JPH0717717B2 - アルコキシシリル基を有する重合体 - Google Patents
アルコキシシリル基を有する重合体Info
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- JPH0717717B2 JPH0717717B2 JP62018157A JP1815787A JPH0717717B2 JP H0717717 B2 JPH0717717 B2 JP H0717717B2 JP 62018157 A JP62018157 A JP 62018157A JP 1815787 A JP1815787 A JP 1815787A JP H0717717 B2 JPH0717717 B2 JP H0717717B2
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- polymer
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- alkoxysilyl
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス等の水酸基を有する基材表面と反応す
ることによりその表面を安定に撥水、撥油性処理しうる
コーティング材料として有用な新規な反応性重合体に関
する。
ることによりその表面を安定に撥水、撥油性処理しうる
コーティング材料として有用な新規な反応性重合体に関
する。
含フッ素重合体は、炭化水素系重合体に比較して耐食性
及び耐薬品性に優れ、さらに撥水、撥油性を有するた
め、これらの特性を利用した防汚材料、非粘着材料への
応用がなされている。
及び耐薬品性に優れ、さらに撥水、撥油性を有するた
め、これらの特性を利用した防汚材料、非粘着材料への
応用がなされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、ポリテトラフルオロエチレンやポリフッ
化ビニリデンのように主鎖にフッ素原子が導入されてい
る重合体は通常の有機溶媒には不溶であるため、例えば
ガラスや金属などの基材上にコーティングする際には加
熱溶融した後に圧着する操作が必要となり、複雑な上を
有する基材上にはコーティングすることができない。ま
た、含フッ素アクリル酸エステルあるいは含フッ素メタ
クリル酸エステルの重合体は、酢酸エチル等の有機溶媒
に可溶で、この重合体溶液をコーティングすることによ
り繊維の撥水処理、防汚処理や光ファイバーのコーティ
ング材料などに利用されているが、これらの重合体には
加水分解性を有するエステル結合が存在するため、長時
間にわたる使用に際しては撥水性や光透過性などの性能
低下が避けられない。
化ビニリデンのように主鎖にフッ素原子が導入されてい
る重合体は通常の有機溶媒には不溶であるため、例えば
ガラスや金属などの基材上にコーティングする際には加
熱溶融した後に圧着する操作が必要となり、複雑な上を
有する基材上にはコーティングすることができない。ま
た、含フッ素アクリル酸エステルあるいは含フッ素メタ
クリル酸エステルの重合体は、酢酸エチル等の有機溶媒
に可溶で、この重合体溶液をコーティングすることによ
り繊維の撥水処理、防汚処理や光ファイバーのコーティ
ング材料などに利用されているが、これらの重合体には
加水分解性を有するエステル結合が存在するため、長時
間にわたる使用に際しては撥水性や光透過性などの性能
低下が避けられない。
さらに、含フッ素重合体はその低い表面自由エネルギー
のために他の基材との接着性に問題が残されていた。
のために他の基材との接着性に問題が残されていた。
本発明者等は上記の問題点を解決するため鋭意研究した
結果、本発明のアルコキシシリル基を有する重合体が高
い撥水性、撥油性及び透過性と共に優れたコーティング
性、安定性、及び基材との反応性を有することを見出し
本発明を完成するに至った。
結果、本発明のアルコキシシリル基を有する重合体が高
い撥水性、撥油性及び透過性と共に優れたコーティング
性、安定性、及び基材との反応性を有することを見出し
本発明を完成するに至った。
本発明のアルコキシシリル基を有する重合体は、 一般式 (式中、R1は水素原子または低級アルキル基を表わし、
R2は水素原子または低級ポリフルオロアルキル基を表わ
し、R3はポリフルオロアルキル基を表わし、nは0〜2
の整数である。)で示される繰返し単位と、一般式 (式中、R4は水素原子または低級アルキル基を表わし、
R5、R6は低級アルキル基またはフェニル基を表わし、A
は二価の連結基を表わし、Lは0〜5の整数、mは0〜
2の整数、pは1〜3の整数を表わす。但し、m+p=
3である。)で示されるアルコキシシリル基を有する繰
返し単位とから構成される。
R2は水素原子または低級ポリフルオロアルキル基を表わ
し、R3はポリフルオロアルキル基を表わし、nは0〜2
の整数である。)で示される繰返し単位と、一般式 (式中、R4は水素原子または低級アルキル基を表わし、
R5、R6は低級アルキル基またはフェニル基を表わし、A
は二価の連結基を表わし、Lは0〜5の整数、mは0〜
2の整数、pは1〜3の整数を表わす。但し、m+p=
3である。)で示されるアルコキシシリル基を有する繰
返し単位とから構成される。
R2で示される低級ポリフルオロアルキル基としては、ジ
フルオロメチル基、ペルフルオロメチル基、2から5個
のフッ素原子で置換されたエチル基、2から7個のフッ
素原子で置換されたプロピル基、2から9個のフッ素原
子で置換されたブチル基などを挙げることができるが、
特にペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基が導
入の容易さの点で好ましい。
フルオロメチル基、ペルフルオロメチル基、2から5個
のフッ素原子で置換されたエチル基、2から7個のフッ
素原子で置換されたプロピル基、2から9個のフッ素原
子で置換されたブチル基などを挙げることができるが、
特にペルフルオロメチル基、ペルフルオロエチル基が導
入の容易さの点で好ましい。
R3で示されるポリフルオロアルキル基としては、ペルフ
ルオロメチル基、ペルフルオロエチル基、ペルフルオロ
プロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフルオロペン
チル基、ペルフルオロヘキシル基、ペルフルオロヘプチ
ル基、ペルフルオロオクチル基、ペルフルオロノニル
基、ペルフルオロデシル基、ジフルオロメチル基、2か
ら4個のフッ素原子で置換されたエチル基、2から8個
のフッ素原子で置換されたブチル基、2から12個のフッ
素原子で置換されたヘキシル基、3から16個のフッ素原
子で置換されたオクチル基、3−オキサ−2−トリフル
オロメチル−2,4,4,5,5,6,6,6−オクタフルオロヘキシ
ル基などを例示することができる。特に、アルキル末端
が完全にフッ素化されたポリ(ペル)フルオロアルキル
基が高い撥水、撥湯性を発現する点で好ましい。
ルオロメチル基、ペルフルオロエチル基、ペルフルオロ
プロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフルオロペン
チル基、ペルフルオロヘキシル基、ペルフルオロヘプチ
ル基、ペルフルオロオクチル基、ペルフルオロノニル
基、ペルフルオロデシル基、ジフルオロメチル基、2か
ら4個のフッ素原子で置換されたエチル基、2から8個
のフッ素原子で置換されたブチル基、2から12個のフッ
素原子で置換されたヘキシル基、3から16個のフッ素原
子で置換されたオクチル基、3−オキサ−2−トリフル
オロメチル−2,4,4,5,5,6,6,6−オクタフルオロヘキシ
ル基などを例示することができる。特に、アルキル末端
が完全にフッ素化されたポリ(ペル)フルオロアルキル
基が高い撥水、撥湯性を発現する点で好ましい。
二価の連結基としては 等を例示することができる(式中、R7は水素原子または
低級アルキル基を表わす。)。
低級アルキル基を表わす。)。
アルコキシシリル基を有する繰返し単位の具体的な例示
として 等を示すことができる。
として 等を示すことができる。
本発明のアルコキシシリル基を有する重合体は、一般式 (式中、R1、R2、R3及びnは前記と同一である。)で表
わされる単量体とアルコキシシリル基を有する単量体の
一種もしくは複数種とを混合し、通常のラジカル重合法
により共重合することにより容易に合成することができ
る。重合反応に用いる方法としてはバルク重合、溶液重
合、乳化重合など公知の方法を用いることができる。ラ
ジカル重合反応には単に熱、紫外線の照射またはラジカ
ル開始剤の添加により速かに開始される。反応に好適に
用いられるラジカル開始剤としては、ジラウロイルペル
オキシド、ベンゾイルペルオキシドなどの有機過酸化物
あるいはα,α′−アゾビスイソブチロニトリルなよう
なアゾ化合物などを例示することができる。重合反応に
利用できる有機溶媒は、生成する重合体が可溶であるこ
とが高分子量体を得る上で好ましく、例えばベンゼン、
トルエン、クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、四塩
化炭素、クロロホルム、メチルエチルケトン、フルオロ
ベンゼン、ヘキサフルオロベンゼン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド等を用いることができるがこれらに限定され
るものではない。反応は通常40℃から100℃の範囲で行
う。
わされる単量体とアルコキシシリル基を有する単量体の
一種もしくは複数種とを混合し、通常のラジカル重合法
により共重合することにより容易に合成することができ
る。重合反応に用いる方法としてはバルク重合、溶液重
合、乳化重合など公知の方法を用いることができる。ラ
ジカル重合反応には単に熱、紫外線の照射またはラジカ
ル開始剤の添加により速かに開始される。反応に好適に
用いられるラジカル開始剤としては、ジラウロイルペル
オキシド、ベンゾイルペルオキシドなどの有機過酸化物
あるいはα,α′−アゾビスイソブチロニトリルなよう
なアゾ化合物などを例示することができる。重合反応に
利用できる有機溶媒は、生成する重合体が可溶であるこ
とが高分子量体を得る上で好ましく、例えばベンゼン、
トルエン、クロロベンゼン、テトラヒドロフラン、四塩
化炭素、クロロホルム、メチルエチルケトン、フルオロ
ベンゼン、ヘキサフルオロベンゼン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド等を用いることができるがこれらに限定され
るものではない。反応は通常40℃から100℃の範囲で行
う。
共重合することのできるアルコキシシリル基を含む単量
体としては、アリルトリエトキシシラン、アリルトリメ
トキシシラン、メタクリロイルオキシプロピルトリメト
キシシラン、アクリロイルオキシブチルトリエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメチルジメ
トキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルイトリフェノキシシラン、
p−(トリメトキシシリル)スチレンなどを例示するこ
とができる。また、該アルコキシシリル基を有する重合
体中に含有されるアルコキシシル基を有する繰返し単位
の組成は1mol%〜50mol%の範囲で、好ましくは5mol%
〜30mol%である。該繰返し単位がこれより少ない場合
には効果的に基材と反応せず、またこれより多い場合に
は、撥水・撥油性が低下する。
体としては、アリルトリエトキシシラン、アリルトリメ
トキシシラン、メタクリロイルオキシプロピルトリメト
キシシラン、アクリロイルオキシブチルトリエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメチルジメ
トキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニルイトリフェノキシシラン、
p−(トリメトキシシリル)スチレンなどを例示するこ
とができる。また、該アルコキシシリル基を有する重合
体中に含有されるアルコキシシル基を有する繰返し単位
の組成は1mol%〜50mol%の範囲で、好ましくは5mol%
〜30mol%である。該繰返し単位がこれより少ない場合
には効果的に基材と反応せず、またこれより多い場合に
は、撥水・撥油性が低下する。
なお、本発明の重合体は、第三の繰返し単位として、ス
チレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等を単
量体とする繰返し単位を含んでいてもよく、撥水・撥油
性の観点からこの第三の繰返し単位は、30mol%以下で
あることが好ましい。
チレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等を単
量体とする繰返し単位を含んでいてもよく、撥水・撥油
性の観点からこの第三の繰返し単位は、30mol%以下で
あることが好ましい。
本発明のアルコキシシリル基を有する重合体の分子量は
1000以上、好ましくは5000以上である。分子量が1000以
下のものは、被膜形成性が悪く、充分な撥水撥油性を示
さない。
1000以上、好ましくは5000以上である。分子量が1000以
下のものは、被膜形成性が悪く、充分な撥水撥油性を示
さない。
以下参考例、実施例、試験例により本発明を具体的に説
明する。
明する。
参考例 1 2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロプロパノール18.0g及び
硫酸水素テトラn−ブチルアンモニウム20.37g、ベンゼ
ン300mlを三口フラスコに仕込みアルゴン気流下で撹拌
した。次に50wt%水酸化ナトリウム水溶液17.5mlを入
れ、15分撹拌した後、p−クロロメチルスチレン9.15g
を加え室温にて一晩撹拌した。反応混合液に大量の水を
加えベンゼン層を水洗した。この操作を繰返し、ベンゼ
ン層を洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムにより乾燥
し、減圧下ベンゼンを留去した。残留物をn−ヘキサン
を溶出液としてシリシゲルカラムに通し精製し収率56%
でp−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルオキシ
メチル)スチレン(OHF3)を得た。
硫酸水素テトラn−ブチルアンモニウム20.37g、ベンゼ
ン300mlを三口フラスコに仕込みアルゴン気流下で撹拌
した。次に50wt%水酸化ナトリウム水溶液17.5mlを入
れ、15分撹拌した後、p−クロロメチルスチレン9.15g
を加え室温にて一晩撹拌した。反応混合液に大量の水を
加えベンゼン層を水洗した。この操作を繰返し、ベンゼ
ン層を洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムにより乾燥
し、減圧下ベンゼンを留去した。残留物をn−ヘキサン
を溶出液としてシリシゲルカラムに通し精製し収率56%
でp−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルオキシ
メチル)スチレン(OHF3)を得た。
元素分析(%); 実測値:C;49.34 H;3.60 計算値:C;49.34 H;3.48 IR(cm-1);3000〜2800,1610,1510(芳香環),1630(CH
=CH2),1205,1150(CF). NMR(ppm)3.83〜4.13(−OCH2CF2),4.63 5.15〜5.89(CH2=),6.50〜6.90(=CH),7.17〜7.49 参考例 2 アルコールを2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタ
デカルフオロオクタノールに替えた他は、参考例1と同
様の方法でp−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペ
ンタデカフルオオクチルオキシメチル)スチレン(OH
F7)を収率50.9%で得た。
=CH2),1205,1150(CF). NMR(ppm)3.83〜4.13(−OCH2CF2),4.63 5.15〜5.89(CH2=),6.50〜6.90(=CH),7.17〜7.49 参考例 2 アルコールを2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペンタ
デカルフオロオクタノールに替えた他は、参考例1と同
様の方法でp−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ペ
ンタデカフルオオクチルオキシメチル)スチレン(OH
F7)を収率50.9%で得た。
元素分析(%); 実測値:C;39.5 H;2.2 計算値:C:39.6 H;2.2 IR(cm-1);2800〜3000,1610,1510(芳香環),1630(CH
=CH2),1210,1150(C−F),1100〜1080(−O−). NMR(ppm):3.8〜4.11(−CH2−,2H),4.6(−CH2O−,2
H),5.2〜5.9(CH2=,2H),6.5〜6.9(−CH=,1H),7.2
〜7.5(芳香環,4H). 実施例 1 参考例1で得たOHF34.268g(13.5mmol)及び3−メタク
リロイルオキシプロピルメトキシシラン(MOS)0.372g
(1.5mmol)を、あらかじめヘキサメチルジシラザンの
トルエン溶液(1:2vol/vol)で1晩加熱還流処理したガ
ラス重合管に加えた。テトラヒドロフラン10.5mlを溶媒
とし、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル12.33mg
を重合開始剤として加え、これを常法により脱気後高真
空下(10-5mmHg以下)にて封管した。これを60℃で29.5
時間振り混ぜながら重合反応を行った。反応混合物を大
量のメタノールに注ぎ、重合体を沈澱させた。これを濾
別、乾燥し、白色固体0.454g(収率9.8%)を得た。1H
−NMR測定によりOHF3−MOS共重合体であることを確認し
た。元素分析値より算出したMOSの導入率は9.4mol%で
あった。また、GPC測定より得られたOHF3−MOS共重合体
の分子量は2.3×104であった。
=CH2),1210,1150(C−F),1100〜1080(−O−). NMR(ppm):3.8〜4.11(−CH2−,2H),4.6(−CH2O−,2
H),5.2〜5.9(CH2=,2H),6.5〜6.9(−CH=,1H),7.2
〜7.5(芳香環,4H). 実施例 1 参考例1で得たOHF34.268g(13.5mmol)及び3−メタク
リロイルオキシプロピルメトキシシラン(MOS)0.372g
(1.5mmol)を、あらかじめヘキサメチルジシラザンの
トルエン溶液(1:2vol/vol)で1晩加熱還流処理したガ
ラス重合管に加えた。テトラヒドロフラン10.5mlを溶媒
とし、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル12.33mg
を重合開始剤として加え、これを常法により脱気後高真
空下(10-5mmHg以下)にて封管した。これを60℃で29.5
時間振り混ぜながら重合反応を行った。反応混合物を大
量のメタノールに注ぎ、重合体を沈澱させた。これを濾
別、乾燥し、白色固体0.454g(収率9.8%)を得た。1H
−NMR測定によりOHF3−MOS共重合体であることを確認し
た。元素分析値より算出したMOSの導入率は9.4mol%で
あった。また、GPC測定より得られたOHF3−MOS共重合体
の分子量は2.3×104であった。
NMR(ppm/CFCl2CF2Cl);0.27〜0.67(−SiCH2−),0.97
〜2.17,3.33〜3.47(−SiOCH3),3.47〜4.13,4.30〜4.7
0 6.17〜7.27 元素分析値(%);C;49.30,H;4.05 実施例 2 OHF3を参考例2で得たOHF7に、溶媒をTHFから1,4−ビス
トリフルオロメチルベンゼン(BTB)に替えたほかは実
施例1と同様に重合反応を行い、MOSが7.7mol%導入さ
れたOHF7−MOS共重合体を26.7%の収率で得た。この共
重合体の分子量は9.7×103であった。
〜2.17,3.33〜3.47(−SiOCH3),3.47〜4.13,4.30〜4.7
0 6.17〜7.27 元素分析値(%);C;49.30,H;4.05 実施例 2 OHF3を参考例2で得たOHF7に、溶媒をTHFから1,4−ビス
トリフルオロメチルベンゼン(BTB)に替えたほかは実
施例1と同様に重合反応を行い、MOSが7.7mol%導入さ
れたOHF7−MOS共重合体を26.7%の収率で得た。この共
重合体の分子量は9.7×103であった。
NMR(ppm/CFCl2CF2Cl);0.28〜0,67(−SiCH2−),0.97
〜2.20,3.40〜3.48(−SiOCH3),3.48〜4.13,4.31〜4.7
2 6.15〜7.29 試験例 1 実施例2で得たOHF7−MOS共重合体200mgを2mlのBTBに溶
解し、その溶液約0.45mlを18×24mmの清浄なガラス板上
に流延し、50℃でゆっくりと溶媒を蒸発させ、ガラス板
上にフィルムを作成した。さらに50℃で減圧下一晩乾燥
させたところ42mgの共重合体がガラス上にコートされて
いた。これをBTBに30分浸漬した後、充分に乾燥した。
ガラス板に付着した不溶分の重量を測定したところ27mg
でガラス板との反応率は64%であった。このガラス板上
のフィルム表面の液滴の接触角を協和科学製コンタクト
アングルゴニオメーターで測定したところ純水で119.5
度、ヨウ化メチレンの場合は100.0度であった。
〜2.20,3.40〜3.48(−SiOCH3),3.48〜4.13,4.31〜4.7
2 6.15〜7.29 試験例 1 実施例2で得たOHF7−MOS共重合体200mgを2mlのBTBに溶
解し、その溶液約0.45mlを18×24mmの清浄なガラス板上
に流延し、50℃でゆっくりと溶媒を蒸発させ、ガラス板
上にフィルムを作成した。さらに50℃で減圧下一晩乾燥
させたところ42mgの共重合体がガラス上にコートされて
いた。これをBTBに30分浸漬した後、充分に乾燥した。
ガラス板に付着した不溶分の重量を測定したところ27mg
でガラス板との反応率は64%であった。このガラス板上
のフィルム表面の液滴の接触角を協和科学製コンタクト
アングルゴニオメーターで測定したところ純水で119.5
度、ヨウ化メチレンの場合は100.0度であった。
試験例 2 試験例1と同様の方法を用いて作成したOHF7−MOS共重
合体フィルムを飽和水蒸気下80℃にて一晩放置した。次
にBTBに30分浸漬した後、充分に乾燥した。このフィル
ムのガラスとの反応率は91%であった。このフィルム表
面の液滴の接触角は純水で120.0度、ヨウ化メチレンで1
00.0度であった。
合体フィルムを飽和水蒸気下80℃にて一晩放置した。次
にBTBに30分浸漬した後、充分に乾燥した。このフィル
ムのガラスとの反応率は91%であった。このフィルム表
面の液滴の接触角は純水で120.0度、ヨウ化メチレンで1
00.0度であった。
試験例 3 OHF7−MOS共重合体の替りに実施例1で得たOHF3−MOS共
重合体を用いた以外は試験例2と同様にしてフィルムを
作成し、ガラスとの反応性試験を行った。このフィルム
のガラスとの反応率は64%であった。このフィルム表面
の液滴の接触角は純水で115.0度、ヨウ化メチレンで91.
5度であった。
重合体を用いた以外は試験例2と同様にしてフィルムを
作成し、ガラスとの反応性試験を行った。このフィルム
のガラスとの反応率は64%であった。このフィルム表面
の液滴の接触角は純水で115.0度、ヨウ化メチレンで91.
5度であった。
比較例 1 実施例2においてMOSを入れなかった以外は同様の操作
を行ない、OHF7単独重合体を得た。得られた重合体の分
子量は3.0×104であった。
を行ない、OHF7単独重合体を得た。得られた重合体の分
子量は3.0×104であった。
この重合体を用いて試験例1と同様の方法を用いてガラ
ス板上に重合体フィルムを作成した。このフィルムを試
験例2と同様の条件で処理したところ、フィルムはほぼ
完全にBTBに溶解し、純水の接触角は30.5度であった。
ス板上に重合体フィルムを作成した。このフィルムを試
験例2と同様の条件で処理したところ、フィルムはほぼ
完全にBTBに溶解し、純水の接触角は30.5度であった。
本発明の重合体はそのアルコキシシリル基がガラス等の
水酸基を有する基材表面と反応し、基材表面に、強固に
結合すると共に、高い撥水性撥油性を発現する。したが
って、安定な難剥離性の撥水・撥油処理剤コーティング
剤として有用である。
水酸基を有する基材表面と反応し、基材表面に、強固に
結合すると共に、高い撥水性撥油性を発現する。したが
って、安定な難剥離性の撥水・撥油処理剤コーティング
剤として有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 (式中、R1は水素原子または低級アルキル基を表わし、
R2は水素原子または低級ポリフルオロアルキル基を表わ
し、R3はポリフルオロアルキル基を表わし、nは0〜2
の整数である。)で示される繰返し単位と、一般式 (式中、R4は水素原子または低級アルキル基を表わし、
R5、R6は低級アルキル基またはフェニル基を表わし、A
は二価の連結基を表わし、Lは0〜5の整数、mは0〜
2の整数、pは1〜3の整数を表わす。但し、m+p=
3である。)で示されるアルコキシシリル基を有する繰
返し単位からなり、アルコキシシリル基を有する繰返し
単位の組成が1mol%〜50mol%の範囲である、分子量100
0以上のアルコキシシリル基を有する重合体。 - 【請求項2】アルコキシシリル基を有する繰返し単位の
組成が5mol%〜30mol%の範囲である、特許請求の範囲
第(1)項に記載のアルコキシシリル基を有する重合
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62018157A JPH0717717B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | アルコキシシリル基を有する重合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62018157A JPH0717717B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | アルコキシシリル基を有する重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63186709A JPS63186709A (ja) | 1988-08-02 |
| JPH0717717B2 true JPH0717717B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=11963774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62018157A Expired - Lifetime JPH0717717B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | アルコキシシリル基を有する重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717717B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2954432B2 (ja) * | 1991-09-13 | 1999-09-27 | 日本ペイント株式会社 | ポリマー、無機材料用表面改質剤、及びその改質物 |
| JP2647293B2 (ja) * | 1991-11-11 | 1997-08-27 | 信越化学工業株式会社 | 接着性および経時安定性の良好なシリル基含有共重合体のエマルジョン組成物からなる接着向上剤 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057469B2 (ja) * | 1977-09-13 | 1985-12-14 | 関西ペイント株式会社 | 防食塗料用樹脂組成物 |
| JPS61293943A (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-24 | Sagami Chem Res Center | 含フッ素スチレン誘導体 |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP62018157A patent/JPH0717717B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63186709A (ja) | 1988-08-02 |
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