問題を生じ難いプリプレグシートを
用いる方法が提案されている。プリプレグシートは、ガ
ラス繊維のマット、クロスなどに光硬化型あるいは熱硬
化型の不飽和ポリエステル樹脂を含浸させたもので、そ
の両面を保護フィルムで覆った状態で供給される。この
プリプレグシートを、成形品本体に手作業で貼り付け
て、その後プリプレグシートを硬化させることによりF
RP複合成形品を製造するのである。
【0004】しかしながら、前記プリプレグシートを手
作業で貼り付ける方法にあっては、成形品本体が複雑な
三次元形状からなる場合に、一枚のプリプレグシートを
そのまま成形品本体に貼り付けようとしてもその複雑な
成形品本体の表面に沿って変形させることができず、プ
リプレグシートを細かく切断したものを貼り付ける必要
があった。そのため、作業に手間取る問題がある。しか
も、FRP層表面が均一にならず、外観が損なわれる問
題もある。
作業で貼り付ける方法にあっては、成形品本体が複雑な
三次元形状からなる場合に、一枚のプリプレグシートを
そのまま成形品本体に貼り付けようとしてもその複雑な
成形品本体の表面に沿って変形させることができず、プ
リプレグシートを細かく切断したものを貼り付ける必要
があった。そのため、作業に手間取る問題がある。しか
も、FRP層表面が均一にならず、外観が損なわれる問
題もある。
【0005】なお、両面に保護フィルムを設けたプリプ
レグシートをそのまま真空成形して所定形状にした後、
硬化させてFRP層を形成する一方、それとは別に発泡
成形型を用いて硬質ポリウレタンフォームの成形品本体
を成形し、その成形品本体と前記FRP層とを組み合わ
せて接着することが考えられる。しかし、その場合には
FRP層と成形品本体とを各々別個に成形するため、そ
の成形時のバラツキによって寸法誤差を生じ易く、正し
く組み合わせられないことが生じ易い。しかも、真空成
形型と発泡成形型の二つの型を必要とするため、設備費
が嵩む問題もある。
レグシートをそのまま真空成形して所定形状にした後、
硬化させてFRP層を形成する一方、それとは別に発泡
成形型を用いて硬質ポリウレタンフォームの成形品本体
を成形し、その成形品本体と前記FRP層とを組み合わ
せて接着することが考えられる。しかし、その場合には
FRP層と成形品本体とを各々別個に成形するため、そ
の成形時のバラツキによって寸法誤差を生じ易く、正し
く組み合わせられないことが生じ易い。しかも、真空成
形型と発泡成形型の二つの型を必要とするため、設備費
が嵩む問題もある。
【0006】また、前記所定形状に硬化させたFRP層
を発泡成形型にセットして、そのFRP層の内面に硬質
ウレタンフォーム原料を注入し、一体に発泡成形するこ
とも考えられる。しかし、その場合にも、前記FRP層
の成形時の寸法のバラツキにより、FRP層が発泡成形
型に全くセットできなかったり、あるいは正しくセット
できずに原料漏れを生じる等の不具合を生じ易い。
を発泡成形型にセットして、そのFRP層の内面に硬質
ウレタンフォーム原料を注入し、一体に発泡成形するこ
とも考えられる。しかし、その場合にも、前記FRP層
の成形時の寸法のバラツキにより、FRP層が発泡成形
型に全くセットできなかったり、あるいは正しくセット
できずに原料漏れを生じる等の不具合を生じ易い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は前
記の点に鑑みてなされたもので、成形品本体にFRP層
を一体に積層したFRP複合成形品を、作業環境を悪化
させることなく、しかも複雑な三次元形状をしたFRP
複合成形品も正確、容易に、かつ安価に得ることができ
るFRP複合成形品の製造方法を提供するものである。
記の点に鑑みてなされたもので、成形品本体にFRP層
を一体に積層したFRP複合成形品を、作業環境を悪化
させることなく、しかも複雑な三次元形状をしたFRP
複合成形品も正確、容易に、かつ安価に得ることができ
るFRP複合成形品の製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、両面に剥離
可能な保護フィルムを設けた光硬化型または熱硬化型の
プリプレグシートを、片面の前記保護フィルムを剥がし
て加熱する工程と、少なくとも成形品本体載置部より外
側のプリプレグシート圧着面を離型処理した載置台の前
記載置部に、所定形状の成形品本体を載置し、前記加熱
したプリプレグシートを、真空吸引による減圧吸着また
は圧縮空気による加圧押圧のいずれかあるいは両方の圧
着手段により、前記成形品本体に保護フィルム剥離面側
を対向させて圧着する工程と、前記プリプレグシートを
硬化させてFRP層を形成するとともに成形品本体に接
着する工程と、前記FRP層が成形品本体に接着した成
形品を載置台から外す工程とを含むことを特徴とするF
RP複合成形品の製造方法に係る。
可能な保護フィルムを設けた光硬化型または熱硬化型の
プリプレグシートを、片面の前記保護フィルムを剥がし
て加熱する工程と、少なくとも成形品本体載置部より外
側のプリプレグシート圧着面を離型処理した載置台の前
記載置部に、所定形状の成形品本体を載置し、前記加熱
したプリプレグシートを、真空吸引による減圧吸着また
は圧縮空気による加圧押圧のいずれかあるいは両方の圧
着手段により、前記成形品本体に保護フィルム剥離面側
を対向させて圧着する工程と、前記プリプレグシートを
硬化させてFRP層を形成するとともに成形品本体に接
着する工程と、前記FRP層が成形品本体に接着した成
形品を載置台から外す工程とを含むことを特徴とするF
RP複合成形品の製造方法に係る。
【0009】
【作用】この発明においては、プリプレグシートを、そ
の両面に設けられている保護フィルムの一方を剥がして
加熱する。そして、その加熱によりプリプレグシート内
の樹脂の粘度が低下し、その粘度の低下した樹脂が保護
フィルム剥離面側で露出した状態で成形品本体に圧着さ
れるため、プリプレグシートが成形品本体に良好に密着
する。その結果、その後の硬化接着工程によりプリプレ
グシート、すなわちFRP層が成形品本体に強固に接着
する。特に、硬質ウレタンフォームからなる成形品本体
にあっては、成形後のいわゆるシュリュンクにより表面
に不規則な凹凸を生じたり、所定形状への裁断等により
表面に気孔が現れるため、プリプレグシートとの完全な
密着が妨げられ易いが、前記保護フィルム剥離面におけ
る粘度の低下した樹脂により成形品本体に完全に密着
し、その後にFRP層の剥離を生じるおそれがない。
の両面に設けられている保護フィルムの一方を剥がして
加熱する。そして、その加熱によりプリプレグシート内
の樹脂の粘度が低下し、その粘度の低下した樹脂が保護
フィルム剥離面側で露出した状態で成形品本体に圧着さ
れるため、プリプレグシートが成形品本体に良好に密着
する。その結果、その後の硬化接着工程によりプリプレ
グシート、すなわちFRP層が成形品本体に強固に接着
する。特に、硬質ウレタンフォームからなる成形品本体
にあっては、成形後のいわゆるシュリュンクにより表面
に不規則な凹凸を生じたり、所定形状への裁断等により
表面に気孔が現れるため、プリプレグシートとの完全な
密着が妨げられ易いが、前記保護フィルム剥離面におけ
る粘度の低下した樹脂により成形品本体に完全に密着
し、その後にFRP層の剥離を生じるおそれがない。
【0010】また、プリプレグシートを、真空吸引によ
る減圧吸着あるいは圧縮空気による加圧押圧のいずれか
または両者により、成形品本体に圧着させるため、複雑
な三次元形状からなる成形品本体に対してもその三次元
形状に変形させて成形品本体に積層することができる。
しかも、成形品本体とは反対側のプリプレグシート表面
を保護フィルムで覆った状態でFRP複合成形品の製造
作業を行なうため、その間におけるプリプレグシート内
のスチレンモノマーの飛散を少なくし、プリプレグシー
トの性能、すなわちプリプレグシート硬化後のFRP層
の性能低下を防止できる。また、その保護フィルムの存
在により、プリプレグシートの表面、すなわちFRP層
の表面が滑らかな均一になる。さらに、載置台の成形品
本体載置部より外側のプリプレグシート圧着面を離型処
理するため、圧着工程時に載置台表面に圧着したプリプ
レグシートが、その後の硬化接着工程時に載置台に接着
するおそれがない。
る減圧吸着あるいは圧縮空気による加圧押圧のいずれか
または両者により、成形品本体に圧着させるため、複雑
な三次元形状からなる成形品本体に対してもその三次元
形状に変形させて成形品本体に積層することができる。
しかも、成形品本体とは反対側のプリプレグシート表面
を保護フィルムで覆った状態でFRP複合成形品の製造
作業を行なうため、その間におけるプリプレグシート内
のスチレンモノマーの飛散を少なくし、プリプレグシー
トの性能、すなわちプリプレグシート硬化後のFRP層
の性能低下を防止できる。また、その保護フィルムの存
在により、プリプレグシートの表面、すなわちFRP層
の表面が滑らかな均一になる。さらに、載置台の成形品
本体載置部より外側のプリプレグシート圧着面を離型処
理するため、圧着工程時に載置台表面に圧着したプリプ
レグシートが、その後の硬化接着工程時に載置台に接着
するおそれがない。
【0011】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例に用いるプリプレグ
シートの断面図、図2は同実施例の加熱工程を示す断面
図、図3は同実施例の圧着工程を示す断面図、図4は同
実施例の硬化接着工程を示す断面図、図5ないし図7は
各々圧着工程の他の例を示す断面図である。
明する。図1はこの発明の一実施例に用いるプリプレグ
シートの断面図、図2は同実施例の加熱工程を示す断面
図、図3は同実施例の圧着工程を示す断面図、図4は同
実施例の硬化接着工程を示す断面図、図5ないし図7は
各々圧着工程の他の例を示す断面図である。
【0012】この発明のFRP複合成形品の製造方法
は、プリプレグシートの加熱工程、圧着工程、硬化接着
工程、成形品取外し工程よりなり、以下工程順に実施例
を説明する。この発明で用いるプリプレグシート11
は、光硬化型あるいは熱硬化型のいずれでもよく、その
両面に保護フィルム13,13が設けられた状態で供給
される、厚みが1〜6mm程度のものが使用される。前
記保護フィルム13は、主としてプリプレグシート11
内のスチレンモノマーが飛散するのを防ぎ、性能低下を
防止するたのもので、後記する圧着工程時に伸び易く、
しかもプリプレグシート11の硬化後にも容易に剥離で
きる、ポリビニルアルコール(PVA)フィルム、ポリ
エチレンフィルム、ポリエステルフィルムなどからな
る。
は、プリプレグシートの加熱工程、圧着工程、硬化接着
工程、成形品取外し工程よりなり、以下工程順に実施例
を説明する。この発明で用いるプリプレグシート11
は、光硬化型あるいは熱硬化型のいずれでもよく、その
両面に保護フィルム13,13が設けられた状態で供給
される、厚みが1〜6mm程度のものが使用される。前
記保護フィルム13は、主としてプリプレグシート11
内のスチレンモノマーが飛散するのを防ぎ、性能低下を
防止するたのもので、後記する圧着工程時に伸び易く、
しかもプリプレグシート11の硬化後にも容易に剥離で
きる、ポリビニルアルコール(PVA)フィルム、ポリ
エチレンフィルム、ポリエステルフィルムなどからな
る。
【0013】まず、前記保護フィルム13,13の一方
を剥がしたプリプレグシート11を、図2に示す加熱工
程で所定温度に加熱する。15はプリプレグシート11
の両端を挟持するクランプ、17はヒータである。な
お、加熱手段としてのヒータ17は、プリプレグシート
11の片側のみに設けてもよい。またヒータ17に代え
て、加熱炉などの他の公知の加熱手段を用いてもよい。
この加熱により、プリプレグシート11を構成する不飽
和ポリエステル樹脂の粘度が低下し、後記する圧着工程
時に成形品本体21表面に密着し易くなるとともに、成
形品本体21表面に沿って一層変形し易くなる。
を剥がしたプリプレグシート11を、図2に示す加熱工
程で所定温度に加熱する。15はプリプレグシート11
の両端を挟持するクランプ、17はヒータである。な
お、加熱手段としてのヒータ17は、プリプレグシート
11の片側のみに設けてもよい。またヒータ17に代え
て、加熱炉などの他の公知の加熱手段を用いてもよい。
この加熱により、プリプレグシート11を構成する不飽
和ポリエステル樹脂の粘度が低下し、後記する圧着工程
時に成形品本体21表面に密着し易くなるとともに、成
形品本体21表面に沿って一層変形し易くなる。
【0014】この加熱工程における加熱温度は、プリプ
レグシート11が光硬化型の場合には表面温度が30℃
〜100℃、好ましくは60℃〜95℃になる温度、一
方熱硬化型の場合には表面温度が30℃〜硬化設定温度
(これ以上高温になるとプリプレグシート11が硬化す
る温度:通常100℃)以下、好ましくは60℃〜硬化
設定温度以下とされる。なお、この加熱は前記のように
通常100℃以下でなされ、一般の熱可塑性樹脂の軟化
温度に比べてかなり低いため、プリプレグシート11が
圧着される成形品本体21を熱可塑性樹脂で構成した場
合にも、その成形品本体21が変形するおそれがない。
レグシート11が光硬化型の場合には表面温度が30℃
〜100℃、好ましくは60℃〜95℃になる温度、一
方熱硬化型の場合には表面温度が30℃〜硬化設定温度
(これ以上高温になるとプリプレグシート11が硬化す
る温度:通常100℃)以下、好ましくは60℃〜硬化
設定温度以下とされる。なお、この加熱は前記のように
通常100℃以下でなされ、一般の熱可塑性樹脂の軟化
温度に比べてかなり低いため、プリプレグシート11が
圧着される成形品本体21を熱可塑性樹脂で構成した場
合にも、その成形品本体21が変形するおそれがない。
【0015】次いで、前記加熱後のプリプレグシート1
1を、片面に保護フィルム13を設けたままの状態で、
図3の(ア)〜(ウ)図に示す圧着工程により成形品本
体21に圧着する。
1を、片面に保護フィルム13を設けたままの状態で、
図3の(ア)〜(ウ)図に示す圧着工程により成形品本
体21に圧着する。
【0016】成形品本体21は、硬質ウレタンフォーム
のような樹脂の注入発泡成形品、あるいは他の樹脂の射
出成形品、真空成形品、または木製品など、種々の材質
から成形されたものが用いられる。この成形品本体21
は、図3の(ア)図に示すように真空吸引箱31上の載
置台33に載置される。
のような樹脂の注入発泡成形品、あるいは他の樹脂の射
出成形品、真空成形品、または木製品など、種々の材質
から成形されたものが用いられる。この成形品本体21
は、図3の(ア)図に示すように真空吸引箱31上の載
置台33に載置される。
【0017】また、成形品本体21のプリプレグシート
11圧着面には、プリプレグシート11との接着性をさ
らに高めるために、接着剤を塗布してもよい。その場合
には、プリプレグシート11を構成する不飽和ポリエス
テル樹脂と同種の不飽和ポリエステル樹脂を接着剤とし
て用いるのが、より高い接着性が得られる点で好まし
い。たとえば、プリプレグシート11が光硬化型からな
る場合は光硬化型の不飽和ポリエステル樹脂を、一方プ
リプレグシート11が熱硬化型からなる場合は熱硬化型
の不飽和ポリエステル樹脂を接着剤として用いるのが好
ましい。
11圧着面には、プリプレグシート11との接着性をさ
らに高めるために、接着剤を塗布してもよい。その場合
には、プリプレグシート11を構成する不飽和ポリエス
テル樹脂と同種の不飽和ポリエステル樹脂を接着剤とし
て用いるのが、より高い接着性が得られる点で好まし
い。たとえば、プリプレグシート11が光硬化型からな
る場合は光硬化型の不飽和ポリエステル樹脂を、一方プ
リプレグシート11が熱硬化型からなる場合は熱硬化型
の不飽和ポリエステル樹脂を接着剤として用いるのが好
ましい。
【0018】真空吸引箱31は、内部が中空部32にな
った箱状のもので、中空部32に蓋をするように載置台
33が配置され、また底面あるいは壁面には真空ポンプ
などからなる吸引装置と接続するための接続口34が形
成されている。なお、載置台33は、真空吸引箱31と
一体になっていてもよい。
った箱状のもので、中空部32に蓋をするように載置台
33が配置され、また底面あるいは壁面には真空ポンプ
などからなる吸引装置と接続するための接続口34が形
成されている。なお、載置台33は、真空吸引箱31と
一体になっていてもよい。
【0019】載置台33は成形品本体21を保持するた
めのもので、少なくとも成形品本体載置部33aより外
側のプリプレグシート圧着面33bが離型処理される。
この離型処理は、載置台33の該当する面にシリコー
ン、ワックス等の離型剤を塗布したり、あるいはPVA
フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィル
ム等のような離型性を有するフィルムまたは離型紙をあ
らかじめ貼着したり、載置台の該当する部分をフッ素樹
脂等のような離型性を有する材質で構成することなどに
よりなされる。この離型処理により、硬化接着工程時に
プリプレグシート11が載置台33に接着するのが防止
され、その後に成形品が載置台33から外すのが可能に
なる。また、この載置台33には、上下面を貫通する吸
引孔35が成形品本体載置部33aの周囲に形成されて
いる。さらにこの実施例では、成形品本体載置部33a
に、成形品本体21の凹状内面(裏面)に係合する形状
をした保持用治具36が、成形品本体21保持用として
固定されている。
めのもので、少なくとも成形品本体載置部33aより外
側のプリプレグシート圧着面33bが離型処理される。
この離型処理は、載置台33の該当する面にシリコー
ン、ワックス等の離型剤を塗布したり、あるいはPVA
フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィル
ム等のような離型性を有するフィルムまたは離型紙をあ
らかじめ貼着したり、載置台の該当する部分をフッ素樹
脂等のような離型性を有する材質で構成することなどに
よりなされる。この離型処理により、硬化接着工程時に
プリプレグシート11が載置台33に接着するのが防止
され、その後に成形品が載置台33から外すのが可能に
なる。また、この載置台33には、上下面を貫通する吸
引孔35が成形品本体載置部33aの周囲に形成されて
いる。さらにこの実施例では、成形品本体載置部33a
に、成形品本体21の凹状内面(裏面)に係合する形状
をした保持用治具36が、成形品本体21保持用として
固定されている。
【0020】この圧着工程では、まず図3の(ア)図の
ように、載置台33に載置された成形品本体21の上方
に、前工程で加熱されたプリプレグシート11を、保護
フィルム13剥離面11a側が成形品本体21側となる
ようにして保持する。
ように、載置台33に載置された成形品本体21の上方
に、前工程で加熱されたプリプレグシート11を、保護
フィルム13剥離面11a側が成形品本体21側となる
ようにして保持する。
【0021】次いで、プリプレグシート11を下降、あ
るいは成形品本体21を真空吸引箱31とともに上昇さ
せて、(イ)図に示すように成形品本体21にプリプレ
グシート11を被せ、プリプレグシート11の周縁を真
空吸引箱の載置台33に密着させる。その際、成形品本
体21がこの実施例のように載置台33から上方へ突出
している場合には、プリプレグシート11が成形品本体
21により押し上げられて伸びた状態になる。それによ
り、その後の真空吸引による減圧吸着あるいは圧縮空気
による加圧押圧時に、プリプレグシート11が成形品本
体21の形状に沿って一層変形し易くなる。
るいは成形品本体21を真空吸引箱31とともに上昇さ
せて、(イ)図に示すように成形品本体21にプリプレ
グシート11を被せ、プリプレグシート11の周縁を真
空吸引箱の載置台33に密着させる。その際、成形品本
体21がこの実施例のように載置台33から上方へ突出
している場合には、プリプレグシート11が成形品本体
21により押し上げられて伸びた状態になる。それによ
り、その後の真空吸引による減圧吸着あるいは圧縮空気
による加圧押圧時に、プリプレグシート11が成形品本
体21の形状に沿って一層変形し易くなる。
【0022】そしてその状態で、図示しない吸引装置を
作動させて真空吸引箱31の載置台33とプリプレグシ
ート11間を減圧にし、(ウ)図に示すようにプリプレ
グシート11を吸引して成形品本体21表面に圧着す
る。この際、プリプレグシート11は、成形品本体21
が三次元形状の複雑な表面を有していても、成形品本体
21表面に沿って容易に変形する。減圧の程度は、プリ
プレグシート11の種類、厚み、成形品本体21の形状
などにより異なるが、通常650〜760mmHg程度
とされる。
作動させて真空吸引箱31の載置台33とプリプレグシ
ート11間を減圧にし、(ウ)図に示すようにプリプレ
グシート11を吸引して成形品本体21表面に圧着す
る。この際、プリプレグシート11は、成形品本体21
が三次元形状の複雑な表面を有していても、成形品本体
21表面に沿って容易に変形する。減圧の程度は、プリ
プレグシート11の種類、厚み、成形品本体21の形状
などにより異なるが、通常650〜760mmHg程度
とされる。
【0023】続いて、前記圧着状態のまま図4に示すよ
うに硬化接着工程を行なう。この硬化接着工程は、前工
程で成形品本体21に圧着したプリプレグシート11
を、紫外線照射あるいは加熱により硬化させるとともに
成形品本体21と接着して、成形品本体21表面にFR
P層を一体に積層する工程である。もちろん、プリプレ
グシート11が光硬化型の場合は紫外線を照射し、また
プリプレグシート11が熱硬化型の場合は加熱を行な
う。図中41は、紫外線照射ランプまたは加熱ヒータで
ある。
うに硬化接着工程を行なう。この硬化接着工程は、前工
程で成形品本体21に圧着したプリプレグシート11
を、紫外線照射あるいは加熱により硬化させるとともに
成形品本体21と接着して、成形品本体21表面にFR
P層を一体に積層する工程である。もちろん、プリプレ
グシート11が光硬化型の場合は紫外線を照射し、また
プリプレグシート11が熱硬化型の場合は加熱を行な
う。図中41は、紫外線照射ランプまたは加熱ヒータで
ある。
【0024】紫外線の波長は、300〜410nm(ナ
ノメーター)の領域が適し、紫外線照射ランプとしては
紫外線蛍光灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプなど
が使用される。紫外線照射時間は、通常数分〜10分程
度とされる。また加熱する場合の温度は、加熱硬化型プ
リプレグシート11が硬化する温度範囲とされ、プリプ
レグシート11の配合などにより異なるが、通常100
℃以上とされる。
ノメーター)の領域が適し、紫外線照射ランプとしては
紫外線蛍光灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプなど
が使用される。紫外線照射時間は、通常数分〜10分程
度とされる。また加熱する場合の温度は、加熱硬化型プ
リプレグシート11が硬化する温度範囲とされ、プリプ
レグシート11の配合などにより異なるが、通常100
℃以上とされる。
【0025】その後、成形品取外し工程を行なう。この
工程で、FRP層と成形品本体が一体になった成形品を
載置台33から外し、その成形品外周を必要に応じトリ
ミングして成形品本体からはみ出した不要部分のFRP
層を切除する。これにより、成形品本体の表面にFRP
層を積層した所望のFRP複合成形品が得られる。な
お、前記プリプレグシート11の片面に残された保護フ
ィルム13は、前記硬化工程後または成形品取外し工程
後の適宜の時期に剥がされる。
工程で、FRP層と成形品本体が一体になった成形品を
載置台33から外し、その成形品外周を必要に応じトリ
ミングして成形品本体からはみ出した不要部分のFRP
層を切除する。これにより、成形品本体の表面にFRP
層を積層した所望のFRP複合成形品が得られる。な
お、前記プリプレグシート11の片面に残された保護フ
ィルム13は、前記硬化工程後または成形品取外し工程
後の適宜の時期に剥がされる。
【0026】前記実施例の説明では、圧着工程において
プリプレグシートを成形品本体に減圧吸着する場合を説
明したが、その減圧吸着に加えて圧縮空気をプリプレグ
シートの外面側に吹き付ける加圧押圧を併用することに
より、あるいは前記減圧吸着に代えて圧縮空気による加
圧押圧単独によりプリプレグシートを成形品本体に圧着
してもよい。
プリプレグシートを成形品本体に減圧吸着する場合を説
明したが、その減圧吸着に加えて圧縮空気をプリプレグ
シートの外面側に吹き付ける加圧押圧を併用することに
より、あるいは前記減圧吸着に代えて圧縮空気による加
圧押圧単独によりプリプレグシートを成形品本体に圧着
してもよい。
【0027】図5は、前記減圧吸着と加圧押圧の両方を
用いる場合の圧着工程例を示す断面図である。この実施
例では、圧縮空気吹き込み口53を有する加圧箱51
を、加熱後のプリプレグシート11および成形品本体5
5に被せるようにして載置台57の上面に配置し、その
圧縮空気吹き込み口53に接続した図示しないコンプレ
ッサーなどから圧縮空気を加圧箱51内に吹き込んで、
プリプレグシート11の保護フィルム13側に吹きつけ
る。それと同時に、載置台57下側の真空吸引箱59を
介してプリプレグシート11と成形品本体55間の空気
を、図示しない吸引装置により吸引する。これにより、
プリプレグシート11は外面側から圧縮空気で加圧押圧
され、それと同時に内面側が減圧吸引されて、成形品本
体55表面に隙間無く圧着する。圧縮空気の圧力は、減
圧吸着と加圧押圧を併用する場合と、加圧押圧単独の場
合とで相違するが、通常0.5〜4kg/cm2 、好ま
しくは2〜3kg/cm2 とされる。
用いる場合の圧着工程例を示す断面図である。この実施
例では、圧縮空気吹き込み口53を有する加圧箱51
を、加熱後のプリプレグシート11および成形品本体5
5に被せるようにして載置台57の上面に配置し、その
圧縮空気吹き込み口53に接続した図示しないコンプレ
ッサーなどから圧縮空気を加圧箱51内に吹き込んで、
プリプレグシート11の保護フィルム13側に吹きつけ
る。それと同時に、載置台57下側の真空吸引箱59を
介してプリプレグシート11と成形品本体55間の空気
を、図示しない吸引装置により吸引する。これにより、
プリプレグシート11は外面側から圧縮空気で加圧押圧
され、それと同時に内面側が減圧吸引されて、成形品本
体55表面に隙間無く圧着する。圧縮空気の圧力は、減
圧吸着と加圧押圧を併用する場合と、加圧押圧単独の場
合とで相違するが、通常0.5〜4kg/cm2 、好ま
しくは2〜3kg/cm2 とされる。
【0028】図5中、61は吸引装置との接続口、63
は載置台57に形成された吸引孔である。また、この実
施例では成形品保持具65および成形品本体55にも吸
引孔67,69が形成されている。なお、前記加圧箱5
1内には、次の硬化工程で必要な紫外線ランプあるいは
加熱ヒータなど(いずれも図示せず)が取り付けられ
る。
は載置台57に形成された吸引孔である。また、この実
施例では成形品保持具65および成形品本体55にも吸
引孔67,69が形成されている。なお、前記加圧箱5
1内には、次の硬化工程で必要な紫外線ランプあるいは
加熱ヒータなど(いずれも図示せず)が取り付けられ
る。
【0029】図6は、圧縮空気による加圧押圧単独でプ
リプレグシート11を成形品本体75に圧着する場合の
圧着工程を示す断面図である。この実施例では、載置台
71に成形品本体75が載置され、その成形品本体75
の表面に加熱後のプリプレグシート11が、前記実施例
と同様の加圧箱51内に吹き込まれた圧縮空気により圧
着される。なお、この実施例の成形品本体75には、プ
リプレグシート11と成形品本体75間の空気を排出す
るための排出孔77が、載置台71の排出孔73と位置
を合わせて形成されている。
リプレグシート11を成形品本体75に圧着する場合の
圧着工程を示す断面図である。この実施例では、載置台
71に成形品本体75が載置され、その成形品本体75
の表面に加熱後のプリプレグシート11が、前記実施例
と同様の加圧箱51内に吹き込まれた圧縮空気により圧
着される。なお、この実施例の成形品本体75には、プ
リプレグシート11と成形品本体75間の空気を排出す
るための排出孔77が、載置台71の排出孔73と位置
を合わせて形成されている。
【0030】図7は、成形品本体79の裏面に加熱後の
プリプレグシート11を減圧吸着する場合の圧着工程を
示す断面図である。図中81は真空吸引箱、83は成形
品の載置台、85,87は吸引孔である。
プリプレグシート11を減圧吸着する場合の圧着工程を
示す断面図である。図中81は真空吸引箱、83は成形
品の載置台、85,87は吸引孔である。
【0031】次に、具体的な条件とともに第一実施例と
第二実施例について示す。 ・第一実施例 前記図1に示した加熱工程で厚み2mmの光硬化型プリ
プレグシート(商品名:オプトールLHZ、製造会社:
ポリウレタン化成株式会社)を、片面の保護フィルム1
3を剥がし、図2のように表面温度が80℃に達するよ
うに約60秒間加熱した。
第二実施例について示す。 ・第一実施例 前記図1に示した加熱工程で厚み2mmの光硬化型プリ
プレグシート(商品名:オプトールLHZ、製造会社:
ポリウレタン化成株式会社)を、片面の保護フィルム1
3を剥がし、図2のように表面温度が80℃に達するよ
うに約60秒間加熱した。
【0032】次いで、硬質ポリウレタンフォームからな
る屈曲パイプカバー(エルボ)の半割り品を成形品本体
21として用い、前記加熱工程後直ちにプリプレグシー
ト11の圧着工程を図3のようにして行なった。その際
の減圧は、真空吸引箱31の中空部32内の圧力が70
0mmHgとなるようにした。また、載置台33におけ
る成形品本体載置部33aより外側のプリプレグシート
圧着面33bには、あらかじめシリコーン離型剤をスプ
レィ塗布しておいた。
る屈曲パイプカバー(エルボ)の半割り品を成形品本体
21として用い、前記加熱工程後直ちにプリプレグシー
ト11の圧着工程を図3のようにして行なった。その際
の減圧は、真空吸引箱31の中空部32内の圧力が70
0mmHgとなるようにした。また、載置台33におけ
る成形品本体載置部33aより外側のプリプレグシート
圧着面33bには、あらかじめシリコーン離型剤をスプ
レィ塗布しておいた。
【0033】その後、紫外線吸収ランプ(商品名:蛍光
ケミカルランプ40W、製造会社:東芝株式会社)を用
いて、図4に示す硬化接着工程を行なった。この硬化接
着工程では、紫外線吸収ランプ41により紫外線をプリ
プレグシート11に約4分間照射し、それによりプリプ
レグシート11を硬化させてFRP層を形成するとする
とともに、そのFRP層を成形品本体21表面に接着し
た。その後FRP層と成形品本体21とが一体になった
成形品を真空吸引箱の載置台33から外して、トリミン
グを行い不要な部分のFRPを切除した。得られたFR
P複合成形品は、成形品本体の表面に強固にFRP層が
積層されていた。
ケミカルランプ40W、製造会社:東芝株式会社)を用
いて、図4に示す硬化接着工程を行なった。この硬化接
着工程では、紫外線吸収ランプ41により紫外線をプリ
プレグシート11に約4分間照射し、それによりプリプ
レグシート11を硬化させてFRP層を形成するとする
とともに、そのFRP層を成形品本体21表面に接着し
た。その後FRP層と成形品本体21とが一体になった
成形品を真空吸引箱の載置台33から外して、トリミン
グを行い不要な部分のFRPを切除した。得られたFR
P複合成形品は、成形品本体の表面に強固にFRP層が
積層されていた。
【0034】・第二実施例 厚み3mmの光硬化型プリプレグシート(商品名:オプ
トールLHZ、製造会社:ポリウレタン化成株式会社)
を、片面の保護フィルム13を剥がし、図2に示す加熱
工程により表面温度が80℃に達するように約80秒間
加熱した。
トールLHZ、製造会社:ポリウレタン化成株式会社)
を、片面の保護フィルム13を剥がし、図2に示す加熱
工程により表面温度が80℃に達するように約80秒間
加熱した。
【0035】次いで、5mm厚のABS樹脂シートを真
空成形することにより得られた図7に示す形状の成形品
本体79を、その図に示すように真空吸引箱81の載置
台83に載置してプリプレグシート11の圧着工程を行
なった。この時、プリプレグシート11が圧着される成
形品本体79の裏面には、あらかじめ光硬化型樹脂(商
品名:XR−3001、製造会社:ポリウレタン化成株
式会社)を接着剤として塗布しておいた。また、載置台
83の成形品本体載置部より外側のプリプレグシート圧
着面84には、あらかじめワックス系離型剤を塗布して
おいた。なお、減圧は740mmHgである。
空成形することにより得られた図7に示す形状の成形品
本体79を、その図に示すように真空吸引箱81の載置
台83に載置してプリプレグシート11の圧着工程を行
なった。この時、プリプレグシート11が圧着される成
形品本体79の裏面には、あらかじめ光硬化型樹脂(商
品名:XR−3001、製造会社:ポリウレタン化成株
式会社)を接着剤として塗布しておいた。また、載置台
83の成形品本体載置部より外側のプリプレグシート圧
着面84には、あらかじめワックス系離型剤を塗布して
おいた。なお、減圧は740mmHgである。
【0036】次いで、前記第一実施例と同様にして硬化
接着工程を行い、その後トリミングして所望のFRP複
合成形品を得た。得られたFRP複合成形品は、成形品
本体の裏面に強固にFRP層が積層されていた。
接着工程を行い、その後トリミングして所望のFRP複
合成形品を得た。得られたFRP複合成形品は、成形品
本体の裏面に強固にFRP層が積層されていた。
【0037】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
製造方法によれば、プリプレグシートを用いるため、ハ
ンドレイアップ法におけるガラス繊維の敷き詰め作業、
スプレイアップ法におけるスチレンモノマーの飛散によ
る作業環境の悪化を生じることがない。しかも、複雑な
三次元形状の成形品であっても、ガラス繊維などの切断
が不要で機械的作業により熟練を要することなくFRP
複合成形品を製造することができ、きわめて作業性に優
れる。
製造方法によれば、プリプレグシートを用いるため、ハ
ンドレイアップ法におけるガラス繊維の敷き詰め作業、
スプレイアップ法におけるスチレンモノマーの飛散によ
る作業環境の悪化を生じることがない。しかも、複雑な
三次元形状の成形品であっても、ガラス繊維などの切断
が不要で機械的作業により熟練を要することなくFRP
複合成形品を製造することができ、きわめて作業性に優
れる。
【0038】また、この発明の製造方法によれば、プリ
プレグシートの使用によりFRP層の厚みが一定にな
り、品質の安定したFRP複合成形品を得ることができ
る。さらにプリプレグシートは、片面の保護フィルムを
剥がして加熱状態で用いるため、硬質ウレタンフォーム
のように表面に不規則な凹凸あるいは気孔が現れ易い成
形品本体に対しても、FRP層を強固に積層することが
でき、その後にFRP層が剥離するおそれがない。
プレグシートの使用によりFRP層の厚みが一定にな
り、品質の安定したFRP複合成形品を得ることができ
る。さらにプリプレグシートは、片面の保護フィルムを
剥がして加熱状態で用いるため、硬質ウレタンフォーム
のように表面に不規則な凹凸あるいは気孔が現れ易い成
形品本体に対しても、FRP層を強固に積層することが
でき、その後にFRP層が剥離するおそれがない。
【図1】この発明の一実施例に用いるプリプレグシート
の断面図である。
の断面図である。
【図2】同実施例における加熱工程を示す断面図であ
る。
る。
【図3】同実施例における圧着工程を示す断面図であ
る。
る。
【図4】同実施例における硬化接着工程を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】圧着工程の他の実施例を示す断面図である。
【図6】圧着工程のさらに別の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図7】圧着工程のさらに別の実施例を示す断面図であ
る。
る。
11 :プリプレグシート 11a:保護フィルム剥離面 13 :保護フィルム 21 :成形品本体 31 :真空吸引箱 33 :載置台 33a:成形品本体載置部 33b:成形品本体載置部より外側のプリプレグシート
圧着面 51 :加圧箱
圧着面 51 :加圧箱
Claims (1)
- 【請求項1】 以下の工程を含むFRP複合成形品の製
造方法。 (1)両面に剥離可能な保護フィルムを設けた光硬化型
または熱硬化型のプリプレグシートを、片面の前記保護
フィルムを剥がして加熱する工程。 (2)少なくとも成形品本体載置部より外側のプリプレ
グシート圧着面を離型処理した載置台の前記載置部に、
所定形状の成形品本体を載置し、前記加熱したプリプレ
グシートを、真空吸引による減圧吸着または圧縮空気に
よる加圧押圧のいずれかあるいは両方の圧着手段によ
り、前記成形品本体に保護フィルム剥離面側を対向させ
て圧着する工程。 (3)前記プリプレグシートを硬化させてFRP層を形
成するとともに成形品本体に接着する工程。 (4)前記FRP層が成形品本体に接着した成形品を載
置台から外す工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5342450A JPH07164539A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | Frp複合成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5342450A JPH07164539A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | Frp複合成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07164539A true JPH07164539A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18353840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5342450A Pending JPH07164539A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | Frp複合成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07164539A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6723272B2 (en) | 2000-06-10 | 2004-04-20 | Westland Helicopters Limited | Moulding process |
| JP2005172180A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Yamagami Material Technologies Inc | 繊維強化プラスチック製構造体の製造方法 |
| JP2005219349A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Honda Motor Co Ltd | 強化パネル成形方法及び発泡コア成形方法、パネル構造 |
| JP2013018222A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Computer System Kenkyusho:Kk | 立体模型製造方法、立体模型およびcadデータ加工装置 |
| JP2020157582A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 三菱重工業株式会社 | プリプレグ成形方法 |
| CN113968015A (zh) * | 2021-08-05 | 2022-01-25 | 玛特利新材料科技(重庆)有限公司 | 一种高效率取出的泡沫材料塑形模具 |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP5342450A patent/JPH07164539A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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