JPH0717690Y2 - 屋 根 - Google Patents
屋 根Info
- Publication number
- JPH0717690Y2 JPH0717690Y2 JP3018191U JP3018191U JPH0717690Y2 JP H0717690 Y2 JPH0717690 Y2 JP H0717690Y2 JP 3018191 U JP3018191 U JP 3018191U JP 3018191 U JP3018191 U JP 3018191U JP H0717690 Y2 JPH0717690 Y2 JP H0717690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- roof
- cap body
- pair
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根、たとえば金属製
の折版屋根板を用いた屋根に関する。
の折版屋根板を用いた屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の屋根に折版屋根板を用いる場合、
梁などの下地材に取り付けた吊子に折版屋根板の山部の
頂板部を馳締めすることが多く、そのような馳締め箇所
では屋根板が葺き面から上向きに突き出す。このような
屋根にあっては、実開平1−131725号公報に記載
されているように、上記葺き面から突き出た馳締め箇所
をキャップ体で覆い隠す場合があり、この用途に用いら
れるキャップ体はその高さが折版屋根板の1/5以下と
いう背低のものが多く、台風時などに突風などを受けて
もその風圧がそれほど大きくない。そのため、キャップ
体は嵌着方式といった簡便な構成で馳締め箇所に取り付
けられている。
梁などの下地材に取り付けた吊子に折版屋根板の山部の
頂板部を馳締めすることが多く、そのような馳締め箇所
では屋根板が葺き面から上向きに突き出す。このような
屋根にあっては、実開平1−131725号公報に記載
されているように、上記葺き面から突き出た馳締め箇所
をキャップ体で覆い隠す場合があり、この用途に用いら
れるキャップ体はその高さが折版屋根板の1/5以下と
いう背低のものが多く、台風時などに突風などを受けて
もその風圧がそれほど大きくない。そのため、キャップ
体は嵌着方式といった簡便な構成で馳締め箇所に取り付
けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】他方、近時では、キャ
ップ体に馳締め箇所を覆い隠すという機能だけでなく、
屋根全体の外観を奇抜にしたり今までとは異なった外観
を持たせたりすることが要求されるようになってきた。
この要求に応える方策として、キャップ体を背高にする
という対策が考えられるけれども、そのようにキャップ
体を背高にすると、その高さに見合ってキャップ体が受
ける風圧も大きくなり、上述した嵌着方式では充分に大
きな取付強度を確保することができない。また、金属薄
板のキャップ体を用いる場合には、取付強度に問題を生
じなくても、台風時の突風などの風圧でキャップ体自体
が局部的あるいは全体的に座屈したりするといった問題
を生じる心配がある。
ップ体に馳締め箇所を覆い隠すという機能だけでなく、
屋根全体の外観を奇抜にしたり今までとは異なった外観
を持たせたりすることが要求されるようになってきた。
この要求に応える方策として、キャップ体を背高にする
という対策が考えられるけれども、そのようにキャップ
体を背高にすると、その高さに見合ってキャップ体が受
ける風圧も大きくなり、上述した嵌着方式では充分に大
きな取付強度を確保することができない。また、金属薄
板のキャップ体を用いる場合には、取付強度に問題を生
じなくても、台風時の突風などの風圧でキャップ体自体
が局部的あるいは全体的に座屈したりするといった問題
を生じる心配がある。
【0004】本考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、キャップ体を屋根板に取り付ける場合に、キャップ
体が大きな風圧を受ける可能性のある背高のキャップ体
であっても、その風圧に耐え得る十分に大きな取付強度
を確保でき、しかもキャップ体が金属薄板で作られてい
ても風圧でキャップ体自体の座屈を生じる心配のない屋
根を提供することを目的とする。
で、キャップ体を屋根板に取り付ける場合に、キャップ
体が大きな風圧を受ける可能性のある背高のキャップ体
であっても、その風圧に耐え得る十分に大きな取付強度
を確保でき、しかもキャップ体が金属薄板で作られてい
ても風圧でキャップ体自体の座屈を生じる心配のない屋
根を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案の屋根
は、屋根板の葺き面に、横板部と横板部の両端縁に下拡
がりに延設された一対の受け板面部とを具備する支持具
を取り付け、下拡がりの一対の傾斜板部を具備するキャ
ップ体を上記支持具に被せて一対の上記傾斜板部を一対
の上記受け板面部に各別に重ね合わせ、傾斜板部と受け
板面部との重なり部を止具で固定したものである。
は、屋根板の葺き面に、横板部と横板部の両端縁に下拡
がりに延設された一対の受け板面部とを具備する支持具
を取り付け、下拡がりの一対の傾斜板部を具備するキャ
ップ体を上記支持具に被せて一対の上記傾斜板部を一対
の上記受け板面部に各別に重ね合わせ、傾斜板部と受け
板面部との重なり部を止具で固定したものである。
【0006】請求項2の考案の屋根は、屋根板が折版屋
根板であり、支持具が折版屋根板の頂板部の葺き面に突
出された膨出部に取り付けられ、キャップ体の高さが折
版屋根板の谷深さの半分よりも背高の寸法になってお
り、傾斜板部と受け板面部との重なり部がキャップ体の
高さ方向中央部位から下位に形成されているものであ
る。
根板であり、支持具が折版屋根板の頂板部の葺き面に突
出された膨出部に取り付けられ、キャップ体の高さが折
版屋根板の谷深さの半分よりも背高の寸法になってお
り、傾斜板部と受け板面部との重なり部がキャップ体の
高さ方向中央部位から下位に形成されているものであ
る。
【0007】
【作用】請求項1の考案によると、支持具にキャップ体
が被さり、かつ支持具の一対の受け板面部とキャップ体
の一対の傾斜板部が各別に重ね合わされ、その重なり部
が止具で固定してあるため、キャップ体の傾斜板部が支
持具の受け板面部で面支持状態で確実に固定される。そ
の上、一対の受け板面部や一対の傾斜板部はいずれも下
拡がりになっているので、キャップ体と支持具の横板部
とがトラス構造などの強固な枠組み構造に類似した構造
になる。
が被さり、かつ支持具の一対の受け板面部とキャップ体
の一対の傾斜板部が各別に重ね合わされ、その重なり部
が止具で固定してあるため、キャップ体の傾斜板部が支
持具の受け板面部で面支持状態で確実に固定される。そ
の上、一対の受け板面部や一対の傾斜板部はいずれも下
拡がりになっているので、キャップ体と支持具の横板部
とがトラス構造などの強固な枠組み構造に類似した構造
になる。
【0008】請求項2の考案によると、折版屋根板の谷
深さの割にキャップ体が背高であるためにきわめて大き
な風圧をキャップ体が受けるにもかかわらず、風圧で座
屈を生じやすいキャップ体の中央部位から下位において
その傾斜板部が支持具の受け板面部に重ね合わされてい
るので、キャップ体に局部的あるいは全体的な座屈が生
じにくくなると同時に、キャップ体のほぼ全体が支持具
の横板部と共働して上述した強固な枠組み構造を形成す
る。
深さの割にキャップ体が背高であるためにきわめて大き
な風圧をキャップ体が受けるにもかかわらず、風圧で座
屈を生じやすいキャップ体の中央部位から下位において
その傾斜板部が支持具の受け板面部に重ね合わされてい
るので、キャップ体に局部的あるいは全体的な座屈が生
じにくくなると同時に、キャップ体のほぼ全体が支持具
の横板部と共働して上述した強固な枠組み構造を形成す
る。
【0009】
【実施例】図1は本考案の第1実施例を示す要部拡大断
面図である。この実施例において、屋根板1にはカラー
鋼板などの金属板で作られた折版屋根板が用いられてお
り、その屋根板1における頂板部11の葺き面12の上
に先細り形状の逆V字状をなすキャップ体2が取り付け
られている。
面図である。この実施例において、屋根板1にはカラー
鋼板などの金属板で作られた折版屋根板が用いられてお
り、その屋根板1における頂板部11の葺き面12の上
に先細り形状の逆V字状をなすキャップ体2が取り付け
られている。
【0010】屋根板1は、図外の梁などに固定されたタ
イトフレーム31と、タイトフレーム31に取り付けら
れた吊子32と、によってその頂板部11が支持されて
おり、かつ吊子32と頂板部11とは馳締めされてい
る。この馳締め箇所では、頂板部11が屋根流れ方向
(棟から軒先に向かう方向)の全長に亘って葺き面12
から上方に突き出て膨出部13を形成しており、しかも
その膨出部13には吊子32と屋根板1とが積層板状に
重なった首部14と、首部14の上端に連設された円筒
形状の頭部15とが一体に具備されている。
イトフレーム31と、タイトフレーム31に取り付けら
れた吊子32と、によってその頂板部11が支持されて
おり、かつ吊子32と頂板部11とは馳締めされてい
る。この馳締め箇所では、頂板部11が屋根流れ方向
(棟から軒先に向かう方向)の全長に亘って葺き面12
から上方に突き出て膨出部13を形成しており、しかも
その膨出部13には吊子32と屋根板1とが積層板状に
重なった首部14と、首部14の上端に連設された円筒
形状の頭部15とが一体に具備されている。
【0011】4は支持具で、屋根板1に対する取付部材
4Aとその取付部材4Aに取り付けられるサポート部材
4Bとからなる。取付部材4Aは、上板部41と、上板
部41から略直角に折曲された一対の脚部42,42
と、それらの脚部42,42の下端部を内向きV字状に
折曲することにより形成された一対の挾圧片部43,4
3と、上板部41に突設されたねじ付き取付ピン44
と、ねじ付き取付ピン44に螺合可能なナット体45
と、を具備している。また、サポート部材4Bは、ピン
挿通孔46を有する横板部47と、横板部47の両端部
に下拡がりに延設された一対の受け板面部48,48
と、一対の上記脚部42,42を締め付けるためのボル
ト49およびナット50と、を具備している。
4Aとその取付部材4Aに取り付けられるサポート部材
4Bとからなる。取付部材4Aは、上板部41と、上板
部41から略直角に折曲された一対の脚部42,42
と、それらの脚部42,42の下端部を内向きV字状に
折曲することにより形成された一対の挾圧片部43,4
3と、上板部41に突設されたねじ付き取付ピン44
と、ねじ付き取付ピン44に螺合可能なナット体45
と、を具備している。また、サポート部材4Bは、ピン
挿通孔46を有する横板部47と、横板部47の両端部
に下拡がりに延設された一対の受け板面部48,48
と、一対の上記脚部42,42を締め付けるためのボル
ト49およびナット50と、を具備している。
【0012】上記取付部材4Aにおいて、一対の上記挾
圧片部43,43は上記膨出部13の首部14に嵌合さ
れ、一対の上記脚部42,42に形成されたボルト挿通
孔42a,42aに通したボルト49にナット50がね
じ込まれている。そして、ナット50を締め付けること
によって一対の挾圧片部43,43で膨出部13が挾持
されていると共に、それぞれの挾圧片部43の外向きの
傾斜端片43aが上記葺き面12に弾接され、さらにそ
れぞれの挾圧片部43の内向きの傾斜基片43bが膨出
部13における頭部15の顎15aに弾接されている。
ボルト49とナット50とによる締付箇所の数は1か所
であっても複数箇所であってもよいが、複数箇所にして
おくと、膨出部13に対する取付部材4Aのねじれなど
が確実に防止される。この構造であると、図1の左右方
向の外力が支持具4に加わったときには、左右の傾斜端
片43a,43aと葺き面12とが押し合うと同時に、
左右の傾斜基片43b,43bと頭部15の顎15a,
15aとが押し合って大きな取付強度が発揮される。
圧片部43,43は上記膨出部13の首部14に嵌合さ
れ、一対の上記脚部42,42に形成されたボルト挿通
孔42a,42aに通したボルト49にナット50がね
じ込まれている。そして、ナット50を締め付けること
によって一対の挾圧片部43,43で膨出部13が挾持
されていると共に、それぞれの挾圧片部43の外向きの
傾斜端片43aが上記葺き面12に弾接され、さらにそ
れぞれの挾圧片部43の内向きの傾斜基片43bが膨出
部13における頭部15の顎15aに弾接されている。
ボルト49とナット50とによる締付箇所の数は1か所
であっても複数箇所であってもよいが、複数箇所にして
おくと、膨出部13に対する取付部材4Aのねじれなど
が確実に防止される。この構造であると、図1の左右方
向の外力が支持具4に加わったときには、左右の傾斜端
片43a,43aと葺き面12とが押し合うと同時に、
左右の傾斜基片43b,43bと頭部15の顎15a,
15aとが押し合って大きな取付強度が発揮される。
【0013】また、サポート部材4Bの横板部47はそ
のピン挿通孔46をねじ付きピン44に嵌め込むことに
よって上板部41の上に重ね合わされ、ナット体45を
ねじ付きピン44にねじ込んで締め付けることによって
上板部41に固定されている。
のピン挿通孔46をねじ付きピン44に嵌め込むことに
よって上板部41の上に重ね合わされ、ナット体45を
ねじ付きピン44にねじ込んで締め付けることによって
上板部41に固定されている。
【0014】以上説明した支持具4において、取付部材
4Aは屋根流れ方向の全長に亘って延びる膨出部13の
複数箇所に適宜間隔を隔てて取り付けられている。これ
に対し、サポート部材4Bは長尺であり、共通の膨出部
13に取り付けられた複数の取付部材4A間に亘って取
り付けられている。なお、サポート部材4Bの長さより
も屋根の棟から軒先までの長さが長いときは、サポート
部材4Bの端部同士を突き合せ、その突合せ端部と突合
せ端部に重ねたジョイナーとをリベットやビスなどの止
具で結合したり、サポート部材4Bの端部同士を直接に
重ねてリベットやビスなどの止具で結合したりすること
によって、サポート部材4Bを屋根の長さに合わせて延
長する。
4Aは屋根流れ方向の全長に亘って延びる膨出部13の
複数箇所に適宜間隔を隔てて取り付けられている。これ
に対し、サポート部材4Bは長尺であり、共通の膨出部
13に取り付けられた複数の取付部材4A間に亘って取
り付けられている。なお、サポート部材4Bの長さより
も屋根の棟から軒先までの長さが長いときは、サポート
部材4Bの端部同士を突き合せ、その突合せ端部と突合
せ端部に重ねたジョイナーとをリベットやビスなどの止
具で結合したり、サポート部材4Bの端部同士を直接に
重ねてリベットやビスなどの止具で結合したりすること
によって、サポート部材4Bを屋根の長さに合わせて延
長する。
【0015】キャップ体2は金属薄板でなるカラー鋼板
で作られており、尖った頂部から一対の傾斜板部21,
21が下拡がりに形成されている。また、それぞれの傾
斜板部21,21の下端部に内向きに折曲されたフラン
ジ片22,22が形成されている。このようなキャップ
体2において、仮想線で示した一対の傾斜板部21,2
1の自然状態での開き角度θは、上述した支持具4にお
ける下拡がりの一対の受け板面部48,48の開き角度
よりもやゝ小さくなっている。したがって、キャップ体
2を支持具4に被せるときは、一対の傾斜板部21,2
1を少し拡げて被せる。このようにすることにより、一
対の傾斜板部21,21が支持具4の受け板面部48,
48に各別に重ね合わされる。こうして受け板面部48
に重ね合わされた傾斜板部21は、リベットやビスなど
の止具3で受け板面部48に固定され、その受け板面部
48で面支持される。なお、キャップ体2は棟から軒先
までに達する長尺物であることが望ましいけれども、キ
ャップ体2の長さよりも棟から軒先までの長さが長いと
きは、キャップ体2をジョイナーや止具を利用して突合
せ接続したり、キャップ体2の端部同士を直接に重ねて
止具で結合したりすることによってキャップ体2を屋根
の長さに合わせて延長すればよい。
で作られており、尖った頂部から一対の傾斜板部21,
21が下拡がりに形成されている。また、それぞれの傾
斜板部21,21の下端部に内向きに折曲されたフラン
ジ片22,22が形成されている。このようなキャップ
体2において、仮想線で示した一対の傾斜板部21,2
1の自然状態での開き角度θは、上述した支持具4にお
ける下拡がりの一対の受け板面部48,48の開き角度
よりもやゝ小さくなっている。したがって、キャップ体
2を支持具4に被せるときは、一対の傾斜板部21,2
1を少し拡げて被せる。このようにすることにより、一
対の傾斜板部21,21が支持具4の受け板面部48,
48に各別に重ね合わされる。こうして受け板面部48
に重ね合わされた傾斜板部21は、リベットやビスなど
の止具3で受け板面部48に固定され、その受け板面部
48で面支持される。なお、キャップ体2は棟から軒先
までに達する長尺物であることが望ましいけれども、キ
ャップ体2の長さよりも棟から軒先までの長さが長いと
きは、キャップ体2をジョイナーや止具を利用して突合
せ接続したり、キャップ体2の端部同士を直接に重ねて
止具で結合したりすることによってキャップ体2を屋根
の長さに合わせて延長すればよい。
【0016】この実施例によると、折版屋根板でなる屋
根板1の葺き面12の上に逆V字状のキャップ体2が突
き出し、しかもそのキャップ体2の一対の傾斜板部2
1,21が屋根板1側の傾斜板部16,16に連続した
形になる。このような屋根形状は、今までの折版屋根に
ない形状であり、奇抜な外観を持つようになる。また、
キャップ体2を屋根板1とは異なる色に着色したカラー
鋼板で作ることによりキャップ体2と屋根板1とを異色
にしておくと、屋根のデザインを色彩面で変化させるこ
とができるようになる。
根板1の葺き面12の上に逆V字状のキャップ体2が突
き出し、しかもそのキャップ体2の一対の傾斜板部2
1,21が屋根板1側の傾斜板部16,16に連続した
形になる。このような屋根形状は、今までの折版屋根に
ない形状であり、奇抜な外観を持つようになる。また、
キャップ体2を屋根板1とは異なる色に着色したカラー
鋼板で作ることによりキャップ体2と屋根板1とを異色
にしておくと、屋根のデザインを色彩面で変化させるこ
とができるようになる。
【0017】また、キャップ体2を逆V字状にしたこと
に伴ってキャップ体2は背高になる。そのため、キャッ
プ体2は風圧、特に台風時などではきわめて大きな風圧
を受けるようになるのであるが、キャップ体2の一対の
傾斜板部21,21が支持具4の一対の受け板面部4
8,48で各別に面支持されていると共に、受け板面部
48に止具3で固定されており、しかも支持具4の横板
部47とキャップ体2の一対の傾斜板部21,21とが
閉じられた2等辺三角形を形成して強固なトラス構造を
構成するため、キャップ体2に大きな風圧が加わるとし
てもキャップ体2が支持具4から脱落したりすることが
なく、また、キャップ体2に座屈を生じたりすることも
ない。なお、上述したように支持具4の取付部材4Aは
屋根板1の膨出部13や頂板部11に強固に取り付けら
れているため、キャップ体2に大きな風圧が加わって
も、この取付部材4aが屋根板1から脱落したりねじれ
たりすることはない。
に伴ってキャップ体2は背高になる。そのため、キャッ
プ体2は風圧、特に台風時などではきわめて大きな風圧
を受けるようになるのであるが、キャップ体2の一対の
傾斜板部21,21が支持具4の一対の受け板面部4
8,48で各別に面支持されていると共に、受け板面部
48に止具3で固定されており、しかも支持具4の横板
部47とキャップ体2の一対の傾斜板部21,21とが
閉じられた2等辺三角形を形成して強固なトラス構造を
構成するため、キャップ体2に大きな風圧が加わるとし
てもキャップ体2が支持具4から脱落したりすることが
なく、また、キャップ体2に座屈を生じたりすることも
ない。なお、上述したように支持具4の取付部材4Aは
屋根板1の膨出部13や頂板部11に強固に取り付けら
れているため、キャップ体2に大きな風圧が加わって
も、この取付部材4aが屋根板1から脱落したりねじれ
たりすることはない。
【0018】この実施例では、支持具4の受け板面部4
8,48は横板部47から下拡がりに延設されているけ
れども、この受け板面部48,48を図1に仮想線で示
したように横板部47から立ち上げで上狭まりにしてお
いてもよい。こうしておくと、受け板面部48a,48
aと傾斜板部21,21との重なり部W1の位置が上述
したWよりも上位になり、その重なり部Wでは傾斜板部
21,21が受け板面部48で面支持されるために強風
に対向することのできる程度の取付強度は確保される。
しかしながら、逆V字形のキャップ体2の傾斜板部2
1,21が大きな風圧を受けた場合、座屈を起こしやす
いのは傾斜板部21,21の中央よりも下位部分であ
る。したがって、台風時の突風などによる傾斜板部2
1,21の座屈を確実に防止するには、実施例のように
受け板面部48,48を横板部47から下拡がりに垂下
させて重なり部Wをキャップ体2の高さ方向中央部位か
ら下位に形成しておくことが望ましい。同様の理由によ
り、止具3による固定箇所は、上記重なり部Wの下端に
近い箇所であることが望ましい。そして、上述のように
重なり部Wをキャップ体2の高さ方向中央部位よりも下
位に形成しておくと、図3に示したキャップ体2の高さ
Hを折版屋根板でなる屋根板1の谷深さDの半分よりも
背高の寸法、すなわちH≧0.5・Dの関係にしておい
ても、キャップ体2が台風時の突風(たとえば風速20
m以上の強風)を受けて脱落したり座屈を生じたりする
ことがなくなることが判っている。そのため、支持具4
が折版屋根板でなる屋根板1の膨出部13に取り付けら
れる場合には、キャップ体2の傾斜板部21,21と受
け板面部48,48との重なり部Wをキャップ体2の高
さ方向中央部位よりも下位に形成することによって、き
わめて背高のキャップ体2を風圧による脱落や座屈を生
じない状態で取り付けることができるようになり、それ
だけキャップ体2を取り付けて屋根のデザインを変化さ
せるときの自由度が高まる。
8,48は横板部47から下拡がりに延設されているけ
れども、この受け板面部48,48を図1に仮想線で示
したように横板部47から立ち上げで上狭まりにしてお
いてもよい。こうしておくと、受け板面部48a,48
aと傾斜板部21,21との重なり部W1の位置が上述
したWよりも上位になり、その重なり部Wでは傾斜板部
21,21が受け板面部48で面支持されるために強風
に対向することのできる程度の取付強度は確保される。
しかしながら、逆V字形のキャップ体2の傾斜板部2
1,21が大きな風圧を受けた場合、座屈を起こしやす
いのは傾斜板部21,21の中央よりも下位部分であ
る。したがって、台風時の突風などによる傾斜板部2
1,21の座屈を確実に防止するには、実施例のように
受け板面部48,48を横板部47から下拡がりに垂下
させて重なり部Wをキャップ体2の高さ方向中央部位か
ら下位に形成しておくことが望ましい。同様の理由によ
り、止具3による固定箇所は、上記重なり部Wの下端に
近い箇所であることが望ましい。そして、上述のように
重なり部Wをキャップ体2の高さ方向中央部位よりも下
位に形成しておくと、図3に示したキャップ体2の高さ
Hを折版屋根板でなる屋根板1の谷深さDの半分よりも
背高の寸法、すなわちH≧0.5・Dの関係にしておい
ても、キャップ体2が台風時の突風(たとえば風速20
m以上の強風)を受けて脱落したり座屈を生じたりする
ことがなくなることが判っている。そのため、支持具4
が折版屋根板でなる屋根板1の膨出部13に取り付けら
れる場合には、キャップ体2の傾斜板部21,21と受
け板面部48,48との重なり部Wをキャップ体2の高
さ方向中央部位よりも下位に形成することによって、き
わめて背高のキャップ体2を風圧による脱落や座屈を生
じない状態で取り付けることができるようになり、それ
だけキャップ体2を取り付けて屋根のデザインを変化さ
せるときの自由度が高まる。
【0019】図2は第2実施例を示す要部拡大断面図で
ある。この実施例では、支持具4の構成が第1実施例と
異なるだけであるから、支持具4以外の部分には第1実
施例で用いた符号と同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。
ある。この実施例では、支持具4の構成が第1実施例と
異なるだけであるから、支持具4以外の部分には第1実
施例で用いた符号と同一の符号を付して詳細な説明を省
略する。
【0020】この実施例の支持具4は、対称形状をなし
かつサポート部材を兼ねる一対の取付部材4C,4Cで
なる。そして、取付部材4Cは、横板部51と、横板部
51から略直角に折曲された1つの脚部52と、脚部5
2の下端近傍箇所に形成された半円形状の膨らみ部53
と、脚部52の下端に形成された座板部54と、横板部
51の外縁部に下拡がりに延設された受け板面部55
と、を一体に具備している。そして、一対の取付部材4
C,4Cの膨らみ部53,53を屋根板1側の膨出部1
3に嵌め込んでその膨出部13の頭部15を挾み、かつ
座板部54,54を屋根板1側の葺き面12の上に載架
し、その状態で脚部52,52に形成されているボルト
挿通孔56にボルト57を挿通し、そのボルト57にナ
ット58をねじ込んで締め付けてある。また、キャップ
体2の傾斜板部21,21は支持具4の受け板面部5
5,55に重ね合わされ、その重なり部Wの下端に近い
箇所を止具3で固定してある。
かつサポート部材を兼ねる一対の取付部材4C,4Cで
なる。そして、取付部材4Cは、横板部51と、横板部
51から略直角に折曲された1つの脚部52と、脚部5
2の下端近傍箇所に形成された半円形状の膨らみ部53
と、脚部52の下端に形成された座板部54と、横板部
51の外縁部に下拡がりに延設された受け板面部55
と、を一体に具備している。そして、一対の取付部材4
C,4Cの膨らみ部53,53を屋根板1側の膨出部1
3に嵌め込んでその膨出部13の頭部15を挾み、かつ
座板部54,54を屋根板1側の葺き面12の上に載架
し、その状態で脚部52,52に形成されているボルト
挿通孔56にボルト57を挿通し、そのボルト57にナ
ット58をねじ込んで締め付けてある。また、キャップ
体2の傾斜板部21,21は支持具4の受け板面部5
5,55に重ね合わされ、その重なり部Wの下端に近い
箇所を止具3で固定してある。
【0021】このような屋根においても、第1実施例で
説明したところと同様の作用が奏される。なお、この実
施例において、重なり部Wの上端はキャップ体2の下端
から高さ方向中央部の少し上までの範囲に位置してお
り、それによってキャップ体2にきわめて大きな取付強
度が確保され、同時にキャップ体2の傾斜板部21,2
1の座屈が確実に防止されている。
説明したところと同様の作用が奏される。なお、この実
施例において、重なり部Wの上端はキャップ体2の下端
から高さ方向中央部の少し上までの範囲に位置してお
り、それによってキャップ体2にきわめて大きな取付強
度が確保され、同時にキャップ体2の傾斜板部21,2
1の座屈が確実に防止されている。
【0022】第1実施例や第2実施例では、キャップ体
2の傾斜板部21が止具3で支持具4の受け板面部4
8,55に固定され、かつ傾斜板部21のフランジ片2
2が屋根板1側の葺き面12に着座されているけれど
も、止具3による固定に加えて、傾斜板部の下端に内向
きカール状あるいは内向き折返し状の係合部を形成して
おくと共に、支持具の受け板面部の下端に上記係合部に
対応する被係合部を形成しておき、それらを係合させて
傾斜板部と受け板面部との端部剥離を防いでおいてもよ
い。また、キャップ体2は実施例のように先の尖った逆
V字状でなくてもよく、たとえば上端が平坦な截頭形状
であってもよい。
2の傾斜板部21が止具3で支持具4の受け板面部4
8,55に固定され、かつ傾斜板部21のフランジ片2
2が屋根板1側の葺き面12に着座されているけれど
も、止具3による固定に加えて、傾斜板部の下端に内向
きカール状あるいは内向き折返し状の係合部を形成して
おくと共に、支持具の受け板面部の下端に上記係合部に
対応する被係合部を形成しておき、それらを係合させて
傾斜板部と受け板面部との端部剥離を防いでおいてもよ
い。また、キャップ体2は実施例のように先の尖った逆
V字状でなくてもよく、たとえば上端が平坦な截頭形状
であってもよい。
【0023】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、キャップ体の
一対の傾斜板部が支持具の一対の受け板面部で面支持状
態で確実に固定されることと、キャップ体と支持具の横
板部とによってトラス構造などに類似する強固な枠組み
構造が形成されることとが相乗してきわめて大きな取付
強度が保たれる。そのため、キャップ体が大きな風圧を
受けても、キャップ体が支持具から離脱したりキャップ
体に局部的あるいは全体的な座屈を生じたりする心配が
なくなり、風圧による障害をそれほど考慮することなく
キャップ体を背高にして屋根に奇抜なデザインを付与し
たり屋根に今までとは異なる外観を容易に付与すること
ができるようになる。
一対の傾斜板部が支持具の一対の受け板面部で面支持状
態で確実に固定されることと、キャップ体と支持具の横
板部とによってトラス構造などに類似する強固な枠組み
構造が形成されることとが相乗してきわめて大きな取付
強度が保たれる。そのため、キャップ体が大きな風圧を
受けても、キャップ体が支持具から離脱したりキャップ
体に局部的あるいは全体的な座屈を生じたりする心配が
なくなり、風圧による障害をそれほど考慮することなく
キャップ体を背高にして屋根に奇抜なデザインを付与し
たり屋根に今までとは異なる外観を容易に付与すること
ができるようになる。
【0024】請求項2の考案によれば、キャップ体によ
って折版屋根板の馳締め箇所やその箇所に用いられてい
るボルトなどの止具を覆い隠して見栄えを良くすること
ができることは勿論、キャップ体が折版屋根板の谷深さ
の割に背高であって大きな風圧を受ける構造になってい
るにもかかわらず、その風圧でキャップ体が脱落したり
座屈したりすることを確実に防止することができるとい
う効果がある。
って折版屋根板の馳締め箇所やその箇所に用いられてい
るボルトなどの止具を覆い隠して見栄えを良くすること
ができることは勿論、キャップ体が折版屋根板の谷深さ
の割に背高であって大きな風圧を受ける構造になってい
るにもかかわらず、その風圧でキャップ体が脱落したり
座屈したりすることを確実に防止することができるとい
う効果がある。
【図1】本考案の第1実施例による屋根の要部拡大断面
図である。
図である。
【図2】本考案の第2実施例による屋根の要部拡大断面
図である。
図である。
【図3】折版屋根板の谷深さとキャップ体の高さとの関
係を示す正面図である。
係を示す正面図である。
1 屋根板 2 キャップ体 3 止具 4 支持具 11 頂板部 12 葺き面 13 膨出部 21 傾斜板部 47,51 横板部 48,55 受け板面部 W,W1 重なり部 H キャップ体の高さ L 折版屋根板の谷深さ
Claims (2)
- 【請求項1】 屋根板の葺き面に、横板部と横板部の両
端縁に下拡がりに延設された一対の受け板面部とを具備
する支持具を取り付け、下拡がりの一対の傾斜板部を具
備するキャップ体を上記支持具に被せて一対の上記傾斜
板部を一対の上記受け板面部に各別に重ね合わせ、傾斜
板部と受け板面部との重なり部を止具で固定してあるこ
とを特徴とする屋根。 - 【請求項2】 屋根板が折版屋根板であり、支持具が折
版屋根板の頂板部の葺き面に突出された膨出部に取り付
けられ、キャップ体の高さが折版屋根板の谷深さの半分
よりも背高の寸法になっており、傾斜板部と受け板面部
との重なり部がキャップ体の高さ方向中央部位から下位
に形成されている請求項1の屋根。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3018191U JPH0717690Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 屋 根 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3018191U JPH0717690Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 屋 根 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0589650U JPH0589650U (ja) | 1993-12-07 |
| JPH0717690Y2 true JPH0717690Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=12296594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3018191U Expired - Lifetime JPH0717690Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 屋 根 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717690Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP3018191U patent/JPH0717690Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0589650U (ja) | 1993-12-07 |
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