JPH0722929B2 - 陶磁器素地の立体模様現出方法 - Google Patents
陶磁器素地の立体模様現出方法Info
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- JPH0722929B2 JPH0722929B2 JP7760293A JP7760293A JPH0722929B2 JP H0722929 B2 JPH0722929 B2 JP H0722929B2 JP 7760293 A JP7760293 A JP 7760293A JP 7760293 A JP7760293 A JP 7760293A JP H0722929 B2 JPH0722929 B2 JP H0722929B2
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Landscapes
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内外装用や敷板用のタ
イル、或いは装飾品等としての陶磁器に立体模様を施す
方法に関するものである。
イル、或いは装飾品等としての陶磁器に立体模様を施す
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から陶磁器に立体模様を施す方法と
して、型押しによるプレス、或いは研磨粉等をショット
してブラストする方法が知られている。しかしながら、
いずれも同じ模様であって多種類の模様とするには多数
のプレス型やブラスト用のマスクが必要であり、コスト
高となると共に、ブラストによる場合は陶磁器へのマス
クの脱着作業が必要となって手間がかかり量産に不向き
であった。
して、型押しによるプレス、或いは研磨粉等をショット
してブラストする方法が知られている。しかしながら、
いずれも同じ模様であって多種類の模様とするには多数
のプレス型やブラスト用のマスクが必要であり、コスト
高となると共に、ブラストによる場合は陶磁器へのマス
クの脱着作業が必要となって手間がかかり量産に不向き
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、仕上
がりの良好なブラストを採用するが、マスクを不要とし
て量産でき、しかも希望により自然体の画一的でない立
体模様を現出できる画期的で安価な立体模様の現出方法
を提供するものである。
がりの良好なブラストを採用するが、マスクを不要とし
て量産でき、しかも希望により自然体の画一的でない立
体模様を現出できる画期的で安価な立体模様の現出方法
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、成形
された陶磁器素地を乾燥させた後、素地に吸着する液体
を模様となるよう陶磁器素地の表面に塗布し、それが乾
燥しない間に表面にブラストを施すことにより液体の塗
布していない部位だけを剥落して液体の塗布部を立体模
様として現す方法としている。なお、液体は水や顔料溶
液として刷毛や筆で塗布してもよく、或いは澱粉糊を混
入して陶磁器素地への接着を良好にしてもよい。
された陶磁器素地を乾燥させた後、素地に吸着する液体
を模様となるよう陶磁器素地の表面に塗布し、それが乾
燥しない間に表面にブラストを施すことにより液体の塗
布していない部位だけを剥落して液体の塗布部を立体模
様として現す方法としている。なお、液体は水や顔料溶
液として刷毛や筆で塗布してもよく、或いは澱粉糊を混
入して陶磁器素地への接着を良好にしてもよい。
【0005】
【作用】乾燥させた陶磁器素地に液体を塗布することで
その部位の素地表面層が吸水して粘質状態となると共
に、液体の塗布がない部位は乾燥状態を保持し、この状
態で素地表面にブラストすることにより、乾燥状態の素
地表面層だけが剥落し、粘質状態となっている液体の塗
布部の素地表面層はそのまま残存するのである。
その部位の素地表面層が吸水して粘質状態となると共
に、液体の塗布がない部位は乾燥状態を保持し、この状
態で素地表面にブラストすることにより、乾燥状態の素
地表面層だけが剥落し、粘質状態となっている液体の塗
布部の素地表面層はそのまま残存するのである。
【0006】これにより、液体の塗布部が立体的な模様
となるのであり、素地を乾燥させて焼成すればよい。こ
の液体の塗布部がブラストによっても残存するのは、そ
の部位の素地表面層が吸水し粘質状態となって連鎖体と
なるからであり、実験によれば水を塗布しただけでもそ
の塗布部が残存できたのである。
となるのであり、素地を乾燥させて焼成すればよい。こ
の液体の塗布部がブラストによっても残存するのは、そ
の部位の素地表面層が吸水し粘質状態となって連鎖体と
なるからであり、実験によれば水を塗布しただけでもそ
の塗布部が残存できたのである。
【0007】また、液体の塗布部も吸水量によって模様
に変化が生じるのであり、吸水量が多い部位はブラスト
による剥落が生じないが、少し塗布した場合で吸水量が
少ない部位はブラストによって少し剥落が生じることで
ぼかし部となるのである。
に変化が生じるのであり、吸水量が多い部位はブラスト
による剥落が生じないが、少し塗布した場合で吸水量が
少ない部位はブラストによって少し剥落が生じることで
ぼかし部となるのである。
【0008】液体を薄い顔料溶液とした場合は、その顔
料がそのまま残って焼成により発色するのである。した
がって後で絵付けする必要がないのである。また、液体
に澱粉糊を混入して粘性を付加すればその塗布部位が確
実に残存して剥落部との境が明確となってくっきりとし
た立体模様となるのである。
料がそのまま残って焼成により発色するのである。した
がって後で絵付けする必要がないのである。また、液体
に澱粉糊を混入して粘性を付加すればその塗布部位が確
実に残存して剥落部との境が明確となってくっきりとし
た立体模様となるのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を参照しながら説
明する。図1で示すタイル素地1は、乾燥後、まず、図
2のように、水2を素地10の表面に模様となるように
塗布する。本例では自然の柄となるように、刷毛で不作
為に縦横に塗布している。これにより、図3のように、
水2の塗布部が吸水して粘質状態の吸水表面層11とな
るのである。
明する。図1で示すタイル素地1は、乾燥後、まず、図
2のように、水2を素地10の表面に模様となるように
塗布する。本例では自然の柄となるように、刷毛で不作
為に縦横に塗布している。これにより、図3のように、
水2の塗布部が吸水して粘質状態の吸水表面層11とな
るのである。
【0010】ついで、この状態で素地10の表面に砂を
約10秒ブラストすることにより、水2を塗布しない乾
燥状態の乾燥表面層12だけが剥落し、図4のように、
粘質状態の吸水表面層11はそのまま残存するのであ
る。これにより、水2の塗布部の吸水表面層11が浮き
上がった状態となって図1のように立体的な模様のタイ
ル素地1となるのである。この場合、水2の塗布量が少
ない部位は弱い粘質状態のためブラストによって少し剥
落することからぼかし模様となって残存するのである。
約10秒ブラストすることにより、水2を塗布しない乾
燥状態の乾燥表面層12だけが剥落し、図4のように、
粘質状態の吸水表面層11はそのまま残存するのであ
る。これにより、水2の塗布部の吸水表面層11が浮き
上がった状態となって図1のように立体的な模様のタイ
ル素地1となるのである。この場合、水2の塗布量が少
ない部位は弱い粘質状態のためブラストによって少し剥
落することからぼかし模様となって残存するのである。
【0011】このように、本例によると、水の塗布面が
マスクの役割を果たし、自然体の立体模様が得られるの
である。しかも不作為な模様であって画一的な模様にな
らないため趣があるのである。マスクの作成や脱着の手
間も不要で異なる自然体の立体模様が簡単に得られるの
である。なお、立体模様を現出した素地1は乾燥させて
焼成すればよい。また、素地1をそのまま焼成室に入れ
てもよく、熱気で乾燥して焼成されるのであり、量産で
きるのである。
マスクの役割を果たし、自然体の立体模様が得られるの
である。しかも不作為な模様であって画一的な模様にな
らないため趣があるのである。マスクの作成や脱着の手
間も不要で異なる自然体の立体模様が簡単に得られるの
である。なお、立体模様を現出した素地1は乾燥させて
焼成すればよい。また、素地1をそのまま焼成室に入れ
てもよく、熱気で乾燥して焼成されるのであり、量産で
きるのである。
【0012】また、図5は、水の変わりに顔料を水で溶
いて薄い顔料溶液としたものを素地表面に筆で模様を描
いて塗布したものであり、この場合もその塗布部の表面
層が吸水して粘質状態となり、ブラストによっても残存
するのである。この際、異なる顔料を用いて塗布すれば
焼成後に別色に発色するのである。即ち、図5におい
て、黒色部31、茶色部32及び白色部33とすれば派
手な模様を呈することができるのである。或いは異なる
顔料を塗り重ねれば独特な雰囲気の模様が得られるので
ある。
いて薄い顔料溶液としたものを素地表面に筆で模様を描
いて塗布したものであり、この場合もその塗布部の表面
層が吸水して粘質状態となり、ブラストによっても残存
するのである。この際、異なる顔料を用いて塗布すれば
焼成後に別色に発色するのである。即ち、図5におい
て、黒色部31、茶色部32及び白色部33とすれば派
手な模様を呈することができるのである。或いは異なる
顔料を塗り重ねれば独特な雰囲気の模様が得られるので
ある。
【0013】本例は上記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、素地の形状は問
わず、タイルの他、皿や食器等でもよい。また、模様面
に塗布する液体の種類も適宜であり、絵の具や墨汁等で
もよい。さらに、液体に澱粉糊を混入すれば、素地への
付着が強くなると共に、強い粘着膜となることから強い
ブラストでも剥落することなく明確な立体模様が得られ
るのである。なお、その液体を塗布する手段も任意であ
り、刷毛や筆で塗布する他、同一模様を得る場合はロー
ラーによる塗布でもよい。
おいてはこれに限定されない。例えば、素地の形状は問
わず、タイルの他、皿や食器等でもよい。また、模様面
に塗布する液体の種類も適宜であり、絵の具や墨汁等で
もよい。さらに、液体に澱粉糊を混入すれば、素地への
付着が強くなると共に、強い粘着膜となることから強い
ブラストでも剥落することなく明確な立体模様が得られ
るのである。なお、その液体を塗布する手段も任意であ
り、刷毛や筆で塗布する他、同一模様を得る場合はロー
ラーによる塗布でもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によると、液体の塗布面がマスク
の役割を果たすため、マスクの製作や脱着が不要で作業
が簡単で安価に量産できる効果が大きく、不作為な塗布
によれば画一的でない自然体の趣のある立体模様が得ら
れるのである。請求項2では、水の使用のため容易に作
業できるのである。請求項3では、そのまま焼成して色
模様が得られるのである。請求項4では、澱粉糊の混入
により強い粘着膜となって明確な立体模様が得られるの
である。請求項5では、自然模様としたタイルが得られ
るのである。
の役割を果たすため、マスクの製作や脱着が不要で作業
が簡単で安価に量産できる効果が大きく、不作為な塗布
によれば画一的でない自然体の趣のある立体模様が得ら
れるのである。請求項2では、水の使用のため容易に作
業できるのである。請求項3では、そのまま焼成して色
模様が得られるのである。請求項4では、澱粉糊の混入
により強い粘着膜となって明確な立体模様が得られるの
である。請求項5では、自然模様としたタイルが得られ
るのである。
【図1】本発明の一実施例を施したタイル素地の斜視図
である。
である。
【図2】そのタイル素地に水を不作為に塗布した状態の
平面図である。
平面図である。
【図3】水を不作為に塗布したタイル素地の拡大縦断面
図である。
図である。
【図4】ブラストを施した後のタイル素地の拡大縦断面
図である。
図である。
【図5】別例のブラストを施した後の模様部の平面図で
ある。
ある。
1 立体模様を施したタイル素地 10 立体模様を施す前のタイル素地 11 吸水表面層 12 乾燥表面層 2 水
Claims (5)
- 【請求項1】 成形された陶磁器素地を乾燥させた後、
素地に吸着する液体を模様となるよう陶磁器素地の表面
に塗布し、それが乾燥しない間に表面にブラストを施す
ことにより液体の塗布していない部位だけを剥落して液
体の塗布部を立体模様として現すことを特徴とする陶磁
器素地の立体模様現出方法。 - 【請求項2】 液体を水として刷毛や筆で塗布する請求
項1の立体模様現出方法。 - 【請求項3】 液体を薄い顔料溶液とした請求項1の立
体模様現出方法。 - 【請求項4】 液体に澱粉糊を混入した請求項1又は請
求項2又は請求項3の立体模様現出方法。 - 【請求項5】 陶磁器素地をタイル素地とした請求項1
又は請求項2又は請求項3又は請求項4の立体模様現出
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7760293A JPH0722929B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 陶磁器素地の立体模様現出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7760293A JPH0722929B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 陶磁器素地の立体模様現出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262615A JPH06262615A (ja) | 1994-09-20 |
| JPH0722929B2 true JPH0722929B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=13638495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7760293A Expired - Lifetime JPH0722929B2 (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 陶磁器素地の立体模様現出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722929B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100358883B1 (ko) * | 2000-08-09 | 2002-10-31 | 조태영 | 도자기 표면에 나무문양이 배시되게 하는 도자기의문양제조방법 |
| CN100335438C (zh) * | 2005-11-09 | 2007-09-05 | 合肥学院 | 一种陶瓷、金属陶瓷材料素坯的干燥方法 |
| CN101326137A (zh) | 2005-12-09 | 2008-12-17 | 株式会社富石 | 陶瓷制品的彩饰方法 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP7760293A patent/JPH0722929B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06262615A (ja) | 1994-09-20 |
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