JPH072085A - 液圧倍力装置 - Google Patents
液圧倍力装置Info
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- JPH072085A JPH072085A JP5168344A JP16834493A JPH072085A JP H072085 A JPH072085 A JP H072085A JP 5168344 A JP5168344 A JP 5168344A JP 16834493 A JP16834493 A JP 16834493A JP H072085 A JPH072085 A JP H072085A
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
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Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 液圧倍力装置の制御弁の開閉を、操作部材の
作動とは切り離し、装置内に発生した液圧で間接的に開
閉するようにして構造の簡単化、小型化を図るととも
に、ブレーキペダルを踏んだ時のフィーリングを良くす
る。 【構成】 シリンダボディ1と、ホイールシリンダにつ
なげる出力液圧室4と、パワー液圧室12内の液圧を受
けるブースタピストン3aと、ブースタピストンとアク
ションピストン13との相対移動によって制御されパワ
ー液圧室とリザーバ2との連通を開閉する流通弁Aと、
アクションピストンの移動によって出力液圧室とリザー
バとの連通を断つ開閉弁Bと、出力液圧室に発生した液
圧により作動され液圧源とパワー液圧室とを連通する液
圧導入弁Cとを備えて構成される。
作動とは切り離し、装置内に発生した液圧で間接的に開
閉するようにして構造の簡単化、小型化を図るととも
に、ブレーキペダルを踏んだ時のフィーリングを良くす
る。 【構成】 シリンダボディ1と、ホイールシリンダにつ
なげる出力液圧室4と、パワー液圧室12内の液圧を受
けるブースタピストン3aと、ブースタピストンとアク
ションピストン13との相対移動によって制御されパワ
ー液圧室とリザーバ2との連通を開閉する流通弁Aと、
アクションピストンの移動によって出力液圧室とリザー
バとの連通を断つ開閉弁Bと、出力液圧室に発生した液
圧により作動され液圧源とパワー液圧室とを連通する液
圧導入弁Cとを備えて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧源から供給される
液圧を利用して倍力を行う液圧倍力装置に関するもので
あり、特にマスタシリンダと液圧倍力装置とを一体にし
た小型の液圧倍力装置に関するものである。
液圧を利用して倍力を行う液圧倍力装置に関するもので
あり、特にマスタシリンダと液圧倍力装置とを一体にし
た小型の液圧倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液圧倍力装置は例えば自動車の液圧ブレ
ーキ装置において操作力を倍力するために用いられてい
る。この種の液圧倍力装置は、実公平3−31653号
公報に示されているように、一般に、パワー液圧室の液
圧によって作動するパワーピストンと、操作部材の操作
に応じて作動する入力ピストンと、パワーピストンと入
力ピストンとの間に設けられ、両ピストンの相対移動に
より作動させられてパワー液圧室の液圧を制御する制御
弁とを備えるように構成されている。
ーキ装置において操作力を倍力するために用いられてい
る。この種の液圧倍力装置は、実公平3−31653号
公報に示されているように、一般に、パワー液圧室の液
圧によって作動するパワーピストンと、操作部材の操作
に応じて作動する入力ピストンと、パワーピストンと入
力ピストンとの間に設けられ、両ピストンの相対移動に
より作動させられてパワー液圧室の液圧を制御する制御
弁とを備えるように構成されている。
【0003】この装置では、操作部材の操作に応じて入
力ピストンが前進すれば制御弁がパワー液圧室の液圧を
上昇させる状態となり、これによってパワーピストンが
前進し、マスタシリンダのプッシュロッドを押圧して、
操作者のブレーキぺダルの踏力を軽減するようにしてい
る。そしてこの時、パワー液圧室の液圧を入力ピストン
にも比較的小さい受圧面において作用させて、パワーピ
ストンの作動力に比例した反力が入力ピストンに作用
し、操作者が液圧倍力装置の出力の増大を関知し得るよ
うにされている。
力ピストンが前進すれば制御弁がパワー液圧室の液圧を
上昇させる状態となり、これによってパワーピストンが
前進し、マスタシリンダのプッシュロッドを押圧して、
操作者のブレーキぺダルの踏力を軽減するようにしてい
る。そしてこの時、パワー液圧室の液圧を入力ピストン
にも比較的小さい受圧面において作用させて、パワーピ
ストンの作動力に比例した反力が入力ピストンに作用
し、操作者が液圧倍力装置の出力の増大を関知し得るよ
うにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記液
圧倍力装置は、パワーピストンを制御する制御弁がパワ
ーピストンと入力ピストンとの間に設けられ、両ピスト
ンの相対移動により作動させられる構成であり、且つ、
倍力された操作力をパワーピストンと直列に配置された
従来公知のマスタシリンダのプッシュロッドに伝達する
構成となっているため、装置全体として軸方向の長さが
長くなり、小型化が困難であり、さらにそのための取り
付けスペースも必要となる、また、製造コストも高価と
なる等の問題点がある。
圧倍力装置は、パワーピストンを制御する制御弁がパワ
ーピストンと入力ピストンとの間に設けられ、両ピスト
ンの相対移動により作動させられる構成であり、且つ、
倍力された操作力をパワーピストンと直列に配置された
従来公知のマスタシリンダのプッシュロッドに伝達する
構成となっているため、装置全体として軸方向の長さが
長くなり、小型化が困難であり、さらにそのための取り
付けスペースも必要となる、また、製造コストも高価と
なる等の問題点がある。
【0005】そこで本発明は、液圧倍力装置の制御弁
(以下液圧導入弁という)の開閉を、操作部材の作動と
は切り離し、液圧倍力装置内に発生した液圧で間接的に
開閉するようにして構造の簡単化および装置全体の小型
化を図るとともに、ブレーキペダルを踏んだ時の摺動抵
抗を軽減してフィーリンブを良くする液圧倍力装置を提
供し、上記諸問題を解決せんとするものである。
(以下液圧導入弁という)の開閉を、操作部材の作動と
は切り離し、液圧倍力装置内に発生した液圧で間接的に
開閉するようにして構造の簡単化および装置全体の小型
化を図るとともに、ブレーキペダルを踏んだ時の摺動抵
抗を軽減してフィーリンブを良くする液圧倍力装置を提
供し、上記諸問題を解決せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、液
圧倍力装置において、同装置は、シリンダボディ1と、
同シリンダボディ内に配置されシリンダボディ内をホイ
ールシリンダにつなげる出力液圧室4と、パワー液圧室
12内の液圧を受けるブースタピストン3aと、前記ブ
ースタピストン3aとアクションピストン13との相対
移動によって制御され前記パワー液圧室12とリザーバ
2との連通を開閉する流通弁Aと、前記アクションピス
トンの移動によって前記出力液圧室とリザーバとの連通
を断つ開閉弁Bと、前記出力液圧室に発生した液圧によ
り作動され液圧源と前記パワー液圧室とを連通する液圧
導入弁Cとを備え、前記流通弁Aは、ブースタピストン
3aの軸方向に摺動自在に設けられているアクションピ
ストン13と、該アクションピストン13に形成した第
一流路14a、14bと、前記第一流路14を開閉する
弁体18とを有し、同弁体18はアクションピストン1
3作動時に、アクションピストン13とブースタピスト
ン3aとの協働により前記第一流路14を閉じることが
できるように構成されているものであり、これを課題解
決の手段とするものである。
圧倍力装置において、同装置は、シリンダボディ1と、
同シリンダボディ内に配置されシリンダボディ内をホイ
ールシリンダにつなげる出力液圧室4と、パワー液圧室
12内の液圧を受けるブースタピストン3aと、前記ブ
ースタピストン3aとアクションピストン13との相対
移動によって制御され前記パワー液圧室12とリザーバ
2との連通を開閉する流通弁Aと、前記アクションピス
トンの移動によって前記出力液圧室とリザーバとの連通
を断つ開閉弁Bと、前記出力液圧室に発生した液圧によ
り作動され液圧源と前記パワー液圧室とを連通する液圧
導入弁Cとを備え、前記流通弁Aは、ブースタピストン
3aの軸方向に摺動自在に設けられているアクションピ
ストン13と、該アクションピストン13に形成した第
一流路14a、14bと、前記第一流路14を開閉する
弁体18とを有し、同弁体18はアクションピストン1
3作動時に、アクションピストン13とブースタピスト
ン3aとの協働により前記第一流路14を閉じることが
できるように構成されているものであり、これを課題解
決の手段とするものである。
【0007】
【作用】液圧倍力装置において、ブレーキぺダルが踏ま
れ、プッシュロッド14が押されると、先ずアクション
ピストン13がセットピン13aとアクションピストン
13とによって形成されている隙間Lの距離移動する。
これにより、前記ボールバルブ18がアクションピスト
ン13に形成された弁座13cと当接し前記第一流路1
4aと流路16との連通を断つ。その後、アクションピ
ストン13がセットピン13aに当接して第1のブース
タピストン3aを左方に押圧すると、スプリング8が圧
縮され、スプリング9が弁部材7を左方に移動し流路6
を閉じる。すると第1の出力液圧室4に液圧が発生し、
この液圧はホイールシリンダに供給されると共に第2の
ブースタピストン3bを移動する。これによって第2の
出力液圧室5も開閉弁によって流路6と遮断され、第2
の出力液圧室5で液圧が発生し、この液圧がホイールシ
リンダに供給されることになる。
れ、プッシュロッド14が押されると、先ずアクション
ピストン13がセットピン13aとアクションピストン
13とによって形成されている隙間Lの距離移動する。
これにより、前記ボールバルブ18がアクションピスト
ン13に形成された弁座13cと当接し前記第一流路1
4aと流路16との連通を断つ。その後、アクションピ
ストン13がセットピン13aに当接して第1のブース
タピストン3aを左方に押圧すると、スプリング8が圧
縮され、スプリング9が弁部材7を左方に移動し流路6
を閉じる。すると第1の出力液圧室4に液圧が発生し、
この液圧はホイールシリンダに供給されると共に第2の
ブースタピストン3bを移動する。これによって第2の
出力液圧室5も開閉弁によって流路6と遮断され、第2
の出力液圧室5で液圧が発生し、この液圧がホイールシ
リンダに供給されることになる。
【0008】第1、第2の出力液圧室4、5で発生した
液圧はフェイルセーフピストン25およびバランスピス
トン26に作用する。これによってコントロールバルブ
33を図中右方へ移動し、コントロールバルブ33の移
動により、アキュムレータからの高圧の液圧が、流路3
1a→環状溝31b→環状溝29→流路30→流路30
a→流路21を通ってパワー液圧室12に供給される。
パワー液圧室12に導入された液圧は、ブースタピスト
ン3aを左方に押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏
力を軽減することになる。また、この時のパワー液圧室
の液圧はアクションピストン13とボールバルブ18と
が当接する部分でアクションピストン13に作用し、こ
れによってブースタピストン3aの作動力に比例した反
力がプッシュロッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の
出力の増大を関知し得るようになっている。
液圧はフェイルセーフピストン25およびバランスピス
トン26に作用する。これによってコントロールバルブ
33を図中右方へ移動し、コントロールバルブ33の移
動により、アキュムレータからの高圧の液圧が、流路3
1a→環状溝31b→環状溝29→流路30→流路30
a→流路21を通ってパワー液圧室12に供給される。
パワー液圧室12に導入された液圧は、ブースタピスト
ン3aを左方に押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏
力を軽減することになる。また、この時のパワー液圧室
の液圧はアクションピストン13とボールバルブ18と
が当接する部分でアクションピストン13に作用し、こ
れによってブースタピストン3aの作動力に比例した反
力がプッシュロッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の
出力の増大を関知し得るようになっている。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の実施例に係る液圧倍力装置の断面
図である。図において、1はシリンダボディであり、こ
のシリンダボディ1内には第1、第2のブースタピスト
ン3a、3bが直列に配列されている。第1ブースタピ
ストン3aとシリンダボディ1との間には後述する構成
からなるパワー液圧室12と該パワー液圧室12への流
路を開閉する流通弁Aが配置されている。また、第1、
第2のブースタピストン3a、3bの間には第1の出力
液圧室4が形成されており、さらに第2のブースタピス
トン3bとシリンダボディとの間には第2の出力液圧室
5が形成されている。前記第1、第2の出力液圧室4お
よび5は、同じ構成を有する開閉弁Bを介してリザーバ
2に連通されている。さらに、本液圧倍力装置と液圧源
としてのアキュムレータACとの間には、液圧倍力装置
に発生した液圧で間接的に開閉される液圧導入弁Cが配
置され、この液圧導入弁の開閉でアキュムレータACに
蓄圧された液圧を前記パワー液圧室12に導入すること
ができるようになっている。また、アキュムレータAC
には液圧ポンプPにより常時所定の液圧が蓄圧されてい
る。
する。図1は本発明の実施例に係る液圧倍力装置の断面
図である。図において、1はシリンダボディであり、こ
のシリンダボディ1内には第1、第2のブースタピスト
ン3a、3bが直列に配列されている。第1ブースタピ
ストン3aとシリンダボディ1との間には後述する構成
からなるパワー液圧室12と該パワー液圧室12への流
路を開閉する流通弁Aが配置されている。また、第1、
第2のブースタピストン3a、3bの間には第1の出力
液圧室4が形成されており、さらに第2のブースタピス
トン3bとシリンダボディとの間には第2の出力液圧室
5が形成されている。前記第1、第2の出力液圧室4お
よび5は、同じ構成を有する開閉弁Bを介してリザーバ
2に連通されている。さらに、本液圧倍力装置と液圧源
としてのアキュムレータACとの間には、液圧倍力装置
に発生した液圧で間接的に開閉される液圧導入弁Cが配
置され、この液圧導入弁の開閉でアキュムレータACに
蓄圧された液圧を前記パワー液圧室12に導入すること
ができるようになっている。また、アキュムレータAC
には液圧ポンプPにより常時所定の液圧が蓄圧されてい
る。
【0010】以下、上記液圧倍力装置を構成する流通弁
およびパワー液圧室、開閉弁、液圧導入弁の各要素の構
成を説明する。 〔流通弁Aおよびパワー液圧室12〕図2において、第
1のブースタピストン3aの図中右端には、アクション
ピストン13がブースタピストン3aに摺動自在に設け
られている。このアクションピストン13は同一円形断
面にて形成されており、さらに同ピストン内には第一流
路14a、14bが形成されている。前記第一流路14
bは通路14cを介して後述するパワー液圧室12に常
時連通されている。また、前記第一流路14aはブース
タピストン3aとアクションピストン13との間に配置
された弁体(ここではボールバルブ)18および流路1
6を介して第1ブースタピストン3aとシリンダボディ
1とによって形成される液室15に連通している。前記
液室15は図1に示すようにリザーバ2に連通してお
り、前記ボールバルブ18は前記アクションピストン1
3の径と略同一径で構成されている。
およびパワー液圧室、開閉弁、液圧導入弁の各要素の構
成を説明する。 〔流通弁Aおよびパワー液圧室12〕図2において、第
1のブースタピストン3aの図中右端には、アクション
ピストン13がブースタピストン3aに摺動自在に設け
られている。このアクションピストン13は同一円形断
面にて形成されており、さらに同ピストン内には第一流
路14a、14bが形成されている。前記第一流路14
bは通路14cを介して後述するパワー液圧室12に常
時連通されている。また、前記第一流路14aはブース
タピストン3aとアクションピストン13との間に配置
された弁体(ここではボールバルブ)18および流路1
6を介して第1ブースタピストン3aとシリンダボディ
1とによって形成される液室15に連通している。前記
液室15は図1に示すようにリザーバ2に連通してお
り、前記ボールバルブ18は前記アクションピストン1
3の径と略同一径で構成されている。
【0011】このボールバルブ18は常時は弁座13c
と離れており、前記第一流路14aと流路16とを連通
しており、アクションピストン13が図中左方に移動す
ると弁座13cと当接して前記第一流路14aと流路1
6との連通を断つ機能をもっている。アクションピスト
ン13には環状溝13aが形成されており、この環状溝
13a内にはブースタピストン3aに設けられたセット
ピン13bが嵌合している。セットピン13bと前記環
状溝13aとの間にはアクションピストン13とブース
タピストン3aの相対移動を許容する隙間Lが形成され
ており、この隙間Lによって両者の相対移動量が規制さ
れるようになっている。
と離れており、前記第一流路14aと流路16とを連通
しており、アクションピストン13が図中左方に移動す
ると弁座13cと当接して前記第一流路14aと流路1
6との連通を断つ機能をもっている。アクションピスト
ン13には環状溝13aが形成されており、この環状溝
13a内にはブースタピストン3aに設けられたセット
ピン13bが嵌合している。セットピン13bと前記環
状溝13aとの間にはアクションピストン13とブース
タピストン3aの相対移動を許容する隙間Lが形成され
ており、この隙間Lによって両者の相対移動量が規制さ
れるようになっている。
【0012】前記アクションピストン13はプラグ20
に摺動自在に嵌合されており、前記プラグ20はシリン
ダボディ1にナット22によって取り付けられている。
パワー液圧室12はブースタピストン3aとプラグ20
との間に形成されており、このパワー液圧室12にはス
ペーサ19が配置されている。また、パワー液圧室12
は流路21によって後述する液圧導入弁に連通されてい
る。図中42はストッパで、スペーサ19は該ストッパ
42によって移動量が規制されるようになっている。
に摺動自在に嵌合されており、前記プラグ20はシリン
ダボディ1にナット22によって取り付けられている。
パワー液圧室12はブースタピストン3aとプラグ20
との間に形成されており、このパワー液圧室12にはス
ペーサ19が配置されている。また、パワー液圧室12
は流路21によって後述する液圧導入弁に連通されてい
る。図中42はストッパで、スペーサ19は該ストッパ
42によって移動量が規制されるようになっている。
【0013】上記のように構成されている流通弁は、ブ
レーキ非作動時には図に示す状態を維持しているため、
パワー液圧室12は通路14c→第一流路14a、14
b→ボールバルブ18→流路16→液室15を介してリ
ザーバ2に連通しており、大気圧となっている。 ブレ
ーキぺダルが踏まれ、プッシュロッド14が図中左方に
押されると、先ずアクションピストン13がセットピン
13aとアクションピストン13とによって形成されて
いる隙間Lの距離移動する。これにより、前記ボールバ
ルブ18がアクションピストン13に形成された弁座1
3cと当接し、前記第一流路14aと流路16との連通
を断つ(即ち、リザーバとパワー液圧室12との連通を
断つ)。
レーキ非作動時には図に示す状態を維持しているため、
パワー液圧室12は通路14c→第一流路14a、14
b→ボールバルブ18→流路16→液室15を介してリ
ザーバ2に連通しており、大気圧となっている。 ブレ
ーキぺダルが踏まれ、プッシュロッド14が図中左方に
押されると、先ずアクションピストン13がセットピン
13aとアクションピストン13とによって形成されて
いる隙間Lの距離移動する。これにより、前記ボールバ
ルブ18がアクションピストン13に形成された弁座1
3cと当接し、前記第一流路14aと流路16との連通
を断つ(即ち、リザーバとパワー液圧室12との連通を
断つ)。
【0014】その後、アクションピストン13がセット
ピン13aに当接した状態で第1のブースタピストン3
aを左方に押圧し、図1中の第1出力液圧室4に液圧を
発生する。この時には、後述する液圧導入弁を介して流
路21よりアキュムレータからの高圧の液圧がパワー液
圧室12に導入され、ブースタピストン3aをこの液圧
で左方に押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏力を軽
減する(いわゆるブースタ機能を発揮する)ようにして
いる。なお、この時、パワー液圧室12の液圧はアクシ
ョンピストン13とボールバルブ18とが当接する部分
のアクションピストン側にも作用し、これによってブー
スタピストン3aの作動力に比例した反力がプッシュロ
ッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の出力の増大を関
知し得るようにされている。
ピン13aに当接した状態で第1のブースタピストン3
aを左方に押圧し、図1中の第1出力液圧室4に液圧を
発生する。この時には、後述する液圧導入弁を介して流
路21よりアキュムレータからの高圧の液圧がパワー液
圧室12に導入され、ブースタピストン3aをこの液圧
で左方に押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏力を軽
減する(いわゆるブースタ機能を発揮する)ようにして
いる。なお、この時、パワー液圧室12の液圧はアクシ
ョンピストン13とボールバルブ18とが当接する部分
のアクションピストン側にも作用し、これによってブー
スタピストン3aの作動力に比例した反力がプッシュロ
ッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の出力の増大を関
知し得るようにされている。
【0015】〔開閉弁B〕開閉弁は第1、第2出力液圧
室4、5とリザーバ2との連通を制御するための弁であ
り、図1、図3を参照して前記開閉弁の構成を説明する
と、開閉弁は第2のブースタピストン3b内あるいはシ
リンダボディ1内に形成された流路6と前記出力液圧室
4あるいは出力液圧室5との連通を開閉するための弁部
材7と、該弁部材7を常時は開放状態に維持するスプリ
ング8と、プッシュロッドが操作され前記スプリング8
が圧縮状態になった時に前記弁部材7を移動させ流路6
を遮断するスプリング9とより構成されている。弁部材
7は座金10、11に対して摺動自在に設けられてい
る。
室4、5とリザーバ2との連通を制御するための弁であ
り、図1、図3を参照して前記開閉弁の構成を説明する
と、開閉弁は第2のブースタピストン3b内あるいはシ
リンダボディ1内に形成された流路6と前記出力液圧室
4あるいは出力液圧室5との連通を開閉するための弁部
材7と、該弁部材7を常時は開放状態に維持するスプリ
ング8と、プッシュロッドが操作され前記スプリング8
が圧縮状態になった時に前記弁部材7を移動させ流路6
を遮断するスプリング9とより構成されている。弁部材
7は座金10、11に対して摺動自在に設けられてい
る。
【0016】この開閉弁ではプッシュロッド14が操作
されると、第1のブースタピストン3aが図3中左方に
移動し、スプリング8を圧縮し、これによってスプリン
グ9が弁部材7を左方に移動し流路6を閉じてリザーバ
2との連通を断つ。すると第1の出力液圧室4に液圧が
発生し、この液圧はホイールシリンダに供給されると共
に第2のブースタピストン3bを図1中左方に移動す
る。ブースタピストン3bの移動によって第2出力液圧
室5中の開閉弁が上記と同様に流路6を閉じ、リザーバ
2と第2の出力液圧室5の連通を断つ。この結果、第2
の出力液圧室でも液圧が発生し、この液圧がホイールシ
リンダに供給されることになる。
されると、第1のブースタピストン3aが図3中左方に
移動し、スプリング8を圧縮し、これによってスプリン
グ9が弁部材7を左方に移動し流路6を閉じてリザーバ
2との連通を断つ。すると第1の出力液圧室4に液圧が
発生し、この液圧はホイールシリンダに供給されると共
に第2のブースタピストン3bを図1中左方に移動す
る。ブースタピストン3bの移動によって第2出力液圧
室5中の開閉弁が上記と同様に流路6を閉じ、リザーバ
2と第2の出力液圧室5の連通を断つ。この結果、第2
の出力液圧室でも液圧が発生し、この液圧がホイールシ
リンダに供給されることになる。
【0017】〔液圧導入弁C〕液圧導入弁は図1に示す
アキュムレータACに蓄圧された液圧を前記パワー液圧
室12に導入するための弁である。この液圧導入弁は図
1に示すように液圧倍力装置とアキュムレータとの間に
配置され、液圧倍力装置の第1、第2出力液圧室4、5
に発生した液圧で間接的に開閉されるようになってい
る。図1において、前記シリンダボディ1にはバルブボ
ディ24が取り付けられており、このバルブボディ24
内には前記第1、第2の出力液圧室4、5およびホイー
ルシリンダとに連通する長孔28が形成されており、前
記長孔28はアキュムレータACと連通する流路27
と、前記パワー液圧室12に連通する流路217に接続
されている。
アキュムレータACに蓄圧された液圧を前記パワー液圧
室12に導入するための弁である。この液圧導入弁は図
1に示すように液圧倍力装置とアキュムレータとの間に
配置され、液圧倍力装置の第1、第2出力液圧室4、5
に発生した液圧で間接的に開閉されるようになってい
る。図1において、前記シリンダボディ1にはバルブボ
ディ24が取り付けられており、このバルブボディ24
内には前記第1、第2の出力液圧室4、5およびホイー
ルシリンダとに連通する長孔28が形成されており、前
記長孔28はアキュムレータACと連通する流路27
と、前記パワー液圧室12に連通する流路217に接続
されている。
【0018】長孔28内にはフェイルセーフピストン2
5とバランスピストン26とが設けられ、フェイルセー
フピストン25は前記第2出力液圧室5とホイールシリ
ンダとを連通しており、且つ、長孔28内で前記第1、
第2の出力液圧室4、5の連通を断っている。さらに、
フェイルセーフピストン25は長孔28内に形成した段
部28aによって図中左方への移動が規制されている。
またバランスピストン26は前記第1出力液圧室4とホ
イールシリンダとを連通している。そして、前記フェイ
ルセーフ25およびバランスピストン26は第1、第2
出力液圧室4、5に発生した液圧によって図中右方へ移
動できるようになっている。
5とバランスピストン26とが設けられ、フェイルセー
フピストン25は前記第2出力液圧室5とホイールシリ
ンダとを連通しており、且つ、長孔28内で前記第1、
第2の出力液圧室4、5の連通を断っている。さらに、
フェイルセーフピストン25は長孔28内に形成した段
部28aによって図中左方への移動が規制されている。
またバランスピストン26は前記第1出力液圧室4とホ
イールシリンダとを連通している。そして、前記フェイ
ルセーフ25およびバランスピストン26は第1、第2
出力液圧室4、5に発生した液圧によって図中右方へ移
動できるようになっている。
【0019】図4において、バルブボディ24にはバル
ブスリーブ31がナット34によって取り付けられてお
り、このバルブスリーブ31内にコントロールバルブ3
3が摺動可能に配置されている。バルブスリーブ31と
コントロールバルブ33との間にはスプリング32が配
置されており、このスプリング32の付勢力によりコン
トロールバルブ33はバランスピストン26に常時当接
されている。バルブスリーブ31にはアキュムレータA
Cに連通する流路31aが形成されており、前記流路3
1aに連通してバルブスリーブ31の内周面には環状溝
31bが形成されている。一方コントロールバルブ33
には流路30が形成されており、この流路30はコント
ロールバルブ33の外周に形成した環状溝29と連通し
ている。前記環状溝31bと29とによって液圧導入弁
機構を構成しており、常時は、図に示すように環状溝3
1bと29との連通が断たれている。また、前記流路3
0は連通孔30aを介して流路21と連通している。
ブスリーブ31がナット34によって取り付けられてお
り、このバルブスリーブ31内にコントロールバルブ3
3が摺動可能に配置されている。バルブスリーブ31と
コントロールバルブ33との間にはスプリング32が配
置されており、このスプリング32の付勢力によりコン
トロールバルブ33はバランスピストン26に常時当接
されている。バルブスリーブ31にはアキュムレータA
Cに連通する流路31aが形成されており、前記流路3
1aに連通してバルブスリーブ31の内周面には環状溝
31bが形成されている。一方コントロールバルブ33
には流路30が形成されており、この流路30はコント
ロールバルブ33の外周に形成した環状溝29と連通し
ている。前記環状溝31bと29とによって液圧導入弁
機構を構成しており、常時は、図に示すように環状溝3
1bと29との連通が断たれている。また、前記流路3
0は連通孔30aを介して流路21と連通している。
【0020】プッシュロッドが押され、前記第1、第2
出力液圧室4、5に液圧が発生すると、この液圧によっ
てフェイルセーフピストン25およびバランスピストン
26がコントロールバルブ33をスプリング32の付勢
力に抗して図中右方へ移動する。これにより、前記環状
溝31bと29とが連通される。するとアキュムレータ
ACからの高圧の液圧が、流路31a→環状溝31b→
環状溝29→流路307流路30a→流路21を通って
パワー液圧室12に供給され、前述したようにブースタ
ピストン3aに作用することになる。なお、第1の出力
液圧室4系に失陥が生じた場合には、第2の出力液圧室
5系の液圧でフェイルセーフピストン25がバランスピ
ストン26を介して前記コントロールバルブ33を作動
させることができ、また、第2の出力液圧室5系に失陥
が生じた場合には、第1の出力液圧室4系の液圧でバラ
ンスピストン26によってコントロールバルブ33を作
動することができ、安全性も高くなっている。
出力液圧室4、5に液圧が発生すると、この液圧によっ
てフェイルセーフピストン25およびバランスピストン
26がコントロールバルブ33をスプリング32の付勢
力に抗して図中右方へ移動する。これにより、前記環状
溝31bと29とが連通される。するとアキュムレータ
ACからの高圧の液圧が、流路31a→環状溝31b→
環状溝29→流路307流路30a→流路21を通って
パワー液圧室12に供給され、前述したようにブースタ
ピストン3aに作用することになる。なお、第1の出力
液圧室4系に失陥が生じた場合には、第2の出力液圧室
5系の液圧でフェイルセーフピストン25がバランスピ
ストン26を介して前記コントロールバルブ33を作動
させることができ、また、第2の出力液圧室5系に失陥
が生じた場合には、第1の出力液圧室4系の液圧でバラ
ンスピストン26によってコントロールバルブ33を作
動することができ、安全性も高くなっている。
【0021】本実施例は以上のように構成されており、
以下のように作動する。図1において液圧倍力装置は、
常時は、図に示す状態を維持しているが、ブレーキぺダ
ルが踏まれ、プッシュロッド14が図中左方に押される
と、先ずアクションピストン13がセットピン13aと
アクションピストン13とによって形成されている隙間
Lの距離移動する。これにより、前記ボールバルブ18
がアクションピストン13に形成された弁座13cと当
接し前記第一流路14aと流路16との連通を断つ(即
ち、リザーバとパワー液圧室12との連通を断つ)。そ
の後、アクションピストン13がセットピン13aに当
接して第1のブースタピストン3aを左方に押圧する
と、第1のブースタピストン3aの左方への移動によ
り、スプリング8が圧縮され、これによってスプリング
9が弁部材7を左方に移動し流路6を閉じる。すると第
1の出力液圧室4に液圧が発生し、この液圧はホイール
シリンダに供給されると共に第2のブースタピストン3
bを図1中左方に移動する。これによって第2の出力液
圧室5も開閉弁によって流路6と遮断され、第2の出力
液圧室5で液圧が発生し、この液圧がホイールシリンダ
に供給されることになる。
以下のように作動する。図1において液圧倍力装置は、
常時は、図に示す状態を維持しているが、ブレーキぺダ
ルが踏まれ、プッシュロッド14が図中左方に押される
と、先ずアクションピストン13がセットピン13aと
アクションピストン13とによって形成されている隙間
Lの距離移動する。これにより、前記ボールバルブ18
がアクションピストン13に形成された弁座13cと当
接し前記第一流路14aと流路16との連通を断つ(即
ち、リザーバとパワー液圧室12との連通を断つ)。そ
の後、アクションピストン13がセットピン13aに当
接して第1のブースタピストン3aを左方に押圧する
と、第1のブースタピストン3aの左方への移動によ
り、スプリング8が圧縮され、これによってスプリング
9が弁部材7を左方に移動し流路6を閉じる。すると第
1の出力液圧室4に液圧が発生し、この液圧はホイール
シリンダに供給されると共に第2のブースタピストン3
bを図1中左方に移動する。これによって第2の出力液
圧室5も開閉弁によって流路6と遮断され、第2の出力
液圧室5で液圧が発生し、この液圧がホイールシリンダ
に供給されることになる。
【0022】第1、第2の出力液圧室4、5で発生した
液圧はフェイルセーフピストン25およびバランスピス
トン26に作用する。これによってコントロールバルブ
33はスプリング32の付勢力に抗して図中右方へ移動
する。コントロールバルブ33の移動により、図4に示
すように環状溝31bと環状溝29とが連通され、アキ
ュムレータからの高圧の液圧が、流路31a→環状溝3
1b→環状溝29→流路30→流路30a→流路21を
通ってパワー液圧室12に供給される。パワー液圧室1
2に導入された液圧は、ブースタピストン3aを左方に
押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏力を軽減するこ
とになる。また、この時のパワー液圧室の液圧はアクシ
ョンピストン13とボールバルブ18とが当接する部分
でアクションピストン13に作用し、これによってブー
スタピストン3aの作動力に比例した反力がプッシュロ
ッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の出力の増大を関
知し得るようにされている。
液圧はフェイルセーフピストン25およびバランスピス
トン26に作用する。これによってコントロールバルブ
33はスプリング32の付勢力に抗して図中右方へ移動
する。コントロールバルブ33の移動により、図4に示
すように環状溝31bと環状溝29とが連通され、アキ
ュムレータからの高圧の液圧が、流路31a→環状溝3
1b→環状溝29→流路30→流路30a→流路21を
通ってパワー液圧室12に供給される。パワー液圧室1
2に導入された液圧は、ブースタピストン3aを左方に
押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏力を軽減するこ
とになる。また、この時のパワー液圧室の液圧はアクシ
ョンピストン13とボールバルブ18とが当接する部分
でアクションピストン13に作用し、これによってブー
スタピストン3aの作動力に比例した反力がプッシュロ
ッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の出力の増大を関
知し得るようにされている。
【0023】なお、第1の出力液圧室系または第2の出
力液圧室系失陥が生じた場合でも、フェイルセーフピス
トン25、バランスピストン26のいづれかによってコ
ントロールバルブ33を作動することができ安全性も高
くなっている。
力液圧室系失陥が生じた場合でも、フェイルセーフピス
トン25、バランスピストン26のいづれかによってコ
ントロールバルブ33を作動することができ安全性も高
くなっている。
【0024】次に本発明の第2実施例を図面に基づいて
説明する。第2実施例はブレーキぺダル踏み込み時、摺
動抵抗による初期の倍力比低下を防止しぺダルフィーリ
ングを改善することを目的にしている。なお、図5は本
発明の実施例に係る液圧倍力装置の断面図であり、主要
な構成は第1実施例と同様である。したがって、ここで
は第1実施例と構成が相違しているパワー液圧室12’
と液圧導入弁C’の構成を中心に説明し、第1実施例と
共通する同一構成の部分についてはその詳細な説明を省
略する。
説明する。第2実施例はブレーキぺダル踏み込み時、摺
動抵抗による初期の倍力比低下を防止しぺダルフィーリ
ングを改善することを目的にしている。なお、図5は本
発明の実施例に係る液圧倍力装置の断面図であり、主要
な構成は第1実施例と同様である。したがって、ここで
は第1実施例と構成が相違しているパワー液圧室12’
と液圧導入弁C’の構成を中心に説明し、第1実施例と
共通する同一構成の部分についてはその詳細な説明を省
略する。
【0025】図5において、1はシリンダボディであ
り、このシリンダボディ1内には第1実施例と同様に第
1、第2のブースタピストン3a、3bが直列に配列さ
れている。第1ブースタピストン3aとシリンダボディ
1との間には後述する構成からなるパワー液圧室12’
と該パワー液圧室12’への流路を開閉する流通弁Aが
配置されている。また、第1、第2のブースタピストン
3a、3bの間は第1の出力液圧室4となっており、さ
らに第2のブースタピストン3bとシリンダボディ1と
の間は第2の出力液圧室5となっている。前記第1、第
2の出力液圧室4および5は、同じ構成を有する開閉弁
Bを介してリザーバ2に連通されている。さらに、液圧
倍力装置とアキュムレータACとの間には、液圧倍力装
置に発生した液圧で間接的に開閉される液圧導入弁C’
が配置され、この液圧導入弁C’の開閉でアキュムレー
タACに蓄圧された液圧を前記パワー液圧室12’に導
入することができるようになっている。また、アキュム
レータACには液圧ポンプPにより常時所定の液圧が蓄
圧されている。上記主要な構成は第1実施例と同様であ
る。以下、第2実施例に係わる液圧倍力装置のパワー液
圧室12’、液圧導入弁C’の各要素の構成を説明す
る。
り、このシリンダボディ1内には第1実施例と同様に第
1、第2のブースタピストン3a、3bが直列に配列さ
れている。第1ブースタピストン3aとシリンダボディ
1との間には後述する構成からなるパワー液圧室12’
と該パワー液圧室12’への流路を開閉する流通弁Aが
配置されている。また、第1、第2のブースタピストン
3a、3bの間は第1の出力液圧室4となっており、さ
らに第2のブースタピストン3bとシリンダボディ1と
の間は第2の出力液圧室5となっている。前記第1、第
2の出力液圧室4および5は、同じ構成を有する開閉弁
Bを介してリザーバ2に連通されている。さらに、液圧
倍力装置とアキュムレータACとの間には、液圧倍力装
置に発生した液圧で間接的に開閉される液圧導入弁C’
が配置され、この液圧導入弁C’の開閉でアキュムレー
タACに蓄圧された液圧を前記パワー液圧室12’に導
入することができるようになっている。また、アキュム
レータACには液圧ポンプPにより常時所定の液圧が蓄
圧されている。上記主要な構成は第1実施例と同様であ
る。以下、第2実施例に係わる液圧倍力装置のパワー液
圧室12’、液圧導入弁C’の各要素の構成を説明す
る。
【0026】〔パワー液圧室12’〕パワー液圧室1
2’は図6にその詳細を示すようにブースタピストン3
aとプラグ20との間に形成されており、このパワー液
圧室12’にはスペーサ19が配置されている。一方、
前記プラグ20にはバワー液圧室12’と流路21とを
連通する通路40が形成されており、前記流路21は第
1実施例と同様に後述する液圧導入弁C’に連通されて
いる。パワー液圧室12’内に配置されたスペーサ19
とプラグ20の間には前記通路40を開閉する弁機構と
してのボールバルブ41が配置されている。このボール
バルブ41はスプリング8(第1出力液圧室4、第2出
力液圧室5に配置されている)により図中右方に付勢さ
れているブースタピストンによってスペーサ19を介し
てプラグ20に押圧され、流路21を遮断するようにな
っている。図中42はストッパで、スペーサ19は該ス
トッパ42によって移動量が規制されるようになってい
る。
2’は図6にその詳細を示すようにブースタピストン3
aとプラグ20との間に形成されており、このパワー液
圧室12’にはスペーサ19が配置されている。一方、
前記プラグ20にはバワー液圧室12’と流路21とを
連通する通路40が形成されており、前記流路21は第
1実施例と同様に後述する液圧導入弁C’に連通されて
いる。パワー液圧室12’内に配置されたスペーサ19
とプラグ20の間には前記通路40を開閉する弁機構と
してのボールバルブ41が配置されている。このボール
バルブ41はスプリング8(第1出力液圧室4、第2出
力液圧室5に配置されている)により図中右方に付勢さ
れているブースタピストンによってスペーサ19を介し
てプラグ20に押圧され、流路21を遮断するようにな
っている。図中42はストッパで、スペーサ19は該ス
トッパ42によって移動量が規制されるようになってい
る。
【0027】前記ボールバルブ41は、ブレーキ非作動
時、(図7に示す状態の時)にはプレプレッシャピスト
ン51、セットスプリング54、プレプレッシャバルブ
50、バルブスプリング52にて決定される液圧が所定
圧以上になるとこの液圧が流路21→通路40を介して
ボールバルブ41を開き、流路21を介してパワー液圧
室12’にブレーキ液を流入させ、パワー液圧室12’
に所定の液圧を保持する機能を奏する。このため、パワ
ー液圧室12’には常に所定の液圧が蓄圧されることに
なる。また、前記ボールバルブ41は、ブレーキ作動
時、流路21を介して作用するアキュムレータからの高
圧のブレーキ液により通路40を開き、アキュムレータ
からの液圧をパワー液圧室12’に導入する。
時、(図7に示す状態の時)にはプレプレッシャピスト
ン51、セットスプリング54、プレプレッシャバルブ
50、バルブスプリング52にて決定される液圧が所定
圧以上になるとこの液圧が流路21→通路40を介して
ボールバルブ41を開き、流路21を介してパワー液圧
室12’にブレーキ液を流入させ、パワー液圧室12’
に所定の液圧を保持する機能を奏する。このため、パワ
ー液圧室12’には常に所定の液圧が蓄圧されることに
なる。また、前記ボールバルブ41は、ブレーキ作動
時、流路21を介して作用するアキュムレータからの高
圧のブレーキ液により通路40を開き、アキュムレータ
からの液圧をパワー液圧室12’に導入する。
【0028】前記構成のパワー液圧室12’では、ブレ
ーキ作動時には、前述した如くパワー液圧室内の液圧は
ある程度まで高くなっているため、アキュムレータから
の液圧が作用してブースタピストンが作動するまでには
従来装置のようなタイムラグがなくなり応答性のよいブ
ースタ機能を発揮することができ、ブレーキフィーリン
グを良くすることができる。なお、この時、パワー液圧
室12’の液圧はアクションピストン13とボールバル
ブ18とが当接する部分でアクションピストン13にも
作用し、これによってブースタピストン3aの作動力に
比例した反力がプッシュロッドに作用し、操作者が液圧
倍力装置の出力の増大を関知し得るようにされている。
ーキ作動時には、前述した如くパワー液圧室内の液圧は
ある程度まで高くなっているため、アキュムレータから
の液圧が作用してブースタピストンが作動するまでには
従来装置のようなタイムラグがなくなり応答性のよいブ
ースタ機能を発揮することができ、ブレーキフィーリン
グを良くすることができる。なお、この時、パワー液圧
室12’の液圧はアクションピストン13とボールバル
ブ18とが当接する部分でアクションピストン13にも
作用し、これによってブースタピストン3aの作動力に
比例した反力がプッシュロッドに作用し、操作者が液圧
倍力装置の出力の増大を関知し得るようにされている。
【0029】〔液圧導入弁C’〕液圧導入弁はアキュム
レータACに蓄圧された液圧を前記パワー液圧室12’
に導入するためのバルブ手段を構成している。この液圧
導入弁C’は第1実施例と同様に液圧倍力装置とアキュ
ムレータとの間に配置されている。
レータACに蓄圧された液圧を前記パワー液圧室12’
に導入するためのバルブ手段を構成している。この液圧
導入弁C’は第1実施例と同様に液圧倍力装置とアキュ
ムレータとの間に配置されている。
【0030】図7において、バルブボディ24にはプラ
グ34によってバルブスリーブ31が取り付けられてい
る。バルブスリーブ31内には小径の孔Sと大径の孔
S’とが連続して形成されており、バルブスリーブ31
の小径の孔S内にはコントロールバルブ33、プレプレ
ッシャバルブ50が、また大径の孔S’内にはプレプレ
ッシャピストン51が摺動可能に配置されている。コン
トロールバルブ33とプレプレッシャバルブ50とは共
通部品として構成されており、これらコントロールバル
ブ33とプレプレッシャバルブ50との間にはバルブス
プリング52が配置されている。このバルブスプリング
52付勢力によりコントロールバルブ33はバランスピ
ストン26に常時当接され、プレプレッシャバルブ50
はプレプレッシャピストン51に当接されている。ま
た、プレプレッシャピストン51はプラグ34との間に
配置されたセットスプリング54によって図中左方に付
勢されており、このセットスプリング54とバルブスプ
リング52との付勢力のバランスにより、プレプレッシ
ャピストン51は常時は図に示すような位置をとり、プ
レプレッシャピストン51とバルブスリーブ31との間
は絞り53を形成している。
グ34によってバルブスリーブ31が取り付けられてい
る。バルブスリーブ31内には小径の孔Sと大径の孔
S’とが連続して形成されており、バルブスリーブ31
の小径の孔S内にはコントロールバルブ33、プレプレ
ッシャバルブ50が、また大径の孔S’内にはプレプレ
ッシャピストン51が摺動可能に配置されている。コン
トロールバルブ33とプレプレッシャバルブ50とは共
通部品として構成されており、これらコントロールバル
ブ33とプレプレッシャバルブ50との間にはバルブス
プリング52が配置されている。このバルブスプリング
52付勢力によりコントロールバルブ33はバランスピ
ストン26に常時当接され、プレプレッシャバルブ50
はプレプレッシャピストン51に当接されている。ま
た、プレプレッシャピストン51はプラグ34との間に
配置されたセットスプリング54によって図中左方に付
勢されており、このセットスプリング54とバルブスプ
リング52との付勢力のバランスにより、プレプレッシ
ャピストン51は常時は図に示すような位置をとり、プ
レプレッシャピストン51とバルブスリーブ31との間
は絞り53を形成している。
【0031】バルブスリーブ31にはアキュムレータA
Cとの流路27に連通する流路55、56が形成されて
おり、前記流路55に連通してバルブスリーブ31の内
周面には環状溝55aが,また前記流路56に連通して
バルブスリーブ31の内周面には環状溝56aが形成さ
れている。一方コントロールバルブ33およびプレプレ
ッシャバルブ50には流路30が形成されており、この
流路30はコントロールバルブ33の外周に形成した環
状溝29、プレプレッシャバルブ50の外周に形成した
環状溝57、プレプレッシャピストン51とバルブスリ
ーブ31とによって形成した絞り53およびバランスピ
ストン26とバルブスリーブ31とによって形成した液
圧室58とに連通している。前記環状溝56aと環状溝
29とによって第1液圧導入弁機構を構成しており、常
時は、図に示すように環状溝31bと環状溝29との連
通が断たれている。また、前記環状溝55aと環状溝5
7とによって第2液圧導入弁機構を構成しており、常時
は、この弁は図に示すように環状溝55aと57とを連
通している。
Cとの流路27に連通する流路55、56が形成されて
おり、前記流路55に連通してバルブスリーブ31の内
周面には環状溝55aが,また前記流路56に連通して
バルブスリーブ31の内周面には環状溝56aが形成さ
れている。一方コントロールバルブ33およびプレプレ
ッシャバルブ50には流路30が形成されており、この
流路30はコントロールバルブ33の外周に形成した環
状溝29、プレプレッシャバルブ50の外周に形成した
環状溝57、プレプレッシャピストン51とバルブスリ
ーブ31とによって形成した絞り53およびバランスピ
ストン26とバルブスリーブ31とによって形成した液
圧室58とに連通している。前記環状溝56aと環状溝
29とによって第1液圧導入弁機構を構成しており、常
時は、図に示すように環状溝31bと環状溝29との連
通が断たれている。また、前記環状溝55aと環状溝5
7とによって第2液圧導入弁機構を構成しており、常時
は、この弁は図に示すように環状溝55aと57とを連
通している。
【0032】したがって、非作動状態の時(図7に示す
状態の時)にはアキュムレータACからの液圧が流路2
7→流路55→環状溝55a→環状溝57→流路30→
絞り53を介して前記プレプレッシャピストン51に作
用している。そして、この時プレプレッシャピストン5
1、セットスプリング54、プレプレッシャバルブ5
0、バルブスプリング52にて決定される液圧が所定圧
以上になるとこの液圧が流路21→通路40を介して作
用するボールバルブ41を開きパワー液圧室12’にブ
レーキ液が流入し、この結果パワー液圧室12’には常
に所定の液圧が蓄圧されることになる。また、ブレーキ
ぺダルが踏まれ、この結果第1、第2出力液圧室4、5
に液圧を発生すると、液圧導入弁は第1、第2出力液圧
室4、5の液圧発生状況により以下のような作動をす
る。
状態の時)にはアキュムレータACからの液圧が流路2
7→流路55→環状溝55a→環状溝57→流路30→
絞り53を介して前記プレプレッシャピストン51に作
用している。そして、この時プレプレッシャピストン5
1、セットスプリング54、プレプレッシャバルブ5
0、バルブスプリング52にて決定される液圧が所定圧
以上になるとこの液圧が流路21→通路40を介して作
用するボールバルブ41を開きパワー液圧室12’にブ
レーキ液が流入し、この結果パワー液圧室12’には常
に所定の液圧が蓄圧されることになる。また、ブレーキ
ぺダルが踏まれ、この結果第1、第2出力液圧室4、5
に液圧を発生すると、液圧導入弁は第1、第2出力液圧
室4、5の液圧発生状況により以下のような作動をす
る。
【0033】即ち前記第1、第2出力液圧室4、5の液
圧が所定液圧よりも低い場合には、アクションピストン
13の初期移動によりボールバルブ41が流路40から
はなれるため、アキュムレータACからの液圧が流路2
7→流路55→環状溝55a→環状溝57→流路30→
絞り53を介してアキュムレータACからの液圧がパワ
ー液圧室12’に流入し、ブースタピストン3aを押し
て第1、第2出力液圧室4、5に液圧を発生する。
圧が所定液圧よりも低い場合には、アクションピストン
13の初期移動によりボールバルブ41が流路40から
はなれるため、アキュムレータACからの液圧が流路2
7→流路55→環状溝55a→環状溝57→流路30→
絞り53を介してアキュムレータACからの液圧がパワ
ー液圧室12’に流入し、ブースタピストン3aを押し
て第1、第2出力液圧室4、5に液圧を発生する。
【0034】前記第1、第2出力液圧室4、5の液圧が
所定液圧よりも高くなるとその液圧によりフェイルセイ
フピストン25、バルブピストン26は図中右方に移動
し、さらにコントロールバルブ33、バルブスプリング
52、プレプレッシャバルブ50を介してプレプレッシ
ャピストン51をセットスプリング54の付勢力に抗し
て図中右方に移動する。プレプレッシャピストン51が
移動すると、バルブスプリング52の付勢力によりプレ
プレッシャバルブ50が右方に移動し、環状溝55aと
環状溝57との流路が遮断され、環状溝29と環状溝5
6aとが連通する。この結果、今度はアキュムレータか
らの液圧は環状溝56a→環状溝29→流路30→流路
21→通路40→ボールバルブ41を介してパワー液圧
室12’に流入する。この時のパワー液圧室内の液圧は
第1、第2出力液圧室4、5の液圧に依存して作動する
フェイルセイフピストン25、バルブピストン26、コ
ントロールバルブ33によって決定される。
所定液圧よりも高くなるとその液圧によりフェイルセイ
フピストン25、バルブピストン26は図中右方に移動
し、さらにコントロールバルブ33、バルブスプリング
52、プレプレッシャバルブ50を介してプレプレッシ
ャピストン51をセットスプリング54の付勢力に抗し
て図中右方に移動する。プレプレッシャピストン51が
移動すると、バルブスプリング52の付勢力によりプレ
プレッシャバルブ50が右方に移動し、環状溝55aと
環状溝57との流路が遮断され、環状溝29と環状溝5
6aとが連通する。この結果、今度はアキュムレータか
らの液圧は環状溝56a→環状溝29→流路30→流路
21→通路40→ボールバルブ41を介してパワー液圧
室12’に流入する。この時のパワー液圧室内の液圧は
第1、第2出力液圧室4、5の液圧に依存して作動する
フェイルセイフピストン25、バルブピストン26、コ
ントロールバルブ33によって決定される。
【0035】本実施例は以上のように構成されており、
以下のように作動する。先ずブレーキ非作動時において
は、パワー液圧室12’では、プレプレッシャピストン
51、セットスプリング54、プレプレッシャバルブ5
0、バルブスプリング52にて決定される液圧がボール
バルブ41を介して常に作用している。この結果パワー
液圧室12’には常に所定のブレーキ液圧が作用してお
り、これによってブレーキ作動時の倍力比の低下を防止
している。
以下のように作動する。先ずブレーキ非作動時において
は、パワー液圧室12’では、プレプレッシャピストン
51、セットスプリング54、プレプレッシャバルブ5
0、バルブスプリング52にて決定される液圧がボール
バルブ41を介して常に作用している。この結果パワー
液圧室12’には常に所定のブレーキ液圧が作用してお
り、これによってブレーキ作動時の倍力比の低下を防止
している。
【0036】この状態でブレーキぺダルが踏まれ、プッ
シュロッド14が図中左方に押されると、先ずアクショ
ンピストン13が移動し、これにより、ボールバルブ1
8がアクションピストン13に形成された弁座と当接し
前記第一流路14aと流路16との連通を断つ(即ち、
リザーバとパワー液圧室12’との連通を断つ)。これ
と同時にブースタピストン3aの左方への移動によりボ
ールバルブ41が流路40から離れ所定の液圧がパワー
液圧室12’内に流入し、第1ブースタピストン3aを
左方に押圧する。第1のブースタピストン3aの左方へ
の移動により、スプリング8が圧縮され、図3に示すス
プリング9が弁部材7を左方に移動し流路6を閉じる。
すると第1の出力液圧室4に液圧が発生し、この液圧は
ホイールシリンダに供給されると共に第2のブースタピ
ストン3bを図1中左方に移動する。これによって第2
の出力液圧室5も開閉弁によって流路6と遮断され、第
2の出力液圧室5で液圧が発生し、この液圧がホイール
シリンダに供給されることになる。
シュロッド14が図中左方に押されると、先ずアクショ
ンピストン13が移動し、これにより、ボールバルブ1
8がアクションピストン13に形成された弁座と当接し
前記第一流路14aと流路16との連通を断つ(即ち、
リザーバとパワー液圧室12’との連通を断つ)。これ
と同時にブースタピストン3aの左方への移動によりボ
ールバルブ41が流路40から離れ所定の液圧がパワー
液圧室12’内に流入し、第1ブースタピストン3aを
左方に押圧する。第1のブースタピストン3aの左方へ
の移動により、スプリング8が圧縮され、図3に示すス
プリング9が弁部材7を左方に移動し流路6を閉じる。
すると第1の出力液圧室4に液圧が発生し、この液圧は
ホイールシリンダに供給されると共に第2のブースタピ
ストン3bを図1中左方に移動する。これによって第2
の出力液圧室5も開閉弁によって流路6と遮断され、第
2の出力液圧室5で液圧が発生し、この液圧がホイール
シリンダに供給されることになる。
【0037】一方、第1、第2の出力液圧室4、5で発
生した液圧はフェイルセーフピストン25およびバラン
スピストン26にも作用する。前記第1、第2出力液圧
室4、5で発生した液圧が所定液圧よりも低い場合に
は、アクションピストン13の初期移動によりボールバ
ルブ41が流路40からはなれるため、アキュムレータ
ACからの液圧が流路27→流路55→環状溝55a→
環状溝57→流路30→絞り53を介してアキュムレー
タACからの液圧がパワー液圧室12’に流入し、ブー
スタピストン3aを押してブースタ機能を発揮する。
生した液圧はフェイルセーフピストン25およびバラン
スピストン26にも作用する。前記第1、第2出力液圧
室4、5で発生した液圧が所定液圧よりも低い場合に
は、アクションピストン13の初期移動によりボールバ
ルブ41が流路40からはなれるため、アキュムレータ
ACからの液圧が流路27→流路55→環状溝55a→
環状溝57→流路30→絞り53を介してアキュムレー
タACからの液圧がパワー液圧室12’に流入し、ブー
スタピストン3aを押してブースタ機能を発揮する。
【0038】また前記第1、第2出力液圧室4、5の液
圧が所定液圧よりも高くなるとその液圧によりフェイル
セイフピストン25、バルブピストン26は図中右方に
移動し、さらにコントロールバルブ33、バルブスプリ
ング52、プレプレッシャバルブ50を介してプレプレ
ッシャピストン51をセットスプリング54の付勢力に
抗して図中右方に移動する。プレプレッシャピストン5
1が移動すると、バルブスプリング52の付勢力により
プレプレッシャバルブ50が右方に移動し、環状溝55
aと環状溝57との流路が遮断され、環状溝29と環状
溝56aとが連通する。この結果、アキュムレータから
の液圧は流路30→流路21→通路40→ボールバルブ
41を介してパワー液圧室12’に流入する。パワー液
圧室12’に流入した液圧は、ブースタピストン3aを
左方に押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏力を軽減
することになる。なお、この時のパワー液圧室内の液圧
は第1、第2出力液圧室4、5の液圧に依存して作動す
るフェイルセイフピストン25、バルブピストン26、
コントロールバルブ33によって決定される。上記のよ
うに、本実施例では共通の構成を有するコントロールバ
ルブ33、プレプレッシャバルブ50およびこれらの間
に配置されたバルブスプリング52によりバルブ手段を
構成し、2種類の制御を実現することができるようにな
っている。
圧が所定液圧よりも高くなるとその液圧によりフェイル
セイフピストン25、バルブピストン26は図中右方に
移動し、さらにコントロールバルブ33、バルブスプリ
ング52、プレプレッシャバルブ50を介してプレプレ
ッシャピストン51をセットスプリング54の付勢力に
抗して図中右方に移動する。プレプレッシャピストン5
1が移動すると、バルブスプリング52の付勢力により
プレプレッシャバルブ50が右方に移動し、環状溝55
aと環状溝57との流路が遮断され、環状溝29と環状
溝56aとが連通する。この結果、アキュムレータから
の液圧は流路30→流路21→通路40→ボールバルブ
41を介してパワー液圧室12’に流入する。パワー液
圧室12’に流入した液圧は、ブースタピストン3aを
左方に押圧して、操作者のブレーキぺダルの踏力を軽減
することになる。なお、この時のパワー液圧室内の液圧
は第1、第2出力液圧室4、5の液圧に依存して作動す
るフェイルセイフピストン25、バルブピストン26、
コントロールバルブ33によって決定される。上記のよ
うに、本実施例では共通の構成を有するコントロールバ
ルブ33、プレプレッシャバルブ50およびこれらの間
に配置されたバルブスプリング52によりバルブ手段を
構成し、2種類の制御を実現することができるようにな
っている。
【0039】また、倍力時、パワー液圧室12’の液圧
はアクションピストン13とボールバルブ18とが当接
する部分でアクションピストン13に作用し、これによ
ってブースタピストン3aの作動力に比例した反力がプ
ッシュロッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の出力の
増大を関知し得るようにされている。前記構成のパワー
液圧室12’では、ブレーキ作動時には、前述した如く
パワー液圧室内の液圧はある程度まで高くなっているた
め、アキュムレータからの液圧が作用してブースタピス
トンが作動するまでには従来装置のようなタイムラグが
なくなり応答性のよいブースタ機能を発揮することがで
き、ブレーキフィーリングを良くすることができる。な
お、本実施例においても、第1、第2いづれかの出力液
圧室系に失陥が生じてもフェイルセーフピストン25、
バランスピストン26のいづれかを介してコントロール
バルブ33を作動することができるため安全性も高くな
っている。
はアクションピストン13とボールバルブ18とが当接
する部分でアクションピストン13に作用し、これによ
ってブースタピストン3aの作動力に比例した反力がプ
ッシュロッドに作用し、操作者が液圧倍力装置の出力の
増大を関知し得るようにされている。前記構成のパワー
液圧室12’では、ブレーキ作動時には、前述した如く
パワー液圧室内の液圧はある程度まで高くなっているた
め、アキュムレータからの液圧が作用してブースタピス
トンが作動するまでには従来装置のようなタイムラグが
なくなり応答性のよいブースタ機能を発揮することがで
き、ブレーキフィーリングを良くすることができる。な
お、本実施例においても、第1、第2いづれかの出力液
圧室系に失陥が生じてもフェイルセーフピストン25、
バランスピストン26のいづれかを介してコントロール
バルブ33を作動することができるため安全性も高くな
っている。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
液圧倍力装置の液圧導入弁の開閉を、操作部材の作動と
は切り離し、液圧倍力装置内に発生した液圧で間接的に
開閉するようにしたため、装置全体を従来の液圧倍力装
置よりも小型化することができ、さらに装置の重量軽
減、低コスト化を図ることができる。また、流通弁をボ
ールバルブとアクションピストンとによって構成してい
るため、弁の構成が簡略化されるとともにボールバルブ
とアクションピストンとによって反力受圧面積を設定す
る構成のため倍力比の選定が容易になる。アクションピ
ストンが同一断面積の円筒部材で形成されているため摺
動径部の加工が極めて容易になり、ボールバルブとアク
ションピストンとの径を同一にするとより一層ブースタ
ピストンの加工が容易になる。また、図5のように弁機
構41で液室を分割することにより、パワー液圧室12
の液圧を通常時からある程度まで高くしておくことがで
きるため、アキュムレータからの液圧が作用してブース
タピストンが作動するまでには従来装置のようなタイム
ラグがなくなり応答性のよいブースタ機能を発揮するこ
とができ、ブレーキフィーリングを良くすることができ
る。等々の優れた効果を奏することができる。
液圧倍力装置の液圧導入弁の開閉を、操作部材の作動と
は切り離し、液圧倍力装置内に発生した液圧で間接的に
開閉するようにしたため、装置全体を従来の液圧倍力装
置よりも小型化することができ、さらに装置の重量軽
減、低コスト化を図ることができる。また、流通弁をボ
ールバルブとアクションピストンとによって構成してい
るため、弁の構成が簡略化されるとともにボールバルブ
とアクションピストンとによって反力受圧面積を設定す
る構成のため倍力比の選定が容易になる。アクションピ
ストンが同一断面積の円筒部材で形成されているため摺
動径部の加工が極めて容易になり、ボールバルブとアク
ションピストンとの径を同一にするとより一層ブースタ
ピストンの加工が容易になる。また、図5のように弁機
構41で液室を分割することにより、パワー液圧室12
の液圧を通常時からある程度まで高くしておくことがで
きるため、アキュムレータからの液圧が作用してブース
タピストンが作動するまでには従来装置のようなタイム
ラグがなくなり応答性のよいブースタ機能を発揮するこ
とができ、ブレーキフィーリングを良くすることができ
る。等々の優れた効果を奏することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る液圧倍力装置の側断
面図である。
面図である。
【図2】図1中の流通弁およびパワー液圧室の拡大図で
ある。
ある。
【図3】図1中の開閉弁の拡大図である。
【図4】図1中の液圧導入弁の拡大図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る液圧倍力装置の側断
面図である。
面図である。
【図6】図5中のパワー液圧室の拡大図である。
【図7】図5中の液圧導入弁の拡大図である。
1 シリンダボディ 2 リザーバ 3a 第1のブースタピストン 3b 第2のブースタピストン 4 第1出力液圧室 5 第2出力液圧室 6 流路 7 弁部材 8、9 スプリング 10、11 座金 12、12’ パワー液圧室 13、31 バルブスリーブ 14 入力部材(プッシュロッド) 15 液室 18 弁体(ボールバルブ) 25 フェイルセーフピストン 26 バルブピストン 41 弁機構(ボールバルブ) AC 液圧源(アキュムレータ) P ポンプ A、A’ 流通弁 B 開閉弁 C、C’ 液圧導入弁
Claims (6)
- 【請求項1】 液圧倍力装置において、同装置は、シリ
ンダボディ1と、同シリンダボディ内に配置されシリン
ダボディ内をホイールシリンダにつなげる出力液圧室4
と、パワー液圧室12内の液圧を受けるブースタピスト
ン3aと、前記ブースタピストン3aとアクションピス
トン13との相対移動によって制御され前記パワー液圧
室12とリザーバ2との連通を開閉する流通弁Aと、前
記アクションピストンの移動によって前記出力液圧室と
リザーバとの連通を断つ開閉弁Bと、前記出力液圧室に
発生した液圧により作動され液圧源と前記パワー液圧室
とを連通する液圧導入弁Cとを備え、前記流通弁Aは、
ブースタピストン3aの軸方向に摺動自在に設けられて
いるアクションピストン13と、該アクションピストン
13に形成した第一流路14a、14bと、前記第一流
路14を開閉する弁体18とを有し、同弁体18はアク
ションピストン13作動時に、アクションピストン13
とブースタピストン3aとの協働により前記第一流路1
4を閉じることができるように構成されていることを特
徴とする液圧倍力装置。 - 【請求項2】 前記弁体18は球形であり、弁体は前記
アクションピストン13とブースタピストン3aとの間
に配置されており、且つ弁体の径はアクションピストン
13の径と略同一に形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の液圧倍力装置。 - 【請求項3】 前記パワー液圧室12内には出力液圧室
内で発生した液圧によって作動する前記液圧導入弁Cと
の流路を開閉する弁機構41が設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の液圧倍力装置。 - 【請求項4】 前記液圧導入弁Cは、バルブスリーブ3
1と、該バルブスリーブ31内に摺動自在に配置された
バルブ手段33、50とを備え、出力液圧室に発生した
液圧によって作動するバルブピストン26により前記バ
ルブ手段を制御して液圧源ACとパワー液圧室12とを
連通すべく構成されていることを特徴とする請求項1に
記載の液圧倍力装置。 - 【請求項5】 前記バルブ手段は、コントロールバルブ
33とプレプレッシャバルブ50とこれら両バルブの間
に配置されたバルブスプリング52を有し、前記コント
ロールバルブ33は常時は液圧源とパワー液圧室12と
の連通を断つとともに出力液圧室内に液圧が発生した時
には液圧源とパワー液圧室12とを連通し、また前記プ
レプレッシャバルブ50は常時は液圧源とパワー液圧室
12とを絞りを介して連通するとともに出力液圧室内に
液圧が発生した時には液圧源とパワー液圧室12との連
通を遮断すべく構成されていることを特徴とする請求項
4に記載の液圧倍力装置。 - 【請求項6】 前記バルブピストン26は、2系統に分
離されたブレーキシステム配管系の一方の系統の液圧を
受け、バルブピストン26と同軸的に、一端が他方の系
統の液圧を受け、他端がバルブピストン26に当接する
フェイルセイフピストン25を備えたことを特徴とする
請求項4に記載の液圧倍力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168344A JPH072085A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 液圧倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5168344A JPH072085A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 液圧倍力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072085A true JPH072085A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15866323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5168344A Withdrawn JPH072085A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 液圧倍力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072085A (ja) |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP5168344A patent/JPH072085A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |