JPH07188632A - 水溶性粘着剤組成物及びその製造方法 - Google Patents
水溶性粘着剤組成物及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07188632A JPH07188632A JP33305093A JP33305093A JPH07188632A JP H07188632 A JPH07188632 A JP H07188632A JP 33305093 A JP33305093 A JP 33305093A JP 33305093 A JP33305093 A JP 33305093A JP H07188632 A JPH07188632 A JP H07188632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- acrylate
- meth
- sensitive adhesive
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸性水、中性水、アルカリ性水のいずれの液
性に対しても溶解して洗浄され得る粘着剤組成物、その
製造方法を提供する。 【構成】 末端OH基を有する(メタ)アクリレート−
リン酸エステルを必須のモノマー成分とするポリマーの
酸を中和したものを含む粘着剤組成物である。製造に
は、上記モノマーを含む重合性組成物に光反応性ラジカ
ル発生剤とアルカリ性中和剤を添加して光を照射する、
反応性界面活性剤及び熱反応性ラジカル発生剤とアルカ
リ性中和剤を添加して水に分散させてエマルジョン重合
する。
性に対しても溶解して洗浄され得る粘着剤組成物、その
製造方法を提供する。 【構成】 末端OH基を有する(メタ)アクリレート−
リン酸エステルを必須のモノマー成分とするポリマーの
酸を中和したものを含む粘着剤組成物である。製造に
は、上記モノマーを含む重合性組成物に光反応性ラジカ
ル発生剤とアルカリ性中和剤を添加して光を照射する、
反応性界面活性剤及び熱反応性ラジカル発生剤とアルカ
リ性中和剤を添加して水に分散させてエマルジョン重合
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶液によって粘着剤
が溶解または膨潤して剥離することができるマスキング
テープ及びラベル等の粘着剤として用いることのできる
水溶性粘着剤組成物及びその製造方法に関するものであ
る。
が溶解または膨潤して剥離することができるマスキング
テープ及びラベル等の粘着剤として用いることのできる
水溶性粘着剤組成物及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】水溶性粘着剤の歴史は古く、糖類、タン
パク質またはゴム等の天然物系の水溶性高分子を用いた
再湿型接着剤がよく知られている。また、ベースポリマ
ーとしては、アラビアゴム、デキストリン、デンプンま
たはニカワ等が用いられている。これらの粘着材料は、
常態では、粘着性を有さないが、水によって賦活され、
粘着性を示す。そして被着体に貼付された後、これらの
粘着材料は乾燥されることにより接着力を発揮する。従
って、これらの粘着材料は、水に濡らすだけで使用する
ことができ、かつ不衛生でなく安価であるため、郵便切
手、印紙類またはふすま紙等に広く用いられている。
パク質またはゴム等の天然物系の水溶性高分子を用いた
再湿型接着剤がよく知られている。また、ベースポリマ
ーとしては、アラビアゴム、デキストリン、デンプンま
たはニカワ等が用いられている。これらの粘着材料は、
常態では、粘着性を有さないが、水によって賦活され、
粘着性を示す。そして被着体に貼付された後、これらの
粘着材料は乾燥されることにより接着力を発揮する。従
って、これらの粘着材料は、水に濡らすだけで使用する
ことができ、かつ不衛生でなく安価であるため、郵便切
手、印紙類またはふすま紙等に広く用いられている。
【0003】他方、常態で粘着性を有する水溶性粘着剤
は、特に、製紙業界で紙と紙を水溶性粘着剤で固定、ス
プライスした後にこの接着部分をパルプ溶解層に戻し再
利用する用途において広く利用されている。また、瓶や
食品等のラベル用粘着剤、特に、不要となった場合に水
洗によってラベルを容易に剥がすことを可能にするため
のラベル用粘着剤にも用いられている。さらに生理用ナ
プキンの分野では、固定用粘着剤として使用されてお
り、下着に残った粘着成分が洗濯によって容易に洗浄・
除去されるように構成されている。
は、特に、製紙業界で紙と紙を水溶性粘着剤で固定、ス
プライスした後にこの接着部分をパルプ溶解層に戻し再
利用する用途において広く利用されている。また、瓶や
食品等のラベル用粘着剤、特に、不要となった場合に水
洗によってラベルを容易に剥がすことを可能にするため
のラベル用粘着剤にも用いられている。さらに生理用ナ
プキンの分野では、固定用粘着剤として使用されてお
り、下着に残った粘着成分が洗濯によって容易に洗浄・
除去されるように構成されている。
【0004】上記のような水溶性粘着剤としては、アク
リル酸70〜100重量%とこれと共重合可能なモノマ
ー30〜0重量%とからなるエチレン性不飽和モノマー
を用いてなるベースポリマーをポリオール等で可塑化し
たもの(特公昭62−48993号公報)、アルキルア
ルコールのアクリル酸エステルとビニルカルボン酸のポ
リマーをアルカノールアミンで中和したもの(特公昭5
2−22768号公報)、ポリエチレンイミン100重
量部、アミノ化及びリン酸化でんぷん等のでんぷん系水
溶性高分子化合物10〜100重量部を含む水溶液から
なるもの(特公昭52−32769号公報)、特定の不
飽和カルボン酸とアクリル酸アルキルエステルのポリマ
ーをアミノアルカノールで中和したもの(特公昭53−
18061号公報)等が知られている。
リル酸70〜100重量%とこれと共重合可能なモノマ
ー30〜0重量%とからなるエチレン性不飽和モノマー
を用いてなるベースポリマーをポリオール等で可塑化し
たもの(特公昭62−48993号公報)、アルキルア
ルコールのアクリル酸エステルとビニルカルボン酸のポ
リマーをアルカノールアミンで中和したもの(特公昭5
2−22768号公報)、ポリエチレンイミン100重
量部、アミノ化及びリン酸化でんぷん等のでんぷん系水
溶性高分子化合物10〜100重量部を含む水溶液から
なるもの(特公昭52−32769号公報)、特定の不
飽和カルボン酸とアクリル酸アルキルエステルのポリマ
ーをアミノアルカノールで中和したもの(特公昭53−
18061号公報)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】他方、電子材料の分野
では、プリント基板や半導体等の保護のため、しばしば
保護テープが貼付されており、組立前に該保護テープを
剥離し、残存した保護テープ用粘着成分残渣をフロン等
の溶剤で洗浄することにより除去していた。しかしなが
ら、近年、地球環境保護のために、フロンに代えて、水
による洗浄が要求されており、従って保護テープ用粘着
剤としてもその粘着成分残渣が水洗浄可能なものである
ことが求められている。また、セラミックスチップを機
械研磨するときのチップ固定用の粘着テープにも同様に
水洗浄可能な粘着剤を使用することが求められている。
では、プリント基板や半導体等の保護のため、しばしば
保護テープが貼付されており、組立前に該保護テープを
剥離し、残存した保護テープ用粘着成分残渣をフロン等
の溶剤で洗浄することにより除去していた。しかしなが
ら、近年、地球環境保護のために、フロンに代えて、水
による洗浄が要求されており、従って保護テープ用粘着
剤としてもその粘着成分残渣が水洗浄可能なものである
ことが求められている。また、セラミックスチップを機
械研磨するときのチップ固定用の粘着テープにも同様に
水洗浄可能な粘着剤を使用することが求められている。
【0006】これらの粘着テープには、高い再剥離性と
容易に剥がれない接着性とが要求される。再剥離性が低
いと、剥離したときにチップに粘着剤成分が残ってしま
うことになり、また、粘着剤の凝集力及び基材とのアン
カー力と被着体との接着力については、後者の被着体と
の接着力の方が高いと、凝集破壊やアンカー破壊を生
じ、剥離したとき糊残りし易く、これに触れたものを次
々に汚染することになるからである。
容易に剥がれない接着性とが要求される。再剥離性が低
いと、剥離したときにチップに粘着剤成分が残ってしま
うことになり、また、粘着剤の凝集力及び基材とのアン
カー力と被着体との接着力については、後者の被着体と
の接着力の方が高いと、凝集破壊やアンカー破壊を生
じ、剥離したとき糊残りし易く、これに触れたものを次
々に汚染することになるからである。
【0007】前記した従来の水溶性粘着剤は、水溶性可
塑剤が多量に配合されているため、粘着剤の凝集力が低
く、剥離したとき糊残りし易いという問題があった。な
お、凝集力を向上させるため、架橋することも考えられ
るが、粘着力がさらに低下し、分子量を大きくすると水
洗浄性が損なわれてしまうという問題があった。さら
に、可塑剤自体が接着界面にプリードアウトすることに
よって、時間が経過するにしたがって界面接着力が著し
く低下するという問題もあった。
塑剤が多量に配合されているため、粘着剤の凝集力が低
く、剥離したとき糊残りし易いという問題があった。な
お、凝集力を向上させるため、架橋することも考えられ
るが、粘着力がさらに低下し、分子量を大きくすると水
洗浄性が損なわれてしまうという問題があった。さら
に、可塑剤自体が接着界面にプリードアウトすることに
よって、時間が経過するにしたがって界面接着力が著し
く低下するという問題もあった。
【0008】本発明の目的は、上述した従来の水溶性粘
着剤の欠点を解消し、水溶性あるいは水洗浄性であっ
て、被着体に糊残りのしない水溶性粘着剤組成物、その
製造方法、並びに粘着テープの製造方法提供することに
ある。
着剤の欠点を解消し、水溶性あるいは水洗浄性であっ
て、被着体に糊残りのしない水溶性粘着剤組成物、その
製造方法、並びに粘着テープの製造方法提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の点
に鑑み鋭意検討した結果、末端OH基を有する(メタ)
アクリレートをリン酸でエステル化したモノマーを必須
のモノマー成分として用いたポリマーの酸をアルカリ性
中和剤で中和することにより、上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
に鑑み鋭意検討した結果、末端OH基を有する(メタ)
アクリレートをリン酸でエステル化したモノマーを必須
のモノマー成分として用いたポリマーの酸をアルカリ性
中和剤で中和することにより、上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明の水溶性粘着剤組成物
は、末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸
でエステルしたモノマーを必須のモノマー成分とするポ
リマーを含む粘着剤組成物であって、上記ポリマーがア
ルカリ性中和剤によって中和されていることを特徴とし
ている。
は、末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸
でエステルしたモノマーを必須のモノマー成分とするポ
リマーを含む粘着剤組成物であって、上記ポリマーがア
ルカリ性中和剤によって中和されていることを特徴とし
ている。
【0011】本発明の水溶性粘着剤組成物の製造方法
は、末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸
でエステル化したモノマーを含む重合性組成物をアルカ
リ性中和剤に溶解もしくは懸濁し、この溶液もしくは懸
濁液を光反応性ラジカル発生剤の存在下で光を照射して
重合することを特徴とするか(請求項2記載の発明)、
末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸でエ
ステル化したモノマー及びポリアルキレングリコール
(メタ)アクリレートを含む重合性組成物をアルカリ性
中和剤に溶解もしくは懸濁し、この溶液もしくは懸濁液
を光反応性ラジカル発生剤の存在下で光を照射して重合
することを特徴とするか(請求項3記載の発明)、又は
末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸でエ
ステル化したモノマーを含む重合性組成物をアルカリ性
中和剤に溶解もしくは懸濁し、反応性界面活性剤及び熱
反応性ラジカル発生剤の存在下で水に分散させて加熱し
て重合することを特徴としている(請求項4記載の発
明)。
は、末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸
でエステル化したモノマーを含む重合性組成物をアルカ
リ性中和剤に溶解もしくは懸濁し、この溶液もしくは懸
濁液を光反応性ラジカル発生剤の存在下で光を照射して
重合することを特徴とするか(請求項2記載の発明)、
末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸でエ
ステル化したモノマー及びポリアルキレングリコール
(メタ)アクリレートを含む重合性組成物をアルカリ性
中和剤に溶解もしくは懸濁し、この溶液もしくは懸濁液
を光反応性ラジカル発生剤の存在下で光を照射して重合
することを特徴とするか(請求項3記載の発明)、又は
末端OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸でエ
ステル化したモノマーを含む重合性組成物をアルカリ性
中和剤に溶解もしくは懸濁し、反応性界面活性剤及び熱
反応性ラジカル発生剤の存在下で水に分散させて加熱し
て重合することを特徴としている(請求項4記載の発
明)。
【0012】上記末端OH基を有する(メタ)アクリレ
ートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート等のアルカンジオールの片
方のOHが(メタ)アクリル酸とエステル化したもの、
あるいはジエチレングリコール(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート等のポリアルキ
レングリコール(メタ)アクリレート及び2−アクリロ
キシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−
ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート等の
芳香環を有するもの及びこの芳香環を水素化したもの等
があげられる。これら末端OH基を有する(メタ)アク
リレートをリン酸でエステル化することにより、末端に
OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸でエステ
ル化したモノマー(以下、リン酸エステルという)を得
ることができる。リン酸エステルは、1種もしくは複数
の種類を混合して用いることができる。
ートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート等のアルカンジオールの片
方のOHが(メタ)アクリル酸とエステル化したもの、
あるいはジエチレングリコール(メタ)アクリレート、
トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ジプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート等のポリアルキ
レングリコール(メタ)アクリレート及び2−アクリロ
キシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−
ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート等の
芳香環を有するもの及びこの芳香環を水素化したもの等
があげられる。これら末端OH基を有する(メタ)アク
リレートをリン酸でエステル化することにより、末端に
OH基を有する(メタ)アクリレートをリン酸でエステ
ル化したモノマー(以下、リン酸エステルという)を得
ることができる。リン酸エステルは、1種もしくは複数
の種類を混合して用いることができる。
【0013】また、モノマー成分としてさらにアルキル
(メタ)アクリレートを用い、上記リン酸エステルモノ
マーと共重合させたポリマーを用いることができる。ア
ルキル(メタ)アクリレートのアルキル基としては、炭
素数が2〜12のアルキル基が好ましい。さらに好まし
くは、炭素数が2〜8のアルキル基である。炭素数が1
あるいは12より大きいと、ポリマーの弾性率が高すぎ
て粘着剤が硬くなることがある。アルキル(メタ)アク
リレートのアルキル基としては、エチル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシ
ル、イソオクチル、オクチル等があげられる。これらの
アルキル(メタ)アクリレートの少なくとも1種以上を
選択して用いることができる。
(メタ)アクリレートを用い、上記リン酸エステルモノ
マーと共重合させたポリマーを用いることができる。ア
ルキル(メタ)アクリレートのアルキル基としては、炭
素数が2〜12のアルキル基が好ましい。さらに好まし
くは、炭素数が2〜8のアルキル基である。炭素数が1
あるいは12より大きいと、ポリマーの弾性率が高すぎ
て粘着剤が硬くなることがある。アルキル(メタ)アク
リレートのアルキル基としては、エチル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシ
ル、イソオクチル、オクチル等があげられる。これらの
アルキル(メタ)アクリレートの少なくとも1種以上を
選択して用いることができる。
【0014】アルキル(メタ)アクリレートを共重合の
モノマー成分として用いる場合には、上記リン酸エステ
ルとの合計量に対し50重量%以下で用いることが好ま
しい。アルキル(メタ)アクリレートが50重量%を超
えると、すなわち、上記リン酸エステルが50重量%未
満になると、水溶性が十分でなくなる。アルキル(メ
タ)アクリレートを共重合することにより、粘着性を向
上させることができ、柔軟性に優れた粘着剤組成物とす
ることができる。
モノマー成分として用いる場合には、上記リン酸エステ
ルとの合計量に対し50重量%以下で用いることが好ま
しい。アルキル(メタ)アクリレートが50重量%を超
えると、すなわち、上記リン酸エステルが50重量%未
満になると、水溶性が十分でなくなる。アルキル(メ
タ)アクリレートを共重合することにより、粘着性を向
上させることができ、柔軟性に優れた粘着剤組成物とす
ることができる。
【0015】さらに、カルボキシル基含有モノマーをモ
ノマー成分として用い、上記リン酸エステルと共重合さ
せることができる。このようなカルボキシル基含有モノ
マーを共重合させることにより、粘着剤ポリマー自体の
親水性が向上して水に対して敏感に反応するようにな
る。カルボキシル基含有モノマーの含有量は、上記リン
酸エステル及びアルキル(メタ)アクリレートの合計1
00重量部に対して0〜100重量部である。含有量が
100重量部を超えると、粘着剤が硬質化するため適当
でない。好ましくは50重量部以下である。
ノマー成分として用い、上記リン酸エステルと共重合さ
せることができる。このようなカルボキシル基含有モノ
マーを共重合させることにより、粘着剤ポリマー自体の
親水性が向上して水に対して敏感に反応するようにな
る。カルボキシル基含有モノマーの含有量は、上記リン
酸エステル及びアルキル(メタ)アクリレートの合計1
00重量部に対して0〜100重量部である。含有量が
100重量部を超えると、粘着剤が硬質化するため適当
でない。好ましくは50重量部以下である。
【0016】このようなカルボキシル基含有モノマーと
しては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、2−アクリロキ
シエチルフタル酸、2−アクリロキシプロピルフタル
酸、2−アクリロキシエチルコハク酸、2−アクリロキ
シプロピルコハク酸、β−アクリロキシプロピオン酸
(2−カルボキシエチルアクリレートあるいはβ−カル
ボキシルエチルアクリレートとも呼ばれる)、ポリカプ
ロラクトンアクリレート等があげられる。これらのカル
ボキシル基含有モノマーは1種類または複数種類を混合
して用いることができる。
しては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、2−アクリロキ
シエチルフタル酸、2−アクリロキシプロピルフタル
酸、2−アクリロキシエチルコハク酸、2−アクリロキ
シプロピルコハク酸、β−アクリロキシプロピオン酸
(2−カルボキシエチルアクリレートあるいはβ−カル
ボキシルエチルアクリレートとも呼ばれる)、ポリカプ
ロラクトンアクリレート等があげられる。これらのカル
ボキシル基含有モノマーは1種類または複数種類を混合
して用いることができる。
【0017】本発明においては、さらにポリアルキレン
グリコール(メタ)アクリレートをモノマー成分として
用い共重合させることが好ましい。リン酸エステルは高
極性で高粘度のため、他の非極性モノマーや重合開始剤
を相溶しにくく、共重合し難いが、このようなOH基を
有する反応性モノマーを含有させることにより、他の非
極性モノマーや重合開始剤を溶解あるいは分散可能とす
る。そして、親水性を調整して水溶性を向上させるとと
もに、酸性官能基による被着体への接着昂進性を抑制し
て、長時間あるいは高温度下での貼付後も、接着力が増
大せずに剥離を容易にすることができる。ポリアルキレ
ン(メタ)グリコールはリン酸エステル及びアルキル
(メタ)アクリレートを相溶させる相溶化剤としての作
用がある。リン酸エステルは非常に極性が高いため、極
性の低いアルキル(メタ)アクリレートと相溶しないこ
とがある。このときアルキレングリコール(メタ)アク
リレートが存在すると均一に相溶させることができる。
グリコール(メタ)アクリレートをモノマー成分として
用い共重合させることが好ましい。リン酸エステルは高
極性で高粘度のため、他の非極性モノマーや重合開始剤
を相溶しにくく、共重合し難いが、このようなOH基を
有する反応性モノマーを含有させることにより、他の非
極性モノマーや重合開始剤を溶解あるいは分散可能とす
る。そして、親水性を調整して水溶性を向上させるとと
もに、酸性官能基による被着体への接着昂進性を抑制し
て、長時間あるいは高温度下での貼付後も、接着力が増
大せずに剥離を容易にすることができる。ポリアルキレ
ン(メタ)グリコールはリン酸エステル及びアルキル
(メタ)アクリレートを相溶させる相溶化剤としての作
用がある。リン酸エステルは非常に極性が高いため、極
性の低いアルキル(メタ)アクリレートと相溶しないこ
とがある。このときアルキレングリコール(メタ)アク
リレートが存在すると均一に相溶させることができる。
【0018】ポリアルキレングリコール(メタ)アクリ
レートの含有量としては、上記リン酸エステル及びアル
キル(メタ)アクリレートの合計100重量部に対し
て、1〜200重量部であり、好ましくは3〜200重
量部である。1重量部未満であると重合開始剤が相溶し
ない。200重量部を超えると、粘着力が低下するので
適当でない。このようなポリアルキレングリコール(メ
タ)アクリレートとしては、ポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、ポリブチレングリコール(メタ)ア
クリレート、またはポリエチレン−ポリプロピレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレング
リコールアクリレート等があげられる。
レートの含有量としては、上記リン酸エステル及びアル
キル(メタ)アクリレートの合計100重量部に対し
て、1〜200重量部であり、好ましくは3〜200重
量部である。1重量部未満であると重合開始剤が相溶し
ない。200重量部を超えると、粘着力が低下するので
適当でない。このようなポリアルキレングリコール(メ
タ)アクリレートとしては、ポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、ポリブチレングリコール(メタ)ア
クリレート、またはポリエチレン−ポリプロピレングリ
コール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレング
リコールアクリレート等があげられる。
【0019】本発明に従う第2の実施態様では、さらに
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及び/またはヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートをモノマー成分
として用い、共重合させることが好ましい。第1の実施
態様のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート
をモノマー成分として用いるのと同じ理由である。この
ようなモノマーの含有量は、上記リン酸エステル及びア
ルキル(メタ)アクリレートの合計100重量部に対し
て、3〜300重量部であり、好ましくは3〜300重
量部である。3重量部未満であると相溶しない。300
重量部を超えると、粘着力が低下するので適当でない。
上述のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート
に比べると、より多量に共重合することができ、モノマ
ー粘度も低いので組成物モノマーの粘度を低下させるこ
とができ、均一な混合が容易になり、生産性に優れたも
のとすることができる。
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート及び/またはヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレートをモノマー成分
として用い、共重合させることが好ましい。第1の実施
態様のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート
をモノマー成分として用いるのと同じ理由である。この
ようなモノマーの含有量は、上記リン酸エステル及びア
ルキル(メタ)アクリレートの合計100重量部に対し
て、3〜300重量部であり、好ましくは3〜300重
量部である。3重量部未満であると相溶しない。300
重量部を超えると、粘着力が低下するので適当でない。
上述のポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート
に比べると、より多量に共重合することができ、モノマ
ー粘度も低いので組成物モノマーの粘度を低下させるこ
とができ、均一な混合が容易になり、生産性に優れたも
のとすることができる。
【0020】上述した本発明の粘着剤組成物に従う第1
の実施態様のモノマーの配合組成を示すと以下のように
なる。
の実施態様のモノマーの配合組成を示すと以下のように
なる。
【0021】
【表1】
【0022】また、上述した本発明に従う第2の実施態
様のモョマーの配合組成は以下のように表すことができ
る。
様のモョマーの配合組成は以下のように表すことができ
る。
【0023】
【表2】
【0024】本発明の粘着剤組成物は、上記したモノマ
ーを含む組成物に光を照射して重合するか水に分散させ
て加熱して重合し、このポリマーの酸をアルカリ性中和
剤で中和して得られる。中和されることによって、ポリ
マーのイオン化が進み、アルカリ性水溶液のみならず、
酸性水や中和性水に対しても溶解するようになる。この
アルカリ性中和剤としては、液性がアルカリ性を示すも
の、例えば、アルカリ金属水酸化物或いは酢酸塩、炭酸
塩、アンモニア、アミン化合物等があげられる。
ーを含む組成物に光を照射して重合するか水に分散させ
て加熱して重合し、このポリマーの酸をアルカリ性中和
剤で中和して得られる。中和されることによって、ポリ
マーのイオン化が進み、アルカリ性水溶液のみならず、
酸性水や中和性水に対しても溶解するようになる。この
アルカリ性中和剤としては、液性がアルカリ性を示すも
の、例えば、アルカリ金属水酸化物或いは酢酸塩、炭酸
塩、アンモニア、アミン化合物等があげられる。
【0025】具体的には、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリ
ウム、アンモニア、モノブチルアミン、モノエタノール
アミン、モルホリン及びその誘導体等があげられる。ま
た、粘着性改善のため、オキサゾリン環、ピリジン環、
ピロリドン環を有する化合物等の窒素を含む低分子量物
やジアミン、トリアミン、ジアルカノールアミン、トリ
アルカノールアミン等を用いることができる。
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリ
ウム、アンモニア、モノブチルアミン、モノエタノール
アミン、モルホリン及びその誘導体等があげられる。ま
た、粘着性改善のため、オキサゾリン環、ピリジン環、
ピロリドン環を有する化合物等の窒素を含む低分子量物
やジアミン、トリアミン、ジアルカノールアミン、トリ
アルカノールアミン等を用いることができる。
【0026】アルカリ性中和剤の配合量は、ポリマー中
の総酸素量の300モル%以下である。300モル%を
超えると得られる粘着剤の凝集性を損なう。また、中和
率は特に限定されないが全てのpHで溶解するには好ま
しくは50モル%(酸量)以上100モル%以下とする
のが通常である。しかし、使用する用途によっては、例
えばビール瓶のように冷水や冷蔵庫で冷やされるものに
あっては、冷水や結露水で簡単に剥離しない方がよいの
で、このような瓶用ラベルの粘着剤にあっては、中和率
が50モル%未満であってもよい。このような場合には
特に弱アルカリ水溶液で洗浄するとよい。
の総酸素量の300モル%以下である。300モル%を
超えると得られる粘着剤の凝集性を損なう。また、中和
率は特に限定されないが全てのpHで溶解するには好ま
しくは50モル%(酸量)以上100モル%以下とする
のが通常である。しかし、使用する用途によっては、例
えばビール瓶のように冷水や冷蔵庫で冷やされるものに
あっては、冷水や結露水で簡単に剥離しない方がよいの
で、このような瓶用ラベルの粘着剤にあっては、中和率
が50モル%未満であってもよい。このような場合には
特に弱アルカリ水溶液で洗浄するとよい。
【0027】本発明の粘着剤組成物の製造方法におい
て、光重合を行う場合には重合開始剤として光反応性ラ
ジカル発生剤が用いられる。光反応性ラジカル発生剤と
しては、例えば、4−(ヒドロキシエトキシ)フェニル
−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒド
ロキシ−α,α’−ジメチル−アセトフェノン、メトキ
シアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニル
アセトフェノン等のアセトフェノン系、ベンジルメチル
ケタール等のケタール系、ハロゲン化ケトン、アシルホ
スフィノキシド、アシルホスフォナート等があげられ
る。これらの光反応性ラジカル発生剤の添加量は、使用
するモノマー成分の反応性を考慮して適宜調整される。
て、光重合を行う場合には重合開始剤として光反応性ラ
ジカル発生剤が用いられる。光反応性ラジカル発生剤と
しては、例えば、4−(ヒドロキシエトキシ)フェニル
−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒド
ロキシ−α,α’−ジメチル−アセトフェノン、メトキ
シアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニル
アセトフェノン等のアセトフェノン系、ベンジルメチル
ケタール等のケタール系、ハロゲン化ケトン、アシルホ
スフィノキシド、アシルホスフォナート等があげられ
る。これらの光反応性ラジカル発生剤の添加量は、使用
するモノマー成分の反応性を考慮して適宜調整される。
【0028】さらに、得られる粘着剤組成物に適度の凝
集力を付与するために、架橋剤を用いてもよい。この架
橋剤としては、共重合性の多官能性モノマー或いはオリ
ゴマーが好適に用いられる。
集力を付与するために、架橋剤を用いてもよい。この架
橋剤としては、共重合性の多官能性モノマー或いはオリ
ゴマーが好適に用いられる。
【0029】共重合型の架橋剤としては、例えば、ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリエチレン
グリコール)ジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリストールヘキサ
(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエ
ステルアクリレート、ウレタンアクリレート等があげら
れる。また、熱硬化型の架橋剤としては、例えば、イソ
シアネート系、エポキシ系、アミン系、アジリジン系、
金属酸化物系、金属錯体等があげられる。
サンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリエチレン
グリコール)ジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリストールヘキサ
(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエ
ステルアクリレート、ウレタンアクリレート等があげら
れる。また、熱硬化型の架橋剤としては、例えば、イソ
シアネート系、エポキシ系、アミン系、アジリジン系、
金属酸化物系、金属錯体等があげられる。
【0030】これらの架橋剤は、一般に重合性モノマー
100重量部に対して5重量部以下が配合される。この
架橋剤によって、分子中に橋架け構造が形成され、ポリ
マ−の凝集性が向上し、耐熱性の高い粘着剤が得られ
る。架橋剤の配合量を5重量部を超えるような多量であ
ると架橋度が高くなり過ぎ、水に溶けにくくなる傾向が
あるので、凝集性と水溶性とのバランスを配慮して架橋
する必要がある。
100重量部に対して5重量部以下が配合される。この
架橋剤によって、分子中に橋架け構造が形成され、ポリ
マ−の凝集性が向上し、耐熱性の高い粘着剤が得られ
る。架橋剤の配合量を5重量部を超えるような多量であ
ると架橋度が高くなり過ぎ、水に溶けにくくなる傾向が
あるので、凝集性と水溶性とのバランスを配慮して架橋
する必要がある。
【0031】光重合を行う場合には、モノマー含有組成
物をフィルムもしくはシートに塗工し、この塗工物に光
を照射して重合する方法が好適に採用される。この時に
用いられるフィルムもしくはシートとしては、離型処理
を施したポリエステル等のフィルムもしくはシートや逆
に粘着剤との密着性が向上するような下塗り剤を塗工し
たフィルム、シートなどがあげられる。後者の場合には
フィルムもしくはシートと重合した粘着剤組成物とが一
体となって、粘着テープが得られる。
物をフィルムもしくはシートに塗工し、この塗工物に光
を照射して重合する方法が好適に採用される。この時に
用いられるフィルムもしくはシートとしては、離型処理
を施したポリエステル等のフィルムもしくはシートや逆
に粘着剤との密着性が向上するような下塗り剤を塗工し
たフィルム、シートなどがあげられる。後者の場合には
フィルムもしくはシートと重合した粘着剤組成物とが一
体となって、粘着テープが得られる。
【0032】上記フィルムもしくはシートとしては、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリサルホン等のプラスチックフ
ィルムもしくはシート、不織布、クレープ紙、和紙、ク
ラフト紙、上質紙等の紙材、紙材にプラスチックコート
したラミネート紙材、アルミニウム箔、銅箔等があげら
れる。
リエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリサルホン等のプラスチックフ
ィルムもしくはシート、不織布、クレープ紙、和紙、ク
ラフト紙、上質紙等の紙材、紙材にプラスチックコート
したラミネート紙材、アルミニウム箔、銅箔等があげら
れる。
【0033】このフィルムもしくはシートとして、塗工
する重合性組成物が極度に含浸し易い不織布や紙のよう
なものを用いる場合には、その裏面に非透水性プラスチ
ックを被覆するとよい。また、粘着剤との密着性が十分
でない支持体、例えば、ポリエステルフィルムもしくは
シートに対しては、コロナ放電処理、プライマー塗工処
理等の表面処理を施すことが好ましい。また、重合性組
成物の塗工方法としては、特に制限がなく、例えば、ロ
ールコート、グラビアコート、メイヤーバーコート等の
方法があげられる。
する重合性組成物が極度に含浸し易い不織布や紙のよう
なものを用いる場合には、その裏面に非透水性プラスチ
ックを被覆するとよい。また、粘着剤との密着性が十分
でない支持体、例えば、ポリエステルフィルムもしくは
シートに対しては、コロナ放電処理、プライマー塗工処
理等の表面処理を施すことが好ましい。また、重合性組
成物の塗工方法としては、特に制限がなく、例えば、ロ
ールコート、グラビアコート、メイヤーバーコート等の
方法があげられる。
【0034】上記方法において、光の照射は、光波長4
00nm以下に発光分布を有するランプによって行われ
るのが好ましい。このようなランプとしては、低圧水銀
灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカル
ランプ、ブラックライトランプ、マイクロウェーブ励起
水銀灯、メタルハライドランプ等があげられる。超高圧
水銀灯は、光反応性ラジカル発生剤の活性波長領域の光
をよく吸収し、得られるポリマーの粘弾性的性質を低下
させないので特に好ましい。波長分布がシャープで短波
長の光が含まれず、分子同士の架橋が起きないからであ
る。また、長波長の光も含まれないので反応組成物を加
熱蒸発させない。
00nm以下に発光分布を有するランプによって行われ
るのが好ましい。このようなランプとしては、低圧水銀
灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ケミカル
ランプ、ブラックライトランプ、マイクロウェーブ励起
水銀灯、メタルハライドランプ等があげられる。超高圧
水銀灯は、光反応性ラジカル発生剤の活性波長領域の光
をよく吸収し、得られるポリマーの粘弾性的性質を低下
させないので特に好ましい。波長分布がシャープで短波
長の光が含まれず、分子同士の架橋が起きないからであ
る。また、長波長の光も含まれないので反応組成物を加
熱蒸発させない。
【0035】これらのランプの光照射強度は、得られる
ポリマーの分子量によって決められる。一般には、通常
のアセトフェノン基を有する解裂型の光反応性ラジカル
発生剤を用いたとき、その範囲は0.1〜100mw/
cm2 が好ましい。
ポリマーの分子量によって決められる。一般には、通常
のアセトフェノン基を有する解裂型の光反応性ラジカル
発生剤を用いたとき、その範囲は0.1〜100mw/
cm2 が好ましい。
【0036】なお、光照射して重合する際、酸素は重合
阻害因子となる。従って、モノマー含有組成物を塗工す
る際、充分に窒素置換がされていることが必要であり、
また、光照射部分のモノマー中には酸素が溶解していな
いことが求められる。そのためには、光照射ゾーンを窒
素で置換するという、いわゆるイナート雰囲気とするこ
とが好ましい。イナートゾーンの酸素濃度は5000p
pm以下とすることが好ましい。5000ppmを超え
ると酸素が成長ラジカルをトラップするためコンバーシ
ョンが進まなくなるためである。より好ましくは100
0ppm以下である。また、塗工物上に離型処理を施し
たポリエステルフィルム(PETフィルム)等の光透過
性フィルムで被覆して酸素を遮断する、いわゆるPET
カバー法を用いることが推奨される。光透過性フィルム
としては高密度ポリエチレンフィルムを用いることもで
きる。
阻害因子となる。従って、モノマー含有組成物を塗工す
る際、充分に窒素置換がされていることが必要であり、
また、光照射部分のモノマー中には酸素が溶解していな
いことが求められる。そのためには、光照射ゾーンを窒
素で置換するという、いわゆるイナート雰囲気とするこ
とが好ましい。イナートゾーンの酸素濃度は5000p
pm以下とすることが好ましい。5000ppmを超え
ると酸素が成長ラジカルをトラップするためコンバーシ
ョンが進まなくなるためである。より好ましくは100
0ppm以下である。また、塗工物上に離型処理を施し
たポリエステルフィルム(PETフィルム)等の光透過
性フィルムで被覆して酸素を遮断する、いわゆるPET
カバー法を用いることが推奨される。光透過性フィルム
としては高密度ポリエチレンフィルムを用いることもで
きる。
【0037】本発明の粘着剤組成物の製造方法におい
て、エマルジョン重合を行う場合には反応性界面活性剤
及び熱反応性ラジカル発生剤が用いられる。そして、こ
のエマルジョン重合法による場合に、ポリアルキレング
リコール(メタ)アクリレートまたはヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート及び/もしくはヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートを添加することができる。前者
の場合には、リン酸エステル及びアルキル(メタ)アク
リレートの合計100重量部に対して、0〜200重量
部であり、後者の場合は0〜300重量部である。これ
以上の量を添加すると粘着力が低下するので適当でな
い。
て、エマルジョン重合を行う場合には反応性界面活性剤
及び熱反応性ラジカル発生剤が用いられる。そして、こ
のエマルジョン重合法による場合に、ポリアルキレング
リコール(メタ)アクリレートまたはヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート及び/もしくはヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートを添加することができる。前者
の場合には、リン酸エステル及びアルキル(メタ)アク
リレートの合計100重量部に対して、0〜200重量
部であり、後者の場合は0〜300重量部である。これ
以上の量を添加すると粘着力が低下するので適当でな
い。
【0038】反応性界面活性剤としては、分子内に2重
結合を有する乳化剤であって、例えば、ポリオキシエチ
レン−プロペニルアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレン−プロペニルアルキルフェニルエーテル硫酸
塩等があげられる。これらの反応性界面活性剤は1種類
または複数種類を混合して用いることができる。
結合を有する乳化剤であって、例えば、ポリオキシエチ
レン−プロペニルアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレン−プロペニルアルキルフェニルエーテル硫酸
塩等があげられる。これらの反応性界面活性剤は1種類
または複数種類を混合して用いることができる。
【0039】反応性界面活性剤の添加量としては、一般
に重合性モノマー100重量部に対して1〜50重量部
が配合される。1重量部未満であると相溶化性能が不十
分でモノマーが均一に相溶しないことがあり、また、5
0重量部を超えると、粘着力が失われるためである。
に重合性モノマー100重量部に対して1〜50重量部
が配合される。1重量部未満であると相溶化性能が不十
分でモノマーが均一に相溶しないことがあり、また、5
0重量部を超えると、粘着力が失われるためである。
【0040】また、熱反応性ラジカル発生剤は光反応性
ラジカル発生剤として用いられるものであり、例えば、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸カリ
ウム、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオ
キシド等があげられる。
ラジカル発生剤として用いられるものであり、例えば、
ペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸カリ
ウム、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオ
キシド等があげられる。
【0041】ところで、モノマー組成は反応性界面活性
剤と攪拌されて均一に混合され、イオン交換水に滴下し
てエマルジョンとされる。これは金属イオン等が存在す
るとエマルジョンの安定性が悪くなるからである。さら
に、モノマーを一度少量の水に懸濁させてエマルジョン
を形成させ、その後重合温度に昇温させた水中に滴下し
ていくと、ラジカル発生がモノマーに対して均一になる
ため、分子量分布のシャープなポリマーが得られる。ま
た、必要に応じて分子量を調節するために連鎖移動剤を
配合することもできる。連鎖移動剤としては、例えば、
ラウリルメルカプタン等のアルキルメルカプタンがあげ
られる。
剤と攪拌されて均一に混合され、イオン交換水に滴下し
てエマルジョンとされる。これは金属イオン等が存在す
るとエマルジョンの安定性が悪くなるからである。さら
に、モノマーを一度少量の水に懸濁させてエマルジョン
を形成させ、その後重合温度に昇温させた水中に滴下し
ていくと、ラジカル発生がモノマーに対して均一になる
ため、分子量分布のシャープなポリマーが得られる。ま
た、必要に応じて分子量を調節するために連鎖移動剤を
配合することもできる。連鎖移動剤としては、例えば、
ラウリルメルカプタン等のアルキルメルカプタンがあげ
られる。
【0042】重合開始前には、溶存酸素を充分に排除す
る必要がある。これは、酸素がラジカルトラッパーとし
て働き、重合を阻害するからである。したがって、モノ
マーは窒素等の不活性ガスで充分置換されていることが
推奨される。必要により懸濁水も不活性ガスで置換す
る。さらに、得られる粘着剤組成物に適度の凝集力を付
与するために、架橋剤を用いてもよい。この架橋剤とし
ては、光重合方法において用いられるものと同様であ
る。
る必要がある。これは、酸素がラジカルトラッパーとし
て働き、重合を阻害するからである。したがって、モノ
マーは窒素等の不活性ガスで充分置換されていることが
推奨される。必要により懸濁水も不活性ガスで置換す
る。さらに、得られる粘着剤組成物に適度の凝集力を付
与するために、架橋剤を用いてもよい。この架橋剤とし
ては、光重合方法において用いられるものと同様であ
る。
【0043】本発明の粘着剤組成物中には、架橋剤、可
塑剤、粘着性付与剤、酸化防止剤、安定剤、着色剤、消
泡剤、発泡剤、剥離性付与剤等を上記のアルカリ水溶性
を損なわない範囲で配合することができる。
塑剤、粘着性付与剤、酸化防止剤、安定剤、着色剤、消
泡剤、発泡剤、剥離性付与剤等を上記のアルカリ水溶性
を損なわない範囲で配合することができる。
【0044】
【作用】本発明の粘着剤組成物は、末端OH基を有する
(メタ)アクリレート−リン酸エステルを必須のモノマ
ー成分とするポリマーを含み、このポリマーがアルカリ
性中和剤により中和されているので、いずれの液性の水
にも溶解し、水によって洗浄され得る粘着剤としてい
る。
(メタ)アクリレート−リン酸エステルを必須のモノマ
ー成分とするポリマーを含み、このポリマーがアルカリ
性中和剤により中和されているので、いずれの液性の水
にも溶解し、水によって洗浄され得る粘着剤としてい
る。
【0045】本発明の粘着剤組成物の製造方法において
は、いずれも末端OH基を有する(メタ)アクリレート
−リン酸エステルを含む重合性組成物にアルカリ性中和
剤が添加されて重合されるものであるので、重合と同時
にポリマーの酸がアルカリ性中和剤で中和され、ポリマ
ーのイオン化が進み、酸・中和性水のいずれの液性に対
しても溶解する粘着剤組成物が得られる。
は、いずれも末端OH基を有する(メタ)アクリレート
−リン酸エステルを含む重合性組成物にアルカリ性中和
剤が添加されて重合されるものであるので、重合と同時
にポリマーの酸がアルカリ性中和剤で中和され、ポリマ
ーのイオン化が進み、酸・中和性水のいずれの液性に対
しても溶解する粘着剤組成物が得られる。
【0046】
(実施例1〜5、比較例1〜2)表3に示すモノマー組
成に、光反応性ラジカル発生剤のダロキュア1173
(チバガイギー社製、α−ヒドロキシ−α,α−ジメチ
ルアセトフェノン)及びアルカリ性中和剤のトリエタノ
ールアミンを配合した後、充分攪拌混合した。光反応性
ラジカル発生剤が充分均一に混合されたところで、組成
混合物に20分間連続的に窒素を吹き込み溶存酸素をパ
ージした。次いで、この混合物を、離型処理を施したポ
リエステルフィルム(離型処理PET)、または表面濡
れ張力が54dyne/cmとなるようコロナ放電処理
を施したポリエステルフィルム(コロナ処理PET)に
厚さ100μmになるように塗工した。窒素雰囲気下に
おいて、この塗工物に紫外線を照射して共重合させた。
この紫外線照射は超高圧水銀灯にて波長200nm、強
度15mW/cm2 の紫外線を3分間照射することによ
って行った。離型処理PET上に塗布した試料を用い、
下記の水溶性の試験を行った。またコロナ処理PET上
に塗布した試料を用い、下記の粘着性・剥離性の試験を
行った。
成に、光反応性ラジカル発生剤のダロキュア1173
(チバガイギー社製、α−ヒドロキシ−α,α−ジメチ
ルアセトフェノン)及びアルカリ性中和剤のトリエタノ
ールアミンを配合した後、充分攪拌混合した。光反応性
ラジカル発生剤が充分均一に混合されたところで、組成
混合物に20分間連続的に窒素を吹き込み溶存酸素をパ
ージした。次いで、この混合物を、離型処理を施したポ
リエステルフィルム(離型処理PET)、または表面濡
れ張力が54dyne/cmとなるようコロナ放電処理
を施したポリエステルフィルム(コロナ処理PET)に
厚さ100μmになるように塗工した。窒素雰囲気下に
おいて、この塗工物に紫外線を照射して共重合させた。
この紫外線照射は超高圧水銀灯にて波長200nm、強
度15mW/cm2 の紫外線を3分間照射することによ
って行った。離型処理PET上に塗布した試料を用い、
下記の水溶性の試験を行った。またコロナ処理PET上
に塗布した試料を用い、下記の粘着性・剥離性の試験を
行った。
【0047】
【表3】
【0048】表3に示すリン酸エステル1はいずれも共
栄社油脂社製である。
栄社油脂社製である。
【0049】評価方法 1.水溶性(減少率) 表4に示す各液性の水溶液を用いて、離型PETに塗布
した試料を浸漬し、1時間後の重量減少率を測定した。
重量減少率100%は、完全に粘着剤層が溶解したこと
を示す。結果を表5に示す。
した試料を浸漬し、1時間後の重量減少率を測定した。
重量減少率100%は、完全に粘着剤層が溶解したこと
を示す。結果を表5に示す。
【0050】
【表4】
【0051】2.剥離性 図1に示すようなガラス板及びステンレス板1に、上記
のコロナPETに塗布した試料フィルム2(幅15m
m)を圧着し(2kgのゴムローラーを300mm/分
の速さ)、室温(23℃、65%RH)で1週間放置し
た後、これを手で剥がして粘着剤の剥がれを観察した。
この結果を表5に示す。
のコロナPETに塗布した試料フィルム2(幅15m
m)を圧着し(2kgのゴムローラーを300mm/分
の速さ)、室温(23℃、65%RH)で1週間放置し
た後、これを手で剥がして粘着剤の剥がれを観察した。
この結果を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】表5から明らかなように、実施例1〜5の
粘着剤は、いずれの液性の水にも溶解する。これに対し
て、比較例1の粘着剤は全く水溶性を示さず、比較例2
の粘着剤は水溶性であるが再剥離性がない。
粘着剤は、いずれの液性の水にも溶解する。これに対し
て、比較例1の粘着剤は全く水溶性を示さず、比較例2
の粘着剤は水溶性であるが再剥離性がない。
【0054】(実施例6〜8)表6に示すモノマー組成
に、界面活性剤のアクロンRM−20又はアクロンHS
−10(いずれも第一製薬工業社製)及びアルカリ性中
和剤を配合した後、充分に攪拌混合した。この組成混合
物に40分間連続的に窒素を吹き込み溶存酸素をパージ
した。次いで、この混合物をイオン交換水200重量部
に懸濁させた。この懸濁液を、窒素雰囲気下で80℃に
加熱し、水溶性の熱反応性ラジカル発生剤としてペルオ
キソ二硫酸アンモニウムを1時間おきに0.02重量部
ずつ3回添加して共重合した。また、下記の水溶性(減
少率)、粘着力の試験を行った。この時の重合率、重合
性、水溶性(減少率)、粘着力の結果を表7に示す。
に、界面活性剤のアクロンRM−20又はアクロンHS
−10(いずれも第一製薬工業社製)及びアルカリ性中
和剤を配合した後、充分に攪拌混合した。この組成混合
物に40分間連続的に窒素を吹き込み溶存酸素をパージ
した。次いで、この混合物をイオン交換水200重量部
に懸濁させた。この懸濁液を、窒素雰囲気下で80℃に
加熱し、水溶性の熱反応性ラジカル発生剤としてペルオ
キソ二硫酸アンモニウムを1時間おきに0.02重量部
ずつ3回添加して共重合した。また、下記の水溶性(減
少率)、粘着力の試験を行った。この時の重合率、重合
性、水溶性(減少率)、粘着力の結果を表7に示す。
【0055】(比較例3)表6に示すモノマー組成に、
アルカリ性中和剤を配合した後、充分に攪拌混合した。
この組成混合物を酢酸エチル100重量部に溶解させ
て、40分間連続的に窒素を吹き込み溶存酸素をパージ
した。次いで、この溶液を、80℃に昇温して熱反応性
ラジカル発生剤としてアゾビスイソブチロニトリルを添
加して共重合した。得られた粘着剤組成物について、実
施例6〜8と同様の試験を行った。この時の結果を表7
に示す。
アルカリ性中和剤を配合した後、充分に攪拌混合した。
この組成混合物を酢酸エチル100重量部に溶解させ
て、40分間連続的に窒素を吹き込み溶存酸素をパージ
した。次いで、この溶液を、80℃に昇温して熱反応性
ラジカル発生剤としてアゾビスイソブチロニトリルを添
加して共重合した。得られた粘着剤組成物について、実
施例6〜8と同様の試験を行った。この時の結果を表7
に示す。
【0056】(比較例4)酢酸エチルに表6に示すモノ
マー組成物を50重量%になるように溶解させ、アルカ
リ性中和剤を配合した後、20分間連続的に窒素を吹き
込み、60℃に昇温させた。これにアゾビスイソブチロ
ニトリルを0.03重量部添加して重合を開始したとこ
ろ、2時間で白化し(重合率35%)、満足できる粘着
剤組成物が得られなかった。この時の結果を表7に示
す。
マー組成物を50重量%になるように溶解させ、アルカ
リ性中和剤を配合した後、20分間連続的に窒素を吹き
込み、60℃に昇温させた。これにアゾビスイソブチロ
ニトリルを0.03重量部添加して重合を開始したとこ
ろ、2時間で白化し(重合率35%)、満足できる粘着
剤組成物が得られなかった。この時の結果を表7に示
す。
【0057】
【表6】
【0058】表6に示すリン酸エステルはいずれも共栄
社油脂社製である。
社油脂社製である。
【0059】評価方法 1.重合性 重合率を測定するとともにゲル化、相分離等の重合異常
がないかどうか観察した。 2.水溶性(減少率) 各粘着剤組成物を、表4に示す各液性の水溶液に1時間
浸漬した後の重量の減少率を測定した。減少率が高い程
溶解性が高く、減少率100%は完全に粘着剤が溶解し
たことを示す。 3.粘着性 各粘着剤組成物を、塗工面に表面濡れ張力が54dyn
e/cmとなるようコロナ放電処理を施したポリエステ
ルフィルム(厚さ38μm)に厚さ50μmになるよう
に塗工して粘着テープを得た。この粘着テープをステン
レス板に貼着し、JIS Z0237に準拠して粘着力
(180度引き剥がし法)を測定した。
がないかどうか観察した。 2.水溶性(減少率) 各粘着剤組成物を、表4に示す各液性の水溶液に1時間
浸漬した後の重量の減少率を測定した。減少率が高い程
溶解性が高く、減少率100%は完全に粘着剤が溶解し
たことを示す。 3.粘着性 各粘着剤組成物を、塗工面に表面濡れ張力が54dyn
e/cmとなるようコロナ放電処理を施したポリエステ
ルフィルム(厚さ38μm)に厚さ50μmになるよう
に塗工して粘着テープを得た。この粘着テープをステン
レス板に貼着し、JIS Z0237に準拠して粘着力
(180度引き剥がし法)を測定した。
【0060】
【表7】
【0061】表7から明らかなように、実施例6〜8に
おいては重合性がよく、得られた粘着剤は、良好な粘着
力を有し、いずれの液性の水にも溶解する。これに対し
て、比較例3〜4においては、重合性が悪く、所望の粘
着剤組成物を得ることができなかった。
おいては重合性がよく、得られた粘着剤は、良好な粘着
力を有し、いずれの液性の水にも溶解する。これに対し
て、比較例3〜4においては、重合性が悪く、所望の粘
着剤組成物を得ることができなかった。
【0062】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、以上述べたと
おり、酸・中和性水のいずれの液性の水にも溶解し、水
によって洗浄され得るので、水溶液によって粘着剤が溶
解または膨潤して剥離することができるマスキングテー
プ及びラベル等の粘着剤として好適に用いることができ
る。
おり、酸・中和性水のいずれの液性の水にも溶解し、水
によって洗浄され得るので、水溶液によって粘着剤が溶
解または膨潤して剥離することができるマスキングテー
プ及びラベル等の粘着剤として好適に用いることができ
る。
【0063】本発明の粘着剤組成物の製造方法において
は、いずれもモノマーの重合と同時にポリマーの酸がア
ルカリ性中和剤で中和され、ポリマーのイオン化が進
み、酸・中和性水のいずれの液性に対しても溶解する粘
着剤組成物が得られる。
は、いずれもモノマーの重合と同時にポリマーの酸がア
ルカリ性中和剤で中和され、ポリマーのイオン化が進
み、酸・中和性水のいずれの液性に対しても溶解する粘
着剤組成物が得られる。
【0064】
【図1】本発明の実施例において剥離性の試験に用いた
ガラス板またはステンレス板を示す平面図である。
ガラス板またはステンレス板を示す平面図である。
1 ステンレス板 2 粘着剤フィルム
Claims (3)
- 【請求項1】 末端OH基を有する(メタ)アクリレー
トをリン酸でエステル化したモノマーを必須のモノマー
成分とすたポリマーを含む粘着剤組成物であって、上記
ポリマーがアルカリ性中和剤によって中和されているこ
とを特徴とする水溶性粘着剤組成物。 - 【請求項2】 末端OH基を有する(メタ)アクリレー
トをリン酸でエステル化したモノマーをポリアルキレン
グリコール(メタ)アクリレート及びアルカリ性中和剤
に溶解もしくは懸濁し、この溶液もしくは懸濁液を光反
応性ラジカル発生剤の存在下で光を照射して重合するこ
とを特徴とする水溶性粘着剤組成物の製造方法。 - 【請求項3】 末端OH基を有する(メタ)アクリレー
トをリン酸でエステル化したモノマーを含む重合性組成
物をアルカリ性中和剤に溶解もしくは懸濁し、反応性界
面活性剤及び熱反応性ラジカル発生剤の存在下で水に分
散させて加熱して重合することを特徴とする水溶性粘着
剤組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33305093A JPH07188632A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 水溶性粘着剤組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33305093A JPH07188632A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 水溶性粘着剤組成物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07188632A true JPH07188632A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18261713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33305093A Pending JPH07188632A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 水溶性粘着剤組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07188632A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010150430A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Lintec Corp | 感圧接着剤組成物、感圧接着剤層及び感圧接着性積層体 |
| JP2010150429A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Lintec Corp | 感圧接着剤組成物、感圧接着剤層及び感圧接着性積層体 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33305093A patent/JPH07188632A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010150430A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Lintec Corp | 感圧接着剤組成物、感圧接着剤層及び感圧接着性積層体 |
| JP2010150429A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Lintec Corp | 感圧接着剤組成物、感圧接着剤層及び感圧接着性積層体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5229447A (en) | Alkali soluble pressure sensitive adhesive compositions | |
| EP1375617A1 (en) | Radiation-curable, solvent-free and printable precursor of a pressure-sensitive adhesive | |
| JP4686862B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物及び粘着シート | |
| JPH07504926A (ja) | 放射線架橋型エラストマー | |
| KR20070007974A (ko) | 아크릴 폴리머 조성물, 아크릴 압력 민감성 접착테이프 및그의 제조방법 | |
| JP2013527860A (ja) | 転換可能接着剤 | |
| WO2004000962A1 (en) | Radiation-curable, solvent-free and printable precursor of an adhesive | |
| JP2010163518A (ja) | 粘着剤、粘着剤を用いた粘着シート、粘着シートを用いたガラス部品の製造方法 | |
| JP2002241709A (ja) | アクリル系粘着剤組成物及び該組成物を用いた粘着テープの製造方法 | |
| CN101855310B (zh) | 活性能量射线固化型压敏粘合涂膜形成用组合物及使用该组合物的剥离性粘合加工纸 | |
| JP2001261746A (ja) | 潜在的親水性樹脂及び該樹脂を含む組成物 | |
| CN108026291A (zh) | 包含可裂解交联剂的图案化膜制品和方法 | |
| JP3797628B2 (ja) | 感圧接着剤及びその接着シート | |
| JP2730826B2 (ja) | 電子材料分野におけるめっきマスキングテープに用いるアルカリ水溶性粘着剤及び電子材料分野におけるめっきマスキングテープ | |
| JPH07188632A (ja) | 水溶性粘着剤組成物及びその製造方法 | |
| JP5002777B2 (ja) | アクリル系粘着テープの製法およびアクリル系粘着テープ | |
| JPH03292379A (ja) | 感圧性接着テープもしくはシート | |
| JPH0770532A (ja) | アルカリ水溶性粘着剤組成物及びその製造方法 | |
| JP4438134B2 (ja) | 接着剤組成物及び接着性シート | |
| JPH07233356A (ja) | 水溶性粘着テープの製造方法 | |
| JP2005023114A (ja) | 感圧型両面接着テープ又はシート | |
| JPH10306267A (ja) | 自着性シート | |
| JPH0625625A (ja) | 両面テープの製造方法 | |
| JP4822034B2 (ja) | 光学部材用粘着シートの製造方法 | |
| JP3510722B2 (ja) | 粘弾性シートの製造方法 |