JPH07227576A - 屑米中より玄米を取出す選別装置 - Google Patents

屑米中より玄米を取出す選別装置

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JPH07227576A
JPH07227576A JP4316794A JP4316794A JPH07227576A JP H07227576 A JPH07227576 A JP H07227576A JP 4316794 A JP4316794 A JP 4316794A JP 4316794 A JP4316794 A JP 4316794A JP H07227576 A JPH07227576 A JP H07227576A
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JP
Japan
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rice
wind
sorting net
sorting
net
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JP4316794A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Fumio Hayakawa
文雄 早川
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屑米の確実な分離。 【構成】 固定ケース1内に設けた風車3を有し上方に
風を吹上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠1
2と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き抜け
る選別網18と、該選別網18上に屑米を供給する供給
装置31と、前記選別網18を左右斜上下方向に往復揺
動させる揺動機構とからなり、前記選別網18は、前後
方向の一側を供給側19に他側を排出側20に左右方向
の一側を揺上側21に他側を揺下側22とした略四角形
状とし、前記供給側19は前記排出側20より高く前記
揺上側21は前記揺下側22より高く両方向傾斜させ、
前記選別網18の面上には、前後方向に所定の間隔を置
いて左右方向に細長い複数本の建具のレールのような又
はL型鋼のような又は帯鋼のような堰板34を左右側に
隙間35を形成して設け、該隙間35には着脱自在の開
閉堰板35aを取付けた屑米中より玄米を取出す選別装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屑米中より玄米を取出
す選別装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、固定ケース内に設けた風車を有し上
方に風を吹上げる風胴と、風胴の上部に設けた揺動枠
と、該揺動枠に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別
網と、該選別網上に屑米を供給する供給装置と、前記選
別網を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とから
なり、前記選別網は、前後方向の一側を供給側に他側を
排出側に左右方向の一側を揺上側に他側を揺下側とした
略四角形状とした屑米中より玄米を取出す選別装置は公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の選別網が、
風を利用しているのは、屑米を揺下側に誘導させるため
である。風を吹くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米
は浮上しない。浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流さ
せることができる。このような選別網は、屑米を左右方
向に均等に分布させる必要があるが、従来の選別網は、
広げると、波を打って平坦に広げられないので凹凸がで
き、穀物分布に斑ができた。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、固定
ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風
胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠
12に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18
と、該選別網18上に屑米を供給する供給装置31と、
前記選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動
機構とからなり、前記選別網18は、前後方向の一側を
供給側19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上
側21に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記
供給側19は前記排出側20より高く前記揺上側21は
前記揺下側22より高く両方向傾斜させ、前記選別網1
8の面上には、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向
に細長い複数本の建具のレールのような又はL型鋼のよ
うな又は帯鋼のような堰板34を左右側に隙間35を形
成して設け、該隙間35には着脱自在の開閉堰板35a
を取付けた屑米中より玄米を取出す選別装置としたもの
である。
【作用】張込口36より供給された屑米は、供給装置3
1により揚穀されて選別網18に至り、屑米bは風を受
けて僅かに浮上し、その下で揺動する金網23とはあま
り接触せず、金網23の揺上力は受けないので、勾配と
風によって揺下側22側に流動し、かつ、勾配と風によ
って排出側20に移動する。一方、玄米aは重いので風
を受けてもあまり浮上しないから、選別網18の揺動を
強く受けて揺上側21に揺上げられ、かつ、排出側20
側に移動する。この排出側20への移動は、選別網18
の上面に、所定の間隔を置いて配設された堰板34によ
り阻止されるので層になって遅くなり、そのため、左右
方向に広く分散する。作業終了時は、選別網18上に多
量の穀物が残留するが、開閉堰板35aを開いて隙間3
5を作り、掃き出す。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は周囲の固定ケースであり、固定ケース1内の下部位
置には上方に吹上げる風胴2を固定状に設け、風胴2内
に風車3を軸装する。4は吸引口、5は吹出口、6は前
後方向略水平の風車軸、7は風車軸6の端部に取付けた
プーリーである。前記風胴2の上部には、風車軸6と平
行の駆動軸8を設け、駆動軸8の前後側には偏心輪9、
9を取付け、偏心輪9、9にはロッド10、10の基部
を軸装する。11は駆動軸8の端部に固定したプーリー
である。
【0006】前記風胴2の上部には風胴兼揺動枠12を
取付け、該揺動枠12の下部に設けた軸13、13に、
前記ロッド10、10の先端を軸着する。前記揺動枠1
2の軸13、13よりも上方位置には、傾斜揺動支杆1
4、14の下部を軸着し、傾斜揺動支杆14、14の上
端は固定ケース1側に軸着する。15はモーター、16
は駆動プーリーで、駆動プーリー16と前記プーリー1
1及びプーリー7との間にベルト17を掛け回す。
【0007】それゆえ、モーター15に通電すると、風
車3は回転し、風胴兼揺動枠12は約11mmの振巾で毎分
350 〜400 回位の揺動を行なう。従前公知の、玄米と籾
米とを選別する揺動選別機は、振巾略45mm、振巾数は毎
分略220 〜300 回位であるから、それに比べると、振巾
は約4分の1と小さく振動数は約1.8 倍も多い。
【0008】風胴兼揺動枠12の上部には選別網18を
張設する。選別網18は図4のように略四角であり、前
後方向の一側を供給側19、他側を排出側20、左右側
の一側を揺上側21、他側を揺下側22とし、排出側2
0よりも供給側19側は僅かに高く、揺下側22よりも
揺上側21は高く、両方向に傾斜させてある。
【0009】実施例の前記選別網18は、織網からなる
金網23と、風孔24を無数形成した打抜多孔板25の
二枚重合構造であり、吹出口5より吹き上げた風が打抜
多孔板25と金網23とを吹き抜けて吹送するときは、
図1、2のように、斜めに吹送するように形成する。こ
のときの風の方向は、揺下側22に向き、かつ排出側2
0に向いている。金網23は、16メッシュ(1インチ当
り16個の目がある網)が好適である。
【0010】前記選別網18を吹き抜ける風は、選別網
18上に供給した屑米bを風で僅かに浮上させ、玄米a
は重いのであまり浮上しない程度に吹くものであり、屑
米bは僅かに浮上するから、その下で矢印W方向に揺動
する選別網18とはあまり接触せず、したがって揺上力
は受けないので、勾配と風とにより誘導されて揺下側2
2側に流動し、かつ、排出側20側に移動する。玄米a
は重いので風の影響は受けず、矢印W方向の揺動を強く
受けて選別網18により揺上げられ、排出側20側に移
動する。
【0011】選別網18の排出側20には、左右方向に
間隔を置いて左右調節自在の仕切板26、27を設け、
仕切板26よりも揺上側21を玄米取出口28に、仕切
板26と仕切板27との間を中間米取出口29に、仕切
板27よりも揺下側22を屑米取出口30に形成する。
前記駆動軸8の方向を前後方向にしたとき、左右側の揺
上側21の側部に供給装置31を設け、供給装置31の
上部排出樋の下部に縦線兼供給樋32を設ける。
【0012】縦線とは、約1.70mmとか、1.75mm位の間隙
を設けて金属線を縦方向に張設し、その上に米を流して
屑米を分離する装置であり、高級なものはピアノ線を前
後間隔を置いて間隔調節自在に張設しているが、あまり
高級でないものには薄鉄板にスリットを打ち抜いたもの
もあり、これらを総称して当業者は縦線と呼んでいる。
屑米とは、縦線でいったん選別されたものであるが、本
願は、それよりはスリット巾の小さい縦線を供給装置3
1の上部排出樋の下部に設ける。
【0013】前記供給樋32は左右方向に向けて取付け
られていて、揺動枠12の上部に一体的に固定されてい
るから、揺動枠12と共に揺動するので揺動式である。
供給樋32の先端部は横を向けて開口して供給口33が
形成されており、供給口33の位置は、図4のように揺
下側22である。
【0014】前記選別網18の上面には、前後の方向に
所定の間隔を置いて、堰板34が配設される。堰板34
はなるべく穀物が流れないようにして屑米が左右方向に
広く分散させるためのものであり、一例としては建具の
レール34aのようなもの、又はL型鋼34bのような
もの、又は帯鋼のようなものを利用する。堰板34は、
揺上側21から揺下側22の方向、即ち、左右方向に向
けて設けられ、針金でしばり付けるか、又は小さなビス
で止着するか、又はスポット溶接34cにより固定す
る。堰板34の長さは左右一杯ではなく、両端は少し許
り隙間35を設けて、隙間35より残留米を掃き出す。
しかし、作業中は隙間35はない方が能率がよいので、
該隙間35に開閉自在の開閉堰板35aを設ける。開閉
堰板35aは、ネジ止めでもかまわないが、実施例は、
揺動枠12の上部に蝶番35bを介して回動板35cを
取付け、回動板35cに開閉堰板35aの取付部35d
をスポット熔着している。前記中間米取出口29は、供
給装置31の張込口36に戻す。
【0015】なお、供給樋32は屑米選別網37と下網
38と屑米流板39の3重構造で、屑米選別網37と下
網38の間に目詰り除去ボール40を収納し、断面三角
の仕切棒41に衝突させて摺動させる。屑米流板39を
流れた屑米は取出樋42に取出される。
【0016】また、43は選別網18の左右の傾斜を調
節するネジであり、この場合は図2のように、揺動枠1
2を上下に分割して、その間にネジ43を取付ける。
【0017】
【作用】次に作用を述べる。籾摺装置で籾摺された玄米
は、回転式屑米選別装置で屑米が除去され、仕上米とな
って市場に流通する。しかし、除去された屑米中には、
約2割位の玄米が含まれているから、逆に、屑米から玄
米を選別する機構が必要となる。本発明は、屑米から玄
米を選別するものである。その作用を述べると、開閉堰
板35aは図8のように閉め、スイッチをオンにする
と、モーター15に通電し、ベルト17を介しプーリー
7およびプーリー11を回転させて風車軸6および駆動
軸8を回転させ、風車軸6に固定の風車3を回転させて
吹出口5より風を吹き上げ、駆動軸8に設けた偏心輪9
とロッド10とにより揺動枠12を揺動させる。揺動枠
12は、傾斜揺動支杆14、14により固定ケース1に
取付けられているので、W方向に傾斜揺動する。
【0018】この状態で、張込口36より屑米を供給す
ると、供給装置31により揚穀されて供給樋32内の屑
米選別網37上を流下し、極めて小粒の屑米cは分離さ
れて下網38をも通り、その下の屑米流板38上を流れ
て取出樋42に取出され、玄米aと屑米bは屑米選別網
37上を流下して供給口33より選別網18の図4の揺
下側22に供給される。
【0019】選別網18の屑米bは風を受けて選別網1
8より僅かに浮上し、玄米aは重いので風を受けてもあ
まり浮上しない。僅かに浮上した屑米bは、その下で矢
印W方向に揺動する金網23とはあまり接触せず、した
がって選別網18の揺上力は受けないので、勾配と風に
よって揺下側22側に流動し、かつ、勾配と風によって
排出側20に移動する。このときの揺下側22への流動
は、調節ネジ43により勾配を微妙に調節して加減され
る。
【0020】一方、玄米aは重いので風を受けてもあま
り浮上しないから、選別網18の矢印W方向の揺動を強
く受けて揺上側21に揺上げられ、かつ、排出側20側
に移動する。この排出側20への移動は、選別網18の
上面に、所定の間隔を置いて配設された堰板34により
流れを阻止されるので遅くなり、そのため、左右方向に
広く分散し長時間選別される。
【0021】選別網18の排出側20には、左右方向に
間隔を置いて左右調節自在の仕切板26、27が設けら
れているので、仕切板26、27の位置を調節すること
により、玄米は玄米取出口28に、中間米は中間米取出
口29に、屑米は屑米取出口30にそれぞれ取出され
る。中間米取出口29に取出された中間米は、供給装置
31に戻され循環する。
【0022】作業終了時は、選別網18上に多量の穀物
が残留するが、開閉堰板35aを図9のように開いて隙
間35を作り、掃き出す。
【0023】
【発明の効果】公知の選別網が、風を利用しているの
は、屑米を揺下側に誘導させるためである。風を吹く
と、軽い屑米は浮上するが、重い玄米は浮上しない。浮
上した屑米は、勾配で揺下側に偏流させることができ
る。このような選別網は、屑米を左右方向に均等に分布
させる必要があるが、従来のものは、必ずしも充分でな
く分布に斑ができた。しかるに、本発明は、固定ケース
1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風胴2
と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠12
に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18と、該
選別網18上に屑米を供給する供給装置31と、前記選
別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構と
からなり、前記選別網18は、前後方向の一側を供給側
19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側21
に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供給側
19は前記排出側20より高く前記揺上側21は前記揺
下側22より高く両方向傾斜させ、前記選別網18の面
上には、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長
い複数本の建具のレールのような又はL型鋼のような又
は帯鋼のような堰板34を左右側に隙間35を形成して
設け、該隙間35には着脱自在の開閉堰板35aを取付
けた屑米中より玄米を取出す選別装置としたものである
から、前記隙間35を開閉堰板35aで閉めた状態で選
別作業をすると、穀物の排出側20への移動は、選別網
18の上面に所定の間隔を置いて配設された堰板34と
開閉堰板35aにより流れを阻止されるので遅くなって
数層の穀物層になり、そのため、選別網18に波があっ
て凹凸があっても、斑なく広く分散し、良好に選別され
る。また、前記開閉堰板35aを開いて隙間35を形成
すると、隙間35から容易に掃き出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 A−A断面図。
【図3】 選別網の作用状態断面図。
【図4】 選別網の作用状態俯瞰図。
【図5】 供給樋の縦断面図。
【図6】 レール状堰板の縦断面図。
【図7】 L型鋼堰板の縦断面図。
【図8】 開閉堰板を閉めた状態図。
【図9】 開閉堰板を開いた状態図。
【符号の説明】
1…固定ケース、2…風胴、3…風車、4…吸引口、5
…吹出口、6…風車軸、7…風車軸のプーリー、8…駆
動軸、9…偏心輪、10…ロッド、11…駆動軸のプー
リー、12…風胴兼揺動枠、13…軸、14…傾斜揺動
支杆、15…モーター、16…駆動プーリー、17…ベ
ルト、18…選別網、19…供給側、20…排出側、2
1…揺上側、22…揺下側、23…金網、24…風孔、
25…打抜多孔板、26、27…仕切板、28…玄米取
出口、29…中間米取出口、30…屑米取出口、31…
供給装置、32…供給樋、33…供給口、34…堰板、
34a…レール状堰板、34b…L型鋼堰板、34c…
スポット溶接、35…隙間、35a…開閉堰板、35b
…蝶番、35c…回動板、35d…取付部、36…張込
口、37…屑米選別網、38…下網、39…屑米流板、
40…目詰り除去ボール、41…仕切棒、42…取出
樋、43…調節ネジ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 屑米中より玄米を取出す選別装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に屑米中より玄米を
取出すときに有効な選別装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、固定ケース内に設けた風車を有し上
方に風を吹上げる風胴と、風胴の上部に設けた揺動枠
と、該揺動枠に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別
網と、該選別網上に屑米を供給する供給装置と、前記選
別網を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とから
なり、前記選別網は、前後方向の一側を供給側に他側を
排出側に左右方向の一側を揺上側に他側を揺下側とした
略四角形状とした屑米中より玄米を取出す選別装置は公
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の選別網が、
風を利用しているのは、屑米を揺下側に誘導させるため
である。風を吹くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米
は浮上しない。浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流さ
せることができる。このような選別網は、屑米を左右方
向に均等に分布させる必要があるが、従来の選別網は、
広げると、波を打って平坦に広げられないので凹凸がで
き、穀物分布に斑ができた。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、固定
ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風
胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠
12に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18
と、該選別網18上に屑米を供給する供給装置31と、
前記選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動
機構とからなり、前記選別網18は、前後方向の一側を
供給側19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上
側21に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記
供給側19は前記排出側20より高く前記揺上側21は
前記揺下側22より高く両方向傾斜させ、前記選別網1
8の面上には、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向
に細長い複数本の建具のレールのような又はL型鋼のよ
うな又は帯鋼のような堰板34を設け、該堰板34の長
さは前記選別網18の左右巾より短く左右側に隙間35
を形成し、該隙間35には該隙間35内に位置する使用
位置から外れた清掃位置の間変更自在の開閉堰板35a
を取付けた屑米中より玄米を取出す選別装置としたもの
である。また、本発明は、前記において前記選別網1
8は、打抜多孔板25の上面に金網23を重合させた2
重構造とした屑米中より玄米を取出す選別装置としたも
のである
【0005】
【作用】張込口36より供給された屑米は、供給装置3
1により揚穀されて選別網18に至り、屑米bは風を受
けて僅かに浮上し、その下で揺動する金網23とはあま
り接触せず、金網23の揺上力は受けないので、勾配と
風によって揺下側22側に流動し、かつ、勾配と風によ
って排出側20に移動する。一方、玄米aは重いので風
を受けてもあまり浮上しないから、選別網18の揺動を
強く受けて揺上側21に揺上げられ、かつ、排出側20
側に移動する。この排出側20への移動は、選別網18
の上面に、所定の間隔を置いて配設された堰板34によ
り阻止されるので層になって遅くなり、そのため、左右
方向に広く分散する。作業終了時は、選別網18上に多
量の穀物が残留するが、開閉堰板35aを開いて隙間3
5を作り、掃き出す。
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は周囲の固定ケースであり、固定ケース1内の下部位
置には上方に吹上げる風胴2を固定状に設け、風胴2内
に風車3を軸装する。4は吸引口、5は吹出口、6は前
後方向略水平の風車軸、7は風車軸6の端部に取付けた
プーリーである。前記風胴2の上部には、風車軸6と平
行の駆動軸8を設け、駆動軸8の前後側には偏心輪9、
9を取付け、偏心輪9、9にはロッド10、10の基部
を軸装する。11は駆動軸8の端部に固定したプーリー
である。
【0006】前記風胴2の上部には風胴兼揺動枠12を
取付け、該揺動枠12の下部に設けた軸13、13に、
前記ロッド10、10の先端を軸着する。前記揺動枠1
2の軸13、13よりも上方位置には、傾斜揺動支杆1
4、14の下部を軸着し、傾斜揺動支杆14、14の上
端は固定ケース1側に軸着する。15はモーター、16
は駆動プーリーで、駆動プーリー16と前記プーリー1
1及びプーリー7との間にベルト17を掛け回す。
【0007】それゆえ、モーター15に通電すると、風
車3は回転し、風胴兼揺動枠12は約11mmの振巾で毎分
350 〜400 回位の揺動を行なう。従前公知の、玄米と籾
米とを選別する揺動選別機は、振巾略45mm、振巾数は毎
分略220 〜300 回位であるから、それに比べると、振巾
は約4分の1と小さく振動数は約1.8 倍も多い。
【0008】風胴兼揺動枠12の上部には選別網18を
張設する。選別網18は図4のように略四角であり、前
後方向の一側を供給側19、他側を排出側20、左右側
の一側を揺上側21、他側を揺下側22とし、排出側2
0よりも供給側19側は僅かに高く、揺下側22よりも
揺上側21は高く、両方向に傾斜させてある。
【0009】実施例の前記選別網18は、織網からなる
金網23と、風孔24を無数形成した打抜多孔板25の
二枚重合構造であり、吹出口5より吹き上げた風が打抜
多孔板25と金網23とを吹き抜けて吹送するときは、
図1、2のように、斜めに吹送するように形成する。こ
のときの風の方向は、揺下側22に向き、かつ排出側2
0に向いている。金網23は、16メッシュ(1インチ当
り16個の目がある網)が好適である。
【0010】前記選別網18を吹き抜ける風は、選別網
18上に供給した屑米bを風で僅かに浮上させ、玄米a
は重いのであまり浮上しない程度に吹くものであり、屑
米bは僅かに浮上するから、その下で矢印W方向に揺動
する選別網18とはあまり接触せず、したがって揺上力
は受けないので、勾配と風とにより誘導されて揺下側2
2側に流動し、かつ、排出側20側に移動する。玄米a
は重いので風の影響は受けず、矢印W方向の揺動を強く
受けて選別網18により揺上げられ、排出側20側に移
動する。
【0011】選別網18の排出側20には、左右方向に
間隔を置いて左右調節自在の仕切板26、27を設け、
仕切板26よりも揺上側21を玄米取出口28に、仕切
板26と仕切板27との間を中間米取出口29に、仕切
板27よりも揺下側22を屑米取出口30に形成する。
前記駆動軸8の方向を前後方向にしたとき、左右側の揺
上側21の側部に供給装置31を設け、供給装置31の
上部排出樋の下部に縦線兼供給樋32を設ける。
【0012】縦線とは、約1.70mmとか、1.75mm位の間隙
を設けて金属線を縦方向に張設し、その上に米を流して
屑米を分離する装置であり、高級なものはピアノ線を前
後間隔を置いて間隔調節自在に張設しているが、あまり
高級でないものには薄鉄板にスリットを打ち抜いたもの
もあり、これらを総称して当業者は縦線と呼んでいる。
屑米とは、縦線でいったん選別されたものであるが、本
願は、それよりはスリット巾の小さい縦線を供給装置3
1の上部排出樋の下部に設ける。
【0013】前記供給樋32は左右方向に向けて取付け
られていて、揺動枠12の上部に一体的に固定されてい
るから、揺動枠12と共に揺動するので揺動式である。
供給樋32の先端部は横を向けて開口して供給口33が
形成されており、供給口33の位置は、図4のように揺
下側22である。
【0014】前記選別網18の上面には、前後の方向に
所定の間隔を置いて、堰板34が配設される。堰板34
はなるべく穀物が流れないようにして屑米が左右方向に
広く分散させるためのものであり、一例としては建具の
レール34aのようなもの、又はL型鋼34bのような
もの、又は帯鋼のようなものを利用する。堰板34は、
揺上側21から揺下側22の方向、即ち、左右方向に向
けて設けられ、針金でしばり付けるか、又は小さなビス
で止着するか、又はスポット溶接34cにより固定す
る。堰板34の長さは左右一杯ではなく、両端は少し許
り隙間35を設けて、隙間35より残留米を掃き出す。
しかし、作業中は隙間35はない方が能率がよいので、
該隙間35に開閉自在の開閉堰板35aを設ける。開閉
堰板35aは、ネジ止めでもかまわないが、実施例は、
揺動枠12の上部に蝶番35bを介して回動板35cを
取付け、回動板35cに開閉堰板35aの取付部35d
をスポット熔着している。前記中間米取出口29は、供
給装置31の張込口36に戻す。
【0015】なお、供給樋32は屑米選別網37と下網
38と屑米流板39の3重構造で、屑米選別網37と下
網38の間に目詰り除去ボール40を収納し、断面三角
の仕切棒41に衝突させて摺動させる。屑米流板39を
流れた屑米は取出樋42に取出される。
【0016】また、43は選別網18の左右の傾斜を調
節するネジであり、この場合は図2のように、揺動枠1
2を上下に分割して、その間にネジ43を取付ける。
【0017】
【作用】次に作用を述べる。籾摺装置で籾摺された玄米
は、回転式屑米選別装置で屑米が除去され、仕上米とな
って市場に流通する。しかし、除去された屑米中には、
約2割位の玄米が含まれているから、逆に、屑米から玄
米を選別する機構が必要となる。本発明は、屑米から玄
米を選別するものである。その作用を述べると、開閉堰
板35aは図8のように閉め、スイッチをオンにする
と、モーター15に通電し、ベルト17を介しプーリー
7およびプーリー11を回転させて風車軸6および駆動
軸8を回転させ、風車軸6に固定の風車3を回転させて
吹出口5より風を吹き上げ、駆動軸8に設けた偏心輪9
とロッド10とにより揺動枠12を揺動させる。揺動枠
12は、傾斜揺動支杆14、14により固定ケース1に
取付けられているので、W方向に傾斜揺動する。
【0018】この状態で、張込口36より屑米を供給す
ると、供給装置31により揚穀されて供給樋32内の屑
米選別網37上を流下し、極めて小粒の屑米cは分離さ
れて下網38をも通り、その下の屑米流板3上を流れ
て取出樋42に取出され、玄米aと屑米bは屑米選別網
37上を流下して供給口33より選別網18の図4の揺
下側22に供給される。
【0019】選別網18の屑米bは風を受けて選別網1
8より僅かに浮上し、玄米aは重いので風を受けてもあ
まり浮上しない。僅かに浮上した屑米bは、その下で矢
印W方向に揺動する金網23とはあまり接触せず、した
がって選別網18の揺上力は受けないので、勾配と風に
よって揺下側22側に流動し、かつ、勾配と風によって
排出側20に移動する。このときの揺下側22への流動
は、調節ネジ43により勾配を微妙に調節して加減され
る。
【0020】一方、玄米aは重いので風を受けてもあま
り浮上しないから、選別網18の矢印W方向の揺動を強
く受けて揺上側21に揺上げられ、かつ、排出側20側
に移動する。この排出側20への移動は、選別網18の
上面に、所定の間隔を置いて配設された堰板34により
流れを阻止されるので遅くなり、そのため、左右方向に
広く分散し長時間選別される。
【0021】選別網18の排出側20には、左右方向に
間隔を置いて左右調節自在の仕切板26、27が設けら
れているので、仕切板26、27の位置を調節すること
により、玄米は玄米取出口28に、中間米は中間米取出
口29に、屑米は屑米取出口30にそれぞれ取出され
る。中間米取出口29に取出された中間米は、供給装置
31に戻され循環する。
【0022】作業終了時は、選別網18上に多量の穀物
が残留するが、開閉堰板35aを図9のように開いて隙
間35を作り、掃き出す。
【0023】
【発明の効果】公知の選別網が、風を利用しているの
は、屑米を揺下側に誘導させるためである。風を吹く
と、軽い屑米は浮上するが、重い玄米は浮上しない。浮
上した屑米は、勾配で揺下側に偏流させることができ
る。このような選別網は、屑米を左右方向に均等に分布
させる必要があるが、従来のものは、必ずしも充分でな
く分布に斑ができた。しかるに、本発明は、固定ケース
1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風胴2
と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠12
に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18と、該
選別網18上に屑米を供給する供給装置31と、前記選
別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構と
からなり、前記選別網18は、前後方向の一側を供給側
19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側21
に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供給側
19は前記排出側20より高く前記揺上側21は前記揺
下側22より高く両方向傾斜させ、前記選別網18の面
上には、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長
い複数本の建具のレールのような又はL型鋼のような又
は帯鋼のような堰板34を設け、該堰板34の長さは前
記選別網18の左右巾より短く左右側に隙間35を形成
し、該隙間35には該隙間35内に位置する使用位置か
ら外れた清掃位置の間変更自在の開閉堰板35aを取付
けた屑米中より玄米を取出す選別装置としたものである
から、前記隙間35を開閉堰板35aで閉めた状態で選
別作業をすると、穀物の排出側20への移動は、選別網
18の上面に所定の間隔を置いて配設された堰板34と
開閉堰板35aにより流れを阻止されるので遅くなって
数層の穀物層になり、そのため、選別網18に波があっ
て凹凸があっても、斑なく広く分散し、良好に選別され
る。また、前記開閉堰板35aを開いて隙間35を形成
すると、隙間35からほうきで容易に掃き出せる。
た、本発明は、前記において前記選別網18は、打抜
多孔板25の上面に金網23を重合させた2重構造とし
た屑米中より玄米を取出す選別装置としたものであるか
ら、前記選別網18は、打抜多孔板25と金網23の2
重構造なので、風の強弱とむらはなくなり、選別良好に
なる
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 A−A断面図。
【図3】 選別網の作用状態断面図。
【図4】 選別網の作用状態俯瞰図。
【図5】 供給樋の縦断面図。
【図6】 レール状堰板の縦断面図。
【図7】 L型鋼堰板の縦断面図。
【図8】 開閉堰板を閉めた状態図。
【図9】 開閉堰板を開いた状態図。
【符号の説明】 1…固定ケース、2…風胴、3…風車、4…吸引口、5
…吹出口、6…風車軸、7…風車軸のプーリー、8…駆
動軸、9…偏心輪、10…ロッド、11…駆動軸のプー
リー、12…風胴兼揺動枠、13…軸、14…傾斜揺動
支杆、15…モーター、16…駆動プーリー、17…ベ
ルト、18…選別網、19…供給側、20…排出側、2
1…揺上側、22…揺下側、23…金網、24…風孔、
25…打抜多孔板、26、27…仕切板、28…玄米取
出口、29…中間米取出口、30…屑米取出口、31…
供給装置、32…供給樋、33…供給口、34…堰板、
34a…レール状堰板、34b…L型鋼堰板、34c…
スポット、35…隙間、35a…開閉堰板、35b…蝶
番、35c…回動板、35d…取付部、36…張込口、
37…屑米選別網、38…下網、39…屑米流板、40
…目詰り除去ボール、41…仕切棒、42…取出樋、4
3…調節ネジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1内に設けた風車3を有し上
    方に風を吹上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動
    枠12と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き
    抜ける選別網18と、該選別網18上に屑米を供給する
    供給装置31と、前記選別網18を左右斜上下方向に往
    復揺動させる揺動機構とからなり、前記選別網18は、
    前後方向の一側を供給側19に他側を排出側20に左右
    方向の一側を揺上側21に他側を揺下側22とした略四
    角形状とし、前記供給側19は前記排出側20より高く
    前記揺上側21は前記揺下側22より高く両方向傾斜さ
    せ、前記選別網18の面上には、前後方向に所定の間隔
    を置いて左右方向に細長い複数本の建具のレールのよう
    な又はL型鋼のような又は帯鋼のような堰板34を左右
    側に隙間35を形成して設け、該隙間35には着脱自在
    の開閉堰板35aを取付けた屑米中より玄米を取出す選
    別装置。
JP4316794A 1994-02-17 1994-02-17 屑米中より玄米を取出す選別装置 Withdrawn JPH07227576A (ja)

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