JPH0719774Y2 - 射出成形機における射出シリンダの油圧回路 - Google Patents

射出成形機における射出シリンダの油圧回路

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JPH0719774Y2
JPH0719774Y2 JP2379792U JP2379792U JPH0719774Y2 JP H0719774 Y2 JPH0719774 Y2 JP H0719774Y2 JP 2379792 U JP2379792 U JP 2379792U JP 2379792 U JP2379792 U JP 2379792U JP H0719774 Y2 JPH0719774 Y2 JP H0719774Y2
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electromagnetic switching
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solenoid
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松博 吉岡
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として小型射出成形
機に適用される、射出シリンダの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】小型射出成形機における射出シリンダの
油圧回路として図2に示すものが知られている。すなわ
ち、図2において符号1は射出シリンダである。射出シ
リンダ1は加熱筒2内に挿入された射出スクリュ3を前
後に(図2で左右)に進退させる。射出シリンダ1の後
退側シリンダ室1aには電磁切換弁4を介して油圧ポン
プ5が接続され、また前進側シリンダ室1bには他の電
磁切換弁6を介して油圧ポンプ5が接続されている。油
圧ポンプ5と電磁切換弁4の間には可変絞り弁7が設け
られ、また油圧ポンプ5には電磁切換弁6を介して油圧
モータ8が接続されている。油圧モータ8は射出スクリ
ュ3を周方向に回転させる。符号9はノズル、10は金
型である。
【0003】上記の油圧回路を持つ射出成形機において
は、自動運転の場合、射出工程では電磁切換弁6のソレ
ノイドaがオンとされ、射出スクリュ3が図で左方に前
進してノズル9から金型10に樹脂を射出する。また自
動の供給工程では電磁切換弁6のソレノイドbがオンと
され、油圧モータ8が作動して射出スクリュ3を回転さ
せる。更に自動で加熱筒2の内圧を除去する際には電磁
切換弁4のソレノイドbがオンとされ、射出スクリュ3
が後退する。
【0004】射出成形機はこれを立ち上げたり、樹脂替
えを行うときには、通常手動で運転する。手動運転の場
合、射出工程と内圧除去における両電磁切換弁6,4の
切換えは自動運転の場合と同じであるが、供給工程にお
いては、電磁切換弁6のソレノイドbをオンとするとと
もに、他の電磁切換弁4のソレノイドもオンとして射出
スクリュ3を後退させる。このように操作する理由は、
立上げや樹脂替えの場合、加熱筒2のノズル9が金型1
0から離されており、しかも径の小さい射出スクリュ3
を持つ小型射出成形機においては、射出スクリュ3の可
塑化能力とノズル孔径の関係、及び射出スクリュ3の機
械的摺動抵抗が所定値以下とならないことから、射出ス
クリュ3が後退しにくく、その結果、ノズル9から樹脂
漏れを生じるためである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記の説明から理解さ
れるように、従来の油圧回路においては、自動運転時の
内圧除去と、手動運転時の供給工程において作動油が同
一の回路を通って射出シリンダ1の後退側シリンダ室1
aに送り込まれる。このため、手動で運転する際に可変
絞り弁7を調整して射出シリンダ1の後退速度を適当に
しているが、自動運転に移る際に可変絞り弁7を再調整
して元の状態に戻さなければならず、非常に煩わしく不
便である。
【0006】本考案は、自動運転から手動運転、及び手
動運転から自動運転に切り換える際に可変絞り弁をいち
いち調整する必要がない、射出成形機における射出シリ
ンダの油圧回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、射出スクリュを前後に進退させる射出
シリンダの後退側シリンダ室に油圧ポンプが第1電磁切
換弁を介して接続されるとともに、上記射出シリンダの
前進側シリンダ室に上記油圧ポンプが第2電磁切換弁を
介して接続された射出シリンダの油圧回路において、上
記第1電磁切換弁を実質的に3位置4ポート電磁切換弁
とし、また該第1電磁切換弁を、第1電磁切換弁が中立
の場合に油タンクに連絡されかつ第1電磁切換弁の一方
のソレノイドがオンとされた場合に油圧ポンプに連絡さ
れるとともに第1電磁切換弁の他方のソレノイドがオン
とされた場合に遮断される第1配管と、第1電磁切換弁
が中立の場合に油タンクに連絡されかつ第1電磁切換弁
の一方のソレノイドがオンとされた場合に遮断されると
ともに第1電磁切換弁の他方のソレノイドがオンとされ
た場合に油圧ポンプに連絡される第2配管とによって上
記射出シリンダの後退側シリンダ室に接続し、上記第2
配管に、後退側シリンダ室から第1電磁切換弁への作動
油の流れを自由にしてその逆の流れを止める逆止弁と第
1電磁切換弁から後退側シリンダ室に流れる作動油の流
量を調節する可変絞り弁とを並列に設けた構成とした。
【0008】
【作用】自動運転の内圧除去の際には、第1電磁切換弁
の一方のソレノイドがオンとされ、射出シリンダの後退
側シリンダ室に作動油が第1配管を通って送られる。ま
た、手動運転時の供給工程において、第1電磁切換弁の
他方のソレノイドをオンとし、射出シリンダの後退側シ
リンダ室に作動油を第2配管を通じて送る。このよう
に、自動運転の内圧除去と手動運転の供給工程では互い
に別の配管が利用されるので、可変絞り弁をいちいち調
整する必要がない。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す。なお、図1
の油圧回路において図2と対応する部分には同一の符号
を付してその詳しい説明は省略する。
【0010】射出シリンダ1の後退側シリンダ室1aと
油圧ポンプ5との間に設けられた電磁切換弁12は3位
置4ポート電磁切換弁とされている。そして、この電磁
切換弁12のAポートは第1配管13で射出シリンダ1
の後退側シリンダ室1aに接続され、またBポートは第
2配管14で後退側シリンダ室1aに接続されている。
第2配管14は、作動油が後退側シリンダ室1aから電
磁切換弁12に流れるのを自由にしてその逆の流れを止
める逆止弁15と、電磁切換弁12から後退側シリンダ
室1aに流れる作動油の流量を調節する可変絞り弁16
とを並列に備える。
【0011】ここで電磁切換弁12と配管13,14の
関係を説明すると、電磁切換弁12が中立位置にあると
きは、両配管13,14は油タンクに連絡され、また電
磁切換弁12の一方のソレノイドaを励磁すると、第1
配管13が油圧ポンプ5に連絡されるとともに、第2配
管14が遮断され、更に、電磁切換弁12の他方のソレ
ノイドbを励磁すると(ソレノイドaを消磁することは
言うまでもない。)、第1配管13が遮断されるととも
に、第2配管14が油圧ポンプ5に連絡される構成とな
っている。符号17はリリーフ弁である。
【0012】次に上記のように構成された、射出成形機
における射出シリンダの油圧回路の作用を説明する。自
動運転の射出工程では、電磁切換弁6のソレノイドaが
オンとされ、自動運転の供給工程では電磁切換弁6のソ
レノイドbがオンとされることは図2の従来の油圧回路
と同じである。自動で加熱筒2の内圧を除去する場合
は、電磁切換弁12のソレノイドaをオンとする。これ
により、油圧ポンプ5の作動油は第1配管13を通って
射出シリンダ1の後退側シリンダ室1aに送り込まれ、
射出スクリュ3を後退させる。
【0013】また、手動運転の射出工程と内圧除去にお
ける両電磁切換弁6,12の切換えは自動運転の場合と
同じである。しかし手動の供給工程においては、電磁切
換弁6のソレノイドbをオンとするとともに、他の電磁
切換弁12のソレノイドbもオンとする。この操作によ
り射出スクリュ3は、油圧モータ8で周方向に回転させ
られて樹脂を可塑化しながら、第2配管14の可変絞り
弁16を流れる作動油で動かされる射出シリンダ1によ
って後退させられる。
【0014】
【考案の効果】本考案の射出成形機における射出シリン
ダの油圧回路は前記の構成とされ、自動運転時の内圧除
去と、手動運転時の供給工程では、作動油が互いに別の
配管を通って射出シリンダの後退側シリンダ室に送り込
まれるので、射出成形機を自動運転から手動運転に、ま
た手動運転から自動運転に切り換えるときに、絞り弁を
いちいち調整しなおす必要がない。このため手間がかか
らず、能率よく成形作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の射出成形機における射出シリンダの
油圧回路の一実施例を示す図である。
【図2】 従来の油圧回路の図である。
【符号の説明】
1 射出シリンダ 1a 後退側シリンダ室 1b 前進側シリンダ室 3 射出スクリュ 5 油圧ポンプ 6 電磁切換弁 12 電磁切換弁 a ソレノイド b ソレノイド 13 第1配管 14 第2配管 15 逆止弁 16 可変絞り弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出スクリュを前後に進退させる射出シ
    リンダの後退側シリンダ室に油圧ポンプが第1電磁切換
    弁を介して接続されるとともに、上記射出シリンダの前
    進側シリンダ室に上記油圧ポンプが第2電磁切換弁を介
    して接続された射出シリンダの油圧回路において、上記
    第1電磁切換弁は実質的に3位置4ポート電磁切換弁と
    され、また該第1電磁切換弁は、第1電磁切換弁が中立
    の場合に油タンクに連絡されかつ第1電磁切換弁の一方
    のソレノイドがオンとされた場合に油圧ポンプに連絡さ
    れるとともに第1電磁切換弁の他方のソレノイドがオン
    とされた場合に遮断される第1配管と、第1電磁切換弁
    が中立の場合に油タンクに連絡されかつ第1電磁切換弁
    の一方のソレノイドがオンとされた場合に遮断されると
    ともに第1電磁切換弁の他方のソレノイドがオンとされ
    た場合に油圧ポンプに連絡される第2配管とによって上
    記射出シリンダの後退側シリンダ室に接続され、上記第
    2配管には、後退側シリンダ室から第1電磁切換弁への
    作動油の流れを自由にしてその逆の流れを止める逆止弁
    と第1電磁切換弁から後退側シリンダ室に流れる作動油
    の流量を調節する可変絞り弁とが並列に設けられたこと
    を特徴とする射出成形機における射出シリンダの油圧回
    路。
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