JPH07212974A - 低圧配電線工事の電源切換装置 - Google Patents

低圧配電線工事の電源切換装置

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JPH07212974A
JPH07212974A JP6017896A JP1789694A JPH07212974A JP H07212974 A JPH07212974 A JP H07212974A JP 6017896 A JP6017896 A JP 6017896A JP 1789694 A JP1789694 A JP 1789694A JP H07212974 A JPH07212974 A JP H07212974A
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power supply
distribution line
transformer
switch
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JP6017896A
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Hisayoshi Hori
久義 堀
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事バンクの低圧配電線の無停電工事に伴う
電源切換時に、瞬断をなくしてモータ負荷等に不都合を
与えないようにする。 【構成】 健全配電線側端子21の交流電源を直流に変
換する整流回路24と、該整流回路24の出力を仮設電
源用の交流に変換するインバータ25と、該インバータ
25の出力が1次側26aに給電される絶縁変圧器26
と、工事変圧器側端子19と工事配電線側端子20との
間に設けられたバイパス給電路用の開閉器27と、変圧
器26の2次側26bと端子20との間に設けられた仮
設給電路用の開閉器28と、変圧器26の2次側電圧が
変圧器3の2次側の工事バンク#1の電源電圧に一致す
るようにインバータ25を制御するとともに変圧器26
の2次側電圧が工事バンク#1の電源電圧に一致するま
で両開閉器27,28の投入を禁止する制御回路29と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工事バンクの配電用変
圧器の取換等の配電線工事の際に、低圧配電線の電源を
無停電で切換える低圧配電線工事の電源切換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧母線(6.6KV)に柱上変
圧器等の配電用変圧器を介して結合される各バンクの低
圧配電線は、3相及び単相の負荷に給電するため、3相
4線で構成されることが多い。また、配電用変圧器の取
換等の際は、工事バンクの低圧配電線を停電させないた
め、無停電の低圧配電線工事が実施される。
【0003】この工事においては、工事バンクの低圧配
電線の電源を無停電で工事バンクの電源から仮設電源,
その逆に切換えるため、従来は瞬時切換開閉器を用いた
低圧配電線工事の電源切換装置が使用される。
【0004】つぎに、従来のこの種電源切換装置につ
き、図4〜図8を参照して説明する。図4において、
1,2は工事バンク#1,健全バンク#2の6.6KV
の高圧母線であり、同一又は異なる系統母線により形成
されている。
【0005】3,4は1次側が変圧器1次カットアウト
スイッチ5,6を介して高圧母線1,2に接続されたバ
ンク#1,#2の配電用変圧器、7,8はリード線9,
10を介して配電用変圧器3,4の2次側に接続された
バンク#1,#2の例えば200Vの低圧配電線であ
る。11,12,13は配電線7の負荷であり、負荷1
1,12は誘導性のモータ負荷からなる。14,15は
配電線8の負荷であり、負荷14は誘導性のモータ負荷
からなる。
【0006】16,17は工事のときにのみ用いられる
バイパス給電路用,仮設給電路用の開閉器であり、開閉
器16はリード線9に並設され、開閉器17は低圧配電
線7,8間に設けられる。そして、図4では単線表記さ
れているが、通常は、高圧母線1,2の3相電源が変圧
器3,4により降圧され、この変圧器3,4の2次側の
3相電源が3相4線又は3相3線の低圧配電線7,8に
供給される。
【0007】また、開閉器16,17はいわゆる低圧用
瞬時切換開閉器により形成され、この開閉器は主回路部
と制御回路部とを有する。そして、主回路部は図5の開
閉器16の1相の構成に示すように、相毎の電源側,負
荷側の端子間に常開の接点16aとトライアック16b
との並列回路が設けられる。
【0008】また、主回路部を入,切する制御回路部
は、つぎの検電,検相,手動投入,手動開放,待機状態
制御(自動投入)等の各種の検出,制御の機能を有す
る。 〈検電〉電源側の所定相,アース間の電圧を基準にして
各相の電源側,負荷側の電圧の正常,異常を判断する。 〈検相〉電源側相回転方向に対して負荷側相回転方向が
同じであれば正常と判断する。 〈手動投入〉検電,検相の結果が異常でなければ「投
入」の釦操作により主回路部を閉成して投入する。 〈手動開放〉「切」の釦操作により無条件に主回路部を
開放する。 〈待機状態制御〉(自動投入) 検電,検相の結果が異常でなければ「待機」の釦操作に
より投入待機状態に設定され、この状態で負荷側が全相
無電圧になると、10msec 以内の瞬時に各相を入状態
にして主回路部を自動投入する。
【0009】なお、主回路部の投入(入)時は図6に示
すように、投入瞬時にトライアック16bがオン(O
N)して接点16aのオフ(OFF)からオン(ON)
への反転の時間的なおくれを吸収して確実に投入する。
また、主回路部の開放(切)時も図7に示すように開放
瞬時にトライアック16bがオンし、このトライアック
16bがオフする前に接点16aをオフしてアーク短絡
を防止し、その後トライアック16bをオフする。
【0010】そして、工事バンク#1の変圧器3の取換
えの際は、つぎの手順で作業が行われる。 A.取換前 (1)開閉器16をその主回路部の負荷側の端子が配電
線7に接続されるようにリード線9に並列に取付け、開
閉器17をその主回路部の負荷側の端子が配電線7に接
続されるように配電線7,8間に設ける。
【0011】(2)開閉器16を手動投入した後リード
線9を図4の×印に示すように切断し、変圧器3の2次
側出力の配電線7への給電路をリード線9から開閉器1
6のバイパス給電路に切換える。
【0012】(3)開閉器17を待機状態に制御した後
開閉器16を手動開放し、開閉器17の負荷側を無電圧
にして開閉器17を瞬時に自動投入し、配電線7の電源
を変圧器3の2次側の工事バンク#1の電源から配電線
8を介した健全バンク#2の電源に基づく仮設電源に瞬
時に切換える。 (4)変圧器1次カットアウトスイッチ5を開放して変
圧器3の1次側,2次側を開放する。
【0013】そして、変圧器3を取換えた後、つぎの取
換後の作業に移る。 B.取換後 (5)変圧器1次カットアウトスイッチ5を投入して変
圧器3の1次側を復電する。 (6)開閉器16を待機状態に制御した後開閉器17を
手動開放し、開閉器16を瞬時に自動投入して配電線7
の電源を仮設電源から再び工事バンク#1の電源,すな
わち変圧器3の2次側出力に瞬時に切戻す。
【0014】(7)リード線9の切断個所を接続してリ
ード線9を修復した後、開閉器16を開放して変圧器3
の2次側出力の給電路を開閉器16のバイパス給電路か
らリード線9に戻す。 (8)開閉器16,17を取外して作業を終了する。
【0015】そして、開閉器16,17が負荷側の電圧
消失により待機状態から瞬時に自動投入され、この自動
投入により取換の前,後に配電線7の電源が工事バンク
#1の電源から仮設電源,その逆に瞬時に切換わるた
め、無停電で工事が行える。
【0016】また、開閉器16,17が待機状態から自
動投入する場合、前記手順(3)の開閉器16が手動開
放して開閉器17が自動投入する場合に対応する図8に
示すように、開閉器16又は17がオフして開閉器17
又は16がオンするまでに、必ず、配電線7の電圧,電
流が0になる零期間Tが生じるため、配電線7,8の電
圧位相が異なり、工事バンク#1の電源と仮設電源とが
位相のずれた異系統電源であっても、いわゆる短絡事故
を生じることなく、配電線7の電源が切換えられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電源切換装
置の場合、工事バンク#1の配電線7の電源切換時に、
待機状態の開閉器17又は16の投入を前述の零期間T
を設けて行うため、配電線7に負荷11,12等のモー
タ負荷が存在するときは、その負荷容量の大,小によら
ず、それらの負荷に電源切換えに伴う不都合が生じる問
題点がある。
【0018】すなわち、モータ負荷が比較的小さく、配
電線7の電圧,電流に対するモータ負荷の影響を無視で
きる場合は、図8に示すように開閉器16を手動開放し
てオフしたときに、直ちに零期間Tに移行する。そし
て、この期間Tは10msec 以下の瞬時ではあるが、こ
の間の配電線7の電圧,電流の消失によりモータ負荷は
回転数が低下する。
【0019】そのため、零期間Tの経過後に待機状態の
開閉器17が自動的に投入されてオンし、配電線7の電
源が切換わると、この直後にモータ負荷は通電電流が急
増し、トルクの急増によって機械的な衝激が加わるとと
もに、いわゆる過渡電流によってその保護装置が動作し
たりする問題点がある。
【0020】また、モータ負荷が大きく、この負荷の影
響が無視できない場合は、例えば開閉器17を待機状態
にして開閉器16を手動開放すると、開閉器16がオフ
してもモータ負荷が発電機として動作し、その回生電力
により図9に示すように配電線7の電圧,電流は瞬時に
は零にならず、徐々に低下する。
【0021】この場合、配電線7の電圧が検電の消失検
出レベルVL に低下するまでに時間T′を要し、この時
間T′の経過後に零期間Tに移行して開閉器16を投入
するため、開閉器17が投入されて配電線7に仮設電源
が給電されるまでに時間がかかる。そのため、開閉器1
7が投入されてオンした直後には、モータ負荷の回生電
力に基づく配電線7の電圧及びその周波数が仮設電源と
大きくかけ離れ、この場合もモータ負荷が小さい場合と
同様の問題点が生じる。
【0022】本発明は、工事バンク#1の配電線7の電
源切換時に、その瞬断をなくしてモータ負荷に不都合を
与えないようにした電源切換装置を提供することを目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の低圧配電線工事の電源切換装置において
は、工事バンクの配電用変圧器の2次側に接続される工
事変圧器側端子と、工事バンクの低圧配電線に接続され
る工事配電線側端子と、
【0024】健全バンクの低圧配電線に接続される健全
配電線側端子と、該端子の交流電源を直流に変換する整
流回路と、該整流回路の出力を仮設電源用の交流に変換
するインバータと、該インバータの出力が1次側に給電
される絶縁変圧器と、
【0025】工事変圧器側端子と工事配電線側端子との
間に設けられたバイパス給電路用の開閉器と、絶縁変圧
器の2次側と工事配電線側端子との間に設けられた仮設
給電路用の開閉器と、
【0026】絶縁変圧器の2次側電圧が配電用変圧器の
2次側の工事バンクの電源電圧に一致するようにインバ
ータを制御するとともに前記2次側電圧が工事バンクの
電源電圧に一致するまで両開閉器の投入を禁止する制御
回路とを備え、
【0027】配電線工事前は両開閉器を投入してリード
線を切断した後にバイパス給電路用の開閉器を開放して
仮設電源に切換え、配電線工事後はバイパス給電路用の
開閉器を投入し、両開閉器の投入状態でリード線を接続
した後に両開閉器を開放して工事バンクの電源に切戻
す。
【0028】
【作用】前記のように構成された本発明の低圧配電線工
事用の電源切換装置の場合、工事バンクの配電用変圧器
の取換等の配電線工事の際、制御回路により、健全バン
クの電源に基づくインバータの出力が工事バンクの電源
に同期するように制御されて絶縁変圧器の2次側の仮設
電源が形成される。
【0029】そして、工事前は、仮設電源が工事バンク
の電源に同期してからバイパス給電路用の開閉器,仮設
給電路用の開閉器が共に投入されて閉成し、工事バンク
の低圧配電線に工事バンクの電源と仮設電源とが並列給
電される。さらに、この並列給電中にリード線が切断さ
れ、この切断後にバイパス給電路用の開閉器が開放され
て工事バンクの低圧配電線の電源が仮設給電路用の開閉
器を介した仮設電源に切換わる。
【0030】また、工事後は、バイパス給電路用の開閉
器を投入して両開閉器を閉成し、再び工事バンクの電源
と仮設電源との並列給電に戻してから工事バンクの配電
用変圧器と低圧配電線との間のリード線が接続される。
【0031】そして、このリード線の接続後に両開閉器
が開放されて工事バンクの低圧配電線の電源がリード線
を介した当該バンクの電源に切戻される。したがって、
工事の前,後の工事バンクの低圧配電線の電源の切換え
が、工事バンクの電源とこの電源に同期した仮設電源と
の並列給電状態を介して行われ、従来のような瞬断も生
じない。
【0032】
【実施例】1実施例について、図1ないし図3を参照し
て説明する。図1において、図4と同一符号は同一のも
のを示し、図と異なる点は、工事の際に、図4の開閉器
16,17の代わりに1点鎖線の電源切換装置18が設
けられる点である。
【0033】この装置18において、19は変圧器3の
2次側に接続される工事変圧器側端子、20は配電線7
に接続される工事配電線側端子、21は配電線8に接続
される健全配電線側端子、22は外部の直流電源23に
接続される直流受電端子である。
【0034】24は端子21を介した配電線8の交流電
源を直流に変換するダイオード整流器構成の整流回路、
25は端子22及び整流回路24の直流電源が供給され
るインバータ、26はインバータ25の出力が1次側に
供給される絶縁変圧器である。
【0035】27は端子19,20間に設けられたバイ
パス給電路用の開閉器であり、図4の開閉器16に対応
する。28は変圧器26の2次側と端子20との間に設
けられた仮設給電路用の開閉器であり、図4の開閉器1
7に対応する。
【0036】29はインバータ25及び開閉器27,2
8を制御する制御回路であり、端子19の電圧と変圧器
26の2次側の電圧との比較に基づき、変圧器26の出
力電圧が工事バンク#1の電源電圧に一致するようにイ
ンバータ25の出力を制御するとともに両電圧が一致す
るまで開閉器27,28の投入を禁止する。
【0037】そして、配電線7,8が3相4線,3相3
線又は単相2線,3線のいずれであっても適合するよう
に、端子19〜21はそれぞれ3相4線の端子により構
成され、開閉器27,28はそれぞれ4極の接触子を有
する電磁開閉器により形成される。
【0038】また、インバータ25は3相3線の交流出
力を発生し、この出力が供給される変圧器26は図2に
示すように、1次側26aが3相3線入力に形成される
とともに2次側26bが3相4線出力に形成される。
【0039】そして、配電線7,8が3相4線又は3相
3線のときは2次側26bの3相4線の端子U,V,W
及びO又は端子U,V,Wから3相出力が取出され、単
相2線又は単相3線のときは端子U,O又は端子U,
O,Vから単相出力が取出される。
【0040】また、接地相の不一致による短絡を防止す
るため、変圧器26は2次側26bが非接地になってい
る。さらに、電源切換装置18は運搬し易いように、各
端子19〜22及び整流回路24,インバータ25,変
圧器26,開閉器27,28,制御回路29等を同一筐
体に収容して形成されている。
【0041】つぎに、工事バンク#1の変圧器3の取換
えについて説明する。まず、工事車両等により装置18
が工事現場に運ばれる。
【0042】そして、つぎの手順で作業が行われる。 A.取換前(工事前) (1)端子19を変圧器3の2次側に接続し、端子2
0,21を配電線7,8に接続する。この接続により開
閉器27はリード線9に並列に設けられ、配電線7,8
間に開閉器28及び仮設電源を形成する変圧器26,イ
ンバータ25,整流回路24の直列回路が設けられる。
【0043】(2)(1)の準備作業が終了すると、装
置18のスタート釦を押し、インバータ25及び制御回
路29を作動する。このとき、配電線8の健全バンク#
2の交流電源が整流回路24により直流に変換され、こ
の直流がインバータ25により交流に変換され、この交
流が変圧器26の1次側26aに供給され、この変圧器
26の2次側26bに、仮設電源として、バンク#1,
2の交流電源と同様の例えば3相4線の交流電源が生じ
る。
【0044】そして、端子19に印加された変圧器3の
2次側の工事バンク#1の交流電源の電圧V1* (最大
値V1,位相ψ1,周波数f1)と、変圧器26の2次
側26bの仮設電源の電圧V2* (最大値V2,位相ψ
2,周波数f2)とが制御回路29に取込まれる。
【0045】この制御回路29はマイクロコンピュータ
のソフトウエア,ロジック回路のハードウエア又はそれ
らの組合せにより形成され、図3の検出部29a及び一
致,不一致の判定部29b,29c,一致報知部29d
等を備える。
【0046】そして、検出部29aは電圧V1* ,V2
* の最大値V1,V2,位相ψ1,ψ2,周波数f1,
f2を検出し、判定部29b,29cは検出部29aの
検出結果に基づき、電圧V1* ,V2* を比較して両電
圧V1* ,V2* の一致,不一致を判定する。
【0047】さらに、この判定の結果に基づき、判定部
29cは電圧V1* を基準にして両電圧V1* ,V2*
の誤差(ずれ)を求め、このずれを打消す駆動制御信号
を制御回路29の図示省略されたインバータ制御部に供
給し、この制御部を介してインバータ25の駆動をフィ
ードバック制御する。
【0048】この制御により電圧V2* が電圧V1* に
一致し、仮設電源が配電線7の工事バンク#1の電源に
同期すると、判定部29bは一致信号を発生し、報知部
29dのランプを点灯し、「並列可」を表示して報知す
るとともに一致信号を制御回路29の図示省略された開
閉器制御部に供給する。
【0049】この制御部は装置18のスタート釦が押さ
れると、判定部29bの一致信号が与えられるまで開閉
器27,28の投入禁止にロックされ、判定部29bの
一致信号が与えられると、投入禁止を解除し、開閉器2
7,28の投入操作を受付ける状態になる。
【0050】(3)制御回路29の「並列可」のランプ
点灯を確認して装置18に設けられた開閉器27,28
の投入釦を押す。このとき、開閉器27,28の投入が
制御回路29の開閉器制御部に通知され、この制御部に
より開閉器27,28が投入されて閉成する。
【0051】そして、開閉器27の閉成によりリード線
9に並列なバイパス給電路が形成され、開閉器28の閉
成により配電線7に工事バンク#1の交流電源と仮設電
源とが並列給電される。このとき、両電源が同期してい
るため、配電線7の負荷11〜13に横流等が発生せ
ず、何らの不都合も生じない。
【0052】(4)リード線9を切断した後、装置18
の開閉器27の開放釦を押す。このとき、開閉器27の
開放が制御回路29に通知され、この通知に基づき、開
閉制御部により開閉器27が開放される。
【0053】そして、開閉器27の開放により、配電線
7の電源は瞬断することなく、工事バンク#1の交流電
源からこの電源と同一の仮設電源に切換わる。また、仮
設電源の変動を防止するため、開閉器27のみの開放の
通知に基づき、制御回路29の検出部29aは検出を停
止し、判定部29bは出力を停止して開閉器27の投入
禁止に移行し、判定部29cは通知直前の出力状態にロ
ックされる。
【0054】この出力状態のロックにより、インバータ
25は開閉器27の開放後も開放直前と同じ仮設電源を
発生する。 (5)変圧器1次カットアウトスイッチ5を開放して変
圧器3の1次側,2次側を開放する。そして、変圧器3
を取換えた後、つぎの取換後の作業に移る。
【0055】B.取換後(工事後) (6)変圧器1次カットアウトスイッチ5を投入して変
圧器3の1次側を復電する。 (7)装置18に設けられた開閉器27の投入釦を押
す。
【0056】このとき、開閉器28のみの閉成中の開閉
器27の投入指令に基づき、制御回路29は開閉器制御
部に開閉器27の投入を通知し、同時に、検出部29
a,判定部29bを作動するとともに判定部29cの出
力ロックを解除する。
【0057】そして、検出部29a,判定部29cの動
作により電圧V2* が電圧V1* に再び同期すると、判
定部29bから一致信号が出力され、この信号により報
知部29dの「並列可」のランプが点灯するとともに開
閉器制御部の開閉器27の投入禁止が解除されて開閉器
27が投入される。
【0058】この結果、開閉器27が開放されて配電線
7の電源が仮設電源に切換わった後、高圧母線1の電源
変動等で変圧器3の2次側の工事バンク#1の電源が変
動しても、開閉器27が再び閉成されて配電線7の電源
が切戻されるときには、仮設電源が工事バンク#1の電
源に同期する。
【0059】(8)開閉器27が閉成して工事バンク#
1の電源と仮設電源との並列給電に移行した後、リード
線9の切断個所を接続してリード線9を修復する。 (9)装置18に設けられた開閉器27,28の開放釦
を押す。
【0060】このとき、開閉器27,28の同時閉成中
の両開閉器27,28の閉成指令に基づき、制御回路2
9の開閉器制御部が開閉器27,28を開放し、配電線
7の電源が瞬断なくリード線9を介した工事バンク#1
の交流電源に切戻される。
【0061】(10)装置18のストップ釦を押してイ
ンバータ25及び制御回路29を停止した後、端子19
〜21の接続を開放し、装置18をバンク#1,#2か
ら切離して作業を終了する。
【0062】したがって、配電線7の電源を工事バンク
#1の電源から仮設電源,その逆に切換えるときに、必
ず仮設電源が工事バンク#1の電源に同期した状態で仮
設電源と工事バンク#1の電源との並列給電を介して切
換えが行われ、このとき、従来のように配電線7の電流
が0になる期間は設けられず、瞬断等なく電源の切換え
が行われる。
【0063】この結果、配電線7のモータ負荷に、その
負荷容量の大,小によらず、何らの悪影響を与えること
なく、変圧器3の取換えが行える。なお、開閉器27,
28には高価な瞬時切換開閉器を用いる必要がなく、価
格等の面でも有利である。
【0064】ところで、工事バンクの状況によっては、
例えば、健全バンクが極めて遠く、健全バンクの電源を
用いて仮設電源を形成できない事態も生じる。そこで、
この実施例においては装置18に端子22が設けられ、
端子21を健全バンクの配電線に接続できないようなと
きには、装置18とともに運搬されたバッテリ等の直流
電源23を端子22に接続し、直流電源23の出力をイ
ンバータ25に供給して仮設電源を形成し、工事バンク
がどのような状況であっても工事が行えるようにしてい
る。
【0065】そのため、従来のような工事バンクの制限
等もなく、作業性が著しく向上する。なお、健全バンク
の交流電源の代わりに発電機出力を利用することもでき
るのは勿論である。
【0066】また、前述したように端子19〜21等が
3相4線の端子に形成されるため、配電線7が3相3
線,4線或いは単相3線,2線のいずれであっても装置
18により工事が行え、汎用性が極めて高い装置を提供
できる。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。工事バンク
#1の配電用変圧器3の取換え等の配電線工事の際に、
制御回路29のインバータ制御により、健全バンク#2
の電源に基づくインバータ25の出力が工事バンク#1
の電源に同期するように制御されて絶縁変圧器26の2
次側26bの仮設電源が形成される。
【0068】そして、工事前は仮設電源が配電線7の工
事バンク#1の電源に同期してから開閉器27,28が
共に投入され、配電線7に工事バンクの電源と開閉器2
8を介した仮設電源とが並列給電された後、リード線9
を切断して開閉器27が開放され、配電線7の電源が仮
設電源に切換えられる。また、工事後は開閉器27を投
入して両開閉器27,28を共に閉成し、再び工事バン
クの電源と仮設電源との並列給電に戻した後、リード線
9を接続して両開閉器27,28が開放され、配電線7
の電源が工事バンク#1の電源に切戻される。
【0069】したがって、配電線7の電源の切換えが、
常に工事バンクの電源とこの電源に同期した仮設電源と
の並列給電状態を介して行われ、従来のように配電線7
の電流を一旦0にしてから切換える必要がなく、切換え
に伴う瞬断が発生せず、配電線7のモータ負荷に悪影響
を与えることなく無停電で配電線工事が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低圧配電線工事の電源切換装置の1実
施例のブロック結線図である。
【図2】図1の絶縁変圧器の詳細な説明図である。
【図3】図1の制御回路の詳細なブロック図である。
【図4】従来例装置のブロック結線図である。
【図5】従来例装置に用いられる瞬時切換開閉器の主回
路部の説明図である。
【図6】図5の開閉器の入時の動作説明用のタイミング
チャートである。
【図7】図5の開閉器の切時の動作説明用のタイミング
チャートである。
【図8】従来例装置の電源切換時の1例の動作説明用の
タイミングチャートである。
【図9】従来例装置の電源切換時の他の例の動作説明用
のタイミングチャートである。
【符号の説明】
#1 工事バンク #2 健全バンク 3,4 配電用変圧器 7,8 低圧配電線 9,10 リード線 11〜15 負荷 19 工事変圧器側端子 20 工事配電線側端子 21 健全配電線側端子 24 整流回路 25 インバータ 26 絶縁変圧器 27 バイパス給電路用の開閉器 28 仮設給電路用の開閉器 29 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事バンクの配電用変圧器の取換え等の
    配電線工事の前,後に、前記配電用変圧器の2次側出力
    がリード線を介して給電される工事バンクの低圧配電線
    の電源を、前記2次側出力が形成する工事バンクの電源
    から仮設電源,その逆に無停電で切換える低圧配電線工
    事の電源切換装置において、 前記配電用変圧器の2次側に接続される工事変圧器側端
    子と、 前記工事バンクの低圧配電線に接続される工事配電線側
    端子と、 健全バンクの低圧配電線に接続される健全配電線側端子
    と、 該端子の交流電源を直流に変換する整流回路と、 該整流回路の出力を仮設電源用の交流に変換するインバ
    ータと、 該インバータの出力が1次側に給電される絶縁変圧器
    と、 前記工事変圧器側端子と前記工事配電線側端子との間に
    設けられたバイパス給電路用の開閉器と、 前記絶縁変圧器の2次側と前記工事配電線側端子との間
    に設けられた仮設給電路用の開閉器と、 前記絶縁変圧器の2次側電圧が前記配電用変圧器の2次
    側の工事バンクの電源電圧に一致するように前記インバ
    ータを制御するとともに前記2次側電圧が前記工事バン
    クの電源電圧に一致するまで前記両開閉器の投入を禁止
    する制御回路とを備え、 工事前は前記両開閉器を投入して前記リード線を切断し
    た後に前記バイパス給電路用の開閉器を開放して仮設電
    源に切換え、工事後は前記バイパス給電路用の開閉器を
    投入して前記両開閉器の投入状態で前記リード線を接続
    した後に前記両開閉器を開放して工事バンクの電源に切
    戻すようにした低圧配電線工事の電源切換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107962982A (zh) * 2017-12-05 2018-04-27 西南交通大学 一种三相牵引供电系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107962982A (zh) * 2017-12-05 2018-04-27 西南交通大学 一种三相牵引供电系统
CN107962982B (zh) * 2017-12-05 2023-10-13 西南交通大学 一种三相牵引供电系统和车载供电系统

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