JPH07165923A - シリコーン樹脂の製造方法 - Google Patents

シリコーン樹脂の製造方法

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JPH07165923A
JPH07165923A JP31705893A JP31705893A JPH07165923A JP H07165923 A JPH07165923 A JP H07165923A JP 31705893 A JP31705893 A JP 31705893A JP 31705893 A JP31705893 A JP 31705893A JP H07165923 A JPH07165923 A JP H07165923A
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JP
Japan
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polydialkylsiloxane
molecular weight
group
high molecular
silicone resin
Prior art date
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Application number
JP31705893A
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English (en)
Inventor
Shingo Matsui
新吾 松井
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポリプロピレン系樹脂に対する親和性の高い高
分子量のポリジアルキルシロキサンの製造方法を提供す
ること。 【構成】末端に縮合可能な基を有するポリジアルキルシ
ロキサンを中間相状態で減圧下加熱することによる高分
子量ポリジアルキルシロキサンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂改質材として有効で
ある高分子量ポリジアルキルシロキサンの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】シリコーン樹脂はポリプロピレン系樹脂
(以下、PPと略すこともある)の耐衝撃性の改良、流
動性の改良、離型性の改良などに有効であることが知ら
れており、工業的にも使用されている。しかし、シリコ
ーン樹脂はPPに対する親和性が乏しいため、シリコー
ン樹脂をPPに添加すると溶融混練時の作業性が低下し
たり、成形加工後にシリコーン樹脂がブリードアウトし
て来るといった問題が生じる。
【0003】これら問題を解決するための手段として特
公昭52−43863号公報には、ビニル重合体とポリ
オルガノシロキサンとのブロックあるいはグラフト共重
合体を相溶化剤として加える方法が示されている他、高
分子量のシリコーン樹脂を用いる方法およびシリコーン
樹脂とPPとの親和性を高めるために側鎖に炭素数が2
以上のアルキル基を導入したシリコーン樹脂を用いる方
法が広く一般に知られ採用されている。
【0004】しかし、第一の方法でブロック共重合体を
用いる方法は有機リチウム化合物などの高価な化合物を
用いて別途合成する必要があるため実用的でなく、グラ
フト共重合体を用いる方法はグラフト反応時にPP分子
の切断が起こり物性の低下が避けられないといった問題
がある。また、第二の方法ではポリジメチルシロキサン
系のシリコーン樹脂について分子量が100万を越える
ものが得られており、溶融混練時の作業性はかなり改善
されているが、ブリードアウトを抑えるまでには至って
いない。また、ポリジメチルシロキサン系以外の炭素数
2以上のアルキル基を導入したシリコーン樹脂について
は高分子量のものを効率的に得る方法は知られていな
い。このため、第3の方法は、PPとの親和性を高める
ために炭素数2以上のアルキル基を分子内に導入しても
分子量が低いために充分な改良効果は得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に炭素数2以上
のアルキル基を側鎖に持つ高分子量のシリコーン樹脂を
効率的に得る方法は知られておらず、その方法の出現が
強く望れていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を行った結果、末端に縮合可能な基
を有し、且つ中間相を形成し得るポリジアルキルシロキ
サンを減圧下で融点以上、中間相−等方性液体の転移点
以下の温度に加熱することによって高分子量のポリジア
ルキルシロキサンが効率的に得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、末端に縮合可能な基を有
し、且つ中間相を形成し得るポリジアルキルシロキサン
を減圧下で融点以上、中間相−等方性液体の転移点以下
の温度に加熱することを特徴とする高分子量ポリジアル
キルシロキサンの製造方法である。
【0008】本発明で用いられるポリジアルキルシロキ
サンは、末端に縮合可能な基を有し、且つ中間相を形成
し得るものであれば特に限定されず、公知のポリジアル
キルシロキサンを用い得る。縮合可能な基としては、水
酸基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基などのア
ルコキシ基;トリフルオロメタンスルホン酸基、硫酸
基、硝酸基、酢酸基などの無機および有機酸基;塩素、
臭素、フッ素、ヨウ素などのハロゲン原子;ナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属原子および水素原子な
どを挙げることができる。
【0009】本発明で用いられる末端に縮合可能な基を
有するポリジアルキルシロキサンは中間相を示すもので
ある必要がある。ここで言う中間相とはサーモトロピッ
ク液晶性化合物に於いて見られる、固体結晶状態と等方
性液体状態との中間的な状態を示す相のことである。例
えば、ポリジノルマルプロピルシロキサンは、55〜7
0℃で固体結晶状態から中間相に転移し、さらに205
〜230℃で中間相から等方性液体に転移する。
【0010】本発明においては、下記一般式(1)で示
される繰り返し単位を有し、末端が下記一般式(2)で
示されるシリル基で封止されているポリジアルキルシロ
キサンが合成が比較的容易であるため好適である。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】(ただし、上記一般式(1)中のR1は炭
素数1以上のアルキル基であり、R2はR1と同種または
異種の炭素数2以上のアルキル基である。また、上記一
般式(2)中のR3は炭素数1以上のアルキル基であ
り、Xは縮合可能な基である。)これらR1〜R3のアル
キル基は、炭素数が上記範囲のものであれば特に限定さ
れないが、アルキル基の炭素数が25を越える場合には
ポリジアルキルシロキサンの原料となるモノマーの重合
活性が低下し合成が困難となる傾向があるために、炭素
数は25以下であることが好ましい。また、アルキル基
の構造なども特に限定されるものではなく、直鎖状、分
岐状あるいは環状のいずれであっても良い。また、一般
式(2)におけるXは前記した縮合可能な基であれば特
に限定されない。
【0014】本発明で用いられる末端に縮合可能な基を
有するポリジアルキルシロキサンの分子量は特に限定さ
れないが、ポリジアルキルシロキサンの高分子量化の効
率や合成の容易さを勘案すると、重量平均分子量(以
下、Mwと略すこともある)が10,000〜500,
000のものが好適である。なお、ここで言う重量平均
分子量はゲル・パーミエーション・クロマトグフィー
(GPC)で測定したポリスチレン換算の分子量であ
る。
【0015】本発明で用いられるポリジアルキルシロキ
サンの製法は何ら制限を受けるものではないが、一般に
は下記一般式(3)のジアルキルジクロルシランを加水
分解して得た環状ジアルキルシロキサンを、一般式
(4)で示されるジシロキサンを必要に応じて添加して
酸またはアルカリ触媒の存在下に重合させたものをその
まま、あるいは水洗を行って得るのが好適である。
【0016】
【化3】
【0017】(ただし、上記一般式(3)中のR1およ
びR2は前記一般式(1) 中のR1およびR2と同一であ
り、上記一般式(4) 中のX1およびX2は前記一般式
(2)の中のXと同じ種類の互いに同種または異種の縮
合可能な基である。)この様にして得た末端に縮合可能
な基を有するポリジアルキルシロキサンを減圧下で融点
以上、中間相−等方性液体の転移点(以下M−I転移点
と略すこともある)以下の温度に加熱すれば高分子量の
ジアルキルシロキサンを製造することができる。このと
き末端に縮合可能な基を有するポリジアルキルシロキサ
ンは、単一の種類のもののみでなく側鎖及び末端基の異
なった複数の種類のものを混合して用いることもでき
る。
【0018】末端に縮合可能な基を有するポリジアルキ
ルシロキサンを加熱する際の圧力は大気圧未満であれば
特に限定されないが、高分子量化の効率を考慮すると
0.01〜100mmHgであることが好ましい。ま
た、加熱する際の温度は末端に縮合可能な基を有するポ
リジアルキルシロキサンの融点以上、中間相−等方性液
体の転移点以下である必要がある。この範囲外の温度で
は高分子量化がほとんど起こらない。
【0019】本発明における製造方法において、用いる
末端に縮合可能な基を有するポリジアルキルシロキサ
ン、反応圧力および反応温度以外は何ら制限を受けるも
のではないが、ポリジアルキルシロキサンの高分子量化
は分子間の縮合反応によって起こるので、分子末端どう
しの接触確率を高める目的で加熱中に攪拌を行うのが好
適である。攪拌方式も特に制限を受けるものではない
が、一般に中間相状態のポリジアルキルシロキサンの粘
度は高いので、高粘度流体の攪拌に適したアンカー型攪
拌翼、ヘソカルリボン型攪拌翼による攪拌あるいはスク
リューによる押出し機タイプの攪拌を行うのが好適であ
る。また、縮合反応を促進する目的で必要に応じて触媒
を加えることもできる。この時使用できる触媒はポリジ
アルキルシロキサンの末端基どうしの縮合反応を促進す
るものであれば特に限定されない。好適に使用できる触
媒を具体的に例示すればオクチル酸亜鉛、オクチル酸
鉄、オクチル酸錫、オクチル酸コバルト、オクチル酸鉛
などの有機酸塩類;トリフルオロメタンスルホン酸、塩
酸、硫酸、リン酸、塩化鉄、ホウ酸などの酸類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ化合物類;
メチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、ア
リルアミン、アニリンなどのアミン類などである。
【0020】上記の様な反応を行うことにより重量平均
分子量が500,000〜1,500,000の高分子
量ポリジアルキルシロキサンを効率的に得ることができ
る。この様にして得られた高分子量ポリジアルキルシロ
キサンはそのままあるいは水洗、乾燥、粉砕などの後処
理を行った後、PPの改質材として用いることができ
る。
【0021】
【作用】一般にポリジアルキルシロキサンの製法として
アルカリ触媒を用いる方法と酸触媒を用いる方法が知ら
れており、アルカリ触媒を用いた場合には触媒の配位に
よって生じた活性点が分子間を次々に移動する連鎖成長
機構で、また、酸触媒を用いた場合には連鎖成長機構と
触媒の配位によって生じた末端シラノールと末端シリル
エステルとの縮合によって重合が進行すると言われてい
る。しかし、側鎖に炭素数2以上のアルキル基を持つポ
リジアルキルシロキサンについては立体障害が原因でこ
れら機構が円滑に進行しないため高分子量のものが得ら
れない。それに対し本発明の方法では、側鎖に炭素数2
以上のアルキル基を持つ高分子量のポリジアルキルシロ
キサンを効率良く得ることができる。この様な効果が発
現する原因は明確ではないが、分子配向が起こり易い、
つまり分子末端どうしの接触が起こり易い中間相状態
で、縮合反応を平衝的に促進するような条件にすること
により通常では起こりにくい分子間縮合反応が進行する
ようになることが原因と推定している。
【0022】
【効果】本発明によりPPに対する親和性の高い、高分
子量のポリジアルキルシロキサンを効率的に得ることが
可能となる。この事はPPに対する親和性が低いために
PPの改質材としての使用が制限されていたポリジアル
キルシロキサン樹脂にとって画期的なことである。
【0023】
【実施例】本発明を更に具体的に説明するため、以下に
実施例および比較例を掲げて説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
【0024】本実施例および比較例に用いたポリジアル
キルシロキサンを以下に示す。
【0025】S1:両末端に水酸基を有するポリジノル
マルプロピルシロキサン(Mw=35万,融点66℃,
M−I転移点225℃) S2:片末端に水酸基、もう一方の末端にトリフルオロ
メタンスルホン酸基を有するポリジノルマルプロピルシ
ロキサン(Mw=25万,融点65℃,M−I転移点2
20℃,ただし約15wt%のジノルマルプロピルシロ
キサン環状3量体および微量のトリフルオロメタンスル
ホン酸を含む) S3:両末端がジメチルエトキシシリル基であるポリジ
ノルマルプロピルシロキサン(Mw=8万,融点61
℃,M−I転移点210℃) S4:両末端がトリメチルシリル基であるポリジノルマ
ルプロピルシロキサン(Mw=15万,融点63℃,M
−I転移点213℃) S5:両末端に水酸基を有するポリジメチルシロキサン
(Mw=15万,チッソ(株)製PS348.7中間相
を形成しない。)なお、S1〜S4は次の方法で合成し
た。まず、ヘキサン溶媒中、塩化白金酸触媒存在下、ジ
クロルシランとプロピレンガスを同時に吹き込んで反応
させてジノルマルプロピルジクロルシランを合成した。
単離したジノルマルプロピルジクロルシランをさらに加
水分解してジノルマルプロピルシロキサン環状3量体を
合成した。精製したこの環状3量体をS1およびS2の
場合にはそのまま、S3の場合には0.5mol%の
1,3−ジエトキシテトラメチルジシロキサンを、S4
の場合には0.25mol%のヘキサメチルジシロキサ
ンを加え1mol%のトリフルオロメタンスルホン酸触
媒存在下で重合を行った。S2の場合はこれをそのま
ま、S1,S3およびS4の場合は、この重合生成物を
ヘキサンに溶解後充分に水洗して触媒を除去し、さらに
溶媒洗浄を行なって残存モノマーを除去したうえ乾燥を
行なって、上記S1〜S4のジノルマルプロピルシロキ
サンポリマーを得た。
【0026】また、これらポリマーの融点およびM−I
転移点は熱量分析により求めた。
【0027】実施例1〜5および比較例1〜4 表1および表し2に示す量の各種ポリジアルキルシロキ
サンポリマーを攪拌装置および圧力調節器接続用ノズル
の付いた内容積2lのジャケット加熱式ステンレス製反
応器に仕込み、表1および表2に示す圧力および温度条
件下で2時間攪拌を行った。攪拌終了後、反応器内温度
が100℃以下になるのを確認した後に大気開放し、反
応器内のポリマーを一部採取してGPC測定を行ってM
wを求めた。その結果を表1および表2に示す。
【0028】なお、実施例1〜5で得られた高分子量ジ
アルキルシロキサンをPPに5wt%添加し、射出成形
により板状成形体を作製したところ、溶融混練時の作業
性も良好であり、ブリードアウトも見られなかった。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】末端に縮合可能な基を有し且つ、中間相を
    形成し得るポリジアルキルシロキサンを減圧下で融点以
    上、中間相−等方性液体の転移点以下の温度に加熱する
    ことを特徴とする高分子量ポリジアルキルシロキサンの
    製造方法。
JP31705893A 1993-12-16 1993-12-16 シリコーン樹脂の製造方法 Pending JPH07165923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541511A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高分子量のオルガノポリシロキサンの製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009541511A (ja) * 2006-06-20 2009-11-26 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト 高分子量のオルガノポリシロキサンの製造法

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