JPH07218979A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ

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JPH07218979A
JPH07218979A JP1118494A JP1118494A JPH07218979A JP H07218979 A JPH07218979 A JP H07218979A JP 1118494 A JP1118494 A JP 1118494A JP 1118494 A JP1118494 A JP 1118494A JP H07218979 A JPH07218979 A JP H07218979A
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Shigemi Takahashi
繁実 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の基板の間に中間板で仕切られて先羽根
群と後羽根群が配置され、後羽根群の先端部が中間板と
後羽根押え板との間で摺接するようにしたフォーカルプ
レンシャッタにおいて、露光走行時に後羽根群のスリッ
ト形成羽根が中間板に衝突しないようにすること。 【構成】 基板1と中間板10との間にスリット形成羽
根4を含む先羽根群が配置され、中間板10と補助基板
12との間にスリット形成羽根7を含む後羽根群が配置
されている。補助基板12の突起部12cは後羽根押え
板11の孔を貫通して先端部が中間板10に接してい
る。それにより、先羽根群が露光走行終了時に衝撃によ
り波打つように撓んでも、中間板10は、先羽根群の先
端部に隣接している部分が押されて変形しないようにな
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚で構成される二
組の羽根群を備えたカメラ用フォーカルプレンシャッタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフォーカルプレンシャッタは、
各羽根群を、夫々露光開口の側部に枢着されている2本
のアームで枢支しており、それらのアームの回動により
各羽根群を扇のように広げたり折り畳んだりするように
なされている。又、各羽根群は、2枚の基板間に配置さ
れた中間板により走行路を隔離されており、それらの先
端部は夫々の羽根押え板と中間板との間で摺動するよう
になされている。そして、各羽根群には夫々スリット形
成羽根が設けられ、それらによって形成されるスリット
によりフィルムを露光する。また各羽根群には、その走
行終了時に所謂バウンド現象を生じさせないようにする
ために、制動装置により走行終了前からブレーキを掛け
るようにしているが、各羽根群の走行速度は平均時速が
約40kmであるため、この場合にはそれよりも遙に早
く制動装置に接する時の衝撃や、ストッパに当接する時
の衝撃は極めて大きい。
【0003】このような露光作動終了時に、先羽根群
は、その走行方向における露光開口の外側に折り畳まれ
るが、この時、上記したような衝撃により走行方向と直
行する方向に波打つようにした撓み現象を発生する。一
方、上記した中間板は通常薄い金属板又は合成樹脂のシ
ートで作られているため、この先羽根群の撓み現象によ
り変形され、後羽根群のスリット形成羽根の作動通路に
押し出される。そのため、先羽根群のスリット形成羽根
を追いかけるようにして走行してきた後羽根群のスリッ
ト形成羽根は、その先端縁が中間板の開口端に衝突し、
破損してしまうという致命的な事故を発生させる。そし
て、従来は、このような事故を防ぐために、後羽根群側
の基板にかしめ加工等により突起部を植設し、その先端
部を中間板に当てるようにして、先羽根群の撓み現象に
よって押されても中間板が変形しないように支えてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】各羽根群は、上記した
ようにアームの回動によって走行されるので、羽根の姿
勢は水平に保たれたまま走行するが、それらの先端の軌
跡は円弧を描く。そのため上記した後羽根押え板の形状
は、その一部が、後羽根群の中で一番運動量の多いスリ
ット形成羽根の先端部に対応させて、露光走行方向にお
ける露光開口形成縁の外側に張り出すように形成されて
いる。従って、上記の突起部はこの張出部が邪魔になり
その位置には設けることができず、羽根群の略中央から
根本部分に対応した位置にのみ設けられていた。然る
に、先羽根群の撓み量は羽根群の根本部分より先端部分
において大きいため、前記のようにして突起部を設ける
だけでは、後羽根群のスリット形成羽根が中間板に衝突
するのを完全に防ぐことは困難であった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、先羽根群
の撓み現象によって中間板が変形されないようにするた
めに、基板に設けられた突起部により、中間板を先羽根
群の先端部に対応する位置で支え得るようにしたカメラ
用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャ
ッタは、先羽根駆動アームに枢支され第1基板と中間板
との間に配置された先羽根群と、後羽根駆動アームに枢
支され前記中間板と第2基板との間に配置された後羽根
群と、露光開口の一側部において前記後羽根群の先端部
を前記中間板との間で挟むようにして配置された後羽根
押え板とを備え、前記第2基板には前記後羽根群の露光
走行方向における露光開口の外側であって前記一側部側
の位置に前記中間板に向けて突起部を設け、前記後羽根
押え板には前記突起部の先端部が前記中間板に接するよ
うにするために前記突起部が貫通する逃げ部を設けたこ
とを特徴としている。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4により説明す
る。図1はシャッタのチャージ状態を示す正面図であ
り、図2(a)乃至(f)は図1に示した実施例におい
て羽根群等を除いた主要構成部品図である。図3は先羽
根群の露光走行終了直前の位置を示す要部正面図であ
り、図4は図3の底面図である。
【0008】先ず、構成を説明する。基板1は、露光開
口1a,弧状孔1b,1cを有し、背面方向には軸1
d,1e,1f,1g,1h,1iを植設し、且つ突部
1jを形成している。先羽根駆動アーム2,3は夫々軸
1f,1gに枢着されており、周知のようにスリット形
成羽根4を含む5枚構成の先羽根群を枢支している。後
羽根駆動アーム5,6は夫々軸1d,1eに枢着されて
おり、5枚構成の後羽根群を枢支しているが、図1にお
いては後羽根群はスリット形成羽根7のみを示し、他の
羽根を省略している。駆動アーム3,5には夫々孔3
a,5aが形成されており、図示していない先羽根駆動
部材と後羽根駆動部材のピンが弧状孔1b,1cを貫通
して嵌合するようになされている。
【0009】基板1の軸1h,1iには背面方向に向け
て順に、先羽根押え板8,補助押え板9,中間板10,
後羽根押え板11,補助基板12が取付けられており、
そのうち先羽根押え板8,補助押え板9,中間板10,
後羽根押え板11は軸方向に移動可能に取付けられてい
る。軸1e,1f,1h,1iには明示していないが段
部が形成されていて、補助基板12は、軸1h,1iに
嵌め込んでから図1において左方へスライドされること
により、凹部12f,12gが軸1e,1fに係合し、
確りと保持される。そして、二股部12a,12bは、
駆動アーム3,5が作動中に軸1d,1gにおいて軸方
向へ移動するのを防いでいる。先羽根押え板8は、露光
開口1aの下部に張出している部分が突部1jに接し基
板1に対する姿勢を保持され、後羽根押え板8は突部1
2h,12iに接して補助基板12に対する姿勢を保持
される。
【0010】後羽根押え板11には張出部11aに孔1
1bが形成されている。補助基板12には、先端の平面
部に小さい孔を設けた突出部12c,12d,12eが
形成されており、突出部12cは後羽根押え板11に触
れないようにして孔11bを貫通している。補助基板1
2が金属製の場合には、この突出部は、プレス機械によ
る突き出し加工により形成するのが好適である。補助押
え板9は張出部9aを有しているが、これは中間板10
の切欠溝10aを覆うためのものであり、その趣旨は実
開平5−45659号公報に記載されているので説明を
省略する。先羽根群は、その先端部が先羽根押え板8と
補助押え板9との間で摺接可能に挟持され、後羽根群
は、その先端部が中間板10と後羽根押え板11との間
に摺接可能に挟持されている。後羽根押え板11の張出
部11aは、露光開口1aの下端縁の下側に向けて張り
出しているが、これは露光走行を終えたとき後羽根群の
スリット形成羽根7が衝撃によりバウンド等の異常な動
きをするのを押さえる役目をしており、また図面上明示
されていないがスリット形成羽根7は他の羽根より後羽
根押え板11側に配置されているので、スリット形成羽
根7が補助基板12方向へ浮き、後羽根相互間から漏光
するのを防止している。
【0011】次に作動を説明する。図1はシャッタがチ
ャージされている状態を示している。この状態でシャッ
タがレリーズされると、駆動アーム3の孔3aに嵌合し
ている図示していない先羽根駆動部材のピンが弧状孔1
cに沿って作動する。それにより駆動アーム3は軸1g
で右旋する。それに伴い先羽根群を介して連結されてい
るアーム2も右旋する。このアーム2,3の右旋により
先羽根群は折り畳まれるようにして下方へ移動を開始
し、スリット形成羽根4が露光開口1aを開いていく。
先羽根群のスリット形成羽根4が露光開口1aを走行し
終わる直前に図3に示す位置に達すると、先羽根群の走
行に制動が掛けられる。この制動装置は、シャッタの高
速化に伴い最近では羽根を直接制動することが少なくな
り、アームの駆動部材を制動するのが普通となってい
る。
【0012】このように、先羽根群は制動装置によって
露光走行の終了直前に制動されるが、この段階における
先羽根群の走行速度は極めて早いため、その制動の影響
を受け、先羽根群はその停止時に波打つようにして撓
む。この先羽根群の撓み状態が図4に示されており、そ
の撓み量は羽根の先端部程大きい。中間板10は、通
常、薄い金属板か合成樹脂製のシートで作られているた
め、このような先羽根群の波打ち運動により図4におい
て下方へ押されるが、カバー板12に形成された突出部
12c,12d,12eの先端面に阻止されて、下方へ
の撓みを阻止される。そのため、先羽根群を追うように
して走行して来た後羽根群のスリット形成羽根7は、中
間板10と衝突することなく露光作動を終了する。
【0013】尚、上記の実施例においては、後羽根押え
板11の孔11bを丸孔としたが、この孔11bは突出
部12cの逃げとして設けられているので丸孔に限る必
要はなく、図において下方に開いている切欠き部として
形成しても構わない。又、実施例においては突出部12
cと孔11bが露光開口1aの下端縁下部に形成されて
いるが、これらを右方位置へずらし、露光開口1aの右
側部下方位置に形成してもよく、またそれらを複数個ず
つ設けるようにしても構わない。更に、本発明は、中間
板で隔離されている二組の羽根群の配置位置を入れ替え
た形式のシャッタにも適用でき、また露光走行に際し羽
根群が上方向へ走行するようにした形式のシャッタにも
適用できる。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、二枚の基
板の一方に設けられた突起部が、後羽根押え板に設けら
れた逃げ部を貫通し、中間板と接し得るように構成され
ているため、先羽根群がその露光走行終了時に大きく波
打ち撓んでも、前記の突起部が中間板を、先羽根群の先
端部に隣接する位置で支えており、中間板が変形しない
ので、先羽根群を追走してきた後羽根群のスリット形成
羽根が中間板に衝突するのを防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタのチャージ状態を示す本発明の実施例
の正面図である。
【図2】図1に示した実施例において羽根群を除いた主
要構成部品図である。
【図3】先羽根群の露光走行終了直前の位置を示す要部
正面図である。
【図4】図3の底面図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 露光開口 1b,1c 弧状孔 1d,1e,1f,1g,1h,1i 軸 1j,12h,12i 突部 2,3 先羽根駆動アーム 3a,5a,11b 孔 4,7 スリット形成羽根 5,6 後羽根駆動アーム 8 先羽根押え板 9 補助押え板 9a,11a 張出部 10 中間板 10a 切欠溝 11 後羽根押え板 12 補助基板 12a,12b 二股部 12c,12d,12e 突出部 12f,12g 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先羽根駆動アームに枢支され第1基板と
    中間板との間に配置された先羽根群と、後羽根駆動アー
    ムに枢支され前記中間板と第2基板との間に配置された
    後羽根群と、露光開口の一側部において前記後羽根群の
    先端部を前記中間板との間で挟むようにして配置された
    後羽根押え板とを備え、前記第2基板には前記後羽根群
    の露光走行方向における露光開口の外側であって前記一
    側部側の位置に前記中間板に向けて突起部を設け、前記
    後羽根押え板には前記突起部の先端部が前記中間板に接
    するようにするために前記突起部が貫通する逃げ部を設
    けたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記第2基板には前記後羽根群の露光走
    行方向における露光開口の外側に、前記後羽根群の長さ
    方向に沿って前記中間板に接する複数個の突起部を設
    け、そのうちの少なくとも一つが前記後羽根押え板に設
    けられた前記逃げ部を貫通していることを特徴とする請
    求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 【請求項3】 前記突起部は、前記先端部が平面となる
    ように前記第2基板の突き出し加工で形成され、前記逃
    げ部は丸孔であることを特徴とする請求項1又2に記載
    のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014069334A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 セイコープレシジョン株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器

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