JPH07221304A - Mosデバイス及びその製造方法 - Google Patents
Mosデバイス及びその製造方法Info
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- JPH07221304A JPH07221304A JP6013818A JP1381894A JPH07221304A JP H07221304 A JPH07221304 A JP H07221304A JP 6013818 A JP6013818 A JP 6013818A JP 1381894 A JP1381894 A JP 1381894A JP H07221304 A JPH07221304 A JP H07221304A
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- oxide film
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- silicon
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/62—Fin field-effect transistors [FinFET]
- H10D30/6212—Fin field-effect transistors [FinFET] having fin-shaped semiconductor bodies having non-rectangular cross-sections
Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 (100)面のシリコン基板を用いたMOS
デバイスにおいてシリコン表面の平坦化が可能であり、
キャリアの移動度の向上や固有雑音の低減を図ることが
できるMOSデバイス及びその製造方法を提供すること
にある。 【構成】 (100)面のシリコン基板1の表面には、
所定の間隔Wを隔ててLOCOS酸化膜2が形成されて
いる。LOCOS酸化膜2の無いシリコン基板1の露出
部は、ソース領域3とドレイン領域4との間に挟まれた
チャネル領域が形成されている。このチャネル領域に
は、(111)面を側面としたV字型の溝5がキャリア
移動方向に延設されている。この溝5は等間隔にて4つ
形成され、この4つの溝5によりチャネル領域はその断
面が鋸刃状となっている。V字型の溝5の側面はふっ化
アンモニウム溶液によるエッチングにより平坦化されて
いる。
デバイスにおいてシリコン表面の平坦化が可能であり、
キャリアの移動度の向上や固有雑音の低減を図ることが
できるMOSデバイス及びその製造方法を提供すること
にある。 【構成】 (100)面のシリコン基板1の表面には、
所定の間隔Wを隔ててLOCOS酸化膜2が形成されて
いる。LOCOS酸化膜2の無いシリコン基板1の露出
部は、ソース領域3とドレイン領域4との間に挟まれた
チャネル領域が形成されている。このチャネル領域に
は、(111)面を側面としたV字型の溝5がキャリア
移動方向に延設されている。この溝5は等間隔にて4つ
形成され、この4つの溝5によりチャネル領域はその断
面が鋸刃状となっている。V字型の溝5の側面はふっ化
アンモニウム溶液によるエッチングにより平坦化されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOS構造を有するMO
Sデバイス及びその製造方法に関する。
Sデバイス及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超LSIに用いられるMOS(meta
l−oxide−semiconductor)デバイ
スにおいては、基板として通常、(100)面のシリコ
ン基板が使用されている。これは、通常のMOSデバイ
ス製造プロセスでは、酸化膜/半導体界面の欠陥である
界面準位が(100)面のシリコン基板で最少となるた
めである。一方、素子の微細化にともない界面の微妙な
凹凸であるマイクロラフネスが最近問題となってきてい
る。マイクロラフネスとは基板面と異なる面が表面に数
原子層出現し、階段状のステップを形成したりピラミッ
ド状の突起を形成したりするものである。マイクロラフ
ネスはMOSFETのゲート部界面近傍を移動するキャ
リアを散乱し、移動度低下、固有雑音発生の原因とな
る。これらの点から界面マイクロラフネスの低減すなわ
ち界面の平坦化が急務である。そして、酸化膜/シリコ
ン界面の平坦化には酸化膜形成前のシリコン基板におけ
る表面の平坦化が必須である。
l−oxide−semiconductor)デバイ
スにおいては、基板として通常、(100)面のシリコ
ン基板が使用されている。これは、通常のMOSデバイ
ス製造プロセスでは、酸化膜/半導体界面の欠陥である
界面準位が(100)面のシリコン基板で最少となるた
めである。一方、素子の微細化にともない界面の微妙な
凹凸であるマイクロラフネスが最近問題となってきてい
る。マイクロラフネスとは基板面と異なる面が表面に数
原子層出現し、階段状のステップを形成したりピラミッ
ド状の突起を形成したりするものである。マイクロラフ
ネスはMOSFETのゲート部界面近傍を移動するキャ
リアを散乱し、移動度低下、固有雑音発生の原因とな
る。これらの点から界面マイクロラフネスの低減すなわ
ち界面の平坦化が急務である。そして、酸化膜/シリコ
ン界面の平坦化には酸化膜形成前のシリコン基板におけ
る表面の平坦化が必須である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シリコン基板
の表面の平坦化は(111)面については薬液処理によ
って可能であるが、(100)面についてはその手法が
確立されていないのが現状である。つまり、シリコン表
面の平坦化はふっ化アンモニウム溶液によるエッチング
の異方性を利用する(参考文献:Appl.Phys.
Lett.56(7),656,1990)。シリコン
の(111)面は(100)面に比べて原子の面密度が
高いためエッチングの進行が遅い。このためシリコンの
(111)面上のマイクロラフネス部では基板と異なる
面が速くエッチングされ、基板面である(111)面が
残り、表面の平坦化が達成される。しかしながら、この
方法ではシリコンの(100)面の平坦化は原理的に難
しい。
の表面の平坦化は(111)面については薬液処理によ
って可能であるが、(100)面についてはその手法が
確立されていないのが現状である。つまり、シリコン表
面の平坦化はふっ化アンモニウム溶液によるエッチング
の異方性を利用する(参考文献:Appl.Phys.
Lett.56(7),656,1990)。シリコン
の(111)面は(100)面に比べて原子の面密度が
高いためエッチングの進行が遅い。このためシリコンの
(111)面上のマイクロラフネス部では基板と異なる
面が速くエッチングされ、基板面である(111)面が
残り、表面の平坦化が達成される。しかしながら、この
方法ではシリコンの(100)面の平坦化は原理的に難
しい。
【0004】このように、シリコンの表面の平坦化は
(111)面についてのみ確立されているが、この手法
は現状一般的に基板として使われる(100)面のシリ
コン基板へは応用できない。
(111)面についてのみ確立されているが、この手法
は現状一般的に基板として使われる(100)面のシリ
コン基板へは応用できない。
【0005】そこで、この発明の目的は、(100)面
のシリコン基板を用いたMOSデバイスにおいてシリコ
ン表面の平坦化が可能であり、キャリアの移動度の向上
や固有雑音の低減を図ることができるMOSデバイス及
びその製造方法を提供することにある。
のシリコン基板を用いたMOSデバイスにおいてシリコ
ン表面の平坦化が可能であり、キャリアの移動度の向上
や固有雑音の低減を図ることができるMOSデバイス及
びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、(100)面のシリコン基板の表面にゲート酸化膜
を配置するとともにその上にゲート電極を配置し、か
つ、ゲート電極の下方のシリコン基板をチャネル領域と
したMOSデバイスであって、前記シリコン基板のチャ
ネル領域に、(111)面を側面としたV字型の溝をキ
ャリア移動方向に延設したMOSデバイスをその要旨と
する。
は、(100)面のシリコン基板の表面にゲート酸化膜
を配置するとともにその上にゲート電極を配置し、か
つ、ゲート電極の下方のシリコン基板をチャネル領域と
したMOSデバイスであって、前記シリコン基板のチャ
ネル領域に、(111)面を側面としたV字型の溝をキ
ャリア移動方向に延設したMOSデバイスをその要旨と
する。
【0007】請求項2に記載の発明は、(100)面の
シリコン基板におけるチャネル形成領域に、キャリア移
動方向に延びる帯状のマスク材を形成する第1工程と、
前記マスク材にて前記シリコン基板をマスクした状態で
異方性エッチング液により前記シリコン基板をエッチン
グして前記シリコン基板のチャネル形成領域に、(11
1)面を側面としたV字型の溝をキャリア移動方向に延
設する第2工程と、前記マスク材を除去した後、平坦化
処理により前記溝の側面を平坦化する第3工程と、チャ
ネル形成領域にゲート酸化膜を配置するとともにその上
にゲート電極を配置する第4工程とを備えたMOSデバ
イスの製造方法をその要旨とする。
シリコン基板におけるチャネル形成領域に、キャリア移
動方向に延びる帯状のマスク材を形成する第1工程と、
前記マスク材にて前記シリコン基板をマスクした状態で
異方性エッチング液により前記シリコン基板をエッチン
グして前記シリコン基板のチャネル形成領域に、(11
1)面を側面としたV字型の溝をキャリア移動方向に延
設する第2工程と、前記マスク材を除去した後、平坦化
処理により前記溝の側面を平坦化する第3工程と、チャ
ネル形成領域にゲート酸化膜を配置するとともにその上
にゲート電極を配置する第4工程とを備えたMOSデバ
イスの製造方法をその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明における平坦化処理を、ふっ化アンモニウム溶液
によるエッチングとしたMOSデバイスの製造方法をそ
の要旨とする。
の発明における平坦化処理を、ふっ化アンモニウム溶液
によるエッチングとしたMOSデバイスの製造方法をそ
の要旨とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明は、シリコン基板のチャ
ネル領域に、(111)面を側面としたV字型の溝がキ
ャリア移動方向に延設される。この溝は(111)面を
側面としているので、ふっ化アンモニウム溶液を用いた
エッチング等の平坦化処理により平坦化できる。よっ
て、チャネル領域を流れるキャリアは表面マイクロラフ
ネスによる散乱を受けない。
ネル領域に、(111)面を側面としたV字型の溝がキ
ャリア移動方向に延設される。この溝は(111)面を
側面としているので、ふっ化アンモニウム溶液を用いた
エッチング等の平坦化処理により平坦化できる。よっ
て、チャネル領域を流れるキャリアは表面マイクロラフ
ネスによる散乱を受けない。
【0010】請求項2に記載の発明は、第1工程により
(100)面のシリコン基板におけるチャネル形成領域
に、キャリア移動方向に延びる帯状のマスク材が形成さ
れ、第2工程によりマスク材にてシリコン基板をマスク
した状態で異方性エッチング液によりシリコン基板がエ
ッチングされてシリコン基板のチャネル形成領域に、
(111)面を側面としたV字型の溝がキャリア移動方
向に延設される。さらに、第3工程によりマスク材が除
去された後、平坦化処理により溝の側面が平坦化され、
第4工程によりチャネル形成領域にゲート酸化膜が配置
されるとともにその上にゲート電極が配置される。その
結果、請求項1に記載のMOSデバイスが製造される。
(100)面のシリコン基板におけるチャネル形成領域
に、キャリア移動方向に延びる帯状のマスク材が形成さ
れ、第2工程によりマスク材にてシリコン基板をマスク
した状態で異方性エッチング液によりシリコン基板がエ
ッチングされてシリコン基板のチャネル形成領域に、
(111)面を側面としたV字型の溝がキャリア移動方
向に延設される。さらに、第3工程によりマスク材が除
去された後、平坦化処理により溝の側面が平坦化され、
第4工程によりチャネル形成領域にゲート酸化膜が配置
されるとともにその上にゲート電極が配置される。その
結果、請求項1に記載のMOSデバイスが製造される。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の作用に加え、平坦化処理としてふっ化アンモニ
ウム溶液によるエッチングが行われる。
の発明の作用に加え、平坦化処理としてふっ化アンモニ
ウム溶液によるエッチングが行われる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1は本実施例のMOSFETのゲ
ート部分の斜視図である。
に従って説明する。図1は本実施例のMOSFETのゲ
ート部分の斜視図である。
【0013】(100)面のシリコン基板1の表面に
は、所定の間隔Wを隔ててLOCOS酸化膜2が形成さ
れている。LOCOS酸化膜2の無いシリコン基板1の
露出部には、ソース領域3とドレイン領域4との間に挟
まれたチャネル領域が形成されている。このチャネル領
域はシリコン基板1の(110)方向に延設されてい
る。又、このチャネル領域に、(111)面を側面とし
たV字型の溝5がキャリア移動方向に延設されている。
この溝5は等間隔にて4つ形成され、この4つの溝5に
よりチャネル領域はその断面が鋸刃状となっている。
又、V字型の溝5の側面はふっ化アンモニウム溶液によ
るエッチングにより平坦化されている。
は、所定の間隔Wを隔ててLOCOS酸化膜2が形成さ
れている。LOCOS酸化膜2の無いシリコン基板1の
露出部には、ソース領域3とドレイン領域4との間に挟
まれたチャネル領域が形成されている。このチャネル領
域はシリコン基板1の(110)方向に延設されてい
る。又、このチャネル領域に、(111)面を側面とし
たV字型の溝5がキャリア移動方向に延設されている。
この溝5は等間隔にて4つ形成され、この4つの溝5に
よりチャネル領域はその断面が鋸刃状となっている。
又、V字型の溝5の側面はふっ化アンモニウム溶液によ
るエッチングにより平坦化されている。
【0014】シリコン基板1の表面におけるチャネル領
域上にはゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜6が形成
されるとともに、そのシリコン酸化膜6上にゲート電極
7が配置されている。
域上にはゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜6が形成
されるとともに、そのシリコン酸化膜6上にゲート電極
7が配置されている。
【0015】次に、このMOSFETの製造方法を説明
する。図2に示すように、(100)面のシリコン基板
1の表面に、所定の間隔Wを隔ててLOCOS酸化膜2
を形成する。そして、LOCOS酸化膜2の無いシリコ
ン基板1の露出部(チャネル形成領域)に、薄いシリコ
ン酸化膜を形成するとともに、この酸化膜をパターニン
グし、図2のようなキャリア移動方向に延びる帯状のシ
リコン酸化膜8(マスク材)を形成する。
する。図2に示すように、(100)面のシリコン基板
1の表面に、所定の間隔Wを隔ててLOCOS酸化膜2
を形成する。そして、LOCOS酸化膜2の無いシリコ
ン基板1の露出部(チャネル形成領域)に、薄いシリコ
ン酸化膜を形成するとともに、この酸化膜をパターニン
グし、図2のようなキャリア移動方向に延びる帯状のシ
リコン酸化膜8(マスク材)を形成する。
【0016】このように、ゲート酸化工程直前に帯状の
シリコン酸化膜8(マスク材)を形成する。引き続き、
図3に示すように、シリコン基板1を水酸化カリウム
(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液
(TMAH:(CH3) 4NOH)のような異方性エッチ
ング液を用いてエッチングする。このとき、シリコンの
(100)面はエッチングの進行が速いが、(111)
面では進行が遅いため、図3のように側面を(111)
面としたV字状の溝5が形成される。この際、例えば、
チャネル幅(ゲート幅)Wを10μm、溝5の本数を4
本、シリコン酸化膜8(マスク材)の幅を0.5μmと
した場合、溝5の側面と基板表面のなす角が55°であ
るので、幾何学的な考察より溝深さは3.18μmとな
る。さらに、エッチング溶液としてTMAHを用いた場
合、濃度22wt%、温度90℃で(100)面のエッ
チングレートは0.5μm/min.であるため、完全
にV字型の溝5を形成するには6.36分必要である。
しかし、このときV字型の溝5の先端が鋭角になると電
界集中により酸化膜の信頼性が低下することが懸念され
るため、エッチングを途中でストップし、底部の(10
0)面が多少残るようエッチング時間を短めに調整す
る。
シリコン酸化膜8(マスク材)を形成する。引き続き、
図3に示すように、シリコン基板1を水酸化カリウム
(KOH)、水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液
(TMAH:(CH3) 4NOH)のような異方性エッチ
ング液を用いてエッチングする。このとき、シリコンの
(100)面はエッチングの進行が速いが、(111)
面では進行が遅いため、図3のように側面を(111)
面としたV字状の溝5が形成される。この際、例えば、
チャネル幅(ゲート幅)Wを10μm、溝5の本数を4
本、シリコン酸化膜8(マスク材)の幅を0.5μmと
した場合、溝5の側面と基板表面のなす角が55°であ
るので、幾何学的な考察より溝深さは3.18μmとな
る。さらに、エッチング溶液としてTMAHを用いた場
合、濃度22wt%、温度90℃で(100)面のエッ
チングレートは0.5μm/min.であるため、完全
にV字型の溝5を形成するには6.36分必要である。
しかし、このときV字型の溝5の先端が鋭角になると電
界集中により酸化膜の信頼性が低下することが懸念され
るため、エッチングを途中でストップし、底部の(10
0)面が多少残るようエッチング時間を短めに調整す
る。
【0017】続いて、図4に示すように、希ふっ酸溶液
によりシリコン酸化膜8(マスク材)をエッチング除去
した後、ふっ化アンモニウム溶液(NH4 F)によるエ
ッチングにより溝5の側面の(111)面を平坦化す
る。これにより、原子オーダで平坦なシリコン表面が得
られる。
によりシリコン酸化膜8(マスク材)をエッチング除去
した後、ふっ化アンモニウム溶液(NH4 F)によるエ
ッチングにより溝5の側面の(111)面を平坦化す
る。これにより、原子オーダで平坦なシリコン表面が得
られる。
【0018】その後、図5に示すように、熱酸化または
CVDによりシリコン基板1の表面におけるチャネル形
成領域上にゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜6を形
成する。さらに、図1に示すように、シリコン酸化膜6
上にゲート電極7を配置する。さらに、ソース領域3お
よびドレイン領域4を形成する。このように、一連のL
SI製造プロセスによりMOSFETが作製される。
CVDによりシリコン基板1の表面におけるチャネル形
成領域上にゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜6を形
成する。さらに、図1に示すように、シリコン酸化膜6
上にゲート電極7を配置する。さらに、ソース領域3お
よびドレイン領域4を形成する。このように、一連のL
SI製造プロセスによりMOSFETが作製される。
【0019】このように製造されたMOSFETにおい
ては、ゲート電極7の直下部分でのシリコン基板1の表
面は、(111)面であり、かつ、平坦化されている。
キャリアはV字型の溝5に沿って移動する。従って、マ
イクロラフネスによるキャリアの散乱を受けないため、
移動度が向上するとともに固有雑音が低減する。
ては、ゲート電極7の直下部分でのシリコン基板1の表
面は、(111)面であり、かつ、平坦化されている。
キャリアはV字型の溝5に沿って移動する。従って、マ
イクロラフネスによるキャリアの散乱を受けないため、
移動度が向上するとともに固有雑音が低減する。
【0020】又、溝5の側面である(111)面は、シ
リコン基板1の表面の(100)面に対して55°の角
度をとる。従って、チャネル幅(ゲート幅)Wを一定値
に固定した場合には、溝5がない場合に比べて1.73
倍(=1/cos55°)表面積が増大する。その結
果、MOSFETの固有雑音はゲート面積に反比例する
ため、固有雑音は更に低減する。さらに、電流量は実効
チャネル幅(実効ゲート幅)に比例するために電流量も
増大し電流駆動能力も向上する。
リコン基板1の表面の(100)面に対して55°の角
度をとる。従って、チャネル幅(ゲート幅)Wを一定値
に固定した場合には、溝5がない場合に比べて1.73
倍(=1/cos55°)表面積が増大する。その結
果、MOSFETの固有雑音はゲート面積に反比例する
ため、固有雑音は更に低減する。さらに、電流量は実効
チャネル幅(実効ゲート幅)に比例するために電流量も
増大し電流駆動能力も向上する。
【0021】さらには、実効的なチャネル幅(ゲート
幅)を変更しない場合には、Wは1/1.73に縮小さ
れるため回路内でのチャネル領域の占有面積は1/1.
73に減少し回路設計の自由度が増大する。これは素子
特性を維持したまま素子を微細化したのと同等の効果で
あり微細化の効果もあるといえる。
幅)を変更しない場合には、Wは1/1.73に縮小さ
れるため回路内でのチャネル領域の占有面積は1/1.
73に減少し回路設計の自由度が増大する。これは素子
特性を維持したまま素子を微細化したのと同等の効果で
あり微細化の効果もあるといえる。
【0022】このように本実施例では、(100)面の
シリコン基板1におけるチャネル形成領域に、キャリア
移動方向に延びる帯状のシリコン酸化膜8(マスク材)
を形成し(第1工程)、シリコン酸化膜8にてシリコン
基板1をマスクした状態で異方性エッチング液によりシ
リコン基板1をエッチングしてシリコン基板1のチャネ
ル形成領域に、(111)面を側面としたV字型の溝5
をキャリア移動方向に延設し(第2工程)、シリコン酸
化膜8を除去した後、ふっ化アンモニウム溶液を用いた
エッチングによる平坦化処理により溝5の側面を平坦化
し(第3工程)、チャネル形成領域にシリコン酸化膜6
(ゲート酸化膜)を配置するとともにその上にゲート電
極7を配置した(第4工程)。その結果、(100)面
のシリコン基板1の表面にシリコン酸化膜6を配置する
とともにその上にゲート電極7を配置し、かつ、ゲート
電極7の下方のシリコン基板1をチャネル領域としたM
OSFETであって、シリコン基板1のチャネル領域
に、(111)面を側面としたV字型の溝5をキャリア
移動方向に延設したMOSFETが容易に製造される。
シリコン基板1におけるチャネル形成領域に、キャリア
移動方向に延びる帯状のシリコン酸化膜8(マスク材)
を形成し(第1工程)、シリコン酸化膜8にてシリコン
基板1をマスクした状態で異方性エッチング液によりシ
リコン基板1をエッチングしてシリコン基板1のチャネ
ル形成領域に、(111)面を側面としたV字型の溝5
をキャリア移動方向に延設し(第2工程)、シリコン酸
化膜8を除去した後、ふっ化アンモニウム溶液を用いた
エッチングによる平坦化処理により溝5の側面を平坦化
し(第3工程)、チャネル形成領域にシリコン酸化膜6
(ゲート酸化膜)を配置するとともにその上にゲート電
極7を配置した(第4工程)。その結果、(100)面
のシリコン基板1の表面にシリコン酸化膜6を配置する
とともにその上にゲート電極7を配置し、かつ、ゲート
電極7の下方のシリコン基板1をチャネル領域としたM
OSFETであって、シリコン基板1のチャネル領域
に、(111)面を側面としたV字型の溝5をキャリア
移動方向に延設したMOSFETが容易に製造される。
【0023】このMOSFETにおいては、シリコン基
板1のチャネル領域に、(111)面を側面としたV字
型の溝5をキャリア移動方向に延設し、ゲート酸化膜/
シリコン界面の平坦化によりチャネル領域を流れるキャ
リアは表面マイクロラフネスによる散乱を受けないため
ドレイン電流に発生する固有雑音の発生が抑制されると
ともにキャリアの移動度が向上する。又、溝5が無い場
合に比べ実効チャネル幅(実効ゲート幅)が増大して電
流駆動能力の増大するとともに、実効チャネル幅(実効
ゲート幅)を固定値とした場合には素子寸法の縮小によ
る回路設計自由度の増大が可能となる。
板1のチャネル領域に、(111)面を側面としたV字
型の溝5をキャリア移動方向に延設し、ゲート酸化膜/
シリコン界面の平坦化によりチャネル領域を流れるキャ
リアは表面マイクロラフネスによる散乱を受けないため
ドレイン電流に発生する固有雑音の発生が抑制されると
ともにキャリアの移動度が向上する。又、溝5が無い場
合に比べ実効チャネル幅(実効ゲート幅)が増大して電
流駆動能力の増大するとともに、実効チャネル幅(実効
ゲート幅)を固定値とした場合には素子寸法の縮小によ
る回路設計自由度の増大が可能となる。
【0024】さらに、(111)面の平坦化処理を、ふ
っ化アンモニウム溶液を用いたエッチングにより行った
ので、確実に平坦化することができる。尚、この発明は
上記実施例に限定されるものではなく、例えば、マスク
材としてはシリコン酸化膜8の他にもレジストやシリコ
ン窒化膜でもよい。
っ化アンモニウム溶液を用いたエッチングにより行った
ので、確実に平坦化することができる。尚、この発明は
上記実施例に限定されるものではなく、例えば、マスク
材としてはシリコン酸化膜8の他にもレジストやシリコ
ン窒化膜でもよい。
【0025】又、(111)面の平坦化処理はふっ化ア
ンモニウム溶液を用いたエッチングによる処理以外に
も、アルカリ異方性エッチング液等の他の液を用いた処
理であってもよい。
ンモニウム溶液を用いたエッチングによる処理以外に
も、アルカリ異方性エッチング液等の他の液を用いた処
理であってもよい。
【0026】さらに、V字型の溝5は上記実施例では4
つ連続した状態(断面が鋸刃状)に形成したが、V字型
の溝5の個数は限定されず1〜3個あるいは5個以上で
あってもよく、又、V字型の溝5を複数設けた場合にお
いて連続した状態(断面が鋸刃状)でも非連続状態でも
よい。
つ連続した状態(断面が鋸刃状)に形成したが、V字型
の溝5の個数は限定されず1〜3個あるいは5個以上で
あってもよく、又、V字型の溝5を複数設けた場合にお
いて連続した状態(断面が鋸刃状)でも非連続状態でも
よい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、(100)面のシリコン基板を用いたMO
Sデバイスにおいてシリコン表面の平坦化が可能であ
り、キャリアの移動度の向上や固有雑音の低減を図るこ
とができる。又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載のデバイスを容易に製造することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記
載の発明の作用に加え、(111)面の平坦化処理を、
ふっ化アンモニウム溶液を用いたエッチングにより行っ
たので、確実に平坦化することができる。
明によれば、(100)面のシリコン基板を用いたMO
Sデバイスにおいてシリコン表面の平坦化が可能であ
り、キャリアの移動度の向上や固有雑音の低減を図るこ
とができる。又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載のデバイスを容易に製造することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記
載の発明の作用に加え、(111)面の平坦化処理を、
ふっ化アンモニウム溶液を用いたエッチングにより行っ
たので、確実に平坦化することができる。
【図1】実施例のMOSFETのゲート部分の斜視図で
ある。
ある。
【図2】MOSFETの製造工程を示す斜視図である。
【図3】MOSFETの製造工程を示す斜視図である。
【図4】MOSFETの製造工程を示す斜視図である。
【図5】MOSFETの製造工程を示す斜視図である。
1 シリコン基板 5 V字型の溝 6 ゲート酸化膜としてのシリコン酸化膜 7 ゲート電極 8 マスク材としてのシリコン酸化膜
Claims (3)
- 【請求項1】 (100)面のシリコン基板の表面にゲ
ート酸化膜を配置するとともにその上にゲート電極を配
置し、かつ、ゲート電極の下方のシリコン基板をチャネ
ル領域としたMOSデバイスであって、 前記シリコン基板のチャネル領域に、(111)面を側
面としたV字型の溝をキャリア移動方向に延設したこと
を特徴とするMOSデバイス。 - 【請求項2】 (100)面のシリコン基板におけるチ
ャネル形成領域に、キャリア移動方向に延びる帯状のマ
スク材を形成する第1工程と、 前記マスク材にて前記シリコン基板をマスクした状態で
異方性エッチング液により前記シリコン基板をエッチン
グして前記シリコン基板のチャネル形成領域に、(11
1)面を側面としたV字型の溝をキャリア移動方向に延
設する第2工程と、 前記マスク材を除去した後、平坦化処理により前記溝の
側面を平坦化する第3工程と、 チャネル形成領域にゲート酸化膜を配置するとともにそ
の上にゲート電極を配置する第4工程とを備えたことを
特徴とするMOSデバイスの製造方法。 - 【請求項3】 前記平坦化処理は、ふっ化アンモニウム
溶液によるエッチングである請求項2に記載のMOSデ
バイスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013818A JPH07221304A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Mosデバイス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013818A JPH07221304A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Mosデバイス及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07221304A true JPH07221304A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11843869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6013818A Pending JPH07221304A (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | Mosデバイス及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07221304A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100375291C (zh) * | 2002-04-04 | 2008-03-12 | 国际商业机器公司 | 电子芯片及其制造方法 |
| US7391068B2 (en) | 2005-06-23 | 2008-06-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device |
| JP2017220512A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | トリプルゲートh−ダイヤモンドmisfet及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6013818A patent/JPH07221304A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100375291C (zh) * | 2002-04-04 | 2008-03-12 | 国际商业机器公司 | 电子芯片及其制造方法 |
| US7391068B2 (en) | 2005-06-23 | 2008-06-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device |
| JP2017220512A (ja) * | 2016-06-06 | 2017-12-14 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | トリプルゲートh−ダイヤモンドmisfet及びその製造方法 |
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