JPH071885A - 消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マーキングペン - Google Patents
消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マーキングペンInfo
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- JPH071885A JPH071885A JP8583993A JP8583993A JPH071885A JP H071885 A JPH071885 A JP H071885A JP 8583993 A JP8583993 A JP 8583993A JP 8583993 A JP8583993 A JP 8583993A JP H071885 A JPH071885 A JP H071885A
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地図帳など紙に筆記した場合でも一定時間実
用的な濃度でその筆跡を残すことができる消色性インキ
安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マー
キングペンを提供すること。 【構成】 消色性インキ用マーキングペン1に内蔵さ
れ、該ペンに別に内蔵された消色性インキ吸蔵体4から
発する酸性ガスを吸収してマーキングペン内の雰囲気の
酸性化を防止する消色性インキ安定用吸蔵体5である。
この吸蔵体5は2乃至3級の低級アルカノールアミン或
いはそれらを5%以上含有してなる水溶液又は前記低級
アルカノールアミンと前記アミン5%以上の水溶液の各
々に5%以下のアンモニア水を加えた混合液を含浸させ
ている。
用的な濃度でその筆跡を残すことができる消色性インキ
安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マー
キングペンを提供すること。 【構成】 消色性インキ用マーキングペン1に内蔵さ
れ、該ペンに別に内蔵された消色性インキ吸蔵体4から
発する酸性ガスを吸収してマーキングペン内の雰囲気の
酸性化を防止する消色性インキ安定用吸蔵体5である。
この吸蔵体5は2乃至3級の低級アルカノールアミン或
いはそれらを5%以上含有してなる水溶液又は前記低級
アルカノールアミンと前記アミン5%以上の水溶液の各
々に5%以下のアンモニア水を加えた混合液を含浸させ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルカリ性で発色
し、pHが下がるにしたがってインキの色が消滅する性質
の消色性インキを紙や布などに筆記した場合でも一定時
間実用的な濃度でその筆跡を残すことができる消色性イ
ンキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用
マーキングペンに関するものである。
し、pHが下がるにしたがってインキの色が消滅する性質
の消色性インキを紙や布などに筆記した場合でも一定時
間実用的な濃度でその筆跡を残すことができる消色性イ
ンキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用
マーキングペンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある種の染料や指示薬を炭酸ナトリウム
などのアルカリの水溶液によって発色させ、これにトリ
エタノールアミンなどの有機アミンとグリコール類の保
湿剤を加えたマーキング用のインキは、配合された塩基
性の揮発成分が時間とともに揮発して失われたり、アル
カリ性の度合が低下することにより色素の化学構造が変
化してついには消色してしまうため、消色性インキとし
て利用されてきた。
などのアルカリの水溶液によって発色させ、これにトリ
エタノールアミンなどの有機アミンとグリコール類の保
湿剤を加えたマーキング用のインキは、配合された塩基
性の揮発成分が時間とともに揮発して失われたり、アル
カリ性の度合が低下することにより色素の化学構造が変
化してついには消色してしまうため、消色性インキとし
て利用されてきた。
【0003】この場合、有機アミンとしてはトリエタノ
ールアミン(以下、TEAと略称する)などが使われて
いるが、このTEAだけでなく、ジプロパノールアミン
或いはトリプロパノールアミンなど低級アルカノールア
ミン類は酸性ガス吸収能を有し、古くから酸性ガス吸収
剤として広く利用されてきた。アルカリ発色型のインキ
においてはペン本体内の空気中に含まれている炭酸ガス
などの酸性ガスの影響により酸性化して色が失われるの
を予防し、キャップを閉めて気密性が保たれたペン本体
内などのように限られた一定量の空気しか存在しないと
ころでは、当然その中の炭酸ガス(酸性ガス)の量も限
られているから、これを前記アルカノールアミン類が吸
収してしまえばそれ以上の酸性化は進まず、インクのpH
は安定的に保たれるため呈色状態を長期間維持すること
が可能である。
ールアミン(以下、TEAと略称する)などが使われて
いるが、このTEAだけでなく、ジプロパノールアミン
或いはトリプロパノールアミンなど低級アルカノールア
ミン類は酸性ガス吸収能を有し、古くから酸性ガス吸収
剤として広く利用されてきた。アルカリ発色型のインキ
においてはペン本体内の空気中に含まれている炭酸ガス
などの酸性ガスの影響により酸性化して色が失われるの
を予防し、キャップを閉めて気密性が保たれたペン本体
内などのように限られた一定量の空気しか存在しないと
ころでは、当然その中の炭酸ガス(酸性ガス)の量も限
られているから、これを前記アルカノールアミン類が吸
収してしまえばそれ以上の酸性化は進まず、インクのpH
は安定的に保たれるため呈色状態を長期間維持すること
が可能である。
【0004】しかしながら、このインクを紙や布などに
筆記した状態においては、ペン本体内部の限られた空間
とは異なり、大量の空気にさらされ接触することにな
り、pHが時間とともに低下し、呈色状態が維持できなく
なり、色が失われてくる。この場合、酸性ガスを吸収す
る性質を有するアルカノールアミン類がインク中にある
ことは一層酸性化が早まり、インク中のアルカリ塩の含
有量が一定の条件化においてはTEAなどを加えたほう
が加えない場合よりも呈色時間が短くなる現象が起こ
る。すなわち、アルカノールアミン類の添加はペン本体
中でのインクの安定性を保持する上では極めて有効であ
るが、一旦このインクで筆記され、外気中にさらされた
ものは該アミン類を添加しないものよりもかえって早く
色が消滅することを発明者は実験によって発見した。
筆記した状態においては、ペン本体内部の限られた空間
とは異なり、大量の空気にさらされ接触することにな
り、pHが時間とともに低下し、呈色状態が維持できなく
なり、色が失われてくる。この場合、酸性ガスを吸収す
る性質を有するアルカノールアミン類がインク中にある
ことは一層酸性化が早まり、インク中のアルカリ塩の含
有量が一定の条件化においてはTEAなどを加えたほう
が加えない場合よりも呈色時間が短くなる現象が起こ
る。すなわち、アルカノールアミン類の添加はペン本体
中でのインクの安定性を保持する上では極めて有効であ
るが、一旦このインクで筆記され、外気中にさらされた
ものは該アミン類を添加しないものよりもかえって早く
色が消滅することを発明者は実験によって発見した。
【0005】つまり、この場合、アルカノールアミン類
のインク中での働きは対称的で、ペンとしては安定化に
働くが、筆記後の筆跡という状態では酸性ガスを呼び込
むためにかえって消色が早まり、インクの変化を促進す
る方向に働くことが判明した。しかもこの現象は布の場
合よりも地図帳など紙に筆記した場合のほうがより顕著
に現われる。これは布の場合には繊維のミセル間隙の内
部にまでインクが惨透して外気に触れにくくなるために
比較的ゆっくりと消色が進行し、保留性が長く保たれる
が、紙の場合には布よりも表面が単純平滑なため、イン
クが惨透しにくく外気に触れやすく、また成分の揮発も
しやすいことが原因と考えられる。
のインク中での働きは対称的で、ペンとしては安定化に
働くが、筆記後の筆跡という状態では酸性ガスを呼び込
むためにかえって消色が早まり、インクの変化を促進す
る方向に働くことが判明した。しかもこの現象は布の場
合よりも地図帳など紙に筆記した場合のほうがより顕著
に現われる。これは布の場合には繊維のミセル間隙の内
部にまでインクが惨透して外気に触れにくくなるために
比較的ゆっくりと消色が進行し、保留性が長く保たれる
が、紙の場合には布よりも表面が単純平滑なため、イン
クが惨透しにくく外気に触れやすく、また成分の揮発も
しやすいことが原因と考えられる。
【0006】以上のように同じ組成のインクでも布の場
合と紙の場合とでは消色時間の点でその挙動が異なり、
紙に利用するのにはインクの実用的な濃度の保留性が悪
く、短すぎる問題があり、これを延ばそうとして指示薬
やアルカリの量を増やすと、今度はインクが消えなくな
って筆跡が残ってしまうというようにコントロールしに
くいという問題があった。
合と紙の場合とでは消色時間の点でその挙動が異なり、
紙に利用するのにはインクの実用的な濃度の保留性が悪
く、短すぎる問題があり、これを延ばそうとして指示薬
やアルカリの量を増やすと、今度はインクが消えなくな
って筆跡が残ってしまうというようにコントロールしに
くいという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決し、地図帳など紙に筆記
した場合でも一定時間実用的な濃度でその筆跡を残すこ
とができる消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵
した消色性インキ用マーキングペンを提供することを目
的とする。
記のような従来の問題点を解決し、地図帳など紙に筆記
した場合でも一定時間実用的な濃度でその筆跡を残すこ
とができる消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵
した消色性インキ用マーキングペンを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、消色性インキ用マーキングペン
に内蔵され、該ペンに別に内蔵された消色性インキ吸蔵
体から発する酸性ガスを吸収してマーキングペン内の雰
囲気の酸性化を防止するものであって、2乃至3級の低
級アルカノールアミン或いはそれらを5%以上含有して
なる水溶液又は前記低級アルカノールアミンと前記アミ
ン5%以上の水溶液の各々に5%以下のアンモニア水を
加えた混合液を含浸させている。請求項2の発明は、請
求項1において、2乃至3級の低級アルカノールアミン
が炭素数2〜4のアルカノール基となっている。
め、請求項1の発明は、消色性インキ用マーキングペン
に内蔵され、該ペンに別に内蔵された消色性インキ吸蔵
体から発する酸性ガスを吸収してマーキングペン内の雰
囲気の酸性化を防止するものであって、2乃至3級の低
級アルカノールアミン或いはそれらを5%以上含有して
なる水溶液又は前記低級アルカノールアミンと前記アミ
ン5%以上の水溶液の各々に5%以下のアンモニア水を
加えた混合液を含浸させている。請求項2の発明は、請
求項1において、2乃至3級の低級アルカノールアミン
が炭素数2〜4のアルカノール基となっている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
消色性インキ安定用吸蔵体をペン本体又はキャツプに内
蔵している。
消色性インキ安定用吸蔵体をペン本体又はキャツプに内
蔵している。
【0010】
【作用】このように消色性インキそのものにTEAのよ
うなアルカノールアミン類を添加するのではなく、消色
性インキ吸蔵体とは別個に、ジプロパノールアミン及び
/又はトリプロパノールアミンなどの低級アルカノール
アミンの専用インキ吸蔵体を設けることによって、イン
キの消色時間に直接影響を与えることを避けながらマー
キングペン内の酸性ガスの吸収能を飛躍的に高め、イン
キの濃度低下を抑制して経時変化に対する安定性を上げ
ている。
うなアルカノールアミン類を添加するのではなく、消色
性インキ吸蔵体とは別個に、ジプロパノールアミン及び
/又はトリプロパノールアミンなどの低級アルカノール
アミンの専用インキ吸蔵体を設けることによって、イン
キの消色時間に直接影響を与えることを避けながらマー
キングペン内の酸性ガスの吸収能を飛躍的に高め、イン
キの濃度低下を抑制して経時変化に対する安定性を上げ
ている。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す縦断正面
図、図2は同ペン本体の縦断正面図、図3は同ペン本体
に内蔵されている消色性インキ安定用吸蔵体の斜視図で
あるる。図において1は消色性インキ用マーキングペン
で、ペン本体2とキャップ3からなっている。ペン本体
2にはそれぞれ繊維束状の消色性インキ吸蔵体4と消色
性インキ安定用吸蔵体5が、吸蔵体4をペン先6と接触
させ、かつ吸蔵体5を尾栓7と対面するようにして内蔵
されている。吸蔵体4には前記のようにある種の染料や
指示薬を炭酸ナトリウムなどのアルカリの水溶液によっ
て発色させ、これにTEAなどの有機アミンとグリコー
ル類の保湿剤を加えたマーキング用の消色インキが含浸
されている。一方、吸蔵体5にはジプロパノールアミン
及び/又はトリプロパノールアミンなどの低級アルカノ
ールアミンそのもの(A)、或いはその濃厚液を単独に
(B)、又はその各々(A),(B)にアンモニア水を添加し
た混合液(C),(D)のいずれかが含浸されており、吸蔵
体4に含浸された消色インキから発する酸性ガスを吸引
してペン本体2内の雰囲気の酸性化を防止するようにな
っている。この例では吸蔵体5は繊維束状のもので形成
しているが、プラスチック製の発泡体状のものとしても
よい。
図、図2は同ペン本体の縦断正面図、図3は同ペン本体
に内蔵されている消色性インキ安定用吸蔵体の斜視図で
あるる。図において1は消色性インキ用マーキングペン
で、ペン本体2とキャップ3からなっている。ペン本体
2にはそれぞれ繊維束状の消色性インキ吸蔵体4と消色
性インキ安定用吸蔵体5が、吸蔵体4をペン先6と接触
させ、かつ吸蔵体5を尾栓7と対面するようにして内蔵
されている。吸蔵体4には前記のようにある種の染料や
指示薬を炭酸ナトリウムなどのアルカリの水溶液によっ
て発色させ、これにTEAなどの有機アミンとグリコー
ル類の保湿剤を加えたマーキング用の消色インキが含浸
されている。一方、吸蔵体5にはジプロパノールアミン
及び/又はトリプロパノールアミンなどの低級アルカノ
ールアミンそのもの(A)、或いはその濃厚液を単独に
(B)、又はその各々(A),(B)にアンモニア水を添加し
た混合液(C),(D)のいずれかが含浸されており、吸蔵
体4に含浸された消色インキから発する酸性ガスを吸引
してペン本体2内の雰囲気の酸性化を防止するようにな
っている。この例では吸蔵体5は繊維束状のもので形成
しているが、プラスチック製の発泡体状のものとしても
よい。
【0012】図4は別の実施例を示す。この実施例は前
記実施例が吸蔵体5をペン本体2に内蔵させたのに対し
て、キャップ3に内蔵させている。したがって、この場
合は図示省略したが、ペン本体2には吸蔵体4のみが内
蔵される。
記実施例が吸蔵体5をペン本体2に内蔵させたのに対し
て、キャップ3に内蔵させている。したがって、この場
合は図示省略したが、ペン本体2には吸蔵体4のみが内
蔵される。
【0013】以下に前記実施例に基づく実験例を示す。 実験例1 炭酸ナトリウム(無水)3.0gを水63.3gに溶かし、こ
れにグリセリン33.0gを加えた後、プライサーフA215
C0.1gを添加してからオルトクレゾールフタレイン0.6
gを加えて撹拌し、100gの混合溶液を作った。この溶
液の色は鮮明でやや赤味の紫色を呈したが、これをマー
キング用の消色インキとして吸蔵体4に含浸させた。そ
してこの吸蔵体4をペン本体2に内蔵した。一方、TE
Aの90%水溶液を同じように吸蔵体5に含浸させ、該吸
蔵体をペン本体2に内蔵し、マーキングペン1のペン本
体2を組み立てた。この際、吸蔵体4と吸蔵体5の素材
は同じものを使用し、サイズは5:1の長さにカットし
たものを用いた。また吸蔵体5に含浸されるTEAが90
%の水溶液の充填量は吸蔵体4に含浸される消色インキ
の量に対して、重量比で4:1の割合で充填した。この
マーキングペン1を用いて印刷した地図帳の表面に筆記
したところ、吸蔵体5を用いないものには約1ケ月後に
濃度低下が認められたのに比較して安定であり、12ケ月
以上経過してもインキの濃度に変化が認められなかっ
た。
れにグリセリン33.0gを加えた後、プライサーフA215
C0.1gを添加してからオルトクレゾールフタレイン0.6
gを加えて撹拌し、100gの混合溶液を作った。この溶
液の色は鮮明でやや赤味の紫色を呈したが、これをマー
キング用の消色インキとして吸蔵体4に含浸させた。そ
してこの吸蔵体4をペン本体2に内蔵した。一方、TE
Aの90%水溶液を同じように吸蔵体5に含浸させ、該吸
蔵体をペン本体2に内蔵し、マーキングペン1のペン本
体2を組み立てた。この際、吸蔵体4と吸蔵体5の素材
は同じものを使用し、サイズは5:1の長さにカットし
たものを用いた。また吸蔵体5に含浸されるTEAが90
%の水溶液の充填量は吸蔵体4に含浸される消色インキ
の量に対して、重量比で4:1の割合で充填した。この
マーキングペン1を用いて印刷した地図帳の表面に筆記
したところ、吸蔵体5を用いないものには約1ケ月後に
濃度低下が認められたのに比較して安定であり、12ケ月
以上経過してもインキの濃度に変化が認められなかっ
た。
【0014】実験例2 無水炭酸ナトリウム2.6gと無水炭酸カリウム0.2gを温
水66.5gに溶かし、これにエチレングリコール30.0gを
加えた後、モノポール油0.1gを添加してからオルトク
レゾールフタレイン0.6gを加えて撹拌し、100gの混合
溶液を作った。この溶液の色は鮮明でやや赤味の紫色を
呈したが、これをマーキング用の消色インキとして吸蔵
体4に含浸させた。そしてこの吸蔵体4をペン本体2に
内蔵した。一方、TEAの85%水溶液と0.1%のアンモ
ニア水を混合した溶液を酸性ガス吸収剤として調製し、
同じように吸蔵体5に含浸させ、該吸蔵体をキャップ3
に内蔵し、マーキングペン1のペン本体2を組み立て
た。この際、実験例1と同様、吸蔵体4と吸蔵体5の素
材は同じものを使用し、サイズは5:1の長さにカット
したものを用いた。また吸蔵体5に含浸されるTEAが
90%の水溶液の充填量は吸蔵体4に含浸される消色イン
キの量に対して、重量比で4:1の割合で充填した。こ
のマーキングペン1を用いて印刷した地図帳の表面に筆
記したところ、吸蔵体5を用いないものには約1ケ月後
に濃度低下が認められたのに比較して安定であり、12ケ
月以上経過してもインキの濃度に変化が認められなかっ
た。
水66.5gに溶かし、これにエチレングリコール30.0gを
加えた後、モノポール油0.1gを添加してからオルトク
レゾールフタレイン0.6gを加えて撹拌し、100gの混合
溶液を作った。この溶液の色は鮮明でやや赤味の紫色を
呈したが、これをマーキング用の消色インキとして吸蔵
体4に含浸させた。そしてこの吸蔵体4をペン本体2に
内蔵した。一方、TEAの85%水溶液と0.1%のアンモ
ニア水を混合した溶液を酸性ガス吸収剤として調製し、
同じように吸蔵体5に含浸させ、該吸蔵体をキャップ3
に内蔵し、マーキングペン1のペン本体2を組み立て
た。この際、実験例1と同様、吸蔵体4と吸蔵体5の素
材は同じものを使用し、サイズは5:1の長さにカット
したものを用いた。また吸蔵体5に含浸されるTEAが
90%の水溶液の充填量は吸蔵体4に含浸される消色イン
キの量に対して、重量比で4:1の割合で充填した。こ
のマーキングペン1を用いて印刷した地図帳の表面に筆
記したところ、吸蔵体5を用いないものには約1ケ月後
に濃度低下が認められたのに比較して安定であり、12ケ
月以上経過してもインキの濃度に変化が認められなかっ
た。
【0015】実験例3 実験例1で調製された消色性インキを使用し、これを吸
蔵体4に含浸させた。そしてこの吸蔵体4をペン本体2
に内蔵した。一方、ジイソプロパノールアミンの60%水
溶液を同じように吸蔵体5に含浸させ、該吸蔵体をペン
本体2に内蔵し、マーキングペン1のペン本体2を組み
立てた。実験例1と同様な条件で消色性インキの貯蔵安
定性テストを実施した結果、インキの色濃度は極めて安
定であって吸蔵体5を封入しないペンに比較して12ケ月
以上、濃度低下を防止することができた。
蔵体4に含浸させた。そしてこの吸蔵体4をペン本体2
に内蔵した。一方、ジイソプロパノールアミンの60%水
溶液を同じように吸蔵体5に含浸させ、該吸蔵体をペン
本体2に内蔵し、マーキングペン1のペン本体2を組み
立てた。実験例1と同様な条件で消色性インキの貯蔵安
定性テストを実施した結果、インキの色濃度は極めて安
定であって吸蔵体5を封入しないペンに比較して12ケ月
以上、濃度低下を防止することができた。
【0016】前記の実験結果から吸蔵体5を内蔵させた
マーキングペン1の場合は、これを内蔵させないものに
比べて一定時間、実用的な濃度で筆跡が残り、インキの
保留性が延びることが確かめられた。また前記以外の実
験も行なった結果、酸性ガスの吸収剤としては低級アル
カノール基を有する2乃至3級アルカノールアミン及び
アンモニア水が特に有効であった。一般的に有機アミン
類は酸性ガスの吸収剤として知られているが、発明者の
実験結果ではガス吸収体としては有機アミン全てが有効
であるのではなく、各種のアミン中、炭素数2乃至4の
2,3級アルカノールアミン類が使用可能であり、しか
もその濃厚液が効果的であることを確認した。また、ア
ンモニア水の配合によってもアルカリ性のガスを揮発さ
せ、ペン本体2内の酸性ガスを中和する作用があるため
有効であった。
マーキングペン1の場合は、これを内蔵させないものに
比べて一定時間、実用的な濃度で筆跡が残り、インキの
保留性が延びることが確かめられた。また前記以外の実
験も行なった結果、酸性ガスの吸収剤としては低級アル
カノール基を有する2乃至3級アルカノールアミン及び
アンモニア水が特に有効であった。一般的に有機アミン
類は酸性ガスの吸収剤として知られているが、発明者の
実験結果ではガス吸収体としては有機アミン全てが有効
であるのではなく、各種のアミン中、炭素数2乃至4の
2,3級アルカノールアミン類が使用可能であり、しか
もその濃厚液が効果的であることを確認した。また、ア
ンモニア水の配合によってもアルカリ性のガスを揮発さ
せ、ペン本体2内の酸性ガスを中和する作用があるため
有効であった。
【0017】
【発明の効果】請求項1,2の発明は、前記のように消
色性インキ安定用吸蔵体を内蔵しない場合に比較して濃
度低下を抑制することができ、これにより消色性インキ
の安定化を高めることができる。したがって、紙や布に
筆記した場合でもその筆跡を一定時間実用的な濃度で残
すことができる。請求項3の発明は、請求項1又は2の
吸蔵体をペン本体又はキャップに内蔵したマーキングペ
ンを得ることができるという優れた効果がある。
色性インキ安定用吸蔵体を内蔵しない場合に比較して濃
度低下を抑制することができ、これにより消色性インキ
の安定化を高めることができる。したがって、紙や布に
筆記した場合でもその筆跡を一定時間実用的な濃度で残
すことができる。請求項3の発明は、請求項1又は2の
吸蔵体をペン本体又はキャップに内蔵したマーキングペ
ンを得ることができるという優れた効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示す縦断正面図である。
【図2】同上のペン本体の縦断正面図である。
【図3】同上のペン本体に内蔵されている消色性インキ
安定用吸蔵体の斜視図である。
安定用吸蔵体の斜視図である。
【図4】別の実施例を示すキャップの縦断正面図であ
る。
る。
1 マーキングペン 2 ペン本体 3 キャップ 4 消色性インキ吸蔵体 5 消色性インキ安定用吸蔵体 6 ペン先 7 尾栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B43K 23/08 C09D 11/16 PSW B43K 9/00 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 消色性インキ用マーキングペンに内蔵さ
れ、該ペンに別に内蔵された消色性インキ吸蔵体から発
する酸性ガスを吸収してマーキングペン内の雰囲気の酸
性化を防止するものであって、2乃至3級の低級アルカ
ノールアミン或いはそれらを5%以上含有してなる水溶
液又は前記低級アルカノールアミンと前記アミン5%以
上の水溶液の各々に5%以下のアンモニア水を加えた混
合液を含浸させたことを特徴とする消色性インキ安定用
吸蔵体。 - 【請求項2】 2乃至3級の低級アルカノールアミンが
炭素数2〜4のアルカノール基である請求項1記載の消
色性インキ安定用吸蔵体。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の消色性インキ安定
用吸蔵体をペン本体又はキャツプに内蔵したことを特徴
とする消色性インキ用マーキングペン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8583993A JPH071885A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マーキングペン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8583993A JPH071885A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マーキングペン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071885A true JPH071885A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=13870034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8583993A Withdrawn JPH071885A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 消色性インキ安定用吸蔵体と該吸蔵体を内蔵した消色性インキ用マーキングペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071885A (ja) |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8583993A patent/JPH071885A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |