JPH07208541A - 防振構造 - Google Patents
防振構造Info
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- JPH07208541A JPH07208541A JP6002652A JP265294A JPH07208541A JP H07208541 A JPH07208541 A JP H07208541A JP 6002652 A JP6002652 A JP 6002652A JP 265294 A JP265294 A JP 265294A JP H07208541 A JPH07208541 A JP H07208541A
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- JP
- Japan
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- vibration
- frame
- mass body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 梁と、そこに吊支され周期的な力が加えられ
る架構の両方の振動を防止することのできる防振構造を
提供することにある。 【構成】 架構(2)から梁(1)への振動の伝達を妨
げるべく吊下げ部材(3)中に第1のばね手段(4)を
介在させると共に、梁から第2のばね手段(5)を介し
て付加質量体(6)を吊り下げて周期的な力によってな
される仕事を付加質量体の振動として吸収させるように
したことを特徴としている。即ち、この防振構造は、振
動絶縁として第1のばね手段を梁と架構との間に介在さ
せ、かつ、ダイナミック・ダンパーとして付加質量体及
び第2のばね手段を架構に取り付けたものである。
る架構の両方の振動を防止することのできる防振構造を
提供することにある。 【構成】 架構(2)から梁(1)への振動の伝達を妨
げるべく吊下げ部材(3)中に第1のばね手段(4)を
介在させると共に、梁から第2のばね手段(5)を介し
て付加質量体(6)を吊り下げて周期的な力によってな
される仕事を付加質量体の振動として吸収させるように
したことを特徴としている。即ち、この防振構造は、振
動絶縁として第1のばね手段を梁と架構との間に介在さ
せ、かつ、ダイナミック・ダンパーとして付加質量体及
び第2のばね手段を架構に取り付けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梁の振動を防止するた
めの防振構造に関し、より詳細には、梁から吊り下げら
れた架構等の質量体に周期的な力が加わえられる構造物
における防振構造に関するものである。
めの防振構造に関し、より詳細には、梁から吊り下げら
れた架構等の質量体に周期的な力が加わえられる構造物
における防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場や倉庫等においては、電動モータ等
を駆動源とする機械類を建屋の梁から吊り下げた状態で
支持することがある。かかる場合、従来においては、梁
から下方に延びる吊柱の下端に架構を固定し、この架構
に機械類を設置していた。
を駆動源とする機械類を建屋の梁から吊り下げた状態で
支持することがある。かかる場合、従来においては、梁
から下方に延びる吊柱の下端に架構を固定し、この架構
に機械類を設置していた。
【0003】しかしながら、機械類を運転すると、電動
モータ等の駆動源から周期的な力が架構及び吊柱を介し
て梁に伝達され、梁が微振動を生ずることがある。この
ような振動は好ましくなく、特に当該梁がその上の階の
床を受けるためのものである場合には、床をも振動させ
ることになるので、可能な限り防止すべきものである。
モータ等の駆動源から周期的な力が架構及び吊柱を介し
て梁に伝達され、梁が微振動を生ずることがある。この
ような振動は好ましくなく、特に当該梁がその上の階の
床を受けるためのものである場合には、床をも振動させ
ることになるので、可能な限り防止すべきものである。
【0004】このため、従来一般には、ビルの防振装置
として近年多用されているダイナミック・ダンパー方
式、或は、梁と架構との間に防振ゴムないしはばねを介
在させる防振ゴム方式のいずれかを採用し、梁の振動を
防止することとしている。
として近年多用されているダイナミック・ダンパー方
式、或は、梁と架構との間に防振ゴムないしはばねを介
在させる防振ゴム方式のいずれかを採用し、梁の振動を
防止することとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、全く防振対
策が施されていない梁において、梁の振動を測定し周波
数解析してみると、振幅のピークはかなり周波数の低い
ところで現れる。この振幅のピークは、理論的に算出さ
れる均一梁断面の曲げ振動の共振周波数からも相当に離
れた低いところに現れるため、梁は梁自体の弾性固有振
動数で振動しているのではないことは明らかである。そ
こで、この梁の振動は直線ばねの両端支持梁型ばね振動
としてとらえることも考えられるが、この場合はばねと
しては非常に硬いものとなるので、共振点は高い周波数
の位置であるにも拘らず、測定による振幅のピークは共
振点から大きく離れている。従って、この梁の振動は、
前述したように、架構に搭載されている駆動源による周
期的な力によると考えられる。
策が施されていない梁において、梁の振動を測定し周波
数解析してみると、振幅のピークはかなり周波数の低い
ところで現れる。この振幅のピークは、理論的に算出さ
れる均一梁断面の曲げ振動の共振周波数からも相当に離
れた低いところに現れるため、梁は梁自体の弾性固有振
動数で振動しているのではないことは明らかである。そ
こで、この梁の振動は直線ばねの両端支持梁型ばね振動
としてとらえることも考えられるが、この場合はばねと
しては非常に硬いものとなるので、共振点は高い周波数
の位置であるにも拘らず、測定による振幅のピークは共
振点から大きく離れている。従って、この梁の振動は、
前述したように、架構に搭載されている駆動源による周
期的な力によると考えられる。
【0006】かかる前提の下では、「初めの系、即ち梁
が共振点から遥かに離れて加振されている場合は、ダン
パーを付ける意味はあまりない。」ということが理論的
に既に分かっているので、梁の防振対策としてダイナミ
ック・ダンパー方式を採用しても、殆ど効果がないこと
は明らかである。
が共振点から遥かに離れて加振されている場合は、ダン
パーを付ける意味はあまりない。」ということが理論的
に既に分かっているので、梁の防振対策としてダイナミ
ック・ダンパー方式を採用しても、殆ど効果がないこと
は明らかである。
【0007】別言すれば、ダイナミック・ダンパー方式
の吸振器が有効に機能するためには、主振動系の質量と
吸振器の質量との比があまり大きくないこと、及び、主
振動系の振幅がある程度大きいことが必要である。しか
るに梁の微振動を止めようと吸振器を設定する場合、梁
の重量が大きいならば、吸振器の重量も大きくしなけれ
ば意味がなく、また微振動であれば効きが悪いので、梁
に直接吸振器を付けて梁の防振装置とすることには難点
がある。
の吸振器が有効に機能するためには、主振動系の質量と
吸振器の質量との比があまり大きくないこと、及び、主
振動系の振幅がある程度大きいことが必要である。しか
るに梁の微振動を止めようと吸振器を設定する場合、梁
の重量が大きいならば、吸振器の重量も大きくしなけれ
ば意味がなく、また微振動であれば効きが悪いので、梁
に直接吸振器を付けて梁の防振装置とすることには難点
がある。
【0008】一方、第2の防振ゴム方式は振動絶縁の原
理に基づく対策である。従って、振動絶縁のみを主眼に
するのであれば、架構と梁の間に介在させる防振ゴムは
柔らかいほど、即ちばね定数が小さいほど効果があるこ
とは自明である。また、電動モータ等の駆動源からの周
期的な力は周波数が低いため、防振ゴムは相当にばね定
数が小さいものでなければならない。一方、架構に設置
した機械類の立場からすれば、防振ゴムを柔らかくする
ことは、機械類の振動の原因となるので、あまりに柔ら
かい防振ゴムを使用することは好ましくない。そこで、
従来一般には、梁の防振と機械類の防振の両者を考慮し
つつ、ばね定数の選定が行われている。
理に基づく対策である。従って、振動絶縁のみを主眼に
するのであれば、架構と梁の間に介在させる防振ゴムは
柔らかいほど、即ちばね定数が小さいほど効果があるこ
とは自明である。また、電動モータ等の駆動源からの周
期的な力は周波数が低いため、防振ゴムは相当にばね定
数が小さいものでなければならない。一方、架構に設置
した機械類の立場からすれば、防振ゴムを柔らかくする
ことは、機械類の振動の原因となるので、あまりに柔ら
かい防振ゴムを使用することは好ましくない。そこで、
従来一般には、梁の防振と機械類の防振の両者を考慮し
つつ、ばね定数の選定が行われている。
【0009】理論的には、運転角速度(架構の振動角速
度)ω(r/s) と共振角速度(梁の振動角速度)ωn (r/
s) の比(ω/ωn )が21/2 よりも大きいほど良いと
いうことになっているが、実際には前述の理由から当該
比が21/2 を僅かに越える程度の比較的硬い防振ゴムを
選定しているため、防振効果としてはあまり期待できな
い。
度)ω(r/s) と共振角速度(梁の振動角速度)ωn (r/
s) の比(ω/ωn )が21/2 よりも大きいほど良いと
いうことになっているが、実際には前述の理由から当該
比が21/2 を僅かに越える程度の比較的硬い防振ゴムを
選定しているため、防振効果としてはあまり期待できな
い。
【0010】しかも、防振ゴムを梁と架構の間に介在さ
せることにより、架構を梁に直結させた場合よりも架構
自体の振幅が必然的に大きくなり、この揺れにより機械
類に悪影響を及ぼすおそれがある。
せることにより、架構を梁に直結させた場合よりも架構
自体の振幅が必然的に大きくなり、この揺れにより機械
類に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0011】そこで、本発明の目的は、梁のみならず、
周期的な力が加えられる架構の振動をも防止することが
できる防振構造を提供することにある。
周期的な力が加えられる架構の振動をも防止することが
できる防振構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による防振構造は、両端が支持された梁から
吊下げ部材により質量体(mass)が吊り下げられて
いる構造物において、質量体に鉛直方向の周期的な力が
加えられた際における梁及び質量体の振動を防止するの
に適用されるものであり、質量体から梁への振動の伝達
を妨げるべく吊下げ部材中に第1のばね手段を介在させ
ると共に、質量体から第2のばね手段を介して付加質量
体を吊り下げて前記周期的な力によってなされる仕事を
付加質量体の振動として吸収させるようにしたことを特
徴としている。
に、本発明による防振構造は、両端が支持された梁から
吊下げ部材により質量体(mass)が吊り下げられて
いる構造物において、質量体に鉛直方向の周期的な力が
加えられた際における梁及び質量体の振動を防止するの
に適用されるものであり、質量体から梁への振動の伝達
を妨げるべく吊下げ部材中に第1のばね手段を介在させ
ると共に、質量体から第2のばね手段を介して付加質量
体を吊り下げて前記周期的な力によってなされる仕事を
付加質量体の振動として吸収させるようにしたことを特
徴としている。
【0013】より具体的な一実施態様においては、前記
質量体は、駆動源を有する機械類が設置された架構であ
り、質量体に加えられる周期的な力は駆動源の作動によ
り生じる力である。
質量体は、駆動源を有する機械類が設置された架構であ
り、質量体に加えられる周期的な力は駆動源の作動によ
り生じる力である。
【0014】図1は、本発明の構成を振動モデルとして
示した説明図である。この図において、符号1は梁を示
している。この梁1は両端支持型であり、梁1自体は直
線ばねとしての性質を有するので、図示の如く、両端が
ばね1aで支持された長尺の剛性棒状部材1bとして表
すことができる。
示した説明図である。この図において、符号1は梁を示
している。この梁1は両端支持型であり、梁1自体は直
線ばねとしての性質を有するので、図示の如く、両端が
ばね1aで支持された長尺の剛性棒状部材1bとして表
すことができる。
【0015】また、符号2は、梁1から吊下げ部材3を
介して吊り下げられた質量体としての架構である。この
架構2には、電動モータ等の駆動源を有する機械類(図
示しない)が設置され、その駆動源から周期的な力が加
えられるようになっている。また、吊下げ部材3中には
例えば防振ゴムの如き第1のばね手段4が挿入されてい
る。
介して吊り下げられた質量体としての架構である。この
架構2には、電動モータ等の駆動源を有する機械類(図
示しない)が設置され、その駆動源から周期的な力が加
えられるようになっている。また、吊下げ部材3中には
例えば防振ゴムの如き第1のばね手段4が挿入されてい
る。
【0016】更に、架構2には第2のばね手段5を介し
て付加質量体6が吊り下げられ、これにより架構2の振
動を吸振する吸振系、いわゆるダイナミック・ダンパー
が構成される。
て付加質量体6が吊り下げられ、これにより架構2の振
動を吸振する吸振系、いわゆるダイナミック・ダンパー
が構成される。
【0017】
【作用】図1から理解されるように、本発明による構成
は3振動系となっており、架構2から梁1への振動は第
1のばね手段4により遮断され、また、架構2自体の振
動は付加質量体6による吸振系で吸収、緩和される。
は3振動系となっており、架構2から梁1への振動は第
1のばね手段4により遮断され、また、架構2自体の振
動は付加質量体6による吸振系で吸収、緩和される。
【0018】いま、この系の一部である架構2に周期的
な力(F・sinωt)を作用させると、以下の諸関係
が成立する。
な力(F・sinωt)を作用させると、以下の諸関係
が成立する。
【0019】まず、ばね1aとしての部分の質量を除い
た梁1の質量、即ち棒状部材1bの質量をM1 (kg)、機
械類の質量を含む架構2の質量をM2 (kg)、付加質量体
6の質量をM3 (kg)とし、梁1のばね1aのばね定数、
第1のばね手段4のばね定数、第2のばね手段5のばね
定数をそれぞれK1 (kgf/cm)、K2 (kgf/cm)、K3 (kgf
/cm)とした場合、粘性抵抗を無視して振動方程式を立て
れば、 M1 ・X1 ″+K1 ・X1 +K2 ・(X1 −X2 )=0 (1) M2 ・X2 ″+K2 ・(X2 −X1 )+K3 ・(X2 −X3 ) =F・sinωt (2) M3 ・X3 ″+K3 ・(X3 −X2 )=0 (3) を得る。
た梁1の質量、即ち棒状部材1bの質量をM1 (kg)、機
械類の質量を含む架構2の質量をM2 (kg)、付加質量体
6の質量をM3 (kg)とし、梁1のばね1aのばね定数、
第1のばね手段4のばね定数、第2のばね手段5のばね
定数をそれぞれK1 (kgf/cm)、K2 (kgf/cm)、K3 (kgf
/cm)とした場合、粘性抵抗を無視して振動方程式を立て
れば、 M1 ・X1 ″+K1 ・X1 +K2 ・(X1 −X2 )=0 (1) M2 ・X2 ″+K2 ・(X2 −X1 )+K3 ・(X2 −X3 ) =F・sinωt (2) M3 ・X3 ″+K3 ・(X3 −X2 )=0 (3) を得る。
【0020】いま、仮に、 X1 =a1 ・sinωt (4) X2 =a2 ・sinωt (5) X3 =a3 ・sinωt (6) とし、(4)式、(5)式及び(6)式を(1)式、
(2)式及び(3)式に代入すれば、 (K1 +K2 −M1 ・ω2 )・a1 −K2 ・a2 =0 (7) (K2 +K3 −M2 ・ω2 )・a2 −K2 ・a1 −K3 ・a3 =F (8) (K3 −M3 ・ω2 )・a3 −K3 ・a2 =0 (9) となる。ここで、a1 は梁1の棒状部材1bの振幅(c
m)、a2 は架構2の振幅(cm)、a3 は付加質量体6の振
幅(cm)である。
(2)式及び(3)式に代入すれば、 (K1 +K2 −M1 ・ω2 )・a1 −K2 ・a2 =0 (7) (K2 +K3 −M2 ・ω2 )・a2 −K2 ・a1 −K3 ・a3 =F (8) (K3 −M3 ・ω2 )・a3 −K3 ・a2 =0 (9) となる。ここで、a1 は梁1の棒状部材1bの振幅(c
m)、a2 は架構2の振幅(cm)、a3 は付加質量体6の振
幅(cm)である。
【0021】一方、梁1の系の固有振動数P1 (r/s) 、
架構2の系の固有振動数P2 (r/s)、付加質量体6の系
の固有振動数P3 (r/s) は次のようになる。 P1 =(K1 /M1 )1/2 (10) P2 =(K2 /M2 )1/2 (11) P3 =(K3 /M3 )1/2 (12)
架構2の系の固有振動数P2 (r/s)、付加質量体6の系
の固有振動数P3 (r/s) は次のようになる。 P1 =(K1 /M1 )1/2 (10) P2 =(K2 /M2 )1/2 (11) P3 =(K3 /M3 )1/2 (12)
【0022】また、架構2の系のばね手段4に対する静
たわみXST2 (cm)は、 XST2 =F/K2 (13) となる。いま、 R21=K2 /K1 (14) R32=K3 /K2 (15) D1 =1+R21−(ω/P1 )2 (16) D2 =1+R32−(ω/P2 )2 (17) D3 =1−(ω/P3 )2 (18) と置き、(7)式をK1 で割り、整理すると、 D1 ・a1 −R21・a2 =0 (19) が得られる。
たわみXST2 (cm)は、 XST2 =F/K2 (13) となる。いま、 R21=K2 /K1 (14) R32=K3 /K2 (15) D1 =1+R21−(ω/P1 )2 (16) D2 =1+R32−(ω/P2 )2 (17) D3 =1−(ω/P3 )2 (18) と置き、(7)式をK1 で割り、整理すると、 D1 ・a1 −R21・a2 =0 (19) が得られる。
【0023】同様に、(8)式及び(9)式をそれぞれ
K2 及びK3 で割り、整理すると次式が得られる。 D2 ・a2 −a1 −R32・a3 =XST2 (20) D3 ・a3 −a2 =0 (21)
K2 及びK3 で割り、整理すると次式が得られる。 D2 ・a2 −a1 −R32・a3 =XST2 (20) D3 ・a3 −a2 =0 (21)
【0024】いま、次のようにD0 を決めると、 D0 =D1 ・D2 ・D3 −R21・D3 −R32・D1 (22) 振幅a1 ,a2 ,a3 の値は次式のようになる。 a1 =XST2 ・R21・D3 /D0 (23) a2 =XST2 ・D3 ・D1 /D0 (24) a3 =XST2 ・D1 /D0 (25)
【0025】ここで、 K3 =M3 ・ω2 (26) が成立するように、付加質量体6の質量M3 と第2のば
ね手段5のばね定数K3の関係を設定するならば、(1
2)式及び(18)式から、 D3 =0 (27) が成立する。
ね手段5のばね定数K3の関係を設定するならば、(1
2)式及び(18)式から、 D3 =0 (27) が成立する。
【0026】従って、(23)式及び(24)式から、 a1 =a2 =0 (28) となって、梁1と架構2の振動はなくなる。実際には、
第2のばね手段5のばね定数K3 には誤差があるため、
(26)式が完全に成立することはないが、防振措置を
採っていない場合に比して梁1及び架構2の振動が大幅
に低減されることになる。
第2のばね手段5のばね定数K3 には誤差があるため、
(26)式が完全に成立することはないが、防振措置を
採っていない場合に比して梁1及び架構2の振動が大幅
に低減されることになる。
【0027】尚、(26)式が成立するとき、(22)
式は、 D0 =−R32・D1 (29) となって、付加質量体6の振幅a3 は(13)式及び
(25)式から、 a3 =XST2 ・D1 /D0 (30) となる。
式は、 D0 =−R32・D1 (29) となって、付加質量体6の振幅a3 は(13)式及び
(25)式から、 a3 =XST2 ・D1 /D0 (30) となる。
【0028】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0029】図2及び図3は本発明による防振構造の一
実施例を示す正面図である。図2及び図3において、符
号10は両端支持型の梁であり、符号20はこの梁10
に吊柱(吊下げ部材)30を介して吊支された架構であ
る。架構20には、図示しないが、電動モータ等の駆動
源が搭載された機械類が取り付けられている。機械類の
運転時、架構20には駆動源から周期的な力が鉛直方向
に加えられるため、従来ならば、梁10又は架構20に
鉛直方向の振動が生じる傾向があった。
実施例を示す正面図である。図2及び図3において、符
号10は両端支持型の梁であり、符号20はこの梁10
に吊柱(吊下げ部材)30を介して吊支された架構であ
る。架構20には、図示しないが、電動モータ等の駆動
源が搭載された機械類が取り付けられている。機械類の
運転時、架構20には駆動源から周期的な力が鉛直方向
に加えられるため、従来ならば、梁10又は架構20に
鉛直方向の振動が生じる傾向があった。
【0030】このため、本発明では、梁10と架構20
との間に第1のばね手段として防振ゴム40,42を挿
入し、架構20から梁10への振動の伝達を妨げること
としている。より詳細に述べるならば、各吊柱30の下
端には脚柱プレート32が水平に溶着されており、この
脚柱プレート32と架構20の水平部分22とは、両者
間に第1防振ゴム40を挟持した形で、ボルト24及び
ナット25により結合されている。ボルト24は架構2
0の水平部分22及び脚柱プレート32に設けられたボ
ルト穴26,34に下方から遊嵌されており、脚柱プレ
ート32から上方に突出したボルト24のねじ部には第
2防振ゴム42及び押え板28を介してナット25が螺
合されている。
との間に第1のばね手段として防振ゴム40,42を挿
入し、架構20から梁10への振動の伝達を妨げること
としている。より詳細に述べるならば、各吊柱30の下
端には脚柱プレート32が水平に溶着されており、この
脚柱プレート32と架構20の水平部分22とは、両者
間に第1防振ゴム40を挟持した形で、ボルト24及び
ナット25により結合されている。ボルト24は架構2
0の水平部分22及び脚柱プレート32に設けられたボ
ルト穴26,34に下方から遊嵌されており、脚柱プレ
ート32から上方に突出したボルト24のねじ部には第
2防振ゴム42及び押え板28を介してナット25が螺
合されている。
【0031】このような配置で防振ゴム40,42を取
り付けた場合、架構20は脚柱プレート32に対して上
下に移動可能であるが、架構20の下方への動きは第1
防振ゴム40により抑制され、逆に、架構20の上方へ
の動きは第2防振ゴム42により抑制される。従って、
架構20が駆動源により加振されても、その振動は梁1
0には伝わらない。
り付けた場合、架構20は脚柱プレート32に対して上
下に移動可能であるが、架構20の下方への動きは第1
防振ゴム40により抑制され、逆に、架構20の上方へ
の動きは第2防振ゴム42により抑制される。従って、
架構20が駆動源により加振されても、その振動は梁1
0には伝わらない。
【0032】また、本発明によれば、架構20に生じる
振動を吸収するために、架構20にダイナミック・ダン
パーが設けられている。このダイナミック・ダンパー
は、架構20の水平部分22の中心部に溶着され鉛直方
向下方に延びる垂下プレート29と、この垂下プレート
29の下部部分に第2のばね手段としてのせん断型防振
ゴム50,52を介して取り付けられた付加質量体60
とから主に構成されている。付加質量体60は、垂下プ
レート29の下部部分の各面に対向配置された2枚の鋼
板62,64と、これらの鋼板62,64同士を締結す
るボルト66及びナット68とから成り、各鋼板62,
64と垂下プレート29との間には防振ゴム50,52
が配置されている。図3に示すように、2枚の鋼板6
2,64は、防振ゴム50,52及び垂下プレート29
と干渉しないように、その四隅部分でボルト66及びナ
ット68により互いに結合され、防振ゴム50,52を
一定の圧力で圧縮している。これにより、付加質量体6
0及び防振ゴム50,52は摩擦により垂下プレート2
9に対して固定されるが、垂下プレート29からの脱落
を防止するために、鋼板62,64と防振ゴム50,5
2との間、及び、防振ゴム50,52と垂下プレート2
9との間は接着剤等で接着するのが好ましい。この防振
ゴム50,52はせん断型であるので、付加質量体60
は垂下プレート29を基準として鉛直方向に振動させる
ことが可能である。
振動を吸収するために、架構20にダイナミック・ダン
パーが設けられている。このダイナミック・ダンパー
は、架構20の水平部分22の中心部に溶着され鉛直方
向下方に延びる垂下プレート29と、この垂下プレート
29の下部部分に第2のばね手段としてのせん断型防振
ゴム50,52を介して取り付けられた付加質量体60
とから主に構成されている。付加質量体60は、垂下プ
レート29の下部部分の各面に対向配置された2枚の鋼
板62,64と、これらの鋼板62,64同士を締結す
るボルト66及びナット68とから成り、各鋼板62,
64と垂下プレート29との間には防振ゴム50,52
が配置されている。図3に示すように、2枚の鋼板6
2,64は、防振ゴム50,52及び垂下プレート29
と干渉しないように、その四隅部分でボルト66及びナ
ット68により互いに結合され、防振ゴム50,52を
一定の圧力で圧縮している。これにより、付加質量体6
0及び防振ゴム50,52は摩擦により垂下プレート2
9に対して固定されるが、垂下プレート29からの脱落
を防止するために、鋼板62,64と防振ゴム50,5
2との間、及び、防振ゴム50,52と垂下プレート2
9との間は接着剤等で接着するのが好ましい。この防振
ゴム50,52はせん断型であるので、付加質量体60
は垂下プレート29を基準として鉛直方向に振動させる
ことが可能である。
【0033】図1に示した振動モデル図は、図2及び図
3の構成をモデル化したものに他ならない。従って、上
で列挙した関係式を満たすように各部材の質量やばね定
数等を設定することで、梁10及び架構20の振動を抑
制することができる。即ち、機械類の駆動源を作動させ
て架構20に周期的な力を加えた場合、その力による振
動は防振ゴム40,42の存在により梁10には伝わら
ず、梁10には振動は殆ど発生しない。一方、駆動源か
らの周期的な力によりなされる仕事は、架構20に吊り
下げられた付加質量体60の振動として吸収されるた
め、架構20の振動も抑制されることになる。
3の構成をモデル化したものに他ならない。従って、上
で列挙した関係式を満たすように各部材の質量やばね定
数等を設定することで、梁10及び架構20の振動を抑
制することができる。即ち、機械類の駆動源を作動させ
て架構20に周期的な力を加えた場合、その力による振
動は防振ゴム40,42の存在により梁10には伝わら
ず、梁10には振動は殆ど発生しない。一方、駆動源か
らの周期的な力によりなされる仕事は、架構20に吊り
下げられた付加質量体60の振動として吸収されるた
め、架構20の振動も抑制されることになる。
【0034】以上、本発明の好適な実施例について述べ
たが、本発明はこれに限定されることはなく本発明の技
術的思想に基づいて種々の変形が可能なことは勿論であ
る。
たが、本発明はこれに限定されることはなく本発明の技
術的思想に基づいて種々の変形が可能なことは勿論であ
る。
【0035】例えば、上記実施例では、第1のばね手段
である防振ゴム40,42を吊柱30と架構20との間
に配置することとしているが、防振ゴム40,42の位
置は他の位置であってもよく、また、防振ゴム40,4
2の取付構造も上記実施例のものに限定されない。更
に、防振ゴム40,42,50,52に代えてコイルば
ね等を用いることも可能である。
である防振ゴム40,42を吊柱30と架構20との間
に配置することとしているが、防振ゴム40,42の位
置は他の位置であってもよく、また、防振ゴム40,4
2の取付構造も上記実施例のものに限定されない。更
に、防振ゴム40,42,50,52に代えてコイルば
ね等を用いることも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、梁
及びそこに吊り下げられた架構等の質量体の振動を大幅
に低減することできる。従って、梁の上に床が張られて
いても、その床に振動は殆ど伝わらず、その上に立つ者
に不快感を与えることもない。また、架構に機械類が設
置されている場合、その機械類に及ぼされる振動による
影響も極めて少なく、機械類の寿命や信頼性の向上に寄
与する。
及びそこに吊り下げられた架構等の質量体の振動を大幅
に低減することできる。従って、梁の上に床が張られて
いても、その床に振動は殆ど伝わらず、その上に立つ者
に不快感を与えることもない。また、架構に機械類が設
置されている場合、その機械類に及ぼされる振動による
影響も極めて少なく、機械類の寿命や信頼性の向上に寄
与する。
【図1】本発明による防振構造を振動モデルとして示し
た説明図である。
た説明図である。
【図2】本発明による防止構造の一実施例を示す正面図
である。
である。
【図3】図2のA−A線に沿っての断面図である。
1…梁、2…質量体(架構)、3…吊下げ部材、4…第
1のばね手段、5…第2のばね手段、6…付加質量体、
10…梁、20…架構、22…架構の水平部分、24…
ボルト、25…ナット、26…ボルト穴、28…押え
板、29…垂下プレート、30…吊柱、32…脚柱プレ
ート、34…ボルト穴、40…第1防振ゴム、42…第
2防振ゴム、50,52…せん断型防振ゴム、60…付
加質量体、62,64…鋼板、64…ボルト、66…ナ
ット。
1のばね手段、5…第2のばね手段、6…付加質量体、
10…梁、20…架構、22…架構の水平部分、24…
ボルト、25…ナット、26…ボルト穴、28…押え
板、29…垂下プレート、30…吊柱、32…脚柱プレ
ート、34…ボルト穴、40…第1防振ゴム、42…第
2防振ゴム、50,52…せん断型防振ゴム、60…付
加質量体、62,64…鋼板、64…ボルト、66…ナ
ット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 尚 東京都江東区東砂8丁目19番20号 トーヨ ーカネツ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 両端が支持された梁から吊下げ部材によ
り質量体が吊り下げられている構造物において、前記質
量体に鉛直方向の周期的な力が加えられた際における前
記梁及び前記質量体の振動を防止する防振構造であっ
て、前記質量体から前記梁への振動の伝達を妨げるべく
前記吊下げ部材中に第1のばね手段を介在させると共
に、前記質量体から第2のばね手段を介して付加質量体
を吊り下げて前記周期的な力によってなされる仕事を前
記付加質量体の振動として吸収させるようにしたことを
特徴とする防振構造。 - 【請求項2】 前記質量体は、駆動源を有する機械類が
設置された架構であり、前記周期的な力は前記駆動源の
作動により生じる力であることを特徴とする、請求項1
記載の防振構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6002652A JPH07208541A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6002652A JPH07208541A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 防振構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07208541A true JPH07208541A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11535291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6002652A Pending JPH07208541A (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 防振構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07208541A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112096149A (zh) * | 2020-10-13 | 2020-12-18 | 美迪斯智能装备有限公司 | 一种立体车库缓冲保护机构 |
| WO2022048973A1 (en) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | Ocado Innovation Limited | A grid framework structure |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP6002652A patent/JPH07208541A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022048973A1 (en) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | Ocado Innovation Limited | A grid framework structure |
| GB2600224A (en) * | 2020-09-04 | 2022-04-27 | Ocado Innovation Ltd | A grid framework structure |
| GB2600224B (en) * | 2020-09-04 | 2023-02-15 | Ocado Innovation Ltd | A grid framework structure |
| GB2611006A (en) * | 2020-09-04 | 2023-03-22 | Ocado Innovation Ltd | A grid framework structure |
| CN116438125A (zh) * | 2020-09-04 | 2023-07-14 | 奥卡多创新有限公司 | 网格框架结构 |
| JP2023540327A (ja) * | 2020-09-04 | 2023-09-22 | オカド・イノベーション・リミテッド | グリッドフレームワーク構造 |
| GB2611006B (en) * | 2020-09-04 | 2023-10-25 | Ocado Innovation Ltd | A grid framework structure |
| CN112096149A (zh) * | 2020-10-13 | 2020-12-18 | 美迪斯智能装备有限公司 | 一种立体车库缓冲保护机构 |
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