JPH07228243A - 液圧ブースタ異常検出装置 - Google Patents
液圧ブースタ異常検出装置Info
- Publication number
- JPH07228243A JPH07228243A JP6019288A JP1928894A JPH07228243A JP H07228243 A JPH07228243 A JP H07228243A JP 6019288 A JP6019288 A JP 6019288A JP 1928894 A JP1928894 A JP 1928894A JP H07228243 A JPH07228243 A JP H07228243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- pressure
- hydraulic booster
- accumulator
- booster
- Prior art date
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液圧ブースタの不作動を検出する液圧ブース
タ異常検出装置のコストダウンを図る。 【構成】 ブレーキペダルが操作状態から非操作状態に
なった場合のアキュムレータの液圧は、液圧ブースタが
正常である場合には、実線のように、ブレーキペダルの
操作に伴って低下する。それに対して、液圧ブースタが
正常に作動せず、液圧ブースタにアキュムレータの作動
液が正常に供給されない場合には、破線のように、圧力
低下量が設定値より小さくなる。したがって、ブレーキ
ペダルの操作時におけるアキュムレータの圧力低下量が
設定値より小さい場合には液圧ブースタが異常であると
判定することができる。従来は必要であった高価な差圧
スイッチが不要になり、液圧ブースタ異常検出装置のコ
ストダウンを図ることができる。
タ異常検出装置のコストダウンを図る。 【構成】 ブレーキペダルが操作状態から非操作状態に
なった場合のアキュムレータの液圧は、液圧ブースタが
正常である場合には、実線のように、ブレーキペダルの
操作に伴って低下する。それに対して、液圧ブースタが
正常に作動せず、液圧ブースタにアキュムレータの作動
液が正常に供給されない場合には、破線のように、圧力
低下量が設定値より小さくなる。したがって、ブレーキ
ペダルの操作時におけるアキュムレータの圧力低下量が
設定値より小さい場合には液圧ブースタが異常であると
判定することができる。従来は必要であった高価な差圧
スイッチが不要になり、液圧ブースタ異常検出装置のコ
ストダウンを図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧源の液圧を操作部
材の操作力に応じたパワー圧に減圧制御する液圧制御弁
およびパワー圧により作動するパワーピストンを備えた
液圧ブースタの異常を検出する装置に関するものであ
る。
材の操作力に応じたパワー圧に減圧制御する液圧制御弁
およびパワー圧により作動するパワーピストンを備えた
液圧ブースタの異常を検出する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】実開平2─103865号公報には、こ
の種の液圧ブースタの異常検出装置が記載されている。
液圧ブースタのパワー圧が、その液圧ブースタの出力に
より駆動されるマスタシリンダの液圧より設定値以上小
さい場合に信号を出力する差圧スイッチが記載されてい
るのである。差圧スイッチによって信号が出力されれ
ば、液圧ブースタにおいて操作部材の操作力に応じたパ
ワー圧が液圧制御弁により発生させられない状態、すな
わち、液圧ブースタが異常な状態にあると判定される。
一方、実開平2─33772号公報には、アキュムレー
タの液圧を検出する圧力検出手段が記載されている。圧
力検出手段による出力信号に基づいて、液圧ポンプ等
が、アキュムレータの液圧が設定範囲内に保たれるよう
制御される。
の種の液圧ブースタの異常検出装置が記載されている。
液圧ブースタのパワー圧が、その液圧ブースタの出力に
より駆動されるマスタシリンダの液圧より設定値以上小
さい場合に信号を出力する差圧スイッチが記載されてい
るのである。差圧スイッチによって信号が出力されれ
ば、液圧ブースタにおいて操作部材の操作力に応じたパ
ワー圧が液圧制御弁により発生させられない状態、すな
わち、液圧ブースタが異常な状態にあると判定される。
一方、実開平2─33772号公報には、アキュムレー
タの液圧を検出する圧力検出手段が記載されている。圧
力検出手段による出力信号に基づいて、液圧ポンプ等
が、アキュムレータの液圧が設定範囲内に保たれるよう
制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の差圧ス
イッチは高価なものであるため、液圧ブースタ異常検出
装置のコストが高いという問題があった。一方、上述の
圧力検出手段を利用すれば、安価に液圧ブースタがパワ
ー圧を発生させることができない状態であることを検出
することができる。圧力検出手段の出力値が低くなれ
ば、液漏れや液圧ポンプの故障等が原因でアキュムレー
タの液圧が低くなり、液圧ブースタにおいてパワー圧が
発生させられないことが判るのである。しかし、液圧ブ
ースタ自体の異常を検出することはできない。以上の事
情を背景として、本発明の課題は、液圧ブースタ自体の
異常を安価に検出し得る液圧ブースタ異常検出装置を得
ることにある。
イッチは高価なものであるため、液圧ブースタ異常検出
装置のコストが高いという問題があった。一方、上述の
圧力検出手段を利用すれば、安価に液圧ブースタがパワ
ー圧を発生させることができない状態であることを検出
することができる。圧力検出手段の出力値が低くなれ
ば、液漏れや液圧ポンプの故障等が原因でアキュムレー
タの液圧が低くなり、液圧ブースタにおいてパワー圧が
発生させられないことが判るのである。しかし、液圧ブ
ースタ自体の異常を検出することはできない。以上の事
情を背景として、本発明の課題は、液圧ブースタ自体の
異常を安価に検出し得る液圧ブースタ異常検出装置を得
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、液圧ブースタ異常検出装置を、操作部材が非操作
状態から操作状態となった場合におけるアキュムレータ
の圧力低下量を検出する圧力低下量検出手段と、その圧
力低下量検出手段によって検出された圧力低下量が設定
値より小さい場合に液圧ブースタが異常であると判定す
る液圧ブースタ異常判定手段とを含むものとすることに
ある。
ろは、液圧ブースタ異常検出装置を、操作部材が非操作
状態から操作状態となった場合におけるアキュムレータ
の圧力低下量を検出する圧力低下量検出手段と、その圧
力低下量検出手段によって検出された圧力低下量が設定
値より小さい場合に液圧ブースタが異常であると判定す
る液圧ブースタ異常判定手段とを含むものとすることに
ある。
【0005】ここで、液圧ブースタ異常判定手段は、液
圧ブースタの異常を、圧力低下量検出手段によって検出
された一回の圧力低下量に基づいて判定しても、複数回
の平均値に基づいて判定してもよい。
圧ブースタの異常を、圧力低下量検出手段によって検出
された一回の圧力低下量に基づいて判定しても、複数回
の平均値に基づいて判定してもよい。
【0006】
【作用】本発明の液圧ブースタ異常検出装置において
は、操作部材が非操作状態から操作状態になった場合に
おけるアキュムレータの圧力低下量が設定値より小さい
場合には、液圧ブースタ自体が異常であると判定され
る。設定値は、例えば、運転者が操作部材を正常に操作
した場合に生じると考えられる最低の圧力低下量と、操
作部材の操作を途中で止めた場合や誤って操作部材に触
れた場合に生じる圧力低下量との間の大きさに設定され
る。
は、操作部材が非操作状態から操作状態になった場合に
おけるアキュムレータの圧力低下量が設定値より小さい
場合には、液圧ブースタ自体が異常であると判定され
る。設定値は、例えば、運転者が操作部材を正常に操作
した場合に生じると考えられる最低の圧力低下量と、操
作部材の操作を途中で止めた場合や誤って操作部材に触
れた場合に生じる圧力低下量との間の大きさに設定され
る。
【0007】液圧ブースタにおいては、アキュムレータ
液圧が液圧制御弁によって操作部材の操作力に応じたパ
ワー圧に減圧制御され、そのパワー圧によってパワーピ
ストンが作動させられる。そのため、操作部材が非操作
状態から操作状態になるごとに、液圧ブースタにおいて
ほぼ一定量の作動液が消費され、その分だけアキュムレ
ータの液圧が低下する。それに対し、液圧制御弁に異常
が生じ、アキュムレータから液圧ブースタに作動液が流
入しない状態になると、操作部材が非操作状態から操作
状態になってもアキュムレータの液圧は殆ど低下せず、
圧力低下量が設定値より小さくなる。
液圧が液圧制御弁によって操作部材の操作力に応じたパ
ワー圧に減圧制御され、そのパワー圧によってパワーピ
ストンが作動させられる。そのため、操作部材が非操作
状態から操作状態になるごとに、液圧ブースタにおいて
ほぼ一定量の作動液が消費され、その分だけアキュムレ
ータの液圧が低下する。それに対し、液圧制御弁に異常
が生じ、アキュムレータから液圧ブースタに作動液が流
入しない状態になると、操作部材が非操作状態から操作
状態になってもアキュムレータの液圧は殆ど低下せず、
圧力低下量が設定値より小さくなる。
【0008】
【発明の効果】したがって、本発明の液圧ブレーキ装置
によれば、高価な差圧スイッチが不要となるため、液圧
ブースタ異常検出装置のコストダウンを図ることができ
る。また、本発明の圧力低下量検出手段を既存の圧力検
出手段を利用するものとすれば、さらにコストダウンを
図ることができる。
によれば、高価な差圧スイッチが不要となるため、液圧
ブースタ異常検出装置のコストダウンを図ることができ
る。また、本発明の圧力低下量検出手段を既存の圧力検
出手段を利用するものとすれば、さらにコストダウンを
図ることができる。
【0009】
【発明の望ましい態様】以下、本発明の望ましい態様を
列挙するとともに、それらに関連した説明を行う。 (1) 前記液圧ブースタ異常判定手段が、液圧ブースタの
異常を、前記圧力低下量検出手段によって検出された圧
力低下量の複数回の平均値に基づいて判定することを特
徴とする請求項1記載の液圧ブースタ異常検出装置。液
圧ブースタが異常であるか否かの判定を、圧力低下量の
複数回の平均値に基づいて行えば、液圧ブースタが異常
であるか否かを正確に判定することができる。例えば、
操作部材の操作力が非常に小さい場合や、操作が途中で
止められた場合に、アキュムレータの圧力低下量が設定
値より小さくなり、液圧ブースタが正常であるにも係わ
らず異常であると判定される恐れがあるからである。
列挙するとともに、それらに関連した説明を行う。 (1) 前記液圧ブースタ異常判定手段が、液圧ブースタの
異常を、前記圧力低下量検出手段によって検出された圧
力低下量の複数回の平均値に基づいて判定することを特
徴とする請求項1記載の液圧ブースタ異常検出装置。液
圧ブースタが異常であるか否かの判定を、圧力低下量の
複数回の平均値に基づいて行えば、液圧ブースタが異常
であるか否かを正確に判定することができる。例えば、
操作部材の操作力が非常に小さい場合や、操作が途中で
止められた場合に、アキュムレータの圧力低下量が設定
値より小さくなり、液圧ブースタが正常であるにも係わ
らず異常であると判定される恐れがあるからである。
【0010】(2) 前記液圧ブースタ異常判定手段が、一
旦液圧ブースタが異常であると判定して異常発生情報を
出した後も判定を継続し、正常に戻れば、異常発生情報
を取り消す取消手段を含む請求項1または上記望ましい
態様(1) に記載の液圧ブースタ異常検出装置。液圧ブー
スタの異常をできる限り早期にあるいは敏感に検出しよ
うとすれば、実際には異常が発生していないにもかかわ
らず誤って異常が発生したと判定する危険が増す。した
がって、取消手段を設けておくことは、誤った判定の悪
影響を軽減しつつ早期に異常を検出する上で有効であ
る。
旦液圧ブースタが異常であると判定して異常発生情報を
出した後も判定を継続し、正常に戻れば、異常発生情報
を取り消す取消手段を含む請求項1または上記望ましい
態様(1) に記載の液圧ブースタ異常検出装置。液圧ブー
スタの異常をできる限り早期にあるいは敏感に検出しよ
うとすれば、実際には異常が発生していないにもかかわ
らず誤って異常が発生したと判定する危険が増す。した
がって、取消手段を設けておくことは、誤った判定の悪
影響を軽減しつつ早期に異常を検出する上で有効であ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例である液圧ブースタ
異常検出装置を備えた車両用液圧ブレーキ装置を図面に
基づいて詳細に説明する。図1において、10はマスタ
シリンダであり、12は液圧ブースタである。マスタシ
リンダ10のハウジング14にはシリンダボア16が形
成されるとともに、第一加圧ピストン18および第二加
圧ピストン20が液密かつ摺動可能に嵌合されている。
第一,第二加圧ピストン18,20の前側(図における
左方)にはそれぞれ第一加圧室22,第二加圧室24が
形成されている。第一加圧室22に発生させられた液圧
は、液通路28により左右前輪30,32のブレーキの
ホイールシリンダ34,36に供給され、第二加圧室2
4に発生させられた液圧は液通路40により左右後輪4
2,44のブレーキのホイールシリンダ46,48に供
給される。
異常検出装置を備えた車両用液圧ブレーキ装置を図面に
基づいて詳細に説明する。図1において、10はマスタ
シリンダであり、12は液圧ブースタである。マスタシ
リンダ10のハウジング14にはシリンダボア16が形
成されるとともに、第一加圧ピストン18および第二加
圧ピストン20が液密かつ摺動可能に嵌合されている。
第一,第二加圧ピストン18,20の前側(図における
左方)にはそれぞれ第一加圧室22,第二加圧室24が
形成されている。第一加圧室22に発生させられた液圧
は、液通路28により左右前輪30,32のブレーキの
ホイールシリンダ34,36に供給され、第二加圧室2
4に発生させられた液圧は液通路40により左右後輪4
2,44のブレーキのホイールシリンダ46,48に供
給される。
【0012】左右前輪30,32と左右後輪42,44
とはそれぞれアンチスキッドアクチュエータ50,52
によってアンチスキッド制御されるようになっている。
これらアクチュエータ50,52は図示は省略するが、
2個の電磁開閉弁の組合せ,三位置の電磁方向切換弁,
あるいは比例式電磁液圧制御弁等を含む電磁液圧制御装
置を備えたものであり、各車輪30,32,42,44
のホイールシリンダ34,36,46,48の液圧が制
御されることにより各車輪のスリップ率が適正範囲に保
たれるようになっている。このアクチュエータ50,5
2の制御は制御装置56によって行われるが、よく知ら
れた制御であるため詳細な説明は省略する。
とはそれぞれアンチスキッドアクチュエータ50,52
によってアンチスキッド制御されるようになっている。
これらアクチュエータ50,52は図示は省略するが、
2個の電磁開閉弁の組合せ,三位置の電磁方向切換弁,
あるいは比例式電磁液圧制御弁等を含む電磁液圧制御装
置を備えたものであり、各車輪30,32,42,44
のホイールシリンダ34,36,46,48の液圧が制
御されることにより各車輪のスリップ率が適正範囲に保
たれるようになっている。このアクチュエータ50,5
2の制御は制御装置56によって行われるが、よく知ら
れた制御であるため詳細な説明は省略する。
【0013】また、第一加圧ピストン18の外周面には
環状溝60が形成され、この環状溝60は液通路62,
逆止弁を介して低圧源としてのリザーバ64に接続され
ている。リザーバ64には、その液量の減少を検出して
信号を発するレベルウォーニングスイッチ66が設けら
れ、この検出信号が制御装置56に供給される。制御装
置56にはイグニッションスイッチ68および警報装置
69が接続されている。警報装置69は、ランプ,ディ
スプレイ,ブザー,スピーカ,バイブレータ等の報知器
を1つ以上備え、光,文字,音,振動等により運転者に
液圧ブースタ12の異常を知らせるものである。
環状溝60が形成され、この環状溝60は液通路62,
逆止弁を介して低圧源としてのリザーバ64に接続され
ている。リザーバ64には、その液量の減少を検出して
信号を発するレベルウォーニングスイッチ66が設けら
れ、この検出信号が制御装置56に供給される。制御装
置56にはイグニッションスイッチ68および警報装置
69が接続されている。警報装置69は、ランプ,ディ
スプレイ,ブザー,スピーカ,バイブレータ等の報知器
を1つ以上備え、光,文字,音,振動等により運転者に
液圧ブースタ12の異常を知らせるものである。
【0014】液圧ブースタ12のハウジング70は、マ
スタシリンダ10のハウジング14と一体的に構成され
ている。ハウジング70にはパワーピストン72が第二
加圧ピストン20と同心に、液密かつ摺動可能に嵌合さ
れており、それによりハウジング70の内部はパワーピ
ストン70の前側においてリザーバ64に連通する低圧
室76と、パワー圧室78とに区切られている。パワー
ピストン72の後面の中央部からは小径部80が延び出
させられており、ハウジング70の端壁を液密かつ摺動
可能に貫通して大気に臨まされている。この小径部80
内にはその後端面から有底穴82が形成されており、こ
れにリアクションピストン84が液密かつ摺動可能に嵌
合されている。リアクションピストン84は段付状をな
しており、その小径部86と有底穴82の底面との間の
空間88が、連通路90によってパワー圧室78に連通
させられている。パワー圧室78の液圧がリアクション
ピストン84に作用して、その液圧に比例した大きさの
反力が入力ロッド92に与えられる。
スタシリンダ10のハウジング14と一体的に構成され
ている。ハウジング70にはパワーピストン72が第二
加圧ピストン20と同心に、液密かつ摺動可能に嵌合さ
れており、それによりハウジング70の内部はパワーピ
ストン70の前側においてリザーバ64に連通する低圧
室76と、パワー圧室78とに区切られている。パワー
ピストン72の後面の中央部からは小径部80が延び出
させられており、ハウジング70の端壁を液密かつ摺動
可能に貫通して大気に臨まされている。この小径部80
内にはその後端面から有底穴82が形成されており、こ
れにリアクションピストン84が液密かつ摺動可能に嵌
合されている。リアクションピストン84は段付状をな
しており、その小径部86と有底穴82の底面との間の
空間88が、連通路90によってパワー圧室78に連通
させられている。パワー圧室78の液圧がリアクション
ピストン84に作用して、その液圧に比例した大きさの
反力が入力ロッド92に与えられる。
【0015】入力ロッド92は、その先端にリアクショ
ンピストン84がかしめ付けられる一方、後端部は操作
部材としてのブレーキペダル94に連結されるととも
に、リターンスプリング96によって後退方向に付勢さ
れている。リアクションピストン84はパワーピストン
72に対する相対的な移動限度を規定されるようになっ
ており、リターンスプリング96はパワーピストン72
のリターンスプリングとしても機能する。パワーピスト
ン72の後退端位置はストッパ突部98のハウジング7
0への当接によって規定され、その作動力は中継ピスト
ン100によって第二加圧ピストン20に伝達される。
ブレーキペダル94には、ブレーキスイッチ102が取
り付けられ、ブレーキペダル94が踏み込まれたことが
検出される。
ンピストン84がかしめ付けられる一方、後端部は操作
部材としてのブレーキペダル94に連結されるととも
に、リターンスプリング96によって後退方向に付勢さ
れている。リアクションピストン84はパワーピストン
72に対する相対的な移動限度を規定されるようになっ
ており、リターンスプリング96はパワーピストン72
のリターンスプリングとしても機能する。パワーピスト
ン72の後退端位置はストッパ突部98のハウジング7
0への当接によって規定され、その作動力は中継ピスト
ン100によって第二加圧ピストン20に伝達される。
ブレーキペダル94には、ブレーキスイッチ102が取
り付けられ、ブレーキペダル94が踏み込まれたことが
検出される。
【0016】液圧ブースタ12は液圧制御弁110を備
えている。この液圧制御弁110は、ハウジング70に
形成された有底穴に嵌合され、螺合によって固定された
バルブハウジング112と、それに液密かつ摺動可能に
嵌合されたバルブスプール114とを備えている。バル
ブスプール114内には連通穴116が形成されてお
り、バルブスプール114は図示するノーマル位置にお
いては連通穴116によって低圧ポート118をパワー
圧室78に連通させ、高圧ポート120を遮断してい
る。バルブスプール114はこの位置から一定距離前進
(図において左方へ移動)することにより、低圧ポート
118および高圧ポート120の両方を遮断する状態と
なり、さらに前進することによって低圧ポート118を
遮断するとともに高圧ポート120をパワー圧室78に
連通させる状態となる。
えている。この液圧制御弁110は、ハウジング70に
形成された有底穴に嵌合され、螺合によって固定された
バルブハウジング112と、それに液密かつ摺動可能に
嵌合されたバルブスプール114とを備えている。バル
ブスプール114内には連通穴116が形成されてお
り、バルブスプール114は図示するノーマル位置にお
いては連通穴116によって低圧ポート118をパワー
圧室78に連通させ、高圧ポート120を遮断してい
る。バルブスプール114はこの位置から一定距離前進
(図において左方へ移動)することにより、低圧ポート
118および高圧ポート120の両方を遮断する状態と
なり、さらに前進することによって低圧ポート118を
遮断するとともに高圧ポート120をパワー圧室78に
連通させる状態となる。
【0017】このバルプスプール114の移動はリアク
ションピストン84のパワーピストン72に対する相対
的な前進によって引き起こされる。バルブスプール11
4には、駆動部材122がスプリング124を介して連
結されており、この駆動部材122がリンク機構126
によりパワーピストン72とリアクションピストン84
とに係合されているのである。リンク機構126はピン
128によって互いに回動可能に連結された第一リンク
130と第二リンク132とを備えており、第一リンク
130の一端はハウジング70に固定のピン134にそ
れの回りに回動可能に支持され、他端はリアクションピ
ストン84に係合させられている。
ションピストン84のパワーピストン72に対する相対
的な前進によって引き起こされる。バルブスプール11
4には、駆動部材122がスプリング124を介して連
結されており、この駆動部材122がリンク機構126
によりパワーピストン72とリアクションピストン84
とに係合されているのである。リンク機構126はピン
128によって互いに回動可能に連結された第一リンク
130と第二リンク132とを備えており、第一リンク
130の一端はハウジング70に固定のピン134にそ
れの回りに回動可能に支持され、他端はリアクションピ
ストン84に係合させられている。
【0018】一方、第二リンク132の一端は駆動部材
122に回動可能に係合させられ、他端はパワーピスト
ン72の小径部80に係合させられている。したがっ
て、リアクションピストン84がパワーピストン72に
対して相対的に前進すれば、その運動がリンク機構12
6によりバルブスプール114の前進運動に変換され、
液圧制御弁110が上記のように切り換えられることに
なる。駆動部材122およびバルブスプール114を後
退方向へ付勢するためにスプリング136が設けられて
いる。
122に回動可能に係合させられ、他端はパワーピスト
ン72の小径部80に係合させられている。したがっ
て、リアクションピストン84がパワーピストン72に
対して相対的に前進すれば、その運動がリンク機構12
6によりバルブスプール114の前進運動に変換され、
液圧制御弁110が上記のように切り換えられることに
なる。駆動部材122およびバルブスプール114を後
退方向へ付勢するためにスプリング136が設けられて
いる。
【0019】前記液圧制御弁110は低圧ポート11
8,液通路150によってリザーバ64に接続され、高
圧ポート120,液通路152によってアキュムレータ
154に接続されている。アキュムレータ154にはリ
ザーバ64の作動液がポンプ156により加圧されて貯
えられ、液圧ブースタ12に供給されるようになってい
る。液通路152のアキュムレータ154と高圧ポート
120との間には、圧力センサ160が設けられてお
り、その検出信号が制御装置56に供給される。圧力セ
ンサ160は、アキュムレータ154の液圧を検出する
ものであり、その出力値に基づいて、ポンプ156を駆
動するモータ162が、アキュムレータ液圧が予め決め
られた設定範囲内に保たれるように制御される。すなわ
ち、ポンプ156を駆動するモータ162は、アキュム
レータ液圧が、図2に示すように、下限値Pd より低く
なった場合に駆動され、液圧が上限値Pu になると停止
させられるのである。また、後述するように、圧力セン
サ160の検出値に基づいて液圧ブースタ12が異常か
否かが判定される。
8,液通路150によってリザーバ64に接続され、高
圧ポート120,液通路152によってアキュムレータ
154に接続されている。アキュムレータ154にはリ
ザーバ64の作動液がポンプ156により加圧されて貯
えられ、液圧ブースタ12に供給されるようになってい
る。液通路152のアキュムレータ154と高圧ポート
120との間には、圧力センサ160が設けられてお
り、その検出信号が制御装置56に供給される。圧力セ
ンサ160は、アキュムレータ154の液圧を検出する
ものであり、その出力値に基づいて、ポンプ156を駆
動するモータ162が、アキュムレータ液圧が予め決め
られた設定範囲内に保たれるように制御される。すなわ
ち、ポンプ156を駆動するモータ162は、アキュム
レータ液圧が、図2に示すように、下限値Pd より低く
なった場合に駆動され、液圧が上限値Pu になると停止
させられるのである。また、後述するように、圧力セン
サ160の検出値に基づいて液圧ブースタ12が異常か
否かが判定される。
【0020】一方、前述のマスタシリンダ12の第一加
圧ピストン18の環状溝60は、液通路180を介して
液圧ブースタ12のパワー圧室78に接続されている。
そのため、パワー圧室78の液圧が液通路180,環状
溝60,連通路182,第一加圧室22,液通路28を
経てホイールシリンダ34,38に供給されるようにな
っている。液通路180の途中には、電磁開閉弁184
が設けられている。電磁開閉弁184は、ソレノイドの
励磁によって開位置に切り換えられ、ホイールシリンダ
34,36が第一加圧室22を経てパワー圧室78に連
通させられる。
圧ピストン18の環状溝60は、液通路180を介して
液圧ブースタ12のパワー圧室78に接続されている。
そのため、パワー圧室78の液圧が液通路180,環状
溝60,連通路182,第一加圧室22,液通路28を
経てホイールシリンダ34,38に供給されるようにな
っている。液通路180の途中には、電磁開閉弁184
が設けられている。電磁開閉弁184は、ソレノイドの
励磁によって開位置に切り換えられ、ホイールシリンダ
34,36が第一加圧室22を経てパワー圧室78に連
通させられる。
【0021】また、液通路28,40の途中にはそれぞ
れ電磁方向切換弁188,190が設けられている。電
磁方向切換弁188は、常には図示の第一位置にあり、
ホイールシリンダ34,36を第一加圧室22に連通さ
せているが、アンチスキッド制御時には、第二位置に切
り換えられてホイールシリンダ34,36をパワー圧室
78に連通させる。同様に、電磁方向切換弁190は、
ホイールシリンダ46,48を第二加圧室24に連通さ
せる第一位置とパワー圧室78に連通させる第二位置と
に切り換えられる。
れ電磁方向切換弁188,190が設けられている。電
磁方向切換弁188は、常には図示の第一位置にあり、
ホイールシリンダ34,36を第一加圧室22に連通さ
せているが、アンチスキッド制御時には、第二位置に切
り換えられてホイールシリンダ34,36をパワー圧室
78に連通させる。同様に、電磁方向切換弁190は、
ホイールシリンダ46,48を第二加圧室24に連通さ
せる第一位置とパワー圧室78に連通させる第二位置と
に切り換えられる。
【0022】以下、本液圧ブレーキ装置の作動を説明す
る。イグニッションスイッチ68がONにされると、電
磁開閉弁184が開状態に切り換えられ、第一加圧室2
2にパワー圧室78が連通させられる。電磁方向切換弁
188,190は第一位置に保たれる。ホイールシリン
ダ34,36は第一加圧室22に、ホイールシリンダ4
6,48は第二加圧室24にそれぞれ連通させられてい
る。
る。イグニッションスイッチ68がONにされると、電
磁開閉弁184が開状態に切り換えられ、第一加圧室2
2にパワー圧室78が連通させられる。電磁方向切換弁
188,190は第一位置に保たれる。ホイールシリン
ダ34,36は第一加圧室22に、ホイールシリンダ4
6,48は第二加圧室24にそれぞれ連通させられてい
る。
【0023】ブレーキペダル94が踏み込まれると(非
操作状態から操作状態にされると)、ブレーキスイッチ
102がONになり、かつ、入力ロッド92が前進させ
られるとともにバルブスプール114が前進させられ
る。パワー圧室78は低圧ポート118から遮断される
一方、高圧ポート120に連通させられてアキュムレー
タ154のブレーキ液(作動液)が流入する。その一部
が液通路180,第一加圧室22を経てホイールシリン
ダ34,36に供給される。一方、パワー圧室78の液
圧が上昇すると、パワーピストン72が前進させられ、
リアクションピストン84とパワーピストン72との相
対変位量が減少する。バルブスプール114が後退させ
られ、高圧ポート120および低圧ポート118が遮断
状態となる。このように、液圧制御弁110は、リアク
ションピストン84とパワーピストン72との相対変位
量に基づいて作動させられるため、ブレーキペダル84
がどの位置にあっても、パワー圧室78の液圧がブレー
キペダル94の操作力に応じた大きさに制御されること
になる。また、パワーピストン72の前進に伴って第二
加圧ピストン20が前進させられ、第二加圧室24のブ
レーキ液がホイールシリンダ46,48に供給される。
操作状態から操作状態にされると)、ブレーキスイッチ
102がONになり、かつ、入力ロッド92が前進させ
られるとともにバルブスプール114が前進させられ
る。パワー圧室78は低圧ポート118から遮断される
一方、高圧ポート120に連通させられてアキュムレー
タ154のブレーキ液(作動液)が流入する。その一部
が液通路180,第一加圧室22を経てホイールシリン
ダ34,36に供給される。一方、パワー圧室78の液
圧が上昇すると、パワーピストン72が前進させられ、
リアクションピストン84とパワーピストン72との相
対変位量が減少する。バルブスプール114が後退させ
られ、高圧ポート120および低圧ポート118が遮断
状態となる。このように、液圧制御弁110は、リアク
ションピストン84とパワーピストン72との相対変位
量に基づいて作動させられるため、ブレーキペダル84
がどの位置にあっても、パワー圧室78の液圧がブレー
キペダル94の操作力に応じた大きさに制御されること
になる。また、パワーピストン72の前進に伴って第二
加圧ピストン20が前進させられ、第二加圧室24のブ
レーキ液がホイールシリンダ46,48に供給される。
【0024】パワー圧室78のパワー圧は液圧制御弁1
10によってブレーキペダル94の操作力に応じた大き
さに減圧制御される。アキュムレータ154からは、液
圧ブースタ12の作動に必要なブレーキ液とホイールシ
リンダ34,36の作動に必要なブレーキ液とが供給さ
れ、これらのブレーキ液量はブレーキペダル94の操作
ストロークに正確に比例はしないが、操作ストロークが
大きいほど多くなる。したがって、アキュムレータ15
4の液圧が、図2の実線が示すように、操作の進行に従
って低下する。
10によってブレーキペダル94の操作力に応じた大き
さに減圧制御される。アキュムレータ154からは、液
圧ブースタ12の作動に必要なブレーキ液とホイールシ
リンダ34,36の作動に必要なブレーキ液とが供給さ
れ、これらのブレーキ液量はブレーキペダル94の操作
ストロークに正確に比例はしないが、操作ストロークが
大きいほど多くなる。したがって、アキュムレータ15
4の液圧が、図2の実線が示すように、操作の進行に従
って低下する。
【0025】図2はブレーキペダル94を踏み込み、直
ちに解放する操作を繰り返した場合の液圧変化を示す。
アキュムレータ154には窒素ガスが封入されているた
め、アキュムレータ154から液圧制御弁110へのブ
レーキ液の供給に伴って、その窒素ガスが断熱膨張し、
圧力が低下する。そして、アキュムレータ154からの
ブレーキ液の供給が停止させられ、窒素ガスの体積膨張
が停止すると、窒素ガスが周辺から熱を吸収して温度が
上昇する。それに伴って窒素ガスの圧力が上昇し、その
分、アキュムレータ154の液圧が回復する。
ちに解放する操作を繰り返した場合の液圧変化を示す。
アキュムレータ154には窒素ガスが封入されているた
め、アキュムレータ154から液圧制御弁110へのブ
レーキ液の供給に伴って、その窒素ガスが断熱膨張し、
圧力が低下する。そして、アキュムレータ154からの
ブレーキ液の供給が停止させられ、窒素ガスの体積膨張
が停止すると、窒素ガスが周辺から熱を吸収して温度が
上昇する。それに伴って窒素ガスの圧力が上昇し、その
分、アキュムレータ154の液圧が回復する。
【0026】液圧制御弁110において、異物の混入等
が原因でバルブスプール114が正常に移動できなくな
った場合やリンク機構126の故障が原因で第一リンク
130や第二リンク132が回動しなくなることによっ
てリアクションピストン84のパワーピストン72に対
する相対移動がバルブスプール114に伝達されなくな
った場合等液圧ブースタ12自体が異常である場合に
は、アキュムレータ154の圧力低下量が、図2に破線
で例示されているように非常に小さくなるか、零にな
る。バルブスプール114が正常に移動できなくなると
高圧ポート120が十分な流路面積でパワー圧室78に
連通せず、あるいは遮断されたままになるため、アキュ
ムレータ154のブレーキ液がパワー圧室78へ供給さ
れ難くなるか、全く供給されなくなるからである。
が原因でバルブスプール114が正常に移動できなくな
った場合やリンク機構126の故障が原因で第一リンク
130や第二リンク132が回動しなくなることによっ
てリアクションピストン84のパワーピストン72に対
する相対移動がバルブスプール114に伝達されなくな
った場合等液圧ブースタ12自体が異常である場合に
は、アキュムレータ154の圧力低下量が、図2に破線
で例示されているように非常に小さくなるか、零にな
る。バルブスプール114が正常に移動できなくなると
高圧ポート120が十分な流路面積でパワー圧室78に
連通せず、あるいは遮断されたままになるため、アキュ
ムレータ154のブレーキ液がパワー圧室78へ供給さ
れ難くなるか、全く供給されなくなるからである。
【0027】本実施例においては、液圧ブースタ12が
異常か否かが、制御装置56の図示しないROMに格納
された液圧ブースタ12の異常判定プログラムの実行に
よって判定される。ブレーキスイッチ102がOFFか
らONに切り換わった時点の圧力センサ160の出力値
(最大値)と、ブレーキスイッチ102がON信号を出
力している間で、かつ、アンチスキッド制御が行われな
い場合における最小値との差ΔPi(圧力低下量)が演
算され、その差ΔPi が複数個記憶され、これらの平均
値<ΔPn >が下式に基づいて演算される。 <ΔPn >=(ΔP1 +ΔP2 +・・・+ΔPn )/n この平均値<ΔPn >が予め決められた設定範囲内にあ
るか否かが判定されるのである。ここで、液圧ブースタ
12の異常判定プログラムは、モータ162が駆動中、
すなわち、アキュムレータ154の液圧制御中である間
は実行されない。
異常か否かが、制御装置56の図示しないROMに格納
された液圧ブースタ12の異常判定プログラムの実行に
よって判定される。ブレーキスイッチ102がOFFか
らONに切り換わった時点の圧力センサ160の出力値
(最大値)と、ブレーキスイッチ102がON信号を出
力している間で、かつ、アンチスキッド制御が行われな
い場合における最小値との差ΔPi(圧力低下量)が演
算され、その差ΔPi が複数個記憶され、これらの平均
値<ΔPn >が下式に基づいて演算される。 <ΔPn >=(ΔP1 +ΔP2 +・・・+ΔPn )/n この平均値<ΔPn >が予め決められた設定範囲内にあ
るか否かが判定されるのである。ここで、液圧ブースタ
12の異常判定プログラムは、モータ162が駆動中、
すなわち、アキュムレータ154の液圧制御中である間
は実行されない。
【0028】設定範囲の下限値は、運転者が正常にブレ
ーキペダル94を操作した場合に生じると考えられるア
キュムレータ154の最低の圧力低下量より僅かに小さ
い値に設定されている。この下限値は、操作の準備等の
ためブレーキペダル94に足が置かれることによってブ
レーキスイッチ102がONとされた場合や、操作が開
始されたが直ちに中止された場合等に生じるアキュムレ
ータ154の液圧の低下量よりは大きな値である。平均
値<ΔPn >が、下限値より小さい場合には、液圧ブー
スタ12が異常であると判定され
ーキペダル94を操作した場合に生じると考えられるア
キュムレータ154の最低の圧力低下量より僅かに小さ
い値に設定されている。この下限値は、操作の準備等の
ためブレーキペダル94に足が置かれることによってブ
レーキスイッチ102がONとされた場合や、操作が開
始されたが直ちに中止された場合等に生じるアキュムレ
ータ154の液圧の低下量よりは大きな値である。平均
値<ΔPn >が、下限値より小さい場合には、液圧ブー
スタ12が異常であると判定され
【0029】本実施例においては、液圧ブースタ12が
異常か否かが、ブレーキペダル94が非操作状態から操
作状態へ1回操作された場合におけるアキュムレータ1
54の圧力低下量でなく、複数回の操作時における圧力
低下量の平均値に基づいて判定される。1回の圧力低下
量に基づいて判定される場合には、ブレーキペダル94
の踏力が非常に小さくアキュムレータ154の圧力低下
量が非常に小さくても、ブレーキスイッチ102がON
になれば、操作状態にされたと見なされ、液圧ブースタ
12が正常であっても誤って異常であると判定されるお
それがあるからである。さらに、制御装置56は、一旦
異常発生情報を出した後も異常判定を継続し、異常が解
消された場合には異常発生情報を取り消すようにされて
いる。前記異常判定プログラムがそのように作成されて
いるのであり、制御装置56の、異常判定プログラムの
この部分を実行する部分が取消手段を構成している。
異常か否かが、ブレーキペダル94が非操作状態から操
作状態へ1回操作された場合におけるアキュムレータ1
54の圧力低下量でなく、複数回の操作時における圧力
低下量の平均値に基づいて判定される。1回の圧力低下
量に基づいて判定される場合には、ブレーキペダル94
の踏力が非常に小さくアキュムレータ154の圧力低下
量が非常に小さくても、ブレーキスイッチ102がON
になれば、操作状態にされたと見なされ、液圧ブースタ
12が正常であっても誤って異常であると判定されるお
それがあるからである。さらに、制御装置56は、一旦
異常発生情報を出した後も異常判定を継続し、異常が解
消された場合には異常発生情報を取り消すようにされて
いる。前記異常判定プログラムがそのように作成されて
いるのであり、制御装置56の、異常判定プログラムの
この部分を実行する部分が取消手段を構成している。
【0030】また、本実施例においては、上限値が設定
されている。上限値は、液圧ブースタ12,液通路18
0,電磁開閉弁184,マスタシリンダ10,液通路2
8,電磁方向切換弁188,ホイールシリンダ34,3
6等の液漏れ等が原因で生じると考えられるアキュムレ
ータ154の圧力低下量より多少小さい値に設定されて
いる。上記各構成要素のいずれかに液漏れが生ずれば、
ブレーキペダル94の操作に伴う圧力低下量が大きくな
るため、平均値<ΔPn >が上限値より大きい場合に
は、液漏れが発生したと判定される。
されている。上限値は、液圧ブースタ12,液通路18
0,電磁開閉弁184,マスタシリンダ10,液通路2
8,電磁方向切換弁188,ホイールシリンダ34,3
6等の液漏れ等が原因で生じると考えられるアキュムレ
ータ154の圧力低下量より多少小さい値に設定されて
いる。上記各構成要素のいずれかに液漏れが生ずれば、
ブレーキペダル94の操作に伴う圧力低下量が大きくな
るため、平均値<ΔPn >が上限値より大きい場合に
は、液漏れが発生したと判定される。
【0031】上述の平均値<ΔPn >が設定範囲内にあ
り、液圧ブースタ12やアキュムレータ154等が正常
であると判定された場合において、制動中に車輪のスリ
ップ率が路面μに対して過大になるとアンチスキッド制
御が開始される。電磁方向切換弁188,190が第二
位置に切り換えられ、アンチスキッドアクチュエータ5
0,52がパワー圧室78に連通させられる。アンチス
キッド制御がアキュムレータ154を液圧源として行わ
れる。
り、液圧ブースタ12やアキュムレータ154等が正常
であると判定された場合において、制動中に車輪のスリ
ップ率が路面μに対して過大になるとアンチスキッド制
御が開始される。電磁方向切換弁188,190が第二
位置に切り換えられ、アンチスキッドアクチュエータ5
0,52がパワー圧室78に連通させられる。アンチス
キッド制御がアキュムレータ154を液圧源として行わ
れる。
【0032】一方、平均値<ΔPn >が設定範囲内にな
く、液圧ブースタ12等が異常であると判定された場合
には異常発生情報が出され、それに応じて電磁開閉弁1
84が閉位置に切り換えられ、第一加圧室22が、パワ
ー圧室78から遮断される。また、スリップ率が過大に
なってもアンチスキッド制御は開始されず、電磁方向切
換弁188,190は第一位置に保たれる。さらに、異
常発生情報に応じて警報装置69が作動させられ、運転
者に異常の発生が知らされる。
く、液圧ブースタ12等が異常であると判定された場合
には異常発生情報が出され、それに応じて電磁開閉弁1
84が閉位置に切り換えられ、第一加圧室22が、パワ
ー圧室78から遮断される。また、スリップ率が過大に
なってもアンチスキッド制御は開始されず、電磁方向切
換弁188,190は第一位置に保たれる。さらに、異
常発生情報に応じて警報装置69が作動させられ、運転
者に異常の発生が知らされる。
【0033】以上のように、本実施例の液圧ブレーキ装
置においては、液圧ブースタ12の異常が圧力センサ1
60の出力値に基づいて検出される。そのため、従来は
必要であった差圧スイッチが不要となり、液圧ブースタ
異常検出装置のコストダウンを図ることができる。ま
た、液圧ブースタ12の異常が、アキュムレータ154
の液圧を制御するために従来より設けられていた圧力セ
ンサ160の出力値に基づいて検出されるため、さらに
コストダウンを図ることができる。
置においては、液圧ブースタ12の異常が圧力センサ1
60の出力値に基づいて検出される。そのため、従来は
必要であった差圧スイッチが不要となり、液圧ブースタ
異常検出装置のコストダウンを図ることができる。ま
た、液圧ブースタ12の異常が、アキュムレータ154
の液圧を制御するために従来より設けられていた圧力セ
ンサ160の出力値に基づいて検出されるため、さらに
コストダウンを図ることができる。
【0034】さらに、圧力センサ160の検出値に基づ
けば、液圧ブースタ12の異常のみならず、液漏れの異
常も検出できるという利点がある。また、第一加圧室2
2には、ブレーキペダル94の踏み込みに応じた高さの
液圧が発生させられるが、ホイールシリンダ34,36
には主としてパワー圧室78からのブレーキ液が供給さ
れるため、第一加圧ピストン18は殆ど前進せず、その
分ブレーキペダル94の踏込ストロークが小さくて済
む。
けば、液圧ブースタ12の異常のみならず、液漏れの異
常も検出できるという利点がある。また、第一加圧室2
2には、ブレーキペダル94の踏み込みに応じた高さの
液圧が発生させられるが、ホイールシリンダ34,36
には主としてパワー圧室78からのブレーキ液が供給さ
れるため、第一加圧ピストン18は殆ど前進せず、その
分ブレーキペダル94の踏込ストロークが小さくて済
む。
【0035】なお、上記実施例においては、平均値<Δ
Pn >が上限値と下限値との間にあるか否かが判定され
るようになっていたが、下限値より小さいか否かが判定
されるだけであってもよい。液圧ブースタ12が異常で
あるか否かは、平均値<ΔP n >が下限値より小さいか
否かのみによって判定できるからである。また、液圧ブ
ースタ12の異常等が圧力低下量の複数回の平均値<Δ
Pn >に基づいて検出されるようになっていたが、平均
値でなく、1回の圧力低下量に基づいて検出されるよう
にしてもよい。その場合には、正常であるにもかかわら
ず誤って異常であると判定され、アンチスキッド制御の
実行が禁止されたり、警報が出されたりすることがあり
得るが、その後、正しく判定されてアンチスキッド制御
の実行禁止等が解除されれば差し支えない。さらに、液
圧ブースタ12の異常判定が、ブレーキペダル94の操
作力が設定値以上の場合にのみ行われるようにしてもよ
い。このようにすれば、1回の圧力低下量に基づいて検
出しても誤判定を少なくすることができる。
Pn >が上限値と下限値との間にあるか否かが判定され
るようになっていたが、下限値より小さいか否かが判定
されるだけであってもよい。液圧ブースタ12が異常で
あるか否かは、平均値<ΔP n >が下限値より小さいか
否かのみによって判定できるからである。また、液圧ブ
ースタ12の異常等が圧力低下量の複数回の平均値<Δ
Pn >に基づいて検出されるようになっていたが、平均
値でなく、1回の圧力低下量に基づいて検出されるよう
にしてもよい。その場合には、正常であるにもかかわら
ず誤って異常であると判定され、アンチスキッド制御の
実行が禁止されたり、警報が出されたりすることがあり
得るが、その後、正しく判定されてアンチスキッド制御
の実行禁止等が解除されれば差し支えない。さらに、液
圧ブースタ12の異常判定が、ブレーキペダル94の操
作力が設定値以上の場合にのみ行われるようにしてもよ
い。このようにすれば、1回の圧力低下量に基づいて検
出しても誤判定を少なくすることができる。
【0036】また、上記実施例においては、液圧ブース
タ12の異常が検出された場合には、アンチスキッド制
御の実行が禁止されるようにされていたが、液圧ブース
タ12の異常等が知らされるのみでもよい。さらに、ア
ンチスキッド制御装置を備えていない液圧ブレーキ装置
に適用することもできる。さらに、車両用液圧ブレーキ
装置だけでなく、液圧装置を備えた工作機械等に適用す
ることも可能である。
タ12の異常が検出された場合には、アンチスキッド制
御の実行が禁止されるようにされていたが、液圧ブース
タ12の異常等が知らされるのみでもよい。さらに、ア
ンチスキッド制御装置を備えていない液圧ブレーキ装置
に適用することもできる。さらに、車両用液圧ブレーキ
装置だけでなく、液圧装置を備えた工作機械等に適用す
ることも可能である。
【0037】また、上記実施例においては、ホイールシ
リンダ34,36にはアキュムレータ154の液圧が供
給されるようになっていたが、アキュムレータ154の
液圧が供給されなくてもよい。さらに、液圧制御110
は上記実施例における態様に限らず、少なくともアキュ
ムレータ154とリザーバ64とに接続され、ブレーキ
ペダル94の操作力に応じてパワー圧室78とアキュム
レータ154あるいはリザーバ64との連通状態を制御
することにより、アキュムレータ154の液圧をブレー
キペダル94の操作力に応じて減圧して、その液圧をパ
ワー圧室78に伝達し得るものであれば、どのような態
様のものであってもよい。その他、いちいち例示するこ
とはしないが、特許請求の範囲を逸脱することなく当業
者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本
発明を実施することができる。
リンダ34,36にはアキュムレータ154の液圧が供
給されるようになっていたが、アキュムレータ154の
液圧が供給されなくてもよい。さらに、液圧制御110
は上記実施例における態様に限らず、少なくともアキュ
ムレータ154とリザーバ64とに接続され、ブレーキ
ペダル94の操作力に応じてパワー圧室78とアキュム
レータ154あるいはリザーバ64との連通状態を制御
することにより、アキュムレータ154の液圧をブレー
キペダル94の操作力に応じて減圧して、その液圧をパ
ワー圧室78に伝達し得るものであれば、どのような態
様のものであってもよい。その他、いちいち例示するこ
とはしないが、特許請求の範囲を逸脱することなく当業
者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本
発明を実施することができる。
【図1】本発明の一実施例である液圧ブースタ異常検出
装置を備えた液圧ブレーキ装置全体の回路図である。
装置を備えた液圧ブレーキ装置全体の回路図である。
【図2】上記液圧ブレーキ装置においてブレーキペダル
の踏み込みに伴うアキュムレータ圧の低下の様子を示す
グラフである。
の踏み込みに伴うアキュムレータ圧の低下の様子を示す
グラフである。
12 液圧ブースタ 56 制御装置 72 パワーピストン 78 パワー圧室 94 ブレーキペダル 102 ブレーキスイッチ 110 制御弁 154 アキュムレータ 160 圧力センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 アキュムレータの液圧を操作部材の操作
力に応じたパワー圧に減圧制御する液圧制御弁およびパ
ワー圧により作動するパワーピストンを備えた液圧ブー
スタの異常を検出する装置であって、 前記操作部材が非操作状態から操作状態となった場合に
おける前記アキュムレータの圧力低下量を検出する圧力
低下量検出手段と、 その圧力低下量検出手段によって検出された圧力低下量
が設定値より小さい場合に前記液圧ブースタが異常であ
ると判定する液圧ブースタ異常判定手段とを含むことを
特徴とする液圧ブースタ異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06019288A JP3125555B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 液圧ブースタ異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06019288A JP3125555B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 液圧ブースタ異常検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228243A true JPH07228243A (ja) | 1995-08-29 |
| JP3125555B2 JP3125555B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=11995262
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06019288A Expired - Fee Related JP3125555B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 液圧ブースタ異常検出装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3125555B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998035867A1 (de) * | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Hydraulische bremsanlage |
| JP2001055135A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-02-27 | Robert Bosch Gmbh | ブレーキブースタシステム,ブレーキブースタシステムの駆動方法,及びその回路 |
| JP2006123889A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Toyota Motor Corp | 液圧ブレーキ装置 |
| JP2006205960A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Toyota Motor Corp | ブレーキ圧制御系統の異常検出装置および異常検出方法 |
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-
1994
- 1994-02-16 JP JP06019288A patent/JP3125555B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998035867A1 (de) * | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Hydraulische bremsanlage |
| JP2001055135A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-02-27 | Robert Bosch Gmbh | ブレーキブースタシステム,ブレーキブースタシステムの駆動方法,及びその回路 |
| JP2006123889A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-05-18 | Toyota Motor Corp | 液圧ブレーキ装置 |
| JP2006205960A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Toyota Motor Corp | ブレーキ圧制御系統の異常検出装置および異常検出方法 |
| JP2019189152A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社アドヴィックス | 車両用制動装置 |
| CN114542548A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-27 | 郑州中南杰特超硬材料有限公司 | 一种用于往复式增压器故障维修的改进方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3125555B2 (ja) | 2001-01-22 |
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