JPH0718536B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JPH0718536B2
JPH0718536B2 JP61280093A JP28009386A JPH0718536B2 JP H0718536 B2 JPH0718536 B2 JP H0718536B2 JP 61280093 A JP61280093 A JP 61280093A JP 28009386 A JP28009386 A JP 28009386A JP H0718536 B2 JPH0718536 B2 JP H0718536B2
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cylinder
lever
liquid fuel
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一郎 塚田
佳彦 植木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、灯芯式の石油ストーブなどの液体燃料燃焼装
置に係り、とくに、燃焼量を大幅に調節可能とした燃焼
装置に関する。
(従来の技術) 従来、灯芯式の石油ストーブは、灯芯の突出量が一定と
なっており、燃焼量を調節することは困難であった。そ
の後、排ガス成分が悪化しない許容範囲内で、灯芯の突
出量を調節可能とし、燃焼量を調節可能とした石油スト
ーブが一般化してきた。しかし、この種の石油ストーブ
における燃焼量は最大燃焼量の90〜80%にしか調節でき
ないので、室温が過度に上昇したとき、消化するかある
いは窓を開けて室温を調節しなければならなくなり、操
作性の面でも経済的な面でもデメリットが多かった。
そこで、実開昭50−113930号公報あるいは実公昭55−22
325号公報に示されているように、1つの燃焼筒により
覆われた灯芯を前後に分割するとともに、これら前後の
灯芯をそれぞれ独立に出没自在として、燃焼量を大幅に
調節可能とした石油ストーブが提案されている。
しかしながら、この石油ストーブの構造では、とくに一
方の灯芯のみを燃焼させる小燃焼時に、燃焼筒に加わる
燃焼熱にむらが生じるので、温度差による燃焼筒の熱変
形が生じやすい。また、燃焼筒は1つでありその容積は
一定であるから、両方の灯芯を燃焼させる大燃焼と小燃
焼との切換え時に、燃焼バランスがくずれて、立炎やす
すの発生が過渡現象とし生じたり、あるいは、小燃焼時
に、臭気の発生などの排ガスの悪化が生じたりしやす
い。
また、例えば、実開昭53−150540号公報に記載された石
油ストーブが知られている。そして、この石油ストーブ
は、多段および多列の燃焼筒を備え、灯芯の出し方に応
じて燃焼筒を加減し、熱量の加減調節を行うようになっ
ている。
しかしながら、この石油ストーブの構成では、各灯芯を
調整するとともに、各燃焼筒を調整する必要があり、熱
量を加減調節する操作が煩雑であるとの問題を有してい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、従来の液体燃料燃焼装置たとえば灯芯式
の石油ストーブでは、燃焼量の大幅な調節が難しく、ま
た、燃焼量の大幅な調節を可能とするため提案された装
置においても、燃焼筒を1つとし、その中の灯芯の方を
分割した構造となっていたため、燃焼筒の熱変形、立
炎、すす、臭気の発生および排気ガスの悪化などが生じ
やすい問題を有している。また、実開昭53−150540号公
報に記載された構成では、各灯芯を調整するとともに、
各燃焼筒を調整する必要があり、熱量を加減調節する操
作が煩雑であるとの問題を有している。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、大幅な
燃焼量の調節を容易にできるとともに、燃焼筒の熱変
形、立炎、すす、臭気の発生および排気ガスの悪化など
を防止できる液体燃料燃焼装置を提供することを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の液体燃料燃焼装置は、液体燃料に下部が浸漬さ
れて上下動自在で出没自在の灯芯と、この灯芯を覆う燃
焼筒とを備えた液体燃料燃焼装置において、上記燃焼筒
を上下に複数個に分割するとともに、これら複数個の燃
焼筒を上下方向に結合および分離自在とし、上記複数個
の燃焼筒の結合および分離に上記灯芯の上下動を連動さ
せる連動機構と、この連動機構を作動させる操作部とを
備え、前記連動機構により、上記複数個の燃焼筒の分離
時に上記灯芯の突出量を小さくするものである。
(作用) 本発明の液体燃料燃焼装置では、燃焼筒による炎の集束
作用を利用して、上下に分割された複数個の燃焼筒を結
合しない分離することにより、燃焼量を調節する。すな
わち、複数個の燃焼筒を結合した際に燃焼量が大きくな
り、分離した際に燃焼量が小さくなる。また、連動機構
により、燃焼筒の結合および分離に連動して灯芯を上下
させ、この灯芯の突出量を大燃料時に大きくし、小燃料
時に小さくすることにより、燃焼室の実効容積の変化
に、液体燃料が気化した気化ガスの量およびそのドラフ
ト力をマッチングさせる。このようにして、大燃焼時、
小燃焼時および両者の切換え時のすべりに亘り、燃焼状
態を安定させ、切換え時の過渡的な立炎やすすの発生、
気化ガス不足による赤熱不足、臭気や一酸化炭素の発生
などを防止する。さらに、連動機構は、操作部を操作す
ることにより作動される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき、図面を参照して説明す
る。
1は装置本体で、この装置本体1は、基台2上に固定タ
ンク3が支持枠4を介して固定されているとともに、上
記固定タンク3を覆ってケース体(図示せず)が取付け
られている。また、このケース体内に位置して、上記固
定タンク3の上面の正面から見て右側には、この固定タ
ンク3内に常時一定のレベルを保って灯油などの液体燃
料を供給する燃料タンク5が着脱自在に装着されてい
る。
また、上記固定タンク3の上方左側には燃焼部11が設け
られている。つぎに、この燃焼部11の構成を説明する。
上記固定タンク3の上部左側には、開口部12が形成され
ているとともに、この開口部12を囲んで、段部13を介し
て上部を縮径したほぼ円筒形状のバーナバスケット14が
固着されており、このバーナバスケット14の上端部には
フランジ状の火皿部15が形成されている。また、上記固
定タンク3の内底面に円筒形状の芯ガイド16が一体に立
設され、この芯ガイド16は、その上部が上記バーナバス
ケット14の上部に内側により小間隙を保持して対向され
ているとともに、上端面に上記バーナバスケット14の火
皿部15に対応する火皿部17を有しかつ一部を開口した規
制板18が設けられている。
そして、上記バーナバスケット14および芯ガイド16間
に、不燃繊維からなる円筒形状の芯灯21が上下動自在に
支持されており、この灯芯21は、その上部が上記火皿部
15,17から出没自在となっているとともに、下部が上記
固定タンク3内の液体燃料に常時浸漬されている。
また、上記火皿部15,17の上方に、上記灯芯21を覆う上
下方向へ結合および分離自在の下側燃焼筒22および上側
燃焼筒23が設けられている。つぎに、これら燃焼筒22,2
3の構成を下側燃焼筒22から説明する。
上記芯ガイド16の火皿部17上には、多数の空気孔24を有
する円筒形状の下側内炎筒25が載置されている。そし
て、この下側内炎筒25には、その内部に一部を開口した
複数の下側案内円板26が水平に固着されているととも
に、上端面に下側に整流板台27が固着されている。さら
に、この下側整流板台27上には下側整流板28が固着され
ており、これら下側整流板台27および下側整流板28の中
央部には同形でかつ重合された空気通過口29が開口形成
されている。
一方、上記バーナバスケット14の火皿部15上には、上記
下側内炎筒25の外周側に同心的に位置して、多数の空気
孔30を有する円筒形状の下側外炎筒31が載置されてお
り、この下側外炎筒31の上端部には下側ガラス抑え32が
フランジ状に固着されている。また、上記下側外炎筒31
の下部には、その外周側に同心的に位置してほぼ円筒形
状の下側外筒33がクロスピン(図示せず)により取付け
られており、この下側外筒33と上記下側ガラス抑え32と
の間に下側ガラス外筒34が取付けられている。なお、上
記下側外筒33の下端とバーナバスケット14の火皿部15と
の間には間隙が形成され、この間隙が下向きに開口した
下側空気取入れ口35となっている。
そして、このように構成された下側燃焼筒22の上方に、
上記上側燃焼筒23が同軸的にかつ上下動自在に支持され
ている。そして、この上側燃焼筒23は、上記下側燃焼筒
22と同様に、上記下側内炎筒25と同径で多数の空気孔36
を有する上側内炎筒37、上側案内円板38、一部を開口し
た上側整流板台39、上側整流板40、上記下側外炎筒31と
同径で多数の空気孔41を有する上側外炎筒42、上側ガラ
ス抑え43、上記下側ガラス外筒34と同径な上側ガラス外
筒44およびクロスピン(図示せず)からなっている。
この上側燃焼筒23が、とくに上記下側燃焼筒22と異なる
点は、上記上側外炎筒42および上側ガラス外筒44の下端
間に、複数の上側空気取入れ口45を有する空気制御筒46
が固着されている点であり、この空気制御筒46と上記下
側ガラス抑え32との間には間隙が形成されている。ま
た、上記空気制御筒46の外周面には、上記下側ガラス抑
え32を間隙を保持して囲むように、ほぼ円筒形状の空気
案内筒47が固着されており、これら空気案内筒47と下側
ガラス抑え32との間の間隙は下向きに開口されている。
さらに、上記上側燃焼筒23には、その上側整流板40、上
側整流板台39および上側案内円板38の中心部を貫通して
可動棒49が鉛直に固定されており、この可動棒49の下部
は、上記下側燃焼筒22の下側案内円板26の中心部を摺動
自在に貫通して上記芯ガイド16内に達している。また、
上記可動棒49の中央部には、上記両燃焼筒22,23の結合
部の空気通過口29より外径がわずかに小さく、この空気
通過口29を両燃焼筒22,23の結合時に開放し分離時に閉
塞する板状の開閉体50が水平に固着されている。
また、上記装置本体1の底部前側には、上記灯芯21を出
没させる連動機構としての灯芯出没機構61が設けられて
おり、この灯芯出没機構61には、上記上側燃焼筒23を上
下動させる燃焼筒昇降機構62が組込まれている。つぎ
に、これら灯芯出没機構61および燃焼筒昇降機構62の構
成を説明する。
上記固定タンク3の前面には、操作板63が取付けられて
いるとともに、この操作板63の後側に軸受板64が取付け
られており、これら操作板63および軸受板64に円筒形状
の操作軸65が回動自在にかつ水平に支持されている。そ
して、この操作軸65内には、上記固定タンク3の前面を
回動自在に貫通した芯上下軸66が嵌合されており、この
芯上下軸66は、その前端面に形成された止め孔67に貫通
されかつ上記操作軸65の前部に形成された切欠部68に係
合された戻しピン69により、上記操作軸65に対して抜け
止めかつ回り止めされているとともに、軸スプリング70
により常時後方へ付勢されている。さらに、上記芯上下
軸66を囲んで固定タンク3と軸受板64とにパッキング71
が挾着されている。
また、上記固定タンク3内に位置する芯上下軸66の後端
には持ち上げ板72の右端部が固定されており、この持ち
上げ板72の左端部には芯ホルダ軸73が後方へ突設されて
いる。一方、上記灯芯21の外周面には円筒形状の芯ホル
ダ74が固着され、この芯ホルダ74の前面にホルダ金具75
が固定されており、このホルダ金具75には長孔76が形成
されている。そして、この長孔76に上記芯ホルダ軸73が
係合されており、上記芯上下軸66の回動に連動して、上
記灯芯21が上下動するようになっている。
また、上記操作軸65に連動レバー77が上下回動自在に支
持されており、この連動レバー77は戻しスプリング78に
より正面から見て常時反時計廻り方向へ付勢されてい
る。そして、上記連動レバー77には、その左端部に係止
ピン79が前方へ突設されているとともに、右端部の上側
および下側に規制片部80が一体に折曲形成されている。
また、上記操作軸65に操作レバー81が固定支持されてお
り、この操作レバー81は上記連動レバー77の一対の規制
片部80間に若干の遊びをもって位置されている。一方、
上記操作板63の右側にはスライダガイド82が形成され、
このスライダガイド82にスライダ83が上下摺動自在に支
持しており、このスライダ83の前面にサポート84を介し
て操作つまみ85が固定されている。そして、上記スライ
ダ83の後面に突出形成されたフランジ付突起86が、上記
操作レバー81の右端部に形成された長孔状切欠部87に係
合されており、上記操作つまみ85の上下動に連動して、
上記操作軸65および芯上下軸66が回動するようになって
いる。
つぎに、この灯芯出没機構61の消火機構90を組込んでい
るロック機構91の構成を説明する。
上記連動レバー77の係止ピン79は、上記操作板63の左側
に形成された円弧状溝92より前方へ突出されている。ま
た、上記操作板63の前面左側の上部には、クラッチレバ
ー93がアイレット94により上下回動自在に支持されてお
り、このクラッチレバー93の下部には、上記係止ピン79
が係脱されるクラッチ95が固定されている。さらに、上
記クラッチレバー93は、クラッチスプリング96により常
時時計廻り方向へ付勢されている。
また、上記クラッチレバー93の右側には水平な感知片部
97が折曲形成されており、この感知片部97は、上記操作
板63の前面を遊貫してこの操作板63の上面に下方より対
向されている。そして、下端にフランジ部98を有する振
子シャフト99が、上記感知片部97および操作板63の上面
を下方より遊貫して、この操作板63の上方に位置する振
子100に螺着されている。
また、上記操作軸65には、上記感知片部97に下方より押
圧される作動レバー101が上下回動自在に支持されてお
り、この作動レバー101は、作動スプリング102により常
時反時計廻り方向へ付勢されている。そして、上記作動
レバー101の右端部には水平な感知体103が一体に折曲形
成されており、この感知体103は、上記操作板63の右側
面に形成されたスリット104より突出されて、上記固定
タンク3上に位置され、上記燃料タンク5の下面に接離
自在に押圧されている。
つぎに、上記灯芯出没機構61と連動された燃焼筒昇降機
構62の構成を説明する。
上記操作板63にクラッチレバー93を支持するアイレット
94は、上記操作板63に形成された長孔111に貫通されて
おり、所定量移動可能となっている。また、上記操作板
63の前面左端部には別のアイレット112により協動レバ
ー113が上下動自在に支持されており、この協動レバー1
13には前記アイレット94が回動自在に貫通されている。
一方、上記操作板63のスライダガイド82の左側にはもう
一つのスライダガイド114が形成され、このスライダガ
イド114にスライダ115が上下動自在に支持されており、
このスライダ115の前面に、2つの長孔116,117を形成し
た調節板118が固定されているとともに、サポート119を
介して、操作部としての調節つまみ120が固定されてい
る。そして、上記調節板118の上側の長孔116に、上記協
動レバー113の右端部に突設された軸体121が係合されて
おり、上記調節つまみ120の上下動に連動して、上記協
動レバー113が回動するようになっている。
また、上記装置本体1の底部に回動自在にかつ水平に駆
動軸122が支持され、この駆動軸122の前端部に駆動レバ
ー123の左端部が固定されているとともに、この駆動レ
バー123の右端部に突設された軸体124が上記調節板118
の下側の長孔117に係合されており、上記調節つまみ120
の上下動に連動して、上記駆動軸122が回動するように
なっている。一方、上記ガイド16内には、一部を開口し
た複数のガイド板125が水平に固着され、これらガイド
板125の中心部摺動自在に貫通して、上記可動棒49の下
端に上端が当接される駆動棒126が上下動自在に支持さ
れており、この駆動棒126の下端には長孔127を形成した
シフト板128が固定されている。そして、このシフト板1
28の長孔127に、上記駆動軸122の後端部に右端部が固定
された連結レバー129の左端部に突設された軸体130が係
合されており、上記駆動軸122の回動に連動して、上記
シフト板128および駆動棒126が上下動するようになって
いる。
つぎに、上記の構成につき、その作用を説明する。
まず、灯芯出没機構61の作動を説明する。
操作つまみ85を下方に押し下げると、それに連動して、
操作レバー81が時計廻り方向に回動するとともに、この
操作レバー81と一体的に操作軸65、芯上下軸66および持
ち上げ板72が時計廻り方向に回動し、灯芯21が火皿部1
5,17上に突出される。また、前記操作レバー81の回動に
伴って、この操作レバー81が連動レバー77の下側の規制
片部80を上方から押圧することにより、連動レバー77が
時計廻り方向へ回動し、この連動レバー77の係止ピン79
が円弧状溝92に対向して位置しているクラッチ95に係合
され、連動レバー77は、戻しスプリング78の付勢力に抗
して時計廻り方向へ回動した状態に保持される。したが
って、灯芯21も突出状態に保持される。
ここで、たとえば図示しないヒータを通電して突出され
た灯芯21に接触させることにより、この芯灯21が点火さ
れ、燃焼が始まる。
また、消火するときは、操作つまみ85を強く押し上げ
る。そうすると、操作レバー81が連動レバー77の上側の
規制片部80を下方より押圧して、この連動レバー77に反
時計廻り方向の強い力が加わることにより、クラッチス
プリング96の付勢力に抗して、連動レバー77の係止ピン
79がクラッチ95から強制的に外される。ついで、係止ピ
ン79がクラッチが95から外れたことにより、戻しスプリ
ング78の付勢力で連動レバー77が反時計廻り方向へ回動
するとともに、この連動レバー77の下側の規制片部80が
操作レバーを81を下方より押圧し、この操作レバー81が
反時計廻り方向へ回動する。そして、この操作レバー81
と一体的に、操作軸65および芯上下軸66が反時計廻り方
向へ回動し、灯芯21が下降して没入させることにより、
消火が行なわれる。
なお、燃焼中、地震が発生するなどして、装置本体1に
この装置本体1を倒すような加わったときには、振子10
0が揺れるとともに、振子シャフト99のフランジ部98が
クラッチレバー93の感知片部97を遊動させて、クラッチ
レバー93が回動し、そのクラッチ95が連動レバー77の係
止ピン79から外れる。そうすると、先の説明と同様にし
て、灯芯21が投入し、消火される。
また、燃焼中、燃焼タンク5を外した場合、この燃料タ
ンク5が作動レバー101の感知体103から離れるのに伴っ
て、作動スプリング102の付勢力より、作動レバー101が
半途係廻り方向へ回動し、この作動レバー101はクラッ
チレバー93の感知片部97を下方より押圧して、このクラ
ッチレバー93を反時計廻り方向へ回動させる。それに伴
って、このクラッチレバー93のクラッチ95が連動レバー
77の係止ピン79から外れ、先の説明と同様にして、灯芯
21が没入し、消火される。
つぎに、燃焼筒昇降機構62の作動を説明する。
第1図に示すように、調節つまみ120を上げた状態で
は、上側燃焼筒23は、下降状態にあり、下側燃焼筒22に
結合されている。
そして、第2図に示すように、調節つまみ120を押し下
げると、駆動レバー123が時計廻り方向へ回動するとと
もに、この駆動レバー123と一体的に駆動軸122および連
結レバー129が時計廻り方向へ回動する。それに伴い、
シフト坂128および駆動棒126が一体的に上昇して、この
駆動棒126が可動棒49を押し上げ、この可動棒49と一体
的に上側燃焼筒23が上昇して、下側燃焼筒23から分離さ
れるとともに、可動棒49の開閉体50が両燃焼筒22,23の
係合部の空気通過口29内に位置し、この空気通過口29を
ほぼ塞ぐ。また、前記調節つまみ120の下降に伴って協
動レバー113が時計廻り方向へ回動し、クラッチレバ
ー、93を支持しているアイレット94が下降するととも
に、クラッチ95も下降する。そうすると、このクラッチ
95に係止ピン79を介して係合された連動レバー77が戻し
スプリング78の付勢力により反時計廻り方向へ回動する
とともに、操作レバー81を反時計廻り方向へ回動させる
ことにより、灯芯が下降し、その突出量が小さくなる。
一方、調節つまみ120を押し上げると、逆に、駆動レバ
ー123が反時計廻り方向へ回動するとともに、駆動棒126
が下降し、可動棒49と上側燃焼筒が23がその自重により
下降して、下側燃焼筒23に結合されるとともに、開閉体
50も下降して空気通過口29が開放される。これととも
に、協動レバー113が反時計廻り方向へ回動して、クラ
ッチ95を上昇させる。そうすると、連動レバー77が時計
廻り方向へ回動されるとともに、操作レバー81も時計廻
り方向へ回動され、灯芯21が上昇し、その突出量が大き
くなる。
つぎに、燃焼作用について説明する。
燃焼は、灯芯21を囲む内炎筒25,37と外炎筒31,42との間
の燃焼室で行なわれるが、内炎筒25,37の炎の集束作用
により、両燃焼筒22,23を結合した際には燃焼量が大き
くなり、分離した際には小さくなる。すなわち、このよ
うに、両燃焼筒22,23を結合、分離することにより、燃
焼量を大幅に調節することができる。もちろん両燃焼筒
22,23の高さなどを変えることにより、燃焼量の調節可
能幅も任意に設定できる。
なお、燃焼室への燃焼用空気の供給は、小燃焼時、下側
空気取入れ口35および下側外炎筒31の空気孔30を介して
行なわれるとともに、芯ガイド16の下端開口、その内部
のガイド板125、下側内炎筒25内の下側案内円板26およ
び下側内炎筒25の空気孔24を介して行なわれる。大燃焼
時には、これに加えて、空気案内筒47と下側ガラス抑え
32との間の間隙、上側空気取入れ口45および上側外炎筒
42の空気孔41を介して行なわれるとともに、下側整流板
台27と下側整流板28の空気通過口29、上側内炎筒37内の
上側案内円板38および上側内炎筒37の空気孔36を介して
行なわれる。
上記構成によれば、大燃焼時および小燃焼時のいずれに
おいても、燃焼熱は、各燃焼筒22,23に対して円周方向
に均一に加わるので、温度差による燃焼筒22,23の熱変
形は生じない。
また、小燃焼時、空気制御筒46と下側ガラス抑え32との
間隙は、上側燃焼筒23の上昇量分大きくなるので、外部
より大量の冷気が導入される。そして、この冷気は、下
側燃焼筒22に導入され、2次燃焼用空気として活用され
るとともに、下側燃焼筒22の火炎による加熱に対して、
上側燃焼筒23を冷却する作用を有するので、上側燃焼筒
23の熱変形が発生しにくく、長期間安定した性能が保持
できる。
また、前述のように、両燃焼筒22,23の結合時に灯芯21
の突出量が大きくなり、分離時に小さくなるので、液体
燃料の蒸発量は、両燃焼筒22,23の結合時に多くなり、
分離時に少くなる。すなわち、燃焼室の実効容積の変化
に、液体燃料が気化した気化ガスの量およびそのドラフ
ト力がマッチングされる。したがって、大燃焼時、小燃
焼時および両者の切換え時のすべてに亘って、安定した
燃焼状態が得られる。
たとえば、大燃焼から小燃焼に切換えた際、燃焼室の実
効容積の減少に伴って気化ガスの量およびそのドラフト
力も減少するので、立炎やすすの発生などの過渡現象が
防止される。
逆に、小燃焼から大燃焼に切換えた場合も、気化ガス量
がすぐに増大するので、燃焼切換えの応答速度が速いと
ともに、気化ガス不足による赤熱不足も生じない。
また、臭気や一酸化炭素の発生などの排ガスの悪化も防
止される。
さらに、各燃焼筒22,23は外周側にそれぞれ空気取入れ
口35,45を有しており、また、両燃焼筒22,23の結合部の
空気通過口29も分離時には閉塞されるので、小燃焼時、
大燃焼時ともに、燃焼用空気は有効に供給され、燃焼状
態が一層安定する。
なお、両燃焼筒22,23の結合時および分離時のそれぞれ
において、連動レバー77の両規制片部80が許容する範囲
内で、操作つまみ85を介して操作レバー81を回動させる
ことにより、灯芯21の突出量を微調節して、燃焼状態を
微調節することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、灯芯を覆う燃焼筒を上下に複数個に分
割し、これら複数個の燃焼筒を結合および分離して燃焼
量を調節するようにしたので、燃焼量の調節可能量を大
きくかつ任意に設定できるとともに、各燃焼筒は周方向
に均一に燃焼熱が加わるから、温度差による燃焼筒の熱
変形を防止でき、また、連動機構により、複数個の燃焼
筒の結合および分離に灯芯の上下動を連動させて、燃焼
室の実効容積の変化に応じて気化ガス量を調節するよう
にしたので、大燃焼時、小燃焼時および切換え時のすべ
てに亘り、安定した燃焼状態が得られ、立炎やすすの発
生、赤熱不足および排気ガスの悪化などを防止でき、さ
らに、操作部を操作することにより、連動機構を作動さ
せ、燃焼筒と灯芯とを容易に連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液体燃料燃焼装置の一実施例を示す断
面図、第2図はその両燃焼筒の分離時の断面図、第3図
はその斜視図、第4図はその灯芯出没機構の分解斜視
図、第5図はその組立状態の斜視図、第6図はその正面
図である。 21……灯芯、22……下側燃焼筒、23……上側燃焼筒、61
……連動機構としての灯芯出没機構、62……連動機構と
しての燃焼筒昇降機構、120……操作部としての調節つ
まみ。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−150540(JP,U) 実開 昭63−86512(JP,U) 実開 昭63−86513(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料に下部が浸漬されて上下動自在で
    出没自在の灯芯と、この灯芯を覆う燃焼筒とを備えた液
    体燃料燃焼装置において、 上記燃焼筒を上下に複数個に分割するとともに、これら
    複数個の燃焼筒を上下方向に結合および分離自在とし、 上記複数個の燃焼筒の結合および分離に上記灯芯の上下
    動を連動させる連動機構と、この連動機構を作動させる
    操作部とを備え、前記連動機構により、上記複数個の燃
    焼筒の分離時に上記灯芯の突出量を小さくする ことを特徴とする液体燃料燃焼装置。
JP61280093A 1986-11-25 1986-11-25 液体燃料燃焼装置 Expired - Lifetime JPH0718536B2 (ja)

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