JPH0718040U - 反力式ディスクブレーキ - Google Patents

反力式ディスクブレーキ

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JPH0718040U
JPH0718040U JP4842393U JP4842393U JPH0718040U JP H0718040 U JPH0718040 U JP H0718040U JP 4842393 U JP4842393 U JP 4842393U JP 4842393 U JP4842393 U JP 4842393U JP H0718040 U JPH0718040 U JP H0718040U
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brake disc
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一夫 小山
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非制動状態での車両の走行中、ブレーキディ
スクの摩擦面が起伏していて、その摩擦面から摩擦パッ
ドに摺接による押圧力が作用したときブレーキキャリパ
がスムーズに逃げて、上記摺接による衝撃力を緩和さ
せ、振動の低減を図る。 【構成】 ピストン16及び第2腕部10bの摩擦パッ
ドP,P′に対する押圧中心22,23を、一対の摺動
ピン8を支持するブラケットBの一対の支持孔7の軸線
を含む平面24上に設定すると共に、ブレーキキャリパ
系の重心21を前記支持孔7による摺動ピン8の支承範
囲L内に設定し、ブレーキディスクDの摩擦面の隆起部
が摩擦パッドP,P′に摺接したとき、ブレーキキャリ
パCが傾くことなく逃げ易くした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車、自動二輪車等の車両に適用されるディスクブレーキ、特に 、ブレーキディスクの両側面に対向して配設される一対の摩擦パッドと、この両 摩擦パッドを挟んで互いに対向する第1及び第2腕部間をブリッジ部により一体 に連結してなるブレーキキャリパと、このブレーキキャリパの第1腕部に形成さ れた油圧シリンダに嵌装されて一方の摩擦パッドの背面を押圧し得るピストンと 、ブレーキディスクに隣接して配設される固定のブラケットと、ブレーキキャリ パに固設されると共に、ブラケットの一対の支持孔にブレーキディスクの軸方向 に摺動自在に支承される一対の摺動ピンとからなり、ピストンの前進作動により 一方の摩擦パッドをブレーキディスクの一側面に押圧したとき、その反作用によ りブレーキキャリパがピストンの移動方向と反対方向へ移動して第2腕部により 他方の摩擦パッドをブレーキディスクの他側面に押圧するようにしたものゝ改良 に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝるディスクブレーキは、例えば実公昭59−23871号公報に開示され ているように、既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かゝるディスクブレーキを備えた車両の非制動状態での走行中、ディスクブレ ーキに振動が発生することがあり、その原因として、ブレーキディスクの摩擦面 がその板厚の変動等により起伏している場合、その摩擦面の隆起部が摩擦パッド に衝撃的に摺接することが挙げられる。
【0004】 しかしながら、本考案者は、ブレーキディスクの摩擦面の隆起部が摩擦パッド に摺接したときでも、隆起部から摩擦パッドに加わる押圧作用に逆らわず、ブレ ーキキャリパがブレーキディスクの軸方向にスムーズに逃げれば、摺接による衝 撃力が緩和され、振動のレベルが著しく低下することを究明した。
【0005】 そこで本考案は、ブレーキディスクの摩擦面の隆起部が摩擦パッドに摺接した とき、ブレーキキャリパがスムーズに逃げて、上記摺接による衝撃力を緩和し得 る前記ディスクブレーキを提供することを目的する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、一方の摩擦パッドへのピストンの押圧 中心、及び他方の摩擦パッドへの第2腕部の押圧中心を両摺動ピンの軸線を含む 平面上に設定すると共に、ピストン及び摺動ピンを含むブレーキキャリパ系の重 心を各支持孔による摺動ピンの有効支承範囲間に設定したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により、本考案を自動車用ディスクブレーキに適用した一実施例に ついて説明する。
【0008】 図1はディスクブレーキの一部を縦断した平面図、図2はその正面図、図3は 図2の3−3線断面図である。これら図面において、自動車の車輪と共に回転す るディスクブレーキDの一側にブラケットBの主板1が隣接して配置され、そし て自動車のナックルNにボルト2で固着される。この主板1にはブレーキディス クDの周方向に互いに離隔してブレーキディスクDを跨ぐ逆U字状の一対の支持 腕3,3(図2及び図3参照)が連設され、これら支持腕3,3は、主板1と反 対側でタイバー4(図1参照)を介して互いに一体に連結される。
【0009】 両支持腕3,3の対向面には、ブレーキディスクDを挟んで並ぶ二対のレール 5,5;5′,5′が形成され、これらレールにより、ブレーキディスクDの両 側面に対向する一対の摩擦パッドP,P′がブレーキディスクDの軸方向に摺動 可能に支承される。
【0010】 また各支持腕3の頂部に形成されたボス6には、ブレーキディスクDの外周側 でその軸線と平行に延びる支持孔7が設けられており、ブレーキキャリパDに固 着した一対の摺動ピン8,8がこれら支持孔7,7に摺動自在に支承され、各摺 動ピン8の支持孔7からの露出部は伸縮性のブーツ9で覆われる。
【0011】 ブレーキキャリパCは、ブレーキディスクDの両側面に摩擦パッドP,P′を それぞれ挟んで対向する第1及び第2腕部10a,10bと、ブレーキディスク Dを跨ぐようにこの両腕部10a,10b間を一体的に連結するブリッジ部10 cとから構成され、第1腕10aからブレーキディスクDの一側面に沿って突出 する一対の耳部11,11に前記摺動ピン12,12の基端がボルト13,13 により固着される。
【0012】 また第1腕部10aの中心部には油圧シリンダ14が形成され、これに一方の 摩擦パッドPの裏板15を押圧し得るピストン16が摺動自在に嵌装される。油 圧シリンダ14には、ブレーキペダルにより作動される図示しないマスタシリン ダの出力油圧を導入する入力ポート17が設けられる。
【0013】 また油圧シリンダ14の内周には、ピストン16の外周に接する角形シール部 材8が装着される。
【0014】 図1に示すように、ブレーキキャリパCは、そのブリッジ部10cの中間部で ブレーキマスタシリンダDの回転面と平行な分割面19をもって、第1腕部10 a側の第1ブロックC1 と、第2腕部10b側の第2ブロックC2 とに分割され 、これらは複数本のボルト20,20‥により接合される。
【0015】 図3に示すように、第1ブロックC1 はAl合金鋳物により、また第2ブロッ クC2 は鉄鋳物によりそれぞれ形成され、これによってピストン16及び摺動ピ ン16,16を含むブレーキキャリパC系の重心21は、摩擦パッドP,P′の 新品時から全摩耗時に亘り常に支持孔7による摺動ピン8の有効支承範囲L内に 設定される。
【0016】 また図2及び図3に示すように、ピストン16の摩擦パッドPに対する押圧中 心22、及び第2腕部10bの摩擦パッドP′に対する押圧中心23は、一対の 摺動ピン8,8の軸線を通る平面24上に設定される。
【0017】 尚、図1において、符号25は摩擦パッドP,P′のライニングの摩耗状態を 目視チェックするために、ブレーキキャリパCのブリッジ部10cに設けられた 覗き窓である。
【0018】 次にこの実施例の作用について説明する。
【0019】 ブレーキペダルの操作によりマスタシリンダを作動して、その出力油圧を入力 ポート17から油圧シリンダ14に供給すれば、その油圧を受けてピストン16 がシール部材18を変形させてつつ前進して一方の摩擦パッドPの背面を押圧す るので、該摩擦パッドPは案内レール5,5上を摺動してブレーキディスクDの 一側面に圧接する。すると、その反作用によりブレーキキャリパCは摺動ピン8 ,8を支持孔7,7で摺動させながらピストン16の前進と反対方向へ移動して 、第2腕部10bにより、他方の摩擦パッドP′の背面を押圧するので、該摩擦 パッドP′は案内レール5,5′上を摺動してブレーキディスクDの他側面に圧 接する。こうして、車輪と共に回転するブレーキディスクDに制動力が加えられ る。
【0020】 ところで、前述のように、ピストン16の摩擦パッドPへの押圧中心22及び 第2腕部10bの摩擦パッドP′への押圧中心23は、両摺動ピン8,8の軸線 を含む平面24上に配置されているので、ピストン16の作動に伴う反力は前記 平面24上でブレーキキャリパCに作用することになり、したがってブレーキキ ャリパCには上記反力によるモーメントが発生しないので、ブレーキキャリパC は傾くことなく摺動ピン8,8を支持孔7,7でスムーズに摺動させ、両摩擦パ ッドP,P′に押圧力を効率良く付与することができる。
【0021】 次にマスタシリンダの作動を解除して油圧シリンダ14から油圧を解放すれば 、ピストン16は、その外周に接するシール部材18の変形復元力により一定の 微小距離だけ後退し、両摩擦パッドP,P′はブレーキディスクDの両側面に微 小間隙を存して対向する状態に置かれ、ブレーキディスクDを実質上自由にして いる。
【0022】 ところで、ブレーキディスクDの摩擦面に起伏があると、そのうちの隆起部が 両摩擦パッドP,P′間を通過する度に、対向する摩擦パッドに摺接による押圧 力を及ぼし、このときの押圧中心もピストン16及び第2腕部10bの摩擦パッ ドP,P′に対する押圧中心22,23と一致する。しかも、ブレーキキャリパ C系の重心21は、常に支持孔7,7による摺動ピン8,8の支承範囲Lに位置 しているので、摺動ピン8,8は支持孔7,7内で傾くことなく安定状態を保っ ている。その結果、ブレーキディスクDから摩擦パッドP又はP′に押圧力が働 くと、ブレーキキャリパCは傾くことなくスムーズに逃げることができ、ブレー キディスクDからブレーキキャリパCに加わる衝撃力を緩和することができる。
【0023】 尚、上記実施例においては、本考案の要旨を逸脱することなく種々の設計変更 が可能である。例えば、ブレーキキャリパCを非分割型に形成してブレーキキャ リパC系の重心21が第1腕部10a寄りに位置するような場合には、ブラケッ トBのボス6を第1腕部10a側へオフセットすれば、上記重心21を支持孔7 による摺動ピン8の支承範囲L内に常に設定することができる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、一方の摩擦パッドへのピストンの押圧中心、及 び他方の摩擦パッドへの第2腕部の押圧中心を両摺動ピンの軸線を含む平面上に 設定すると共に、ピストン及び摺動ピンを含むブレーキキャリパ系の重心を各支 持孔による摺動ピンの有効支承範囲間に設定したので、ブレーキディスクの摩擦 面が起伏しているような場合でも、非制動時、その摩擦面の隆起部から摩擦パッ ドに摺接による押圧力が加わったとき、それに逆らわずブレーキキャリパはスム ーズに逃げて、摺接衝撃力を緩和することができ、振動レベルの大幅な低減をも たらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自動車用ディスクブレ
ーキの要部を破断した平面図
【図2】同平面図
【図3】図2の3−3線断面図
【符号の説明】
B ブラケット C ブレーキキャリパ D ブレーキディスク L 支承範囲 P,P′ 摩擦パッド 7 支持孔 8 摺動ピン 10a 第1腕部 10b 第2腕部 10c ブリッジ部 14 油圧シリンダ 16 ピストン 22 ピストンの押圧中心 23 第2腕部の押圧中心 24 平面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキディスク(D)の両側面に対向
    して配設される一対の摩擦パッド(P,P′)と、この
    両摩擦パッド(P,P′)を挟んで互いに対向する第1
    及び第2腕部(10a,10b)間をブリッジ部(10
    c)により一体に連結してなるブレーキキャリパ(C)
    と、このブレーキキャリパ(C)の第1腕部(10a)
    に形成された油圧シリンダ(14)に嵌装されて一方の
    摩擦パッド(P)の背面を押圧し得るピストン(16)
    と、ブレーキディスク(D)に隣接して配設される固定
    のブラケット(B)と、ブレーキキャリパ(C)に固設
    されると共に、ブラケット(B)の一対の支持孔(7)
    にブレーキディスク(D)の軸方向に摺動自在に支承さ
    れる一対の摺動ピン(8)とからなり、ピストン(1
    6)の前進作動により一方の摩擦パッド(P)をブレー
    キディスク(D)の一側面に押圧したとき、その反作用
    によりブレーキキャリパ(C)がピストン(16)の移
    動方向と反対方向へ移動して第2腕部(10b)により
    他方の摩擦パッド(P′)をブレーキディスク(D)の
    他側面に押圧するようにした反力式ディスクブレーキに
    おいて、 一方の摩擦パッド(P)へのピストン(16)の押圧中
    心(22)、及び他方の摩擦パッド(P′)への第2腕
    部(10b)の押圧中心(23)を両摺動ピン(8)の
    軸線を含む平面(24)上に設定すると共に、ピストン
    (16)及び摺動ピン(8)を含むブレーキキャリパ
    (C)系の重心(21)を各支持孔(7)による摺動ピ
    ン(8)の有効支承範囲(L)内に設定したことを特徴
    とする、反力式ディスクブレーキ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01176822A (ja) * 1987-12-29 1989-07-13 Akebono Brake Ind Co Ltd ディスクブレーキ
JPH01250628A (ja) * 1987-12-24 1989-10-05 Toyota Motor Corp ピンスライド式キャリパ浮動型ディスクブレーキ
JPH0212536U (ja) * 1988-07-08 1990-01-25
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