JPH07224611A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
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- JPH07224611A JPH07224611A JP1672294A JP1672294A JPH07224611A JP H07224611 A JPH07224611 A JP H07224611A JP 1672294 A JP1672294 A JP 1672294A JP 1672294 A JP1672294 A JP 1672294A JP H07224611 A JPH07224611 A JP H07224611A
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- cam
- shim
- oil
- internal combustion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はアウタシム付バルブリフタを備える
弁機構をカムにより駆動する内燃機関の動弁装置に関
し、カムの軽量化とシムの脱落防止とを共に実現するこ
とを目的とする。 【構成】 弁体10の端部に連結してバルブリフタ16
を設ける。バルブリフタ16を介して弁体10を閉弁方
向に付勢するバルブスプリング12を設ける。バルブリ
フタ16の表面に寸法公差の調整を行うべくシム20を
組み付ける。シム20の上面にカムピース22が当接す
るようにカムシャフト24を配設する。カムピース22
のベース円部22aの肉厚をカムノーズ部22bより薄
肉化して軽量化を図る。ベース円部22a側の側面に開
口するオイル通路26及びオイル噴射口28を設ける。
オイル通路26に所定油圧を発生するオイル供給源30
を連通する。
弁機構をカムにより駆動する内燃機関の動弁装置に関
し、カムの軽量化とシムの脱落防止とを共に実現するこ
とを目的とする。 【構成】 弁体10の端部に連結してバルブリフタ16
を設ける。バルブリフタ16を介して弁体10を閉弁方
向に付勢するバルブスプリング12を設ける。バルブリ
フタ16の表面に寸法公差の調整を行うべくシム20を
組み付ける。シム20の上面にカムピース22が当接す
るようにカムシャフト24を配設する。カムピース22
のベース円部22aの肉厚をカムノーズ部22bより薄
肉化して軽量化を図る。ベース円部22a側の側面に開
口するオイル通路26及びオイル噴射口28を設ける。
オイル通路26に所定油圧を発生するオイル供給源30
を連通する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の動弁装置に
係り、特にアウタシム付バルブリフタを備える弁機構を
カムにより駆動する内燃機関の動弁装置に関する。
係り、特にアウタシム付バルブリフタを備える弁機構を
カムにより駆動する内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より内燃機関の吸排気弁の駆動機構
(動弁機構ともいう)として、カム機構が知られてい
る。この動弁機構の例が実開昭60−128904号公
報に示されている。この公報に開示された技術は、カム
ピースのベース円部の肉厚をカムピースのカムノーズ部
の肉厚より薄く形成することにより、カムピースの強
度、面圧を損なうことなく、カムシャフトの軽量化を図
るものである(図3参照)。
(動弁機構ともいう)として、カム機構が知られてい
る。この動弁機構の例が実開昭60−128904号公
報に示されている。この公報に開示された技術は、カム
ピースのベース円部の肉厚をカムピースのカムノーズ部
の肉厚より薄く形成することにより、カムピースの強
度、面圧を損なうことなく、カムシャフトの軽量化を図
るものである(図3参照)。
【0003】また、直打式の動弁機構には、リフタが用
いられる。このリフタには、カムとバルブリフタのクリ
アランスを適正に保つためにシムが併用される。この場
合、シムの交換を容易にするため、シムをリフタとカム
との間に配設する場合がある。このように配設されるシ
ムは、アウタシムと呼ばれる。
いられる。このリフタには、カムとバルブリフタのクリ
アランスを適正に保つためにシムが併用される。この場
合、シムの交換を容易にするため、シムをリフタとカム
との間に配設する場合がある。このように配設されるシ
ムは、アウタシムと呼ばれる。
【0004】このようなアウタシムを有する直打式の動
弁機構に前述実開昭60−128904号公報に開示さ
れたカムシャフトを用いることも考えられる。
弁機構に前述実開昭60−128904号公報に開示さ
れたカムシャフトを用いることも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のカ
ムシャフトにおいて図3(B)に示す形態は、カム2の
中ぐり加工が困難であること、ベース円部2aを2分割
するため所望の剛性を確保するために必要な総肉厚が図
3(C)に示すベース円部4aに比べて厚くなること、
また、寸法誤差を相殺すべくアウタシムを組み付ける際
のサービス性が図3(C)に示す形態に劣ること、等の
不利益を有している。
ムシャフトにおいて図3(B)に示す形態は、カム2の
中ぐり加工が困難であること、ベース円部2aを2分割
するため所望の剛性を確保するために必要な総肉厚が図
3(C)に示すベース円部4aに比べて厚くなること、
また、寸法誤差を相殺すべくアウタシムを組み付ける際
のサービス性が図3(C)に示す形態に劣ること、等の
不利益を有している。
【0006】このため、従来カムを肉薄化して軽量化を
図るにあたっては、現実には上記図3(C)に示す形状
が採用されていたが、上記図3(C)に示すカム4につ
いても、以下の如き問題があった。
図るにあたっては、現実には上記図3(C)に示す形状
が採用されていたが、上記図3(C)に示すカム4につ
いても、以下の如き問題があった。
【0007】すなわち、アウタシムは、バルブリフタに
嵌合保持されると共にバルブリフタとカム4との間で挟
持されており、実質的にはバルブリフタ上に固定された
状態となるはずである。ところが、内燃機関が高回転領
域で運転している場合、すなわちバルブリフタが高速運
動している場合には、アウタシムに異常振動が伝達し、
アウタシムとバルブリフタとの実質的な固定状態が崩れ
る場合がある。
嵌合保持されると共にバルブリフタとカム4との間で挟
持されており、実質的にはバルブリフタ上に固定された
状態となるはずである。ところが、内燃機関が高回転領
域で運転している場合、すなわちバルブリフタが高速運
動している場合には、アウタシムに異常振動が伝達し、
アウタシムとバルブリフタとの実質的な固定状態が崩れ
る場合がある。
【0008】特にカム4が非リフト区間にある場合、す
なわちカム4のベース円部4aがアウタシムに当接して
いる場合には、バルブリフタとカム4との間に作用する
挟持力が小さく、アウタシムがバルブリフタから浮き上
がることがある。この場合、ベース円部4aがアウタシ
ムに対して十分な厚みを有していれば、その浮き上がり
を防止することができるが、上記従来のカム4のように
ベース円部4aを薄肉化した場合、浮き上がりに対する
抗力は明らかに低下する。また、浮き上がりに際してア
ウタシムが傾き、シムとリフタの係合状態が悪化し、偏
摩耗する可能性もある。
なわちカム4のベース円部4aがアウタシムに当接して
いる場合には、バルブリフタとカム4との間に作用する
挟持力が小さく、アウタシムがバルブリフタから浮き上
がることがある。この場合、ベース円部4aがアウタシ
ムに対して十分な厚みを有していれば、その浮き上がり
を防止することができるが、上記従来のカム4のように
ベース円部4aを薄肉化した場合、浮き上がりに対する
抗力は明らかに低下する。また、浮き上がりに際してア
ウタシムが傾き、シムとリフタの係合状態が悪化し、偏
摩耗する可能性もある。
【0009】このため、上記従来のカム4を用いて動弁
装置を構成する場合、アウタシムの脱落を防止し得る程
度にはベース円部4aの肉厚を確保しておくことが必要
であり、結局十分な軽量化を図ることができないという
問題を有していた。
装置を構成する場合、アウタシムの脱落を防止し得る程
度にはベース円部4aの肉厚を確保しておくことが必要
であり、結局十分な軽量化を図ることができないという
問題を有していた。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、カムのベース円部をカムノーズ部に比べて薄肉
化すると共に、ベース円部がアウタシムと接触する際に
アウタシム表面に向けて噴射されるオイルの圧力によ
り、アウタシムの浮き上がりを防止することを目的とす
る。
であり、カムのベース円部をカムノーズ部に比べて薄肉
化すると共に、ベース円部がアウタシムと接触する際に
アウタシム表面に向けて噴射されるオイルの圧力によ
り、アウタシムの浮き上がりを防止することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、アウタシ
ム付バルブリフタを備える弁機構をカムにより駆動する
内燃機関の動弁装置であって、カムノーズ部に比べてベ
ース円部の肉厚を薄く形成したカムと、少なくとも前記
カムのベース円部が前記アウタシムに対向する際に前記
アウタシム表面にオイルを噴射するオイル噴射手段とを
備える内燃機関の動弁装置により達成される。
ム付バルブリフタを備える弁機構をカムにより駆動する
内燃機関の動弁装置であって、カムノーズ部に比べてベ
ース円部の肉厚を薄く形成したカムと、少なくとも前記
カムのベース円部が前記アウタシムに対向する際に前記
アウタシム表面にオイルを噴射するオイル噴射手段とを
備える内燃機関の動弁装置により達成される。
【0012】
【作用】本発明に係る内燃機関の動弁装置において、前
記カムは、リフト区間において前記アウタシムに当接す
る前記カムノーズ部は十分な肉厚を有し、従って十分な
剛性を有している。また、非リフト区間において前記ア
ウタシムと摺動するに過ぎない前記ベース円部について
は肉薄化による軽量化が図られている。
記カムは、リフト区間において前記アウタシムに当接す
る前記カムノーズ部は十分な肉厚を有し、従って十分な
剛性を有している。また、非リフト区間において前記ア
ウタシムと摺動するに過ぎない前記ベース円部について
は肉薄化による軽量化が図られている。
【0013】一方、前記オイル噴射手段は、前記アウタ
シムが前記ベース円部と当接する際に前記アウタシムの
表面にオイルを噴射する。噴射されたオイルは、前記ア
ウタシムを前記バルブリフタ側に付勢し、前記アウタシ
ムの浮き上がりを防止する。
シムが前記ベース円部と当接する際に前記アウタシムの
表面にオイルを噴射する。噴射されたオイルは、前記ア
ウタシムを前記バルブリフタ側に付勢し、前記アウタシ
ムの浮き上がりを防止する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である内燃機関の
動弁装置の構成図を示す。同図(A)において弁体10
は、内燃機関の吸気弁、又は排気弁を構成する弁体であ
り、図示しないバルブシートに着座、又は離座して吸気
ポート、又は排気ポートの導通状態を制御すべく設けら
れている。
動弁装置の構成図を示す。同図(A)において弁体10
は、内燃機関の吸気弁、又は排気弁を構成する弁体であ
り、図示しないバルブシートに着座、又は離座して吸気
ポート、又は排気ポートの導通状態を制御すべく設けら
れている。
【0015】バルブスプリング12は、その一端がシリ
ンダヘッド14に、他端はバルブスプリングリテーナ1
1に当接している。バルブスプリングリテーナ11は、
バルブステムにコッタ13を介して取付けられている。
バルブリフタ16はバルブステムとカムシャフト24の
カムピース22とに挟持され、シリンダヘッドに形成さ
れたリフタボア18をカムピース22の回転に伴い摺動
可能に配設される。
ンダヘッド14に、他端はバルブスプリングリテーナ1
1に当接している。バルブスプリングリテーナ11は、
バルブステムにコッタ13を介して取付けられている。
バルブリフタ16はバルブステムとカムシャフト24の
カムピース22とに挟持され、シリンダヘッドに形成さ
れたリフタボア18をカムピース22の回転に伴い摺動
可能に配設される。
【0016】バルブリフタ16は、その上面に前記した
アウタシムに相当するシム20を備えている。シム20
は、弁体10や後述するカムピース22等の寸法公差を
吸収してバルブリフタ16とカムピース22との位置関
係を調整する部材であり、バルブリフタ16に嵌合保持
される。
アウタシムに相当するシム20を備えている。シム20
は、弁体10や後述するカムピース22等の寸法公差を
吸収してバルブリフタ16とカムピース22との位置関
係を調整する部材であり、バルブリフタ16に嵌合保持
される。
【0017】カムピース22は、内燃機関の回転と共に
回転するカムシャフト24と一体に設けられており、そ
の側面図である図1(B)に示すように、ベース円部2
2aとカムノーズ部22bとから構成される。
回転するカムシャフト24と一体に設けられており、そ
の側面図である図1(B)に示すように、ベース円部2
2aとカムノーズ部22bとから構成される。
【0018】ベース円部22aは、カムシャフト24と
同軸円形状に形成されており、カムシャフト24が回転
するに際してシム20の表面と摺動する。この際、カム
ピース22は何ら実質的な仕事をせず、バルブリフタ1
6は図1(A)に示す如くその上方変位端に保持され、
弁体10は閉弁した状態に保持される。
同軸円形状に形成されており、カムシャフト24が回転
するに際してシム20の表面と摺動する。この際、カム
ピース22は何ら実質的な仕事をせず、バルブリフタ1
6は図1(A)に示す如くその上方変位端に保持され、
弁体10は閉弁した状態に保持される。
【0019】カムノーズ部22bは、カムシャフト24
の回転中心からその外形までの距離がピーク点に向けて
徐々に長くなるように形成されている。従って、カムノ
ーズ22bがシム20に当接した状態でカムシャフト2
4が回転すると、カムピース22は、シム20と摺動し
つつバルブリフタ16を徐々に押し下げて弁体10を開
弁させるように機能する。
の回転中心からその外形までの距離がピーク点に向けて
徐々に長くなるように形成されている。従って、カムノ
ーズ22bがシム20に当接した状態でカムシャフト2
4が回転すると、カムピース22は、シム20と摺動し
つつバルブリフタ16を徐々に押し下げて弁体10を開
弁させるように機能する。
【0020】ところで、本実施例の内燃機関の動弁装置
においては、図1に示すようにベース円部22aの肉厚
をカムノーズ部22bの肉厚に比べて薄く形成してい
る。上記の如くベース円部22aでは、バルブスプリン
グ12からの反力をシム20、カムピース22はほとん
ど受けないため、カムノーズ部22bと同等の強度は不
要であることから、薄肉化による軽量化を図るためであ
る。
においては、図1に示すようにベース円部22aの肉厚
をカムノーズ部22bの肉厚に比べて薄く形成してい
る。上記の如くベース円部22aでは、バルブスプリン
グ12からの反力をシム20、カムピース22はほとん
ど受けないため、カムノーズ部22bと同等の強度は不
要であることから、薄肉化による軽量化を図るためであ
る。
【0021】しかしながら、かかる薄肉化を図った場合
は、シム20の脱落防止について配慮する必要があるこ
とは前記した通りである。つまり、本実施例の動弁装置
の如くバルブリフタ16をカムピース22とバルブステ
ムとの間で挟持する構成においては、内燃機関が、バル
ブスプリング12のバネ定数とバルブリフタ16、弁体
10、バルブスプリングリテーナ11、コッタ13、シ
ム20等の質量によって決まる共振周波数となる速度で
バルブを駆動するエンジン回転数になると、バルブスプ
リングが、異常振動(共振)し、バルブリフタ16、シ
ム20がカムピース22の回転に追従しなくなる場合が
ある。
は、シム20の脱落防止について配慮する必要があるこ
とは前記した通りである。つまり、本実施例の動弁装置
の如くバルブリフタ16をカムピース22とバルブステ
ムとの間で挟持する構成においては、内燃機関が、バル
ブスプリング12のバネ定数とバルブリフタ16、弁体
10、バルブスプリングリテーナ11、コッタ13、シ
ム20等の質量によって決まる共振周波数となる速度で
バルブを駆動するエンジン回転数になると、バルブスプ
リングが、異常振動(共振)し、バルブリフタ16、シ
ム20がカムピース22の回転に追従しなくなる場合が
ある。
【0022】かかる異常振動が発生すると、その振動は
バルブリフタ16を通してシム20へと伝達され、本来
はバルブリフタ16に嵌合保持されるシム20に浮き上
がりを発生させる。このようなシム20の浮き上がり
は、特にカムピース22とバルブリフタ16との間に作
用する挟持力が低下する非リフト区間で起こり易く、本
実施例の如く非リフト区間においてシム20に当接する
ベース円部22aを薄肉化した構成では、浮き上がろう
とするシム20の挙動をカムピース22のみで十分に規
制することはできない。
バルブリフタ16を通してシム20へと伝達され、本来
はバルブリフタ16に嵌合保持されるシム20に浮き上
がりを発生させる。このようなシム20の浮き上がり
は、特にカムピース22とバルブリフタ16との間に作
用する挟持力が低下する非リフト区間で起こり易く、本
実施例の如く非リフト区間においてシム20に当接する
ベース円部22aを薄肉化した構成では、浮き上がろう
とするシム20の挙動をカムピース22のみで十分に規
制することはできない。
【0023】本実施例の動弁装置は、かかる弊害を除去
すべく、少なくともベース円部22aがシム20に当接
する際には、シム20表面に適当な圧力でオイルが噴射
されるように構成した点に特徴を有するものである。
すべく、少なくともベース円部22aがシム20に当接
する際には、シム20表面に適当な圧力でオイルが噴射
されるように構成した点に特徴を有するものである。
【0024】ここで、本実施例においては、カムシャフ
ト24の中心部にオイル通路26を設け、また、一端が
このオイル通路26内に開口し他端がベース円部22a
側側面に開口するオイル噴射口28を設け、更にオイル
通路26を所定の油圧を発生するオイル供給源(オイル
ポンプ等)に連通することにより上記の機能を実現して
いる。尚、本実施例においては、これらオイル通路2
6、オイル噴射口28、及びオイル供給源30が前記し
たオイル噴射手段に相当する。
ト24の中心部にオイル通路26を設け、また、一端が
このオイル通路26内に開口し他端がベース円部22a
側側面に開口するオイル噴射口28を設け、更にオイル
通路26を所定の油圧を発生するオイル供給源(オイル
ポンプ等)に連通することにより上記の機能を実現して
いる。尚、本実施例においては、これらオイル通路2
6、オイル噴射口28、及びオイル供給源30が前記し
たオイル噴射手段に相当する。
【0025】かかる構成によれば、カムシャフト24が
回転して、シム20にベース円部22aが当接する状況
となると、同時にオイル噴射口28がシム20に対向す
ることになる。そして、シム20は、オイル噴射口28
から噴射されるオイルの噴射圧でバルブリフタ16側へ
付勢され、ベース円部22aには十分な肉厚が確保され
ていないにも関わらずその浮き上がりが防止される。
回転して、シム20にベース円部22aが当接する状況
となると、同時にオイル噴射口28がシム20に対向す
ることになる。そして、シム20は、オイル噴射口28
から噴射されるオイルの噴射圧でバルブリフタ16側へ
付勢され、ベース円部22aには十分な肉厚が確保され
ていないにも関わらずその浮き上がりが防止される。
【0026】このように、本実施例の内燃機関の動弁装
置によれば、オイルの噴射圧によってシム20の脱落防
止が図られており、カムピース22による規制が不十分
でもシム20がバルブリフタ16から浮き上がり、ひい
ては脱落することがない。このため、ベース円部22a
の肉厚を、要求される剛性のみを考慮して設定すること
ができ、従来の動弁装置に比べて高い信頼性を確保しつ
つ多大な軽量化を実現することができる。
置によれば、オイルの噴射圧によってシム20の脱落防
止が図られており、カムピース22による規制が不十分
でもシム20がバルブリフタ16から浮き上がり、ひい
ては脱落することがない。このため、ベース円部22a
の肉厚を、要求される剛性のみを考慮して設定すること
ができ、従来の動弁装置に比べて高い信頼性を確保しつ
つ多大な軽量化を実現することができる。
【0027】ところで、本実施例の内燃機関の動弁装置
は、積極的にシム20表面にオイルを噴射する構成であ
ることから、従来の装置に比べてシム20とカムピース
22との摺動部をより有効に冷却することができると共
に、両者の摺動により生ずる摺動損失をより有効に低減
させることができる。
は、積極的にシム20表面にオイルを噴射する構成であ
ることから、従来の装置に比べてシム20とカムピース
22との摺動部をより有効に冷却することができると共
に、両者の摺動により生ずる摺動損失をより有効に低減
させることができる。
【0028】このため、本実施例の装置によれば、シム
20及びカムピース22の摩耗が抑制されることにな
り、両者の耐久性が向上すると共に、内燃機関の出力特
性の向上による低燃費化を図ることができる。
20及びカムピース22の摩耗が抑制されることにな
り、両者の耐久性が向上すると共に、内燃機関の出力特
性の向上による低燃費化を図ることができる。
【0029】更に、本実施例の装置によれば、シム20
の表面に随時オイルが噴射されることからバルブリフタ
16とリフタボア18との間にオイルが停滞することが
なく、オイルスラッジの発生防止に有効である。
の表面に随時オイルが噴射されることからバルブリフタ
16とリフタボア18との間にオイルが停滞することが
なく、オイルスラッジの発生防止に有効である。
【0030】すなわち、積極的にシム20表面にオイル
噴射を行わない場合、バルブリフタ16、及びリフタボ
ア18の形状によっては、シム20上面にオイルが停滞
する場合がある。このようにオイルに停滞が生じると、
停滞したオイルが長期間継続的に高温状態に晒されてオ
イルスラッジを生ずる場合がある。かかるオイルスラッ
ジは、オイルの潤滑特性を劣化させる原因となり、また
フィルタを詰まらせて適正な潤滑を阻害する原因となり
好ましいものではない。
噴射を行わない場合、バルブリフタ16、及びリフタボ
ア18の形状によっては、シム20上面にオイルが停滞
する場合がある。このようにオイルに停滞が生じると、
停滞したオイルが長期間継続的に高温状態に晒されてオ
イルスラッジを生ずる場合がある。かかるオイルスラッ
ジは、オイルの潤滑特性を劣化させる原因となり、また
フィルタを詰まらせて適正な潤滑を阻害する原因となり
好ましいものではない。
【0031】これに対して本実施例の装置は、バルブリ
フタ16とシリンダボア18との間にオイルの停滞を招
くことがなく、上記の如きオイルスラッジを発生させる
ことがない。このように、本実施例の内燃機関の動弁装
置は、かかる観点からも内燃機関の信頼性、及び耐久性
の向上に有効である。
フタ16とシリンダボア18との間にオイルの停滞を招
くことがなく、上記の如きオイルスラッジを発生させる
ことがない。このように、本実施例の内燃機関の動弁装
置は、かかる観点からも内燃機関の信頼性、及び耐久性
の向上に有効である。
【0032】尚、上記実施例においては、カムピース2
2を形状を、良好な加工性の確保等の観点より図1に示
す如き形状、すなわちベース円部22aの肉厚を両側か
ら薄肉化してカムノーズ部22bの中央付近でベース円
部22aが一体成形される形状としているが、これに限
るものではなく中ぐり加工を要しない形状であればよ
い。
2を形状を、良好な加工性の確保等の観点より図1に示
す如き形状、すなわちベース円部22aの肉厚を両側か
ら薄肉化してカムノーズ部22bの中央付近でベース円
部22aが一体成形される形状としているが、これに限
るものではなく中ぐり加工を要しない形状であればよ
い。
【0033】すなわち、例えば図2に示すように、ベー
ス円部32aを一方の側からのみ薄肉化し、ベース円部
32aをカムノーズ部32bの一方に偏って形成した形
状のカム32を用いる構成としてもよい。
ス円部32aを一方の側からのみ薄肉化し、ベース円部
32aをカムノーズ部32bの一方に偏って形成した形
状のカム32を用いる構成としてもよい。
【0034】本発明では、前述のような実施例に限ら
ず、特にバルブリフタのシムにカムピースがベース円部
が当接した状態で、シムに対し、ほぼシムの摺動面に均
一に力が加わるように配慮して、薄肉のカムピースの当
接位置とオイル噴出孔の位置を選択することも可能であ
る。
ず、特にバルブリフタのシムにカムピースがベース円部
が当接した状態で、シムに対し、ほぼシムの摺動面に均
一に力が加わるように配慮して、薄肉のカムピースの当
接位置とオイル噴出孔の位置を選択することも可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、アウタシム
をオイル噴射で付勢することとにより、アウタシムの浮
き上がり防止について配慮することなくベース円部の肉
厚を十分に薄肉化することができる。このため、本発明
に係る内燃機関の動弁装置は、従来の内燃機関の動弁装
置に比べて動作上高い信頼性を確保し得ると共に、更に
効果的な軽量化を実現することができるという特長を有
している。
をオイル噴射で付勢することとにより、アウタシムの浮
き上がり防止について配慮することなくベース円部の肉
厚を十分に薄肉化することができる。このため、本発明
に係る内燃機関の動弁装置は、従来の内燃機関の動弁装
置に比べて動作上高い信頼性を確保し得ると共に、更に
効果的な軽量化を実現することができるという特長を有
している。
【図1】本発明の一実施例である内燃機関の動弁装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】本実施例の内燃機関の動弁装置に好適なカムの
他の例の構成図である。
他の例の構成図である。
【図3】従来の内燃機関の動弁装置に用いるカムの構成
図である。
図である。
10 弁体 12 バルブスプリング 16 バルブリフタ 18 シリンダボア 20 シム 22,32 カム 22a,32a ベース円部 22b,32b カムノーズ部 24 カムシャフト 26 オイル通路 28 オイル噴射口 30 オイル供給源
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタシム付バルブリフタを備える弁機
構をカムにより駆動する内燃機関の動弁装置であって、 カムノーズ部に比べてベース円部の肉厚を薄く形成した
カムと、 少なくとも前記カムのベース円部が前記アウタシムに対
向する際に前記アウタシム表面にオイルを噴射するオイ
ル噴射手段とを備えることを特徴とする内燃機関の動弁
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1672294A JPH07224611A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1672294A JPH07224611A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224611A true JPH07224611A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11924164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1672294A Pending JPH07224611A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07224611A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040026834A (ko) * | 2002-09-26 | 2004-04-01 | 현대자동차주식회사 | 캠샤프트의 마찰저감형 캠 |
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| WO2009084779A1 (en) * | 2007-12-27 | 2009-07-09 | Korea Institute Of Industrial Technology | Cam shaft of light weight using thermal expansion coefficient |
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| KR100922776B1 (ko) * | 2007-12-27 | 2009-10-21 | 한국생산기술연구원 | 열팽창 특성을 이용한 경량의 캠샤프트 결합구조 |
| GB2565581A (en) * | 2017-08-17 | 2019-02-20 | Jaguar Land Rover Ltd | Improvements relating to cams for engines |
| GB2565582A (en) * | 2017-08-17 | 2019-02-20 | Jaguar Land Rover Ltd | Improvements relating to cams for engines |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1672294A patent/JPH07224611A/ja active Pending
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| GB2565581B (en) * | 2017-08-17 | 2020-03-18 | Jaguar Land Rover Ltd | Cam member with varying width |
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