JPH0719359U - 溶融めっき浴中ロールの振動抑制装置 - Google Patents
溶融めっき浴中ロールの振動抑制装置Info
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- JPH0719359U JPH0719359U JP4959193U JP4959193U JPH0719359U JP H0719359 U JPH0719359 U JP H0719359U JP 4959193 U JP4959193 U JP 4959193U JP 4959193 U JP4959193 U JP 4959193U JP H0719359 U JPH0719359 U JP H0719359U
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融めっき浴外の回転駆動モータに連結され
て回転駆動するめっき浴中のロールは、駆動系に起因し
た周速度の脈動による回転振動が生じ易い。この回転振
動(めっき浴から導出されるめっき鋼帯Sのバタツキ振
動の発生とそれによるめっき目付け量の不均一化の原因
となる)を防止する。 【構成】 アーム51を、ロール支持体20に水平ピン
52を介して回動自在に固定し、水平ピン52を支点と
して垂直面内で回動する槓杆を形成し、アームの先端部
511 を、浴中ロール10の軸部12に当接させ、下向
きの押圧力を作用させてロール10の回転振動を抑制す
る。ロール軸部12に対する押圧力は、アーム51の回
動操作により調節される。アームの基端部512 は、ア
ーム51を任意の回動角度位置に固定するアーム固定装
置54を有している。
て回転駆動するめっき浴中のロールは、駆動系に起因し
た周速度の脈動による回転振動が生じ易い。この回転振
動(めっき浴から導出されるめっき鋼帯Sのバタツキ振
動の発生とそれによるめっき目付け量の不均一化の原因
となる)を防止する。 【構成】 アーム51を、ロール支持体20に水平ピン
52を介して回動自在に固定し、水平ピン52を支点と
して垂直面内で回動する槓杆を形成し、アームの先端部
511 を、浴中ロール10の軸部12に当接させ、下向
きの押圧力を作用させてロール10の回転振動を抑制す
る。ロール軸部12に対する押圧力は、アーム51の回
動操作により調節される。アームの基端部512 は、ア
ーム51を任意の回動角度位置に固定するアーム固定装
置54を有している。
Description
【0001】
本考案は、連続溶融めっきラインにおいてめっき浴中に浸漬配置され、浴外の 回転駆動系に連結された浴中ロールについて、その駆動系に起因するロールの振 動を抑制する装置に関する。
【0002】
連続溶融めっきラインでは、図5に示すように、被めっき鋼帯Sは、めっき浴 Mの上方から斜降して浴中に導入され、浴中のシンクロールRsに沿って上方に 向きを変え、サポートロール10,10を通過して浴上に導出される。浴の直上 にはガスワイピング装置Gwが設置されており、鋼帯Sはそのノズルから噴射さ れる加圧ガス流の吹拭作用により鋼帯表面のめっき金属付着量を制御されて次工 程へ移送される。 めっき浴中のサポートロール10,10は、鋼帯Sを両面から押圧して鋼帯の 反り変形を矯正すると共に、鋼帯Sを所定のパスラインに一致させて浴上に導出 させる役割を有している。20は、サポートロール10,10の支持体であり、 先端部201 は浴中に浸漬され、基端部202 は浴外に位置して空間に固定され ている。サポートロール10,10は、それぞれ左右の軸部12を軸受13に包 囲され、軸受13を介してロール支持体20の先端部201 (ロール軸担持部) に保持されている。
【0003】 上記サポートロール10,10は、図6に示すように、シンクロールRS (無 駆動ロールである)と異なって、回転駆動装置30,30を有している。回転駆 動装置30を必要とするのは、これらのロールがシンクロールRS と異なり径の 小さいロールであり且つその胴部表面に接触する鋼帯Sの巻き付け角度が小さい ため、鋼帯との接触界面の摩擦力だけでは、鋼帯の走行に一致する安定な回転運 動を行わせることが困難である(その回転不調により鋼帯がスリップすると、鋼 帯表面のめっき層に疵が付く)からである。 その回転駆動装置30は、浴外の駆動モータ31、減速機32、ユニバーサル ジョイント33、スピンドルシャフト34等からなり、浴外の回転駆動系と、浴 中ロール10との間は、ユニバーサルジョイント33と、ロール軸部端面のクロ スピン式カップリング35との間に傾斜配置されたスピンドルシャフト34を介 して連結されている。
【0004】
上記のように回転駆動装置30の駆動モータ31の回転駆動力を浴中ロール1 0に伝達するスピンドルシャフト34は、浴上から浴中にかけて傾斜姿勢をなし ているため、ロール10への速度伝達は等速度伝達とならず、ロールの角速度に 脈動が生じる。この角速度の脈動によりサポートロールに振動を生じ、その回転 振動は、めっき浴立ち上がり部の鋼帯Sにバタツキ(板面に垂直方向の波打ち振 動)を生じる原因となる。鋼帯Sにバタツキが発生すると、ガスワイピング装置 Gwを通過する際の鋼帯表面とガスワイピング装置のノズル先端との間の水平距 離が周期的に遠近変動する(その遠近変動は鋼帯表面に加わる加圧ガス流の吹拭 作用の強弱の周期変動となる)ため、鋼帯表面のめっき付着量が変化し、めっき 品質が損なわれる。鋼帯のバタツキが大きく、ガスワイピング装置のノズル先端 に鋼帯表面が接触するような場合には、接触に伴う擦疵を生じるほか、ノズル先 端にめっき金属が付着しノズル詰まり等のトラブルを生じる原因ともなる。
【0005】 その対策として、ロールと駆動モータとの間に、特定方向のみに駆動負荷を伝 達する一方向クラッチと流体継手またはトルクコンバータ等の流体伝動装置を設 け、ロールがライン速度(鋼帯走行速度)に同期した回転運動状態では一方向ク ラッチを空転させ、駆動モータとの間の脈動が生じてライン速度と不一致の回転 状態となった時は一方向クラッチによる駆動負荷の伝達を行わせることにより、 ロールの角速度の脈動と鋼帯のバタツキを防止するようにした装置が提案されて いる(特開平5−70919号公報等)。 しかし、このような流体伝動装置を組み込んで浴中ロールの負荷変動を吸収・ 調整する方法は、設備費用が高くつき、また浴中ロールの負荷変動を生じた時に 負荷の調整を施す間のロール回転が不安定となるという難点がある。 そこで、本考案は、比較的安価で、簡単な操作によりロールの回転振動を効果 的に抑制することができる振動抑制装置を提供しようとするものである。
【0006】
本考案は、先端のロール軸担持部201 をめっき浴中に浸漬して空間に固定さ れたロール支持体20の該ロール軸担持部201 に軸受13を介して担持され、 かつ浴外から浴中に傾斜配置されたスピンドルシャフトを介して回転駆動モータ に連結されている、連続溶融めっきラインの浴中ロール10の回転振動防止装置 であって、 基端部512 は浴外に位置し、先端部511 は浴中ロール10の軸部12の上 面に達するアーム51を、水平ピン52を介して前記ロール支持体20に回動自 在に固定し、水平ピン52を支点とする回動操作により、アーム先端部511 を 浴中ロールの軸部12に当接させ下向きの押圧力を作用させる槓杆を形成し、ア ームの基端部512 には、アーム51を任意の回動角度位置に固定するアーム固 定装置54を有することを特徴としている。
【0007】
アーム51を、水平ピン52を支点として回動させ、その先端部511 (ロー ル軸押え部)をロール軸部12に押し当て、更に下向きの押圧力を加えることに より、ロールの回転振動はその押圧力で抑制される。振動抑制に必要なロール軸 部12に対する押圧力は、アーム51の回動角度の調整により任意に制御でき、 その回動角度位置でアーム51の基端部512 を固定することにより、ロール軸 部12に対する押圧力はライン運転中、安定に維持される。 ロール軸部12の軸径の変化等に対しても、アーム51の簡単な回動操作によ り、軸径の大小等に関係なく、ロールの回転振動の抑制に必要な押圧力を作用さ せることができる。
【0008】
【実施例】 以下、本考案について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の実施例を示す正面図、図2は、図1のロール軸部を鋼帯の表 面側から見た図である。図3は、各ロールの左右の軸部に対するアーム51の配 置状態を示した平面図である。各図中、ロール振動抑制装置50が配設されてい る点を除く他の構成は、前記図5および図6に示した従来のそれと異ならず、図 5および図6における部材と同一の部材には同じ符号を付している。 図1に示すように、アーム51は、各ロール10の左右の軸部12を担持する ロール支持体20に水平ピン52を介して固定され、水平ピン52を支点とする 回動自在の槓杆を形成している。アーム51の先端部511 はサポートロール1 0の軸部12に下向きの押圧力を作用させるべく、軸部12の上に位置し、基端 部512 は浴上に延在している。また、アーム51の基端部512 には、アーム 51を所定の回動角度位置に固定するアーム固定装置54が設けられている。ア ーム51およびアーム固定装置54等は、図3に示すように、各ロール10の左 右の軸部12のそれぞれに対応して配置され、これらアーム51,水平ピン52 ,アーム固定装置54等によりロール振動抑制装置50が構成されている。
【0009】 図1におけるアーム51の基端部側のアーム固定装置54は、ネジ棒541 , そのネジ棒541 に螺合させたナット544 ,544 等からなり、各ネジ棒54 1 の下端部542 は、ピン543 により回動可能にロール支持体20の基端部2 02 に係着されている。アーム基端部512 には、ネジ棒541 の直径より大き い孔径を有する上下方向の貫通孔513 が設けられ、その貫通孔513 にネジ棒 541 が挿通され、ナット544 ,544 によりアーム基端部512 を上下から 挟み付けている。 アーム先端部511 のロール軸部12に対する押圧力を調整するためのアーム 51の回動操作は、アーム基端部512 を上下から挟み付けているアーム固定装 置54のナット544 ,544 を緩めたうえ、アーム基端部512 に付設された 操作レバー53でアーム基端部512 を上向きまたは下向きに必要な量だけ変位 させることにより行われる。
【0010】 図4は、アーム51の回動角度位置の調整操作を示している。アーム固定装置 54のナット544 ,544 を緩めて、操作レバー53でアーム基端部512 を ネジ棒541 に沿って上向きに移動(それに伴ってネジ棒541 はピン543 を 支点に傾動)させると、アーム51は水平ピン52を支点として回動(反時計方 向)しアーム先端部(ロール軸押え部)511 は下向きに変位する。それと逆に 、アーム基端部512 をネジ棒541 に沿って押し下げてやれば、アーム51の 回動(時計方向)により、アーム先端部(ロール軸押え部)511 は上向きに変 位する。アーム先端部511 を所望の量だけ上向きまたは下向きに変位させたう え、ナット544 ,544 でアーム基端部512 を上下から締め付けることによ りアーム先端部511 はその位置に固定される。このアーム51の回動操作によ り、浴中ロール10の軸部12に対する下向きの押圧力が制御され、その押圧力 は安定に保持される。
【0011】 なお、めっきライン運転の継続に伴うロール軸部12の摩耗によりその軸径が 減少すると、アーム先端部の押圧力が低下するが、その場合は上記のアーム回動 操作によりアーム固定位置の再調整を適時実施して、振動防止に必要な押圧力を 保持するようにすればよい。軸径の異なるロールに取り替えられる場合も同様で ある。 また、サポートロール10は、図1に示したように、通常互いのロール軸心を 上下に適当な量だけ偏心して配置され、上側のロールは鋼帯Sをパスラインに一 致させるために一定位置に固定されているのに対し、下側のロール10は鋼帯の 変形矯正に必要な圧下力を制御する必要上、鋼帯Sの板面に対し水平方向に進退 可動に設置され、運転過程で適時その進退駆動制御が行われる。このロールの進 退駆動に伴うロール軸心の位置変化により、アーム先端部511 の押圧力が変化 するので、その進退駆動制御と併せて、上記アームの回動操作とアーム固定位置 の調整を行うようにすれば、ロール軸部12に対する所要の押圧力を保持するこ とができる。
【0012】 アーム51は溶融めっき浴に対する耐食性およびロール軸部12への押圧力の 作用に耐え得る剛性を必要とすることはいうまでもないが、その材種の選択に困 難はなく、例えばロール支持体20と同様の耐熱鋼(JIS G4311 SU H309等)を適用すればよい。
【0013】
本考案装置は、アームの簡単な回動操作により、めっき浴中ロールの回転振動 を確実に抑制し、被めっき鋼帯のバタツキとそれに伴うめっき品質の低下および めっき操業のトラブルを未然に防止することができる。その装置構造は簡素で、 設備コストも安価であり、既設のめっき浴槽にも容易に適用することができ、実 用性に富むものである。
【図1】本考案の振動抑制装置の実施例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】図1のロール軸部分を示す側面図である。
【図3】図1の振動防止装置の配置を示す平面図であ
る。
る。
【図4】回転振動防止装置の操作説明図である。
【図5】連続溶融めっき装置のめっき浴と浴中ロールお
よびロール支持装置を示す正面図である。
よびロール支持装置を示す正面図である。
【図6】めっき浴中のロールとロール回転駆動装置を示
す立面図である。
す立面図である。
10:サポートロール、11:ロール胴部、
12:ロール軸部 13:軸受、20:ロール支持体、201 :ロール軸担
持部、 202 :基端部、30:ロール回転駆動装
置、31:駆動モータ、 32:減速機、3
3:ユニバーサルジョイント、34:スピンドルシャフ
ト、35:浴中カップリング、50:ロール振動防止装
置、51:アーム、 511 :アーム先端部
(ロール軸押え部)、512 :アーム基端部、
513 :ネジ棒挿通孔、52:水平ピン、
53:操作レバー、54:アーム固定装置、
541 :ネジ棒、542 :ネジ棒下端部、 54
3 :ピン、544 :ナット、M:溶融めっき浴、
S:被めっき鋼帯、RS :シンクロール、
Gw:ガスワイピング装置、
12:ロール軸部 13:軸受、20:ロール支持体、201 :ロール軸担
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S:被めっき鋼帯、RS :シンクロール、
Gw:ガスワイピング装置、
Claims (1)
- 【請求項1】 先端のロール軸担持部201 をめっき浴
中に浸漬して空間に固定されたロール支持体20の該ロ
ール軸担持部201 に軸受13を介して担持され、かつ
浴外の回転駆動装置に連結されている連続溶融めっきラ
インの浴中ロール10の回転振動防止装置であって、 基端部512 は浴外に位置し、先端部511 は浴中ロー
ル10の軸部12の上面に達するアーム51を、水平ピ
ン52を介して前記ロール支持体20に回動自在に固定
し、水平ピン52を支点とする回動操作により、アーム
先端部511 を浴中ロールの軸部12に当接させ下向き
の押圧力を作用させる槓杆を形成し、アームの基端部5
12 には、アーム51を任意の回動角度位置に固定する
アーム固定装置54を有することを特徴とする溶融めっ
き浴中ロールの振動抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993049591U JP2588680Y2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 溶融めっき浴中ロールの振動抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993049591U JP2588680Y2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 溶融めっき浴中ロールの振動抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0719359U true JPH0719359U (ja) | 1995-04-07 |
| JP2588680Y2 JP2588680Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=12835484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993049591U Expired - Lifetime JP2588680Y2 (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 溶融めっき浴中ロールの振動抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588680Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP1993049591U patent/JP2588680Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2588680Y2 (ja) | 1999-01-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981006 |