JPH07219095A - ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法及びハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法及びハロゲン化銀写真感光材料

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JPH07219095A
JPH07219095A JP1545994A JP1545994A JPH07219095A JP H07219095 A JPH07219095 A JP H07219095A JP 1545994 A JP1545994 A JP 1545994A JP 1545994 A JP1545994 A JP 1545994A JP H07219095 A JPH07219095 A JP H07219095A
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silver
present
mol
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JP1545994A
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Akiya Kondou
暁也 近藤
Sadayasu Ishikawa
貞康 石川
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 粒状度が良好で、かつ高感度であるハロゲン
化銀写真乳剤の製造方法及び該乳剤を使用したハロゲン
化銀写真感光材料の提供。 【構成】 (1)感光性ハロゲン化銀乳剤の結晶成長を
行わせる保護コロイド水溶液を有する反応容器に、微細
なサイズのハロゲン化銀粒子から成る乳剤を供給するこ
とによって、感光性ハロゲン化銀乳剤の一部又は全てを
製造する方法において、下記一般式〔1〕で示される化
合物の少なくとも一つの存在下に前記微細なサイズのハ
ロゲン化銀粒子から成る乳剤を形成させたハロゲン化銀
写真乳剤の製造方法。 (2)支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層
を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲ
ン化銀乳剤層の少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳
剤が(1)記載の方法によって製造されたハロゲン化銀
写真感光材料。 一般式〔1〕 MxHy(C6H5O7)z・nH2O 例 Na3C6H5O7・2H2O

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真分野において有用な
ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法及び該乳剤を使用した
ハロゲン化銀写真感光材料に関する。更に詳しくは、粒
状性が良好で、高感度なハロゲン化銀写真乳剤の製造方
法及び該乳剤を使用したハロゲン化銀写真感光材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真用のハロゲン化銀乳剤に対す
る性能上の要請は益々厳しくなり、高感度、低カブリ、
高ガンマしかも良好な粒状性等の写真特性に対して、一
層高水準の要求が生じている。このため、感光性ハロゲ
ン化銀乳剤について、各種高感度化技術の開発が行われ
ている。例えば、特開昭60-143331号、同61-245151号、
同61-148442号等に示されるような、内部に高沃度含有
率層を有する、いわゆるコア/シェル型乳剤を用いる技
術が知られている。
【0003】しかし、このような乳剤は、その製造方法
において、銀塩水溶液とハロゲン塩水溶液とを反応容器
中のコロイド水溶液に添加する方法であり、各々の反応
液の添加位置近傍において、銀イオン及びハロゲンイオ
ンの濃度の高い部分が生じ、均一なハロゲン化銀粒子を
製造することは困難であった。この局所的な濃度の偏り
により、例えば銀イオンの高濃度部分では、還元銀ある
いはカブリ銀が生成され、カブリの劣化を招く。
【0004】このような、銀イオン及びハロゲンイオン
の局所的な高濃度部の存在に起因した不均一性を改良す
る手段として、特開平1-183417号、同1-183644号、同1-
183645号、同2-166442号等に、ハロゲン化銀乳剤の結晶
成長を行わせる反応容器に、微細なサイズのハロゲン化
銀粒子から成る乳剤を供給し、反応容器中の種乳剤を成
長させる方法が開示されている。
【0005】本発明者らは上記特許を追試したところ、
微細なサイズのハロゲン化銀粒子は、その形成時におい
て非常に不安定なものであることを発見した。即ち、0.
02μm以下の微粒子は、形成されると同時に凝集し、反
応容器中の種乳剤に供給することが困難であった。たと
え供給したとしても、凝集した微粒子同士で熟成が起こ
り、種粒子の成長に寄与する微粒子は殆どなかった。一
方、0.02μmを越えるサイズの微粒子は、形成後も比較
的安定であるが、サイズ分布が広く、従って、大サイズ
の成分が成長する現象がみられ、反応容器中で種粒子の
成長には十分には寄与しなかった。結果として、得られ
た乳剤は粒径分布が広く、本発明者らが望んでいる高感
度で、かつ低カブリな乳剤ではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
して、本発明の第1の課題は、微細なサイズのハロゲン
化銀粒子が、形成時及び形成後において安定性が高く、
かつ反応容器中において速やかに種粒子の結晶成長に寄
与する、ハロゲン化銀乳剤の製造方法を提供することに
ある。さらに本発明の第2の課題は、カブリが低く、か
つ高感度であるハロゲン化銀乳剤の製造方法及び、該乳
剤を使用したハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、以
下の構成によって達成される。
【0008】(1)感光性ハロゲン化銀乳剤の結晶成長
を行わせる保護コロイド水溶液を有する反応容器に、微
細なサイズのハロゲン化銀粒子から成る乳剤を供給する
ことによって、感光性ハロゲン化銀乳剤の一部又は全て
を製造する方法において、前記一般式〔1〕で示される
化合物の少なくとも一つの存在下に前記微細なサイズの
ハロゲン化銀粒子から成る乳剤を形成させたハロゲン化
銀写真乳剤の製造方法。
【0009】(2)支持体上に少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
て、該ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層の感光性ハ
ロゲン化銀乳剤が(1)記載の方法によって製造された
ハロゲン化銀写真感光材料。
【0010】以下、本発明について詳細に述べる。
【0011】先づ本発明の微細なサイズのハロゲン化銀
乳剤の形成時に存在させる前記一般式〔1〕で表される
化合物(以下、本発明の化合物と略す場合もある)につ
いて述べる。特開平1-183417号、同1-183644号、同1-18
3645号、同2-166442号等の従来技術では、微細なサイズ
のハロゲン化銀粒子の粒径が0.02μm以下では、形成時
及び形成直後に著しい凝集が起こってしまったが、本発
明の化合物を存在させることによって凝集が防がれ、微
粒子状態での安定性が著しく改良された。更に0.02μm
を越える微粒子では、粒径の大きい成分が、その後の種
乳剤の結晶成長時に溶解せずに自らが成長してしまい、
粒径分布が広がってしまったのに対し、本発明の化合物
の存在下で形成させた微粒子においては該微粒子の粒径
分布が改良されるように該微粒子を用いると、該微粒子
の粒径が0.02μmを越えても種乳剤の成長時に速やかに
溶解し、所望のハロゲン化銀乳剤を得ることができた。
このほかに該微粒子に対する小粒径化効果も確認され
た。
【0012】これらのことから、本発明の化合物が微粒
子同士の凝集を防いでいると共に、微粒子のオストワル
ド熟成を抑制して核生成後の粒径分布の広がりを防いで
いるものと予想される。
【0013】以下、本発明の一般式〔1〕で表される化
合物の代表的具体例を示すが、本発明はこれに限定する
ものではない。
【0014】(1−1) Na3C6H5O7・2H2O (1−2) Na3C6H5O7 (1−3) Na3C6H5O7・3H2O (1−4) Na3C6H5O7・5H2O (1−5) Na2HC6H5O7 (1−6) Na2HC6H5O7・H2O (1−7) Na2H2C6H5O7 (1−8) K3C6H5O7 (1−9) K3C6H5O7・H2O (1−10) K3HC6H5O7 (1−11) CaHC6H5O7 (1−12) CaHC6H5O7・H2O (1−13) Ca3(C6H5O7)2 (1−14) Ca3(C6H5O7)2・2H2O (1−15) Ca3(C6H5O7)2・4H2O (1−16) MgHC6H5O7 (1−17) MgHC6H5O7・3H2O (1-18) MgHC6H5O7・9H2O (1−19) MgHC6H5O7・14H2O (1−20) Mg3(C6H5O7)2 (1−21) Li3C6H5O7 (1−22) Li3C6H5O7・4H2O (1−23) C6H8O7 本発明において、特に好ましく用いられる化合物は前記
一般式〔1〕において、MがNaである化合物である。
【0015】本発明における元素の周期律表の族につい
ての引用は全て1985年2月4日発行のケミカルアンドエ
ンジニアリングニュース(Chemical and Engineering n
ews)の26頁記載の周期律表フォーマットに基づいてい
る。
【0016】本発明において、一般式〔1〕で表される
化合物は、微細なサイズのハロゲン化銀粒子の核形成時
に存在させておくことを特徴とする。即ち、種乳剤の結
晶成長を行わせる反応容器とは別の混合器で微細なサイ
ズのハロゲン化銀粒子を形成する方法が好ましく用いら
れるが、混合器の中に予め保護コロイド水溶液(A液)
を存在させ、その中に水溶性銀塩水溶液(B液)及び水
溶性ハライド水溶液(C液)を添加して、所望の微細な
サイズのハロゲン化銀粒子を形成させる場合、本発明の
化合物は、A,B,C液のいずれかに予め加えておいて
もよく、全ての液に加えておいてもよいが、A液に予め
加えておくのが好ましい。又、混合器中にA液を予め存
在させずに、B液及び/又はC液に保護コロイドを加え
て(各々B′液、C′液とする)混合器中で核形成を行
う場合には、B′液、C′液のいずれかに予め本発明の
化合物を加えておいてもよく、両方の液に加えておいて
もよいが、C′液に予め加えておくのが好ましい。本発
明の化合物の添加量は、銀1モル当たり1×10-6〜1×
10-1モルが好ましく、1×10-5〜1×10-2モルが更に好
ましい。
【0017】次に、微細なサイズのハロゲン化銀粒子
(以下、本発明の微粒子と略す場合もある)について述
べる。
【0018】本発明に用いられる微粒子の調製方法は、
特開平1-183417号、同1-183644号、同1-183645号、同2-
166442号の記載を参考にすることが出来る。ただし、前
述したように、本発明に用いられる微粒子は、その核形
成時に本発明の化合物を存在させることが必須である。
本発明に用いられる微粒子は0.08μm以下が好ましく、
0.06μm以下が更に好ましい。微粒子サイズが0.02μmを
越える場合は、粒径分布は20%以下が好ましく、更に好
ましくは15%以下である。
【0019】本発明に用いられる微粒子のハロゲン組成
は、臭化銀、沃化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、沃
塩化銀、塩沃臭化銀のいずれであってもよく、本発明に
係る感光性ハロゲン化銀乳剤の目的とするハロゲン組成
に応じて、それらを任意に組み合わせて使用することが
できる。本発明の微粒子を用いて本発明に係る感光性ハ
ロゲン化銀乳剤を調製する方法については、特開平1-18
3417号、同1-183644号、同1-183645号、同2-166442号に
関する記載を参考にすることができる。これらの特許に
開示されている方法の特徴として次の二つが挙げられ
る。
【0020】(a)混合器で微粒子を形成した後、直ち
にそれを反応容器に添加する。
【0021】(b)予め調製した微粒子を反応容器に添
加する。
【0022】本発明においては、(a),(b)いずれ
の方法も好ましく用いることができる。本発明の微粒子
は、保護コロイドとして通常用いられる平均分子量100,
000のゼラチン以外に、低分子量ゼラチンを用いること
もできる。このときゼラチンの平均分子量は30,000以下
がよく、更に好ましくは10,000以下である。本発明に用
いられる微粒子の粒子サイズは、粒子をメッシュに載
せ、そのまま電子顕微鏡によって確認でき、倍率は2万
〜7万倍がよい。
【0023】次に、本発明に係る感光性ハロゲン化銀乳
剤(以下、本発明に係る乳剤と略す場合もある)につい
て述べる。
【0024】本発明に係る乳剤は、反応容器に予め保護
コロイドを含む水溶液及び種乳剤を存在させ、本発明の
微粒子及び、必要に応じて銀イオン、ハロゲンイオンを
供給して種乳剤を結晶成長させて得るものである。ここ
で、種乳剤は当該分野でよく知られているシングル・ジ
ェット法、コントロールド・ダブルジェット法により調
製することができる。種乳剤のハロゲン組成は任意であ
り、臭化銀、沃化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩
沃化銀、塩沃臭化銀のいずれであってもよいが、臭化
銀、沃臭化銀が好ましい。沃臭化銀を使用する場合は、
沃化銀含有率は5モル%以下が好ましい。
【0025】本発明において、保護コロイドを含む水溶
液とは、ゼラチンその他の親水性コロイドを構成し得る
物質(バインダーとなり得る物質など)により保護コロ
イドが水溶液中に形成されているものをいい、好ましく
はコロイド状の保護ゼラチンを含有する水溶液である。
本発明を実施する際、上記保護コロイドとしてゼラチン
を用いる場合は、ゼラチンは石灰処理されたものでも、
酸を使用して処理されたものでもどちらでもよい。ゼラ
チンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著:ザ・マクロ
モレキュラー・ケミストリー・オブ・ゼラチン(アカデ
ミック・プレス、1964年発行)に記載がある。保護コロ
イドとして用いることができるゼラチン以外の親水性コ
ロイドとしては、例えばゼラチン誘導体、ゼラチンと他
の高分子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン
等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、セルロース硫酸エステル類等の如き
セルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体
などの糖誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルア
ルコール部分アセタール、ポリ-N-ビニルピロリドン、
ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等
の単一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高分子
物質がある。ゼラチンの場合は、バギー法においてゼリ
ー強度200以上のものを用いることが好ましい。本発明
に係る乳剤調製時に加えるゼラチン量は、特にコア成長
時において、1%(重量)以上であることが好ましく、
特に好ましくは1.5%以上である。
【0026】本発明に係る乳剤のハロゲン化銀組成は任
意であり、例えば使用できるハロゲン化銀には、塩化
銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃化銀、
塩沃臭化銀、及びこれらの混合物等の任意のハロゲン化
銀が包含されるが、特に沃臭化銀が好ましく用いられ
る。沃臭化銀を用いる場合、その沃化銀の含有量は、ハ
ロゲン化銀粒子全体での平均沃化銀含有率として4モル
%以上であることが好ましく、6.0〜10.0モル%である
ことが更に好ましい。この場合沃化銀が内部に集中して
いる、いわゆるコア/シェル型粒子であることが望まし
い。
【0027】該コア/シェル型粒子は、核となるコア
と、該コアを被覆するシェルとから構成される粒子であ
り、シェルは1層あるいはそれ以上の層によって形成さ
れる。コアとシェルとの沃化銀含有率は、それぞれ異な
ることが好ましく、特にコア部の沃化銀含有率を最高に
して形成されるのが好ましい。
【0028】上記コアの沃化銀含有率は5モル%以上で
あることが好ましいが、10モル%以上のものがより好ま
しく、更に好ましくは、15モル%以上である。又、上記
シェルの中で最も外側にあるシェル、つまり通常最表面
層を形成するシェルの沃化銀含有率は、5モル%以下が
好ましいが、より好ましくは0〜2モル%である。コア
の占める割合は粒子全体の体積の2〜60%とするのが望
ましく、5〜50%が更に好ましい。本発明に係る乳剤を
コア/シェル型ハロゲン化銀粒子から成る乳剤とする場
合、ハロゲン化銀粒子は、立方体、8面体、14面体のよ
うな正常晶でもよく、双晶から成っていてもよく、又、
これらの混合物であってもよい。
【0029】本発明に係る乳剤は、その一部又は全てが
本発明の微粒子を種乳剤に供給し、結晶成長を起こさせ
ることによって形成される。本発明に係る乳剤が本発明
の微粒子によって形成される割合は、銀量で5モル%以
上が好ましく、10〜100モル%が更に好ましい。ただ
し、本発明に係る乳剤に対して、種乳剤が占める銀量は
除外して考える。
【0030】ハロゲン化銀粒子の粒子サイズは、特に制
限はないが、平均粒径が0.1〜3μmのものが好ましい。
更に好ましくは0.2〜2μmである。
【0031】本発明に係る乳剤は、粒子サイズ分布の広
い多分散乳剤、粒子サイズ分布の狭い単分散乳剤など任
意であってもよく、それぞれが単独の乳剤であっても、
これら乳剤を数種類混合したものであってもよい。本発
明に係る乳剤を用いて感光材料を作成する際には、単分
散乳剤であることが好ましい。ここで単分散のハロゲン
化銀乳剤としては、平均粒径rを中心に±20%の粒径範
囲内に含まれるハロゲン化銀重量が、全ハロゲン化銀粒
子重量の60%以上であるものが好ましく、より好ましく
は70%以上、更に好ましくは80%以上である。ここに、
平均粒径rは、粒径riを有する粒子の頻度niとri3との
積ni×ri3が最大となるときの粒径riと定義する(有効
数字3桁、最小桁数字は4捨5入する)。ここでいう粒
径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合は、その直径、
又、球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像を同面
積の円像に換算した時の直径である。粒径は、例えば該
粒子を電子顕微鏡で1万〜7万倍に拡大して撮影し、そ
のプリント上の粒子直径又は投影時の面積を実測するこ
とによって得ることができる(測定粒子個数は無差別に
1,000個以上あることとする。)。
【0032】本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は 標準偏差/平均粒径×100 =分布の広さ(%) によって分布の広さを定義したとき20%以下のものであ
り、更に好ましくは15%以下のものである。ここに平均
粒径及び標準偏差は上記定義した粒径riから求めるもの
とする。
【0033】更に高度な単分散乳剤を得る方法として、
特開昭60-122935号に開示されたテトラザインデン存在
下の成長方法が適用できる。
【0034】本発明に係る乳剤の調製時に、アンモニ
ア、チオエーテル、チオ尿素等の公知のハロゲン化銀溶
剤を存在させることもできるし、ハロゲン化銀溶剤を使
用しなくてもよい。ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成す
る過程及び/又は成長させる過程で、カドミウム塩、亜
鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩(錯塩を含む)
から選ばれる少なくとも1種を用いて金属イオンを添加
し、粒子内部に及び/又は粒子表面にこれらの金属元素
を含有させることができ、又、適当な還元的雰囲気に置
くことにより、粒子内部及び/又は粒子表面に還元増感
核を付与できる。
【0035】ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面
に形成される粒子あるいは主として粒子内部に形成され
る粒子いずれであってもよい。
【0036】本発明に係る乳剤は、ハロゲン化銀粒子の
成長終了後に、不要な可溶性塩類を除去したものでもよ
いし、あるいは含有させたままのものでもよい。該塩類
を除去する場合には、リサーチ・ディスクロージャー
(Research Disclosure、以下RDと略す) 17643号II項に
記載の方法に基づいて行うことができる。更に詳しく
は、沈澱形成後、あるいは物理熟成後の乳剤から可溶性
塩類を除去するためには、ゼラチンをゲル化させて行う
ヌーデル水洗法を用いてもよく、又、無機塩類、アニオ
ン性界面活性剤、アニオン性ポリマー(例えばポリスチ
レンスルホン酸)、あるいはゼラチン誘導体(例えばア
シル化ゼラチン、カルバモイル化ゼラチンなど)を利用
した沈降法(フロキュレーション)を用いてもよい。
【0037】本発明はその他ハロゲン化銀写真感光材料
業界で公知の各種技術、例えば増感法、増感色素、添加
剤、支持体等を用いることができる。また、感光材料の
処理においても公知の処理法、処理剤、処理用機器を用
いることができる。
【0038】これらについては具体的には例えば特開平
4-125630号の記載を参考にすることができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例により限定されるもので
はない。
【0040】実施例1 (臭化銀微粒子乳剤の調製)0.02モルの臭化カリウム
を含む2.6重量%のゼラチン(平均分子量=8000)溶液5
000mlに、10.6モルの硝酸銀と臭化カリウムを含む水溶
液各々3500mlを加速された流量で(終了時の流量が初期
流量の5倍)28分間かけて添加した。微粒子の調製中の
温度は15℃に保たれた。得られた臭化銀微粒子を拡大倍
率6万倍の電子顕微鏡写真で確認したところ、平均粒径
は0.018μmであった。この臭化銀微粒子乳剤をMC−1と
する。この微粒子を、調製後に試験管に10ml分取し、15
℃で放置したところ、3分後に凝集が起こり、上澄み液
と完全に分離した。
【0041】0.02モルの臭化カリウムを含む2.6重量%
のゼラチン(平均分子量=8000)溶液に、本発明におけ
る化合物1−1をMC−1に含まれるハロゲン化銀1モル
当たり4×10-4モル加え、それ以降はMC−1と同様にし
て臭化銀微粒子MC−2を調製した。
【0042】更に、本発明における化合物1−1の量を
MC−1に含まれるハロゲン化銀1モル当たり1×10-3モ
ルに代えて、以下同様にして臭化銀微粒子MC−3を調製
した。MC−2,MC−3についてもMC−1と同様の方法で
凝集性を評価した。
【0043】(沃化銀微粒子乳剤の調製)0.004モルの
沃化カリウムを含む2.6重量%のゼラチン溶液1000ml
に、1.06モルの硝酸銀と沃化カリウムを含む水溶液各々
250mlを加速された流量で(終了時の流量が初期流量の
4倍)33.6分間かけて添加した。微粒子調製中の温度は
15℃に保たれた。得られた沃化銀微粒子を拡大倍率6万
倍の電子顕微鏡写真で確認したところ、平均粒径は 0.0
16μmであった。この沃化銀微粒子乳剤をMC−4とす
る。0.004モルの沃化カリウムを含む2.6重量%のゼラチ
ン溶液1000mlに、本発明における化合物1−9をMC−4
に含まれるハロゲン化銀1モル当たり5×10-4モル加
え、それ以降はMC−4と同様にしてMC−5を調製した。
更に、本発明における化合物1−9の量をMC−4に含ま
れるハロゲン化銀1モル当たり1.5×10-3モル加えて、
以下同様にしてMC−6を調製した。
【0044】MC−4〜6についてもMC−1と同様の方法
で凝集性の評価を行った。結果を下記に示す。
【0045】 乳剤名 粒径(μm) 凝集性 MC−1 0.018 × 比 較 MC−2 0.015 ○ 本発明 MC−3 0.013 ○ 〃 MC−4 0.019 × 比 較 MC−5 0.018 ○ 本発明 MC−6 0.016 ○ 〃 凝集性は、放置後5分間以内で上澄み液と完全に分離す
るものを×、3時間放置しても上澄み液との分離が全く
起こらないものを○として示した。上記結果から明らか
なように、本発明の微粒子乳剤は、調製後3時間放置し
ても全く凝集が起こらず、安定に存在することが確認さ
れた。
【0046】実施例2 (沃化銀微粒子乳剤の調製)0.17モルの沃化カリウム
を含む5.0重量%のゼラチン溶液3300mlに、7.06モルの
硝酸銀と6,97モルの沃化カリウムを含む水溶液各々2000
mlを35分間で定速添加した。微粒子調製中の温度は40℃
に保たれた。得られた沃化銀微粒子を拡大倍率6万倍の
電子顕微鏡写真で確認したところ、平均粒径は 0.065μ
m、この沃化銀微粒子乳剤をMC−11,とする。
【0047】0.17モルの沃化カリウムを含む 5.0重量%
のゼラチン溶液3300mlに、本発明における化合物1−1
を1.5×10-2モル加えること以外は全く同様にしてMC−1
3を調製した。
【0048】MC−11の調製において、0.17モルの沃化カ
リウムを含む5.0重量%のゼラチン溶液3300mlに、本発
明における化合物1−3を2.0×10-3モル加えること以
外は全く同様にしてMC−14を調製した。
【0049】MC−11の調製において、0.17モルの沃化カ
リウムを含む5.0重量%のゼラチン溶液3300mlに、本発
明における化合物1−3を1.0×10-2モル加えること以
外は全く同様にしてMC−15を調製した。
【0050】(臭化銀微粒子乳剤の調製)0.02モルの
臭化カリウムを含む2.6重量%のゼラチン溶液5000ml
に、10.6モルの硝酸銀と臭化カリウムを含む水溶液各々
3500mlを加速された流量で(終了時の流量が初期流量の
5倍)20分かけて添加した。微粒子調製中の温度は30℃
に保たれた。この臭化銀微粒子乳剤をMC−21とする。
【0051】MC−21の調製において、0.02モルの臭化カ
リウムを含む2.6重量%のゼラチン溶液5000mlに、本発
明における化合物1−1を2.0×10-3モル加えること以
外は全く同様にしてMC−22を調製した。
【0052】MC−21の調製において、0.02モルの臭化カ
リウムを含む2.6重量%のゼラチン溶液5000mlに、本発
明における化合物1−1を1.0×10-2モル加えること以
外は全く同様にしてMC−23を調製した。
【0053】MC−21の調製において、0.02モルの臭化カ
リウムを含む2.6重量%のゼラチン溶液5000mlに、本発
明における化合物1−2を1.0×10-3モル加えること以
外は全く同様にしてMC−24を調製した。
【0054】MC−21の調製において、0.02モルの臭化カ
リウムを含む2.6重量%のゼラチン溶液5000mlに、本発
明における化合物1−2を4.0×10-3モル加えること以
外は全く同様にしてMC−25を調製した。
【0055】MC−11〜15に含まれる沃化銀微粒子を拡大
倍率6万倍の電子顕微鏡で写真撮影し、そのプリント上
において沃化銀微粒子の投影像を同面積の円像に換算し
たときの直径を該沃化銀微粒子の粒径として平均粒径を
求めた。さらに該沃化銀微粒子について前記粒径分布の
広さを求めた。
【0056】 乳剤名 平均粒径(μm) 粒径の分布(%) MC−11 0.0706 36 比較 MC−12 0.0503 17 本発明 MC−13 0.0461 13 〃 MC−14 0.0568 20 〃 MC−15 0.0534 15 〃 この結果から本発明にかかる沃化銀微粒子乳剤MC−12〜
15に含まれる沃化銀微粒子はいずれも比較乳剤MC−11と
比較し、平均粒径が小さくかつ粒径分布も改良されてい
ることがわかる。
【0057】またMC−21〜26に含まれる臭化銀微粒子に
ついても同様に評価し、結果を下記に示す。
【0058】 乳剤名 平均粒径(μm) 粒径の分布(%) MC−21 0.0588 31 比 較 MC−22 0.0424 20 本発明 MC−23 0.0405 12 〃 MC−24 0.0462 18 〃 MC−25 0.0411 14 〃 この結果から本発明にかかる臭化銀微粒子乳剤MC−21〜
25に含まれる臭化銀微粒子はいずれも比較乳剤MC−21と
比較し、平均粒径が小さくかつ粒径分布も改良されてい
ることがわかる。
【0059】実施例3 [双晶乳剤(T−1)の調製]特願平3-341164号の記載
を参考にして、以下に示す方法により2枚の平行な双晶
面を有した種乳剤(T−1)を調製した。
【0060】 溶液A オセインゼラチン 80.0g 臭化カリウム 47.4g HO(CH2CH2O)m[CH(CH3)CH2O]19.8(CH2CH2O)nH (m±n=9.77) の10重量%メタノール溶液 0.48ml 水で 8000ml 溶液B 硝酸銀 1200g 水で 1600ml 溶液C オセインゼラチン 32.2g 臭化カリウム 790g 沃化カリウム 70.34g 水で 1600ml 溶液D アンモニア水 470ml 特開昭62-160128号記載の撹拌装置を用い、40℃におい
て、激しく撹拌した溶液Aに、溶液Bと溶液Cをダブル
ジェット法により7.7分間で添加し、核の生成を行なっ
た。この間pBrは1.60に保った。その後、35分間かけて
温度を20℃に下げた。更に溶液Dを1分間で添加し、引
き続き5分間の熟成を行った。熟成時のKBr濃度0.03mol
/l、アンモニア濃度は0.66mol/lであった。
【0061】熟成終了後、pHを6.0に調整し、常法に従
って脱塩を行った。この種乳剤粒子を電子顕微鏡を用い
て前記に記載の方法で観察したところ、この種乳剤の平
均粒径は0.225μm、2枚の平行双晶比率は全粒子中の個
数比で75%であった。
【0062】[比較乳剤(Em−1)の調製]以下に示
す7種類の溶液を用いて、比較の八面体双晶単分散乳剤
(Em−1)を調製した。
【0063】 溶液A−1 オセインゼラチン 268.2g 蒸留水 4000ml ポリイソプレン-ポリエチレンオキシ ジこはく酸エステルナトリウムの10重量%メタノール溶液 1.50ml 種乳剤(T−1) 0.341モル 28重量%アンモニア水溶液 528.0ml 56重量%酢酸水溶液 795.0ml 0.001モルのヨウ素を含むメタノール溶液 50.0ml 蒸留水で5930mlに仕上げる溶液B−1 3.5Nアンモニア性硝酸銀水溶液 (ただし、硝酸アンモニウムによってpHを9.0に調整)溶液C−1 4.0重量%のゼラチンを含む3.5N臭化カリウム水溶液 溶液D−1 沃化銀微粒子乳剤(MC−11) 0.844モル 溶液E−1 臭化銀微粒子乳剤(MC−21) 2.20モル溶液F−1 臭化カリウム1.75N水溶液溶液G−1 56重量%酢酸水溶液 反応容器内で70℃に保った溶液A−1に溶液B−1、溶
液C−1及び溶液D−1を同時混合法によって163分の
時間を要して添加した後、引き続いて溶液E−1を12分
を要して単独に定速添加し、種結晶を1.349μmまで成長
させた。
【0064】ここで溶液B−1、溶液C−1の添加速度
は臨界成長速度に見合ったように時間に対して関数様に
変化させ、成長している銀微粒子乳剤の供給は、アンモ
ニア性硝酸銀水溶液との速度比(モル比)を表1に示すよ
うに粒径(添加時間)に対して変化させることによって多
重構造を有するコア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を調製
した。 また溶液F−1、G−1を用いることによって結
晶成長中pAg、pHを表1に示すように制御した。尚pA
g、pHの測定は常法に従い硫化銀電極及びガラス電極を
用いて行った。粒子成長後に特願平3-41314号に記載の
方法により脱塩処理を施し、その後ゼラチンを加えて再
分散し、40℃にてpHを5.80,pAgを8.06に調整した。得
られたハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子は
走査型電子顕微鏡写真から平均粒径1.349μm、分布の広
さ10.3%の八面体双晶単分散乳剤であることが確認され
た。
【0065】
【表1】
【0066】[本発明の乳剤(Em−2)の調製]比較
乳剤(Em−1)の調製において、MC−11及びMC−21の
代わりにそれぞれMC−12及びMC−22を用いること以外は
全く同様にして本発明の乳剤(Em−2)を調製した。
【0067】[本発明の乳剤(Em−3)の調製]比較
乳剤(Em−1)の調製において、MC−11及びMC−21の
代わりにそれぞれMC−13及びMC−23を用いること以外は
全く同様にして本発明の乳剤(Em−3)を調製した。
【0068】[本発明の乳剤(Em−4)の調製]比較
乳剤(Em−1)の調製において、MC−11及びMC−21の
代わりにそれぞれMC−14及びMC−24を用いること以外は
全く同様にして本発明の乳剤(Em−4)を調製した。
【0069】[本発明の乳剤(Em−5)の調製]比較
乳剤(Em−1)の調製において、MC−11及びMC−21の
代わりにそれぞれMC−15及びMC−25を用いること以外は
全く同様にして本発明の乳剤(Em−5)を調製した。
【0070】乳剤(Em−1)〜(Em−5)にそれぞれ
最適に化学増感を施した。
【0071】これらの乳剤をそれぞれ下記試料作成処方
において、(乳剤A)と表示して用いた。
【0072】トリアセチルセルロースフィルム支持体上
に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形成
して多層カラー写真感光材料試料11〜15を作製した。
【0073】添加量は特に記載のない限り1m2当たりの
グラム数を示す。又、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に
換算して示し、増感色素は銀1モル当たりのモル数で示
した。
【0074】 第1層;ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤 (UV−1) 0.20 高沸点有機溶媒(Oil−1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層;中間層 化合物(SC−1) 0.15 高沸点有機溶媒(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層;低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率 2.0モル%) 0.21 増感色素(SD─1) 2.8×10-4 増感色素(SD─2) 1.9×10-4 増感色素(SD─3) 1.9×10-5 増感色素(SD─4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.48 シアンカプラー(C─2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.021 DIR化合物 (D─1) 0.020 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層;中感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.52μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.62 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.27 増感色素(SD─1) 2.3×10-4 増感色素(SD─2) 1.2×10-4 増感色素(SD─3) 1.6×10-5 増感色素(SD─4) 1.2×10-4 シアンカプラー(C─1) 0.15 シアンカプラー(C─2) 0.18 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.030 DIR化合物 (D─1) 0.013 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.30 ゼラチン 0.93 第5層;高感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.0μmで、沃化銀含有率8.0モル%) 1.27 増感色素(SD─1) 1.3×10-4 増感色素(SD─2) 1.3×10-4 増感色素(SD─3) 1.6×10-5 シアンカプラー(C─2) 0.12 カラードシアンカプラー(CC─1) 0.013 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.14 ゼラチン 0.91 第6層;中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(Oil−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層;低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.61 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率 2.0モル%) 0.20 増感色素(SD─4) 7.4×10-5 増感色素(SD─5) 6.6×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.18 マゼンタカプラー(M─2) 0.44 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.12 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.75 ゼラチン 1.95 第8層;中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.87 増感色素(SD─6) 2.4×10-4 増感色素(SD─7) 2.4×10-4 マゼンタカプラー(M─1) 0.058 マゼンタカプラー(M─2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.070 DIR化合物 (D─2) 0.025 DIR化合物 (D─3) 0.002 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.50 ゼラチン 1.00 第9層;高感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(乳剤A) 1.27 増感色素(SD─6) 1.4×10-4 増感色素(SD─7) 1.4×10-4 マゼンタカプラー(M─2) 0.084 マゼンタカプラー(M─3) 0.064 カラードマゼンタカプラー(CM─1) 0.012 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.27 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.012 ゼラチン 1.00 第10層;イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−2) 0.15 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第11層;中間層 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 ゼラチン 0.60 第12層;低感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm,沃化銀含有率 8.0モル%) 0.22 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm,沃化銀含有率 2.0モル%) 0.03 増感色素(SD─8) 4.9×10-4 イエローカプラー(Y−1) 0.75 DIR化合物 (D─1) 0.010 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.30 ゼラチン 1.20 第13層;中感度青感性層 増感色素(SD─8) 1.6×10-4 増感色素(SD─9) 7.2×10-5 イエローカプラー(Y─1) 0.10 DIR化合物 (D─1) 0.010 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.046 ゼラチン 0.47 第14層;高感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.0μmで、沃化銀含有率8モル%) 0.85 増感色素(SD─8) 7.3×10-5 増感色素(SD─9) 2.8×10-5 イエローカプラー(Y─1) 0.11 高沸点溶媒 (Oil─2) 0.046 ゼラチン 0.80 第15層;第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm,沃化銀含有率 1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV─1) 0.065 紫外線吸収剤(UV─2) 0.10 高沸点溶媒 (Oil─1) 0.07 高沸点溶媒 (Oil─3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.40 ゼラチン 1.31 第16層;第2保護層 アルカリ可溶性マット剤 (平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 尚、上記の組成物の他に、塗布助剤Su−1,分散助剤
Su−2,粘度調整剤、硬膜剤H−1,H−2,安定剤
ST−1,カブリ防止剤AF−1,重量平均分子量:1
0,000及び重量平均分子量:1,100,000の2種のAF−2
及び防腐剤DI−1を添加した。DI−1の添加量は9.
4mg/m2であった。
【0075】上記試料に用いた化合物の構造を以下に示
す。
【0076】
【化1】
【0077】
【化2】
【0078】
【化3】
【0079】
【化4】
【0080】
【化5】
【0081】
【化6】
【0082】
【化7】
【0083】これらの試料を白色光でセンシトメトリー
用露光を与え、下記の現像処理工程で処理してカブリ濃
度感度及びRMS粒状度を評価した。
【0084】〔処理工程(38℃)〕 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾 燥 処理工程において使用した処理液組成は下記の通りであ
る。
【0085】 〔発色現像液〕 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシエチル)- アニリン・硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1リットルとし、pH=10.0に調整する。
【0086】 〔漂白液〕 エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸二アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水を用いてpH
6.0に調整する。
【0087】 〔定着液〕 チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH6.0に調整
する。
【0088】 〔安定液〕 ホルマリン(37%水溶液) 1.5ミリリットル コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ミリリットル 水を加えて1リットルとする。
【0089】尚、カブリ濃度は試料No.11のカブリ濃度
を100とした場合の相対値で示し、感度(S)は、カブ
リ濃度+0.1の濃度を与える露光量の逆数の相対値であ
り、試料No.11の緑感度を100とした場合の相対値で示し
た。
【0090】RMS粒状度は試料の最小濃度+1.0の濃
度を開口走査面積250μm2のマイクロデンシトメーター
で走査した時に生じる濃度値変動の1000倍標値であり試
料No.11のRMS値を100とした倍の相対値で示した。相
対RMS値が小さいほど粒状性が良いことを意味する。
【0091】下記に乳剤A、即ち(Em−1)〜(Em
−5)を用いた塗布試料No.11〜15の感度及びRMS粒
状度の評価結果を示した。
【0092】 試料No. 乳剤ANo. 感度 カブリ濃度 RMS 11 Em-1 100 100 100 比 較 12 Em-2 115 88 88 本発明 13 Em-3 119 84 82 〃 14 Em-4 112 88 86 〃 15 Em-5 114 85 88 〃 この結果から明らかなように本発明のハロゲン化銀乳剤
(Em−2)〜(Em−5)を含む本発明の感光材料試
料No.12〜15は比較試料に比べてカブリ濃度感度、粒状
性のいずれも優れていることがわかる。
【0093】
【発明の効果】本発明により、微細なサイズのハロゲン
化銀粒子が、形成時及び形成後において安定性が高く、
かつ反応容器中において速やかに種粒子の結晶成長に寄
与するハロゲン化銀乳剤であって、粒状度が良好で、か
つ高感度であるハロゲン化銀写真乳剤の製造方法及び該
乳剤を使用したハロゲン化銀写真感光材料を提供するこ
とができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性ハロゲン化銀乳剤の結晶成長を行
    わせる保護コロイド水溶液を有する反応容器に、微細な
    サイズのハロゲン化銀粒子から成る乳剤を供給すること
    によって、感光性ハロゲン化銀乳剤の一部又は全てを製
    造する方法において、下記一般式〔1〕で示される化合
    物の少なくとも一つの存在下に前記微細なサイズのハロ
    ゲン化銀粒子から成る乳剤を形成させることを特徴とす
    るハロゲン化銀写真乳剤の製造方法。 一般式〔1〕 MxHy(C6H5O7)z・nH2O 〔式中、Mは元素の周規律表の1族又は2族の元素を表
    し、x及びyはそれぞれ0以上3以下の任意の整数、z
    は1又は2、nは0以上20以下の整数を表す。〕
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、
    該ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層の感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤が請求項1記載の方法によって製造されたこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
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