JPH07167192A - 減衰力可変式ショックアブソーバ - Google Patents

減衰力可変式ショックアブソーバ

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JPH07167192A
JPH07167192A JP5317141A JP31714193A JPH07167192A JP H07167192 A JPH07167192 A JP H07167192A JP 5317141 A JP5317141 A JP 5317141A JP 31714193 A JP31714193 A JP 31714193A JP H07167192 A JPH07167192 A JP H07167192A
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shaft
rod
spool valve
damping force
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Kazuyuki Mizuno
和之 水野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はハウジング内に設けられたガイド部
材によりガイドされるスプール弁を軸方向に移動させて
減衰力を可変するよう構成した減衰力可変式ショックア
ブソーバを提供することを目的とする。 【構成】 減衰力可変式ショックアブソーバは、シリン
ダ内でオイルの抵抗を受けるピストン18と、ピストン
18内に流路に挿入され、その挿入位置により流路面積
を変更して減衰力を可変するスプール弁86と、スプー
ル弁86の端部に結合されたねじシャフト70が螺合す
るロータ66を回転駆動させてスプール弁86を移動さ
せるステッピングモータ48と、ねじシャフト70の端
部より延在するロッド76の軸方向の移動を許容すると
ともに、回転を規制するようロッド76が揺動可能に係
合するガイド部材77と、ガイド部材77を揺動可能に
付勢するとともにガイド部材77の回転を規制するコイ
ルばね75と、よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は減衰力可変式ショックア
ブソーバに係り、特にハウジング内に設けられたガイド
部材によりガイドされるスプール弁を軸方向に移動させ
て減衰力を可変するよう構成した減衰力可変式ショック
アブソーバに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等に使用される減衰力可変式ショ
ックアブソーバの一つとして、例えば特開平5−601
65号公報にみられるような構成のものがある。この公
報の減衰力可変式ショックアブソーバでは、シリンダ内
を摺動するピストン内に挿入されたスプール弁を軸方向
に移動させることにより減衰力を可変するようになって
いる。図10に示すように、従来の減衰力可変式ショッ
クアブソーバは、スプール弁1と一体的に結合されたシ
ャフト2のおねじ2aがロータ3の内周に嵌合するアウ
タレース部材3aのめねじ3bに螺合しており、ロータ
3の外周には永久磁石3cが固定されている。従って、
ステッピングモータ4のコイル4aからの電磁力により
ロータ3が回転駆動されると、めねじ3bが所定角度回
転しておねじ2aを有するシャフト2と一体なスプール
弁1が軸方向に移動する。
【0003】ロータ3は円筒状のハウジング5内の軸受
5a,5bにより回転自在に支承されている。又、ハウ
ジング5の上部には、シャフト2の軸方向の移動をガイ
ドするガイド部材6が嵌合し、下部には軸受支持部材7
が嵌合している。このガイド部材6の中心には、シャフ
ト2の軸線上に延在するロッド2bが嵌合するガイド孔
6aが設けられている。ガイド孔6a及びロッド2b
は、夫々断面が矩形状に形成されているので、シャフト
2の回転を規制する回転規制部材としても機能する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記減衰力
可変式ショックアブソーバでは、上記各構成部品の精度
あるいはハウジング5にガイド部材6,軸受支持部材7
を溶接する際の歪等により、組立完了後シャフト2の軸
線とガイド部材6の軸線とが一致せず、例えば図11に
示すように、ロッド2bがガイド孔6aに対して傾斜す
ることがある。このように、シャフト2がガイド部材6
に対して傾くとロッド2bはガイド孔6aの内壁に斜め
に接触することになり、横力Aがロッド2bに働く。そ
のため、シャフト2のおねじ2aは、上記横力Aにより
ロータ3のめねじ3aに対して傾くことになり、よって
めねじ3aとの接触圧が増加して回転抵抗が増加する。
【0005】その結果、従来の減衰力可変式ショックア
ブソーバでは、上記おねじ2aとめねじ3aとの回転抵
抗が増加してステッピングモータ4に余分な負荷がかか
るため、図12に示すようにステッピングモータ4のト
ルクが大幅に変動し、ステッピングモータ4を駆動する
際のエネルギ損失が大きいといった課題がある。
【0006】そこで、本発明は上記課題に鑑み、シャフ
トの軸線とガイド部材の軸線とが一致しない場合でも回
転抵抗が増加しないことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に作動油
が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動自在に嵌
合され、該シリンダ内を往復動するのに伴い該作動油の
移動により抵抗を受けるピストンと、該ピストン内に流
路に挿入され、その挿入位置により流路面積を変更して
減衰力を可変するスプール弁と、該スプール弁の端部に
結合され、外周におねじを有するシャフトと、該シャフ
トのおねじが螺合するめねじを有するロータを回転駆動
させて該スプール弁を軸方向に移動させるアクチュエー
タと、該ロータを該めねじの軸線を中心として回転自在
に支承するハウジングと、該シャフトの端部より軸方向
に延在するロッドと、該ハウジング内に設けられ、前記
ロッドの軸方向の移動を許容するとともに、軸線を中心
とする回転を規制するよう前記ロッドが揺動可能に係合
するガイド穴を有するガイド部材と、該ガイド部材を揺
動可能に付勢する付勢手段と、前記ガイド部材の回転を
規制する回転規制手段と、よりなることを特徴とする。
【0008】
【作用】ハウジング内に設けられたガイド部材を揺動自
在に設けることによりシャフトの軸線とガイド部材の軸
線とがずれたときのねじ部分の抵抗が増加することを防
止し、さらにガイド部材を揺動可能に付勢するとともに
前記ガイド部材の回転を規制する回転規制手段を設ける
ことにより、ガイド部材の回転を防止してロータの回転
によりスプール弁を軸方向に移動させる。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる減衰力可変式シ
ョックアブソーバの一実施例を示す。
【0010】図1に示す減衰力可変式ショックアブソー
バは、ツインチューブ式ショックアブソーバであり、内
部が図2及び図3に示すような構成となっている。各図
中、10はインナシリンダ、12はアウタシリンダで夫
々軸線14に沿って同心に延在する。これらのシリンダ
の両端は図には示されていないエンドキャップにより閉
じられている。
【0011】シリンダ10,12及びエンドキャップは
互いに共働して環状室16を郭定している。インナシリ
ンダ10内には、軸線14に沿って往復動可能にピスト
ン18が配置されている。
【0012】ピストン18は、インナシリンダ10の内
部をシリンダ上室20とシリンダ下室22とに分離する
ピストン本体24と、該本体に一体的に連結され上端に
エンドキャップを貫通して軸線14に沿って延在するピ
ストンロッド26とよりなっている。ピストン本体24
はナット28によりピストンロッド26の先端部に固定
されており、ピストン本体24には周知の構造を有する
縮み行程用の減衰力発生装置30及び伸び行程用の減衰
力発生装置32が設けられている。
【0013】尚、図1には図示されていないが、インナ
シリンダ10の下方にはそれ自身周知の構造を有するベ
ースバルブ組立体が設けられており、該ベースバルブ組
立体には縮み行程用及び伸び行程用の減衰力発生装置が
設けられている。
【0014】又、シリンダ上室20,シリンダ下室2
2,環状室16の一部には、作動油としてのオイル34
が充填されており、環状室16の上方部分には高圧ガス
が封入されている。又、図1には図示されていないが、
ピストンロッド26の上端はばね上としての車体に連結
され、アウタシリンダ12又は下端のエンドキャップは
図示されていないばね下としてのサスペンション部材に
連結される。
【0015】図2及び図3に示すように、減衰力発生装
置30は、ピストン本体24に設けられ、シリンダ上室
20とシリンダ下室22とを連通接続する接続通路30
aと、ピストン本体24のシリンダ上室20側の端面に
当接する減衰力発生弁30bと、減衰力発生弁30bを
図示の閉弁位置へ付勢するばね30cとを有する。又、
減衰力発生弁30bは、弾性材よりなる円環板状の部材
であり、複数の孔を有する。
【0016】上記ばね30cは同じく弾性材よりなり、
リング部より放射状に延在する複数のアーム部を有し、
アーム部の先端が減衰力発生弁30bに当接するように
なっている。
【0017】減衰力発生装置32は、ピストン本体24
に設けられ、シリンダ上室20とシリンダ下室22とを
連通接続する接続通路32aと、ピストン本体24のシ
リンダ下室22側の端面に当接する減衰力発生弁32b
と、軸線14に沿って往復動可能にナット28の上端部
に嵌合するスプリングシート32cと、該スプリングシ
ート32cとナット28の下端に設けられたスプリング
シート部との間に弾装されスプリングシート32cを減
衰力発生弁32bに対し付勢する圧縮コイルばね32d
とを有する。
【0018】図2に示すように、ピストンロッド26は
軸線14に沿って延在する中空孔40を有するロッド部
材42を含んでいる。ロッド部材42の下端には、弁ハ
ウジング44がねじ込みにより固定されており、中空孔
40内には回転式アクチュエータとしてのステッピング
モータ48と、その回転運動を往復運動に変換する運動
変換装置50とが収容されている。
【0019】ステッピングモータ48は、ボビン52に
より保持されたコイル54と、夫々ボールベアリング5
6,58を介して回転可能に支持され、コイル54に対
向する外周面に永久磁石64が固定された中空のロータ
66とを有し、コイル54に通電されるとロータ66が
軸線14の周りに回転するようになっている。上方のボ
ールベアリング56はロータ66の内周に嵌合し、下方
のボールベアリング58はハウジング62の外周に嵌合
している。
【0020】運動変換装置50はねじ機構であり、軸線
14に沿って延在し外周面におねじ70aを有するねじ
シャフト70と、外周面にてロータ66の内周面に固定
されシャフト70のおねじ70aが螺合するめねじ72
aを有するアウタレース部材72とを有する。又、シャ
フト70は、その下端より軸線14に沿って下方に延在
し駆動軸として機能するシャフト71を一体に有する。
【0021】上記運動変換装置50及びロータ66は、
円筒状のハウジング73内に収容されている。ハウジン
グ73の上端にはばね受け74が嵌合し、下端にはボー
ルベアリング58が嵌合する軸受支持部材62が嵌合
し、夫々溶接により固着されている。図4に拡大して示
すように、ばね受け74は下面側にコイルばね75が当
接する凹部74aを有し、上記ねじシャフト70の上部
より軸方向に延在するロッド76は凹部74aに当接す
ることなく、充分に離間している。
【0022】77はガイド部材で、コイルばね75のば
ね力により揺動自在に付勢されており、図5に示すよう
に、上面側にコイルばね75が当接するばね受け部77
aが設けられ、下面側に上方のボールベアリング56の
内周に嵌合する突部77bを有し、この突部77bの底
面には半径方向に延在する長方形状のガイド穴77cが
穿設されている。このガイド穴77cには、断面が矩形
状とされたロッド76が挿通されて回転が規制されると
ともに、軸方向及び半径方向の移動がガイドされる。
【0023】そのため、ロッド76は、ガイド部材77
に対し揺動可能に嵌合し,且つばね受け74より離間し
ている。そして、上記ガイド部材77とばね受け74と
の間に介在するコイルばね75のばね力により、ガイド
部材77はロータ66に押圧される。従って、ガイド部
材77はコイルばね75との摩擦力により回転しないよ
うに係止されており、ガイド部材77のガイド穴77c
に挿通されたロッド76もガイド部材77を介して回転
を規制される。
【0024】このように、ロッド76がばね受け74に
何ら規制されることなく揺動可能に支持されているの
で、例えば各構成部品の精度あるいはハウジング73に
ばね受け74,軸受支持部材62を溶接する際の歪等に
より、図6に示すように、組立完了後ねじシャフト70
の軸線71が軸線14と一致せず、傾斜した状態となっ
た場合でも、ロッド76がガイド部材77のガイド穴7
7cに沿って傾くことができ、しかもその際にばね受け
74に当接しないため、ロッド76は軸方向に移動する
ことができる。
【0025】従って、図6に示すように、ねじシャフト
70が傾いてもガイド部材77がロッド76と同方向に
傾くため、ねじ部分での接触圧が増加して回転抵抗が増
加することがない。即ち、ステッピングモータ48によ
るロータ66の回転駆動によりねじシャフト70の軸方
向の移動が妨げられず、スプール弁86の位置調整がス
ムーズに行える。
【0026】図7は本実施例のステッピングモータ48
のトルク変動を測定した実験結果であり、従来(図12
参照)に比べてトルク変動が小さく、ねじシャフト70
を比較的小さなトルクで駆動することができることが分
かる。よってステッピングモータ48の負荷が軽減さ
れ、電力消費量を節約することができるとともに、ステ
ッピングモータ48の寿命も延ばすことができる。
【0027】又、上記弁ハウジング44には、夫々軸受
支持部材62との間及び中空孔40の壁面との間をシー
ルするOリング78,80が装着されている。又、中空
孔40の壁面には、ボビン52を位置決めしその脱落を
防止するストッパリング82が固定されている。
【0028】弁ハウジング44は、ロッド部44aを有
し、該ロッド部44aはロッド部材42の下端より下方
へ軸線14に沿って突出している。ナット28は、ロッ
ド部44aの下端にねじ込みにより固定されている。
【0029】ロッド部44aは、軸線14に沿って延在
する中空孔84を有し、該中空孔84の上方部分はスプ
ール弁86を軸線14に沿って往復動可能に受け入れる
弁孔88を郭定している。ピストン本体24と弁ハウジ
ング44との間には、ストッパ90,スペーサ92,バ
イパス装置94がロッド部44aに嵌合する状態にて固
定されている。
【0030】バイパス装置94は、内側円筒体96と、
外側円筒体98と、これらの両端に配置されたエンドキ
ャップ100,102を含み、これらの部材は互いに共
慟して軸線14の周りに環状に延在する内部空間104
を郭定している。エンドキャップ100,102には、
夫々上下方向にお延在する複数の通路106,108が
設けられており、又エンドキャップ100,102の上
面に当接する減衰力発生弁110,112が設けられて
いる。
【0031】減衰力発生弁110は、その径方向内周部
にてスペーサ92とエンドキャップ100との間に挟ま
れており、内部空間104よりシリンダ上室20へ向か
うオイルの流れのみを許すようになっている。一方、減
衰力発生弁112は、その径方向内周部にてばね114
及びスペーサ116を介して内側円筒体96とピストン
本体24との間に挟まれており、シリンダ上室20より
内部空間104へ向かうオイルの流れのみを許すように
なっている。
【0032】内側円筒体96には、内部空間104と連
通する複数の径方向通路118と、該径方向通路118
と連通する環状ポート120とが設けられている。弁ハ
ウジング44のロッド部44aには、環状ポート120
と連通する複数の径方向通路122と、該径方向通路1
22と連通し弁孔88に開口する環状ポート124とが
設けられている。
【0033】スプール弁86は、その長手方向に延在す
る中空孔126を有し、該中空孔126の直径はシャフ
ト71の直径よりも僅かに大きく、これによりスプール
弁86は、シャフト71に遊嵌状態にて嵌合している。
そして、スプール弁86の外周には環状溝86aが設け
られている。シャフト71の下端近傍には環状溝128
が設けられており、該環状溝128にはストッパリング
130が装着されている。又、シャフト71には、スプ
ール弁86の上端より上方の位置に環状溝134が設け
られており、該環状溝134にはストッパリング136
が装着されている。
【0034】ストッパリング136に当接して配置され
たスプリングシート138とスプール弁86の上端に設
けられたカウンタボア140の端面との間には、シャフ
ト71に嵌合する状態にて圧縮コイルばね142が弾装
されている。圧縮コイルばね142のばね力は、スプー
ル弁86に作用する流体力や摩擦力に抗してスプール弁
86をストッパリング136に当接させた位置に保持す
るに足る最小限の値に設定されており、これによりスプ
ール弁86はそれがシャフト71により軸線14に沿っ
て往復動される際には、シャフト71に従って往復動す
るが、軸線14を横切る方向に比較的自由にシャフト7
1に対して相対変位しうるようになっている。
【0035】スプール弁86は、弁孔88と共慟してそ
の上下に上室144及び下室146を郭定しており、こ
れらの室144,146はカウンタボア140,中空孔
126とシャフト71との間の空間,スプール弁86,
ワッシャ132,シャフト71,ストッパリング130
の間のクリアランス通路により互いに連通接続されてい
る。又、スプール弁86は、下端部が図2に示す全閉位
置にあるときには、環状ポート124と下室146との
連通を遮断するが、図3に示すようにスプール弁86が
全閉位置より上方に駆動されると、環状溝86aが環状
ポート124に対向する位置に移動し、環状ポート12
4と下室146とを連通接続する可変オリフィス148
が郭定されるようになっている。
【0036】かくして、通路106,108,内部空間
104,径方向通路118,環状ポート120,径方向
通路122,環状ポート124,中空孔84は、減衰力
発生装置30,32を迂回してシリンダ上室20とシリ
ンダ下室22とを連通接続し、途中に弁孔88を有する
バイパス通路158を郭定しており、該バイパス通路1
58の連通及び連通度合いはスプール弁86によってオ
リフィス148の実効通路断面積が制御されることによ
り可変制御される。
【0037】本実施例のコイルばね75は、付勢手段と
回転規制手段とを兼ねている。
【0038】図8に本発明の変形例を示す。
【0039】同図中、コイルばね75は、上端及び下端
に係止ピン75a,75bが軸方向に突出するように設
けられている。ばね受け74は凹部74aの天板74b
に上記コイルばね75の係止ピン75aが嵌合する係止
孔74cが設けられている。又、ガイド部材77はコイ
ルばね75が当接するばね受け部77aに上記コイルば
ね75の係止ピン75bが嵌合する係止孔77dが設け
られている。
【0040】本変形例の付勢手段はコイルばね75、回
転規制手段は係止ピン75a,75b、係止孔74c、
係止孔77dから成っている。
【0041】そのため、図8に示す構成では、係止ピン
75a,75bがばね受け74の係止孔74c及びガイ
ド部材77の係止孔77dに嵌合することにより、コイ
ルばね75が軸線14を中心とする回転を規制され、且
つガイド部材77の回転もコイルばね75を介して規制
される。従って、上記ばね受け74,コイルばね75,
ガイド部材77を組み合わせると、コイルばね75がば
ね受け74及びガイド部材77に対してスリップするこ
とが確実に防止され、上記ステッピングモータ48によ
る回転力を伝達ロスのない状態でねじシャフト70に伝
達することができる。
【0042】図9に本発明の別の変形例を示す。
【0043】同図中、ばね受け74は凹部74aの周縁
部より下方に突出する回転規制用の係止ピン74dを有
する。この係止ピン74dは、ガイド部材77に係合す
る位置まで延在しており、且つコイルばね75に接触し
ないようにコイルばね75の外側に延在する。
【0044】ガイド部材77は、コイルばね75が当接
するばね受け75aの外側に上記係止ピン74dが嵌合
するための切欠77eが設けられている。従って、上記
ばね受け74,コイルばね75,ガイド部材77を組み
合わせると、係止ピン74dの下端が切欠77eに嵌合
してガイド部材77がばね受け74に対してスリップす
ることが確実に防止され、上記ステッピングモータ48
による回転力を伝達ロスのない状態でねじシャフト70
に伝達することができる。
【0045】本変形例の付勢手段はコイルばね75、回
転規制手段は係止ピン74d、切欠77eから成ってい
る。
【0046】尚、上記実施例では、自動車に用いられる
減衰力可変式ショックアブソーバを一例として挙げた
が、これに限らず、自動車以外のショックアブソーバと
して使用されるものにも本発明を適用することができる
のは勿論である。
【0047】又、上記実施例では、ステッピングモータ
を使用してスプール弁を移動させたが、ステッピングモ
ータ以外のモータあるいはそれ以外のアクチュエータを
使用しても良い。
【0048】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる減衰力可変式
ショックアブソーバは、シャフトと一体に設けられたロ
ッドをガイドするガイド部材を揺動自在に設けたため、
シャフトの軸線とガイド部材の軸線とがずれたときのね
じ部分の抵抗が増加することを防止し、さらにガイド部
材を揺動可能に付勢するとともに前記ガイド部材の回転
を規制する回転規制手段を設けたため、ガイド部材の回
転を防止してアクチュエータの回転駆動力を伝達ロスの
ない状態でスプール弁と一体なシャフトを軸方向に移動
させて減衰力を可変することができ、これによりロータ
の回転によりスプール弁をスムーズに軸方向に移動させ
ることができ、ロータの回転負荷を軽減してアクチュエ
ータのトルク変動を減少させてアクチュエータの寿命を
延ばすことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる減衰力可変式ショックアブソーバ
の一実施例の縦断面図である。
【図2】ピストンロッドの内部構成を説明するための縦
断面図である。
【図3】スプール弁の動作を説明するための縦断面図で
ある。
【図4】本発明の要部を拡大して説明するための縦断面
図である。
【図5】ガイド部材を説明するための図である。
【図6】ねじシャフト及びガイド部材が傾いた状態を示
す縦断面図である。
【図7】ステッピングモータのトルク特性を示すグラフ
である。
【図8】ガイド部材の変形例の図である。
【図9】ガイド部材の別の変形例の図である。
【図10】従来の構成を説明するための縦断面図であ
る。
【図11】従来の構成でねじシャフト及びガイド部材が
傾いた状態を示す縦断面図である。
【図12】従来のステッピングモータのトルク特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
10 インナシリンダ 12 アウタシリンダ 14 軸線 18 ピストン 20 シリンダ上室 22 シリンダ下室 24 ピストン本体 26 ピストンロッド 30,32 減衰力発生装置 48 ステッピングモータ 50 運動変換装置 54 コイル 66 ロータ 70 ねじシャフト 74 ばね受け 75 コイルばね 76 ロッド 77 ガイド部材 86 スプール弁 94 バイパス装置 110,112 減衰力発生弁 148 可変オリフィス 158 バイパス通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に作動油が封入されたシリンダと、 該シリンダ内に摺動自在に嵌合され、該シリンダ内を往
    復動するのに伴い該作動油の移動により抵抗を受けるピ
    ストンと、 該ピストン内に流路に挿入され、その挿入位置により流
    路面積を変更して減衰力を可変するスプール弁と、 該スプール弁の端部に結合され、外周におねじを有する
    シャフトと、 該シャフトのおねじが螺合するめねじを有するロータを
    回転駆動させて該スプール弁を軸方向に移動させるアク
    チュエータと、 該ロータを該めねじの軸線を中心として回転自在に支承
    するハウジングと、 該シャフトの端部より軸方向に延在するロッドと、 該ハウジング内に設けられ、前記ロッドの軸方向の移動
    を許容するとともに、軸線を中心とする回転を規制する
    よう前記ロッドが揺動可能に係合するガイド穴を有する
    ガイド部材と、 該ガイド部材を揺動可能に付勢する付勢手段と、 前記ガイド部材の回転を規制する回転規制手段と、 よりなることを特徴とする減衰力可変式ショックアブソ
    ーバ。
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