JPH07202592A - 差動増幅器のオフセット低減回路 - Google Patents
差動増幅器のオフセット低減回路Info
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- JPH07202592A JPH07202592A JP7027314A JP2731495A JPH07202592A JP H07202592 A JPH07202592 A JP H07202592A JP 7027314 A JP7027314 A JP 7027314A JP 2731495 A JP2731495 A JP 2731495A JP H07202592 A JPH07202592 A JP H07202592A
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定電流のばらつきによる差動増幅器の入力間
に発生するオフセットを低減する。 【構成】 第1のトランジスタ(21)及び第2のトラ
ンジスタ(22)のエミッタ間を抵抗(23)によって
結合した差動対(24)を備える差動増幅器(2)と、
前記第1のトランジスタのエミッタ側に接続された第1
の定電流源(25)と、前記第2のトランジスタのエミ
ッタ側に接続された第2の定電流源(26)と、前記第
1のトランジスタのコレクタ側に第3のトランジスタ
(28)を接続するとともに、この第3のトランジスタ
のベース・コレクタに第4のトランジスタ(29)のベ
ースを接続したカレントミラー回路(27)と、前記差
動増幅器の前記トランジスタの電極間に生じる電圧差を
検出し、その電圧差に応じた直流電流を前記差動対のエ
ミッタ側に供給して前記電圧差を生じさせる電流を相殺
する電流相殺回路(14)とを備えたものである。
に発生するオフセットを低減する。 【構成】 第1のトランジスタ(21)及び第2のトラ
ンジスタ(22)のエミッタ間を抵抗(23)によって
結合した差動対(24)を備える差動増幅器(2)と、
前記第1のトランジスタのエミッタ側に接続された第1
の定電流源(25)と、前記第2のトランジスタのエミ
ッタ側に接続された第2の定電流源(26)と、前記第
1のトランジスタのコレクタ側に第3のトランジスタ
(28)を接続するとともに、この第3のトランジスタ
のベース・コレクタに第4のトランジスタ(29)のベ
ースを接続したカレントミラー回路(27)と、前記差
動増幅器の前記トランジスタの電極間に生じる電圧差を
検出し、その電圧差に応じた直流電流を前記差動対のエ
ミッタ側に供給して前記電圧差を生じさせる電流を相殺
する電流相殺回路(14)とを備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CDドライバー等、
各種駆動回路に用いられる差動増幅器のオフセット低減
回路に関する。
各種駆動回路に用いられる差動増幅器のオフセット低減
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDドライバー等、各種駆動回路
には、例えば、図3に示すように、簡易な演算増幅器が
用いられる。この演算増幅器には前段部に差動増幅器2
が設置されており、この場合、差動増幅器2には一対の
トランジスタ21、22のエミッタ間を抵抗23によっ
て結合した一つの差動対24が設置され、各トランジス
タ21、22のエミッタ側には個別に定電流源25、2
6が接続されている。即ち、この差動増幅器2では定電
流源25、26に定電流Iを引き込むことで、各トラン
ジスタ21、22に動作電流が供給される。そして、ト
ランジスタ21、22のコレクタ側には差動対24の能
動負荷としてカレントミラー回路27が設置されてい
る。即ち、トランジスタ21のコレクタ側と電源との間
にはベース・コレクタを共通、即ち、ダイオード化され
たトランジスタ28が接続されているとともに、トラン
ジスタ22のコレクタ側と電源との間にはトランジスタ
29が接続されている。
には、例えば、図3に示すように、簡易な演算増幅器が
用いられる。この演算増幅器には前段部に差動増幅器2
が設置されており、この場合、差動増幅器2には一対の
トランジスタ21、22のエミッタ間を抵抗23によっ
て結合した一つの差動対24が設置され、各トランジス
タ21、22のエミッタ側には個別に定電流源25、2
6が接続されている。即ち、この差動増幅器2では定電
流源25、26に定電流Iを引き込むことで、各トラン
ジスタ21、22に動作電流が供給される。そして、ト
ランジスタ21、22のコレクタ側には差動対24の能
動負荷としてカレントミラー回路27が設置されてい
る。即ち、トランジスタ21のコレクタ側と電源との間
にはベース・コレクタを共通、即ち、ダイオード化され
たトランジスタ28が接続されているとともに、トラン
ジスタ22のコレクタ側と電源との間にはトランジスタ
29が接続されている。
【0003】この差動増幅器2では、差動対24の出力
がトランジスタ29のコレクタ側から取り出され、その
出力取出し手段とともにその出力をトランジスタ22の
ベースに帰還する帰還ループ4を構成するトランジスタ
6が設置されている。トランジスタ6は電源とトランジ
スタ22のベースとの間に接続され、トランジスタ6の
ベースがトランジスタ22のコレクタに接続されてい
る。そして、トランジスタ22のベースと基準電位点
(接地点)との間には定電流源8が接続され、トランジ
スタ6から定電流が定電流源8に引き込まれる。
がトランジスタ29のコレクタ側から取り出され、その
出力取出し手段とともにその出力をトランジスタ22の
ベースに帰還する帰還ループ4を構成するトランジスタ
6が設置されている。トランジスタ6は電源とトランジ
スタ22のベースとの間に接続され、トランジスタ6の
ベースがトランジスタ22のコレクタに接続されてい
る。そして、トランジスタ22のベースと基準電位点
(接地点)との間には定電流源8が接続され、トランジ
スタ6から定電流が定電流源8に引き込まれる。
【0004】そこで、このような演算増幅器では、入力
端子10を通して入力信号が加えられると、その入力信
号が差動増幅器2で増幅され、その出力がカレントミラ
ー回路27のトランジスタ29を通してトランジスタ6
のベースに加えられ、定電流源8に引き込まれる定電流
との関係によりトランジスタ6を介して出力端子12か
ら取り出されるとともに、その出力電流の一部がトラン
ジスタ22のベースに帰還されるのである。このように
エミッタ間を抵抗23で結合した差動対24を用いた差
動増幅器2は、定電流値を上げてスルーレートを上昇さ
せながら増幅利得を取る必要がない場合等に多用されて
いる。
端子10を通して入力信号が加えられると、その入力信
号が差動増幅器2で増幅され、その出力がカレントミラ
ー回路27のトランジスタ29を通してトランジスタ6
のベースに加えられ、定電流源8に引き込まれる定電流
との関係によりトランジスタ6を介して出力端子12か
ら取り出されるとともに、その出力電流の一部がトラン
ジスタ22のベースに帰還されるのである。このように
エミッタ間を抵抗23で結合した差動対24を用いた差
動増幅器2は、定電流値を上げてスルーレートを上昇さ
せながら増幅利得を取る必要がない場合等に多用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
差動増幅器2では、ICの製造上、定電流源25、26
を構成するトランジスタの不揃いによって定電流Iにば
らつきが生じたとき、そのばらつきによるオフセットが
発生することが知られている。このオフセットが発生す
るメカニズムを説明する。説明を簡略化するため、図4
の(A)に示すように、帰還ループ4を簡略化するとと
もに、各トランジスタ21、22、28、29を理想的
なトランジスタとする。トランジスタ28は、図面上ダ
イオードとして表記しているが、ベース・コレクタを共
通化したトランジスタであり、図3に示した差動増幅器
2と同様のカレントミラー回路27を構成するものであ
る。そこで、この差動増幅器2において、トランジスタ
21のコレクタ電流はカレントミラー回路27で反転さ
れてトランジスタ22のコレクタ側に流れるものとすれ
ば、その電流バランスを取るため、各トランジスタ2
1、22、28、29に流れる電流は等しくなければな
らない。トランジスタ21、22のコレクタ電流をIc
1 、Ic2 とすれば、Ic1 =Ic2 となる。例えば、
定電流源25側の定電流IがΔIだけ増加したとする。
トランジスタ21、22のエミッタ電流をIe1 、Ie
2 とすれば、Ic1 =Ic2 からIe1 =Ie2 とな
る。このため、トランジスタ21、22の各エミッタ電
流Ie1 、Ie2 は、Ie1 =Ie2=I+ΔI/2と
なる。したがって、抵抗23に流れる電流は、ΔI/2
となり、抵抗23の抵抗値をRとすると、抵抗23には
抵抗値と流れる電流との積による電圧降下により、抵抗
23の端子間、即ち、エミッタ間には電圧(R×ΔI/
2)が発生する。そして、Ic1 =Ic2 、Ie1 =I
e2 を満足するため、トランジスタ21、22のエミッ
タ間に発生した電圧(R×ΔI/2)と同じ電圧値がト
ランジスタ22のベースとトランジスタ21のベースと
の間にオフセット電圧ΔV(=R×ΔI/2)として発
生することになる。
差動増幅器2では、ICの製造上、定電流源25、26
を構成するトランジスタの不揃いによって定電流Iにば
らつきが生じたとき、そのばらつきによるオフセットが
発生することが知られている。このオフセットが発生す
るメカニズムを説明する。説明を簡略化するため、図4
の(A)に示すように、帰還ループ4を簡略化するとと
もに、各トランジスタ21、22、28、29を理想的
なトランジスタとする。トランジスタ28は、図面上ダ
イオードとして表記しているが、ベース・コレクタを共
通化したトランジスタであり、図3に示した差動増幅器
2と同様のカレントミラー回路27を構成するものであ
る。そこで、この差動増幅器2において、トランジスタ
21のコレクタ電流はカレントミラー回路27で反転さ
れてトランジスタ22のコレクタ側に流れるものとすれ
ば、その電流バランスを取るため、各トランジスタ2
1、22、28、29に流れる電流は等しくなければな
らない。トランジスタ21、22のコレクタ電流をIc
1 、Ic2 とすれば、Ic1 =Ic2 となる。例えば、
定電流源25側の定電流IがΔIだけ増加したとする。
トランジスタ21、22のエミッタ電流をIe1 、Ie
2 とすれば、Ic1 =Ic2 からIe1 =Ie2 とな
る。このため、トランジスタ21、22の各エミッタ電
流Ie1 、Ie2 は、Ie1 =Ie2=I+ΔI/2と
なる。したがって、抵抗23に流れる電流は、ΔI/2
となり、抵抗23の抵抗値をRとすると、抵抗23には
抵抗値と流れる電流との積による電圧降下により、抵抗
23の端子間、即ち、エミッタ間には電圧(R×ΔI/
2)が発生する。そして、Ic1 =Ic2 、Ie1 =I
e2 を満足するため、トランジスタ21、22のエミッ
タ間に発生した電圧(R×ΔI/2)と同じ電圧値がト
ランジスタ22のベースとトランジスタ21のベースと
の間にオフセット電圧ΔV(=R×ΔI/2)として発
生することになる。
【0006】ところで、この差動増幅器2において、図
4の(B)に示すように、帰還ループ4を切断するとと
もに、各トランジスタ21、22のベースを接地して回
路を見ると、トランジスタ21、22に流れる電流はそ
れぞれエミッタ測定電流値であり、抵抗23に流れる電
流は、トランジスタ21、22で指数圧縮されてダイオ
ード電圧差で流れる電流であるから、定電流Iにおける
ばらつき電流ΔIが小さければ無視できる程度のもので
ある。
4の(B)に示すように、帰還ループ4を切断するとと
もに、各トランジスタ21、22のベースを接地して回
路を見ると、トランジスタ21、22に流れる電流はそ
れぞれエミッタ測定電流値であり、抵抗23に流れる電
流は、トランジスタ21、22で指数圧縮されてダイオ
ード電圧差で流れる電流であるから、定電流Iにおける
ばらつき電流ΔIが小さければ無視できる程度のもので
ある。
【0007】ところが、図4の(A)に示すように、帰
還ループ4を以てトランジスタ22のベース側にトラン
ジスタ29からばらつき電流ΔIによる電流が帰還され
るため、ΔI=0の帰還動作によって、Ic1 =Ic2
が成立し、定電流I+ΔI、Iが各トランジスタ21、
22に電流I+ΔI/2に均等に配分される結果、オフ
セットが発生することになる。
還ループ4を以てトランジスタ22のベース側にトラン
ジスタ29からばらつき電流ΔIによる電流が帰還され
るため、ΔI=0の帰還動作によって、Ic1 =Ic2
が成立し、定電流I+ΔI、Iが各トランジスタ21、
22に電流I+ΔI/2に均等に配分される結果、オフ
セットが発生することになる。
【0008】そこで、この発明は、このような差動対に
流すべき定電流のばらつきによる差動増幅器の入力間に
発生するオフセットを低減した差動増幅器のオフセット
低減回路を提供することを目的とする。
流すべき定電流のばらつきによる差動増幅器の入力間に
発生するオフセットを低減した差動増幅器のオフセット
低減回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の差動増
幅器のオフセット低減回路は、図1及び図2に例示する
ように、第1のトランジスタ(21)及び第2のトラン
ジスタ(22)のエミッタ間を抵抗(23)によって結
合した第1の差動対(24)を備えるとともに、前記第
1のトランジスタに第1の定電流源(25)、前記第2
のトランジスタに第2の定電流源(26)によって動作
電流を流す差動増幅器(2)と、この差動増幅器の前記
第1及び第2のトランジスタのコレクタ側に設置され、
前記第1のトランジスタに流れる電流を前記第2のトラ
ンジスタに流すカレントミラー回路(27)と、前記第
1のトランジスタのベースに第3のトランジスタ(14
4)のベース、前記第2のトランジスタのベースに第4
のトランジスタ(145)のベースを接続するととも
に、前記第1のトランジスタのエミッタ側に前記第3の
トランジスタのコレクタ、前記第2のトランジスタのエ
ミッタ側に前記第4のトランジスタのコレクタを接続
し、前記第3及び第4のトランジスタのエミッタ間を結
合して第2の差動対(制御増幅器140)とし、この第
2の差動対の前記エミッタ側に第3の定電流源(14
6)を接続したことにより、前記第1及び第2のトラン
ジスタのベース間に生じる電圧差を検出し、その電圧差
に応じた直流電流を前記第3及び第4のトランジスタに
生じさせ、その直流電流を前記第1のトランジスタには
前記第3のトランジスタ、前記第2のトランジスタには
前記第4のトランジスタを通して供給し、前記第1の差
動対に前記電圧差を生じさせている電流を相殺する電流
相殺回路(14)とを備えたことを特徴とする。
幅器のオフセット低減回路は、図1及び図2に例示する
ように、第1のトランジスタ(21)及び第2のトラン
ジスタ(22)のエミッタ間を抵抗(23)によって結
合した第1の差動対(24)を備えるとともに、前記第
1のトランジスタに第1の定電流源(25)、前記第2
のトランジスタに第2の定電流源(26)によって動作
電流を流す差動増幅器(2)と、この差動増幅器の前記
第1及び第2のトランジスタのコレクタ側に設置され、
前記第1のトランジスタに流れる電流を前記第2のトラ
ンジスタに流すカレントミラー回路(27)と、前記第
1のトランジスタのベースに第3のトランジスタ(14
4)のベース、前記第2のトランジスタのベースに第4
のトランジスタ(145)のベースを接続するととも
に、前記第1のトランジスタのエミッタ側に前記第3の
トランジスタのコレクタ、前記第2のトランジスタのエ
ミッタ側に前記第4のトランジスタのコレクタを接続
し、前記第3及び第4のトランジスタのエミッタ間を結
合して第2の差動対(制御増幅器140)とし、この第
2の差動対の前記エミッタ側に第3の定電流源(14
6)を接続したことにより、前記第1及び第2のトラン
ジスタのベース間に生じる電圧差を検出し、その電圧差
に応じた直流電流を前記第3及び第4のトランジスタに
生じさせ、その直流電流を前記第1のトランジスタには
前記第3のトランジスタ、前記第2のトランジスタには
前記第4のトランジスタを通して供給し、前記第1の差
動対に前記電圧差を生じさせている電流を相殺する電流
相殺回路(14)とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の差動対を構成する第1及び第2のトラン
ジスタに個別に接続された第1及び第2の定電流源の定
電流にばらつきがあると、トランジスタのエミッタ間を
結合する抵抗の端子間にそのばらつき電流に応じた電圧
差が生じ、これがオフセットとしてベース間に現れる。
ジスタに個別に接続された第1及び第2の定電流源の定
電流にばらつきがあると、トランジスタのエミッタ間を
結合する抵抗の端子間にそのばらつき電流に応じた電圧
差が生じ、これがオフセットとしてベース間に現れる。
【0011】そこで、電流相殺回路は、第1の差動対を
構成する第1及び第2のトランジスタのベース間に発生
する電圧差を検出し、その電圧差に応じた直流電流を第
1の差動対の第1及び第2のトランジスタのエミッタ側
に供給することにより、電圧差を生じさせている電流を
相殺し、差動増幅器に発生するオフセットを低減させ
る。
構成する第1及び第2のトランジスタのベース間に発生
する電圧差を検出し、その電圧差に応じた直流電流を第
1の差動対の第1及び第2のトランジスタのエミッタ側
に供給することにより、電圧差を生じさせている電流を
相殺し、差動増幅器に発生するオフセットを低減させ
る。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の差動増幅器のオフセット
低減回路の一実施例を示す。こ の差動増幅器2には、
第1及び第2のトランジスタとしてNPN型のトランジ
スタ21、22が設置され、これらトランジスタ21、
22は、エミッタ間を抵抗23によって結合されて第1
の差動対24を構成している。抵抗23は差動増幅器2
の増幅利得を設定する手段であり、その抵抗値によって
所望の増幅利得が得られる。
低減回路の一実施例を示す。こ の差動増幅器2には、
第1及び第2のトランジスタとしてNPN型のトランジ
スタ21、22が設置され、これらトランジスタ21、
22は、エミッタ間を抵抗23によって結合されて第1
の差動対24を構成している。抵抗23は差動増幅器2
の増幅利得を設定する手段であり、その抵抗値によって
所望の増幅利得が得られる。
【0013】各トランジスタ21、22のエミッタ側と
基準電位点(接地点)との間には第1及び第2の定電流
源25、26が接続されており、各トランジスタ21、
22の動作電流がその定電流によって与えられるように
なっている。また、トランジスタ21、22のコレクタ
側には、差動対24の能動負荷としてカレントミラー回
路27が接続されている。このカレントミラー回路27
は、ベース・コレクタを共通にしてダイオードを構成す
るトランジスタ28と、このトランジスタ28のベース
・コレクタとベースが共通に接続されたトランジスタ2
9とから構成されている。したがって、この差動増幅器
2は、トランジスタ21、22のベース側の入力端子1
0、11に対する入力信号を増幅し、その出力をトラン
ジスタ29のコレクタ側から取り出すことができるもの
である。
基準電位点(接地点)との間には第1及び第2の定電流
源25、26が接続されており、各トランジスタ21、
22の動作電流がその定電流によって与えられるように
なっている。また、トランジスタ21、22のコレクタ
側には、差動対24の能動負荷としてカレントミラー回
路27が接続されている。このカレントミラー回路27
は、ベース・コレクタを共通にしてダイオードを構成す
るトランジスタ28と、このトランジスタ28のベース
・コレクタとベースが共通に接続されたトランジスタ2
9とから構成されている。したがって、この差動増幅器
2は、トランジスタ21、22のベース側の入力端子1
0、11に対する入力信号を増幅し、その出力をトラン
ジスタ29のコレクタ側から取り出すことができるもの
である。
【0014】そして、この差動増幅器2には、定電流源
25、26の定電流のばらつきによって抵抗23に発生
する電圧差で生じるオフセットを低減する手段としてオ
フセットの原因となる直流電流を帰還して相殺させる電
流相殺回路14が設置されている。この電流相殺回路1
4には第2の差動対として制御増幅器140が用いられ
ており、その正相入力端子にトランジスタ21のベー
ス、その逆相入力端子にトランジスタ22のベースが接
続され、ベース間に発生する電圧差が制御増幅器140
で検出される。この制御増幅器140では、その検出し
た電圧差に応じた直流電流を発生し、電圧差の検出とは
逆相関係を以て、その正相出力をトランジスタ22のエ
ミッタ側、その逆相出力をトランジスタ21のエミッタ
側に供給し、電圧差の原因となる電流を相殺するように
している。
25、26の定電流のばらつきによって抵抗23に発生
する電圧差で生じるオフセットを低減する手段としてオ
フセットの原因となる直流電流を帰還して相殺させる電
流相殺回路14が設置されている。この電流相殺回路1
4には第2の差動対として制御増幅器140が用いられ
ており、その正相入力端子にトランジスタ21のベー
ス、その逆相入力端子にトランジスタ22のベースが接
続され、ベース間に発生する電圧差が制御増幅器140
で検出される。この制御増幅器140では、その検出し
た電圧差に応じた直流電流を発生し、電圧差の検出とは
逆相関係を以て、その正相出力をトランジスタ22のエ
ミッタ側、その逆相出力をトランジスタ21のエミッタ
側に供給し、電圧差の原因となる電流を相殺するように
している。
【0015】この実施例の制御増幅器140は、第3及
び第4のトランジスタからなる第2の差動対として、エ
ミッタを共通にしたPNP型のトランジスタ144、1
45からなる差動対を備えるとともに、電源との間に第
3の定電流源146を接続した差動増幅器で構成されて
いる。即ち、トランジスタ144のベースはトランジス
タ21のベース、トランジスタ145のベースはトラン
ジスタ22のベースに接続することにより、トランジス
タ144、145でトランジスタ21、22のベース間
に発生する電圧差を検出し、その電圧差に応じた電流を
電源側の定電流源146からトランジスタ144、14
5を通してトランジスタ21、22のエミッタ側に供給
することにより、抵抗23に生じる電圧差の原因である
定電流源25、26における定電流のばらつき電流を相
殺してオフセットの低減を図っている。
び第4のトランジスタからなる第2の差動対として、エ
ミッタを共通にしたPNP型のトランジスタ144、1
45からなる差動対を備えるとともに、電源との間に第
3の定電流源146を接続した差動増幅器で構成されて
いる。即ち、トランジスタ144のベースはトランジス
タ21のベース、トランジスタ145のベースはトラン
ジスタ22のベースに接続することにより、トランジス
タ144、145でトランジスタ21、22のベース間
に発生する電圧差を検出し、その電圧差に応じた電流を
電源側の定電流源146からトランジスタ144、14
5を通してトランジスタ21、22のエミッタ側に供給
することにより、抵抗23に生じる電圧差の原因である
定電流源25、26における定電流のばらつき電流を相
殺してオフセットの低減を図っている。
【0016】このように電流相殺回路14が付加された
差動増幅器2の動作を図2を参照して説明すると、差動
増幅器2は、トランジスタ21のベースを接地し、ま
た、トランジスタ22のベース・コレクタ間に帰還ルー
プ4を形成するとともに、トランジスタ22のベースに
出力端子12を形成する。制御増幅器140には差動入
力、差動電流出力型の増幅器を使用し、その正相入力、
逆相入力をVi(+)、Vi(−)とすると、その出力
電流である正相出力電流Io(+)、逆相出力電流Io
(−)は、 Io(+)=k{Vi(+)−Vi(−)} ・・・(1) Io(−)=−k{Vi(+)−Vi(−)} ・・・(2) となる。ただし、kは、制御増幅器140の差動入力電
圧差を出力電流に変換する変換利得係数である。
差動増幅器2の動作を図2を参照して説明すると、差動
増幅器2は、トランジスタ21のベースを接地し、ま
た、トランジスタ22のベース・コレクタ間に帰還ルー
プ4を形成するとともに、トランジスタ22のベースに
出力端子12を形成する。制御増幅器140には差動入
力、差動電流出力型の増幅器を使用し、その正相入力、
逆相入力をVi(+)、Vi(−)とすると、その出力
電流である正相出力電流Io(+)、逆相出力電流Io
(−)は、 Io(+)=k{Vi(+)−Vi(−)} ・・・(1) Io(−)=−k{Vi(+)−Vi(−)} ・・・(2) となる。ただし、kは、制御増幅器140の差動入力電
圧差を出力電流に変換する変換利得係数である。
【0017】ここで、定電流源25、26の定電流をI
+ΔI、Iとすれば、制御増幅器140を付加する前の
差動増幅器2において、抵抗23に発生する電圧は、R
・ΔI/2となる。したがって、制御増幅器140を接
続し、この制御増幅器140には、 Io(+)=k(−R・ΔI/2)=−k・R・ΔI/2 ・・・(3) Io(−)=−k(−R・ΔI/2)=k・R・ΔI/2 ・・・(4) が出力されることになり、正相出力電流Io(+)に逆
相電流−k・R・ΔI/2、逆相出力電流Io(−)に
正相電流k・R・ΔI/2が出力される。これらの出力
電流を差動対24のエミッタ側に帰還させると、 トランジスタ29からの流出電流・・・I+ΔI/2−
k・R・ΔI/2 トランジスタ22からの流出電流・・・I+ΔI/2+
k・R・ΔI/2 となり、この電流が帰還ループ4によって帰還され、差
動増幅器2における電流の入出力は相殺されるため、 トランジスタ29からの流出電流・・・I+ΔI/2 トランジスタ22からの流出電流・・・I+ΔI/2 に平衡する。
+ΔI、Iとすれば、制御増幅器140を付加する前の
差動増幅器2において、抵抗23に発生する電圧は、R
・ΔI/2となる。したがって、制御増幅器140を接
続し、この制御増幅器140には、 Io(+)=k(−R・ΔI/2)=−k・R・ΔI/2 ・・・(3) Io(−)=−k(−R・ΔI/2)=k・R・ΔI/2 ・・・(4) が出力されることになり、正相出力電流Io(+)に逆
相電流−k・R・ΔI/2、逆相出力電流Io(−)に
正相電流k・R・ΔI/2が出力される。これらの出力
電流を差動対24のエミッタ側に帰還させると、 トランジスタ29からの流出電流・・・I+ΔI/2−
k・R・ΔI/2 トランジスタ22からの流出電流・・・I+ΔI/2+
k・R・ΔI/2 となり、この電流が帰還ループ4によって帰還され、差
動増幅器2における電流の入出力は相殺されるため、 トランジスタ29からの流出電流・・・I+ΔI/2 トランジスタ22からの流出電流・・・I+ΔI/2 に平衡する。
【0018】このとき、トランジスタ21、22の各コ
レクタ電流をIc1 、Ic2 とすると、 Ic1 =I+ΔI/2+k・R・ΔI/2 ・・・(5) Ic2 =I+ΔI/2−k・R・ΔI/2 ・・・(6) となる。ここで、トランジスタ21、22を理想的なト
ランジスタとすれば、各トランジスタ21、22の各エ
ミッタ電流をIe1 、Ie2 とすると、Ic1 =I
e1 、Ic2 =Ie2 となる。各トランジスタ21、2
2のエミッタ側の各定電流I+ΔI、Iがエミッタ電流
Ie1 、Ie2 に配分されることを考え、トランジスタ
21、22のエミッタ間電流をΔIrとすると、 ΔIr=ΔI/2−k・R・ΔI/2=ΔI/2(1−k・R) ・・・(7) となる。したがって、抵抗23の端子間に発生する電圧
ΔVrは、 ΔVr=R・ΔIr=R・ΔI/2(1−k・R) ・・・(8) となり、制御増幅器140の接続前より明らかに減少す
ることが分かる。特に、式(8)において、1−k・R
=0、即ち、1=k・R、k=1/Rとなるように定数
を設定したときには、電圧ΔVr=0となり、オフセッ
トを皆無にすることができる。
レクタ電流をIc1 、Ic2 とすると、 Ic1 =I+ΔI/2+k・R・ΔI/2 ・・・(5) Ic2 =I+ΔI/2−k・R・ΔI/2 ・・・(6) となる。ここで、トランジスタ21、22を理想的なト
ランジスタとすれば、各トランジスタ21、22の各エ
ミッタ電流をIe1 、Ie2 とすると、Ic1 =I
e1 、Ic2 =Ie2 となる。各トランジスタ21、2
2のエミッタ側の各定電流I+ΔI、Iがエミッタ電流
Ie1 、Ie2 に配分されることを考え、トランジスタ
21、22のエミッタ間電流をΔIrとすると、 ΔIr=ΔI/2−k・R・ΔI/2=ΔI/2(1−k・R) ・・・(7) となる。したがって、抵抗23の端子間に発生する電圧
ΔVrは、 ΔVr=R・ΔIr=R・ΔI/2(1−k・R) ・・・(8) となり、制御増幅器140の接続前より明らかに減少す
ることが分かる。特に、式(8)において、1−k・R
=0、即ち、1=k・R、k=1/Rとなるように定数
を設定したときには、電圧ΔVr=0となり、オフセッ
トを皆無にすることができる。
【0019】以上の説明は制御増幅器140を単純な差
動増幅器とした場合にも成立し、その場合、制御増幅器
140の動作を示す式(1)、(2)は、 Io(+)=k{Vi(+)−Vi(−)}+Iq ・・・(9) Io(−)=−k{Vi(+)−Vi(−)}+Iq ・・・(10) に変形されるのみで、同様の電圧差を相殺する動作が行
われる。
動増幅器とした場合にも成立し、その場合、制御増幅器
140の動作を示す式(1)、(2)は、 Io(+)=k{Vi(+)−Vi(−)}+Iq ・・・(9) Io(−)=−k{Vi(+)−Vi(−)}+Iq ・・・(10) に変形されるのみで、同様の電圧差を相殺する動作が行
われる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、差動増幅器に定電流源による定電流のばらつきによ
って生じるオフセットをそのばらつきに応じて低減する
ことができ、入出力特性の信頼性を向上させ、差動増幅
器の増幅利得の制御性を高めることができる。
ば、差動増幅器に定電流源による定電流のばらつきによ
って生じるオフセットをそのばらつきに応じて低減する
ことができ、入出力特性の信頼性を向上させ、差動増幅
器の増幅利得の制御性を高めることができる。
【図1】この発明の差動増幅器のオフセット低減回路の
一実施例を示す回路図である。
一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の差動増幅器のオフセット低減回路の
動作を説明するために示した回路図である。
動作を説明するために示した回路図である。
【図3】従来の差動増幅器を用いた演算増幅器を示す回
路図である。
路図である。
【図4】図3に示した差動増幅器に発生するオフセット
を説明するための回路図である。
を説明するための回路図である。
2 差動増幅器 14 電流相殺回路 21 第1のトランジスタ 22 第2のトランジスタ 23 抵抗 24 第1の差動対 25 第1の定電流源 26 第2の定電流源 27 カレントミラー回路 140 制御増幅器(第2の差動対) 144 第3のトランジスタ 145 第4のトランジスタ 146 第3の定電流源
Claims (1)
- 【請求項1】 第1のトランジスタ及び第2のトランジ
スタのエミッタ間を抵抗によって結合した第1の差動対
を備えるとともに、前記第1のトランジスタに第1の定
電流源、前記第2のトランジスタに第2の定電流源によ
って動作電流を流す差動増幅器と、 この差動増幅器の前記第1及び第2のトランジスタのコ
レクタ側に設置され、前記第1のトランジスタに流れる
電流を前記第2のトランジスタに流すカレントミラー回
路と、 前記第1のトランジスタのベースに第3のトランジスタ
のベース、前記第2のトランジスタのベースに第4のト
ランジスタのベースを接続するとともに、前記第1のト
ランジスタのエミッタ側に前記第3のトランジスタのコ
レクタ、第2のトランジスタのエミッタ側に前記第4の
トランジスタのコレクタを接続し、前記第3及び第4の
トランジスタのエミッタ間を結合して第2の差動対と
し、この第2の差動対の前記エミッタ側に第3の定電流
源を接続したことにより、前記第1及び第2のトランジ
スタのベース間に生じる電圧差を検出し、その電圧差に
応じた直流電流を前記第3及び第4のトランジスタに生
じさせ、その直流電流を前記第1のトランジスタには第
3のトランジスタ、前記第2のトランジスタには第4の
トランジスタを通して供給し、前記第1の差動対に前記
電圧差を生じさせている電流を相殺する電流相殺回路
と、 を備えたことを特徴とする差動増幅器のオフセット低減
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7027314A JPH07202592A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 差動増幅器のオフセット低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7027314A JPH07202592A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 差動増幅器のオフセット低減回路 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3055796A Division JP2615269B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 差動増幅器のオフセット低減回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07202592A true JPH07202592A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=12217631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7027314A Pending JPH07202592A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 差動増幅器のオフセット低減回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07202592A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000209044A (ja) * | 1999-01-09 | 2000-07-28 | Mitel Semiconductor Ltd | 電圧電流変換器 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP7027314A patent/JPH07202592A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000209044A (ja) * | 1999-01-09 | 2000-07-28 | Mitel Semiconductor Ltd | 電圧電流変換器 |
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