JPH07181750A - 分散媒の放出を低減させた静電液体現像剤 - Google Patents

分散媒の放出を低減させた静電液体現像剤

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JPH07181750A
JPH07181750A JP6272120A JP27212094A JPH07181750A JP H07181750 A JPH07181750 A JP H07181750A JP 6272120 A JP6272120 A JP 6272120A JP 27212094 A JP27212094 A JP 27212094A JP H07181750 A JPH07181750 A JP H07181750A
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Alan Sander Dubin
アラン・サンダー・デユービン
R Larson James
ジエイムズ・ロドニー・ラーソン
Sanford M Marcus
サンフオード・モートン・マーカス
Steven P Schmidt
ステイーブン・ポール・シユミツト
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低散乱光の液体静電現像剤の提供。 【構成】 この静電液体現像剤は、カウリブタノール値
30未満、平均沸点150〜400℃、沸点範囲12℃
未満、および30℃における粘度20cps未満の非極性
液体;面積平均粒径10μm未満の熱可塑性樹脂;およ
び、非極性液体可溶性のイオン性または双極性イオン性
の電荷制御化合物、より本質的になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂粒子、電荷制御化合
物および狭い沸点範囲を有する非極性液体を含有する静
電液体現像剤に関する。
【0002】
【本発明の背景】静電潜像は絶縁性の非極性液体中に分
散したトナー粒子を用いて現像できることは知られてい
る。このような分散された材料は液体トナーまたは液体
現像剤として知られている。有用な液体現像剤は熱可塑
性樹脂および非極性液体を含有する。一般的に、適当な
着色料は染料または顔料として存在する。着色されたト
ナー粒子は、一般的に109オームセンチメーターを超
える高い体積抵抗率、3.0未満の低い誘電率および高
い蒸気圧を有する非極性液体中に分散されている。トナ
ー粒子は後述するようにMalvern粒径測定基を用いて測
定した場合に30μm未満の平均粒径を有する。静電潜
像が形成されそして液体トナーで現像された後、続いて
像はキャリアシートに転写される。
【0003】従来の液体現像剤は混合炭化水素液体中に
分散した樹脂粒子を含有しており、これは広い分子量範
囲を有し、従って沸点範囲が広かった。これらの現像剤
は高い蒸気放出および高い粘度を有することからくる環
境汚染およびトナー粒子の移動性が低いことによる画質
の妨害など、不都合な点を有していた。狭い沸点範囲を
有する非極性液体を用いることにより上記した不都合な
点は克服され、改良された現像剤が調製できることが解
った。
【0004】
【本発明の概要】本発明によれば、下記成分: (A) カウリブタノール値30未満、平均沸点150
〜400℃、好ましくは225〜325℃、沸点範囲1
2℃未満、好ましくは10℃未満、および30℃におけ
る粘度20cps未満の非極性液体; (B) 面積平均粒径10μm未満の熱可塑性樹脂;お
よび、 (C) 非極性液体(A)に可溶のイオン性または双極
性イオン性の電荷制御化合物、より本質的になる静電液
体現像剤が提供される。
【0005】
【本発明の詳述】明細書を通じて下記に列挙する用語は
以下の意味を有する。本発明の特許請求の範囲におい
て、「本質的になる」という表現は、静電液体現像剤の
組成が、現像剤の利点の実現を妨げないような特に指定
しない成分を排除するものではないことを指す。例え
ば、一次的な成分の外に、その他の成分、例えば着色
料、微粒子大の酸化物、補助剤、例えば、ポリヒドロキ
シ化合物、ポリブチレンスクシンイミド、芳香族炭化水
素等が存在しうる。導電率とは5ヘルツおよび5ボルト
においてpmhos/cmで測定した現像剤の導電率である。
【0006】〔非極性液体〕非極性液体(A)は炭素原
子9〜30個、好ましくは12〜18個を有する直鎖の
炭化水素およびその異性体である。いくつかの有用な非
極性液体はn−ノナン、n−デカン、n−ウンデカン、
n−ドデカン、n−トリデカン、n−テトラデカン、n
−ペンタデカン、n−ヘキサデカン、n−ヘプタデカ
ン、n−オクタデカンおよび分枝鎖の炭化水素、例え
ば、2−メチルノナン、2−メチルウンデカン、3−メ
チルウンデカン、4−メチルウンデカン、5−メチルウ
ンデカン、2,3−ジメチルドデカン、2,4−ジメチル
ドデカン、2,5−ジメチルドデカン、3,5−ジメチル
ドデカン、2,2−ジメチルドデカン、3,3−ジメチル
ドデカン、4,4−ジメチルドデカン、4,5−ジメチル
ドデカン、4−メチルテトラデカンおよび8−エチルト
リデカンおよび4,6,8−トリメチルドデカンである。
【0007】いくつかの好ましい液体はn−ドデカン、
n−トリデカン、n−テトラデカン、n−ペンタデカ
ン、n−ヘキサデカン、n−ヘプタデカンおよびn−オ
クタデカンであり、これらは例えばEastman Kodak(Roc
hester, New York)またはHumphrey Chemical Company
(New Haven, Connecticut)から入手できる。いくつか
の好ましい混合物は、n−テトラデカン、n−ペンタデ
カンおよびn−ヘキサデカンの混合物、および、n−ペ
ンタデカン、n−ヘキサデカンおよびn−ヘプタデカン
の混合物を包含する。
【0008】適当な狭い沸点範囲を有する非極性液体
は、広範囲の分子量を有する炭化水素液体の混合物、即
ち広い沸点範囲を有するものを分別蒸留することにより
得られる。このように精製することのできる市販の炭化
水素混合物の例はIsoparsRおよびNorparsR(Exxon)、
およびSol Bシリーズ(Shell)である。蒸留は当該分野
で知られた方法で行なう。
【0009】製造仕様を厳密にすることによりイオウ、
酸、カルボキシルおよび塩化物のような不純物を僅か数
ppmに維持することができる。非極性液体は実質的に無
臭であり、極めて僅かの弱いパラフィン臭を伴っている
が、臭気安定性は優れている。有用な非極性液体は平均
沸点150〜400℃、好ましくは225〜325℃を
有し、沸点範囲は12℃未満、好ましくは10℃未満で
ある。非極性液体は全て109オームセンチメーターを
超える電気体積抵抗率を有し、誘電率は3.0未満であ
る。25℃における蒸気圧は5Torr未満である。これら
は好ましい非極性液体であるが、適当な非極性液体全て
の沸点範囲および粘度以外の本質的特性は、電気体積抵
抗率および誘電率である。更に、非極性液体の特徴とし
て、ASTM D 1133で測定した場合、カウリブタ
ノール値が30未満、好ましくは27または28程度、
である。
【0010】非極性液体に対する熱可塑性樹脂の比率は
成分の組合せが処理温度において流体となるようなもの
である。非極性液体は液体現像剤の総重量を基にして、
85〜99.9重量%、好ましくは97〜99.5重量%
の量で存在する。液体現像剤中の固形分の総重量は0.
1〜15%、好ましくは0.5〜3.0重量%である。液
体現像剤中の固形分の総重量は、分散される成分全て、
および存在する顔料成分を含めた樹脂にのみ基づくもの
である。
【0011】〔熱可塑性樹脂粒子〕有用な熱可塑性樹
脂、即ち重合体(B)には、エチレン酢酸ビニル(EV
A)共重合体(ElvaxR樹脂、E.I. du Pont de Nemours
and Company, Wilmington, DE)、エチレンとアクリル
酸およびメタクリル酸よりなる群から選択されるα,β
−エチレン性不飽和酸の共重合体、エチレン(80〜9
9.9%)/アクリル酸またはメタクリル酸(20〜0
%)/メタクリル酸またはアクリル酸のアルキル(C1
〜C5)エステル(0〜20%)の共重合体、ポリエチ
レン、ポリスチレン、アイソタクチックポリプロピレン
(結晶性)、BakeliteR DPD 6169, DPDA 6182 Natural
およびDTDA 9169 Naturalの商品名でUnion Carbide Cor
p.(Stamford,CN)から販売されている一連のエチレン
エチルアクリレート類;エチレン酢酸ビニル樹脂、例え
ば、やはりUnion Carbide Corp.から販売されているDQD
A 6479NaturalおよびDQDA 6832 Natural 7;E.I. du Po
nt de Nemours and Company(Wilmington, DE)から入
手できるSurlynRイオノマー樹脂またはこれらのブレン
ド、ポリエステル、ポリビニルトルエン、ポリアミド、
スチレン/ブタジエン共重合体およびエポキシ樹脂が包
含される。エチレンと、アクリル酸またはメタクリル酸
の何れかのα,β−エチレン性不飽和酸の共重合体の合
成は、米国特許3,264,272号に開示されており、
その記載は参考のために本明細書に組み込まれる。好ま
しい共重合体を調製する目的のためには、酸含有共重合
体のイオン化可能な金属化合物との反応は、上記特許に
記載されているので、省略する。エチレン成分は共重合
体の重量の約80〜99.9重量%で存在し、酸成分は
共重合体の約20〜0.1重量%で存在する。好ましい
共重合体はエチレン(89重量%)/メタクリル酸(1
1重量%)である。共重合体の酸価は1〜120、好ま
しくは54〜90である。酸価は重合体1グラムを中和
するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数であ
る。メルトインデックス(g/10分)10〜500は
ASTM D 1238、方法Aで測定する。この種の好
ましい共重合体は、それぞれ、酸価66および54、1
90℃で測定したメルトインデックス100および50
0を有する。
【0012】その他の樹脂には、アクリル樹脂、例えば
アクリル酸またはメタクリル酸(任意ではあるが好まし
い)と、アルキルが炭素原子1〜20個のアクリル酸ま
たはメタクリル酸のアルキルエステル少なくとも1つと
の共重合体、例えば、メチルアクリレート(50〜90
%)/メタクリル酸(0〜20%)/エチルヘキシルメ
タクリレート(10〜50%);およびその他のアクリ
ル樹脂、例えばElvaciteRアクリル樹脂(E.I. du Pont
de Nemours and Company, Wilmington, DE)または樹脂
のブレンド、ポリスチレン;ポリエチレン;および米国
特許4,798,778号に開示されている変性樹脂が包
含され、この特許の記載は参考のために本明細書に組み
込まれる。
【0013】更に樹脂は以下の好ましい特性を有する。 1.着色料、例えば顔料等を分散できる。 2.40℃より低い温度では液体分散媒中に実質的に不
溶性であり、これにより、樹脂は保存中に溶解したり、
溶媒和することがない。 3.50℃より高い温度で溶媒和することができ、これ
によりトナー粒子を形成する樹脂が膨潤するかまたはゼ
ラチン状になるかまたは軟化する。 4.粉砕して例えばHoriba CAPA-500遠心分離粒子分析
器により測定した場合、直径が0.1μm〜5μm(好
ましい粒径)、そして例えば後述するMalvern 3600Eに
より測定した場合に直径が1μm〜15μmである粒子
を形成することができる。 5.例えばHoriba CAPA-500遠心分離自動粒子分析器(H
oriba Instrument, Inc., Irvine, CA)により測定した
場合、直径が10μm未満となるような粒子(面積平
均)を形成することができ、遠心分離回転1,000rpm
を用いた場合の溶媒粘度1.24cps、溶媒密度0.76
g/cc、試料密度1.32であり、例えばMalvern 3600E
粒径分析器で測定した場合、粒径範囲0.01〜10μ
m未満、粒径カット1.0μm、平均粒径約30μmで
ある。 6.70℃を超える温度で溶融できる。
【0014】Malvern 3600E 粒径分析器(Malvern社
製、Southborough, MA)は撹拌された試料のレーザー回
折光散乱を用いて平均粒径を測定するものである。Hori
baとMalvernの機器は異なる方法を用いて平均粒径を測
定しているため、その読み取り値は異なる。これら2種
類の機器のマイクロメーター(μm)で表示したトナー
粒子平均粒径の相関は以下のとおりである。
【0015】 Malvern 3600E粒径分析器による値 Horiba CAPA-500で推定される範囲 30 9.9+3.4 20 6.4+1.9 15 4.6+1.3 10 2.8+0.8 5 1.0+0.5 3 0.2+0.6
【0016】この相関は両方の機器において得られた6
7種類の静電液体現像剤試料(本発明のものではない)
の平均粒径を統計学的に分析して得られたものである。
Horibaの値の推定範囲は信頼水準95%での直線回帰を
用いて求めた。請求範囲における粒径の値はHoribaの機
器を用いて測定したものである。
【0017】〔電荷制御化合物〕適当な炭化水素液体可
溶性のイオン性または双極性イオン性の電荷制御化合物
は、一般的に、現像剤固形分g当り0.25〜1,500
mg、好ましくは2.5〜400mgの量で用いられ、これ
らには、レシチン、塩基性カルシウムペトロネート(Pe
tronateR)、塩基性バリウムペトロネート、中性バリウ
ムペトロネート、油溶性石油スルホネート(Witco Corp
のSonneborn部で製造(New York, NY));アルキルスク
シンイミド(カリフォルニアのChevron Chemical Compa
nyで製造)など;ナトリウムジオクチルスルホスクシネ
ート(American Cyanamid Co. 製)、イオン電荷制御
剤、例えばジルコニウムオクトエート、銅オレエート、
鉄ナフテネート等;非イオン性電荷制御剤例えばポリエ
チレングリコールソルビタンステアレート、ニグロシ
ン、トリフェニルメタン型の色素およびEmphosR D70-30
CおよびEmphosR F-27-85(Witco Corp.より販売(New Y
ork, NY))、不飽和および飽和酸置換基を有するホスフ
ェート化モノおよびジグリセリドのナトリウム塩が包含
される。その他の有用な負電荷制御剤は1991年7月
30日に発行された譲渡人の米国特許5,035,972
号に開示されているABジブロック共重合体を包含す
る。その他の有用な正電荷制御剤は1992年7月14
日に発行された譲渡人の米国特許5,130,221号に
開示されているABジブロック共重合体を含有する酸の
塩を包含する。
【0018】〔その他の成分〕上記したとおり、静電液
体現像剤中に存在できるその他の成分は顔料または染料
またはこれらの組合せのような着色料であり、これらは
潜像を顕像化するために存在するのが好ましいが、用途
によっては必要でない場合もある。着色料、例えば顔料
は現像剤固形分の総重量に基づいて、約60重量%迄の
量、好ましくは0.01〜30重量%の量で存在してよ
い。着色料の量は現像剤の使用に応じて変化してよい。
好都合に使用する適当な顔料は当業者に周知である。
【0019】その他の成分、例えば微粒子大の酸化物、
例えばシリカ、アルミナ、チタニア等を静電液体現像剤
に添加してよい。液化樹脂には好ましくはほぼ0.5μ
m以下の粒径のものを分散できる。これらの酸化物は単
独で、または着色料と組合せて使用できる。金属粒子も
また添加できる。静電液体現像剤の更に別の成分は補助
剤であり、これは、少なくとも2個のヒドロキシ基を含
有するポリヒドロキシ化合物、ポリブチレンスクシンイ
ミド、金属石鹸および芳香族炭化水素でカウリブタノー
ル値が30より大きいものよりなる群から選択できる。
このような補助剤は当該分野でよく知られたものであ
る。補助剤は一般的に現像剤固形分g当り1〜1000
mg、好ましくは1〜200mgの量で使用する。
【0020】静電液体現像剤中の粒子は面積平均粒径1
0μm以下(Horiba機器)を有する。Malvern 3600E 粒
径分析器を用いて測定した平均粒径は液体現像剤の使用
により変化する。現像剤の樹脂粒子はそこから一体とな
って伸長する複数の繊維を有するように形成しても形成
しなくてもよいが、トナー粒子から伸長する繊維の形成
は好ましい。本明細書で使用する「繊維」という用語は
繊維、テンドリル、テンタクル、スレドレット、フィブ
リル、リガメント、ヘアー、ブリストル等で形成される
トナー粒子を指す。
【0021】〔トナーの調製〕静電液体現像剤は米国特
許4,707,429号に記載の種々の方法により調製で
きる。例えば、適当な混合容器またはブレンド容器、例
えばアトリター、加熱ボールミル、加熱振動ミル、例え
ば分散および粉砕のための粒状媒体を有するSweco(Los
Angeles, CA)製のSweco Mill, Charles Ross and Son
(Hauppauge, NY)製のRoss 二重プラネタリーミキサー
等、または、2ロール式の加熱ミル(粒状媒体を必要と
しない)に、上記した熱可塑性樹脂および非極性液体を
入れる。一般的に、樹脂、非極性液体および場合により
着色料を容器に入れた後に、分散工程を開始する。場合
により、着色料は樹脂と非極性液体を均質化した後に添
加することができる。Mitchellの米国特許4,631,2
44号に記載されたものと同様の極性の添加物もまた、
例えば極性添加物と非極性液体の重量に基づいて100
%までの量で容器内に存在させることができる。
【0022】分散工程は一般的に高温で達成される。つ
まり、容器内の成分の温度は、樹脂を可塑化して液化す
るのに充分であるが、非極性液体または極性添加物が存
在する場合にはこれらが分解し樹脂および/または着色
料が分解するような温度より低いものとする。好ましい
温度範囲は80〜120℃である。しかしながら、この
範囲外のその他の温度も使用する特定の成分により適当
である場合もある。
【0023】容器内に不規則に運動する粒状媒体がある
ことは、トナー粒子の分散体を調製するのに好ましい。
その他の撹拌手段もまた、適切な大きさ、構造および形
態を有する分散トナー粒子を調製するために用いること
ができる。有用な粒状媒体は、例えば、球形、円筒形等
の粒状物質であり、ステンレス鋼、炭素鋼、アルミナ、
セラミック、ジルコニア、シリカおよびシリマナイトよ
りなる群から選択される。炭素鋼の粒状媒体はブラック
以外の着色料を用いる場合に特に有用である。粒状媒体
の典型的な直径範囲は、0.04〜0.5インチ(1.0
〜約13mm)である。
【0024】所望の分散体が得られるまで、典型的には
混合物が流体の場合は1時間、極性添加物の存在下また
は非存在下に容器内の成分を分散した後、分散体を例え
ば0〜50℃の範囲に冷却する。冷却は例えばアトリタ
ーのような同じ容器内で行ってもよく、その際同時に粒
状媒体とともに粉砕してゲルまたは固体の塊の形成を防
止してもよく、または撹拌することなくゲルまたは固体
の塊を形成し、その後、ゲルまたは固体の塊を細かく切
断し、例えば粒状媒体を用いることにより粉砕してもよ
く、さらにまたは、撹拌して粘稠な混合物とし粒状媒体
で粉砕してもよい。静電液体トナーの調製中の何れかの
工程で別の液体を添加することにより、粉砕を容易にし
たり、または、トナー処理に必要な適切な%固体にまで
トナーを希釈してよい。別の液体とは非極性液体、極性
液体またはこれらの組合せを指す。
【0025】冷却は、当該分野で知られた方法でなさ
れ、冷水または冷却物質を分散装置に隣接する外部冷却
ジャケットを通して循環させたり、または分散体を周囲
温度まで冷却させることに限定されない。樹脂は冷却中
に分散媒から析出する。Horiba遠心分離粒径分析器また
は同等の装置で測定して平均粒径(面積による)が10
μm未満のトナー粒子は、比較的短い時間粉砕すること
により形成される。
【0026】冷却し、粒状媒体が存在する場合は、当該
分野で知られた方法でこれからトナー粒子の分散体を分
離した後、分散体内のトナー粒子の濃度を低下させ、ト
ナー粒子に所定の極性の静電荷を与えるか、またはこれ
らの変法の組合せを行うことができる。分散体内のトナ
ー粒子の濃度は上記したとおり更に非極性液体を添加す
ることにより低下される。希釈は通常は、非極性液体に
対して、トナー粒子の濃度を、0.1〜15重量%、好
ましくは0.3〜3.0重量%、更に好ましくは0.5〜
2重量%まで低下させるために行う。1つまたはそれ以
上の上記した種類のイオン性または双極性イオン性の電
荷制御化合物(C)を添加して電荷を付与することがで
きる。添加は工程の何れかの時点で行ってよく、好まし
くは工程の終了時、例えば粒状媒体を使用する場合はこ
れを除去してトナー粒子を濃縮した後に行う。希釈用の
非極性液体も添加する場合は、電荷制御化合物は、その
前、同時またはその後に添加することができる。現像剤
の調製において上記した種類の別の補助化合物を予め添
加していなかった場合は、これは現像剤に電荷を付与す
る前またはその後に添加することができる。好ましくは
補助化合物は分散工程の後に添加する。
【0027】静電液体現像剤の調製のためのその他の手
順の実施態様は当業者がよく知るものである。 〔工業的応用性〕本発明の静電液体現像剤は改良された
画質、解像力、ソリッドエリアカバレッジ(濃度)、微
細部のトーニング、トーニングの均一性、および少ない
スカッシュを、存在する電荷制御剤または顔料とは無関
係に示し、そして更に、分散媒の放出が少ないことを示
す。本発明の現像剤はコピー、例えば事務用の白黒コピ
ー並びに種々のカラーコピー;またはカラープルーフィ
ング、例えば標準色:イエロー、シアン、マゼンタなら
びに所望によりブラックを用いた像の複写;ハイライト
カラーコピー、例えば、レターヘッド、アンダーライン
用等の通常はブラックおよびハイライトカラーの2色を
用いたコピー等に有用である。複写やプルーフィングで
は、トナー粒子を静電潜像に適用し、所望により転写で
きる。静電液体現像剤で考えられるその他の使用には、
デジタルカラープルーフィング、リソグラフ印刷版、お
よびレジストがある。
【0028】
【実施例】以下の対照例および実施例においては、特段
の記載が無い限り、部およびパーセントは重量によるも
のである。メルトインデックスはASTM D 123
8、方法Aにより測定し、そして面積平均粒径はMalver
n 3600 粒径分析器またはHoriba CAPA 500 遠心分離粒
径分析器により測定した。移動度は動電学的音波分析器
(Matec, Inc., Hopkinton, MA)により測定した。本発
明の現像剤の画質は標準的な操作方法でXerox 4024 紙
を用いてSavin 870コピー機で測定した。
【0029】〔実施例1〕エチレン(91%)とメタク
リル酸(10%)の共重合体(メルトインデックス:1
90℃で500、酸価60)294g、ステアリン酸ア
ルミニウム6gおよびIsoparRL(Exxon Chemical Co.,
Houston, Texas)1kgを、直径0.1875インチ(4.
76mm)の炭素鋼ボールの入ったUnion Process 1S ア
トリター(Union Process Company, Akron, Ohio)に添
加することにより顔料無添加のトナーを調製した。混合
物を1時間100℃でミル処理し、次に周囲温度に冷却
した。更にIsoparRL 500gを添加し、混合物を3時
間ミル処理した。粒径はMalvern 3600E 粒径分析器で測
定したところ6.6ミクロンであった。IsoparRLを除去
し、純粋なn−テトラデカン(沸点:253℃;Eastma
n Kodak, Rochester, NY)(試料1A)およびNorparR1
5(沸点:204〜316℃;Exxon)(試料1B−対
照)と置き換え、遠心分離、デカンテーション、および
希釈を3回反復して1.5%固体とした。現像剤試料1
Aおよび1Bを導電率20pmhos/cmとなるまで塩基性
バリウムペトロネート(Basic Barium PetronateR, Wit
co, New York,NY)で荷電した。トナーの電気泳動移動
度を測定し表1に示した。
【0030】〔実施例2〕実施例1に記載した1S ア
トリターにElvaciteR2014(DuPont Co., Wilmington, D
E)255g、シアン顔料 NB D 7010(BASF Corp., Par
sippany, NJ)45gおよびIsoparRL 1kgを添加するこ
とによりトナーを調製した。混合物を1時間100℃で
ミル処理し、次に周囲温度に冷却した。更にIsoparRL
500gを添加し、混合物を3時間ミル処理した。粒径
はMalvern 3600E 粒径分析器で測定したところ7.2ミ
クロンであった。IsoparRLを除去し、純粋なn−テトラ
デカン(沸点:253℃;Eastman Kodak, Rochester,
NY)(試料2A)およびn−ヘキサデカンとn−ドデカ
ンの混合物(モル比90/10)(沸点:216〜28
7℃;ともにEastman Kodak, Rochester, NY)(試料2
B−対照群)と置き換え、遠心分離、デカンテーショ
ン、および希釈を3回反復して1.5%固体とした。現
像剤試料2Aおよび2Bを導電率20pmhos/cmとなる
までEmphosR D70-30C(Witco, New York, NY)で荷電し
た。トナーの電気泳動移動度を測定し表1に示した。
【0031】
【表1】 a:純粋な炭化水素の蒸気圧は「TRC熱力学表−炭化
水素、熱力学センター、テキサスA&M大学システム、
カレッジステーション、TX」から得た。Norpar 15 お
よびIsopar Vの蒸気圧はExxon製品文献より得た。
【0032】〔実施例3〕実施例1に記載した1S ア
トリターに実施例1の共重合体240g、ステアリン酸
アルミニウム3g、カーボンブラック Sterling NS(Ca
bot Corp, Boston, Massachusetts)57gおよびIsopa
rRL 1kgを添加することによりトナーを調製した。混合
物を1時間100℃でミル処理し、次に周囲温度に冷却
した。更にIsoparRL 500gを添加し、混合物を3時
間ミル処理した。粒径はMalvern 3600E 粒径分析器で測
定したところ8.0ミクロンであった。IsoparRLを除去
し、トナー濃度を1.5%固体とした。試料3Aについ
ては、トナーを純粋なn−ヘキサデカン(沸点:287
℃;Eastman Kodak)中1.5%固体まで希釈した。試料
3B(対照群)については、トナーをIsoparRV(沸点:
255〜295;Exxon)中1.5%固体まで希釈した。
各々に塩基性バリウムペトロネート(Basic Barium Pet
ronateR, Witco, New York, NY)をトナー固体グラム当
り50ミリグラムの量で添加した。これらのトナーの特
性を表2に示す。画質は標準的な操作方法でXerox 4024
紙を用いてSavin 870 コピー機で測定した。結果を表
3に示す。n−ヘキサデカン中に分散したトナーを用い
て得られた画像がより高い画像濃度、より低いバックグ
ラウンド、およびより高い解像力を有する優れた画像を
もたらしたことが明白である。
【0033】
【表2】
【0034】a:Haake CV 粘度計(Haake Inc., Saddl
ebrook, NJ)、同軸器具の回転剪断による。 b:インジゴ電荷メーター(Indigo Ltd., Rehovot, Is
rael)。バルク測定は1.5%トナーで行った。粒子の
データはバルクと上澄みの電荷の差から求めた。全ての
測定は電場1000v/mmで行った。 c:ゼータサイザー(Zetasizer)III(Malvern Inc.,
Malvern, England)を用いて15v/mmの電場で行っ
た。インジゴ移動度測定措置(indigo Ltd., Rehovot,
Israel)は1700v/mmで測定した。
【0035】
【表3】
【0036】静電液体現像剤は、静電画像の現像に用い
られる場合、改良された画質、低いスカッシュ、改善さ
れたソリッドエリアカバレッジを、存在する顔料および
電荷制御化合物とは無関係に与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジエイムズ・ロドニー・ラーソン アメリカ合衆国ニユーヨーク州14450.フ エアポート.ウルフバラドライブ11 (72)発明者 サンフオード・モートン・マーカス アメリカ合衆国デラウエア州19803.ウイ ルミントン.ウエルドンロード4638 (72)発明者 ステイーブン・ポール・シユミツト アメリカ合衆国ペンシルベニア州19425. チエスタースプリングズ・リスターコート 5306

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分: (A) カウリブタノール値30未満、平均沸点150
    〜400℃、沸点範囲12℃未満、および粘度20cps
    未満の非極性液体; (B) 面積平均粒径10μm未満の熱可塑性樹脂;お
    よび、 (C) 非極性液体(A)に可溶のイオン性または双極
    性イオン性の電荷制御化合物、より本質的になる静電液
    体現像剤。
  2. 【請求項2】 非極性液体が沸点範囲10℃未満である
    請求項1記載の現像剤。
  3. 【請求項3】 非極性液体がn−テトラデカンである請
    求項1記載の現像剤。
  4. 【請求項4】 非極性液体がn−ペンタデカンである請
    求項1記載の現像剤。
  5. 【請求項5】 非極性液体がn−ヘキサデカンである請
    求項1記載の現像剤。
  6. 【請求項6】 非極性液体がn−ヘプタデカンである請
    求項1記載の現像剤。
  7. 【請求項7】 非極性液体がn−テトラデカン、n−ペ
    ンタデカンおよびn−ヘキサデカンの混合物である請求
    項1記載の現像剤。
  8. 【請求項8】 非極性液体がn−ペンタデカン、n−ヘ
    キサデカンおよびn−ヘプタデカンの混合物である請求
    項1記載の現像剤。
  9. 【請求項9】 現像剤固形分の総重量に基づき着色料を
    約60重量%まで更に含有する請求項1記載の現像剤。
  10. 【請求項10】 着色料が顔料である請求項9記載の現
    像剤。
  11. 【請求項11】 着色料が染料である請求項9記載の現
    像剤。
  12. 【請求項12】 微粒子大の酸化物が存在する請求項1
    記載の現像剤。
  13. 【請求項13】 成分(A)が液体現像剤の総重量を基
    にして85〜99.9重量%の量で存在し、現像剤固形
    分の総重量は0.1〜15%であり、そして成分(C)
    は現像剤固形分g当り0.25〜1500mgの量で存在
    する請求項1記載の現像剤。
  14. 【請求項14】 ポリヒドロキシ化合物、ポリブチレン
    スクシンイミド、金属石鹸および芳香族炭化水素よりな
    る群から選択される補助剤を更に含有する請求項1記載
    の現像剤。
  15. 【請求項15】 熱可塑性樹脂成分(B)が、アルキル
    が炭素原子1〜20個のものであるアクリル酸またはメ
    タクリル酸のアルキルエステル少なくとも1つ、およ
    び、アクリル酸またはメタクリル酸の共重合体である請
    求項1記載の現像剤。
  16. 【請求項16】 熱可塑性樹脂成分がメチルメタクリレ
    ート(50〜90%)/メタクリル酸(0〜20%)/
    エチルヘキシルアクリレート(10〜50%)の共重合
    体である請求項1記載の現像剤。
  17. 【請求項17】 熱可塑性樹脂成分がメチルメタクリレ
    ート(67%)/メタクリル酸(3%)/エチルヘキシ
    ルアクリレート(30%)の共重合体である請求項16
    記載の現像剤。
  18. 【請求項18】 熱可塑性樹脂成分が190℃における
    メルトインデックス100を有するエチレン(89%)
    /メタクリル酸(11%)の共重合体である請求項1記
    載の現像剤。
  19. 【請求項19】 粒子が面積平均粒径15μm未満であ
    る請求項1記載の現像剤。
JP6272120A 1993-11-08 1994-11-07 分散媒の放出を低減させた静電液体現像剤 Pending JPH07181750A (ja)

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