JPH0722721Y2 - 磁気ヘッド装置における回路接続装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置における回路接続装置

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JPH0722721Y2
JPH0722721Y2 JP13536989U JP13536989U JPH0722721Y2 JP H0722721 Y2 JPH0722721 Y2 JP H0722721Y2 JP 13536989 U JP13536989 U JP 13536989U JP 13536989 U JP13536989 U JP 13536989U JP H0722721 Y2 JPH0722721 Y2 JP H0722721Y2
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秀樹 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビデオテープレコーダ(VTR)などに用いら
れる回転磁気ヘッド装置における回路基板の接続装置、
特にVTRの回転ヘッドシリンダーユニットにおける磁気
ヘッド基板とロータリートランス基板との電気的接続構
造に関するものである。
〔従来の技術〕 一般にVTRの回転ヘッドシリンダーユニットにおける磁
気ヘッド基板とロータリートランス基板との電気的接続
は従来磁気ヘッド基板における接続したリード線とロー
タリートランス基板における接続されたリード線を共通
基板に各々接続する方法と、実開昭63-149409号の開示
されるように導電性接触子をホルダーを利用して両基板
間に介在配備した方法とで行われることが知られてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来方法の前者の共通基板を利用する方
法についてはVTRのヘッド数の増加(チャンネル数の増
加)に伴い、半田付けなど接続作業の煩雑化および実装
の高密度化に伴いスペースの制約上困難な面が生じてい
る。一方後者については従来エラストマーコネクターを
基板間に圧接挟持し電気的接続を行う場合、エラストマ
ーコネクターを担持固定するめのホルダーが利用され、
手法としては、エラストマーコネクターをホルダーに設
けた開口部にセットしたりエラストマーコネクターの形
状を利用してホルダーに固定するのが一般的である。し
かしこれら従来の方法では、エラストマーコネクターを
圧縮するときにホルダーに対してもエラストマーコネク
ターを圧縮する構造となっているため半田付け作業の削
減や組み立て作業の簡便さ等の利点があるものの、導電
性接触子をホルダーに担持する作業と、接触子の固定方
法やホルダーの形状,強度設計が必要で実装スペース上
の制約からホルダーの強度不足や接触子の固定構造によ
る圧縮荷重の増大や、それに起因するユニットの寸法上
の歪みを引き起こしたり、エラストマーコネクターとホ
ルダーの固定が十分であるため接触時にエラストマーコ
ネクターが倒れたり、或いは動いたりする挙動があるた
めに接触信頼性の低下を招いてしまうという不具合があ
って、長期使用を安定した電気的接触を維持できない欠
点があり、またホルダーに所定の強度が要求されるため
にホルダー本体の厚さが厚くなり回転トランス構造体と
ヘッド搭載構体との空隙寸法に制限が生じ設計上の自由
度低下や、機器の小型化に制約が生ずるなど問題があっ
た。
本考案は、これら従来の諸欠点を容易に排除しようとす
るもので、ヘッド数増加にも十分対応でき、かつVTRの
シリンダーユニットなどにおいて、低接触抵抗値,低圧
縮荷重が要求される回路基板間、特にコネクターを担持
するホルダーを用いないで、回転磁気ヘッド基板とロー
タリートランス基板との電気的接続にコネクターが用い
られて簡便かつ信頼性の高い接続装置を構成簡単で安価
な形態で提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、磁気ヘッドの搭載構体と回転トランス構造体
とにそれぞれ設けた磁気ヘッドとロータリトランスとの
回路基板間に圧接挟持され、この回路基板間に電気的接
続を行うエラストマーコネクタと、該コネクタを保持す
る開口部を持った絶縁性熱可塑性高分子物質からなるホ
ルダーとから構成された回転磁気ヘッド装置における回
路接続装置において、磁気ヘッド及びロータリトランス
に接続する接続端子のある回路基板を磁気ヘッドベース
より外方に突出延長して設け、この延長基板に孔又は切
欠の係支部を形成し、該係支部に前記エラストマーコネ
クタに備えた嵌合部を嵌挿支持してエラストマーコネク
タを前記ホルダーの開口部に配備したことを特徴とする
磁気ヘッド装置における回路接続装置である。
〔実施例〕
本考案の実施例につき第1〜3図例を参照して説明する
と、接続端子a,a′を持つ回路基板Aと、トランスの一
次コイル接続端子bを持つ回路基板Bとを磁気ヘッドの
搭載構体10と回転トランス構造体11とにそれぞれ設け、
該回路基板A,B間に圧接挟持され、この回路基板間の電
気的接続を行うエラストマーコネクターCと、該コネク
ターCを保持するための開口部2を持った絶縁性熱可塑
性高分子物質からなるホルダー1とから構成された回路
接続装置において、前記磁気ヘッド及びロータリトラン
スに接続する接続端子a,a′のある回路基板Aを磁気ヘ
ッドベースA1より外方に突出延長して設け、この延長基
板に孔又は切欠の係支部4を形成し、該係支部4に前記
エラストマーコネクタCに備えた嵌合部3を嵌挿支持し
てエラストマーコネクタC−を前記ホルダー1の開口部
2に配備した磁気ヘッド装置における回路接続装置とし
てある。
この場合、前記コネクターCとしては、金属線もしくは
金属箔を配列した導電性表面を持ったエラストマーコネ
クターであって、該コネクターの圧縮寸法が前記ホルダ
ー1の高さ寸法より大きいものとして回路基板A,B間に
圧接挟持した場合に低接触抵抗値と低圧縮荷重とが要求
される電気的接続を十分満足できる状態としてある。ま
た、このコネクターCは、直接前記ホルダー1に接触し
ないようにホルダー1に形成した開口部2に装入された
状態下で前記嵌合部3を介して回路基板Aに設けた係支
部4に嵌挿固着される。即ち、前記コネクターCが、ホ
ルダーに担持されずに基板Aに取付けられ回路基板A,B
間での圧縮状態において、前記ホルダー1に接触しない
相対的な位置関係に配置されるように、ホルダー1に形
成した貫通開口部2に配備され、回路基板A,B上の接続
端子a,bと相対向する位置に備えられる。
そして、前記エラストマーコネクタCの一端部におい
て、前記回路基板間での圧縮押圧時に押圧、若しくは挟
持されない位置に前記嵌合部を段状又は折曲状に下方に
延びた突出脚部として一体成形したもので、これを回路
基板Aの係支部4に嵌め込んで保持する形態とするのが
組立上便利である。
また係支部4は磁気ヘッド端の存在しない方向に突出し
た延長基板部分、例えば側部に設けた孔にエラストマー
コネクタC−の嵌合部を組み込んで倒れ防止に効果的な
形態とするのがよい。
なお、エラストマーコネクターCのホルダー1は開口部
2を有し、この中にコネクターCを保持するが、このホ
ルダー1をヘッド搭載構体10と、トランス固定片11′の
ある回転トランス構造体11との間に、前記接続端子a,b
を対向させ、開口部2が端子のこの対向空間に位置する
ようホルダー1に備えた係止脚6をヘッド搭載構体10に
設けた係止用孔7に挿入して位置決め挟持し、三者をネ
ジ12等で一体化し回転磁気ヘッド装置を構成し、この装
置を回転軸13により回転しビデオテープの録音および録
画面を走査して音響およびビデオ信号を再生または録
音,録画するのに用いられる。
前記エラストマーコネクターCは、回転磁気ヘッド装置
を構成した時、接続端子a,bにより圧接され電気的に接
続する。また、前記開口部2の容積はコネクターCが圧
接変形しても十分に変形体積を吸収できるだけの大きさ
の容積に形成し、コネクターCが開口部2に充満して大
きな反発荷重を発生しないようにしてある。
表面が導電性のコネクターCは、たとえば金属線14を
上,下の圧接面から側面に沿い圧接方向に平行に配列し
たシリコーンゴムシートからなり、その心部をシリコー
ンスポンジゴム等のスポンジ体としたものは、低抵抗,
低荷重であり、圧縮状態において端子の凹凸に対する追
従性がよく、耐衝撃性もきわめて優れ、回転トランスの
事故防止に大きな効果がある。またコネクターCの導電
性表面は、金属線14又は金属箔を配列したものであるか
ら柔軟性を失うことなく、前記接続端子a,bの電気的接
続を確実にし接触不良等を起こすこともない。なお金属
線14は、通常直径が20〜50μmで、材質としてはニッケ
ル,銅,黄銅,リン青銅,アルミニウム,ステンレス,
金,ベリリウム銅等が用いられ、金以外のものはその表
面に金メッキを施すことが好ましい。また金属線14の配
列ピッチはコネクターCの圧縮荷重を低減させる意味に
おいて、接触配列数を少なくすることが可能であるが、
端子a,bに圧接させる面では少なくとも3列の金属線に
接触することが望ましい。
第4図例のコネクターCでは、ヘッドコイル接続端子a
とトランス接続端子a′とを持つ回転基板Aを設けた磁
気ヘッドベースA1がヘッド搭載構体10上にネジ5で固着
され、かつ磁気ヘッドベースA1の両側より突出した回路
基板Aの延長部に切欠した係支部4をそれぞれ設けて、
この係支部4に突出脚部とした嵌合部3を嵌め込んで組
立られるようにしたもので、この嵌合部3はヘッドベー
スA1と回路基板Aとの厚み寸法と等しいか、又はそれ以
下の突出量とし、コネクターCの押圧時に押圧又は挟持
されない位置で保持状態を保たせている。
第5図A・B・C例ではコネクターCに切目又は凹部の
嵌合部3を設けた例で、これらに対応して前記回路基板
A側に切目又は凹部に嵌挿される突出部分、或いは板端
部を活用して組立保持できる形態としたものである。
なお、前例をも含め嵌合部3と係支部4とは相対関係に
あるので単数に限らず複数設けることも選べるし、形状
も任意のものにすることができる。
これらの実例の場合、コネクターCにおいて導通に関係
のない面に嵌合保持してあるが、必要に応じ導通面に設
けてもよく、嵌合部3は絶縁性,導電性どちらでも直線
性,柔軟性,可撓性はヤング率により目的に応じて選択
すればよい。
なお、ホルダー1に二個の開口部2,2を設けたタイプで
は嵌合部3の両側にコネクターC,Cを配備したものを用
いることもできる。さらに前記コネクターCの圧縮量を
規制するためとしては、ホルダー1を圧接挟持しない様
にするとともにトランス固定片11′の高さ寸法により一
体化後の接続端子a,b間のクリアランス寸法を設定し圧
縮量を決定,規制することが好ましい。
以上の実施例ではVTR用としたが、LCD,EL,プラズマディ
スプレイなどの各種ディスプレイ,ファクシミリ等のOA
機器のイメージセンサー基板,小型モーター等の接続部
に応用して、装置の小型化,軽量化,高安定化をはかる
こともできる。
〔考案の効果〕
本考案は、エラストマーコネクターを回路基板上に直接
位置決め、固定することができ、従来使用していたホル
ダーによりエラストマーコネクターを担持せずに直接回
路基板上にセット出来るため、エラストマーコネクター
のセット状態が安定し、圧縮時の接触状態の安定性が向
上するほか、エラストマーコネクターが単体で配置され
ているとともに、エラストマーコネクターの嵌合部が圧
縮時に圧縮されないため必要最小限の圧縮荷重で良好な
接触状態が得られ、圧縮荷重が影響し、シリンダーユニ
ットに寸法上の歪みが発生することがなく、VTRのシリ
ンダーユニットにおける磁気ヘッド基板とロータリート
ランス基板との簡便かつ信頼性の高い接続構造とするこ
とができ、しかも磁気ヘッドベースとロータリートラン
スとの間隙を小さくすることが可能となりシリンダーユ
ニットの小型化、ひいては機器の小型化が可能となる
し、半田付け作業に伴う各種煩雑な処理作業を行う必要
がないし部品点数の削減とコスト低減が図られ、全体の
小型化が容易となり、高密度化にも対応できると供に、
組立作業性が大きく向上し、設計の自由度が上がり、材
料の節減もでき、積み重ね組立方式による自動化が簡単
に可能となる等の実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は組立状態の拡大
縦断面図、第2図は分離状態の一部の斜視図、第3図は
その組立説明斜視図、第4図及び第5図A・B・Cはそ
れぞれコネクターの他例の斜視図である。 A,B,……回路基板、A1……磁気ヘッドベース、a,b……
接続端子、C……コネクター、1……ホルダー、2……
開口部、3……嵌合部、4……係支部、5……ネジ、6
……係支脚、7……係支用孔、10……ヘッド搭載構体、
11……回転トランス構造体、12……ネジ、13……回転
軸、14……金属線。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドの搭載構体と回転トランス構造
    体とにそれぞれ設けた磁気ヘッドとロータリトランスと
    の回路基板間に圧接挟持され、この回路基板間に電気的
    接続を行うエラストマーコネクタと、該コネクタを保持
    する開口部を持った絶縁性熱可塑性高分子物質からなる
    ホルダーとから構成された回転磁気ヘッド装置における
    回路接続装置において、磁気ヘッド及びロータリトラン
    スに接続する接続端子のある回路基板を磁気ヘッドベー
    スより外方に突出延長して設け、この延長基板に孔又は
    切欠の係支部を形成し、該係支部に前記エラストマーコ
    ネクタに備えた嵌合部を嵌挿支持してエラストマーコネ
    クタを前記ホルダーの開口部に配備したことを特徴とす
    る磁気ヘッド装置における回路接続装置。
  2. 【請求項2】前記エラストマーコネクタが、金属線、若
    しくは金属箔を配列した導電性表面を持った絶縁性弾性
    部材の一端部において、前記回路基板間での圧縮押圧時
    に押圧、若しくは挟持されない位置に前記嵌合部を突出
    脚部として一体成形した請求項1記載の回路接続装置。
  3. 【請求項3】前記エラストマーコネクタが、前記磁気ヘ
    ッドベース上の回路基板に備えた係支部に挿入又は嵌合
    される凹部を備えた請求項1記載の回路接続装置。
JP13536989U 1989-11-24 1989-11-24 磁気ヘッド装置における回路接続装置 Expired - Lifetime JPH0722721Y2 (ja)

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