JPH07210822A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

Info

Publication number
JPH07210822A
JPH07210822A JP528194A JP528194A JPH07210822A JP H07210822 A JPH07210822 A JP H07210822A JP 528194 A JP528194 A JP 528194A JP 528194 A JP528194 A JP 528194A JP H07210822 A JPH07210822 A JP H07210822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
magnetic
alloy
film
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP528194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kobayashi
伸二 小林
Naoto Matono
直人 的野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP528194A priority Critical patent/JPH07210822A/ja
Publication of JPH07210822A publication Critical patent/JPH07210822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 飽和磁束密度が高くて熱的安定性にも優れた
軟磁性合金薄膜の構成を明らかにすることにより、高密
度磁気記録に適した磁気ヘッドを提供する。 【構成】 本発明による磁気ヘッドは、磁気コアの少な
くとも一部が、Ni−Fe系合金等からなる結晶質の磁
性薄膜とCo−Zr系合金等からなる非晶質の磁性薄膜
とを少なくとも1層づつ積層した薄膜体にて構成され、
該積層薄膜体の最下層が、前記結晶質の磁性薄膜にて構
成されることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HDD(ハード・ディ
スク・ドライブ)等の磁気記録再生装置に使用される磁
気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気コアや通電コイルが薄膜体で構成さ
れる薄膜磁気ヘッドの磁気コア材としては、従来、Ni
−Fe系合金薄膜が用いらることが多かった。70〜9
0原子%Ni−Fe合金薄膜は高透磁率を有し耐食性に
も優れているが、飽和磁束密度が高々1.0T程度であ
るため、最近の高密度磁気記録システムには対応できな
くなってきている。
【0003】一方、高飽和磁束密度で高透磁率の磁性薄
膜としては、特開昭59−125607号にCo−Zr
系非晶質合金薄膜が開示されている。Zrの含有量が5
原子%程度以上のCo−Zr合金は、スパッタリング法
にて成膜されることにより非晶質化して優れた軟磁気特
性を示し、Zr含有量が5原子%のときの飽和磁束密度
は約1.5Tで、高密度磁気記録用磁気ヘッドの磁気コ
ア材として好適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Zr含
有量が5〜6原子%程度のCo−Zr系合金薄膜は、非
晶質化が可能ではあるものの成膜条件の設定、制御が難
しく、成膜後も熱的に不安定で、磁気ヘッドの製造プロ
セスにおける加熱処理によって特性が劣化するという問
題がある。
【0005】また、薄膜磁気ヘッドとしての実用時に
は、記録電流によるコイルの発熱のために磁気コアが加
熱、冷却というヒートサイクルを受け、熱的に不安定な
非晶質合金薄膜の磁気特性が徐々に劣化していくという
問題もある。
【0006】このような問題は、Zr含有量の増大や第
3元素の添加によってある程度改善されるが、Zr含有
量の増大や第3元素の添加は、磁性原子としてのCoの
含有量低下を意味し、飽和磁束密度の低下をもたらす。
【0007】本発明は、飽和磁束密度が高くて耐熱性や
耐食性にも優れた軟磁性合金薄膜の構成を明らかにする
ことにより、高密度磁気記録に適した磁気ヘッドを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気ヘッド
は、磁気コアの少なくとも一部が、Ni−Fe系合金等
からなる結晶質の磁性薄膜とCo−Zr系合金等からな
る非晶質の磁性薄膜とを少なくとも1層づつ積層した薄
膜体にて構成され、該積層薄膜体の最下層が、前記結晶
質の磁性薄膜にて構成されることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記本発明の構成によれば、Co−Zr系合金
薄膜の形成過程におけるNi−Fe系合金薄膜との原子
配列の非整合性や、Ni−Fe系合金薄膜中の原子がC
o−Zr系合金薄膜中に拡散すること等により、Co−
Zr系合金薄膜の非晶質化が促進される。
【0010】また、Ni−Fe系合金薄膜は耐熱性、耐
食性に優れているため、該Ni−Fe系合金薄膜とCo
−Zr系合金薄膜とを積層すれば、Co−Zr系合金薄
膜の飽和磁束密度を低下させることなく、積層薄膜体と
しての耐熱性、耐食性が向上する。
【0011】さらに、Ni−Fe系合金薄膜は、薄膜磁
気ヘッドにおいて磁気コア層の成膜下地となるSiO2
等の酸化物絶縁体層に対する付着力が強いため、該Ni
−Fe系合金薄膜をCo−Zr系合金薄膜と酸化物絶縁
体層との間に介在させることによって、高飽和磁束密度
の積層薄膜体からなる磁気コア層が酸化物絶縁体層上に
強固に形成されることになり、薄膜磁気ヘッドとしての
信頼性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0013】本発明の磁気ヘッドにおいては、磁気コア
の少なくとも一部が、図1の(a)〜(c)に示すよう
に、Ni−Fe系合金等からなる結晶質の磁性薄膜1と
Co−Zr系合金等からなる非晶質の磁性薄膜2とを少
なくとも1層づつ積層した薄膜体にて構成される。そし
て、図1の(a)は非晶質磁性薄膜2の下側のみに結晶
質磁性薄膜1を配した例、(b)は非晶質磁性薄膜2の
下側及び上側に結晶質磁性薄膜1を配した例、(c)は
非晶質磁性薄膜2と結晶質磁性薄膜1とを交互に積層し
た例を示しているが、いずれの場合でも積層薄膜体の最
下層は結晶質の磁性薄膜1にて構成される。なお、図1
において符号3にて示されているのは、前記積層薄膜体
の成膜下地である。
【0014】本発明の実施対象となる磁気ヘッドとして
は、磁気コアや通電コイルが薄膜体で構成される薄膜磁
気ヘッドのみならず、磁気コアを構成する薄膜体が非磁
性基板に挟持されてなる磁気ヘッドや、フェライト製磁
気コアのギャップ突き合わせ部に磁性薄膜を配したMI
G(メタルインギャップ)型の磁気ヘッド等が挙げられ
る。
【0015】ここで、本発明を特徴づける積層薄膜体に
おける、結晶質磁性薄膜の膜厚について説明する。
【0016】図2は、ガラス基板上に各種膜厚のNi−
Fe合金薄膜を形成し、その上に厚さ1μmのCo−Z
r合金薄膜を形成した積層薄膜体における、保磁力Hc
(曲線A)及び飽和磁束密度Bs(曲線B)を示すもの
である。
【0017】成膜にはマルチカソード型のマグネトロン
スパッタ装置を用い、Ni−Fe合金としては約80原
子%Niのもの、Co−Zr合金としては約5.5原子
%Zrのものを用いた。また、磁性薄膜に異方性を付与
して透磁率を向上させるため、基板の周辺に永久磁石を
設置して基板表面に平行な所定の方向に30Oeの静磁
場を印加しながら成膜した。
【0018】図2によれば、Co−Zr膜の下にNi−
Fe膜を介在させることによる保磁力の低下、すなわち
軟磁気特性の向上は、Ni−Fe膜の厚さが50Åの場
合でも顕著に認められるが、Ni−Fe膜の膜厚増大に
伴う薄膜積層体としての保磁力低下の傾向は、Ni−F
e膜の厚さが100Åを越えると徐々に緩やかなものと
なり、500Åを越えると、それ以上保磁力が低下しな
くなる。
【0019】一方、Ni−Fe膜の膜厚増大に伴う薄膜
積層体としての飽和磁束密度の低下傾向は直線的で、C
o−Zr単層膜の約1.55TをNi−Fe単層膜の約
1.0Tで単純に希釈したものと見なすことができ、C
o−Zr膜におけるZr含有量の増大に伴う飽和磁束密
度の低下傾向(後述の図3、図4参照)のように単純希
釈則から下方に大きくずれるようなことがない。
【0020】次に、非晶質となるべき磁性合金薄膜の非
晶質化組成領域について説明する。
【0021】図3は、ガラス基板上にNi−Fe合金薄
膜(厚さ300Å)を形成し、その上に各種組成のCo
−Zr合金薄膜(厚さ1μm)を形成した積層薄膜体に
おける、保磁力Hc(曲線C)及び飽和磁束密度Bs
(曲線D)を示すものであり、図4は、ガラス基板上に
直接形成した各種組成のCo−Zr合金薄膜(厚さ1μ
m)における、保磁力Hc(曲線E)及び飽和磁束密度
Bs(曲線F)を示すものである。
【0022】図3と図4とを比較すればわかるように、
Co−Zr単層膜では保磁力が1Oe以下となる組成領
域が約5原子%Zr以上であるのに対して、Co−Zr
膜とNi−Fe膜との積層膜では保磁力が1Oe以下と
なる組成領域が約4.5原子%Zr以上にまで広がり、
保磁力が約1Oeとなるときの飽和磁束密度は約0.0
3T高くなる。
【0023】なお、保磁力の1Oeという値は、磁気ヘ
ッドの磁気コア材として要求される軟磁気特性の目安と
なる値であり、図3及び図4において、保磁力が1Oe
となるCo−Zr膜の組成付近を境にしてZr高濃度側
で保磁力が著しく小さくなっているのは、その組成付近
を境にしてZr高濃度側でCo−Zr膜が非晶質化して
いることに対応した現象であると考えられる。
【0024】また、昇温に伴う保磁力の上昇に関して
も、保磁力が1Oe以上となる温度を結晶化温度と見な
せば、Ni−Fe膜上に形成されたCo−Zr膜では、
Co−Zr単層膜に比べて結晶化温度が約15℃上昇し
た。
【0025】さらに、5〜6原子%ZrのCo−Zr単
層膜においては、成膜時の基板温度が100℃を越える
と結晶化して保磁力が著しく増大するのに対して、Ni
−Fe膜上に形成したCo−Zr膜では、基板温度を2
00℃にしても保磁力が大ききくなるようなことがなか
った。
【0026】次に、本発明を特徴づける積層薄膜体の耐
食性について説明する。
【0027】図5は、厚さ1μmのCo−Zr単層膜
(白ヌキの三角印)、厚さ300ÅのNi−Fe膜上に
厚さ1μmのCo−Zr膜を形成した2層膜(黒塗りの
四角印)、厚さ300ÅのNi−Fe膜上に厚さ1μm
のCo−Zr膜を形成し、さらにその上に厚さ300Å
のNi−Fe膜を形成した3層膜(白ヌキの四角印)に
ついて、JIS規格(規格番号JIS−Z2317)に
準じた塩水噴霧試験を行い、時間経過に伴う飽和磁束密
度の変化を、初期の飽和磁束密度の値で規格化して示し
たものである。
【0028】図5によれば、Ni−Fe膜とCo−Zr
膜との積層膜はCo−Zr単層膜に比べて耐食性に優れ
ていることがわかり、特にCo−Zr膜の上下にNi−
Fe膜を形成した積層膜では、飽和磁束密度の低下がほ
とんど認められない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の磁気ヘッドにお
いては、磁気コアを構成する磁性薄膜が、高飽和磁束密
度で軟磁気特性や耐熱性、耐食性にも優れた軟磁性合金
薄膜で構成されることになり、該磁気ヘッドは高密度磁
気記録に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による積層薄膜体の断面図であ
る。
【図2】本発明実施例及び比較例を示す実験結果図であ
る。
【図3】本発明実施例及び比較例を示す実験結果図であ
る。
【図4】比較例を示す実験結果図である。
【図5】本発明実施例及び比較例を示す実験結果図であ
る。
【符号の説明】 1 結晶質磁性薄膜 2 非晶質磁性薄膜 3 成膜下地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気コアの少なくとも一部が、結晶質の
    磁性薄膜と非晶質の磁性薄膜とを少なくとも1層ずつ積
    層した薄膜体にて構成され、該積層薄膜体の最下層が、
    前記結晶質の磁性薄膜にて構成されることを特徴とする
    磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記結晶質の磁性薄膜がNi−Fe系合
    金からなり、前記非晶質の磁性薄膜がCo−Zr系合金
    からなることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記結晶質の磁性薄膜の厚さが1層につ
    き50Å以上であることを特徴とする請求項1記載の磁
    気ヘッド。
JP528194A 1994-01-21 1994-01-21 磁気ヘッド Pending JPH07210822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP528194A JPH07210822A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP528194A JPH07210822A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07210822A true JPH07210822A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11606865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP528194A Pending JPH07210822A (ja) 1994-01-21 1994-01-21 磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07210822A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015115088A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 シーゲイト テクノロジー エルエルシー 磁気抵抗性センサシールド
KR20250042250A (ko) * 2023-09-19 2025-03-27 세종대학교산학협력단 비정질 박막 및 결정질막을 포함하는 복층막을 포함하는, 다층 박막의 제조방법 및 이에 따라 제조된 다층 박막

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015115088A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 シーゲイト テクノロジー エルエルシー 磁気抵抗性センサシールド
KR20250042250A (ko) * 2023-09-19 2025-03-27 세종대학교산학협력단 비정질 박막 및 결정질막을 포함하는 복층막을 포함하는, 다층 박막의 제조방법 및 이에 따라 제조된 다층 박막

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08339508A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法ならびに磁気記憶装 置
JPH0744110B2 (ja) 高飽和磁束密度軟磁性膜及び磁気ヘッド
US5227940A (en) Composite magnetic head
JPH07210822A (ja) 磁気ヘッド
JPH06318516A (ja) 軟磁性多層膜およびこれを用いた磁気ヘッド
JPS6129105A (ja) 磁性合金薄膜
JPH01124108A (ja) 薄膜磁気ヘツド
JP2007335788A (ja) 磁気シールド及びその製造方法、薄膜磁気ヘッド
JP3127075B2 (ja) 軟磁性合金膜と磁気ヘッドおよび軟磁性合金膜の熱膨張係数の調整方法
JPH0283809A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製法
JPH05114530A (ja) 軟磁性合金膜の製造方法および磁気ヘツドの製造方法
JP3232592B2 (ja) 磁気ヘッド
JP2551008B2 (ja) 軟磁性薄膜
JPH03132005A (ja) 磁性薄膜およびこれを用いた磁気ヘッド
JPH05174334A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッド
JPH0376102A (ja) 多層磁性薄膜およびこれを用いた磁気ヘッド
JPH05226151A (ja) 磁気ヘッド用高飽和磁束密度・高耐熱性を有する軟磁性合金膜及び磁気ヘッド。
JPH1139605A (ja) 磁気ヘッド
JP2639719B2 (ja) 磁気ヘッド用磁性体膜
JPH01260615A (ja) 磁気ヘッド
JPS60244007A (ja) 多層型薄膜永久磁石
JPH06282834A (ja) 垂直磁気記録媒体およびその製造方法
JPS59207675A (ja) 磁気抵抗素子
JPH0827895B2 (ja) 磁気回路装置およびその製造方法
JPH10214718A (ja) 磁気記録媒体