JPH07171666A - 無孔質ダイキャスト装置 - Google Patents
無孔質ダイキャスト装置Info
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- JPH07171666A JPH07171666A JP32032093A JP32032093A JPH07171666A JP H07171666 A JPH07171666 A JP H07171666A JP 32032093 A JP32032093 A JP 32032093A JP 32032093 A JP32032093 A JP 32032093A JP H07171666 A JPH07171666 A JP H07171666A
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- Japan
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- cavity
- molten metal
- mold
- piston
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スクイズピンおよびバルブを構造上共通化する
ことによって、装置の簡略化、コストパフォーマンスの
向上、段取りの改善等を図る。 【構成】スライダ6をスクイズピンとして機能させると
ともに、そのスライダ6とスライダ孔1aとの間に、金
型キャビティ3内を真空排気手段8に対して選択的に断
接するバルブ機構9を構成する。
ことによって、装置の簡略化、コストパフォーマンスの
向上、段取りの改善等を図る。 【構成】スライダ6をスクイズピンとして機能させると
ともに、そのスライダ6とスライダ孔1aとの間に、金
型キャビティ3内を真空排気手段8に対して選択的に断
接するバルブ機構9を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧機器、自動車など
を始め、各種産業分野の部品製作に広く利用可能な無孔
質ダイキャスト装置に関するものである。
を始め、各種産業分野の部品製作に広く利用可能な無孔
質ダイキャスト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイキャスト装置は、固定型と可動型か
らなる精密な金型同士を型締めすることによって金型キ
ャビティを閉成し、このキャビティ内に溶湯を充填して
凝固させることで短時間のうちに高精度で鋳肌のすぐれ
た鋳物を大量生産できる製造装置である。そのプロセス
は、基本的に次の4つからなっている。
らなる精密な金型同士を型締めすることによって金型キ
ャビティを閉成し、このキャビティ内に溶湯を充填して
凝固させることで短時間のうちに高精度で鋳肌のすぐれ
た鋳物を大量生産できる製造装置である。そのプロセス
は、基本的に次の4つからなっている。
【0003】固定型と可動型を型締めし、注湯口から
溶融した金属を注湯する。
溶融した金属を注湯する。
【0004】スリーブ内でプランジャを作動させるこ
とにより、溶湯を押し込みキャビティ内に充填する。
とにより、溶湯を押し込みキャビティ内に充填する。
【0005】溶湯を凝固させる。
【0006】固定型と可動型を型開きし、可動型に付
着した鋳物を取出す。
着した鋳物を取出す。
【0007】しかして、これらのうち、は鋳物の品
質を決定づける最も重要なプロセスであるが、従来から
においてガスの巻き込みによるピンホールを生じ、
において溶湯の凝固収縮時に引け巣を生じるという課題
を抱えていた。
質を決定づける最も重要なプロセスであるが、従来から
においてガスの巻き込みによるピンホールを生じ、
において溶湯の凝固収縮時に引け巣を生じるという課題
を抱えていた。
【0008】これに対して、近時のダイキャスト技術
は、金型減圧、局部加圧(スクイズ)などの新たな手法
を導入することで製品をより無孔質に近づける成果を上
げることができるようになってきた。金型減圧はキャビ
ティ内をポペット弁を介して真空排気手段に接続し、溶
湯の注湯時における湯回りをよくしてガスの巻き込みの
防止を図るとともに、注湯に同期してポペット弁を閉じ
真空排気手段への溶湯の侵入を阻止するようにしたもの
である。また、局部加圧はキャビティ内において溶湯が
最終的に凝固する部分を加圧することで引け巣の防止を
図ることができるようにしたものである。
は、金型減圧、局部加圧(スクイズ)などの新たな手法
を導入することで製品をより無孔質に近づける成果を上
げることができるようになってきた。金型減圧はキャビ
ティ内をポペット弁を介して真空排気手段に接続し、溶
湯の注湯時における湯回りをよくしてガスの巻き込みの
防止を図るとともに、注湯に同期してポペット弁を閉じ
真空排気手段への溶湯の侵入を阻止するようにしたもの
である。また、局部加圧はキャビティ内において溶湯が
最終的に凝固する部分を加圧することで引け巣の防止を
図ることができるようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
金型減圧用のポペット弁と、局部加圧用ピンとが各々別
途に構成、配置されており、コスト的に高価につき、構
造も複雑であり、タイミングの同期を図るための制御も
むつかしく、段取り時間にも長時間を要するという難点
があった。その上、ポペットと加圧用ピンでは構造を全
く異にするため、共通化を図ることも困難であった。
金型減圧用のポペット弁と、局部加圧用ピンとが各々別
途に構成、配置されており、コスト的に高価につき、構
造も複雑であり、タイミングの同期を図るための制御も
むつかしく、段取り時間にも長時間を要するという難点
があった。その上、ポペットと加圧用ピンでは構造を全
く異にするため、共通化を図ることも困難であった。
【0010】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、スクイズピンおよびバルブを構造上
共通化することによって、装置の簡略化、コストパフォ
ーマンスの向上、段取りの改善等を図った新規有用な無
孔質ダイキャスト装置を提供することを目的としてい
る。
れたものであって、スクイズピンおよびバルブを構造上
共通化することによって、装置の簡略化、コストパフォ
ーマンスの向上、段取りの改善等を図った新規有用な無
孔質ダイキャスト装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0012】すなわち、本発明に係る無孔質ダイキャス
ト装置は、金型の固定側と可動型とを型締めすることに
よって閉成される金型キャビティ内を真空排気手段によ
って排気した後、該キャビティ内に溶湯を充填して加圧
凝固させるように構成したものにおいて、前記金型に局
部加圧用のスライダ孔を穿設し、このスライダ孔に摺動
可能にスライダを嵌装して該スライダを駆動機構により
初期待機位置およびスクイズ位置に選択的に保持し得る
ように構成するとともに、スライダとスライダ孔との間
に、該スライダが初期待機位置に在るときにキャビティ
内を真空排気手段に接続しキャビティ内に溶湯が導入さ
れたときに該スライダを溶湯充填位置に後退させてキャ
ビティ内を真空排気手段から遮断するバルブ機構を構成
したことを特徴とする。
ト装置は、金型の固定側と可動型とを型締めすることに
よって閉成される金型キャビティ内を真空排気手段によ
って排気した後、該キャビティ内に溶湯を充填して加圧
凝固させるように構成したものにおいて、前記金型に局
部加圧用のスライダ孔を穿設し、このスライダ孔に摺動
可能にスライダを嵌装して該スライダを駆動機構により
初期待機位置およびスクイズ位置に選択的に保持し得る
ように構成するとともに、スライダとスライダ孔との間
に、該スライダが初期待機位置に在るときにキャビティ
内を真空排気手段に接続しキャビティ内に溶湯が導入さ
れたときに該スライダを溶湯充填位置に後退させてキャ
ビティ内を真空排気手段から遮断するバルブ機構を構成
したことを特徴とする。
【0013】バルブ機構の具体的な実施の態様として
は、スライダのスライド方向に離間させて金型のスライ
ド孔に開設した一対のポートと、一方のポートを金型キ
ャビティ内に連通させるとともに他方のポートを真空排
気手段に接続する金型内部通路と、スライダの外周に設
けられスライダが初期待機位置にあるときに前記両ポー
トを連通させるスライダ溝と、同じくスライダの外周に
設けられスライダが溶湯充填位置に後退したときに前記
両ポート間を遮断するランド部とを具備してなるものが
挙げられる。
は、スライダのスライド方向に離間させて金型のスライ
ド孔に開設した一対のポートと、一方のポートを金型キ
ャビティ内に連通させるとともに他方のポートを真空排
気手段に接続する金型内部通路と、スライダの外周に設
けられスライダが初期待機位置にあるときに前記両ポー
トを連通させるスライダ溝と、同じくスライダの外周に
設けられスライダが溶湯充填位置に後退したときに前記
両ポート間を遮断するランド部とを具備してなるものが
挙げられる。
【0014】駆動機構の具体的な実施の態様としては、
スライダに対して進退可能に第1、第2ピストンを直列
に配設し、スライダの後端側にある第2ピストンの背面
に圧液が導入されたときに該第2ピストンが第1ピスト
ンを介しスライダを付勢して該スライダを初期待機位置
にまで移動させ、第1ピストンの背面に圧液が導入され
たときに該第1ピストンがスライダを付勢してスクイズ
位置にまで移動させ、さらに第1ピストンの前面に圧液
が導入されたときに第1ピストンがスライダを牽引して
最後退位置に移動させるように構成したものが挙げられ
る。
スライダに対して進退可能に第1、第2ピストンを直列
に配設し、スライダの後端側にある第2ピストンの背面
に圧液が導入されたときに該第2ピストンが第1ピスト
ンを介しスライダを付勢して該スライダを初期待機位置
にまで移動させ、第1ピストンの背面に圧液が導入され
たときに該第1ピストンがスライダを付勢してスクイズ
位置にまで移動させ、さらに第1ピストンの前面に圧液
が導入されたときに第1ピストンがスライダを牽引して
最後退位置に移動させるように構成したものが挙げられ
る。
【0015】また、この場合には、第1ピストン先端と
スライダ後端との間にスプリングやエア等を介設し、初
期待機位置にあるスライダに溶湯が突入したときにスラ
イダがスプリングやエア等を圧縮しつつ溶湯充填位置に
まで後退するように構成されているものが有効となる。
スライダ後端との間にスプリングやエア等を介設し、初
期待機位置にあるスライダに溶湯が突入したときにスラ
イダがスプリングやエア等を圧縮しつつ溶湯充填位置に
まで後退するように構成されているものが有効となる。
【0016】
【作用】このような構成において、スライダを駆動機構
により初期待機位置に保持している状態では、バルブ機
構がONとなって真空排気手段によりキャビティ内が減
圧される。次に、キャビティ内に溶湯が充填されると、
溶湯の突入によりスライダが溶湯に付勢されて溶湯充填
位置にまで後退する。このときバルブ機構がOFFとな
り、真空排気手段がキャビティから遮断される。そし
て、最後に駆動機構によりスライダをスクイズ位置に移
動させ、局部加圧を行う。
により初期待機位置に保持している状態では、バルブ機
構がONとなって真空排気手段によりキャビティ内が減
圧される。次に、キャビティ内に溶湯が充填されると、
溶湯の突入によりスライダが溶湯に付勢されて溶湯充填
位置にまで後退する。このときバルブ機構がOFFとな
り、真空排気手段がキャビティから遮断される。そし
て、最後に駆動機構によりスライダをスクイズ位置に移
動させ、局部加圧を行う。
【0017】しかして、このものはスライダおよびスラ
イダ孔を通じて同軸上にバルブ機構とスクイズピンが同
時に構成されることになる。そのため、ポペット弁とス
クイズピンを別途に構成、配置していた従来装置に比べ
て、コスト的に安価になり、構造的に簡略となり、タイ
ミングの同期を図るための制御も容易となって段取り時
間の短縮化も図れるものとなる。また、ポペット弁を用
いる場合に比べて真空通路を大きく設定できるため、金
型減圧速度や到達真空度を向上させる上でも有効とな
る。
イダ孔を通じて同軸上にバルブ機構とスクイズピンが同
時に構成されることになる。そのため、ポペット弁とス
クイズピンを別途に構成、配置していた従来装置に比べ
て、コスト的に安価になり、構造的に簡略となり、タイ
ミングの同期を図るための制御も容易となって段取り時
間の短縮化も図れるものとなる。また、ポペット弁を用
いる場合に比べて真空通路を大きく設定できるため、金
型減圧速度や到達真空度を向上させる上でも有効とな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0019】図1は、このダイキャスト装置の金型1の
固定側と可動側の分割面pを示している。金型1は母型
2に保持され、金型1内にはキャビティ3を形成する中
子4が装着されている。キャビティ3にはゲート3aが
設けられ、そのゲート3aがランナ5を経て図示しない
スリーブに連設されていて、該スリーブ内に嵌装される
図示しないプランジャにより溶湯をキャビティ3内に押
し込み得るようになっている。
固定側と可動側の分割面pを示している。金型1は母型
2に保持され、金型1内にはキャビティ3を形成する中
子4が装着されている。キャビティ3にはゲート3aが
設けられ、そのゲート3aがランナ5を経て図示しない
スリーブに連設されていて、該スリーブ内に嵌装される
図示しないプランジャにより溶湯をキャビティ3内に押
し込み得るようになっている。
【0020】このような装置に対して、本実施例は、前
記金型1および母型2にそれらの分割面pに沿ってキャ
ビティ3の中心部へ向かう局部加圧用のスライダ孔1
a、2aを穿設し、それらのスライダ孔1a、2aに摺
動可能にスライダ6を嵌装するとともに、該スライダ6
を駆動機構7によって進退駆動するようにしている。
記金型1および母型2にそれらの分割面pに沿ってキャ
ビティ3の中心部へ向かう局部加圧用のスライダ孔1
a、2aを穿設し、それらのスライダ孔1a、2aに摺
動可能にスライダ6を嵌装するとともに、該スライダ6
を駆動機構7によって進退駆動するようにしている。
【0021】駆動機構7は、母型2の上面に定着したハ
ウジング70内に構成されてなるもので、スライダ6に
一定範囲の突没動作を許容した状態で連結され該スライ
ダ6との間に介設したスプリング71aによって該スラ
イダ6を突出位置に弾性偏倚させてなる第1ピストン7
1と、このピストン71を付勢する複動式の第1シリン
ダ72と、前記シリンダ72内に先端を挿入した第2ピ
ストン73と、このピストン73を付勢する単動式の第
2シリンダ74と、前記第2ピストン73の進退位置を
検出するリミットスイッチ機構75とを備えてなる。そ
して、両シリンダ72、74に適宜圧液を導入すること
で、第1ピストン71を通じてスライダ6を3段階に駆
動し得るようにしている。
ウジング70内に構成されてなるもので、スライダ6に
一定範囲の突没動作を許容した状態で連結され該スライ
ダ6との間に介設したスプリング71aによって該スラ
イダ6を突出位置に弾性偏倚させてなる第1ピストン7
1と、このピストン71を付勢する複動式の第1シリン
ダ72と、前記シリンダ72内に先端を挿入した第2ピ
ストン73と、このピストン73を付勢する単動式の第
2シリンダ74と、前記第2ピストン73の進退位置を
検出するリミットスイッチ機構75とを備えてなる。そ
して、両シリンダ72、74に適宜圧液を導入すること
で、第1ピストン71を通じてスライダ6を3段階に駆
動し得るようにしている。
【0022】詳述すると、第2シリンダ74に圧液が導
入されその液圧が第2ピストン73の背面に作用したと
きに該第2ピストン73が第1ピストン71を介しスラ
イダ6を付勢して該スライダ6を初期待機位置(図2参
照)にまで移動させ、その位置から第1シリンダ72に
圧液が導入されその液圧が第1ピストン71の背面に作
用したときに該第1ピストン71が第2ピストン73か
ら離反するとともにスライダ6を付勢してスクイズ位置
(図5参照)にまで移動させ、さらに第1シリンダ72
に圧液が導入されその液圧が第1ピストン71の前面に
作用したときに第1ピストン71が第2ピストン73と
ともに後退しながらスライダ6を牽引して最後退位置
(図6参照)に移動させるようになっている。すなわ
ち、図2の初期待機位置はスライダ先端をキャビティ3
の僅か外方に保持する位置に対応し、図5のスクイズ位
置は溶湯を所定圧力に圧縮した結果移動し得る位置に対
応し、図6の最後退位置はスライダ先端をキャビティ3
よりも遥か外方に保持する位置に対応している。
入されその液圧が第2ピストン73の背面に作用したと
きに該第2ピストン73が第1ピストン71を介しスラ
イダ6を付勢して該スライダ6を初期待機位置(図2参
照)にまで移動させ、その位置から第1シリンダ72に
圧液が導入されその液圧が第1ピストン71の背面に作
用したときに該第1ピストン71が第2ピストン73か
ら離反するとともにスライダ6を付勢してスクイズ位置
(図5参照)にまで移動させ、さらに第1シリンダ72
に圧液が導入されその液圧が第1ピストン71の前面に
作用したときに第1ピストン71が第2ピストン73と
ともに後退しながらスライダ6を牽引して最後退位置
(図6参照)に移動させるようになっている。すなわ
ち、図2の初期待機位置はスライダ先端をキャビティ3
の僅か外方に保持する位置に対応し、図5のスクイズ位
置は溶湯を所定圧力に圧縮した結果移動し得る位置に対
応し、図6の最後退位置はスライダ先端をキャビティ3
よりも遥か外方に保持する位置に対応している。
【0023】なお、第2ピストン73の先端とスライダ
6の後端との間にはスプリング71aが介設してあるた
め、初期待機位置にあるスライダ6に溶湯が突入する
と、スライダ6が溶湯に付勢されてスプリング71を圧
縮しつつ第1ピストン71により規制される溶湯充填位
置(図3参照)にまで後退するようになっている。
6の後端との間にはスプリング71aが介設してあるた
め、初期待機位置にあるスライダ6に溶湯が突入する
と、スライダ6が溶湯に付勢されてスプリング71を圧
縮しつつ第1ピストン71により規制される溶湯充填位
置(図3参照)にまで後退するようになっている。
【0024】また、この実施例では、前記スライダ6と
前記スライダ孔1aとの間に、キャビティ6内を選択的
に真空排気手段8に対して弾接するバルブ機構9を構成
している。このバルブ機構9は、スライダ6のスライド
方向に離間させて金型1のスライド孔1aに開設した一
対のポート91、92と、一方のポート91を金型キャ
ビティ3内に連通させるとともに他方のポート92を真
空排気手段8に接続する金型内部通路91a、92a
と、スライダ6の外周に設けられスライダ6が初期待機
位置にあるときに前記両ポート91、92を連通させる
スライダ溝93と、同じくスライダ6の外周に設けられ
スライダ6が溶湯充填位置に後退したときに前記両ポー
ト91、92間を遮断するランド部94とを具備してい
る。
前記スライダ孔1aとの間に、キャビティ6内を選択的
に真空排気手段8に対して弾接するバルブ機構9を構成
している。このバルブ機構9は、スライダ6のスライド
方向に離間させて金型1のスライド孔1aに開設した一
対のポート91、92と、一方のポート91を金型キャ
ビティ3内に連通させるとともに他方のポート92を真
空排気手段8に接続する金型内部通路91a、92a
と、スライダ6の外周に設けられスライダ6が初期待機
位置にあるときに前記両ポート91、92を連通させる
スライダ溝93と、同じくスライダ6の外周に設けられ
スライダ6が溶湯充填位置に後退したときに前記両ポー
ト91、92間を遮断するランド部94とを具備してい
る。
【0025】次に、この実施例による鋳物の製造プロセ
スを略述する。先ず、中子4を装入した状態で金型1の
可動側を固定側に当接させ、型締めする。そして、第2
シリンダ74に圧液を導入してスライダ6を図2に示す
初期待機位置に保持する。次に、注湯口からアルミニウ
ム合金等の溶湯を注入し、プランジャを移動させて注湯
口を塞ぐとともに、真空排気手段8を作動させて、プラ
ンジャを駆動し中速で射出を行う。当初、バルブ機構9
はONになっており、キャビティ3内が減圧されるた
め、注入した溶湯はランナ5を通ってゲート3aに到達
した後、キャビティ3内に引き上げられる。そして、こ
れに伴ない、溶湯がスライダ6の先端に突入するため、
スライダ6はその静圧力とバランスする図3の溶湯充填
位置までスプリング71aを圧縮しつつ後退する。その
結果、バルブ機構9がOFFになって、内部通路91a
から回り込んだ溶湯が図4に示すようにスライダ6のラ
ンド部94によってブロックされ、溶湯の真空排気手段
8への流入が阻止される。さらに、ランナ5が凝固後
(0.1〜0.5s)、第1シリンダ72に圧液を導入
してスリーブ6を図5のスクイズ位置に移動させ(移動
量d)、キャビティ3内に全体圧力(200MPa〜4
000MPa)を加えながら凝固させる。凝固後、第1
シリンダ72に圧液を導入してスリーブ6を図6の最後
退位置に移動させ、金型1の可動側と固定側とを開い
て、鋳物を取り出す。そして、スリーブ孔1aに離型剤
を吹き付け、エアブロー後に次の工程に入る。
スを略述する。先ず、中子4を装入した状態で金型1の
可動側を固定側に当接させ、型締めする。そして、第2
シリンダ74に圧液を導入してスライダ6を図2に示す
初期待機位置に保持する。次に、注湯口からアルミニウ
ム合金等の溶湯を注入し、プランジャを移動させて注湯
口を塞ぐとともに、真空排気手段8を作動させて、プラ
ンジャを駆動し中速で射出を行う。当初、バルブ機構9
はONになっており、キャビティ3内が減圧されるた
め、注入した溶湯はランナ5を通ってゲート3aに到達
した後、キャビティ3内に引き上げられる。そして、こ
れに伴ない、溶湯がスライダ6の先端に突入するため、
スライダ6はその静圧力とバランスする図3の溶湯充填
位置までスプリング71aを圧縮しつつ後退する。その
結果、バルブ機構9がOFFになって、内部通路91a
から回り込んだ溶湯が図4に示すようにスライダ6のラ
ンド部94によってブロックされ、溶湯の真空排気手段
8への流入が阻止される。さらに、ランナ5が凝固後
(0.1〜0.5s)、第1シリンダ72に圧液を導入
してスリーブ6を図5のスクイズ位置に移動させ(移動
量d)、キャビティ3内に全体圧力(200MPa〜4
000MPa)を加えながら凝固させる。凝固後、第1
シリンダ72に圧液を導入してスリーブ6を図6の最後
退位置に移動させ、金型1の可動側と固定側とを開い
て、鋳物を取り出す。そして、スリーブ孔1aに離型剤
を吹き付け、エアブロー後に次の工程に入る。
【0026】以上のような無孔質ダイキャスト装置であ
ると、局部加圧用のスライダ6が、スライダ孔1aとの
間に同時にバルブ機構9をも構成することになる。その
ため、ポペット弁とスクイズピンを別途に構成、配置し
ていた従来装置に比べて、コスト的に安価になり、構造
的に簡略となり、タイミングの同期も自動的に図られる
ため段取り時間の短縮化も果たせるものとなる。また、
ポペット弁を用いる場合に比べて真空通路を大きく設定
できるため、金型減圧速度や到達真空度を向上させる上
でも有効となる。さらに、スリーブ6を最後退位置に保
持することによって、離型材の吹き付け等を適切に行う
ことができ、またスクイズ時にスリーブ6の先端に侵出
したバリa(図6参照)から該スリーブ6を確実に離脱
させることができるため、スライダ6等の焼き付き防止
効果も奏され、また、このようにバリaを許容できるこ
とにより、スライダ6とスライダ孔1a、2aとの間に
高い嵌合精度を要求されなくなり、加工、組立上の便宜
も図れるものとなる。
ると、局部加圧用のスライダ6が、スライダ孔1aとの
間に同時にバルブ機構9をも構成することになる。その
ため、ポペット弁とスクイズピンを別途に構成、配置し
ていた従来装置に比べて、コスト的に安価になり、構造
的に簡略となり、タイミングの同期も自動的に図られる
ため段取り時間の短縮化も果たせるものとなる。また、
ポペット弁を用いる場合に比べて真空通路を大きく設定
できるため、金型減圧速度や到達真空度を向上させる上
でも有効となる。さらに、スリーブ6を最後退位置に保
持することによって、離型材の吹き付け等を適切に行う
ことができ、またスクイズ時にスリーブ6の先端に侵出
したバリa(図6参照)から該スリーブ6を確実に離脱
させることができるため、スライダ6等の焼き付き防止
効果も奏され、また、このようにバリaを許容できるこ
とにより、スライダ6とスライダ孔1a、2aとの間に
高い嵌合精度を要求されなくなり、加工、組立上の便宜
も図れるものとなる。
【0027】なお、スライダやバルブ機構の具体的な断
面形状などは、図示例に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
面形状などは、図示例に限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明の無孔質ダイキャスト装置は、以
上説明したように、スライダをスクイズピンとして機能
させるとともに、そのスライダとスライダ孔との間にバ
ルブ機構を構成したものである。そのため、ポペット弁
とスクイズピンを別途に構成、配置していた従来装置に
比べて、コスト的に安価に構成でき、構造的に簡略とな
り、タイミングの同期を図るための制御も容易となって
段取り時間の短縮化も果たせるものとなる。また、ポペ
ット弁を用いる場合に比べて真空通路を大きく設定でき
るため、金型減圧速度や到達真空度を向上させる上でも
有用なものとなる。
上説明したように、スライダをスクイズピンとして機能
させるとともに、そのスライダとスライダ孔との間にバ
ルブ機構を構成したものである。そのため、ポペット弁
とスクイズピンを別途に構成、配置していた従来装置に
比べて、コスト的に安価に構成でき、構造的に簡略とな
り、タイミングの同期を図るための制御も容易となって
段取り時間の短縮化も果たせるものとなる。また、ポペ
ット弁を用いる場合に比べて真空通路を大きく設定でき
るため、金型減圧速度や到達真空度を向上させる上でも
有用なものとなる。
【図1】本発明の一実施例を示し、金型の分割面に沿っ
て切断した全体断面図。
て切断した全体断面図。
【図2】同実施例のスライダが初期待機位置にあるとき
の状態を示す部分拡大図。
の状態を示す部分拡大図。
【図3】同実施例のスライダが溶湯充填位置に後退した
ときの状態を示す図2に対応した作用説明図。
ときの状態を示す図2に対応した作用説明図。
【図4】同実施例のスライダが溶湯充填位置にあるとき
の状態を示す図2および図3に対応した作用説明図。
の状態を示す図2および図3に対応した作用説明図。
【図5】同実施例のスライダがスクイズ位置に前進した
ときの状態を示す図2に対応した作用説明図。
ときの状態を示す図2に対応した作用説明図。
【図6】同実施例のスライダが最後退位置に後退したと
きの状態を示す図2に対応した作用説明図。
きの状態を示す図2に対応した作用説明図。
1…金型 1a…スライダ孔 3…金型キャビティ 6…スライダ 7…駆動機構 8…真空排気手段 9…バルブ機構
Claims (1)
- 【請求項1】金型の固定側と可動型とを型締めすること
によって閉成される金型キャビティ内を真空排気手段に
よって排気した後、該キャビティ内に溶湯を充填して加
圧凝固させるように構成したものにおいて、前記金型に
局部加圧用のスライダ孔を穿設し、このスライダ孔に摺
動可能にスライダを嵌装して該スライダを駆動機構によ
り初期待機位置およびスクイズ位置に選択的に保持し得
るように構成するとともに、スライダとスライダ孔との
間に、該スライダが初期待機位置に在るときにキャビテ
ィ内を真空排気手段に接続しキャビティ内に溶湯が導入
されたときに該スライダを溶湯充填位置に後退させてキ
ャビティ内を真空排気手段から遮断するバルブ機構を構
成したことを特徴とする無孔質ダイキャスト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5320320A JP2725579B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 無孔質ダイキャスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5320320A JP2725579B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 無孔質ダイキャスト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07171666A true JPH07171666A (ja) | 1995-07-11 |
| JP2725579B2 JP2725579B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=18120175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5320320A Expired - Fee Related JP2725579B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 無孔質ダイキャスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2725579B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116944460A (zh) * | 2023-07-14 | 2023-10-27 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种真空结合局部加压装置 |
| CN119187503A (zh) * | 2024-09-29 | 2024-12-27 | 顺达模具科技有限公司 | 一种镁合金背板一体式压铸模具 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0447850U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-23 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5320320A patent/JP2725579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0447850U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-23 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116944460A (zh) * | 2023-07-14 | 2023-10-27 | 广东鸿图科技股份有限公司 | 一种真空结合局部加压装置 |
| CN119187503A (zh) * | 2024-09-29 | 2024-12-27 | 顺达模具科技有限公司 | 一种镁合金背板一体式压铸模具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2725579B2 (ja) | 1998-03-11 |
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