JPH0720535B2 - 電子線照射排ガス処理装置 - Google Patents
電子線照射排ガス処理装置Info
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- JPH0720535B2 JPH0720535B2 JP14069887A JP14069887A JPH0720535B2 JP H0720535 B2 JPH0720535 B2 JP H0720535B2 JP 14069887 A JP14069887 A JP 14069887A JP 14069887 A JP14069887 A JP 14069887A JP H0720535 B2 JPH0720535 B2 JP H0720535B2
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Classifications
-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は有害ガス成分SOXおよび/またはNOXを含む排ガ
スにアンモニアを添加して電子線を照射することによ
り、これら有害成分を商品価値のある副生品として固定
回収する乾式排ガス浄化法の実操業への適用に際して採
用する装置についての実用的改善に関する。
スにアンモニアを添加して電子線を照射することによ
り、これら有害成分を商品価値のある副生品として固定
回収する乾式排ガス浄化法の実操業への適用に際して採
用する装置についての実用的改善に関する。
従来の技術および問題点 排ガス中に含まれるppmオーダーのSOX(亜硫酸ガスを主
とする種々の形態の硫黄酸化物)およびNOX(種々の形
態の窒素酸化物)を、電子線照射の助けを借りて、添加
されたアンモニアと反応させることにより、硫安および
硝安の混合体からなる粉末体に変えて回収する排ガス浄
化法が開発されている。この方法は排水処理が不要な乾
式法であって、再処理の必要な多量の副生物を何ら生成
しないばかりでなく、外部からの実質的な添加物は、pp
mオーダーのSOXおよび/またはNOXとほゞ等モル量のア
ンモニアガスおよび少量の冷却水だけであり、しかも反
応生成物として得られる副生物はそのまゝ肥料として使
用可能な高品質の硫安・硝安混合体であるため、極めて
理想的な排ガス浄化法である。すなわち、この方法は単
に大気汚染を防ぐための非生産的なガス浄化法ではな
く、有害ガスを原料として肥料を製造する方法であると
いうこともできる。したがって、従来はそのS分の高さ
のゆえに使用できなかった高S質石炭の燃料としての使
用がむしろ有利となる場合もあり得る。本方法によるSO
Xおよび/またはNOXの除去効果は極めて良好である。
とする種々の形態の硫黄酸化物)およびNOX(種々の形
態の窒素酸化物)を、電子線照射の助けを借りて、添加
されたアンモニアと反応させることにより、硫安および
硝安の混合体からなる粉末体に変えて回収する排ガス浄
化法が開発されている。この方法は排水処理が不要な乾
式法であって、再処理の必要な多量の副生物を何ら生成
しないばかりでなく、外部からの実質的な添加物は、pp
mオーダーのSOXおよび/またはNOXとほゞ等モル量のア
ンモニアガスおよび少量の冷却水だけであり、しかも反
応生成物として得られる副生物はそのまゝ肥料として使
用可能な高品質の硫安・硝安混合体であるため、極めて
理想的な排ガス浄化法である。すなわち、この方法は単
に大気汚染を防ぐための非生産的なガス浄化法ではな
く、有害ガスを原料として肥料を製造する方法であると
いうこともできる。したがって、従来はそのS分の高さ
のゆえに使用できなかった高S質石炭の燃料としての使
用がむしろ有利となる場合もあり得る。本方法によるSO
Xおよび/またはNOXの除去効果は極めて良好である。
今日、地球的規模で大きな社会問題となっている酸性雨
の主因は、排ガスによって大気に放出されたSOXおよび
/またはNOXであると言われている。また、光化学スモ
ッグの原因は主としてNOXであると考えられている。し
たがって、大気に放出される各種の排ガスから、放出前
にSOXおよびNOXが除去されていれば、上述の問題は解決
されるであろう。これら有害ガス成分を除去できるとい
う点では、既に問題は解決されている。したがって、電
子線照射法の残された問題点は、安定な連続操業技術の
確立と経済性の改善だけである。
の主因は、排ガスによって大気に放出されたSOXおよび
/またはNOXであると言われている。また、光化学スモ
ッグの原因は主としてNOXであると考えられている。し
たがって、大気に放出される各種の排ガスから、放出前
にSOXおよびNOXが除去されていれば、上述の問題は解決
されるであろう。これら有害ガス成分を除去できるとい
う点では、既に問題は解決されている。したがって、電
子線照射法の残された問題点は、安定な連続操業技術の
確立と経済性の改善だけである。
上述のごとき認識の上に立って、アンモニア添加電子線
照射による生産的排ガス浄化方法の開発、改良研究を鋭
意進めてきたが、既に実用化および普及の見通しは確実
となり、研究の重点は、最も効率的な実用的設備系の確
立に移っている。そこで中規模のパイロットプラントを
建造し、かなり長期間にわたって各種の実操業的データ
を採取し、分析検討した結果、本発明が生まれた。
照射による生産的排ガス浄化方法の開発、改良研究を鋭
意進めてきたが、既に実用化および普及の見通しは確実
となり、研究の重点は、最も効率的な実用的設備系の確
立に移っている。そこで中規模のパイロットプラントを
建造し、かなり長期間にわたって各種の実操業的データ
を採取し、分析検討した結果、本発明が生まれた。
電子線照射排ガス処理法においては、排ガスが電子線の
照射を受けて二次的に発生するX線を遮蔽する必要があ
る。このため、照射区域が、通常コンクリートの厚い遮
蔽壁で上下左右前後を囲まれて構成されている照射室の
内部に収納されるように装置を設計する必要がある。ま
た、二次的なX線は電子線が、主として排ガス中の気体
分子に衝突して発生し直線的にあらゆる方向に進行する
ため、照射区域に通じる排ガス導管を照射室外部の導管
と直線的に連結することはできず、両者の中間に少なく
とも2〜3回のベンドを設ける必要がある。すなわち、
電子線照射排ガス処理装置の典型的な構成の一例を原理
的に示せば第2図のようになる。第2図に基づいて説明
すると、SOXおよび/またはNOXを含有する排ガスは、ア
ンモニアを添加された後、導入管(ダクト)1を通して
照射室2の内部にある反応器4に送られる。導入管1は
主として反応器内部で二次的に発生するX線が外部に漏
れないようにするため、少なくとも2〜3回のベンド部
3を経た後に反応器4の入口に達するように構成されて
いる。反応器4内に導かれた排ガスは電子線加速機5か
らの電子線照射を受け、同ガス中の有毒ガス成分SOXお
よび/またはNOXは硫安および/または硝安からなる微
粉状固体に変る。このようにして生成した微粉状固体
は、導入管と同じ理由で少なくとも2〜3回のベンド部
6を有している導出管7を経由して流れる排ガスに含ま
れた状態で、照射室外部に設けられた集塵装置8に運ば
れ、ここで気体から分離されて回収され、浄化され排ガ
スは大気に放出される。
照射を受けて二次的に発生するX線を遮蔽する必要があ
る。このため、照射区域が、通常コンクリートの厚い遮
蔽壁で上下左右前後を囲まれて構成されている照射室の
内部に収納されるように装置を設計する必要がある。ま
た、二次的なX線は電子線が、主として排ガス中の気体
分子に衝突して発生し直線的にあらゆる方向に進行する
ため、照射区域に通じる排ガス導管を照射室外部の導管
と直線的に連結することはできず、両者の中間に少なく
とも2〜3回のベンドを設ける必要がある。すなわち、
電子線照射排ガス処理装置の典型的な構成の一例を原理
的に示せば第2図のようになる。第2図に基づいて説明
すると、SOXおよび/またはNOXを含有する排ガスは、ア
ンモニアを添加された後、導入管(ダクト)1を通して
照射室2の内部にある反応器4に送られる。導入管1は
主として反応器内部で二次的に発生するX線が外部に漏
れないようにするため、少なくとも2〜3回のベンド部
3を経た後に反応器4の入口に達するように構成されて
いる。反応器4内に導かれた排ガスは電子線加速機5か
らの電子線照射を受け、同ガス中の有毒ガス成分SOXお
よび/またはNOXは硫安および/または硝安からなる微
粉状固体に変る。このようにして生成した微粉状固体
は、導入管と同じ理由で少なくとも2〜3回のベンド部
6を有している導出管7を経由して流れる排ガスに含ま
れた状態で、照射室外部に設けられた集塵装置8に運ば
れ、ここで気体から分離されて回収され、浄化され排ガ
スは大気に放出される。
上記方式による排ガス浄化装置を実際に発電所や工場で
の実操業に適用した場合の問題点を探るために、第2図
に示す配置のパイロットプラントをつくり、長期間連続
運転する実験を行なったところ、導管7のベンド部6に
おいて、微粉状固形物の付着による閉塞が予想外に早く
起こり、長期間安定に連続運転することは机上で設計す
るほど容易でないことを思い知らされた。鋭意努力して
ベンド部6における固形物の付着を防止あるいは減少さ
せるための工夫をこらしたが、結局第2図に示される方
式の装置では問題解決には複雑な装置が必要のため実用
的でないという結論に達した。一方、ベンド部6のない
装置として、第4図に示すような装置をつくり試験を行
なった。第4図中、番号1,2,3,4,5は、それぞれ第2図
中にそれぞれ同一番号で表わされているものと同じもの
を表わしている。8は集塵装置、9は遮蔽板、10は排ガ
ス誘引ファン、11は煙突である。すなわち、第4図の装
置においては排ガス処理設備の圧力損失の低減を目的に
ベンド部6をなくし、反応器4の出力と集塵装置8の入
口とを直結した構造とした。ただし、照射区域で二次的
に発生するX線の漏えいを防ぐため、集塵装置8のケー
シングを放射線遮蔽材(試験装置ではコンクリート)で
つくり、9で示す入口部分に整流と遮蔽とを兼ねて遮蔽
板を千鳥状に設けた。このようにしてベンド部6をなく
したため、圧損が低減化され、一応の成果をあげ得た。
しかしながら、第4図の方式では遮蔽板9の部分に固形
物の付着、堆積が起こり、結局詰まってしまうので、長
時間の連続運転はできなかった。その後、いろいろな工
夫を試みたが、この問題を十分に解決することはできな
かった。
の実操業に適用した場合の問題点を探るために、第2図
に示す配置のパイロットプラントをつくり、長期間連続
運転する実験を行なったところ、導管7のベンド部6に
おいて、微粉状固形物の付着による閉塞が予想外に早く
起こり、長期間安定に連続運転することは机上で設計す
るほど容易でないことを思い知らされた。鋭意努力して
ベンド部6における固形物の付着を防止あるいは減少さ
せるための工夫をこらしたが、結局第2図に示される方
式の装置では問題解決には複雑な装置が必要のため実用
的でないという結論に達した。一方、ベンド部6のない
装置として、第4図に示すような装置をつくり試験を行
なった。第4図中、番号1,2,3,4,5は、それぞれ第2図
中にそれぞれ同一番号で表わされているものと同じもの
を表わしている。8は集塵装置、9は遮蔽板、10は排ガ
ス誘引ファン、11は煙突である。すなわち、第4図の装
置においては排ガス処理設備の圧力損失の低減を目的に
ベンド部6をなくし、反応器4の出力と集塵装置8の入
口とを直結した構造とした。ただし、照射区域で二次的
に発生するX線の漏えいを防ぐため、集塵装置8のケー
シングを放射線遮蔽材(試験装置ではコンクリート)で
つくり、9で示す入口部分に整流と遮蔽とを兼ねて遮蔽
板を千鳥状に設けた。このようにしてベンド部6をなく
したため、圧損が低減化され、一応の成果をあげ得た。
しかしながら、第4図の方式では遮蔽板9の部分に固形
物の付着、堆積が起こり、結局詰まってしまうので、長
時間の連続運転はできなかった。その後、いろいろな工
夫を試みたが、この問題を十分に解決することはできな
かった。
発明者は原点に戻って、この問題を考えることにし、電
子線照射法の副生物として生じる微粉状固形物の物性を
徹底的に調べることから始めた。この固形物が、硫安と
硝安の混合物であることは既に述べた。硝安は吸湿性が
著しく、固化、潮解しやすいとされている。しかしなが
ら、硫安の吸湿性は窒素肥料中で最も低いほうに属し、
相対湿度80%以下ではおおむね耐湿性であるとされてい
る。排ガス中のSOXとNOXとの比率は、たとえばSOXが150
0ppmのときNOXは300ppmという例が多くみられるよう
に、SOXのほうが圧倒的に多い。したがって、電子線照
射法で得られる微粉状固形物は比較的耐湿性のさらさら
したものであることが期待される。実際に捕収した粉末
を手にとって観察してもその期待は裏切られないことが
わかった。試算によるとSOX1500ppm,NOX300ppmの排ガス
中のSOXとNOXが100%固形物(硫安と硝安の混合体)転
化された場合、それによる排ガス中の固形分の増加は10
g/Nm3程度である。導管を通るときの排ガスの流速は通
常10〜20m/秒である。これを、微粉炭燃焼ボイラーの排
ガス中に含まれているフライアッシュと比較して考察し
た。フライアッシュは、通常、排ガス中に10〜20g/Nm3
程度含まれており、同排ガスは導管中を10〜20m/秒程度
の速度で集塵器へ向って輸送される。工場には各種の装
置が複雑に配置されており、排ガス導管はそれらによる
空間的制約を受けて配管されなければならないから、ボ
イラーで発生した排ガスが集塵器入口に達するまでに
は、第2図6のようなベンド部を通過することも少なく
ない。しかるにフライアッシュは堆積してベンド部が閉
塞されるようなことは実操業上、簡単には生じない。こ
の事実と対比して考察してみると、第2図に示す実験装
置による実験で、ベンド部6が、予想よりも遥かに短時
間で詰ってしまうのは、生成する固形物が極めて付着性
の強いものであるためと推測される。しかしながら、最
終製品として得られる白色微粉末は、さらさらした粉末
であって、そのように付着性の強い物質であるとはとう
てい考えられなかった。そこで発明者は、照射を受けた
SOXおよび/またはNOXが硫安硝酸混合物のさらさらした
微粉末に転化されるまでの中間過程において、付着力の
強い中間形態をとる期間があるものと考え、形成された
固形物がベンド部6に達するまでに数秒の反応時間を考
える必要があると考えた。だが、実用上、排ガスの流即
を10〜20m/秒とすることは是非とも必要である。したが
って、たとえば5秒の反応時間を与えるためには、反応
器からベンド部までの導管の長さを50〜100mとしなけれ
ばならない。そうすると、照射室を構成している厚いコ
ンクリートの遮蔽壁もそれだけ大きくしなければならな
い。そこで、第1図に示すような、反応器4の出口と集
塵器8の入口とを遮蔽板などを設けずに直結して両者を
照射室2内に収納した構成の装置を考案し、8におい
て、反応を完成させて生成微粉末がさらさらした固形物
となるようにし、この空間は集塵器そのものとしての機
能を有するものとしベンド部6を通過する固形物がなる
べく少なくなるような装置を試作した。8の部分を電気
集塵器としたところ、6を通過する固形物は第2図の装
置の場合の10分の1以下となり、3週間連続運転した
が、ベンド部6が閉塞して操業が不可能となる微候は生
じなかった。尚、導管7から排出される排ガス中の固形
物を実質的に0とすることは電気集塵器の能力を非常に
大きくしなければ困難であったので、7を出た排ガスを
バグフィルターに導き、これを通過させたところ、固形
物を十分満足できる程度に除去することができた。バグ
フィルターの目詰りによる圧力降下は比較的小さく、3
週間の連続運転期間中全く問題がなかった。これに関連
して述べておくが、先に第2図の装置において、8の集
塵器としてバグフィルターを用いる試験を行なったが、
バグフィルターは非常に短い時間で目詰りしてしまい、
長時間の連続運転は不可能であった。
子線照射法の副生物として生じる微粉状固形物の物性を
徹底的に調べることから始めた。この固形物が、硫安と
硝安の混合物であることは既に述べた。硝安は吸湿性が
著しく、固化、潮解しやすいとされている。しかしなが
ら、硫安の吸湿性は窒素肥料中で最も低いほうに属し、
相対湿度80%以下ではおおむね耐湿性であるとされてい
る。排ガス中のSOXとNOXとの比率は、たとえばSOXが150
0ppmのときNOXは300ppmという例が多くみられるよう
に、SOXのほうが圧倒的に多い。したがって、電子線照
射法で得られる微粉状固形物は比較的耐湿性のさらさら
したものであることが期待される。実際に捕収した粉末
を手にとって観察してもその期待は裏切られないことが
わかった。試算によるとSOX1500ppm,NOX300ppmの排ガス
中のSOXとNOXが100%固形物(硫安と硝安の混合体)転
化された場合、それによる排ガス中の固形分の増加は10
g/Nm3程度である。導管を通るときの排ガスの流速は通
常10〜20m/秒である。これを、微粉炭燃焼ボイラーの排
ガス中に含まれているフライアッシュと比較して考察し
た。フライアッシュは、通常、排ガス中に10〜20g/Nm3
程度含まれており、同排ガスは導管中を10〜20m/秒程度
の速度で集塵器へ向って輸送される。工場には各種の装
置が複雑に配置されており、排ガス導管はそれらによる
空間的制約を受けて配管されなければならないから、ボ
イラーで発生した排ガスが集塵器入口に達するまでに
は、第2図6のようなベンド部を通過することも少なく
ない。しかるにフライアッシュは堆積してベンド部が閉
塞されるようなことは実操業上、簡単には生じない。こ
の事実と対比して考察してみると、第2図に示す実験装
置による実験で、ベンド部6が、予想よりも遥かに短時
間で詰ってしまうのは、生成する固形物が極めて付着性
の強いものであるためと推測される。しかしながら、最
終製品として得られる白色微粉末は、さらさらした粉末
であって、そのように付着性の強い物質であるとはとう
てい考えられなかった。そこで発明者は、照射を受けた
SOXおよび/またはNOXが硫安硝酸混合物のさらさらした
微粉末に転化されるまでの中間過程において、付着力の
強い中間形態をとる期間があるものと考え、形成された
固形物がベンド部6に達するまでに数秒の反応時間を考
える必要があると考えた。だが、実用上、排ガスの流即
を10〜20m/秒とすることは是非とも必要である。したが
って、たとえば5秒の反応時間を与えるためには、反応
器からベンド部までの導管の長さを50〜100mとしなけれ
ばならない。そうすると、照射室を構成している厚いコ
ンクリートの遮蔽壁もそれだけ大きくしなければならな
い。そこで、第1図に示すような、反応器4の出口と集
塵器8の入口とを遮蔽板などを設けずに直結して両者を
照射室2内に収納した構成の装置を考案し、8におい
て、反応を完成させて生成微粉末がさらさらした固形物
となるようにし、この空間は集塵器そのものとしての機
能を有するものとしベンド部6を通過する固形物がなる
べく少なくなるような装置を試作した。8の部分を電気
集塵器としたところ、6を通過する固形物は第2図の装
置の場合の10分の1以下となり、3週間連続運転した
が、ベンド部6が閉塞して操業が不可能となる微候は生
じなかった。尚、導管7から排出される排ガス中の固形
物を実質的に0とすることは電気集塵器の能力を非常に
大きくしなければ困難であったので、7を出た排ガスを
バグフィルターに導き、これを通過させたところ、固形
物を十分満足できる程度に除去することができた。バグ
フィルターの目詰りによる圧力降下は比較的小さく、3
週間の連続運転期間中全く問題がなかった。これに関連
して述べておくが、先に第2図の装置において、8の集
塵器としてバグフィルターを用いる試験を行なったが、
バグフィルターは非常に短い時間で目詰りしてしまい、
長時間の連続運転は不可能であった。
以上の説明から明らかであるように、反応器と集塵器を
直結して照射室内部に収納した第1図に示す方式の本発
明の装置により、アンモニア添加電子線照射排ガス処理
法を実施するための装置系を長時間安定に連続運転する
ことが可能となった。
直結して照射室内部に収納した第1図に示す方式の本発
明の装置により、アンモニア添加電子線照射排ガス処理
法を実施するための装置系を長時間安定に連続運転する
ことが可能となった。
この方法を実操業に適用する場合の好ましい装置配列の
一例を第3図に示した。
一例を第3図に示した。
第1図は本発明の電子線照射排ガス処理装置の構成を原
理的に示す概略図である。 第2図は本発明装置が開発される前に、実操業用として
考案され研究に使用されていた電子線照射排ガス処理装
置の概略図である。 第3図は本発明装置を実操業に適用する場合の好ましい
態様の一例を示す図である。 第4図は本発明装置開発研究の過程で試作検討された電
子線照射排ガス処理装置の一例を示す図である。 図中の参照番号はそれぞれ次のものを表わす。 1……排ガス導入管(ダクト) 2……照射室 3……排ガス導入管(ダクト)のベンド部 4……反応器 5……電子線加速機 6……排ガス搬出管(ダクト)のベンド部 7……排ガス搬出管(ダクト) 8……電気集塵器 9……千鳥状遮蔽板 10……排ガス誘引ファン 11……煙突
理的に示す概略図である。 第2図は本発明装置が開発される前に、実操業用として
考案され研究に使用されていた電子線照射排ガス処理装
置の概略図である。 第3図は本発明装置を実操業に適用する場合の好ましい
態様の一例を示す図である。 第4図は本発明装置開発研究の過程で試作検討された電
子線照射排ガス処理装置の一例を示す図である。 図中の参照番号はそれぞれ次のものを表わす。 1……排ガス導入管(ダクト) 2……照射室 3……排ガス導入管(ダクト)のベンド部 4……反応器 5……電子線加速機 6……排ガス搬出管(ダクト)のベンド部 7……排ガス搬出管(ダクト) 8……電気集塵器 9……千鳥状遮蔽板 10……排ガス誘引ファン 11……煙突
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 ZAB 53/74 B03C 3/155 8925−4D B03C 3/14 A
Claims (2)
- 【請求項1】イ) 排ガスを反応器に運ぶためのダク
ト; ロ) ダクト(イ)の末端部に連結された排ガス入口、
電気集塵器入口に直結された排ガス出口、電子線照射
窓、および排ガスが通過しながら照射を受ける照射空間
を有する反応器; ハ) 前記電子線照射窓を通して排ガスに電子線を照射
できるように配置された電子線加速機; ニ) 前記反応器出口に直結された排ガス入口とベンド
部をもつ排出ダクトに連結された排ガス出口とをもつ電
気集塵器; ホ) 反応器(ロ)、電子線加速機(ハ)の直管部また
は電子線加速機全体および電気集塵器を内部に収納し、
これらを包囲する上下左右前後の放射線遮蔽壁によって
構成される照射室; ヘ) 電気集塵器(ニ)の出口に一端を連結され少なく
とも2つのベンド部を有し、照射室外部へ排ガスを運ぶ
通路を与えるダクト;および ト) ダクト(ヘ)からの排ガスを導入してさらに処理
するためのバグフィルター; の各要素を有して構成されるアンモニア添加電子線照射
排ガス処理装置。 - 【請求項2】前記ダクト(イ)が少なくとも2つのベン
ド部をもつダクトである特許請求の範囲第1項に記載の
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14069887A JPH0720535B2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 電子線照射排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14069887A JPH0720535B2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 電子線照射排ガス処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63302924A JPS63302924A (ja) | 1988-12-09 |
| JPH0720535B2 true JPH0720535B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=15274659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14069887A Expired - Fee Related JPH0720535B2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 電子線照射排ガス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720535B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8956262B2 (en) | 2011-09-22 | 2015-02-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Continuously variable transmission |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL288355A1 (en) * | 1989-12-22 | 1991-09-23 | Ebara Corp | Method of desulfurizing and denitrogenizing outlet gases by multi-step exposure to an electron beam and apparatus therefor |
| JPH0671134A (ja) * | 1992-07-09 | 1994-03-15 | Toshiba Corp | 排ガス中の二酸化炭素除去装置および二酸化炭素除去方法 |
| US7189978B2 (en) | 2000-06-20 | 2007-03-13 | Advanced Electron Beams, Inc. | Air sterilizing system |
| US6623706B2 (en) | 2000-06-20 | 2003-09-23 | Advanced Electron Beams, Inc. | Air sterilizing system |
| US6623705B2 (en) | 2000-06-20 | 2003-09-23 | Advanced Electron Beams, Inc. | Gas conversion system |
-
1987
- 1987-06-04 JP JP14069887A patent/JPH0720535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8956262B2 (en) | 2011-09-22 | 2015-02-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Continuously variable transmission |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63302924A (ja) | 1988-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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