JPH0723095B2 - 連動装置 - Google Patents

連動装置

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JPH0723095B2
JPH0723095B2 JP2332964A JP33296490A JPH0723095B2 JP H0723095 B2 JPH0723095 B2 JP H0723095B2 JP 2332964 A JP2332964 A JP 2332964A JP 33296490 A JP33296490 A JP 33296490A JP H0723095 B2 JPH0723095 B2 JP H0723095B2
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孝俊 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、列車や車両(以下、列車と総称する)の運行
管理、列車の入換作業管理、保守用車や保守作業関係、
又は緊急時の応急運転等の管理を行う鉄道管理システム
に係り、具体的には、与えられる進路設定の要求に応じ
て、鉄道線路(以下、軌道という)の分岐部に設けられ
た転てつ機を切り換えて所望の進路を開通するととも
に、その進路の開通を信号機に表示する操作等を自動的
に行う連動装置に関する。
〔従来の技術〕
鉄道の駅構内等のように、線路が複雑に集合、分岐する
場所では、転てつ機、信号機および標識等のような、進
路を開通させたり、進路への進入の可否を表示させたり
する機器(以下、進路制御機器と総称する)が多数設け
られており、それらを列車や保守用車(以下、列車と総
称する)の到着、出発、通過等に合わせて切り換え、列
車が要求する進路を開通することが行われている。それ
らの進路制御機器の切換操作は、列車の到着、出発、通
過等に対応して、速やかにかつ適切に行い、能率よく列
車を運行させたり、通行させなければならない。しか
も、それらの進路制御機器の操作に間違いがあってはな
らず、その誤操作防止を取扱者の注意力にだけ頼ってい
たのでは、列車の発着等が頻繁になるつれて、誤操作す
る恐れが生ずる一方、作業能率も上がらない。そこで、
進路制御機器の操作を間違った場合には、その誤操作を
排除して保安を確保したり、作業能率を向上させるため
に、関連する多数の進路制御機器の操作関係に予めイン
ターロック(鎖錠)を設定し、これに従って制御操作を
行わせる連動装置が採用されている。
すなわち、連動装置は、まず、取扱者が進路設定要求に
合わせて、列車の発点・着点等のデータを入力すると、
これを受けて、関係する進路が他の列車によって既に設
定開通されているか否かを照査(チェック)し、設定さ
れていないことを確認後、要求進路を開通するのに必要
な転てつ機を所定の方向に転換するための指令を出力す
るようにしている。次に、転てつ機から出力される転換
位置信号に基づいて所定の進路が開通されたことを確認
し、これを連動装置制御盤の表示盤に表示する。このよ
うにして進路を設定した後は、その進路を妨げる他の列
車の運行や作業を不可能にし、その列車が通過するまで
その進路を確保するために、関連する転てつ機等に鎖錠
指令を出力する。次いで、軌道回路の検知手段により進
路上に他の列車が在線していないことを確認し、関連す
る信号機の表示を「進行(青)」側に切り換えて鎖錠す
るとともに、上記表示盤に表示する。そして、その列車
が設定された進路の所定点を通過完了後に、上記転てつ
機等の鎖錠を開放するようにしている。このように、取
扱者は列車等の発点・着点等のデータを入力するだけ
で、自動的に競合なく進路が開通され、かつ必要な表示
が行われることから、誤操作等を防止できるうえ、頻繁
な列車の発着を能率よく処理できるようになっている。
このような機能を有する連動装置として、従来、連動制
御論理をリレー回路により構成した継電式の連動装置
と、マイクロコンピュータを用いた電子式の連動装置と
が知られている。前者の継電式連動装置では、制御対象
範囲にある転てつ機と信号機および信号機相互間に、あ
らゆる組合せを考慮して鎖錠を施し、これによって危険
側の誤操作をカバーしたり、誤動作を防止することを基
本としている。また、進路設定は発点てこ・着点押し釦
或いは信号てこで行ない、その開通操作における列車の
進路競合は、リレー回路で組み立てた進路選別回路又は
てこリレー回路により排除するとともに、関係転てつ機
の鎖錠や進路鎖錠機構により転てつ機を介して排除する
など、間接的な競合判断方式がとられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、継電式の連動装置は、ハードウエアのリレー論
理回路により鎖錠などの連動制御を組み立てていること
から、連動制御論理が固定され、変更が困難なため、次
のような問題がある。
すなわち、連動制御論理がリレー回路で構成されている
ので、線路配線形の変更、信号機の増設、或いは保守・
入換作業の形態変更等に対し、柔軟に対応できないとい
う問題がある。例えば、保守・入換作業のための作業範
囲指定、保守用車の進路設定・開通、又は入換作業にお
いては、同一の転てつ機開通方向に対し、正反対方向か
ら来る2つの進路(純対向進路)等が同一時に設定され
ないように、相互鎖錠の概念によりリレー回路を組み立
てているため、保守・入換作業の進路と作業範囲指定が
固定されてしまう。しかも、それらの変更を実現するた
めには、リレー論理回路の追加・変更を伴うため、現地
における配線作業および機能確認試験に多大な労力と費
用を費やすことになる。
一方、後者の電子式の連動装置は、制御対象範囲にある
転てつ機と信号機および信号機相互間に、あらゆる組合
せを考慮して鎖錠を施し、これによって危険側の誤操作
をカバーしたり、誤動作を防止することを基本としてい
る点では、前記継電式と同様である。また、進路設定は
継電方式と同様発点てこ・着点押し釦或いは信号てこで
行ない、開通操作における列車の進路競合の排除および
対向進路の競合判断は、上記リレー回路に代え、ソフト
ウエア論理で構成したシュプールファイル機構により行
っている。このシュプールファイル機構は、軌道回路単
位に転てつ機の開通方向とからめて、軌道回路相互を関
連付けた情報ファイルとなっている。そして、発点・着
点情報が入力されたとき、発点情報をキーにして着点情
報で指定された着点に至る経路がシュプールファイルに
あるかどうかを検索し、シュプールファイル内での進路
接続処理を行なう。指定された進路が接続不可のとき、
または他の進路が設定済みのときは、当該要求進路無し
とみなして、進路構成不可の報告をする。進路接続でき
たときは、次に、その経路に基づいて関係転てつ機の開
通方向(転換位置)情報を、シュプールファイルの接続
状態から抽出して転てつ機の転換制御を行なう。これに
より関係転てつ機が全て正常に転換された後、シュプー
ルファイルに転てつ機、軌道回路のユニット使用中情報
を登録する。まだ、合わせて進路区分単位の鎖錠を進路
鎖錠テーブルに行なうようになっている。ところが、こ
のシュプールファイルは、複雑な網状のファイルで制御
論理が構成されていることから、線路配線形の変更、信
号機の増設、或いは保守・入換作業の形態変更等に対
し、継電式の場合と同様、簡単には対応できないという
問題がある。すなわち、上述したとおり、保守・入換作
業のための作業範囲指定、保守用車の進路設定・開通、
又は入換作業の内容が固定され、それらの変更を実現す
るためには、シュプールファイルの追加・変更が必要な
ため、データ作成作業および機能確認試験に多大な労力
と費用を費やすという問題がある。
また、上記連動制御条件の変更に対する柔軟性の他に、
従来の連動装置によれば、適用する駅構内の線路配線形
状に合わせて、連動制御の論理を個々に構成しなければ
ならないことから、制御論理が各駅ごとの特有の配線形
に大きく左右され、制御論理の標準化、その後の改修が
困難であるという問題がある。
特に、上記の従来技術によれば、リレー回路又はシュプ
ールファイル等の固定設定された転てつ機の鎖錠論理に
より、既に設定されている進路に係る転てつ機が転換し
ないようにして、間接的に列車の進路の競合判断を行う
ようにしていることから、競合判断の論理が配線形状等
に応じて複雑になり、連動制御論理の構築が極めて煩雑
である。しかも、新しい進路や保守作業範囲を設定しよ
うとする場合、進路の競合を避けるために関連するリレ
ー回路やシュプールファイルを全体的に確認し、必要が
あれば変更等しなければならないから容易なことではな
い。
そこで、本発明は、競合判断の論理を単純かつ明瞭化で
き、かつ新たな進路等の設定を容易にできる連動制御装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明はコンピュータを有し
てなる連動装置であって、そのコンピュータは、軌道回
路予約テーブル(12)と、進路設定要求入力手段(41,3
1)と、進路予約照査手段(21)と、進路鎖錠手段(2
4)とを有する。
ここで、軌道回路予約テーブル(12)は、列車の進路設
定及び保守入換作業範囲の予約が軌道回路区間単位で登
録されるものであり、その軌道回路区間は列車の在線位
置を検出するために軌道に沿って分割設定された軌道回
路の区間である。進路設定要求入力手段(41,31)は、
列車の進路に含まれる軌道回路区間を指定して進路設定
要求を入力するものである。進路予約照査手段(21)
は、進路設定要求入力手段(41,31)から入力される進
路設定要求を入力とし、その入力に応動して軌道回路予
約テーブル(12)を参照して、その進路設定要求にかか
る進路に含まれる全ての軌道回路区間について、他の列
車の進路及び保守入換作業範囲の設定予約が登録されて
いるか否かを照査して進路の競合判断を行い、進路が競
合してないときにその進路設定要求にかかる進路の開通
指令を出力するものである。進路鎖錠手段(24)は、進
路予約照査手段(21)から出力される開通指令を入力と
し、その開通指令に応動してその進路設定要求にかかる
進路の全ての軌道回路の区間について軌道回路予約テー
ブル(12)に進路設定の予約を登録するものとする。
また、上述の連動装置のコンピュータは、転てつ機を転
換制御する転てつ制御手段(22)を有するものとするこ
とが好ましい。この場合、進路設定要求入力手段(41,3
1)は、進路設定要求を列車の発点、着点および途中の
軌道回路区間並びに関係する転てつ機および転換方向と
を指定して入力するものとし、転てつ制御手段(22)
は、進路設定要求入力手段(41,31)から入力される転
てつ機および転換方向の指定と、進路予約照査手段(2
1)から出力される開通指令とを入力とし、その開通指
令に応動して転てつ機を指定の転換方向に転換させると
ともに、その進路設定要求にかかる進路設定の予約指令
を出力するものとする。そして、進路鎖錠手段(24)
は、転てつ制御手段(22)から出力される予約指令を入
力とし、その予約指令が入力されたときに進路設定の予
約登録を行うものとする。これにより、自動的に保安が
確保された進路を開通させることができる。
また、上述の連動装置のコンピュータは、軌道回路情報
入力手段(42)と、軌道回路追跡手段(27)と、進路鎖
錠解錠手段(28)とを有するものとすることが好まし
い。この場合、軌道回路情報入力手段(42)は、軌道回
路の検知手段から出力される列車の在線位置情報を含む
軌道回路情報を入力するものであり、軌道回路追跡手段
(27)は、軌道回路情報入力手段(42)から入力される
列車の在線位置情報を入力とし、その在線位置情報に基
づいて列車の進行を追跡して追跡情報を出力するもので
あり、進路鎖錠解錠手段(28)は、軌道回路追跡手段
(27)から出力される追跡情報を入力とし、その追跡情
報に基づいて列車が開通された進路の各軌道回路区間を
進出したときに、その軌道回路区間について軌道回路予
約テーブル(12)に登録されている予約を解除するもの
とする。これにより、軌道回路区間の進路設定の予約を
自動的に解除することができ、保安を保持しつつ、速や
かに他の列車の進路設定を可能にすることができる。
さらに、上述の本発明のいずれかの連動装置において、
コンピュータは、保守入換作業管理手段(32)を有する
ものとすることが好ましい。この場合、保守入換作業管
理手段(32)は、保守入換作業範囲の設定指令を入力と
し、その指令により指定される軌道回路区間について軌
道回路予約テーブル(12)を参照し、その軌道回路区間
についての他の列車の進路の設定予約が登録されていな
いときに、その軌道回路区間について軌道回路予約テー
ブル(12)に設定予約を登録するものであり、かつ保守
入換作業範囲の解除指令を入力とし、その解除指令によ
り指定される軌道回路区間について軌道回路予約テーブ
ル(12)に登録されている設定予約を解除するものとす
る。これにより、保守入換作業範囲を軌道回路区間単位
で設定予約するという簡単な操作により、保守作業範囲
への他の列車の進入を確実に排除できる。
〔作用〕
このように構成されることから、本発明によれば、次の
作用により上記目的が達成される。
すなわち、本発明は、連動制御の手法として軌道回路予
約という概念を導入し、進路設定要求にかかる進路や作
業範囲等の競合判断を、軌道回路単位で設定される進路
予約の有無に基づいて直接行う軌道回路予約制御にした
ことを特徴とする。軌道回路は転てつ機や信号機の制御
あるいは列車等の運行制御のために設けられるもので、
そのような制御を行うのに適した複数の区間に線路を分
割して各区間の一対のレール間に電圧を印加しておき、
そのレール間が列車等の車輪によって短絡されたことを
検出することにより、その区間への列車等の進入及び在
線を検出するためのものであり、線路の全範囲にわたっ
て設定される。したがって、ある軌道回路の区間に列車
等の進路が設定されていれば、その軌道回路の区間に他
の列車等の進路を重ねて設定しないことにより競合を排
除するという論理は、極めて簡単明瞭である。
このように、本発明は、進路設定要求に係る進路に含ま
れる軌道回路区間に、他の列車等の進路設定予約が登録
されているか否かにより競合判断を行う軌道回路予約制
御にしたことから、列車等の運行において危険となる競
合判断が、簡単で単純明瞭な連動制御論理により実現で
きる。
また、軌道回路予約制御によれば、通常の列車等の運行
の進路予約に限らず、入換作業現場の予約、保守作業現
場の予約、応急運転の予約、運行保安設備の使用停止範
囲の予約等の設定要求を、軌道回路単位で共通管理する
ことができる。そのため、保守・入換作業のための作業
範囲指定、保守用車の進路設定・開通、入換作業の範
囲、又は応急運転の進路を、任意に設定又は変更して
も、他の全ての列車等との競合関係が判断できるので、
連動制御対象の範囲が拡大するだけでなく、柔軟性の高
いシステムが可能になる。なお、それらの設定又は変更
は、リレー回路やシュプールファイルの追加・変更のよ
うに、格別な制御論理の追加・変更なく実現できる。
しかも、列車の運行において危険となる競合が、全て軌
道回路予約制御に集約され、それぞれの駅の線路配線形
が軌道回路に置き換えられることから、線路配線形の違
いおよび連動条件に左右されることなく、連動制御論理
を標準化および汎用化可能になり、また線路配線形の変
更、信号機の増設、或いは保守・入換作業の形態変更等
に容易に対応できる。
また、進路設定要求に含めて関係する転てつ機の転換方
向を指定するようにし、指定された転てつ機の転換方向
に転てつ機を転換させて、当該進路設定要求に係る進路
を開通させる転てつ制御手段(22,23)を設けることが
できる。これによれば、簡明な競合判断論理に基づいて
当該進路設定要求に係る進路を簡単に開通できる。
さらに、軌道回路から出力される在線情報を取り込んで
列車等の進行を追跡するとともに、その在線情報を前記
軌道回路予約テーブルに登録する軌道回路追跡手段(2
7)と、この軌道回路追跡手段(27)から出力される追
跡情報に基づいて、当該列車等が開通された当該進路設
定要求に係る進路の所定点に到達したときに、前記軌道
回路予約テーブル(12)の進路予約を解除する進路鎖錠
解錠手段(28)とを設け、進路予約を自動的に解除して
初期化すれば、他の進路設定要求に対応することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に本発明の一実施例の連動装置の機能システムブ
ロック図を示す。本実施例の連動装置は、コンピュータ
を核として構成され、連動制御に必要なデータが格納さ
れる各種デーブル群と、連動制御を実行する各種の機能
群とを含んで構成されている。各種テーブル群は、連動
図表ファイル11、軌道回路予約テーブル12、転てつ機予
約テーブル13、てこ予約テーブル14、進路構成テーブル
15等を含んでいる。制御機能群はプログラムによって構
成される進路予約照査手段21、転てつ制御手段22、進路
鎖錠手段24、信号制御手段25、軌道回路追跡手段27およ
び進路鎖錠解錠手段28と、ハードウエアで構成される転
てつ機制御手段23および信号機制御手段26を含んでい
る。また、制御機能群には、コンピュータで構成される
保守・入換作業にかかる保守用車進路作成手段31、保守
・入換作業管理手段32および保守用車追跡手段33が含ま
れている。
入力情報としては、運行管理システムの上位のコンピュ
ータから運行ダイヤに従って、実時間で発信される列車
の進路情報、又は入換作業等のその他の端末から入力さ
れる進路情報41と、図示していない軌道回路検出手段か
ら出力される軌道回路情報42の他、それぞれ入力手段を
介して入力される転てつてこ情報43と、入換支障情報44
と、保守作業範囲情報・使用停止範囲情報45と、保守用
車進路情報46等がある。また、連動装置からは、転てつ
機群50と、標識群を含む信号機群等52と、進路表示器群
53と、保安設備54とに、それぞれ制御出力又は表示出力
が伝送される。
以下、本実施例の詳細を説明するにあたり、第2図に略
図で示した駅構内の線路配線の一例を適宜参照して説明
する。同図示の配線形は複線の下り線のみを表してお
り、通常の列車の進行はN方からS方に向かう。この下
り線は、転てつ機51と61により、下り本線1RATと下り1
番線1RBTに分岐されている。図示のように線路は、複数
の軌道回路51T,1RAT,1RBT,61T等に区分されている。こ
の軌道回路は、その区間の一対のレール間に電圧を印加
しておき、その区間に列車等が進入したときに、そのレ
ール間が車輪で短落されたのを検出して、列車等の在線
を検出するものである。また、軌道回路は、本来転てつ
機や信号機を制御するための区分であり、そのような制
御を行うに適した区間に分割される。例えば、転てつ機
が有るところでは、その転てつ機を挟んで1つの区間が
設定される。そして、軌道回路51Tの進入側に、下り本
線側の進路開通を示す場内信号機1RAと、下り1番線側
の進路開通を示す場内信号機1RBとが設置される。ま
た、下り本線の軌道回路1RATの出側に、転てつ機61の進
路開通を示す出発信号機5REが設置される。一方、下り
1番線の軌道回路1RBTの出側に、転てつ機61の進路開通
を示す出発信号機6REが設置される。また、転てつ機51
と61を含む軌道回路の両端に、入換標識51L,52L,21R,22
R,23Lが設置される。なお、図中一点鎖線で囲われた範
囲Xは入換作業範囲の一例であり、同様に範囲Yは保守
作業現場(中保−10)の一例である。
まず、本発明の特徴である軌道区間単位による連動制御
の基本的な考え方を、列車Aが軌道回路51Tを通って下
り本線に到着する進路を開通させる場合について説明す
る。この場合、少なくとも軌道回路51Tと1RATに、入換
作業中等の他の車両Bが在線しないこと、または他の車
両等の進路が設定されていないことが条件となる。この
条件は、列車Aの進路設定要求にかかる進路の軌道回路
51Tと1RATに、他の列車の進路設定がされているか、ま
たは在線しているかをチェックすることにより判断でき
る。また、進路を構成した場合は、その進路に他の列車
等が進入しないように、転てつ機を鎖錠する他、信号機
および入換標識を所定の表示にして、かつ鎖錠しなけれ
ばならない。これら進路制御機器の鎖錠条件について
も、軌道回路単位を基準にした進路構成に基づいて、簡
単に設定、管理、制御できる。
ここで、各テーブルの内容を説明する。連動図表ファイ
ル11は、構成する進路の種類と、その進路構成に関連す
る転てつ機等の進路制御機器と、それら進路制御機器の
鎖錠条件等の、予め定められた連動制御データを格納す
るものである。第3図に連動図表の一例を示す。同図に
示すように、連動制御データは設定される進路を基準に
作成されている。その進路は信号機や入換標識などの進
路制御機器を基準として、進路名称と進路番号とが設定
され、進路名称欄には進路の発点と着点データ(着点軌
道回路)が記入される。例えば、列車AがN方を発点と
し、下り本線の軌道回路1RATを着点とする進路の場合、
進路構成にかかる信号機は、場内信号機1RAであるか
ら、進路名称と進路番号欄の記載は、第3図に示した内
容になる。この進路名称欄に対応して、鎖錠欄、信号制
御又はてっ査鎖錠欄、進路区分鎖錠欄、接近鎖錠又は保
留鎖錠欄が設けられている。
鎖錠欄には、当該進路を構成するにあたって、鎖錠が必
要な転てつ機等の番号を、その転換位置とともに記入す
る。第2図例で進路番号1RAの場合は、転てつ機51を定
位の方向に転換して鎖錠することを規定している。な
お、転換位置は、第2図で斜線を付した側が「定位」、
その反対側が「反位」であり、第3図では「反位」で鎖
錠する転てつ機番号にアンダーラインを付して示した。
また、列車等が着点を越えて進行した場合を考慮して、
一定の範囲にある転てつ機を所定の方向に転換鎖錠する
場合は、その転てつ機を過走転てつ機に設定し、その番
号と転換位置とを規定する。図示例では、着点1RATを越
えて過走したときを考慮して、軌道回路61Tを過走防護
区間として設定し、転てつ機61を過走転てつ機として定
位側に転換鎖錠することを規定している。さらに、その
他の鎖錠欄に、方向てこ、開通てこ、照査てこ等の鎖錠
を規定する。
信号制御又はてっ査鎖錠欄は、当該進路の信号機等の制
御条件と、てっ査鎖錠条件を規定する欄であり、進路の
信号機等の内方(信号機等よりも進行方向側)の軌道回
路と着点軌道回路とを規定する。信号制御の場合、例え
ば第3図例では、最初の軌道回路51Tに列車が進入した
ら信号機1RAを「停止(赤)」にし、次の軌道回路1RAT
を列車が進出するまでその状態を保持する。また、上記
設例では関係はないが、てっ査鎖錠とは、ある軌道回路
に列車等が在線しているときに、特定の転てつ機を鎖錠
することをいい、列車等が連動図表の転てつ機の行の
「信号機制御又はてっ査鎖錠」の欄に規定された軌道回
路(51T)に在線しているときは、当該転てつ機(51)
を規定の位置に鎖錠し、この内方軌道回路(51T)を進
出して、着点軌道回路(1RAT)を進入完了したときに、
当該転てつ機(51)の鎖錠を解除する条件となる。ま
た、信号制御欄には、途中の軌道回路と着点の軌道回路
を記入する。なお、本実施例では規定していないが、総
括制御欄を設けることもある。
進路区分鎖錠欄は、進路内鎖錠欄と過走防護区間鎖錠欄
が設けられている。進路区分鎖錠とは、信号機等の現示
によってある軌道回路に列車等が進入し、そして進出し
て行くに従い、軌道回路の鎖錠を順次区分的に解除する
ことをいう。例えば、本実施例の設例では、列車Aが信
号機1RAを通り抜け、軌道回路51Tを進出したときはその
51Tの鎖錠を解除、すなわち軌道回路予約テーブル12の
予約を消去することを規定していることになる。したが
って、列車Aが軌道回路51Tを進出したら、転てつ機の
鎖錠を解除する規定にもなる。また、過走防護区間鎖錠
についても同様である。
接近鎖錠又は保留鎖錠欄は、進路の復位(進路の解除要
求)が要求されたときに、その復位を実行するときの条
件を規定する欄である。例えば、列車等がその要求進路
にかかる転てつ機に接近した軌道回路に到達していれ
ば、その進路の転てつ機の鎖錠を保持し、またその鎖錠
の保留時間を設定して、その列車が完全に停止できる時
間を待ってから鎖錠を解いて復位するようにする。
一方、軌道回路予約テーブル12は、現在設定又は構成さ
れている進路又は作業範囲が、どの軌道回路を使用して
いるのか、の予約状況を示すものである。例えば、第4
図に示すように、このテーブル12は、全ての軌道回路に
対応させた欄を有し、対応する軌道回路の欄に設定又は
構成されている進路又は作業の番号等の情報が登録され
る。したがって、進路設定や作業範囲設定の要求があっ
たときに、対応する欄にその進路以外の他の進路又は作
業の番号が、登録されているか否かを確認すれば、競合
判断を簡単に行える。また、図示していないが、各軌道
回路に列車等が在線しているか否かの情報と列車番号等
の識別情報を格納する欄が設けられている。第2図例で
いえば、列車Aの進路1RAについて軌道回路51T,1RAT,61
Tが予約されている。したがって、入換作業の車両Bが
下り1番線からS方の進路を採ろうとしても、既に軌道
回路61Tに列車Aの進路1RAの予約があるので、その入換
進路は採ることはできない。また、図示していないが、
軌道回路予約テーブル12には、軌道回路追跡手段27によ
り登録管理される在線情報欄が設けられており、この欄
の内容によってその軌道回路に列車等が在線しているか
否かを確認できるようになっている。なお、図示してい
ないが、軌道回路予約テーブル12内に、進路競合チェッ
クマトリックスが設けられており、これを用いて通過列
車があるとき等のように、2つの進路(1RAと5RE)の両
者によって、1つの軌道回路についての重複予約を許容
するようにする。このような例としては、通過列車の他
に、保守作業現場と使用停止情報とが重複して同一軌道
回路に予約登録を許容する場合などがある。進路競合チ
ェックマトリックスの構成は、進路名称、保守作業名
称、線路閉鎖などの種別を行列に配列し、それらの交点
欄に、重複登録を許容するか否かを規定した内容になっ
ている。
また、転てつ機予約テーブル13とてこ予約テーブル14
は、軌道回路予約テーブル12と同様に、進路又は作業の
設定に伴う転てつ機とてこの予約を登録するテーブルで
ある。ここで、てこの種類には、信号てこ、入換標識て
こ、方向てこ、開通てこ、照査てこなどがある。また、
進路構成テーブル15は、現在開通されている進路の状態
を示す転てつ機の転換位置データ等が、格納される。
次に、各格納手段の構成について、第1図に示した機能
ブロック図と、第5図〜第10図に示した各手段の処理フ
ローチャートに沿って、本実施例の全体動作とともに説
明する。進路情報41により進路設定要求が入力される
と、本処理が開始される。進路設定は、連動図表の進路
名称欄の内容に対応する信号機種別および発点、着点を
指定して設定する。この進路設定要求は、上位のコンピ
ュータ端末、無線端末、電話器接続端末等から入力され
る。なお、保守用車の進路情報46は上記の進路情報41と
は別に、保守用車進路作成手段31に入力される。また、
必要に応じて、設定された進路又は開通された進路の進
路解除要求(進路復位)が進路鎖錠解除手段28に入力さ
れる。
進路予約照査手段21は、進路情報を入力し(ステップ10
1)、連動図表ファイル11の進路情報検索を行なって、
この入力された進路設定要求にかかる進路が、進路名称
欄に規定されているか否かをチェックする(ステップ10
2)。規定されていなければ、その旨の報告をして処理
を終了する(ステップ107)。規定されているときは、
てこ予約テーブル14を照査して、設定要求にかかる進路
がてこ等により鎖錠中でないか、つまり他の進路によっ
て反対方向の鎖錠予約がされてないか、又は使用停止
中、現示停止中でないかを確認する(ステップ103)。
使用停止中等であれば、その旨の報告をして処理を終了
する(ステップ107)。使用停止中等でなければ、当該
要求にかかる進路を構成する軌道回路を、連動図表ファ
イル11の進路情報検索により抽出する(ステップ10
4)。つぎに、この抽出した軌道回路が、他の列車等に
より進路予約されていないか、軌道回路予約テーブル12
の内容を検索して進路予約照査する(ステップ105)。
他の予約があれば、その旨を報告して処理を終了する
(ステップ107)。他の列車等の予約がされていなけれ
ば、転てつ制御手段22に、進路開通指令を出力する(ス
テップ106)。
転てつ制御手段22は、第6図に示すように、進路開通指
令にかかる進路の軌道回路に、他の列車等が在線してい
ないか否か軌道回路予約テーブル12の在線情報欄を照査
する(ステップ111)。在線している場合は、その旨を
報告して処理を終了する(ステップ117)。在線してい
なければ、連動図表ファイル11から鎖錠欄に規定されて
いる関係転てつ機を含む鎖錠情報を検索抽出する(ステ
ップ112)。次に、この抽出した転てつ機が他の条件に
より鎖錠中等でないか、つまり使用停止中又は単独てこ
扱い中でないかを、転てつ機予約テーブル13を照査して
判断する(ステップ113)。使用停止中等であれば、そ
の旨を報告して処理を終了する(ステップ117)。使用
停止中等でなければ、それらの関係転てつ機の転換指令
を転てつ機制御手段23に出力する(ステップ114)。こ
れにより転てつ機制御手段23は転てつ機群50の該当転て
つ機に、指令に応じた転てつ機制御出力を出力する。ま
た、転てつ機に設けられた位置検出から出力される転換
位置を表す転てつ機表示信号を取り込み、転てつ機制御
信号通りに動作したことを確認する。なお、転てつ機表
示信号は後述するように、進路構成テーブル15に入力登
録されており、これにより進路開通の状態が確認できる
ようになっている。また、必要に応じてこの進路構成テ
ーブル15の内容を、CRT等のグラフィック装置に表示出
力する。一方、転てつ制御手段22は、確認のため進路構
成テーブル15を検索して、要求にかかる進路が構成(開
通)したか否かを照査する(ステップ115)。進路が構
成されていなければ、その旨報告して処理を終了する
(ステップ117)。要求進路が構成されていれば、その
進路の予約指令を進路鎖錠手段24に出力する(ステップ
116)。
この進路予約指令を受けて進路鎖錠手段24は、第7図に
示す処理を行う。まず、連動図表テーブル11から読みだ
した指令にかかる進路の鎖錠条件や過走防護区間の情報
等から、関係する軌道回路を抽出する(ステップ12
1)。抽出した軌道回路について、軌道回路予約テーブ
ル12に進路番号、信号機種別を登録して、進路の予約を
行う(ステップ122)。第2図例によると、第4図のよ
うに軌道回路51T,1RAT,61Tに、進路1RAが登録される。
これにより、対向進路51Lと52L、23Lの進路構成が実質
的に禁止されるとともに、進路1RAの進路上における入
換作業や保守作業が実質的に禁止される。このように、
本実施例によれば、軌道回路予約により競合を判断し、
実質的に競合進路が排除されることから、従来のように
相互鎖錠すべき対向進路や純対向進路(同一進路)を連
動図表の鎖錠欄に規定する必要がなくなり、連動図表の
作成が容易になる。また、連動検査も簡略化される。
このような軌道回路予約を行なった後、連動図表ファイ
ル11の情報に基づいて、特定のてこ(開通てこ、照査て
こ、方向てこ)に関して、てこ予約テーブル15に進路番
号と解除条件を登録して、てこ鎖錠設定の予約を行う
(ステップ123)。また、連動図表ファイル11の鎖錠情
報と過走防護区間情報に基づいて、転てつ機予約テーブ
ル15に進路番号と解除条件を登録して、転てつ機鎖錠設
定の予約を行う(ステップ124)。そして、信号制御手
段25に信号制御指令を出力する(ステップ125)。
この信号制御指令を受けて、信号制御手段25は、第8図
に示す処理を実行する。まず、連動図表ファイル11の信
号制御又はてっ査鎖錠欄から、関係軌道回路を抽出する
(ステップ131)。その抽出した軌道回路に他の列車等
が在線していないか否かを、軌道回路予約テーブル12を
検索して判断する(ステップ132)。次に、進路開通に
かかる信号機等を「進行」の現示表示にする指令を出力
する(ステップ133)。次のステップ134では、後述する
軌道回路追跡手段27から進行・停止現示要求により入力
される「停止」現示要求に従って、「停止」現示指令を
信号機制御手段26に出力する(ステップ134)。信号機
制御手段26は、入力される信号機、標識又は進路表示器
の進行・停止現示要求に応じて、対応する信号機等の表
示を切り換える。
このようにして、通常の列車運行と入換作業の1つの列
車等の進路開通にかかる基本的な処理を終了する。
ここで、上記一連の処理と平行して実行される軌道回路
追跡について説明する。軌道回路追跡手段27は、入力さ
れる軌道回路情報42を取り込み、これに基づいて軌道回
路予約テーブル12の在線情報を書き替える。すなわち、
軌道回路情報42は、ある軌道回路に列車等が進入したこ
とを示す落下情報と、この軌道回路から列車等が進出し
たことを示す扛上(こうじょう)情報とからなり、これ
に基づいて列車等の追跡を行う。つまり、ある軌道回路
の落下情報が入力されたときは、軌道回路予約テーブル
12の対応する軌道回路の欄に、在線列車を登録し、その
軌道回路の扛上情報が入力されたときは、その登録を消
去する。したがって、軌道回路予約テーブル12の在線情
報欄を見ることにより、列車の進行を追跡できる。この
追跡情報は進路鎖錠解錠手段28に出力する。なお、軌道
回路のない着発線に進出したときは、上記在線列車の登
録を消去する。また、自駅と隣接駅との駅中間軌道回路
の欄を設け、隣接駅の開通表示灯区間を列車が進出した
とき、隣接駅の連動装置から出力される進出情報によ
り、その欄に在線列車を登録する。
進路鎖錠解錠手段28は、第9図に示すように、まず、列
車等の追跡情報入力により起動し(ステップ141)、連
動図表ファイル11の進路区分鎖錠および名称欄の軌道回
路情報に規定された軌道回路に関し、入力される列車等
の追跡情報の在線位置に応じて、列車等が進出した軌道
回路の進路予約を、軌道回路予約テーブル12から消去す
る(ステップ142)。そして、上記軌道回路予約の解除
に合わせて、てこ予約テーブル14に登録されている方向
てこ等鎖錠を解錠する(ステップ143)とともに、転て
つ機予約テーブル13に登録されている進路内及び過走転
てつ機の鎖錠とを解錠する(ステップ143,144)。これ
により、構内入換列車Bの入換作業を可能にするととも
に、対向進路23L等の進路構成を可能にする。
このようにして、通常の列車と入換作業の進路設定要求
に応動して、その要求の進路を軌道回路制御予約により
開通するとともに、列車等の進行に合わせて、軌道回路
予約および転てつ機等の進路開通機器の鎖錠を解除し、
保安を維持しながら、能率よく次の列車等の進路を構成
可能にする。
一方、保守用車は車輪が絶縁されているので軌道回路に
よる在線検出が動作しないため、保守用車の進路構成に
ついては、上述した通常の列車等と異なった連動システ
ムになっている。すなわち、上記各手段とは別に、保守
用車進路作成手段31と、保守用車追跡手段33と、保守・
入換作業管理手段32が設けられている。
保守用車進路作成手段31は、第10図に示すように、保守
用車進路情報46が入力されたときに起動する。この情報
には、保守用車進路設定要求と、その解除要求がある。
保守用車進路設定要求は、保守用車の進路にかかる信号
機種別、発点・着点を指定して行う(ステップ151)。
保守用車進路作成手段31は、進路設定要求が入力される
と、当該進路が連動図表ファイル11に登録されているか
否かを照査する(ステップ152)。登録されていれば、
当該進路設定要求を進路予約照査手段21に出力する(ス
テップ153)。これにより進路予約照査手段21が起動さ
れ、前述の列車の場合と同様、前記第5図から第8図の
処理が実行され、設定要求に係る進路が構成される。そ
の後、保守用車進路作成手段31は、進路構成テーブル15
を検索して、関係転てつ機の転換位置を確認し、要求の
進路が開通されたか否かを確認する(ステップ154)。
開通されていれば、進路の開通表示を連動装置のコンピ
ュータ端末装置等に出力して(ステップ155)、処理を
終了する。なお、前記ステップ152の判断等が否定のと
きは、ステップ156にてその旨報告をして処理を終了す
る。
保守用車は、上述したように起動回路情報42によって、
在線を検出できない。そこで、保守用車追跡手段33は、
保守用車使用開始時に、保守用車の位置の発生処理を行
う。つまり、保守用車の進路設定報告に応動して、その
発点の軌道回路にに保守用車の在線を割り付ける。一
方、保守用車の進路設定解除報告に応動して、保守用車
の在線位置を着点軌道回路に割り付ける。そして、保守
用車の作業終了報告により、保守用車の追跡情報を消去
して処理を終了する。
保守・入換作業管理手段32は、入換支障情報44と、保守
作業範囲情報・使用停止情報45を入力とし、線路閉鎖、
保守用車使用又は保守作業の範囲の設定入力があったと
き、それらの作業範囲に属する軌道回路について、軌道
回路予約テーブル12に登録する。そして、その作業範囲
の設定又は解除が入力されたとき、その範囲内の軌道回
路について軌道回路予約テーブル12に予約登録又はその
登録の消去をする。一方、構内の入換作業範囲である入
換支障範囲が設定又は解除されたときは、上記と同様
に、軌道回路予約テーブル12の予約登録又はその消去を
する。その他、図示されてないが、保安設備54などの諸
設備の使用停止が設定されたときは、転てつ機予約テー
ブル13又はてこ予約テーブル14に、その旨登録する。そ
して、使用停止が解除されたとき、それらの登録を消去
する。
その他、第1図のブロック図には明示していないが、進
路復位について説明する。進路復位とは進路解除要求と
同じであり、進路設定要求と同じように、信号機種別、
発点・着点軌道回路の情報を指定して行う。ただし、進
路復位により進路解錠する場合は、保安のために、次の
手順により行う。まず、進路復位が設定されたとき、連
動図表ファイル11のの接近又は保留鎖錠欄に規定された
外方軌道回路について、列車等の在線の有無を照査す
る。そして、列車等が通過済みのときは、進路復位のみ
を行う。一方、在線ありのときは、連動図表ファイル11
の接近又は保留鎖錠欄に規定された時間の経過後に、進
路解錠処理を行なう。また、在線なしの場合は、直ちに
進路予約の解除処理を行なう。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、競合判断の論理
を単純かつ明瞭化でき、かつ新たな進路等の設定を容易
にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例連動装置にかかる全体機能ブ
ロック図、第2図は本発明を説明するための一例の駅構
内の線路配線図、第3図は本発明の一実施例の連動図表
の内容を示す図、第4図は本発明の一実施例の軌道回路
予約テーブルの内容を示す図、第5図は進路予約照査手
段の処理フローチャート、第6図は転てつ制御手段の処
理フローチャート、第7図は進路鎖錠手段の処理フロー
チャート、第8図は信号制御手段の処理フローチャー
ト、第9図は進路鎖錠手段の処理フローチャート、第10
図は保守用車進路作成手段の処理フローチャートであ
る。 11……連動図表ファイル、12……軌道回路予約テーブ
ル、13……転てつ機予約テーブル、14……てこ予約テー
ブル、15……進路構成テーブル、21……進路予約照査手
段、22……転てつ制御手段、23……転てつ機制御手段、
24……進路鎖錠手段、25……信号制御手段、26……信号
機制御手段、27……軌道回路追跡手段、28……進路鎖錠
解錠手段、31……保守用車進路作成手段、32……保守・
入換作業管理手段、33……保守用車追跡手段、51,61…
…転てつ機、2T,1T,51T,61T,1RAT,1RBT,5RET……軌道回
路、1RA,1RB……場内信号機、5RE,6RE……出発信号機、
21R,22R,23L,51L,52L……入換標識、A……列車、B…
…構内入換列車、X……入換作業範囲、Y……保守作業
範囲。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータを有する連動装置であって、 コンピュータは、軌道回路予約テーブル(12)と、進路
    設定要求入力手段(41,31)と、進路予約照査手段(2
    1)と、進路鎖錠手段(24)とを有し、 軌道回路予約テーブル(12)は、列車の進路設定及び保
    守入換作業範囲の予約が軌道回路区間単位で登録される
    ものであり、その軌道回路区間は列車の在線位置を検出
    するために軌道に沿って分割設定された軌道回路の区間
    であり、 進路設定要求入力手段(41,31)は、列車の進路に含ま
    れる軌道回路区間を指定して進路設定要求を入力するも
    のであり、 進路予約照査手段(21)は、進路設定要求入力手段(4
    1,31)から入力される進路設定要求を入力とし、その入
    力に応動して軌道回路予約テーブル(12)を参照して、
    その進路設定要求にかかる進路に含まれる全ての軌道回
    路区間について、他の列車の進路及び保守入換作業範囲
    の設定予約が登録されているか否かを照査して進路の競
    合判断を行い、進路が競合してないときにその進路設定
    要求にかかる進路の開通指令を出力するものであり、 進路鎖錠手段(24)は、進路予約照査手段(21)から出
    力される開通指令を入力とし、その開通指令に応動して
    その進路設定要求にかかる列車の進路の全ての軌道回路
    の区間について軌道回路予約テーブル(12)に進路設定
    の予約を登録するものである 連動装置。
  2. 【請求項2】コンピュータは、転てつ機を転換制御する
    転てつ制御手段(22)を有し、進路設定要求入力手段
    (41,31)は、進路設定要求を列車の発点、着点および
    途中の軌道回路区間並びに関係する転てつ機および転換
    方向とを指定して入力するものであり、 転てつ制御手段(22)は、進路設定要求入力手段(41,3
    1)から入力される転てつ機および転換方向の指定と、
    進路予約照査手段(21)から出力される開通指令とを入
    力とし、その開通指令に応動して転てつ機を指定の転換
    方向に転換させるとともに、その進路設定要求にかかる
    進路設定の予約指令を出力し、 進路鎖錠手段(24)は、転てつ制御手段(22)から出力
    される予約指令を入力とし、その予約指令が入力された
    ときに進路設定の予約登録を行うものである 請求項1に記載の連動装置。
  3. 【請求項3】コンピュータは、軌道回路情報入力手段
    (42)と、軌道回路追跡手段(27)と、進路鎖錠解錠手
    段(28)とを有し、 軌道回路情報入力手段(42)は、軌道回路の検知手段か
    ら出力される列車の在線位置情報を含む軌道回路情報を
    入力するものであり、 軌道回路追跡手段(27)は、軌道回路情報入力手段(4
    2)から入力される列車の在線位置情報を入力とし、そ
    の在線位置情報に基づいて列車の進行を追跡して追跡情
    報を出力するものであり、 進路鎖錠解錠手段(28)は、軌道回路追跡手段(27)か
    ら出力される追跡情報を入力とし、その追跡情報に基づ
    いて列車が開通された進路の各軌道回路区間を進出した
    ときに、その軌道回路区間について軌道回路予約テーブ
    ル(12)に登録されている設定予約を解除するものであ
    る 請求項2に記載の連動装置。
  4. 【請求項4】コンピュータは、保守入換作業管理手段
    (32)を有し、 保守入換作業管理手段(32)は、保守入換作業範囲の設
    定指令を入力とし、 その指令により設定される軌道回路区間について軌道回
    路予約テーブル(12)を参照し、その軌道回路区間につ
    いて他の列車の進路の設定予約が登録されていないとき
    に、その軌道回路区間について軌道回路予約テーブル
    (12)に設定予約を登録するものであり、かつ保守入換
    作業範囲の解除指令を入力とし、その解除指令により設
    定される軌道回路区間について軌道回路予約テーブル
    (12)に登録されている設定予約を解除するものである 請求項1,2又は3のいずれかに記載の連動装置。
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