JPH0718249U - 開口を備えた扉付き環境試験装置 - Google Patents

開口を備えた扉付き環境試験装置

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JPH0718249U
JPH0718249U JP5290693U JP5290693U JPH0718249U JP H0718249 U JPH0718249 U JP H0718249U JP 5290693 U JP5290693 U JP 5290693U JP 5290693 U JP5290693 U JP 5290693U JP H0718249 U JPH0718249 U JP H0718249U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験の準備や供試体の搬入/搬出等における
作業性を改善する。 【構成】 環境試験装置は、開閉する扉1、2を備え、
内部3には供試体100が入れられ、これに熱電対10
1が接続され、電線102で外部4に設置される記録計
103と結合される。片側の扉1には、その端面1−1
を含む開口部5が設けられる。この開口部5は、接続部
材102が貫通できる大きさで、貫通しないときには蓋
6が嵌められる。 【効果】 供試体と外部装置との間の接続を環境試験装
置外で行うことができ、又、その接続を解除しなくて
も、供試体が環境試験装置に搬入/搬出可能になり、作
業性が向上する。又、接続部材を損傷させず、開口部の
シール性も良く、電源線やパイプ等も通せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開閉する扉を備え、接続部材により外部と接続される供試体を入れ ることができる環境試験装置に関し、特に接続部材を貫通させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
環境試験装置による環境試験では、図16に示す如く、装置の内部3に供試体 100を入れ、これに例えば熱電対101を接続し、ケーブル102を装置の外 部4に設置された温度記録計103に接続し、外部で温度測定を行う等、装置の 内外間で接続部材を貫通させて試験を行う場合がある。このような目的のため、 従来の環境試験装置では、通常、装置本体の壁面の適当な箇所に、直径100m m位までの大きさのケーブル穴104が設けられていた。ところが、ケーブル穴 より供試体の方が大きい場合が多いため、上記のような環境試験装置では、供試 体100を装置内に設置し、装置外部で熱電対ケーブル102を記録計103に 接続し、ケーブル穴104を貫通させて熱電対101及びケーブル102を装置 内に持込み、装置内部で熱電対101を供試体100に取り付けるようにしてい た。
【0003】 しかしながら、このような方法では、作業性の悪い環境試験装置内で熱電対の 取り付け作業を行わなければならない。又、供試体を他の環境試験装置に移動さ せて同様な測定をする場合があり、このようなときには、取り付けていた熱電対 を一度取外し、移動させた装置内で再び取付作業をしなければならなくなり、従 来の装置はこの点で作業性の良くないものであった。
【0004】 一方、このような問題を解決する装置として、環境試験装置の扉のパッキンに スリットを設け、この部分に熱電対ケーブルを挟み込むようにしたものが提案さ れている(実開平2−101251号公報参照)。この装置では、扉を開くこと により、供試体に熱電対を装着した状態でケーブルと共に外部に取り出すことが できる。しかしながら、このような装置では、扉の合わせ面等のパッキン部以外 の部分でケーブルが無理に押し付けられたり、ケーブルが挟まれて扉が十分閉ま らず、断熱性や内外間のシール性が悪くなるという問題があった。又、熱電対の 個数が多くてケーブル本数が多いときには、パッキン部だけでケーブルを通せな いという問題もあった。更に、環境試験装置では大きな機械や装置を試験するこ ともあり、このような場合には、装置の内外間で、電源や動力線、水、油、空気 等の配管を通過させなければならないが、上記の装置では対応できない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来技術に於ける上記問題を解決し、試験の準備や供試体の搬入/搬 出等における作業性の改善された環境試験装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、開閉する扉を備え、接続部材により外部 と接続される供試体を入れることができる環境試験装置において、前記扉は、前 記接続部材が貫通可能な大きさで前記扉を開くと開放される端縁の一部を含む開 口部を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】
環境試験装置には、外部に設置される計器等の外部装置と接続部材によって接 続される供試体が入れられる場合がある。この接続部材は、通常、温度センサや 圧力センサ等の計装配線である。又、機械装置全体が供試体であるような場合に は、電源ケーブルや動力線、圧縮空気、水、油配管等も接続部材となる。
【0008】 本考案によれば、扉の開口部は、上記のような接続部材が貫通可能な大きさに なっているので、扉が閉まっているときには、接続部材をこの開口部に収めるこ とができる。又、開口部が、扉を開くと開放される端縁の一部を含んでいるので 、扉を開くと開口部も同様に開放される。従って、外部装置と供試体との間を環 境試験装置外で接続部材によって接続し、扉を開いた状態で、接続部材と共に供 試体を装置内に入れて設置し、扉端面の開放された側から接続部材を開口部内に 収め、扉を閉めることにより、外部装置と供試体とを接続することができる。環 境試験装置内から供試体を取り出すときには、扉を開いて開口部の端面から接続 部材を引出すことにより、接続部材と供試体とを一緒にして、扉から外部に搬出 することができる。従って、接続部材と供試体とを作業性の良い外部で接続し、 その接続を解除することなく供試体を環境試験装置内に出し入れできることにな る。その結果、作業能率が大幅に向上する。又、供試体の移設も容易になる。そ して、特に機械装置を試験するようなときには、多くの電線や配管を接続しなけ ればならない場合があるが、本考案によりそのような供試体の出し入れが容易に なり、作業性が格段に向上する。
【0009】 開口部に接続部材を貫通させるとき、開口部と接続部材との間に間隙が生じる 場合には、この間隙に適当な詰物をすることにより、環境試験装置の断熱性や気 密性を維持することができる。又、供試体が外部装置と接続されない場合や、供 試体も接続部材も装置内に入れられないときには、装置内の環境状態を維持する 必要がある。これに対しては、例えば、断熱性や柔軟性のある材料の閉鎖部材を 開口部に嵌め込む。但し、この目的のために、開口部閉鎖部材を予め作っておく ことが望ましい。更に、この閉鎖部材を開口部に常設した装置にしてもよい。
【0010】
【実施例】
図1は実施例の環境試験装置の扉部分の構造を示す。 環境試験装置は、開閉する扉1、2を備え、内部3には供試体100が入れら れ、必要によりこれに熱電対101が接続され、ケーブル102で外部4に設置 される記録計103と結合される。環境試験装置では、例えば内部の温度や湿度 を制御することにより供試体に温湿度を加える気象環境試験や、振動、衝撃や加 速度を与える物理的環境試験等が行われる
【0011】 片側の扉1は、その端縁1−1を含む開口部5が設けられる。この開口部5は 、接続部材102が貫通できる大きさであり、環境試験装置の種類や用途、大き さ、ユーザーの対象とする供試体の種類等により定められる。 開口部5は、この中に接続部材を挿入しないときには、適当な閉鎖部材で閉鎖 される必要がある。この方法としては、例えば耐熱(シリコン)ゴムや耐熱スポ ンジ等を開口部5の大きさより少し大きく切って閉鎖部材とし、これを開口部に 詰め込むようにしてもよい。しかし、断熱性や気密性を保持し環境試験装置内の 状態を良好に保ったり、取扱いの便宜のためには、閉鎖部材を予め準備しておく ことが望ましい。このため、本実施例では、構造やその取り付け方法等について 種々考案された閉止装置が提案されている。
【0012】 図1では、閉止部材としての蓋6を、支持構造体6aにベークライト板6bを 貼り付け、それにネオプレンスポンジ6cを貼り付け、これらを外装板6dで覆 うことにより形成している。この蓋6は、扉1の裏面側(環境試験装置の内部3 側)に取り付けられた図2に示すような突状部材7内に支持構造体6aの取付板 6aー1が嵌め込まれることにより、扉1に取り付けられる。
【0013】 図3及び図4は、開口部5の断熱性を向上させた閉鎖装置を示す。図3では、 扉1の開口部5の周囲に突出部材8を設け、一方、蓋6には突出部材8が嵌合す る溝6eを設けるこにより、閉鎖装置を構成している。図4の閉鎖装置は、扉1 の開口部5に当たり面9を設け、蓋6に貼り付けたパッキン部6fを当たり面9 に当て付ける構造にしている。このような構造にすれば、蓋6のシール性、断熱 性が向上する。
【0014】 図5乃至図8は、蓋6を扉1に開閉自在に常設した例を示す。このようにすれ ば、蓋6の格納、取り出し等の手間が省け、蓋を紛失することもなくなり、取り 扱い性が向上する。図5は、扉1の一面に蝶番10によって蓋6を開閉自在に取 り付けた例を示す。図6(a)及び(b)では、蓋6にパッキン6gを取り付け 、これを、扉1に設けた当て板11又は扉1の壁面に当て付けるようにしている 。このようにすればシール性が向上する。この場合、蝶番部に閉まり勝手の捩じ りばねを入れるようにしてもよい。図6(c)は、蓋6を開口部5の下に取り付 け、角度が90°乃至120°程度開いて位置保持できるようにした例を示す。 このようにすれば、蓋6をケーブル等のガイド部として利用できる。図7は、開 口部5の上側に蓋6を取り付け、下側になる扉1側にパッキン12を取り付けた 例を示す。このパッキン12には、図示の如く、切込み12aと穴12bとを設 けてもよい。このようにすれば、熱電対用のケーブル程度の太さのものは、蓋6 を閉めた状態で開口部5を貫通させることができる。その結果、開口部5とケー ブルとの間を別の詰物で塞ぐ必要がなくなり、環境試験の準備作業が簡単になる 。図8は、蓋6を横開きにして蓋6側にパッキン12を取り付け、同様に切込み 12a及び穴12bを設けた例を示す。このものでは、同図(b)に示す如く、 パッキン12が相手方の扉2の突出部2aに当たってシールするが、ケーブルは 穴12b及び蓋6と扉2との間隙部を通る。従って、この場合にも、蓋6を閉め た状態でケーブルを通すことができる。
【0015】 図9及び図10は、蓋の形状を特定せず、図1に示す突状部材7に取り付けら れる支持構造体6aの取付板6aー1と蓋6の本体部6hとを分離した例を示す 。このようにすれば、本体部6hが特定されず、環境試験装置のユーザーが装置 の使用目的に合わせて、樹脂スポンジ等を用いて自由にその形状を定めることが できる。図9では蓋6の本体部6hを図1と同様に形状にしているが、図10で は、これに切り欠き6h−1又は小孔6h−2を設けている。このように使用目 的に合わせて切り欠きや小孔を明けられるようにすれば、ケーブル通過部を自由 に加工でき、開口部5とケーブル等との間隙を別の詰物により塞ぐ手間が省け、 作業性が向上する。
【0016】 図11及び図12は、開口部5の他の形状を示す。開口部はこれまでの例のよ うな正方形や長方形に限らず、半円形や三角形等、使用に便利なように自由な形 状に作成することができる。この場合には、蓋6もそれに合わせた形状にする。 又、扉1における開口部5の取り付け位置は、扉1と扉2との合わせ面に限らず 、上下の扉枠に対向する面であってもよい。上下位置に開口部5を設ければ、環 境試験装置内でケーブル等の敷設が便利になる場合もある。片開き扉であっても 、前記のように上下又は側方の周縁部の一部を含む形状の開口部を取り付けるこ とができる。更に、回転により開く扉でなくても、左右又は上下方向にスライド して開く扉に対しても、本考案を適用することができる。
【0017】 以上のような構成により、本環境試験装置は次のように取り扱われる。 装置内に供試体が入れられていない場合又は供試体が入れられても外部との接 続が不要な場合には、図13に示す如く、扉1及び扉2を閉止すると共に、扉1 の開口部に蓋6を挿入する。これにより、シール性、断熱性が保たれ、環境試験 装置の内部1の環境状態が維持される。
【0018】 次に、図14に示す如く、例えば供試体100に熱電対101を取り付け電線 102で外部の記録計103と結合する場合には、これらの間を結合した後、扉 1及び扉2を開き、供試体100に熱電対101及び電線102を取り付けた状 態で環境試験装置の内部3に持込み、電線102を扉1の開口部5に収め、図1 5に示す如く、扉1及び扉2を閉じる。そして、開口部5と電線102との間に スポンジ等の適当なシール材を詰め込む。この場合、図7、8及び図10に示す ような蓋6を用いる場合には、シール材を詰めなくてもよい場合がある。供試体 100を外部に取り出すときは、扉2を開き、電線102を開口部5から取り外 し、これらを一体として扉1、2を通して取り出す。その結果、作業性の良い外 部で熱電対101を供試体100から取り外すことができる。又、これらを取り 付けた状態で、同様の構造の他の環境試験装置に移設することもできる。更に、 開口部5を設けるので、電線102を入れて扉を閉鎖しても、パッキン部を損傷 させたり、扉が電線102を挟み込んでシール性を悪くするような問題も発生し ない。そして更に、計装用のケーブル等に限らず、電源や動力用ケーブルやホー ス、パイプ等も開口部5を貫通させることができ、機械装置等の供試体に対して も対応可能となる。特に、機械類ではケーブルやパイプが多く、又サイズが大型 化し重量も重くなるので、本考案のような環境試験装置を用いることにより、そ の取り扱い性が大幅に向上する。
【0019】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、供試体と外部装置との間の接続を環境試験装置外 で行うことができ、又、その接続を解除しなくても、供試体が環境試験装置に搬 入/搬出可能になるので、作業性が大幅に向上する。そして、開口部に接続部材 が収まるようにするので、接続部材を損傷したり、開口部のシール性が悪くなる ことがない。又、ケーブル数が多かったり、電源線やパイプ等があっても、これ らを貫通させることができるので、作業性が一層良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の環境試験装置の扉部分の構造を示す斜
視図である。
【図2】上記扉の蓋取付部の構造を示す側面図である。
【図3】開口部の閉鎖装置の構造を示す斜視図で、
(a)は扉側で(b)は蓋を示す。
【図4】他の閉鎖装置の構造を示す斜視図で、(a)は
蓋で(b)は扉側を示す。
【図5】蝶番付きの開閉装置の構造を示す斜視図であ
る。
【図6】(a)乃至(c)は、更に他の蝶番付き開閉装
置の斜視図である。
【図7】更に他の蝶番付き開閉装置を示し、(a)は斜
視図で(b)は側面図である。
【図8】更に他の蝶番付き開閉装置を示し、(a)は斜
視図で(b)は平面図である。
【図9】他の蓋の構造を示す斜視図である。
【図10】(a)及び(b)は、更に他の蓋の構造を示
す斜視図である。
【図11】開口部の他の形状を示す斜視図で、(a)は
扉側で(b)は蓋を示す。
【図12】開口部の他の形状を示す斜視図で、(a)は
扉側で(b)は蓋を示す。
【図13】扉を閉めて開口部に蓋をした状態を示す斜視
図である。
【図14】扉の内外で供試体と記録計とを接続した状態
を示す斜視図である。
【図15】扉の開口部にケーブルを貫通させ扉を閉めて
開口部に蓋をした状態を示す斜視図である。
【図16】従来の環境試験装置におけるケーブル貫通方
法の説明図である。
【符号の説明】
1 扉 1−1 端縁 5 開口部 100 供試体 102 ケーブル(接続部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉する扉を備え、接続部材により外部
    と接続される供試体を入れることができる環境試験装置
    において、 前記扉は、前記接続部材が貫通可能な大きさで前記扉を
    開くと開放される端縁の一部を含む開口部を有すること
    を特徴とする環境試験装置。
JP1993052906U 1993-09-03 1993-09-03 開口を備えた扉付き環境試験装置 Expired - Lifetime JP2565136Y2 (ja)

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