JPH0717904A - 2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸の製造方法 - Google Patents

2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸の製造方法

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JPH0717904A
JPH0717904A JP19075893A JP19075893A JPH0717904A JP H0717904 A JPH0717904 A JP H0717904A JP 19075893 A JP19075893 A JP 19075893A JP 19075893 A JP19075893 A JP 19075893A JP H0717904 A JPH0717904 A JP H0717904A
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tetrafluorophthalic
ester
tetrachlorophthalic
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JP19075893A
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Takashi Seki
隆司 関
Koji Sugimoto
耕治 杉本
Masami Yoshino
真美 吉野
Seisaku Kumai
清作 熊井
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸を工
業的に有利かつ安全な方法で製造する。 【構成】3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジエ
ステルを加水分解して3,4,5,6−テトラフルオロ
フタル酸とし、つぎに脱炭酸反応して2,3,4,5−
テトラフルオロ安息香酸を得る。3,4,5,6−テト
ラフルオロフタル酸ジエステルは3,4,5,6−テト
ラクロロフタル酸ジエステルをフッ素化して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、特に合成抗菌
剤の中間体として有用な、2, 3, 4, 5−テトラフル
オロ安息香酸の新規な製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2, 3, 4, 5−テトラフルオロ
安息香酸を得る方法としては、以下の方法が知られてい
る。 (1)フタロニトリルを塩素化して3,4,5,6−テ
トラクロロフタロニトリルに変換し、フッ素化、加水分
解、脱炭酸する方法(特開昭61−85349号等)。
【0003】(2)3,4,5,6−テトラクロロフタ
ル酸無水物を五塩化リンと反応させて3, 3, 4, 5,
6, 7−ヘキサクロロ−1−[3H]−イソベンゾフラ
ノンとし、つぎにフッ素化して3, 3, 4, 5, 6, 7
−ヘキサフルオロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン
とし、さらに加水分解して3,4,5,6−テトラフル
オロフタル酸とし、つぎに脱炭酸する方法(特開昭62
−61948号)。
【0004】(3)3,4,5,6−テトラクロロフタ
ル酸無水物をアミン類と反応させ、3,4,5,6−テ
トラクロロフタルイミド類とし、ついでフッ素化、加水
分解、脱炭酸する方法(特開昭63−58442号、U
SP5047553等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
は以下の問題がある。(1)の方法では、塩素化反応を
気相で行うために、融点の高いフタロニトリルを気化す
る必要があることや、塩素化触媒の失活等の問題があ
り、工業的に実施しにくい。また3,4,5,6−テト
ラクロロフタロニトリルは毒性が高く、取扱いに問題が
ある。
【0006】(2)の方法では、フッ素化の収率が低
く、しかもフッ素化試薬の必要量が多いため経済的でな
いこと、さらに加水分解の際にフッ酸を生成するため、
反応装置の腐食が起きる等の問題がある。
【0007】(3)の方法では、フッ素化反応を高温で
実施するためイミド体の安定性が低くなり、収率が下が
るという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来の
技術が有する欠点を解消し、工業的に有利な2,3,
4,5−テトラフルオロ安息香酸の製造方法を提供する
ものである。また、本発明は、中間体3,4,5,6−
テトラフルオロフタル酸ジエステルの製造方法、および
これら製造方法における特定中間化合物を提供するもの
である。
【0009】すなわち本発明製造方法は、3,4,5,
6−テトラフルオロフタル酸ジエステルを加水分解反応
せしめて3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸と
し、つぎに3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸を
脱炭酸反応せしめることによる2, 3, 4, 5−テトラ
フルオロ安息香酸の製造方法、および、3,4,5,6
−テトラクロロフタル酸ジエステルをフッ素反応せしめ
ることを特徴とする3,4,5,6−テトラフルオロフ
タル酸ジエステルの製造方法である。
【0010】本発明における3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタル酸ジエステルとしては、下記一般式(1)
で表される化合物が好ましい。
【0011】
【化1】
【0012】一般式(1)において、R1 およびR2
は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、ア
ルキル基、フルオロアルキル基、またはアリール基を表
す。
【0013】アルキル基の炭素数は1〜20個が好まし
く、特に炭素数が6個以下である場合が好ましい。アル
キル基の構造は直鎖、分岐、または環構造であってもよ
く、さらに該環構造がアルキル基の一部であってもよ
い。
【0014】アルキル基の例を以下に挙げるが、これら
に限定されない。メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル基、n
−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル
基、ヘプチル基、n−オクチル基等である。
【0015】フルオロアルキル基としては、前記アルキ
ル基の水素の一部または全部がフッ素原子で置換された
ものであり、フッ素原子の一部が塩素または臭素原子で
置換されていてもよいが、アルキル基の水素の一部がフ
ッ素原子で置換されたが好ましい。特に−(CH2k
Rf(ここでRfは炭素数が1〜8個のペルフルオロア
ルキル基、kは1または2)で表されるフルオロアルキ
ル基が好ましい。
【0016】フルオロアルキル基の例を以下に挙げる
が、これらに限定されない。−CH2 CF3 、−CH2
CH2 CF3 、−CH(CF32 、−CH2 CH2
2 CF3 、−CH2 CH2 CF2 CF2 CF3 、−C
2 CH(CF3 2 、−CH2 CH2 CF2 Cl、−
CH2 CH2 CF2 Br。
【0017】アリール基としては、一価の芳香族炭化水
素基であり、フェニル基やフェニル基の芳香環にハロゲ
ン原子やアルキル基等が結合していてもよい。アリール
基の例を以下に挙げるが、これらに限定されない。フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、4−クロロフェニル
基、4−フルオロフェニル基、ペルフルオロフェニル
基、4−メチルフェニル基等である。
【0018】一般式(1)で表される3,4,5,6−
テトラフルオロフタル酸ジエステルの例を以下に挙げる
が、これらに限定されない。3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチ
ル)エステル、3,4,5,6−テトラフルオロフタル
酸ジメチルエステル、3,4,5,6−テトラフルオロ
フタル酸ジエチルエステル、3,4,5,6−テトラフ
ルオロフタル酸ジイソプロピルエステル、3,4,5,
6−テトラフルオロフタル酸ジ(n−プロピル)エステ
ル、3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジブチル
エステル、3,4,5,6−テトラフルオロ酸ジフェニ
ルエステル、3,4,5,6−テトラフルオロタル酸プ
ロピルメチルエステル。
【0019】3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
ジエステルは加水分解反応により、3,4,5,6−テ
トラフルオロフタル酸となる。
【0020】加水分解反応は、通常の加水分解反応の方
法、および条件に従って実施することができる。例え
ば、水あるいは有機溶媒中で、酸性またはアルカリ性条
件下で反応させることによって加水分解することができ
る。
【0021】酸性条件下で実施する場合の酸としては、
塩酸、リン酸、硫酸等が適当である。酸の量は、通常の
場合、3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジエス
テルの1当量に対して0.5〜48当量程度、好ましく
は1〜20当量程度である。
【0022】アルカリ性条件下で実施する場合のアルカ
リとしては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等が適当である。アルカリの量は、通常の
場合、3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジエス
テルの1当量に対して、0.01〜20当量程度、好ま
しくは0.01〜2当量程度である。
【0023】加水分解反応の反応温度は、通常の場合3
0〜220℃程度、反応時間は0.5〜36時間程度、
反応圧力は常圧、加圧、減圧のいずれであってもよく、
該条件は、3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジ
エステルの種類、酸あるいはアルカリの種類、および濃
度によって適宜変更が可能である。
【0024】本発明においては、3,4,5,6−テト
ラフルオロフタル酸を脱炭酸反応せしめることによっ
て、2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸が得られ
る。
【0025】脱炭酸反応は、通常の脱炭酸反応の方法、
および条件に従って実施することができる。例えば、無
溶媒あるいは溶媒中で、加熱することによって実施する
ことができる。
【0026】溶媒中で実施する場合には、水溶媒、エチ
レングリコール、プロピレングリコール等のプロトン性
溶媒、ジメチルアセトアミド、スルホラン等の非プロト
ン性極性溶媒、またはトルエン、キシレン等の非プロト
ン性非極性溶媒等が使用できる。溶媒の量は、3,4,
5,6−テトラフルオロフタル酸の1重量部に対して約
3重量部以下が好ましい。
【0027】脱炭酸反応は、触媒の存在下に実施しても
よい。この場合の触媒としてはトリエチルアミン、トリ
ブチルアミン等の3級アミン類、アンモニア、アルカリ
金属あるいはアルカリ土類金属の水酸化物、フッ化物、
炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等を用いることが
できる。また、硫酸、塩酸、パラトルエンスルホン酸等
の酸触媒を用いてもよい。触媒の量は、触媒の種類、触
媒の塩基性の強さにもよるが、通常の場合、3,4,
5,6−テトラフルオロフタル酸の1重量部に対して
0.1〜6重量部程度が好ましい。
【0028】脱炭酸反応の反応温度は100〜220℃
程度、反応時間は通常の場合0.5〜24時間程度、好
ましくは1〜3時間程度、反応圧力は、通常の場合常圧
であるが、減圧あるいは加圧であってもよい。
【0029】3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
ジエステルは、3,4,5,6−テトラクロロフタル酸
ジエステルをフッ素化反応せしめることによって合成で
きる。
【0030】3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ジ
エステルとしては、下記一般式(2)で表される化合物
が好ましい。
【0031】
【化2】
【0032】一般式(2)において、R1 およびR2
は、一般式(1)の対応するR1 およびR2 と同一であ
り、R1 およびR2 は、同一であっても異なっていても
よく、それぞれ、アルキル基、フルオロアルキル基、ま
たはアリール基を表す。
【0033】一般式(2)で表される3,4,5,6−
テトラクロロフタル酸ジエステルの具体例を以下に挙げ
るが、これらに限定されない。3,4,5,6−テトラ
クロロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチ
ル)エステル、3,4,5,6−テトラクロロフタル酸
ジメチルエステル、3,4,5,6−テトラクロロフタ
ル酸ジエチルエステル、3,4,5,6−テトラクロロ
フタル酸ジイソプロピルエステル、3,4,5,6−テ
トラクロロフタル酸ジ−n−プロピルエステル、3,
4,5,6−テトラクロロフタル酸ジブチルエステル、
3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ジフェニルエス
テル、3,4,5,6−テトラクロロフタル酸プロピル
メチルエステル等。
【0034】フッ素化反応は、通常の場合、フッ素化剤
を用いて実施される。該フッ素化剤としては、NaF、
KF、RbF、CsF等のアルカリ金属フッ化物が好ま
しく、特にスプレー乾燥したフッ化カリウムが好まし
い。フッ素化剤の量は、3,4,5,6−テトラクロロ
フタル酸ジエステル1モルに対して1〜15モル、好ま
しくは2〜8モル用いる。
【0035】フッ素化の際、反応促進剤として相間移動
触媒を添加するのが好ましい。該相間移動触媒として
は、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラブチル
アンモニウムブロミド等の4級アンモニウム塩、N−ネ
オペンチル−4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジニ
ウムクロリド、N−(2−エチルヘキシル)−4−
(N,N−ジメチルアミノ)ピリジニウムクロリド等の
ピリジニウム塩、テトラブチルホスホニウムブロミド、
テトラフェニルホスホニウムブロミド等の4級ホスホニ
ウム塩などが挙げられるが、本発明の相間移動触媒とし
ては、4級ホスホニウム塩が好ましく、特にテトラブチ
ルホスホニウムブロミドまたはテトラフェニルホスホニ
ウムブロミドがよい。
【0036】相関移動触媒を添加する場合の量は、3,
4,5,6−テトラクロロフタル酸ジエステルの100
重量部に対して、通常の場合0.01〜100重量部程
度、好ましくは0.05〜20重量部程度である。
【0037】フッ素化反応は、無溶媒であっても溶媒中
であっても実施できるが、溶媒中で実施する場合が好ま
しい。
【0038】溶媒中で実施する場合は非プロトン性溶媒
中で実施する場合が好ましい。非プロトン性溶媒として
は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホ
ン、スルホラン、ヘキサメチルホスホリルトリアミド、
N−メチル−2−ピロリドン、 1, 3−ジメチルイミダ
ゾリジノン、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ジオキ
サン、ジグライム、テトラグライム等を用いることがで
きるが、好ましくはスルホラン、またはN,N−ジメチ
ルホルムアミドである。
【0039】非プロトン性溶媒の使用量は、3,4,
5,6−テトラクロロフタル酸ジエステルの1重量部に
対して0.5〜10重量部程度、好ましくは1〜5重量
部がよい。
【0040】フッ素化反応の反応温度は50℃〜250
℃程度、好ましくは100℃〜230℃がよい。
【0041】3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ジ
エステルは、入手容易なテトラクロロフタル酸無水物か
ら容易に合成できる。例えばテトラクロロフタル酸無水
物を五塩化リン、オキシ塩化リン等の塩素化剤で塩素化
して、ペルクロロフタリドとし(特開昭62−6194
8号)、さらにアルコールと反応させることにより合成
できる(Liebigs, Ann. Chem., 238, 327 (1887)) 。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例について、さらに具体
的に説明するが、これらに限定されない。
【0043】[参考例1]3, 3, 4, 5, 6, 7−ヘ
キサクロロ−1−[3H]−イソベンゾフラノンの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた、2リットルの
ガラス製反応器に、3,4,5,6−テトラクロロフタ
ル酸無水物500g(1.8モル)、五塩化リン441
g(2.1モル) 、オキシ塩化リン100gを仕込ん
だ。混合物を撹拌せずに135℃に加熱した。その後、
134〜145℃に保ちながら12時間撹拌した。さら
に、五塩化リン40gを加え3時間撹拌した。つぎに、
オキシ塩化リンを蒸留により除去した。さらに、還流を
12時間続けた後、減圧下に残りのオキシ塩化リン、五
塩化リンを留去した。つぎに120℃に温度を下げ、ト
ルエン200g、ヘキサン2リットルを徐々に加えて一
晩放置した。結晶物をろ過した後に減圧で乾燥すると
3, 3, 4, 5, 6, 7−ヘキサクロロ−1−[3H]
−イソベンゾフラノン430.0gを得た。収率は7
2.1%であった。
【0044】[参考例2]3, 4, 5, 6−テトラクロ
ロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エ
ステルの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた、2リットルの
ガラス製反応器に、3, 3, 4, 5, 6, 7−ヘキサク
ロロ−1−[3H]−イソベンゾフラノン300g
(0.9モル)、トルエン600gを仕込み、激しく撹
拌しながら、トリエチルアミン195.5g(1.94
モル)を30分間かけてゆっくり滴下した。つぎに、
2, 2, 2−トリフルオロエタノール211.3g
(2.1モル)を1時間かけて滴下し、さらに12時間
撹拌した。つぎにトルエン500g、水1リットルを加
え、抽出したトルエン相を濃縮すると3, 4, 5, 6−
テトラクロロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロ
エチル)エステル379.7gを得た。収率は92.2
%であった。3, 4, 5, 6−テトラクロロフタル酸ビ
ス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エステルの物性
値はつぎのとおりであった。 融点(℃):75.1 〜75.419 F-NMR(CDCl3,CFCl3) δ(ppm): -73.1 (t, J=8.64 H
z)1 H-NMRR(CDCl3,TMS) δ(ppm): 4.97 (q, J=8.64 Hz)
【0045】[実施例1]3, 4, 5, 6−テトラフル
オロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)
エステルの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた100ミリリッ
トルのガラス製反応器に、テトラクロロフタル酸ビス
(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エステル20g
(0.043モル)、スプレー乾燥したフッ化カリウム
14.9g(0.26モル)、スルホラン60gを仕込
み、激しく撹拌しながら190℃で20時間反応させ
た。その後、ろ過、蒸留分離を行い、3, 4, 5, 6−
テトラフルオロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオ
ロエチル)エステル11.2g(0.028モル)を得
た。収率は65.0%であった。
【0046】[実施例2]3, 4, 5, 6−テトラフル
オロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)
エステルの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた100ミリリッ
トルのガラス製反応器に、テトラクロロフタル酸ビス
(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エステル20g
(0.042gモル)、スプレー乾燥したフッ化カリウ
ム14.9g(0.26モル)、テトラブチルホスホニ
ウムブロミド2g、スルホラン60gを仕込み、激しく
撹拌しながら140℃で6時間反応させた。その後、ろ
過、蒸留分離を行い、3, 4, 5, 6−テトラフルオロ
フタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エス
テル14.6g(0.364モル)を得た。収率は8
5.2%であった。
【0047】[実施例3]3, 4, 5, 6−テトラフル
オロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)
エステルの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた100ミリリッ
トルのガラス製反応器に、テトラクロロフタル酸ビス
(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エステル20g
(0.043モル)、スプレー乾燥したフッ化カリウム
14.9g(0.26モル)、テトラフェニルホスホニ
ウムブロミド2g、スルホラン60gを仕込み、激しく
撹拌しながら、140℃で6時間反応させた。その後、
ろ過、蒸留分離を行い、3, 4, 5, 6−テトラフルオ
ロフタル酸ビス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エ
ステル13.4g(0.033モル)を得た。収率は7
8.2%であった。
【0048】[実施例4]3, 4, 5, 6−テトラフル
オロフタル酸ビスイソプロピルエステルの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた100ミリリッ
トルのガラス製反応器に,テトラクロロフタル酸ビスイ
ソプロピルエステル40g(0.12モル)、スプレー
乾燥したフッ化カリウム42.3g(0.732モ
ル)、テトラブチルホスホニウムブロミド4g、スルホ
ラン120g仕込み、激しく撹拌しながら、150℃で
8時間反応させた。その後、ろ過、蒸留分離を行い、
3, 4, 5, 6−テトラフルオロフタル酸ビスイソプロ
ピルエステル21.5g(0.082モル)を得た。収
率は67.2%であった。
【0049】[実施例5]3, 4, 5, 6−テトラフル
オロフタル酸ビスメチルエステルの合成 還流コンデンサーおよび撹拌機を備えた100ミリリッ
トルのガラス製反応器に、3, 4, 5, 6−テトラクロ
ロフタル酸ビスジメチルエステル40g(0.12モ
ル)、スプレー乾燥したフッ化カリウム41.8g
(0.73モル)、テトラブチルホスホニウムブロミド
4g、スルホラン120gを仕込み、激しく撹拌しなが
ら、150℃で8時間反応させた。その後、ろ過、蒸留
分離を行い、3, 4, 5, 6−テトラフルオロフタル酸
ビスメチルエステル20.1g(0.076モル)を得
た。収率は63.0%であった。
【0050】[実施例6]3, 4, 5, 6−テトラフル
オロフタル酸の合成 1リットルの3つ口フラスコに、実施例5で合成した
3, 4, 5, 6−テトラフルオロフタル酸ビス(2,
2, 2−トリフルオロエチル)エステル30g(0.0
75モル)、70重量%に希釈した硫酸100gを仕込
み、撹拌しながら140℃で14時間反応させた。つぎ
に、水200ミリリットルを加え、放冷後、白色沈殿物
をろ過し、乾燥して、3, 4, 5, 6−テトラフルオロ
フタル酸16.4gを得た。収率は92.3%であっ
た。
【0051】[実施例7]2, 3, 4, 5−テトラフル
オロ安息香酸の合成 1リットルのオートクレーブに、実施例6で合成した
3, 4, 5, 6−テトラフルオロフタル酸20g(0.
084モル)、水60gを仕込み、190℃で5時間加
熱撹拌し反応させた。反応終了後の懸濁液を室温まで冷
却し、ろ過、洗浄、乾燥して2, 3, 4, 5−テトラフ
ルオロ安息香酸13.5gを得た。収率は83.0%で
あった。
【0052】[実施例8]2,3,4,5−テトラフル
オロ安息香酸の合成 500ミリリットルの3つ口フラスコに、実施例6で合
成した3, 4, 5, 6−テトラフルオロフタル酸50g
(0.21モル)、トリ(n−ブチル)アミン190g
(1.03モル) を仕込み、130℃で2時間撹拌し
た。この溶液に20重量%に希釈した濃塩酸800g、
エーテル500mlを加え、エーテル抽出しエーテル相
と水相を分離した。水相に1NのKOHを加えアルカリ
性(pH=13)にすることにより、分離するトリ(n
−ブチル)アミンを回収した。水相とエ−テル相を合わ
せた後、水相を1NのHClで酸性(pH=3)にして
再度エーテル抽出した。エーテルを留去すると、2,
3,4,5−テトラフルオロ安息香酸の白色固体36.
3gが得られた。収率は89.0%であった。
【0053】
【発明の効果】本発明製造方法によれば、入手が容易な
原料を用い、安全な方法で、2,3,4,5−テトラフ
ルオロ安息香酸を得ることができる。また、本方法は、
不安定な化合物を扱うことなく、高収率で2,3,4,
5−テトラフルオロ安息香酸が得られる製造方法である
ことから、工業的にも非常に有利な方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊井 清作 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
    ジエステルを加水分解反応せしめて3,4,5,6−テ
    トラフルオロフタル酸とし、つぎにテトラフルオロフタ
    ル酸を脱炭酸反応せしめることを特徴とする2, 3,
    4, 5−テトラフルオロ安息香酸の製造方法。
  2. 【請求項2】3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ジ
    エステルをフッ素反応せしめることを特徴とする3,
    4,5,6−テトラフルオロフタル酸ジエステルの製造
    方法。
  3. 【請求項3】3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ジ
    エステルをフッ素反応せしめて、3,4,5,6−テト
    ラフルオロフタル酸ジエステルとし、つぎに3,4,
    5,6−テトラフルオロフタル酸ジエステルを加水分解
    反応せしめて3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
    とし、さらに3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
    を脱炭酸反応せしめることを特徴とする2, 3, 4, 5
    −テトラフルオロ安息香酸の製造方法。
  4. 【請求項4】フッ素化反応にアルカリ金属フッ化物を用
    いる請求項2または3の製造方法。
  5. 【請求項5】フッ素化反応を、相間移動触媒の存在下に
    実施する請求項2〜4のいずれか1項の製造方法。
  6. 【請求項6】相間移動触媒が4級ホスホニウム塩である
    請求項5の製造方法。
  7. 【請求項7】3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ビ
    ス(2, 2, 2−トリフルオロエチル)エステル。
  8. 【請求項8】3,4,5,6−テトラクロロフタル酸ビ
    スイソプロピルエステル。
  9. 【請求項9】3,4,5,6−テトラフルオロフタル酸
    ビスイソプロピルエステル。
JP19075893A 1993-07-02 1993-07-02 2,3,4,5−テトラフルオロ安息香酸の製造方法 Pending JPH0717904A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0818435A1 (de) * 1996-07-09 1998-01-14 Bayer Ag Verfahren zur Decarboxylierung halogenierter aromatischer Carbonsäuren

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