JPH07228565A - スパガリン類縁体及びその用途 - Google Patents

スパガリン類縁体及びその用途

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JPH07228565A
JPH07228565A JP6020515A JP2051594A JPH07228565A JP H07228565 A JPH07228565 A JP H07228565A JP 6020515 A JP6020515 A JP 6020515A JP 2051594 A JP2051594 A JP 2051594A JP H07228565 A JPH07228565 A JP H07228565A
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JP
Japan
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group
conh
amino
compound
general formula
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JP6020515A
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English (en)
Inventor
Tsugio Tomiyoshi
次男 冨吉
Kyuichi Nemoto
久一 根本
Junpei Ito
潤平 伊藤
Fumiko Kobayashi
富美子 小林
Kazutada Takesako
一任 竹迫
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Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な免疫抑制剤を提供する。 【構成】 一般式〔I〕 【化1】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
の薬理学的に許容される塩が免疫抑制作用を有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパガリン類縁体及びそ
の用途に関する。本発明のスパガリン類縁体は低毒性で
免疫抑制などの作用を有し、医薬として期待されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】スパガリンはバチラス(Bacillu
s)属の微生物の産生する抗生物質(特開昭57−48
957号参照)であり、その後、関連化合物の合成が数
多く行われてきた(特開昭59−42356号;同60
−185758号;ペプチドケミストリー(Pepti
de chemistry)1987年、671〜67
4ページ、蛋白質研究奨励会刊;特開昭63−4524
7号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、公知のスパガリ
ン及びその類縁体においては、活性の強い化合物は化学
的な安定性に欠け、一方化学的に安定な化合物は活性が
さほど強くないという欠点を有する。そのため、化学的
に安定でかつ活性も強く、毒性の弱いスパガリン類縁体
の開発が求められている。従って本発明の目的は、低毒
性で化学的に安定で、優れた免疫抑制作用を有するスパ
ガリン類縁体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明を概説する
と、第1の発明は、一般式〔I〕
【化5】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
の薬理学的に許容される塩に関するものである。
【0005】第2の発明は、一般式〔II〕
【化6】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NR1 −(CH2 3 −NH−R2 〔II〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
3 又は−CH2 OHを示す。)、R1 はアミノ基の保護
基、R2 はアミノ基の保護基又は保護されたアミノ基を
有するアミノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より
水酸基を除いた残基(これらの残基は側鎖が保護されて
いてもよい。)を示す。〕で表される保護基を有する化
合物から保護基を除去することを特徴とする
【0006】一般式〔I〕
【化7】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
の薬理学的に許容される塩の製造法に関するものであ
る。
【0007】第3の発明は、一般式〔I〕
【化8】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
の薬理学的に許容される塩を有効成分とする免疫抑制剤
に関するものである。
【0008】本発明を更に詳しく説明する。一般式
〔1〕のXがフェニレン基を表わす場合には、そのフェ
ニレン基は置換基を有していてもよく、置換基として
は、塩素、フッ素、臭素などのハロゲン原子;メチル、
エチル、プロピル、t−ブチル、ペンチルなどの低級ア
ルキル基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、t−ブト
キシ、ペントキシなどの低級アルコキシ基等が挙げられ
る。
【0009】Yとしては例えば水素原子又は下記アミノ
酸もしくは下記ペプチドのカルボキシル基より水酸基を
除いた残基があげられる。なおアミノ酸残基の立体配置
はグリシン、β−アラニンおよびγ−アミノ酪酸を除
き、S,RあるいはRS型を示す。
【0010】(1) アミノ酸 アラニン、アルギニン、オルニチン、アスパラギン酸、
アスパラギン、システイン、シスチン、グルタミン酸、
グルタミン、ピログルタミン酸、グリシン、ヒスチジ
ン、リジン、プロリン、ヒドロキシプロリン、イソロイ
シン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、フェ
ニル置換フェニルアラニン、セリン、スレオニン、トリ
プトファン、ホモセリン、チロシン、バリン、フェニル
グリシン、パラヒドロキシフェニルグリシン、4−ヒド
ロキシメチル−3−ヒドロキシフェニルグリシン、β−
アラニン、γ−アミノ酪酸、3−アミノ−2−ヒドロキ
シ−4−フェニル酪酸等。
【0011】(2) ペプチド 上記(1)のアミノ酸が単独あるいは組みあわさって2
〜3個のアミノ酸が縮合したジあるいはトリペプチドな
どが好ましい。例えばアラニルアラニン、ロイシルロイ
シン、バリルバリン、フェニルアラニルフェニルアラニ
ン、チロシルチロシン、フェニルグリシルフェニルグリ
シン、グリシルグリシン、イソロイシルイソロイシン、
ロイシルフェニルアラニン、フェニルアラニルロイシ
ン、ロイシルフェニルグリシン、フェニルグリシルロイ
シン、グリシルグリシルグリシン、フェニルグリシルフ
ェニルグリシルフェニルグリシン、フェニルアラニルフ
ェニルアラニルフェニルアラニンおよびロイシルロイシ
ルロイシン等があげられる。
【0012】好ましいアミノ酸もしくはペプチドとして
は、フェニルグリシン、フェニルアラニン、ロイシン、
アスパラギン酸、トリプトファン、アラニン及びこれら
のアミノ酸が2〜3個縮合したペプチド等である。Yと
して好ましいものとしては水素原子及びフェニルグリシ
ン等のアミノ酸、ロイシルロイシン等のジペプチドであ
る。
【0013】一般式〔I〕で表わされるスパガリン類縁
体は酸と塩を形成していてもよい。塩を形成するための
酸としては、非毒性のものであれば無機酸、有機酸のい
ずれでもよい。無機酸としては特に制限はないが、塩
酸、硫酸、硝酸、リン酸などが好ましく、有機酸も特に
制限はないが、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、フマル
酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルタル酸、クエ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、メタ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸などが好ましい。
【0014】本発明の一般式〔I〕においてR00が結合
する炭素原子の立体配置はS,RあるいはRS型を示
す。本発明化合物の主なものを以下の表1〜表6に示
す。尚、表中X2 で*印を付した炭素原子の立体配置は
上記のとおりS,RあるいはRS型を示す。
【0015】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【0016】本発明の一般式〔I〕の化合物は、次のよ
うにして合成される。下記一般式〔II〕
【化9】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NR1 −(CH2 3 −NH−R2 〔II〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
3 又は−CH2 OHを示す。)、R1 はアミノ基の保護
基、R2 はアミノ基の保護基又は保護されたアミノ基を
有するアミノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より
水酸基を除いた残基(これらの残基は側鎖が保護されて
いてもよい。)を示す。〕で表わされる保護基を有する
化合物から保護基を除去することによって得られる。
【0017】保護基の除去は、還元、酸分解、加水分解
等のそれ自体公知の方法によって行うことができる。還
元、酸分解、加水分解等の反応は通常不活性溶媒中で−
60℃〜溶媒の沸点、好ましくは−50℃〜100℃程
度で行われる。不活性溶媒としては、水、および親水性
有機溶媒、例えばメタノール、エタノールなどの低級ア
ルコール;アセトンおよびメチルエチルケトンなどのケ
トン;ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミ
ドなどのアミド類;テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どの環状エーテル;酢酸、トリフルオロ酢酸などの低級
脂肪酸;あるいは液体アンモニア、液体フッ化水素など
である。
【0018】保護基を除去した反応液から一般式〔I〕
のスパガリン類縁体の単離は、例えばパラジウム黒での
接触還元により保護基を除去した場合は触媒を濾別し、
濾液を減圧濃縮し、残渣をCM−セファデックス(登録
商標)C−25(Na+ )およびセファデックス(登録
商標)LH−20を用いる公知の精製法(T.Take
uchi et al.,J.Antibiotic
s,34,1619(1981)参照)で精製すること
に実施することができる。また、トリフルオロ酢酸によ
り保護基を除去した場合は反応液を減圧で濃縮し、残渣
を上述と同様の公知の精製法で精製することにより単離
することができる。
【0019】上記の精製法により、一般式〔I〕のスパ
ガリン類縁体は例えば塩酸塩などの塩として得られる。
これらの塩を他の塩に導く場合は、例えば塩酸塩を水に
溶かしその水溶液を強塩基性イオン交換樹脂に通し、目
的物を含むフラクションを集め、目的とする酸、それを
含む水溶液またはメタノール、エタノール、アセトン、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのような親水性有機溶
媒溶液を加えて中和し、中和液を減圧乾固するか、有機
溶媒を含む場合は有機溶媒を減圧留去後凍結乾燥するこ
とにより行うことができる。または一般式〔I〕の化合
物の例えば塩酸塩に水酸化銀または酸化銀水溶液を加え
て塩酸を中和し、不溶の塩化銀を濾別後濾液に所望の酸
を加えて塩とし、凍結乾燥することにより行われる。
【0020】上記の方法により得られる目的物は、処理
条件により水和物を有する場合がありこれらの水和物も
本発明化合物の1形態である。本発明のスパガリン類縁
体の原料である一般式〔II〕の保護されたスパガリン
類縁体は次のようにして合成される。
【0021】a) R1 及びR2 が共にアミノ基の保護
基を表わす場合の一般式〔II〕の化合物は次のように
して合成される。特開昭59−42356号公報に記載
された通り、一般式〔III〕
【化10】 H2 N−(CH2 4 −NR1 −(CH2 3 −NH−R2 ′ 〔III〕 (式中、R1 ,R2 ′はアミノ基の保護基を示す。)で
表わされるジ保護スペルミジンに一般式〔IV〕
【化11】 P−NH−(CH2 0-2 −CH(R00)−(CH2 0-2 −COOH 〔IV〕 (式中、PはR1 及びR2 ′と異なるアミノ基の保護
基、R00は前述と同意義を示す。)で表される保護アミ
ノ酸の反応性誘導体を反応させて下記式
【化12】P−NH−(CH2 0-2 −CH(R00)−
(CH2 0-2 −CONH−(CH2 4 −NR1
(CH2 3 −NH−R2 ′ (式中、P、R1 及びR2 ′は前述と同意義)で表わさ
れる化合物とし、次いでアミノ基の保護基Pを除去した
のち、一般式〔V〕
【化13】 Gu−X1 −(CH2 a −COOH 〔V〕 (式中、X1 及びaは前述と同意義を示す。)で表され
るω−グアニジノ脂肪酸の反応性誘導体を反応させ、一
般式〔II〕で表される化合物とすることができる。
【0022】(b) 一般式〔II〕で示される化合物
のうちR2 が保護されたアミノ基を有するアミノ酸もし
くはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除いた残基
(これらの残基は側鎖が保護されていてもよい)を示す
場合の化合物は以下のようにして合成される。上記
(a)の方法で合成された、R1 及びR2 が共にアミノ
基である化合物からR2 の保護基を除去した化合物(一
般式〔I〕で表わされる化合物のうちYが水素原子で表
わされる化合物)と一般式〔VI〕
【化14】 Y−OH 〔VI〕 (式中、Yは前述と同意義を示す。)で表わされる保護
アミノ酸又は保護ペプチドの反応性誘導体を反応させ、
一般式〔II〕で表わされる化合物とすることができ
る。
【0023】上記(a)および(b)における縮合は、
ペプチド結合に使用される通常の方法が使用できる。即
ち、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボ
ジイミドなどを用いるカルボジイミド法、ヒドラジドか
らのアジド法、クロル炭酸エチル、クロル炭酸イソブチ
ルなどを用いる混合酸無水物法、シアノメチルエステ
ル、ビニルエステル、置換および未置換フェニルエステ
ル、チオフェニルエステル、ヒドロキシコハク酸イミド
エステルなどを用いる活性エステル法、アセトキシム、
シクロヘキサノンオキシムなどを用いるO−アシルヒド
ロキシルアミン誘導体法、カルボニルジイミダゾールな
どを用いるN−アシル化合物法および1,3−チアゾリ
ジン−2−チオンを用いるカルボン酸活性化法などがあ
げられる。
【0024】縮合に用いる溶媒としては通常のペプチド
結合に用いられる溶媒を使用できる。たとえばジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエー
テル類;酢酸エチルなどのエステル類;アセトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類;塩化メチレン、クロロ
ホルムなどのハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類;アセトニ
トリルなどのニトリル類などを単独であるいは水と混ざ
る溶媒の場合は水との混合溶媒として使用できる。
【0025】本発明で使用できるアミノ基の保護基とし
てはベンジルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジ
ルオキシカルボニル基のような置換ベンジルオキシカル
ボニル基、t−ブチルオキシカルボニル基、t−アミル
オキシカルボニル基、ホルミル基、トリチル基、O−ニ
トロフェニルスルフェニル基などがあげられる。
【0026】アミノ酸側鎖の保護基であるカルボキシル
基の保護基としては、t−ブチル基などの低級アルキル
基、ベンジル基、置換ベンジル基等;水酸基の保護基と
してはt−ブチル基、ベンジル基等;メルカプト基の保
護基としてはベンジル基、p−メトキシベンジル基等;
イミダゾール基の保護基としてはベンジルオキシカルボ
ニル基、ベンジル基、トシル基等;およびグアニジン基
の保護基としてはニトロ基、トシル基、t−ブチルオキ
シカルボニル基等があげられるが必ずしもこれらに限定
されるものではない。
【0027】本発明化合物が免疫抑制剤として用いられ
る場合は、単独または賦形剤あるいは担体と混合して注
射剤、経口剤、または坐剤などとして投与される。賦形
剤及び担体としては薬剤学的に許容されるものが選ば
れ、その種類及び組成は投与経路や投与方法によって決
まる。例えば液状担体として水、アルコール類もしくは
大豆油、ピーナツ油、ゴマ油、ミネラル油等の動植物油
または合成油が用いられ、固体担体として乳糖、マルト
ース、シュクロースなどの糖類、アミノ酸類、ヒドロキ
シプロピルセルロースなどセルロース誘導体、ステアリ
ン酸マグネシウムなどの有機酸塩などが使用される。
【0028】注射剤で使用する賦形剤はマンニトール、
マルトース、デキストラン、乳糖、シクロデキストリ
ン、コンドロイチン硫酸、ゼラチン、ヒト血清アルブミ
ンであるが、マルトース、乳糖、コンドロイチン硫酸、
ゼラチン、ヒト血清アルブミンが好ましい。これらの賦
形剤と共に凍結乾燥製剤とし、それを投与時に注射用の
適当な溶剤、例えば滅菌水、生理食塩水、ブドウ糖液、
電解質溶液、アミノ酸液等の通常の静脈投与用液体に溶
解して投与することもできる。
【0029】本発明における製剤の組成中にpH調整等
の目的で、酸やアルカリ又は適量の緩衝剤を加えてもよ
い。
【0030】製剤中における本発明化合物の含量は製剤
により種々異なるが通常0.1〜100重量%、好まし
くは1〜98重量%である。例えば注射液の場合には、
通常0.1〜30重量%、好ましくは1〜10重量%の
有効成分を含むようにすることがよい。経口投与する場
合には、前記固体担体もしくは液状担体とともに錠剤、
カプセル剤、粉剤、顆粒剤、液剤、ドライシロップ剤等
の形態で用いられる。カプセル、錠剤、顆粒、粉剤は一
般に5〜100重量%、好ましくは25〜98重量%の
有効成分を含む。
【0031】投与量は、患者の年齢、体重、症状、治療
目的等により決定されるが一般的に、非経口投与で0.
01〜100mg/kg・日、好ましくは1〜50mg
/kg・日、経口投与で5〜1000mg/kg・日、
好ましくは2〜500mg/kg・日である。本発明化
合物は比較的低毒性であり、また、連続投与による毒性
の蓄積性が小さいことが特徴的である。従って本発明の
化合物は免疫異常亢進により生ずると考えられる種々の
疾患、例えば、臓器移植あるいは皮膚移植における拒絶
反応の抑制、各種の自己免疫が主たる原因と考えられる
自己免疫病、例えば多発性硬化症、溶血性貧血、I型糖
尿病、重症筋無力症、橋本甲状腺炎、ベーチェット症候
群、リウマチの治療またアレルギー疾患、および自己免
疫疾患に基づく腎疾患、例えばネフローゼ等の治療にも
それらの疾患の治療剤として有効に使用しうる免疫抑制
剤である。
【0032】
【作用】一般式〔I〕で表わされるスパガリン類縁体の
水溶液中での安定性及び生理活性を試験例により具体的
に説明する。 試験例 1.本発明化合物の水溶液中での安定性 試験方法 本発明の化合物を0.5(w/w)%になるように水に
溶かす。この水溶液を40±1℃に保ち、一定時間ごと
にサンプリングし、高速液体クロマトグラフィによりピ
ーク面積比を求め、残存率を算出した。開始時を100
%とした時の本発明化合物の一定時間経過後の残存率
(%)を表7に示す。尚、対照物質としては、一般式
[I]において、X1 =−(CH25 −、a=1、X
2 =−(CH2 2 −CH(OH)−CO−、Y=Hの
公知化合物を用いた。
【0033】
【表7】 表7に示す通り本発明化合物は1週間経過後もほぼ安定
である。
【0034】2.ラット皮膚移植における免疫抑制効果 試験方法 (a)ラット皮膚移植実験は雄性WKAH(RT1k
ラット(7〜10週齢)の尾皮膚片(5×10mm)を
雄性F344(RT11v1 )ラット(7〜10週齢)の
背部に移植することにより行った。本発明化合物を移植
翌日から10日間、連日腹腔内投与したときの免疫抑制
効果を移植皮膚片の平均生着日数で示す。なお対照物質
としては試験例1で用いたのと同様の公知の化合物を用
いた。ラット皮膚移植実験結果を表8に示す。
【0035】
【表8】
【0036】
【実施例】次に実施例により本発明における一般式
〔I〕で示される化合物及び製剤の製造法を具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれら実施例に限定されるも
のではない。実施例1 10−{N−(11−グアニジノウンデカノイル)−γ
−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイル}−1,
5,10−トリアザデカン・3塩酸塩(化合物番号1)
の合成 (イ) 10−{N−(11−グアニジノウンデカノイ
ル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイ
ル}−1,5−ジ−ベンジルオキシカルボニル−1,
5,10−トリアザデカン・塩酸塩 11−グアニジノウンデカン酸・塩酸塩6.04g(2
1.58mmol)をジメチルホルムアミド60mlに
溶かし、氷冷下N−ヒドロキシコハク酸イミド2.98
g(25.89mmol)とN,N′−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド5.35g(25.89mmol)を
加え、室温で一夜反応させる。析出物を濾別し、ろ液は
そのまま次の反応に使用する。
【0037】油状の10−(γ−アミノ−β−(R)−
ヒドロキシブタノイル)−1,5−ジ−ベンジルオキシ
カルボニル−1,5,10−トリアザデカン・塩酸塩
9.95g(8.0mmol相当)をジメチルホルムア
ミド60mlに溶かし、氷冷下トリエチルアミン2.0
g(19.77mmol)を加え、次いで上述の11−
グアニジノウンデカン酸塩酸塩N−ヒドロキシコハク酸
イミドエステルのジメチルホルムアミド溶液を加え、室
温で一夜反応させる。反応液を減圧濃縮し、油状の残渣
をn−ヘキサン100mlで2回洗滌したのち減圧濃縮
する。
【0038】得られた油状物をシリカゲル60(メルク
社製)によるカラムクロマトグラフィーに付し、クロロ
ホルム−メタノール17%アンモニア水(6:2.5:
0.5v/v)の混液で展開すると油状物8.0g(収
率57.26%)が得られる。
【0039】NMR(CD3 OD+D2 O,exter
nal TMS) δ=1.2〜2.2(m,22H),2.2〜2.8
(m,4H),3.1〜3.8(m,12H),4.0
〜4.6(m,H),5.25(S,2H),5.28
(S,2H),7.56(S,10H). TLC(クロロホルム:メタノール:17%アンモニア
水=6:2.5:0.5%) Rf=0.45
【0040】(ロ) 10−{N−(11−グアニジノ
ウンデカノイル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキ
シブタノイル}−1,5−ジ−ベンジルオキシカルボニ
ル−1,5,10−トリアザデカン・塩酸塩8.0g
(10.30mmol)をメタノール60mlに溶か
し、酢酸3mlとパラジウム黒1.0gを加えて室温、
常圧で6時間接触還元を行う。
【0041】反応後触媒をろ別し、ろ液を減圧濃縮する
と油状物7.7g(収率定量的)が得られる。この油状
物を蒸留水100mlに溶かし、CM−セファデックス
(登録商標)C−25(Na+ )500mlを充填した
カラムに付し、蒸留水2500mlと0.8M塩化ナト
リウム水溶液2500mlとの間のグラジェント溶出法
で溶出し、目的物を含むフラクションを集め減圧で濃縮
乾固し、乾固物にメタノールを加えて不溶物の塩化ナト
リウムをろ別する。得られた油状物からの目的物の精製
は、次のようにして行う。
【0042】残存する少量の塩化ナトリウムを除去する
ために得られた油状物をメタノール40mlに溶かし、
セファデックス(登録商標)LH−20 330mlを
充填したカラムに付し、メタノールで溶出し、目的物を
含むフラクションを集め、減圧で濃縮する。得られた油
状物を蒸留水45mlに溶かし、不溶物をろ別後凍結乾
燥すると目的物4.90g(収率81.93%)が得ら
れる。
【0043】NMR(D2 O,200MHz) δ=1.18〜1.46(m,12H),1.47〜
1.83(m,8H),1.98〜2.19(m,2
H),2.21〜2.54(m,4H),3.03〜
3.4(m,12H),4.03〜4.20(m,
H). IR(KBr) ν(cm-1)=3310,3160,2930,285
0,1640,1545,1455,1410. 〔α〕20 D −1.4°(C=1.00,H2 O)
【0044】実施例2 10−{N−(11−グアニジノウンデカノイル)−γ
−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイル}−1−
L−ロイシル−L−ロイシル−1,5,10−トリアザ
デカン・3塩酸塩(化合物番号2)の合成 (イ) 10−{N−(11−グアニジノウンデカノイ
ル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイ
ル}−1−ベンジルオキシカルボニル−L−ロイシル−
L−ロイシル−1,5,10−トリアザデカン・2塩酸
白色結晶の10−{N−(11−グアニジノウンデカノ
イル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイ
ル}−1,5,10−トリアザデカン・3塩酸塩(化合
物番号1)1.1g(1.89mmol)をメタノール
30mlに溶かし、氷冷下N−メチルモルホリン0.2
1g(2.07mmol)を加える。次いでN−ベンジ
ルオキシカルボニル−L−ロイシル−L−ロイシンとN
−ヒドロキシこはく酸イミドとのエステル1.08g
(2.27mmol)を加え、氷冷下1.5時間反応さ
せる。
【0045】反応液を減圧濃縮し、油状の残渣をアセト
ン60mlに懸濁させ、上澄みをデカンテーションす
る、この操作を2回くり返した後、減圧濃縮すると白色
結晶の目的物2.2g(収率定量的)が得られる。 TLC(クロロホルム:メタノール:17%アンモニア
水=6:2.5:0.5v/v) Rf=0.4
【0046】(ロ) 10−{N−(11−グアニジノ
ウンデカノイル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキ
シブタノイル}−1−L−ロイシル−L−ロイシル−
1,5,10−トリアザデカン・3塩酸塩 10−{N−(11−グアニジノウンデカノイル)−γ
−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイル}−1−
ベンジルオキシカルボニル−L−ロイシル−L−ロイシ
ン−1,5,10−トリアザデカン・2塩酸塩 2.2
gを用いて、実施例1の(ロ)と同様に行うことによ
り、目的物を得ることができる。
【0047】NMR(D2 O,200MHz) δ=0.83〜1.07(m,12H),1.19〜
1.42(m,12H),1.46〜1.82(m,1
4H),1.82〜2.01(m,2H),2.19〜
2.53(m,4H),2.93〜3.12(m,4
H),3.12〜3.41(m,8H),3.91〜
4.04(t,H,J=7.11),4.04〜4.2
0(m,H),4.26〜4.42(t,H,J=7.
37). 〔α〕20 D −1.3°(C=1.00,H2 O)
【0048】実施例3 10−{N−(15−グアニジノペンタデカノイル)−
γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイル}−
1,5,10−トリアザデカン・3塩酸塩(化合物番号
17)の合成 (イ) 10−{N−(15−グアニジノペンタデカノ
イル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイ
ル}−1,5−ジ−ベンジルオキシカルボニル−1,
5,10−トリアザデカン・塩酸塩 15−グアニジノペンタデカン酸・塩酸塩2.82g
(8.39mmol)を用いて、実施例1の(イ)と同
様に行うことにより、油状の目的物3.1g(収率5
2.45%)が得られる。
【0049】NMR(CD3 OD+D2 O,exter
nal TMS) δ=1.0〜2.8(m,34H),2.9〜3.7
(m,12H),3.9〜4.4(m,H),5.17
(S,4H),7.4(S,10H). IR(KBr) ν(cm-1)=3300,2920,2860,165
0,1540,1445,1380,1250,109
0. TLC(クロロホルム:メタノール:17%アンモニア
水=6:2.5:0.5v/v) Rf=0.48
【0050】(ロ) 10−{N−(15−グアニジノ
ペンタデカノイル)−γ−アミノ−β−(R)−ヒドロ
キシブタノイル}−1,5,10−トリアザデカン・3
塩酸塩 10−{N−(15−グアニジノペンタデカノイル)−
γ−アミノ−β−(R)−ヒドロキシブタノイル}−
1,5−ジ−ベンジルオキシカルボニル−1,5,10
−トリアザデカン・塩酸塩3.1g(3.72mmo
l)をメタノール40mlと酢酸10mlに溶かし、パ
ラジウム黒0.7gを加えて、室温、常圧で6時間接触
還元を行う。
【0051】反応後触媒をろ別し、ろ液を減圧濃縮する
と油状物4.1g(収率定量的)が得られる。この油状
物を蒸留水30mlに溶かし、三菱化成(登録商標)H
P−20 300mlを充填したカラムに付し、蒸留水
1500mlと40%メタノール1500mlとの間の
グラジェント溶出法で溶出する。目的物を含むフラクシ
ョンを集め減圧で濃縮乾固すると、乾固物1.9gが得
られた。
【0052】この乾固物1.9gを蒸留水70mlに溶
かし、CM−セファデックス(登録商標)C−25(N
+ )200mlを充填したカラムに付し、蒸留水10
00mlと1.2M塩化ナトリウム水溶液1000ml
との間のグラジェント溶出法で溶出し、目的物を含むフ
ラクションを集め減圧で濃縮乾固し、乾固物にメタノー
ルを加えて不溶物の塩化ナトリウムをろ別する。得られ
た油状物中に残存する少量の塩化ナトリウムを除去する
ために、油状物をメタノール30mlに溶かし、セファ
デックス(登録商標)LH−20 200mlを充填し
たカラムに付し、メタノールで溶出し、目的物を含むフ
ラクションを集め、減圧で濃縮する。得られた油状物を
蒸留水10mlに溶かし、不溶物をろ別後凍結乾燥する
と目的物0.83g(収率35.02%)が得られる。
【0053】NMR(D2 O,200MHz) δ=1.12〜1.46(m,20H),1.46〜
1.82(m,8H),1.97〜2.17(m,2
H),2.18〜2.53(m,4H),2.97〜
3.38(m,12H),3.99〜4.20(m,
H). IR(KBr) ν(cm-1)=3320,3160,2930,286
0,1645,1545,1460. 〔α〕20 D −0.9°(C=1.00,H2 O)
【0054】以下一般式〔II〕に対応する化合物を用
い、上記実施例1の(ロ)の工程と同様にしてそれぞれ
対応する一般式〔I〕で表わされる本発明化合物を得
た。一般式〔II〕の化合物のアミノ基の保護基がte
rt−ブチルオキシカルボニル基の場合は、4N塩酸−
ジオキサン溶液を使用して脱保護を行った。
【0055】さらに、セリン等のヒドロキシル基の保護
基としては、ベンジル基を使用したが、その場合の処理
法としては接触還元で処理した。また、アミノ基とヒド
ロキシル基の保護基が異なる場合には、まず4N塩酸−
ジオキサンで処理し、次いで接触還元を行った。
【0056】次に、化合物番号2のような化合物を製造
する場合には、実施例2の(イ)の工程、次いで実施例
1の(ロ)の工程と同様にして対応する本発明化合物
(一般式〔I〕)を得た。
【0057】実施例4錠剤の製造 化合物番号1又は2を30重量部、結晶乳糖120重量
部、結晶セルロース147重量部及びステアリン酸マグ
ネシウム3重量部をV型混合機で打錠し、1錠300m
gの錠剤を得た。
【0058】
【発明の効果】表7及び表8に示した結果から明らかな
ように、本発明における一般式〔I〕で示される化合物
は水溶液中で安定であり、また皮膚移植後の皮膚生着日
数を延長させる作用を有する。従って、本発明における
一般式〔I〕で示される化合物は臓器移植における拒絶
反応の抑制、また自己免疫疾患の治療に極めて有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 5/062 8318−4H (72)発明者 小林 富美子 東京都江東区古石場3−13−9−602 (72)発明者 竹迫 一任 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
    又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
    の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
    2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
    3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
    ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
    いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
    の薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 一般式〔II〕 【化2】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NR1 −(CH2 3 −NH−R2 〔II〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
    又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
    の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
    2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
    3 又は−CH2 OHを示す。)、R1 はアミノ基の保護
    基、R2 はアミノ基の保護基又は保護されたアミノ基を
    有するアミノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より
    水酸基を除いた残基(これらの残基は側鎖が保護されて
    いてもよい。)を示す。〕で表される保護基を有する化
    合物から保護基を除去することを特徴とする一般式
    〔I〕 【化3】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
    又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
    の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
    2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
    3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
    ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
    いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
    の薬理学的に許容される塩の製造法。
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕 【化4】 Gu−X1 −(CH2 a −CONH−X2 −CONH−(CH2 4 −NH−(CH2 3 −NH−Y 〔I〕 〔式中、Guはグアニジノ基、X1 は−(CH2 5
    又は置換基を有してもよいフェニレン基、aは4〜13
    の整数、X2 は−(CH2 0-2 −CH(R00)−(C
    2 0-2 −(式中、R0 0 は−H,−OH,−OCH
    3 又は−CH2 OHを示す。)、Yは水素原子又はアミ
    ノ酸もしくはペプチドのカルボキシル基より水酸基を除
    いた残基を示す。〕で表されるスパガリン類縁体及びそ
    の薬理学的に許容される塩を有効成分とする免疫抑制
    剤。
  4. 【請求項4】 一般式〔I〕で表わされるスパガリン類
    縁体及びその塩が、10−{N−(11−グアニジノウ
    ンデカノイル)−γ−アミノ−β−ヒドロキシブタノイ
    ル}−1,5,10−トリアザデカン及びその塩である
    請求項3の免疫抑制剤。
  5. 【請求項5】 一般式〔I〕で表わされるスパガリン類
    縁体及びその塩が、10−{N−(11−グアニジノウ
    ンデカノイル)−γ−アミノ−β−ヒドロキシブタノイ
    ル}−1−L−ロイシル−L−ロイシル−1,5,10
    −トリアザデカン及びその塩である請求項3の免疫抑制
    剤。
  6. 【請求項6】 一般式〔I〕で表わされるスパガリン類
    縁体及びその塩のX 2 における−CH(R00)−が−C
    H(OH)−であり、光学配置がS,RSおよびRのい
    ずれか1種である請求項3の免疫抑制剤。
  7. 【請求項7】 免疫抑制剤が組織移植における拒絶反応
    抑制剤または自己免疫疾患治療剤である請求項3の免疫
    抑制剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005019245A1 (ja) * 2003-08-25 2005-03-03 Keio University ヘプタデプシン

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