JPH094667A - 減衰力可変式ショックアブソーバ - Google Patents
減衰力可変式ショックアブソーバInfo
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- JPH094667A JPH094667A JP15630295A JP15630295A JPH094667A JP H094667 A JPH094667 A JP H094667A JP 15630295 A JP15630295 A JP 15630295A JP 15630295 A JP15630295 A JP 15630295A JP H094667 A JPH094667 A JP H094667A
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- cylinder
- piston
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作動流体が弁体の軸線方向からずれて流れる
場合にも流体力を低減させる。 【構成】 スプール弁106の第4突部134の外径寸
法は、弁孔105の内径寸法と実質的に同一に設定され
ている。このため、オイルがスプール弁106の軸線方
向からずれて流れる場合(広がり流れの高速噴流である
場合)にも、オイルをテーパ面134Bに確実に衝突さ
せることができ、これにより流体力を低減させることが
できる。しかも、スプール弁106にスリット140を
形成したので、テーパ面134Bに衝突したオイルをス
リット140を介してバイパス通路内へ案内することが
できる。従って、減衰力特性自体に与える影響を最小限
に抑えることができる。
場合にも流体力を低減させる。 【構成】 スプール弁106の第4突部134の外径寸
法は、弁孔105の内径寸法と実質的に同一に設定され
ている。このため、オイルがスプール弁106の軸線方
向からずれて流れる場合(広がり流れの高速噴流である
場合)にも、オイルをテーパ面134Bに確実に衝突さ
せることができ、これにより流体力を低減させることが
できる。しかも、スプール弁106にスリット140を
形成したので、テーパ面134Bに衝突したオイルをス
リット140を介してバイパス通路内へ案内することが
できる。従って、減衰力特性自体に与える影響を最小限
に抑えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバに
係り、詳細には減衰力可変式ショックアブソーバに関す
る。
係り、詳細には減衰力可変式ショックアブソーバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ショックアブソーバの性能を
高めるべく、減衰力可変式ショックアブソーバが用いら
れている。この種のショックアブソーバの一例が特開平
6−81882号公報に開示されており、以下に概略的
に説明する。
高めるべく、減衰力可変式ショックアブソーバが用いら
れている。この種のショックアブソーバの一例が特開平
6−81882号公報に開示されており、以下に概略的
に説明する。
【0003】図6には、この公報に開示されたショック
アブソーバ200の要部の縦断面構造が示されている。
この図に示されるように、ピストンロッド202は筒状
に形成されており、その下端部には基部204A及びス
リーブ204Bから成る弁ハウジング204が螺合され
ている。このうち、スリーブ204Bの外周部にはバイ
パス装置206及びピストン208がこの順に装着され
ており、ナット210によって固定されている。なお、
バイパス装置206には複数の通路が形成されている。
また、ピストン208によって、シリンダ内の室がシリ
ンダ上室212とシリンダ下室214とに隔成されてい
る。
アブソーバ200の要部の縦断面構造が示されている。
この図に示されるように、ピストンロッド202は筒状
に形成されており、その下端部には基部204A及びス
リーブ204Bから成る弁ハウジング204が螺合され
ている。このうち、スリーブ204Bの外周部にはバイ
パス装置206及びピストン208がこの順に装着され
ており、ナット210によって固定されている。なお、
バイパス装置206には複数の通路が形成されている。
また、ピストン208によって、シリンダ内の室がシリ
ンダ上室212とシリンダ下室214とに隔成されてい
る。
【0004】上述した弁ハウジング204には弁孔21
6及びこの弁孔216と連通されたバイパス通路218
が同軸上に形成されており、このうち、弁孔216内に
は、スプール弁220が軸線に沿って移動可能に配置さ
れている。このスプール弁220はステッピングモータ
222及びボールネジを含むシャフト224から成るア
クチュエータ226によって駆動され、軸線に沿って往
復運動可能とされている。
6及びこの弁孔216と連通されたバイパス通路218
が同軸上に形成されており、このうち、弁孔216内に
は、スプール弁220が軸線に沿って移動可能に配置さ
れている。このスプール弁220はステッピングモータ
222及びボールネジを含むシャフト224から成るア
クチュエータ226によって駆動され、軸線に沿って往
復運動可能とされている。
【0005】ここで、スプール弁220とスリーブ20
4Bとの間には、図6図示状態が全閉状態とされ図7図
示状態が全開状態とされる可変オリフィス228が設定
されている。スプール弁220によって可変オリフィス
228が閉塞された状態では、作動流体の流通は遮断さ
れる。一方、スプール弁220によって可変オリフィス
228が開放された状態では、弁孔216の下方に設け
れたバイパス通路218及び可変オリフィス228並び
にバイパス装置206の通路を介してシリンダ下室21
4とシリンダ上室212とが相互に連通される。このた
め、作動流体の一部がバイパス通路218及び可変オリ
フィス228並びにバイパス装置206の通路を介して
シリンダ下室214とシリンダ上室212との間を相互
に流通し、ピストン208等によって生じる減衰力が低
減される。なお、このとき、スプール弁220による可
変オリフィス228の実効流路断面積如何によってこの
際の連通度合いが変更される。
4Bとの間には、図6図示状態が全閉状態とされ図7図
示状態が全開状態とされる可変オリフィス228が設定
されている。スプール弁220によって可変オリフィス
228が閉塞された状態では、作動流体の流通は遮断さ
れる。一方、スプール弁220によって可変オリフィス
228が開放された状態では、弁孔216の下方に設け
れたバイパス通路218及び可変オリフィス228並び
にバイパス装置206の通路を介してシリンダ下室21
4とシリンダ上室212とが相互に連通される。このた
め、作動流体の一部がバイパス通路218及び可変オリ
フィス228並びにバイパス装置206の通路を介して
シリンダ下室214とシリンダ上室212との間を相互
に流通し、ピストン208等によって生じる減衰力が低
減される。なお、このとき、スプール弁220による可
変オリフィス228の実効流路断面積如何によってこの
際の連通度合いが変更される。
【0006】さらに、この公報に開示された構成によれ
ば、スプール弁220の下端部に衝突板230が設けら
れているため、スプール弁220に作用する作動流体の
流体力の影響が低減される。すなわち、図7図示の如
く、スプール弁220が全開状態にされると、伸び行程
時にはスプール弁220にマイナス(負圧)方向である
矢印A方向の流体力が発生する。しかし、この際には、
作動流体が衝突板230に衝突することでスプール弁2
20に動圧が生じ、前記矢印A方向の流体力を低減する
効果がある。
ば、スプール弁220の下端部に衝突板230が設けら
れているため、スプール弁220に作用する作動流体の
流体力の影響が低減される。すなわち、図7図示の如
く、スプール弁220が全開状態にされると、伸び行程
時にはスプール弁220にマイナス(負圧)方向である
矢印A方向の流体力が発生する。しかし、この際には、
作動流体が衝突板230に衝突することでスプール弁2
20に動圧が生じ、前記矢印A方向の流体力を低減する
効果がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成による場合、上記の如く作動流体がスプール弁220
の軸線方向に沿って流れる場合には有効であるが、作動
流体の運動量変化に起因したスプール弁220の自励振
動の発生を低減すべく、スプール弁220の形状を変更
して作動流体がスプール弁220の軸線方向からずれて
流れるように構成した場合(例えば、広がり流れの噴流
となった場合)には作動流体が衝突板230に衝突しな
いか、或いは僅かに衝突するだけになる。このため、狙
った流体力低減効果が得られないという問題点が生じ
る。なお、狙った流体力低減効果が得られない場合には
減衰力特性に影響が及ぶので好ましくない。
成による場合、上記の如く作動流体がスプール弁220
の軸線方向に沿って流れる場合には有効であるが、作動
流体の運動量変化に起因したスプール弁220の自励振
動の発生を低減すべく、スプール弁220の形状を変更
して作動流体がスプール弁220の軸線方向からずれて
流れるように構成した場合(例えば、広がり流れの噴流
となった場合)には作動流体が衝突板230に衝突しな
いか、或いは僅かに衝突するだけになる。このため、狙
った流体力低減効果が得られないという問題点が生じ
る。なお、狙った流体力低減効果が得られない場合には
減衰力特性に影響が及ぶので好ましくない。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、作動流体が弁
体の軸線方向からずれて流れる場合にも流体力を低減さ
せることができる減衰力可変式ショックアブソーバを得
ることが目的である。
体の軸線方向からずれて流れる場合にも流体力を低減さ
せることができる減衰力可変式ショックアブソーバを得
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ内に
往復運動可能に収容されたピストンロッドと、 このピ
ストンロッドの端部に貫通状態で固定され、シリンダ内
の室をシリンダ上室とシリンダ下室とに隔成するピスト
ンと、このピストンに設けられ、シリンダの軸線に沿っ
てピストンが移動することにより作動流体に流動抵抗を
付与して減衰力を発生させる減衰力発生手段と、ピスト
ンロッドに設けられ、シリンダ上室とシリンダ下室とを
連通する連通手段と、この連通手段の所定部位内に往復
運動可能に配置され、連通手段の連通度合いを制御する
弁体と、この弁体をピストンロッドの軸線に沿って移動
させるアクチュエータと、を有し、前記弁体に、連通手
段の所定部位の径寸法と実質的に同一な径寸法に設定さ
れかつ作動流体を衝突させる衝突部と、衝突部以外の部
分に設けられ衝突部に衝突した作動流体の流通を許容す
る流通部と、を含む衝突手段を設けた、ことを特徴とし
ている。
往復運動可能に収容されたピストンロッドと、 このピ
ストンロッドの端部に貫通状態で固定され、シリンダ内
の室をシリンダ上室とシリンダ下室とに隔成するピスト
ンと、このピストンに設けられ、シリンダの軸線に沿っ
てピストンが移動することにより作動流体に流動抵抗を
付与して減衰力を発生させる減衰力発生手段と、ピスト
ンロッドに設けられ、シリンダ上室とシリンダ下室とを
連通する連通手段と、この連通手段の所定部位内に往復
運動可能に配置され、連通手段の連通度合いを制御する
弁体と、この弁体をピストンロッドの軸線に沿って移動
させるアクチュエータと、を有し、前記弁体に、連通手
段の所定部位の径寸法と実質的に同一な径寸法に設定さ
れかつ作動流体を衝突させる衝突部と、衝突部以外の部
分に設けられ衝突部に衝突した作動流体の流通を許容す
る流通部と、を含む衝突手段を設けた、ことを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、作動流体が弁体の軸線方向
からずれて流れる場合、例えば作動流体の流れが高速噴
流の広がり流れであった場合、弁体にはマイナス(負
圧)方向の流体力が作用する。しかし、本発明によれ
ば、衝突手段の径寸法が連通手段の所定部位の径寸法と
実質的に同一に設定されているため、前記作動流体の流
れは必ず衝突手段の衝突部に衝突する。このため、衝突
部に動圧が発生し、この結果前述したマイナス方向の流
体力が相殺或いは低減される。
からずれて流れる場合、例えば作動流体の流れが高速噴
流の広がり流れであった場合、弁体にはマイナス(負
圧)方向の流体力が作用する。しかし、本発明によれ
ば、衝突手段の径寸法が連通手段の所定部位の径寸法と
実質的に同一に設定されているため、前記作動流体の流
れは必ず衝突手段の衝突部に衝突する。このため、衝突
部に動圧が発生し、この結果前述したマイナス方向の流
体力が相殺或いは低減される。
【0011】なお、衝突手段の衝突部に衝突した作動流
体は、流通部を介して流通される。すなわち、流通部に
よって作動流体の流路が確保される。このため、減衰力
特性自体に与える影響は最小限に抑えられる。
体は、流通部を介して流通される。すなわち、流通部に
よって作動流体の流路が確保される。このため、減衰力
特性自体に与える影響は最小限に抑えられる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図4を用いて、本発明の一実施
例について説明する。
例について説明する。
【0013】図2には、本実施例に係る所謂ツインチュ
ーブ式のショックアブソーバ10の要部縦断面構造が示
されている。ショックアブソーバ10は、同心的に配置
された図示しないアウタシリンダ及びインナシリンダを
備えている。アウタシリンダの上端部には、軸心部に貫
通孔を有する図示しないリングナットが螺合されてい
る。リングナットの内周面とインナシリンダの外周面と
は、オイルシールによってシールされている。また、ア
ウタシリンダの下端部には、図示しないエンドキャップ
が溶接等により固着されている。インナシリンダの下端
部には、周知のベースバルブが配設されている。これに
より、アウタシリンダとインナシリンダとの間には環状
室が形成され、この環状室には作動流体であるオイル及
び高圧ガス(窒素ガス)が封入されている。
ーブ式のショックアブソーバ10の要部縦断面構造が示
されている。ショックアブソーバ10は、同心的に配置
された図示しないアウタシリンダ及びインナシリンダを
備えている。アウタシリンダの上端部には、軸心部に貫
通孔を有する図示しないリングナットが螺合されてい
る。リングナットの内周面とインナシリンダの外周面と
は、オイルシールによってシールされている。また、ア
ウタシリンダの下端部には、図示しないエンドキャップ
が溶接等により固着されている。インナシリンダの下端
部には、周知のベースバルブが配設されている。これに
より、アウタシリンダとインナシリンダとの間には環状
室が形成され、この環状室には作動流体であるオイル及
び高圧ガス(窒素ガス)が封入されている。
【0014】上述したインナシリンダの軸心部には、ピ
ストンロッド12が挿入されている。ピストンロッド1
2の上端部は前述したリングナットの貫通孔を貫通して
車体構成部材に固定されており、又アウタシリンダの下
端部はサスペンションアーム等のサスペンション部材に
固定されている。
ストンロッド12が挿入されている。ピストンロッド1
2の上端部は前述したリングナットの貫通孔を貫通して
車体構成部材に固定されており、又アウタシリンダの下
端部はサスペンションアーム等のサスペンション部材に
固定されている。
【0015】ピストンロッド12は、円筒状の本体部1
2A及びこの本体部12Aの下端部から拡径されて下方
へ延出された円筒状の拡径部12Bを備えている。本体
部12Aの軸心部には後述するステッピングモータ18
への給電用の配線を収容するチューブ14が配置されて
いる。また、拡径部12Bの下端部には、拡径部12B
の内側に嵌合される基部16A及びこの基部16Aの軸
心部から下方へ突出する円筒状のスリーブ16Bから成
る弁ハウジング16が装着されている。
2A及びこの本体部12Aの下端部から拡径されて下方
へ延出された円筒状の拡径部12Bを備えている。本体
部12Aの軸心部には後述するステッピングモータ18
への給電用の配線を収容するチューブ14が配置されて
いる。また、拡径部12Bの下端部には、拡径部12B
の内側に嵌合される基部16A及びこの基部16Aの軸
心部から下方へ突出する円筒状のスリーブ16Bから成
る弁ハウジング16が装着されている。
【0016】拡径部12Bと弁ハウジング16の基部1
6Aとによって形成された空間部には、ステッピングモ
ータ18及び運動変換装置20から成るアクチュエータ
22が収容されている。
6Aとによって形成された空間部には、ステッピングモ
ータ18及び運動変換装置20から成るアクチュエータ
22が収容されている。
【0017】ステッピングモータ18は、ボビン24に
よって保持されたコイル26と、このコイル26の軸心
部に配置された円筒状の回転軸28と、この回転軸28
の外周面におけるコイル26と対向する位置に固定され
た永久磁石30と、を含んで構成されている。回転軸2
8は上部28A及びこの上部28Aと連結された下部2
8Bを含んで構成されており、このうち上部28Aの貫
通孔内周面には雌ねじが形成されている。また、下部2
8Bの一部は下方へ突出されており、後述する支持体3
4の軸方向中間部付近に位置されている。さらに、回転
軸28の上部28Aの上端部及び下部28Bの下端部
は、ベアリング32によってそれぞれ回転自在に支持さ
れている。下側に配置されたベアリング32の外周部に
は、略円筒体である支持体34が配設されている。この
支持体34の外周部は弁ハウジング16の基部16Aに
嵌合されており、又支持体34の軸心部は有孔円板状の
リテーナ36を間に介して弁ハウジング16の基部16
Aに嵌合されている。さらに、支持体34の外周部に
は、ステッピングモータ18のボビン24の位置決めを
する環状体38が固定されている。上記のステッピング
モータ18は、コイル26に通電されることにより回転
軸28が回転運動をする。
よって保持されたコイル26と、このコイル26の軸心
部に配置された円筒状の回転軸28と、この回転軸28
の外周面におけるコイル26と対向する位置に固定され
た永久磁石30と、を含んで構成されている。回転軸2
8は上部28A及びこの上部28Aと連結された下部2
8Bを含んで構成されており、このうち上部28Aの貫
通孔内周面には雌ねじが形成されている。また、下部2
8Bの一部は下方へ突出されており、後述する支持体3
4の軸方向中間部付近に位置されている。さらに、回転
軸28の上部28Aの上端部及び下部28Bの下端部
は、ベアリング32によってそれぞれ回転自在に支持さ
れている。下側に配置されたベアリング32の外周部に
は、略円筒体である支持体34が配設されている。この
支持体34の外周部は弁ハウジング16の基部16Aに
嵌合されており、又支持体34の軸心部は有孔円板状の
リテーナ36を間に介して弁ハウジング16の基部16
Aに嵌合されている。さらに、支持体34の外周部に
は、ステッピングモータ18のボビン24の位置決めを
する環状体38が固定されている。上記のステッピング
モータ18は、コイル26に通電されることにより回転
軸28が回転運動をする。
【0018】運動変換装置20は、回転軸28の軸心部
に配置されたシャフト40を備えている。シャフト40
は、上部外周面に形成されて回転軸28の上部28Aの
雌ねじに螺合されるウォーム40Aと、このウォーム4
0Aの軸心部から下方へ突出するシャフト本体40B
と、から成る。シャフト40には図示しない回り止めが
設定されており、回転軸28が回転することにより非回
転状態でピストンロッド12の軸線に沿って往復運動す
る。また、シャフト本体40Bの軸方向中間部には一対
のピン42、44が径方向へ突出されており、前述した
回転軸28の下部28Bの突出部分とリテーナ36との
間に隙間を有して配置されている。従って、シャフト4
0は、上側のピン42が回転軸28の下部28Bの突出
部分に当接するまで上方へ移動することができると共
に、下側のピン44がリテーナ36に当接するまで下方
へ移動することができる。つまり、これらのピン42、
44によってシャフト40の移動ストロークが所定範囲
に制限されている。
に配置されたシャフト40を備えている。シャフト40
は、上部外周面に形成されて回転軸28の上部28Aの
雌ねじに螺合されるウォーム40Aと、このウォーム4
0Aの軸心部から下方へ突出するシャフト本体40B
と、から成る。シャフト40には図示しない回り止めが
設定されており、回転軸28が回転することにより非回
転状態でピストンロッド12の軸線に沿って往復運動す
る。また、シャフト本体40Bの軸方向中間部には一対
のピン42、44が径方向へ突出されており、前述した
回転軸28の下部28Bの突出部分とリテーナ36との
間に隙間を有して配置されている。従って、シャフト4
0は、上側のピン42が回転軸28の下部28Bの突出
部分に当接するまで上方へ移動することができると共
に、下側のピン44がリテーナ36に当接するまで下方
へ移動することができる。つまり、これらのピン42、
44によってシャフト40の移動ストロークが所定範囲
に制限されている。
【0019】一方、前述した弁ハウジング16の基部1
6A及びスリーブ16Bの軸心部には、後述する弁孔1
05及びバイパス通路46が形成されている。さらに、
基部16Aの下端面側には、軸直角方向を軸線とし弁孔
105と連通された弁ハウジングポート48が形成され
ている。
6A及びスリーブ16Bの軸心部には、後述する弁孔1
05及びバイパス通路46が形成されている。さらに、
基部16Aの下端面側には、軸直角方向を軸線とし弁孔
105と連通された弁ハウジングポート48が形成され
ている。
【0020】弁ハウジング16の基部16Aの下端面に
はリング状のストッパ50及びこれよりも小径薄肉とさ
れたスペーサ52が装着されており、更にその下方には
バイパス装置54が配設されている。バイパス装置54
は略円筒形とされており、その軸心部には弁ハウジング
16のスリーブ16Bを貫通させるための貫通孔56が
形成されている。また、バイパス装置54の上壁の周方
向所定位置には、ピストンロッド12の軸線と平行な線
を軸線とする第1通路58が形成されている。この第1
通路58は、バイパス装置54の上壁とスペーサ52と
の間に挟持された圧側リーフバルブ60によって通常は
閉止されている。
はリング状のストッパ50及びこれよりも小径薄肉とさ
れたスペーサ52が装着されており、更にその下方には
バイパス装置54が配設されている。バイパス装置54
は略円筒形とされており、その軸心部には弁ハウジング
16のスリーブ16Bを貫通させるための貫通孔56が
形成されている。また、バイパス装置54の上壁の周方
向所定位置には、ピストンロッド12の軸線と平行な線
を軸線とする第1通路58が形成されている。この第1
通路58は、バイパス装置54の上壁とスペーサ52と
の間に挟持された圧側リーフバルブ60によって通常は
閉止されている。
【0021】また、バイパス装置54の下端部には、円
板状のエンドキャップ62が嵌着されている。エンドキ
ャップ62の周方向所定位置には、ピストンロッド12
の軸線と平行な線を軸線とする第2通路64が形成され
ている。この第2通路64は、バイパス装置54の軸方
向略中間部に配置されたリング部材66とエンドキャッ
プ62の上端面との間に配置された伸側リーフバルブ6
8によって通常は閉止されている。
板状のエンドキャップ62が嵌着されている。エンドキ
ャップ62の周方向所定位置には、ピストンロッド12
の軸線と平行な線を軸線とする第2通路64が形成され
ている。この第2通路64は、バイパス装置54の軸方
向略中間部に配置されたリング部材66とエンドキャッ
プ62の上端面との間に配置された伸側リーフバルブ6
8によって通常は閉止されている。
【0022】さらに、バイパス装置54の上壁下方に
は、リング状の溝70が形成されている。弁ハウジング
16のスリーブ16Bにおける周方向所定位置には、こ
の溝70の内部空間とスリーブ16Bの内部空間とを連
通する連通孔72が形成されている。
は、リング状の溝70が形成されている。弁ハウジング
16のスリーブ16Bにおける周方向所定位置には、こ
の溝70の内部空間とスリーブ16Bの内部空間とを連
通する連通孔72が形成されている。
【0023】上述したバイパス装置54のエンドキャッ
プ62の下端面にはスペーサ74が配設されており、更
にその下方にはインナシリンダの内部をシリンダ上室7
6とシリンダ下室78とに隔成するピストン80が配設
されている。なお、ピストン80の外周面にはピストン
バンド82が装着されており、インナシリンダとの間を
シールしている。また、シリンダ上室76及びシリンダ
下室78には、作動流体であるオイルが充填されてい
る。
プ62の下端面にはスペーサ74が配設されており、更
にその下方にはインナシリンダの内部をシリンダ上室7
6とシリンダ下室78とに隔成するピストン80が配設
されている。なお、ピストン80の外周面にはピストン
バンド82が装着されており、インナシリンダとの間を
シールしている。また、シリンダ上室76及びシリンダ
下室78には、作動流体であるオイルが充填されてい
る。
【0024】ピストン80の上端部及び下端部には、上
側環状溝84及び下側環状溝86がそれぞれ形成されて
いる。ピストン80には、上側環状溝84の所定位置か
らピストン80の肉厚内部を斜めに貫通してシリンダ下
室78と連通するピストン第1ポート88が形成されて
いる。上記の上側環状溝84は、ピストン80の上端面
とスペーサ52との間に挟持された三層構造の圧側リー
フバルブ90によって通常は閉塞されている。この圧側
リーフバルブ90は、伸び行程時には上側環状溝84を
閉塞し、縮み行程時にはエンドキャップ62の下端面に
当接する範囲内でピストン速度に応じて弾性変形して上
側環状溝84及びピストン第1ポート88を開放する。
側環状溝84及び下側環状溝86がそれぞれ形成されて
いる。ピストン80には、上側環状溝84の所定位置か
らピストン80の肉厚内部を斜めに貫通してシリンダ下
室78と連通するピストン第1ポート88が形成されて
いる。上記の上側環状溝84は、ピストン80の上端面
とスペーサ52との間に挟持された三層構造の圧側リー
フバルブ90によって通常は閉塞されている。この圧側
リーフバルブ90は、伸び行程時には上側環状溝84を
閉塞し、縮み行程時にはエンドキャップ62の下端面に
当接する範囲内でピストン速度に応じて弾性変形して上
側環状溝84及びピストン第1ポート88を開放する。
【0025】同様に、ピストン80には、下側環状溝8
6の所定位置からピストン80の肉厚内部を斜めに貫通
してシリンダ上室76と連通するピストン第2ポート9
2が形成されている。上記の下側環状溝86は、ピスト
ン80の下端面とその下方に配置されたスペーサ94と
の間に挟持された四層構造の伸側リーフバルブ96によ
って通常は閉塞されている。この伸側リーフバルブ96
は、伸び行程時には下側環状溝86を閉塞し、縮み行程
時にはスペーサ94の下側に配置されたストッパ98の
外周部に当接する範囲内でピストン速度に応じて弾性変
形して下側環状溝86を開放する。
6の所定位置からピストン80の肉厚内部を斜めに貫通
してシリンダ上室76と連通するピストン第2ポート9
2が形成されている。上記の下側環状溝86は、ピスト
ン80の下端面とその下方に配置されたスペーサ94と
の間に挟持された四層構造の伸側リーフバルブ96によ
って通常は閉塞されている。この伸側リーフバルブ96
は、伸び行程時には下側環状溝86を閉塞し、縮み行程
時にはスペーサ94の下側に配置されたストッパ98の
外周部に当接する範囲内でピストン速度に応じて弾性変
形して下側環状溝86を開放する。
【0026】なお、弁ハウジング16のスリーブ16B
の下端部にはナット100が螺合されており、この締付
力をストッパ50、98が受けることでスリーブ16B
の外周部にバイパス装置54及びピストン80が固定さ
れている。
の下端部にはナット100が螺合されており、この締付
力をストッパ50、98が受けることでスリーブ16B
の外周部にバイパス装置54及びピストン80が固定さ
れている。
【0027】ところで、上述した往復運動をするシャフ
ト40のシャフト本体40Bの下部は、弁ハウジング1
6の基部16Aを貫通してスリーブ16Bの軸方向中間
部付近に位置されている。シャフト本体40Bの下端部
近傍周面及び軸方向中間部周面にはリング状の溝が形成
されており、これらの溝にはストッパリング102、1
04が嵌合され係止されている。これらのストッパリン
グ102、104間(即ち、弁ハウジング16の軸心部
に形成された所定径寸法の弁孔105内)には、スプー
ル弁106が配置されている。スプール弁106の軸心
部には貫通孔108が形成されており、この貫通孔10
8内をシャフト本体40Bが貫通した状態で配置されて
いる。
ト40のシャフト本体40Bの下部は、弁ハウジング1
6の基部16Aを貫通してスリーブ16Bの軸方向中間
部付近に位置されている。シャフト本体40Bの下端部
近傍周面及び軸方向中間部周面にはリング状の溝が形成
されており、これらの溝にはストッパリング102、1
04が嵌合され係止されている。これらのストッパリン
グ102、104間(即ち、弁ハウジング16の軸心部
に形成された所定径寸法の弁孔105内)には、スプー
ル弁106が配置されている。スプール弁106の軸心
部には貫通孔108が形成されており、この貫通孔10
8内をシャフト本体40Bが貫通した状態で配置されて
いる。
【0028】ここで、図1(A)、(B)には、要部で
あるスプール弁106の拡大図、水平断面図が示されて
いる。この図に示されるように、スプール弁106の上
端軸心部には、貫通孔108よりも大径とされた収容孔
110が形成されている。この収容孔110の底面に
は、圧縮コイルスプリング112(図2参照)の下端部
が当接係止されている。圧縮コイルスプリング112の
上端部は、上側に配置されたストッパリング102の下
面側に配置されたリング状のスプリングシート114に
当接係止されている。従って、圧縮コイルスプリング1
12は、スプール弁106を常時下方(下側に配置され
たストッパリング104に当接する方向)へ押圧付勢し
ている。
あるスプール弁106の拡大図、水平断面図が示されて
いる。この図に示されるように、スプール弁106の上
端軸心部には、貫通孔108よりも大径とされた収容孔
110が形成されている。この収容孔110の底面に
は、圧縮コイルスプリング112(図2参照)の下端部
が当接係止されている。圧縮コイルスプリング112の
上端部は、上側に配置されたストッパリング102の下
面側に配置されたリング状のスプリングシート114に
当接係止されている。従って、圧縮コイルスプリング1
12は、スプール弁106を常時下方(下側に配置され
たストッパリング104に当接する方向)へ押圧付勢し
ている。
【0029】また、スプール弁106の上端部には外径
寸法が弁孔105の内径寸法に略一致する周面116A
及びテーパ面116Bを備えた第1突部116が形成さ
れており、更にスプール弁106の軸方向中間部には曲
面118A及びテーパ面118Bを備えた第2突部11
8が形成されている。そして、これらの第1突部116
と第2突部118との間には、弁ハウジング16の基部
16Aに設けられた弁ハウジングポート48と連通され
た第1凹部120が形成されている。これに対応して、
弁ハウジング16のスリーブ16Bには、弁ハウジング
ポート48と連通孔72との間に第1凹部120に略対
向するスリーブ側第1凸部122が形成されている。こ
のスリーブ側第1凸部122のエッジ部と第2突部11
8の曲面118Aとの間の部分(流路)が可変オリフィ
ス124とされている。
寸法が弁孔105の内径寸法に略一致する周面116A
及びテーパ面116Bを備えた第1突部116が形成さ
れており、更にスプール弁106の軸方向中間部には曲
面118A及びテーパ面118Bを備えた第2突部11
8が形成されている。そして、これらの第1突部116
と第2突部118との間には、弁ハウジング16の基部
16Aに設けられた弁ハウジングポート48と連通され
た第1凹部120が形成されている。これに対応して、
弁ハウジング16のスリーブ16Bには、弁ハウジング
ポート48と連通孔72との間に第1凹部120に略対
向するスリーブ側第1凸部122が形成されている。こ
のスリーブ側第1凸部122のエッジ部と第2突部11
8の曲面118Aとの間の部分(流路)が可変オリフィ
ス124とされている。
【0030】また、スプール弁106の第2突部118
の下方(スプール弁106の下端部近傍)には、曲面1
26A及びテーパ面126Bを備えた第3突部126が
形成されている。そして、これらの第2突部118と第
3突部126との間には、連通孔72と連通される第2
凹部128が形成されている。これに対応して、弁ハウ
ジング16のスリーブ16Bには、弁孔105の内周面
の一部でもある周面130A及び第2突部118のテー
パ面118Bと略対向するテーパ面130Bを備えたス
リーブ側第2凸部130が形成されている。このスリー
ブ側第2凸部130のエッジ部と第3突部126の曲面
126Aとの間の部分が開口部132とされている。な
お、この開口部132も可変オリフィスとして機能す
る。
の下方(スプール弁106の下端部近傍)には、曲面1
26A及びテーパ面126Bを備えた第3突部126が
形成されている。そして、これらの第2突部118と第
3突部126との間には、連通孔72と連通される第2
凹部128が形成されている。これに対応して、弁ハウ
ジング16のスリーブ16Bには、弁孔105の内周面
の一部でもある周面130A及び第2突部118のテー
パ面118Bと略対向するテーパ面130Bを備えたス
リーブ側第2凸部130が形成されている。このスリー
ブ側第2凸部130のエッジ部と第3突部126の曲面
126Aとの間の部分が開口部132とされている。な
お、この開口部132も可変オリフィスとして機能す
る。
【0031】また、スプール弁106の第3突部126
の下方(スプール弁106の下端部)には、外径寸法が
弁孔105の内径寸法に略一致する周面134A及び第
3突部126のテーパ面126と交差する方向のテーパ
面134Bを備えた第4突部134が形成されている。
そして、これらの第3突部126と第4突部134との
間には、第3凹部136が形成されている。これに対応
して、弁ハウジング16のスリーブ16Bには、弁孔1
05の内周面の一部でもある周面138A及び第3突部
126のテーパ面126Bに略対向するテーパ面138
Bを備えたスリーブ側第3凸部138が形成されてい
る。
の下方(スプール弁106の下端部)には、外径寸法が
弁孔105の内径寸法に略一致する周面134A及び第
3突部126のテーパ面126と交差する方向のテーパ
面134Bを備えた第4突部134が形成されている。
そして、これらの第3突部126と第4突部134との
間には、第3凹部136が形成されている。これに対応
して、弁ハウジング16のスリーブ16Bには、弁孔1
05の内周面の一部でもある周面138A及び第3突部
126のテーパ面126Bに略対向するテーパ面138
Bを備えたスリーブ側第3凸部138が形成されてい
る。
【0032】さらに、上述した第4突部134には、軸
線回りに等間隔にかつ放射状に三つのスリット140が
形成されている(図1(B)参照)。また、上述した第
4突部134の周面134Aとスリーブ側第3凸部13
8の周面138A(弁孔105の一部)、並びに、第1
突部116の周面116Aと弁ハウジング16の基部1
6Aの内周面(弁孔105の一部)とは、それぞれ摺動
可能に密着されている。従って、これらの第1突部11
6及び第4突部134は、スプール弁106が摺動する
際のガイドとしても機能する。
線回りに等間隔にかつ放射状に三つのスリット140が
形成されている(図1(B)参照)。また、上述した第
4突部134の周面134Aとスリーブ側第3凸部13
8の周面138A(弁孔105の一部)、並びに、第1
突部116の周面116Aと弁ハウジング16の基部1
6Aの内周面(弁孔105の一部)とは、それぞれ摺動
可能に密着されている。従って、これらの第1突部11
6及び第4突部134は、スプール弁106が摺動する
際のガイドとしても機能する。
【0033】次に、本実施例の作用を説明する。ピスト
ン80の伸び行程時には、シリンダ下室78内の圧力が
シリンダ上室76及び環状室内の圧力よりも低くなる。
このため、シリンダ上室76内のオイルの一部及び環状
室内のオイルの一部がシリンダ下室78内へ流入する。
この際、ピストン80に設けられた伸側リーフバルブ9
6がピストン第2ポート92を介して流入してきたオイ
ルによって弾性変形して開放される。なお、インナシリ
ンダの下端部に設けられたベースバルブの伸び行程用の
バルブも開放される。これにより、オイルに流動抵抗が
与えられ、伸び行程時の減衰力が発生する。
ン80の伸び行程時には、シリンダ下室78内の圧力が
シリンダ上室76及び環状室内の圧力よりも低くなる。
このため、シリンダ上室76内のオイルの一部及び環状
室内のオイルの一部がシリンダ下室78内へ流入する。
この際、ピストン80に設けられた伸側リーフバルブ9
6がピストン第2ポート92を介して流入してきたオイ
ルによって弾性変形して開放される。なお、インナシリ
ンダの下端部に設けられたベースバルブの伸び行程用の
バルブも開放される。これにより、オイルに流動抵抗が
与えられ、伸び行程時の減衰力が発生する。
【0034】一方、ピストン80の縮み行程時には、シ
リンダ下室78内の圧力がシリンダ上室76及び環状室
内の圧力よりも高くなる。このため、シリンダ下室78
内のオイルの一部がシリンダ上室76内及び環状室内へ
流入する。この際、ピストン80に設けられた圧側リー
フバルブ90がピストン第1ポート88を介して流入し
てきたオイルによって弾性変形して開放される。なお、
インナシリンダの下端部に設けられたベースバルブの縮
み行程用のバルブも開放される。これにより、オイルに
流動抵抗が与えられ、縮み行程時の減衰力が発生する。
リンダ下室78内の圧力がシリンダ上室76及び環状室
内の圧力よりも高くなる。このため、シリンダ下室78
内のオイルの一部がシリンダ上室76内及び環状室内へ
流入する。この際、ピストン80に設けられた圧側リー
フバルブ90がピストン第1ポート88を介して流入し
てきたオイルによって弾性変形して開放される。なお、
インナシリンダの下端部に設けられたベースバルブの縮
み行程用のバルブも開放される。これにより、オイルに
流動抵抗が与えられ、縮み行程時の減衰力が発生する。
【0035】また、ピストン80の伸び行程時及び縮み
行程時の何れにおいても、スプール弁106が全閉位置
(図2図示位置)にあるときには、第2突部118とス
リーブ側第1凸部122のエッジ部との間の可変オリフ
ィス124の実効通路断面積は実質的にゼロであり、バ
イパス通路46は遮断された状態にある。このため、オ
イルがバイパス通路46及び弁孔105等を経てシリン
ダ上室76とシリンダ下室78との間を流通することは
なく、必ずピストン80に設けられた圧側リーフバルブ
90又は伸側リーフバルブ96等を弾性変形させつつ通
過する。これにより、高い減衰力が発生し、ショックア
ブソーバは所謂ハードモードとして作動することにな
る。
行程時の何れにおいても、スプール弁106が全閉位置
(図2図示位置)にあるときには、第2突部118とス
リーブ側第1凸部122のエッジ部との間の可変オリフ
ィス124の実効通路断面積は実質的にゼロであり、バ
イパス通路46は遮断された状態にある。このため、オ
イルがバイパス通路46及び弁孔105等を経てシリン
ダ上室76とシリンダ下室78との間を流通することは
なく、必ずピストン80に設けられた圧側リーフバルブ
90又は伸側リーフバルブ96等を弾性変形させつつ通
過する。これにより、高い減衰力が発生し、ショックア
ブソーバは所謂ハードモードとして作動することにな
る。
【0036】これに対し、ステッピングモータ18のコ
イル26に通電されると、回転軸28が回転してシャフ
ト40が往復運動する。このため、スプール弁106
は、全閉位置から全開位置、又は全閉位置と全開位置と
の間の位置に移動し、連通状態が変更される。これによ
り、前述した可変オリフィス124及び開口部132が
開放される。
イル26に通電されると、回転軸28が回転してシャフ
ト40が往復運動する。このため、スプール弁106
は、全閉位置から全開位置、又は全閉位置と全開位置と
の間の位置に移動し、連通状態が変更される。これによ
り、前述した可変オリフィス124及び開口部132が
開放される。
【0037】このため、伸び行程時にあっては、図3
(A)に示される如く、シリンダ上室76のオイルが弁
ハウジングポート48を通って可変オリフィス124及
び開口部132を通過した後に、スリット140及びバ
イパス通路46を経由してシリンダ下室78内へ流入さ
れる(この経路を矢印Kで示す)。また、同時に、シリ
ンダ上室76のオイルは第2通路64から流入して伸側
リーフバルブ68を弾性変形させつつ溝70、連通孔7
2を通過した後に、開口部132を通りスリット140
及びバイパス通路46を経由してシリンダ下室78内へ
流入される(この経路を矢印Lで示す)。
(A)に示される如く、シリンダ上室76のオイルが弁
ハウジングポート48を通って可変オリフィス124及
び開口部132を通過した後に、スリット140及びバ
イパス通路46を経由してシリンダ下室78内へ流入さ
れる(この経路を矢印Kで示す)。また、同時に、シリ
ンダ上室76のオイルは第2通路64から流入して伸側
リーフバルブ68を弾性変形させつつ溝70、連通孔7
2を通過した後に、開口部132を通りスリット140
及びバイパス通路46を経由してシリンダ下室78内へ
流入される(この経路を矢印Lで示す)。
【0038】一方、縮み行程時にあっては、図3(B)
に示される如く、シリンダ下室78のオイルがバイパス
通路46から流入し開口部132及び可変オリフィス1
24を通過した後に、弁ハウジングポート48を通って
シリンダ上室76内へ流入される(この経路を矢印Mで
示す)。また、同時に、シリンダ下室78のオイルは途
中で分岐して連通孔72及び溝70内へ流入した後に、
圧側リーフバルブ60を弾性変形させつつシリンダ上室
76内へ流入される(この経路を矢印Nで示す)。
に示される如く、シリンダ下室78のオイルがバイパス
通路46から流入し開口部132及び可変オリフィス1
24を通過した後に、弁ハウジングポート48を通って
シリンダ上室76内へ流入される(この経路を矢印Mで
示す)。また、同時に、シリンダ下室78のオイルは途
中で分岐して連通孔72及び溝70内へ流入した後に、
圧側リーフバルブ60を弾性変形させつつシリンダ上室
76内へ流入される(この経路を矢印Nで示す)。
【0039】従って、シリンダ上室76内のオイルとシ
リンダ下室78内のオイルとが状況に応じて流通して、
ピストン80に設けられた圧側リーフバルブ90又は伸
側リーフバルブ96を通過するオイルの量が減少され
る。この結果、減衰力が低減され、ショックアブソーバ
は所謂ソフトモード又はソフトモードとハードモードと
の中間モードとして作動することになる。
リンダ下室78内のオイルとが状況に応じて流通して、
ピストン80に設けられた圧側リーフバルブ90又は伸
側リーフバルブ96を通過するオイルの量が減少され
る。この結果、減衰力が低減され、ショックアブソーバ
は所謂ソフトモード又はソフトモードとハードモードと
の中間モードとして作動することになる。
【0040】ここで、図1(A)に示される如く、伸び
行程時にあっては、スプール弁106の第3突部126
とスリーブ16Bのスリーブ側第2凸部130との間の
開口部132を通過する際、オイルが絞られて、高速で
放射状に(広がり流れとして)噴出する(このときの高
速噴流を矢印Pで示す)。このため、スプール弁106
には矢印A(負圧)方向の流体力が作用する。しかし、
本実施例によれば、この高速噴流は、スリーブ側第3凸
部138のテーパ面138Bによって運動エネルギーが
減殺されることなくガイドされ、更にスプール弁106
の第4突部134のテーパ面134Bに衝突される(こ
のときの高速噴流を矢印Qで示す)。このため、スプー
ル弁106の第4突部134のテーパ面134Bに動圧
が発生し、上述した矢印A方向の流体力を相殺する矢印
B(正圧)方向の流体力が得られる。従って、前述した
矢印A方向の流体力が相殺され、或いは著しく低減され
る。なお、第4突部134のテーパ面134Bに衝突し
たオイルはスリット140を通って、バイパス通路46
内へ流れる。このため、減衰力特性自体に与える影響は
最小限に抑えられる。
行程時にあっては、スプール弁106の第3突部126
とスリーブ16Bのスリーブ側第2凸部130との間の
開口部132を通過する際、オイルが絞られて、高速で
放射状に(広がり流れとして)噴出する(このときの高
速噴流を矢印Pで示す)。このため、スプール弁106
には矢印A(負圧)方向の流体力が作用する。しかし、
本実施例によれば、この高速噴流は、スリーブ側第3凸
部138のテーパ面138Bによって運動エネルギーが
減殺されることなくガイドされ、更にスプール弁106
の第4突部134のテーパ面134Bに衝突される(こ
のときの高速噴流を矢印Qで示す)。このため、スプー
ル弁106の第4突部134のテーパ面134Bに動圧
が発生し、上述した矢印A方向の流体力を相殺する矢印
B(正圧)方向の流体力が得られる。従って、前述した
矢印A方向の流体力が相殺され、或いは著しく低減され
る。なお、第4突部134のテーパ面134Bに衝突し
たオイルはスリット140を通って、バイパス通路46
内へ流れる。このため、減衰力特性自体に与える影響は
最小限に抑えられる。
【0041】上記の結果、本実施例による場合、図4に
実線で示されるような流体力特性が得られる。なお、破
線で示された流体力特性は従来構造の場合であり、実線
で示される本実施例の方が流体力が低減されていること
が判る。
実線で示されるような流体力特性が得られる。なお、破
線で示された流体力特性は従来構造の場合であり、実線
で示される本実施例の方が流体力が低減されていること
が判る。
【0042】このように本実施例では、スプール弁10
6の第4突部134の外径寸法を弁孔105の内径寸法
と実質的に同一に設定したので、オイルがスプール弁1
06の軸線方向からずれて流れる場合(広がり流れの高
速噴流である場合)にも、オイルをテーパ面134Bに
確実に衝突させることができ、これにより流体力を確実
に低減させることができる。
6の第4突部134の外径寸法を弁孔105の内径寸法
と実質的に同一に設定したので、オイルがスプール弁1
06の軸線方向からずれて流れる場合(広がり流れの高
速噴流である場合)にも、オイルをテーパ面134Bに
確実に衝突させることができ、これにより流体力を確実
に低減させることができる。
【0043】しかも、スプール弁106にスリット14
0を形成したので、テーパ面134Bに衝突したオイル
をスリット140を介してバイパス通路46内へ案内す
ることができる。従って、減衰力特性自体に与える影響
を最小限に抑えることができる。
0を形成したので、テーパ面134Bに衝突したオイル
をスリット140を介してバイパス通路46内へ案内す
ることができる。従って、減衰力特性自体に与える影響
を最小限に抑えることができる。
【0044】さらに、本実施例によれば、所望の動圧が
スプール弁106に作用することから、アクチュエータ
22への負荷が低減されるので、作動不良の防止、耐久
性の向上、並びに応答性の確保を図ることができる。ま
た、同様の理由から、アクチュエータ22への入力電流
の低減を図ることもできる。
スプール弁106に作用することから、アクチュエータ
22への負荷が低減されるので、作動不良の防止、耐久
性の向上、並びに応答性の確保を図ることができる。ま
た、同様の理由から、アクチュエータ22への入力電流
の低減を図ることもできる。
【0045】また、本実施例によれば、油路であるスリ
ット140をスリーブ16B側に設けることなくスプー
ル弁106自体に設けたので、ショックアブソーバ10
の基本長を短くすることができる。
ット140をスリーブ16B側に設けることなくスプー
ル弁106自体に設けたので、ショックアブソーバ10
の基本長を短くすることができる。
【0046】さらに、本実施例によれば、スリーブ側第
3凸部138にテーパ面138Bを設けたので、高速噴
流であるオイルの運動エネルギーを減殺することなく第
4突部134のテーパ面134Bに衝突させることがで
きる。このため、矢印A方向の流体力を相殺するのに充
分な矢印B方向の流体力を得ることができる。
3凸部138にテーパ面138Bを設けたので、高速噴
流であるオイルの運動エネルギーを減殺することなく第
4突部134のテーパ面134Bに衝突させることがで
きる。このため、矢印A方向の流体力を相殺するのに充
分な矢印B方向の流体力を得ることができる。
【0047】なお、本実施例では、図1に示されるスプ
ール弁106を用いたが、これに限らず、図5に示され
るスプール弁150を用いてもよい。このスプール弁1
50では、油路確保のための一対のスリット152が1
80度間隔で設けられている。従って、第4突部154
の面積が前述した実施例よりも大きくなるので、より大
きな動圧を得ることができる。
ール弁106を用いたが、これに限らず、図5に示され
るスプール弁150を用いてもよい。このスプール弁1
50では、油路確保のための一対のスリット152が1
80度間隔で設けられている。従って、第4突部154
の面積が前述した実施例よりも大きくなるので、より大
きな動圧を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る減衰力
可変式ショックアブソーバは、連通手段の所定部位内に
往復運動可能に配置され連通手段の連通度合いを制御す
る弁体に、連通手段の所定部位の径寸法と実質的に同一
な径寸法に設定されかつ作動流体を衝突させる衝突部
と、衝突部以外の部分に設けられ衝突部に衝突した作動
流体の流通を許容する流通部と、を含む衝突手段を設け
たので、作動流体が弁体の軸線方向からずれて流れる場
合にも流体力を低減させることができるという優れた効
果を有する。
可変式ショックアブソーバは、連通手段の所定部位内に
往復運動可能に配置され連通手段の連通度合いを制御す
る弁体に、連通手段の所定部位の径寸法と実質的に同一
な径寸法に設定されかつ作動流体を衝突させる衝突部
と、衝突部以外の部分に設けられ衝突部に衝突した作動
流体の流通を許容する流通部と、を含む衝突手段を設け
たので、作動流体が弁体の軸線方向からずれて流れる場
合にも流体力を低減させることができるという優れた効
果を有する。
【図1】(A)は本実施例に係るスプール弁を含む周囲
を示す(B)のA−A線に沿う縦断面図であり、(B)
はスプール弁の水平断面図である。
を示す(B)のA−A線に沿う縦断面図であり、(B)
はスプール弁の水平断面図である。
【図2】本実施例に係る減衰力可変式ショックアブソー
バの要部を示す縦断面図である。
バの要部を示す縦断面図である。
【図3】(A)は伸び行程時におけるオイルの流れを説
明するための説明図であり、(B)は縮み行程時におけ
るオイルの流れを説明するための説明図である。
明するための説明図であり、(B)は縮み行程時におけ
るオイルの流れを説明するための説明図である。
【図4】本実施例に係る流体力特性を従来特性と比較し
て示すグラフである。
て示すグラフである。
【図5】(A)は変形例に係るスプール弁を含む周囲を
示す(B)のA−A線に沿う縦断面図であり、(B)は
スプール弁の水平断面図である。
示す(B)のA−A線に沿う縦断面図であり、(B)は
スプール弁の水平断面図である。
【図6】従来例に係る減衰力可変式ショックアブソーバ
の要部を示す縦断面図である。
の要部を示す縦断面図である。
【図7】図6に示されるショックアブソーバのスプール
弁を中心とした拡大図である。
弁を中心とした拡大図である。
10 ショックアブソーバ 12 ピストンロッド 16 弁ハウジング(ピストンロッド) 22 アクチュエータ 46 バイパス通路(連通手段) 48 弁ハウジングポート(連通手段) 54 バイパス装置(連通手段) 76 シリンダ上室 78 シリンダ下室 80 ピストン 90 圧側リーフバルブ(減衰力発生手段) 96 伸側リーフバルブ(減衰力発生手段) 105 弁孔(連通手段) 106 スプール弁(弁体) 134 第4突部(衝突部、衝突手段) 140 スリット(流通部、衝突手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ内に往復運動可能に収容された
ピストンロッドと、 このピストンロッドの端部に貫通状態で固定され、シリ
ンダ内の室をシリンダ上室とシリンダ下室とに隔成する
ピストンと、 このピストンに設けられ、シリンダの軸線に沿ってピス
トンが移動することにより作動流体に流動抵抗を付与し
て減衰力を発生させる減衰力発生手段と、 ピストンロッドに設けられ、シリンダ上室とシリンダ下
室とを連通する連通手段と、 この連通手段の所定部位内に往復運動可能に配置され、
連通手段の連通度合いを制御する弁体と、 この弁体をピストンロッドの軸線に沿って移動させるア
クチュエータと、 を有し、 前記弁体に、 連通手段の所定部位の径寸法と実質的に同一な径寸法に
設定されかつ作動流体を衝突させる衝突部と、衝突部以
外の部分に設けられ衝突部に衝突した作動流体の流通を
許容する流通部と、を含む衝突手段を設けた、 ことを特徴とする減衰力可変式ショックアブソーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15630295A JPH094667A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 減衰力可変式ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15630295A JPH094667A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 減衰力可変式ショックアブソーバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094667A true JPH094667A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15624845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15630295A Pending JPH094667A (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 減衰力可変式ショックアブソーバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094667A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1895188A3 (de) * | 2006-09-02 | 2008-04-30 | ZF Friedrichshafen AG | Verstellbares Dämpfventil |
| KR100863721B1 (ko) * | 2007-07-20 | 2008-10-16 | 주식회사 만도 | 감쇠력 가변 밸브 |
| JP2009257456A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
| CN116985991A (zh) * | 2023-09-25 | 2023-11-03 | 中国飞机强度研究所 | 一种变油孔飞机起落架缓冲器及其缓冲方法 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP15630295A patent/JPH094667A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1895188A3 (de) * | 2006-09-02 | 2008-04-30 | ZF Friedrichshafen AG | Verstellbares Dämpfventil |
| KR100863721B1 (ko) * | 2007-07-20 | 2008-10-16 | 주식회사 만도 | 감쇠력 가변 밸브 |
| JP2009257456A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
| CN116985991A (zh) * | 2023-09-25 | 2023-11-03 | 中国飞机强度研究所 | 一种变油孔飞机起落架缓冲器及其缓冲方法 |
| CN116985991B (zh) * | 2023-09-25 | 2023-12-15 | 中国飞机强度研究所 | 一种变油孔飞机起落架缓冲器及其缓冲方法 |
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