JPH07179578A - 導電性組成物の製法 - Google Patents

導電性組成物の製法

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JPH07179578A
JPH07179578A JP32733393A JP32733393A JPH07179578A JP H07179578 A JPH07179578 A JP H07179578A JP 32733393 A JP32733393 A JP 32733393A JP 32733393 A JP32733393 A JP 32733393A JP H07179578 A JPH07179578 A JP H07179578A
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acid
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sulfonic acid
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conductive polymer
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Shigeru Tsurumaki
茂 弦巻
Yoshiyuki Tasaka
佳之 田坂
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】導電性ポリマー/アルキルスルホン酸複合物か
らなる組成物の製法を提供する。 【構成】導電性ポリマーの原料モノマーとスルホン酸基
を1個有するアニオン性低分子量化合物であるアルキル
スルホン酸を2:1.2〜3.0のモル比でもしくはス
ルホン酸基を2個有するアルキルジスルホン酸を4:
1.2〜3.0のモル比で混合した後酸化重合すること
により、導電性ポリマー中にアルキルスルホン酸を均一
に等電荷量だけ分散含有させる。導電性ポリマーとアル
キルスルホン酸が理論値どおりに複合した組成物が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性ポリマー中にスル
ホン酸基を1個もしくは2個有するアニオン性低分子量
化合物であるアルキルスルホン酸を均一に等電荷量だけ
分散含有した複合物からなる導電性組成物の製法に関す
る。本発明の製法は導電性有機ポリマーのドーピング法
として有効であり、また本発明の製法により得られる導
電性ポリマー/アルキルスルホン酸複合物は高エネルギ
ー密度のポリマーバッテリーの電極として、さらには電
子素子、半導体素子等の電極として利用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性ポリマーとアルキルスルホ
ン酸を酸化重合により複合化する場合、原料モノマーと
アルキルスルホン酸を酸性水溶液中で混合し、酸化剤を
用いて重合することが行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の酸化重合法ではアルキルスルホン酸が理論値どうり
に複合物中に含有されないという欠点があった。例え
ば、アニリンを酸化重合する場合、原料モノマーである
アニリンとアルキルスルホン酸を塩酸水溶液中で混合
し、酸化剤として過硫酸アンモニウムを用いて重合が行
われていた。ポリアニリンはアニリン分子2個で1価の
正電荷を有し、アルキルスルホン酸は1分子あたり1価
の負電荷を有することから、理論的にはポリアニリンの
アニリン分子2個に対してアルキルスルホン酸分子1個
が含有複合化(ポリアニリン/アルキルスルホン酸=
2.0:1.0のモル比)されるはずである。また、1
分子中にスルホン酸基を2個有するアルキルジスルホン
酸の場合にはポリアニリンのアニリン分子4個に対して
アルキルジスルホン酸分子1個が含有複合化(ポリアニ
リン/アルキルジスルホン酸=4.0:1.0のモル
比)されるはずである。しかしながら従来の方法ではア
ルキルスルホン酸は理論値の約40〜60%程度しか含
有されなかった。本発明は、導電性ポリマーとスルホン
酸基を有するアルキルスルホン酸を理論値どうりに含有
複合化させた組成物を得ることのできる製法を目的とす
るものである。即ち、導電性ポリマーの有する正電荷量
と等しい電荷量分だけの負電荷を有するアルキルスルホ
ン酸を複合化できる製法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する手段として、導電性ポリマーの原料モノマーとスル
ホン酸基を1個有するアニオン性低分子量化合物である
アルキルスルホン酸を2:1.2〜3.0のモル比でも
しくはスルホン酸基を2個有するアルキルジスルホン酸
を4:1.2〜3.0のモル比で混合した後酸化重合す
ることにより、導電性ポリマー中にアルキルスルホン酸
を均一に等電荷量だけ分散含有させることを特徴とする
導電性組成物の製法を提供する。本発明の特に好ましい
実施態様としては上記原料モノマーがアニリン系化合
物、ピロール系化合物、チオフェン系化合物又はフラン
系化合物であることを特徴とする上記製法を挙げること
ができる。
【0005】ここで、等電荷量とは導電性ポリマーが持
ち得る正電荷量と同量の負電荷量をったアルキルスルホ
ン酸のモル量のことを示す。導電性ポリマーを酸化重合
する場合、スルホン酸基を有するアルキルスルホン酸を
過剰量分散混合することにより、塩酸を使用しないで酸
性条件下で重合可能となることから、導電性ポリマー/
アルキルスルホン酸複合体中でのスルホン酸含有率をほ
ぼ理論値どおり導入することが可能となった。たとえ
ば、ボリアニリンの原料モノマーであるアニリン2モル
に対して、アルキルスルホン酸を必要量の1.2倍から
3倍(1.2モルから3モル)混合することにより、反
応溶液が酸性となり酸化重合が行われる。
【0006】従来は、導電性ポリマーを塩酸水溶液中ま
たは硫酸水溶液で酸化重合していたため、酸性水溶液中
のCl- イオンやSO4 - イオンのアニオンとアルキル
スルホン酸(RSO3 - ) のアニオンとが混在していた
ためスルホン酸含有率の低い複合物しか得られていなか
った。そこで、酸性水溶液の代わりにアルキルスルホン
酸を必要量より過剰に使用することにより、Cl- イオ
ンやSO4 - イオンのアニオンの存在しない状態で酸化
重合反応を起こすことが可能となった。その結果、導電
性ポリマーとドーパントであるアルキルスルホン酸を理
論値どうり分散含有する導電性ポリマー/アルキルスル
ホン酸複合物からなる組成物を製造することが可能とな
った。例えば、ポリアニリンの原料モノマーであるアリ
ニンとアルキルスルホン酸であるメタンスルホン酸を同
時に混合重合することにより、アニリン2モルに対して
メタンスルホン酸を約1モル含有するポリアニリン/メ
タンスルホン酸複合物が得られた。
【0007】本発明に係る原料モノマー(括弧内は導電
性ポリマー)としては、例えばアニリン(ポリアニリ
ン)、ピロール(ポリピロール)、チオフェン(ポリチ
オフェン)、フラン(ポリフラン)等を上げることがで
きる。
【0008】本発明においてドーパントとするアルキル
スルホン酸のうち、1分子中に1個のスルホン酸基を有
する化合物としては以下のものが挙げられる。 ・メタンスルホン酸:CH3-SO3 H(市販品あり) ・エタンスルホン酸:CH3-CH2-SO3 H(市販品あ
り) ・プロパンスルホン酸:CH3-(-CH2-)2−SO3
(Na塩として市販) ・ブタンスルホン酸:CH3-(-CH2-)3−SO3 H(N
a塩として市販) ・ペンタンスルホン酸:CH3-(-CH2-)4−SO3
(Na塩として市販) ・ヘキサンスルホン酸:CH3-(-CH2-)5−SO3
(Na塩として市販) ・ヘプタンスルホン酸:CH3-(-CH2-)6−SO3
(Na塩として市販) ・オクタンスルホン酸:CH3-(-CH2-)7−SO3
(Na塩として市販) ・ノナンスルホン酸:CH3-(-CH2-)8−SO3 H(N
a塩として市販) ・デカンスルホン酸:CH3-(-CH2-)9−SO3 H(N
a塩として市販)
【0009】また本発明においてドーパントとするアル
キルスルホン酸のうち、1分子中にスルホン酸基を2個
有する化合物としては以下のものが挙げられる。 ・エタンジスルホン酸:HO3 S−(-CH2-)2−SO3
H(Na塩として市販) ・プロパンジスルホン酸:HO3 S−(-CH2-)3−SO
3 H(市販されていないが、市販のプロパンジチオール
を酸化することにより容易に得られる) ・ブタンジスルホン酸:HO3 S−(-CH2-)4−SO3
H(市販されていないが、市販の同類のアルキルジチオ
ールを酸化することにより容易に得られる、以下のジス
ルホン酸も同じ) ・ヘキサンジスルホン酸:HO3 S−(-CH2-)6−SO
3 H ・ノナンンジスルホン酸:HO3 S−(-CH2-)9−SO
3 H ・デカンジスルホン酸:HO3 S−(-CH2-)10-SO3
【0010】本発明において、導電性ポリマーの原料モ
ノマーとスルホン酸基を1個有するアニオン性低分子量
化合物であるアルキルスルホン酸の混合比率は2:1.
2〜4.0のモル比で重合可能であるが、アルキルスル
ホン酸の混合比が少ないと酸化重合中にpHが高くな
り、酸化重合が進行しなくなることも考えられるので、
好ましくは2:2.0〜4.0のモル比で行なう。ま
た、アルキルスルホン酸の混合比が多すぎると反応は充
分に進行するが、無駄になるアルキルスルホン酸量が多
くなり収率が極端に低下するため、特に好ましくは導電
性高分子のモノマーとアルキルスルホン酸の混合比率が
2:2.0〜3.0のモル比の範囲である。同様にスル
ホン酸基を2個有するアニオン性低分子量化合物である
アルキルジスルホン酸の場合の混合比率は4:1.4〜
4.0のモル比で重合可能であるが、好ましくは4:
2.0〜4.0のモル比であり、特に好ましくは導電性
高分子のモノマーとアルキルスルホン酸の混合比率が
4:2.0〜3.0のモル比の範囲である。
【0011】本発明の反応条件としては、空気中の酸素
により反応が妨害されることから、反応溶液を充分に窒
素置換する必要がある。また、反応温度は0℃以下の低
温とする必要があり、酸化剤である過硫酸アンモニウム
を加える場合に反応溶液中に1時間程度かけてゆっくり
と滴下する必要がある。あまり速く一度に加えてしまう
と反応熱で急激に反応溶液の温度が上昇し、温度が制御
できなくなってしまう恐れがある。反応時間としては5
時間程度が通常であるが、2〜3時間程度でも本発明に
係る高分子複合体は合成できている。ただし導電性高分
子モノマー収率を90%以上とするためには5時間以上
反応させることが必要である。反応溶液の撹拌は、温度
を均一に制御するため、また反応溶液と酸化剤を均一に
混合する意味からも必要である。
【0012】本発明により製造される導電性ポリマー/
アルキルスルホン酸複合体の具体例の構造式を化1〜化
4に示す。Rはアルキル基を示す。ポリアニリン/アル
キルスルホン酸複合体
【化1】 ポリピロール/アルキルスルホン酸複合体
【化2】 ポリチオフェン/アルキルスルホン酸複合体
【化3】 ポリフラン/アルキルスルホン酸複合体
【化4】
【0013】
【実施例】
〔実施例1〕ポリアニリンの原料モノマーであるアニリ
ン5.59g(60mmol) と市販のメタンスルホン酸17.30g(180
mmol) をイオン交換水50mlに加え、0℃に冷却しながら
窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/リットルの過
硫酸アンモニウム水溶液64.0g を約1時間で滴下した
後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の組成比はポ
リアニリン( アニリン分子)/メタンスルホン酸=2/
1.11であった。
【0014】〔実施例2〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と市販のエタンスルホン
酸19.824g(180mmol)をイオン交換水50mlに加え、0℃に
冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/
リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間
で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の
組成比はポリアニリン( アニリン分子)/エタンスルホ
ン酸=2/1.12であった。
【0015】〔実施例3〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と、市販のエタンジスル
ホン酸ナトリウムをイオン交換樹脂でイオン交換して得
られた濃度32.14重量%のエタンジスルホン酸水溶液53.
26g(90.0mmol)とをイオン交換水250ml に加え、0℃に
冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/
リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間
で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の
組成比はポリアニリン( アニリン分子)/エタンジスル
ホン酸=4/0.86であった。
【0016】〔実施例4〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と、市販のブタンジスル
ホン酸ナトリウムをイオン交換樹脂でイオン交換して得
られた濃度31.09重量%のブタンジスルホン酸水溶液63.
20g(90.0mmol)とをイオン交換水80mlに加え、0℃に冷
却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/リ
ットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間で
滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の組
成比はポリアニリン( アニリン分子)/エタンジスルホ
ン酸=4/1.05であった。
【0017】〔比較例1〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と市販のメタンスルホン
酸1 .30g(180mmol) を3規定の塩酸水溶液50mlに加え、
0℃に冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.
6 mol/リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.0g を約
1時間で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複
合物の組成比はポリアニリン( アニリン分子)/メタン
スルホン酸=2/0.72であった。
【0018】〔比較例2〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と市販のエタンスルホン
酸19.824g(180mmol)を3規定の塩酸水溶液50mlに加え、
0℃に冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.
6 mol/リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約
1時間で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複
合物の組成比はポリアニリン( アニリン分子)/エタン
スルホン酸=2/0.22であった。
【0019】〔比較例3〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と、市販のエタンジスル
ホン酸ナトリウムをイオン交換樹脂でイオン交換して得
られた濃度32.14重量%のエタンジスルホン酸水溶液53.
26g(90.0mmol)とを3規定の塩酸水溶液50mlに加え、0
℃に冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6
mol/リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1
時間で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合
物の組成比はポリアニリン( アニリン分子)/エタンジ
スルホン酸=4/0.44であった。
【0020】〔比較例4〕ポリアニリンの原料モノマー
であるアニリン5.59g(60mmol) と、市販のブタンジスル
ホン酸ナトリウムをイオン交換樹脂でイオン交換して得
られた濃度31.09重量%のブタンジスルホン酸水溶液63.
20g(90.0mmol)とを3規定の塩酸水溶液50mlに加え、0
℃に冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6
mol/リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1
時間で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合
物の組成比はポリアニリン( アニリン分子)/エタンジ
スルホン酸=4/0.36であった。
【0021】〔実施例5〕ポリピロールの原料モノマー
であるピロール4.03g(60mmol) と市販のメタンスルホン
酸1.30g(180mmol)をイオン交換水50mlに加え、0℃に冷
却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/リ
ットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間で
滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の組
成比はポリピロール( ピロール分子)/メタンスルホン
酸=2/1.10であった。
【0022】〔実施例6〕ポリピロールの原料モノマー
であるピロール4.03g(60mmol) と市販のエタンスルホン
酸19.82g(180mmol) をイオン交換水50mlに加え、0℃に
冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/
リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間
で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の
組成比はポリピロール( ピロール分子)/エタンスルホ
ン酸=2/1.08であった。
【0023】〔実施例7〕ポリチオフェンの原料モノマ
ーであるチオフェン5.05g(60mmol) と市販のプロパンス
ルホン酸22.35g(180mmol) をイオン交換水50mlに加え、
0℃に冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.
6 mol/リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約
1時間で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複
合物の組成比はポリチオフェン( チオフェン分子)/プ
ロパンスルホン酸=2/1.05であった。
【0024】〔実施例8〕ポリチオフェンの原料モノマ
ーであるチオフェン5.05g(60mmol) と市販のブタンスル
ホン酸24.87g(180mmol) をイオン交換水50mlに加え、0
℃に冷却しながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6
mol/リットルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1
時間で滴下した後、5時間攪拌混合した。得られた複合
物の組成比はポリチオフェン( チオフェン分子)/ブタ
ンスルホン酸=2/0.97であった。
【0025】〔実施例9〕ポリフランの原料モノマーで
あるフラン4.08g(60mmol) と市販のエタンジスルホン酸
二ナトリウムをイオン交換樹脂でイオン交換して得られ
た濃度32.14 重量%のエタンジスルホン酸水溶液53.26g
(90mmol)とをイオン交換水50mlに加え、0℃に冷却しな
がら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/リットル
の過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間で滴下し
た後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の組成比は
ポリフラン(フラン分子)/エタンジスルホン酸=4/
0.95であった。
【0026】〔実施例10〕ポリフランの原料モノマー
であるフラン4.08g(60mmol) と市販のブタンジスルホン
酸二ナトリウムをイオン交換樹脂でイオン交換して得ら
れた濃度31.09 重量%のブタンジスルホン酸水溶液63.2
0g(90mmol)とをイオン交換水80mlに加え、0℃に冷却し
ながら窒素置換した。次に酸化剤として1.6 mol/リット
ルの過硫酸アンモニウム水溶液64.00gを約1時間で滴下
した後、5時間攪拌混合した。得られた複合物の組成比
はポリフラン(フラン分子)/ブタンジスルホン酸=4
/1.01であった。
【0027】
【発明の効果】本発明では、導電性ポリマーとアルキル
スルホン酸を同時に攪拌混合し酸化剤を加えるだけで酸
化重合反応が進み、導電性ポリマー中にアルキルスルホ
ン酸を均一に等電荷量だけ分散複合化したスルホン酸含
有率の高い導電性ポリマー/アルキルスルホン酸複合物
からなる導電性組成物を製造することを可能とした。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性ポリマーの原料モノマーとスルホ
    ン酸基を1個有するアニオン性低分子量化合物であるア
    ルキルスルホン酸を2:1.2〜3.0のモル比でもし
    くはスルホン酸基を2個有するアルキルジスルホン酸を
    4:1.2〜3.0のモル比で混合した後酸化重合する
    ことにより、導電性ポリマー中にアルキルスルホン酸を
    均一に等電荷量だけ分散含有させることを特徴とする導
    電性組成物の製法。
  2. 【請求項2】 上記原料モノマーがアニリン系化合物で
    あることを特徴とする請求項1記載の導電性組成物の製
    法。
  3. 【請求項3】 上記原料モノマーがピロール系化合物で
    あることを特徴とする請求項1記載の導電性組成物の製
    法。
  4. 【請求項4】 上記原料モノマーがチオフェン系化合物
    であることを特徴とする請求項1記載の導電性組成物の
    製法。
  5. 【請求項5】 上記原料モノマーがフラン系化合物であ
    ることを特徴とする請求項1記載の導電性組成物の製
    法。
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