JPH07220233A - 複合磁気ヘッド - Google Patents

複合磁気ヘッド

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JPH07220233A
JPH07220233A JP897594A JP897594A JPH07220233A JP H07220233 A JPH07220233 A JP H07220233A JP 897594 A JP897594 A JP 897594A JP 897594 A JP897594 A JP 897594A JP H07220233 A JPH07220233 A JP H07220233A
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Japan
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magnetic
magnetic head
head element
magnetic core
recording medium
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JP897594A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Akiyasu
啓 秋保
Masanobu Sato
正信 佐藤
Michiyo Miyano
美千代 宮野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近接して設けられた2つの磁気ヘッド素子間
に発生するクロストークを無視し得る程度の値に抑えて
出力信号のS/Nを向上させ、製品の信頼性の大幅な向
上を図る。 【構成】 第1の磁気ヘッド素子1と、この第1磁気ヘ
ッド素子1より磁気記録媒体摺動方向の素子幅が狭い第
2の磁気ヘッド素子2とが非磁性材であるTi−Ca合
金よりなる非磁性板3を介して接合固定され、さらに第
1,第2の磁気ヘッド1,2の各側面部にそれぞれTi
−Ca合金よりなるスライダ4,5が接合固定されて構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合磁気ヘッドに関
し、特に、小容量及び大容量の各磁気記録媒体に対応す
るための2種の磁気ヘッドが搭載された複合磁気ヘッド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスク等の円盤形状
の磁気ディスクは、取り扱いが比較的簡単で、しかも大
容量の信号が記録できることから、各種コンピュータ、
ワードプロセッサ等の外部記憶装置として使用範囲が拡
大されつつある。
【0003】現在、フロッピーディスクとしては、その
記録容量が1MB、1.6MB、及び2MBの比較的小
容量のものが幅広く利用されているが、一般的なソフト
ウェアの大型化に伴い、ハードウェアもそれに対応して
10MB以上の大容量フロッピーディスク駆動装置(以
下、単にFDDと記す)の普及に対する要求が高まりつ
つある。
【0004】そこで、高抗磁力磁気記録媒体に対して好
適な磁気ヘッドとして、そのコア材料として金属磁性材
料を用いたいわゆるメタル・イン・ギャップ型の磁気ヘ
ッド(以下、単にMIGヘッドと記す)を上記FDDに
搭載することで上記10MB以上のFDDの実現を図る
ことが案出されている。
【0005】また現在、現行の比較的小容量のフロッピ
ーディスクに対する読出し互換及び書込み互換の完全実
施の要求も高まりつつある。ところが、FDDに搭載さ
れた磁気ヘッドが上記MIGヘッドのみでは、これに応
じた十分な読出し互換及び書込み互換が保証できるとは
言い難い。
【0006】そこで、現行の比較的低記録容量の磁気記
録媒体に対しても、読出し互換及び書込み互換の完全実
施を実現するために、現行の比較的小容量の磁気記録媒
体用の第1の磁気ヘッド素子と、上記大容量の磁気記録
媒体用の上記MIGヘッドである第2の磁気ヘッド素子
との双方を搭載した複合型の磁気ヘッドが提案されてい
る。
【0007】この従来の複合磁気ヘッドは、図18に示
すように、第1の磁気ヘッド素子101と第2の磁気ヘ
ッド素子102とが非磁性材よりなる非磁性板103を
介して接合固定されて構成されている。
【0008】上記第1の磁気ヘッド素子101は、書込
み/読出し用磁気コア111と消去用磁気コア112と
が各接合面で突合せられ接合固定されて構成されてい
る。上記書込み/読出し用磁気コア111は、2つの書
込み/読出し用磁気コア半体111a,111bが各突
合せ面で接合固定されて書込み/読出しギャップg11
が形成され、上記消去用磁気コア112は、2つの消去
用磁気コア半体112a,112bが各2箇所の突合せ
面でそれぞれ接合固定されて2つの消去ギャップg1
2,g13が形成されている。
【0009】上記第2の磁気ヘッド素子102は、2つ
の各磁気コア半体121,122がそれぞれセンダスト
等の磁性合金膜が被膜された突合せ面において接合固定
されて書込み/読出しギャップg14が形成され構成さ
れている。ここで、第1及び第2の磁気ヘッド素子10
1及び102の各磁気記録媒体摺動面101a,102
aは磁気記録媒体の摺動方向の幅が同一に形成され、非
磁性材よりなる非磁性板103を介して接合固定されて
いる。さらに、非磁性板103を挟んだ第1及び第2の
磁気ヘッド素子101及び102の両側から、非磁性板
104,105が各突合せ面にて接合固定されて上記複
合ヘッド101が構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような複合磁気ヘッドにおいては、その第1及び第2の
磁気ヘッド素子が隣接して形成されているために、両磁
気ヘッド間の磁束漏洩により発生するクロストークの影
響が無視できなくなる。すなわち、一方の磁気ヘッドが
データの読み込み或は書き込みを実行している際に、こ
の磁気ヘッドから発生する漏洩磁束を他方の磁気ヘッド
が拾うことで発生したクロストーク成分が、本来の上記
複合磁気ヘッドの出力信号成分に重畳して出力され、こ
の本来の信号成分のS/Nを著しく劣化させるという問
題が生じている。
【0011】そこで、上記複合磁気ヘッド101におい
て、非磁性板103の代わりに、磁束漏洩を遮断するた
めの磁気シールド板を用いることが案出されている。と
ころが、この磁気シールド板によって多少はクロストー
ク成分が減少するものの、まだ無視できる程十分小さい
値であるとは言い難い。現在、上述の課題に対処すべく
様々な対応策が案出されているが、クロストーク成分が
無視できる程度である複合磁気ヘッドを実現することを
可能とする対応策は存在しないというのが現状である。
【0012】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、近接して設けられた2
つの磁気ヘッド素子間に発生するクロストークを無視し
得る程度の値に抑えて出力信号のS/Nを向上させ、製
品の信頼性の大幅な向上を図ることが可能となる複合磁
気ヘッドを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の磁気ヘ
ッド素子と、この第1の磁気ヘッド素子より高密度記録
を行う第2の磁気ヘッド素子とを備え、上記第2の磁気
ヘッド素子の磁気記録媒体摺動方向における素子幅が上
記第1の磁気ヘッド素子のそれよりも小となるように形
成し構成する。
【0014】この場合、第1の磁気ヘッド素子をフェラ
イトコアからなる磁気ヘッド素子とし、第2の磁気ヘッ
ド素子をフェライトコアのギャップ形成面に磁性合金膜
が被膜されてなる磁気ヘッド素子として構成してもよ
い。
【0015】また、第2の磁気ヘッド素子の磁気記録媒
体摺動面の前記摺動方向の両端部に非磁性部材を接合形
成して構成してもよい。
【0016】
【作用】本発明に係る複合磁気ヘッドにおいては、第1
の磁気ヘッド素子と比較して、この第1の磁気ヘッド素
子より狭いトラック幅の磁気ギャップを有する第2の磁
気ヘッド素子が、その磁気記録媒体摺動方向の素子幅が
狭い所定幅に形成されているので、この第2の磁気ヘッ
ド素子の幅狭な分だけ、近接した両者の間に発生するク
ロストークの原因となる漏洩磁束が低減されることにな
る。しかも、上記第1の磁気ヘッド素子は現行と同一の
上記磁気記録媒体の摺動方向の素子幅を有するために、
再生出力の変動が増大することなく安定に保持される。
【0017】また、第2の磁気ヘッド素子がフェライト
コアのギャップ形成面に磁性合金膜が被膜されてなる磁
気ヘッド素子であるので、現在高まりつつある高密度記
録化に容易に対応することが可能となる。
【0018】さらに本発明においては、第2の磁気ヘッ
ド素子の磁気記録媒体摺動面の前記摺動方向の両端部に
非磁性部材が接合形成されることで、第1の磁気ヘッド
素子の上記素子幅と同一とされているので、複合磁気ヘ
ッドの全体構造が非常にシンプル且つ安定なものとな
り、作製も容易となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る複合磁気ヘッドの実施例
を図面を参照しながら説明する。
【0020】本実施例に係る複合磁気ヘッドは、図1に
示すように、第1の磁気ヘッド素子1と第2の磁気ヘッ
ド素子2とが非磁性材であるTi−Ca合金よりなる非
磁性板3を介して接合固定され、さらに第1,第2の磁
気ヘッド1,2の各側面部にそれぞれTi−Ca合金よ
りなるスライダ4,5が接合固定されて構成されてい
る。
【0021】第1の磁気ヘッド素子1は、1.0MB、
1.6MB、2.0MB、または4.0MBの容量を有
するフロッピディスクに対応するものであり、書込み/
読出し用磁気コア11と消去用磁気コア12とが各接合
面で突合せられ接合固定されて磁気記録媒体摺動面31
上に磁気ギャップg1〜g3が形成され構成されてい
る。
【0022】書込み/読出し用磁気コア11は、フェラ
イト製の一対の磁気コア半体21及び22より成り、こ
の磁気コア半体21には、書込み/読出し用磁気コア1
1に電磁変換作用によって信号を供給し、あるいは信号
を取り出すためのコイルが巻回される巻線窓23が形成
されている。上記磁気コア半体21及び22は、それぞ
れギャップ膜が被膜された各突合せ面にて接合固定され
て磁気ギャップg1が形成されている。
【0023】消去用磁気コア12は、フェライト製の一
対の磁気コア半体24及び25より成り、この磁気コア
半体24には、消去用磁気コア12に消去電流を供給す
るためのコイルが巻回される巻線窓26が形成されてい
る。上記磁気コア半体24及び25は、それぞれギャッ
プ膜が被膜された各突合せ面にて接合固定されて2つの
磁気ギャップg2,g3が形成されている。
【0024】第2の磁気ヘッド素子2は、20MBの容
量を有するフロッピディスクに対応するものであり、そ
のコア材料として金属磁性材料を用いたいわゆるメタル
・イン・ギャップ型の磁気ヘッド(以下、単にMIGヘ
ッドと記す)として形成されている。
【0025】この第2の磁気ヘッド素子2は、フェライ
ト製の一対の磁気コア半体27,28より構成され、こ
の磁気コア半体27には、第2の磁気ヘッド素子2に電
磁変換作用によって信号を供給し、あるいは信号を取り
出すためのコイルが巻回される巻線窓30が形成されて
いる。これら一対の磁気コア半体27,28の各突合せ
面には、それぞれFe−Ru−Ga−Si合金よりなる
磁性合金膜29及びギャップ膜(図示は省略する。)が
被膜されている。上記磁気コア半体27,28は、それ
ぞれ各突合せ面にて接合固定されて磁気記録媒体摺動面
32上に磁気ギャップg4が形成されている。
【0026】ここで、第2の磁気ヘッド素子2は、その
磁気記録媒体摺動面32における磁気記録媒体の摺動方
向の素子幅が、上記第1の磁気ヘッド素子1の前記摺動
方向の素子幅より狭い所定幅に形成されている。そし
て、この第2の磁気ヘッド素子2は、磁気記録媒体摺動
面32の上記摺動方向の両端部32a,32bにそれぞ
れ非磁性材であるTi−Ca合金よりなる非磁性部材3
3,34が高融点ガラスにて接合形成され、第2の磁気
ヘッド素子2、非磁性部材33,34の全体の上記摺動
方向の幅が、第1の磁気ヘッド素子1の上記素子幅と略
々等しくなるように形成されている。
【0027】ここで、上記実施例に係る複合磁気ヘッド
の作製方法について説明する。この複合磁気ヘッドは、
上述のように第1及び第2の磁気ヘッド素子1及び2よ
り構成されている。この第1の磁気ヘッド素子1を構成
する磁気コアのうち、書込み/読出し用磁気コア11を
作製する際には、先ず図2に示すように、フェライト製
の磁気コア半体ブロック41の表面に巻線窓23を形成
するための溝42を切削加工して形成する。
【0028】その後、図3及び図4に示すように、磁気
コア半体ブロック41及びこの磁気コア半体ブロック4
1と対をなす磁気コア半体ブロック43の各表面(磁気
コア半体ブロック41については上記溝42内の部分を
除く)に、上記磁気ギャップg1のトラック幅を規定す
るためのトラック幅規制溝44を各々平行に形成する。
【0029】次いで、磁気コア半体ブロック41,43
の上記各表面に、レンズ機を用いて鏡面加工を施し、上
記各表面上にギャップ膜を形成した後、図5に示すよう
に、これら磁気コア半体ブロック41,43をこれらの
各突合せ面をガラスにて接合固定して、磁気ギャップg
1を形成し、磁気コア半体ブロック43を所定の厚みに
研削する。
【0030】ここで、上記消去用磁気コア12について
は、上述の書込み/読出し用磁気コア11の場合と同様
に、フェライト製の磁気コア半体ブロック51の表面に
巻線窓26を形成するための溝52を切削加工して形成
し、磁気コア半体ブロック51及びこの磁気コア半体ブ
ロック51と対をなす磁気コア半体ブロック53の各表
面に上記磁気ギャップg2及びg3のトラック幅を規定
するためのトラック幅規制溝54を形成した後、図6に
示すように、磁気コア半体ブロック51,52を各突合
せ面にて接合固定し、磁気コア半体ブロック53を所定
の厚みに研削する。
【0031】そして、図7に示すように、磁気コア半体
ブロック51,53を磁気コア半体ブロック43,53
の各突合せ面にて接合固定し、図8に示すように、磁気
コア半体ブロック41,51の各下部所定箇所を長方形
状に切除(中ぐり)した後、図9に示すように、各ヘッ
ドチップに切り出し、研磨処理を施して所定の厚みとし
て第1の磁気ヘッド素子1が完成する。
【0032】第2の磁気ヘッド素子及びその両端部の非
磁性部材33,34の作製方法としては、先ず図10に
示すように、フェライト製の磁気コア半体ブロック71
と非磁性部材ブロック33aとを各突合せ面にて、高融
点ガラスを用いて接合固定して接合ブロック81を作製
し、この接合ブロック81の磁気コア半体ブロック71
側の表面に巻線窓30を形成するための溝72を切削加
工して形成する。
【0033】その後、接合ブロック81と同様に磁気コ
ア半体ブロック73と非磁性部材ブロック34aとを各
突合せ面にて接合固定した接合ブロック82を作製し、
図11及び図12に示すように、接合ブロック81及び
この接合ブロック81と対をなす接合ブロック82の磁
気コア半体ブロック71,73側の各表面(磁気コア半
体ブロック71については上記溝72内の部分を除く)
に、上記磁気ギャップg4のトラック幅を規定するため
のトラック幅規制溝74を各々平行に形成する。
【0034】次いで、接合ブロック81,82の磁気コ
ア半体ブロック71,72側の上記各表面にスパッタリ
ング等によってFe−Ru−Ga−Si合金よりなる磁
性合金膜28及びギャップ膜(図示は省略する。)を被
膜し、図13に示すように、これら接合ブロック81,
82を上記各表面にて融着ガラスを用いて接合固定す
る。
【0035】そして、図14に示すように、接合ブロッ
ク81の非磁性部材ブロック33aの下方を所定の長方
形状に切除(中ぐり)した後、図15に示すように、各
ヘッドチップに切り出し、鏡面加工により研磨を施して
所定の厚みとして第2の磁気ヘッド素子2が完成する。
【0036】そして、図16に示すように、第1,第2
の磁気ヘッド素子1,2の間に非磁性材であるTi−C
a合金よりなる略々矩形形状の非磁性板3を介してこれ
ら第1,第2の磁気ヘッド1,2と接合固定し、さらに
第1,第2の磁気ヘッド素子1,2の各側面部1a,1
bにそれぞれTi−Ca合金よりなるスライダ4,5を
接合固定し、巻線等の後工程を施して上記複合磁気ヘッ
ドが完成する。
【0037】ここで、1つの実験例を示す。この実験例
は、上記実施例に係る複合磁気ヘッドに発生するクロス
トーク量について調べたものである。本実験例では、上
記実施例に係る複合磁気ヘッドの比較例として、上記第
1及び第2の磁気ヘッド素子の磁気記録媒体摺動面の磁
気記録媒体摺動方向の素子幅が等しい(ともに5.0m
m)従来の複合磁気ヘッド(サンプルC)と、この従来
の複合磁気ヘッドにおいて、磁束漏洩を遮断するための
磁気シールド板を有するもの(サンプルD)とを用い
た。なお、上記実施例に係る複合磁気ヘッドとしては、
第1の磁気ヘッド素子はその上記摺動方向の素子幅が
5.0mmのものを用い、第2の磁気ヘッド素子はその
上記素子幅が2.4mmのもの(サンプルA)と2.0
mmのもの(サンプルB)のものをそれぞれ用いた。
【0038】また、この実験例において、クロストーク
量の測定方法としては、先ず第2の磁気ヘッド素子にて
磁気記録媒体の連続した4トラックに記録して、このと
きの出力をV1とする。次に、記録された連続4トラッ
クを第1の磁気ヘッド素子にて再生する。このとき、第
2の磁気ヘッド素子に現れる出力をV2として、クロス
トーク量Ct(dB)を以下に示す式で規定する。
【0039】 Ct=20log(V2/V1) ・・・(1)
【0040】すなわち、(1)式で示した値が小さい程
(理想的にはマイナス無限大)、被験物である複合磁気
ヘッドのクロストークが小さく高性能を呈することにな
る。
【0041】上記実験例の結果としては、図17に示す
ように、サンプルCでは発生したクロストーク量が−2
0dB程であるのに対し、サンプルD及びサンプルAで
はともに−25dB程であり、サンプルBでは−30d
B程と更に減少した。この結果から、クロストーク量を
十分小さな値とするには、第2の磁気ヘッド素子の上記
摺動方向の素子幅を、第1の磁気ヘッド素子の幅である
5.0mmに対して2.4mm以下の所定値とすればよ
いことがわかる。
【0042】上記実施例に係る複合磁気ヘッドにおいて
は、第1の磁気ヘッド素子1と比較して、この第1の磁
気ヘッド素子1より狭いトラック幅の磁気ギャップg4
を有する第2の磁気ヘッド素子2が、その磁気記録媒体
摺動面32の磁気記録媒体の摺動方向の素子幅が狭い所
定幅に形成されているので、この第2の磁気ヘッド素子
2の幅狭な分だけ、近接した両者の間に発生するクロス
トークの原因となる漏洩磁束が低減されることになる。
しかも、上記第1の磁気ヘッド素子1は現行と同一の上
記磁気記録媒体の摺動方向の素子幅を有するために、再
生出力の変動が増大することなく安定に保持される。
【0043】また、第2の磁気ヘッド素子2がフェライ
トコアのギャップ形成面に磁性合金膜が被膜されてなる
磁気ヘッド素子であるので、現在高まりつつある高密度
記録化に容易に対応することが可能となる。
【0044】さらに本実施例においては、第2の磁気ヘ
ッド素子2の磁気記録媒体摺動面32の前記摺動方向の
両端部32a,32bに非磁性部材33,34が接合形
成されることで、第1の磁気ヘッド素子1の上記素子幅
と同一とされているので、複合磁気ヘッドの全体構造が
非常にシンプル且つ安定なものとなり、作製も容易とな
る。
【0045】したがって、上記実施例によれば、非常に
容易且つ確実に出力信号のS/Nを向上させることが可
能であり、製品の信頼性を大幅に向上させることができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る複合磁気ヘッドによれば、
第1の磁気ヘッド素子と、この第1の磁気ヘッド素子よ
り高密度記録を行う第2の磁気ヘッド素子とを備え、上
記第2の磁気ヘッド素子の磁気記録媒体摺動方向におけ
る素子幅が上記第1の磁気ヘッド素子のそれよりも小と
なるように形成して構成したので、近接して設けられた
2つの磁気ヘッド素子間に発生するクロストークを無視
し得る程度の値に抑えて出力信号のS/Nを向上させ、
製品の信頼性の大幅な向上を図ることが可能となる。
【0047】また、本発明によれば、第1の磁気ヘッド
素子をフェライトコアからなる磁気ヘッド素子とし、第
2の磁気ヘッド素子をフェライトコアのギャップ形成面
に磁性合金膜が被膜されてなる磁気ヘッド素子として構
成したので、高密度記録に十分対応可能となる。
【0048】さらに、本発明によれば、第2の磁気ヘッ
ド素子の磁気記録媒体摺動面の前記摺動方向の両端部に
非磁性部材を接合形成して構成したので、単純且つ作製
が容易となり、製品の信頼性の更なる大幅な向上を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る複合磁気ヘッドの構成を模式的
に示す平面図である。
【図2】磁気コア半体ブロックの表面に巻線窓を形成す
るための溝が形成された様子を模式的に示す斜視図であ
る。
【図3】一方の磁気コア半体ブロックの表面にトラック
幅規制溝が形成された様子を模式的に示す斜視図であ
る。
【図4】他方の磁気コア半体ブロックの表面にトラック
幅規制溝が形成された様子を模式的に示す斜視図であ
る。
【図5】一対の磁気コア半体ブロックが各突合せ面にて
接合固定されて書込み/読出し用磁気コア用の磁気コア
ブロックが作製された様子を模式的に示す斜視図であ
る。
【図6】一対の磁気コア半体ブロックが各突合せ面にて
接合固定されて消去用磁気コア用の磁気コアブロックが
作製された様子を模式的に示す斜視図である。
【図7】書込み/読出し用磁気コアブロックと消去用磁
気コアブロックとが接合固定された様子を模式的に示す
正面図である。
【図8】磁気コア半体ブロックの各所定箇所を長方形状
に切除(中ぐり)した様子を模式的に示す斜視図であ
る。
【図9】磁気コア半体ブロックから各ヘッドチップに切
り出されて第1の磁気ヘッド素子が完成した様子を模式
的に示す斜視図である。
【図10】磁気コア半体ブロックと非磁性部材ブロック
とを各突合せ面にて接合固定して接合ブロックが作製さ
れた様子を模式的に示す斜視図である。
【図11】一方の接合ブロックの各表面上にトラック幅
規制溝が形成された様子を模式的に示す斜視図である。
【図12】他方の接合ブロックの各表面上にトラック幅
規制溝が形成された様子を模式的に示す斜視図である。
【図13】一対の接合ブロックが各表面にて接合固定さ
れた様子を模式的に示す斜視図である。
【図14】接合ブロックの非磁性部材の下方が所定の長
方形状に切除(中ぐり)された様子を模式的に示す斜視
図である。
【図15】一対の接合ブロックから各ヘッドチップに切
り出した様子を模式的に示す斜視図である。
【図16】第1,第2の磁気ヘッド素子が非磁性材を介
して接合固定され、その両側面部にスライダが接合固定
される様子を模式的に示す斜視図である。
【図17】各種複合磁気ヘッドとそれらに発生するクロ
ストーク量との関係を示す特性図である。
【図18】従来の複合磁気ヘッドの構成を模式的に示す
平面図である。
【符号の説明】
1 第1の磁気ヘッド素子 2 第2の磁気ヘッド素子 3 非磁性板 11 書込み/読出し用コア 12 消去用コア 31,32 磁気記録媒体摺動面 33,34 非磁性部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の磁気ヘッド素子と、この第1の磁
    気ヘッド素子より高密度記録を行う第2の磁気ヘッド素
    子とを備え、 上記第2の磁気ヘッド素子の磁気記録媒体摺動方向にお
    ける素子幅が上記第1の磁気ヘッド素子のそれよりも小
    であることを特徴とする複合磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 第1の磁気ヘッド素子がフェライトコア
    からなる磁気ヘッド素子であり、第2の磁気ヘッド素子
    がフェライトコアのギャップ形成面に磁性合金膜が被膜
    されてなる磁気ヘッド素子であることを特徴とする複合
    磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 第2の磁気ヘッド素子の磁気記録媒体摺
    動面の前記摺動方向の両端部に非磁性部材が接合形成さ
    れてなることを特徴とする複合磁気ヘッド。
JP897594A 1994-01-31 1994-01-31 複合磁気ヘッド Pending JPH07220233A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7487767B2 (en) 1997-05-23 2009-02-10 Hitachi, Ltd. Ignition coil for use in engine and engine having plastic cylinder head cover

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US7487767B2 (en) 1997-05-23 2009-02-10 Hitachi, Ltd. Ignition coil for use in engine and engine having plastic cylinder head cover

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