JPH0723148B2 - 不活性ガス置換液体充填方法と装置 - Google Patents
不活性ガス置換液体充填方法と装置Info
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- JPH0723148B2 JPH0723148B2 JP63292432A JP29243288A JPH0723148B2 JP H0723148 B2 JPH0723148 B2 JP H0723148B2 JP 63292432 A JP63292432 A JP 63292432A JP 29243288 A JP29243288 A JP 29243288A JP H0723148 B2 JPH0723148 B2 JP H0723148B2
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
- B65B31/00—Packaging articles or materials under special atmospheric or gaseous conditions; Adding propellants to aerosol containers
- B65B31/006—Adding fluids for preventing deformation of filled and closed containers or wrappers
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- Vacuum Packaging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は清涼飲料水のような液体や、粒入り果汁のよ
うな固体を含有する液体などの液体内容物を容器に充填
するときに、容器のヘッドスペースに存在している空気
や、液体内容物により形成された気泡中に存在する空気
を、不活性ガスで置換して充填する方法と装置に関する
ものである。
うな固体を含有する液体などの液体内容物を容器に充填
するときに、容器のヘッドスペースに存在している空気
や、液体内容物により形成された気泡中に存在する空気
を、不活性ガスで置換して充填する方法と装置に関する
ものである。
[従来の技術] 清涼飲料水や、粒入り果汁のような液体内容物を、容器
に充填すると、容器の上部に形成されるヘッドスペース
に空気が残存する。この空気中の酸素が液体内容物と反
応して、変質、変色、風味劣化など液体内容物の品質の
低下を来たすとともに、反応したり、溶込んだりした酸
素の分だけ空気の体積が減少して容器内部が減圧にな
り、容器の変形の原因となるという問題がある。
に充填すると、容器の上部に形成されるヘッドスペース
に空気が残存する。この空気中の酸素が液体内容物と反
応して、変質、変色、風味劣化など液体内容物の品質の
低下を来たすとともに、反応したり、溶込んだりした酸
素の分だけ空気の体積が減少して容器内部が減圧にな
り、容器の変形の原因となるという問題がある。
とくに容器が、胴部より小さい口部を持つ容器の場合
は、これに加えて内容物の充填時に泡立ちが激しく、ヘ
ッドスペースには空気を含有した気泡が多量に発生す
る。この気泡の除去はきわめて困難であった。そして、
この気泡中の酸素が液体内容物に悪影響を与える点は同
じである。
は、これに加えて内容物の充填時に泡立ちが激しく、ヘ
ッドスペースには空気を含有した気泡が多量に発生す
る。この気泡の除去はきわめて困難であった。そして、
この気泡中の酸素が液体内容物に悪影響を与える点は同
じである。
この問題を解決するために、従来よりヘッドスペース中
に存在する空気や空気を含有する気泡を除去する試みが
行われていた。例えば、窒素、炭酸ガス、アルゴンなど
の不活性ガスや、これらを液化した不活性ガス液を用い
て、空気を置換する試みなどである。
に存在する空気や空気を含有する気泡を除去する試みが
行われていた。例えば、窒素、炭酸ガス、アルゴンなど
の不活性ガスや、これらを液化した不活性ガス液を用い
て、空気を置換する試みなどである。
たとえば、特公昭42−23476号公報には、瓶中に内容物
を充填すると同時に、またはこれの前後に、不活性ガス
系の液化ガスを注入し、空気の除去と気化による体積膨
脹を利用して容器の変形を防止する方法が開示されてい
る。
を充填すると同時に、またはこれの前後に、不活性ガス
系の液化ガスを注入し、空気の除去と気化による体積膨
脹を利用して容器の変形を防止する方法が開示されてい
る。
しかしながらこの方法では、瓶中のヘッドスペース中の
空気を十分置換することができない許りでなく、充満し
ている気泡の除去は極めて困難であった。そのため残存
する酸素による液体内容物の変質をふせぐことはできな
かった。
空気を十分置換することができない許りでなく、充満し
ている気泡の除去は極めて困難であった。そのため残存
する酸素による液体内容物の変質をふせぐことはできな
かった。
空気や気泡と不活性ガスとの置換を良好にするために、
内容物を充填後に不活性ガスを噴射し、その直後にキャ
ップで封緘する方法もあるが、この方法では残存する空
気と気泡の一部は吹飛ばされるが、相当量の気泡が残留
し酸素による悪影響を取除くことはできなかった。
内容物を充填後に不活性ガスを噴射し、その直後にキャ
ップで封緘する方法もあるが、この方法では残存する空
気と気泡の一部は吹飛ばされるが、相当量の気泡が残留
し酸素による悪影響を取除くことはできなかった。
そこで本件出願人は、予め容器中に不活性ガスを充填
し、しかる後に液体内容物を充填する方法(特願昭62−
156318号(特開昭64−9196号公報参照))を提案した。
し、しかる後に液体内容物を充填する方法(特願昭62−
156318号(特開昭64−9196号公報参照))を提案した。
この方法によれば、容器中の空気を予め95%の置換率
(置換された不活性ガスの量/当初の容器中の空気の
量)で置換しておくことができ、充填封緘後の置換率は
60%にまで高まる。
(置換された不活性ガスの量/当初の容器中の空気の
量)で置換しておくことができ、充填封緘後の置換率は
60%にまで高まる。
しかしこの方法では、液体内容物の充填時に空気を巻込
むことを完全には防ぎえず、また、封緘終了までに容器
口部から外部の空気が侵入することを実質的に防ぐこと
はできなかった。
むことを完全には防ぎえず、また、封緘終了までに容器
口部から外部の空気が侵入することを実質的に防ぐこと
はできなかった。
さらに本件出願人は、この問題点を解決するために、予
め容器中に不活性ガスを充填し、しかる後に液体内容物
を充填すると同時に、液体充填ノズルと容器口部の間の
隙間に不活性ガスを供給する方法(特願昭63−105248号
(特開平01−279018号公報参照))を提案した。
め容器中に不活性ガスを充填し、しかる後に液体内容物
を充填すると同時に、液体充填ノズルと容器口部の間の
隙間に不活性ガスを供給する方法(特願昭63−105248号
(特開平01−279018号公報参照))を提案した。
この方法によれば、充填封緘後のヘッドスペース中の空
気の置換率を、82〜85%程度に高めることができる。
気の置換率を、82〜85%程度に高めることができる。
しかし、ヘッドスペースに気泡が存在している時は、こ
の方法では気泡の追出しが十分できず、むしろ不活性ガ
スの吹込みによって液面に気泡が発生する恐れすらあっ
た。
の方法では気泡の追出しが十分できず、むしろ不活性ガ
スの吹込みによって液面に気泡が発生する恐れすらあっ
た。
しかも、この方法は予め不活性ガスを容器に充填させる
工程と、液体内容物を充填しながら隙間から不活性ガス
を供給するという2工程が必要であり、工程が複雑にな
る欠点があった。
工程と、液体内容物を充填しながら隙間から不活性ガス
を供給するという2工程が必要であり、工程が複雑にな
る欠点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は容器に液体内容物を充填する方法であって、充
填封緘後、残存酸素による液体内容物の変質を発生させ
ないために、容器のヘッドスペース中の空気や気泡を、
十分に不活性ガスと置換して液体内容物を充填する方法
であり、充填封緘後の容器は膨れや凹みなどの変形が発
生せず、かつ、それが一工程で行える方法を提供するこ
とである。
填封緘後、残存酸素による液体内容物の変質を発生させ
ないために、容器のヘッドスペース中の空気や気泡を、
十分に不活性ガスと置換して液体内容物を充填する方法
であり、充填封緘後の容器は膨れや凹みなどの変形が発
生せず、かつ、それが一工程で行える方法を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、 「1.容器に液体内容物を充填したのち容器口部より容器
内に、液化した不活性ガス液と不活性ガスとを、液化し
た不活性ガス液を中心に周囲を不活性ガスで包囲した状
態で、上方から容器内の内容物表面に向けて空気の持込
を防止して注入し、容器内の液体内容物の上部のヘッド
スペース内に存在する空気と、空気を包んでいる液体内
容物の泡を消泡しつつ追出して、ヘッドスペース内の空
気を不活性ガスで置換するとともに、液化した不活性ガ
ス液から気化し発生する不活性ガスにより、置換後に容
器口部から空気が流入するのを、連続かつ持続的に防止
しつつ口部を封緘することを特徴とする不活性ガス置換
液体充填方法。
内に、液化した不活性ガス液と不活性ガスとを、液化し
た不活性ガス液を中心に周囲を不活性ガスで包囲した状
態で、上方から容器内の内容物表面に向けて空気の持込
を防止して注入し、容器内の液体内容物の上部のヘッド
スペース内に存在する空気と、空気を包んでいる液体内
容物の泡を消泡しつつ追出して、ヘッドスペース内の空
気を不活性ガスで置換するとともに、液化した不活性ガ
ス液から気化し発生する不活性ガスにより、置換後に容
器口部から空気が流入するのを、連続かつ持続的に防止
しつつ口部を封緘することを特徴とする不活性ガス置換
液体充填方法。
2.容器が、容器の胴部より小さい口部を持つプラスチッ
ク容器である、第1項記載の不活性ガス置換液体充填方
法。
ク容器である、第1項記載の不活性ガス置換液体充填方
法。
3.不活性ガスが、窒素ガス、炭酸ガス、アルゴンガス、
ネオンガス、ヘリウムガスである第1項または第2項記
載の不活性ガス置換液体充填方法。
ネオンガス、ヘリウムガスである第1項または第2項記
載の不活性ガス置換液体充填方法。
4.液体内容物が、液体のみからなる第1項ないし第3項
のいずれか1項に記載された不活性ガス置換液体充填方
法。
のいずれか1項に記載された不活性ガス置換液体充填方
法。
5.液体内容物が、液体中に固形分が分散含有されている
混合液体と固体の混合物である第1項ないし第3項のい
ずれか1項に記載された不活性ガス置換液体充填方法。
混合液体と固体の混合物である第1項ないし第3項のい
ずれか1項に記載された不活性ガス置換液体充填方法。
6.液化した不活性ガス液とそれを包囲する不活性ガスと
が同一の不活性物質である第1項ないし第5項のいずれ
か1項に記載された不活性ガス置換液体充填方法。
が同一の不活性物質である第1項ないし第5項のいずれ
か1項に記載された不活性ガス置換液体充填方法。
7.液化した不活性ガス液とそれを包囲する不活性ガスと
が異なる不活性物質である第1項ないし第5項のいずれ
か1項に記載された不活性ガス置換液体充填方法。
が異なる不活性物質である第1項ないし第5項のいずれ
か1項に記載された不活性ガス置換液体充填方法。
8.不活性ガス気液供給装置と該不活性ガス気液供給装置
と連接した不活性ガス気液供給機からなり、不活性ガス
気液供給機が液化不活性ガス液吐出口2を有する液化不
活性ガス液供給ノズル5と、該液化不活性ガス液供給ノ
ズル5に、上下に摺動可能に内設した液化不活性ガス液
量調節ニードル8と、液化不活性ガス液供給ノズル5の
周囲に配設した不活性ガス供給ノズル7とからなり、不
活性ガス供給ノズル7の不活性ガス吐出口3を、液化不
活性ガス液供給ノズル5の液化不活性ガス液吐出口2を
取り囲んで配設してなる不活性ガス気液供給機である、
不活性ガス置換液体充填装置。」である。
と連接した不活性ガス気液供給機からなり、不活性ガス
気液供給機が液化不活性ガス液吐出口2を有する液化不
活性ガス液供給ノズル5と、該液化不活性ガス液供給ノ
ズル5に、上下に摺動可能に内設した液化不活性ガス液
量調節ニードル8と、液化不活性ガス液供給ノズル5の
周囲に配設した不活性ガス供給ノズル7とからなり、不
活性ガス供給ノズル7の不活性ガス吐出口3を、液化不
活性ガス液供給ノズル5の液化不活性ガス液吐出口2を
取り囲んで配設してなる不活性ガス気液供給機である、
不活性ガス置換液体充填装置。」である。
不活性ガスとしては、不活性元素である窒素ガス、アル
ゴンガス、ネオンガス、ヘリウムガスなどの他、炭酸ガ
スのごとき不活性気体が使用でき、液化不活性ガス液と
しては液体窒素が好適である。不活性ガスと液化不活性
ガス液とは適宜組合わせて使用できるが、とくに、窒素
ガスと液体窒素の組合わせが良い効果を奏する。
ゴンガス、ネオンガス、ヘリウムガスなどの他、炭酸ガ
スのごとき不活性気体が使用でき、液化不活性ガス液と
しては液体窒素が好適である。不活性ガスと液化不活性
ガス液とは適宜組合わせて使用できるが、とくに、窒素
ガスと液体窒素の組合わせが良い効果を奏する。
[作用] このように構成された液体内容物の不活性ガス置換充填
方法においては、まず、充填機の充填ポートに送られて
きた容器の内部に、充填ノズルから液体内容物が所定量
充填される。
方法においては、まず、充填機の充填ポートに送られて
きた容器の内部に、充填ノズルから液体内容物が所定量
充填される。
この時、液体内容物が温度差によって噴出しないよう
に、容器の上部と液体内容物の表面との間に、ヘッドス
ペースと称する空間が生じるように充填される。したが
って、この部分に空気が残存することになる。
に、容器の上部と液体内容物の表面との間に、ヘッドス
ペースと称する空間が生じるように充填される。したが
って、この部分に空気が残存することになる。
また、口部が胴部より小さい容器の場合は、とくに、充
填時に空気を含んだ気泡が、液体内容物の表面に多量に
発生し、この気泡の追出しは困難であり、しかも気泡を
追出した容器の口部付近が液体内容物により汚される傾
向が大きい。
填時に空気を含んだ気泡が、液体内容物の表面に多量に
発生し、この気泡の追出しは困難であり、しかも気泡を
追出した容器の口部付近が液体内容物により汚される傾
向が大きい。
本発明者は、このような問題点について種々研究した結
果、液化不活性ガス液を注下すると、その消泡効果によ
り気泡の一部、とくに液面の気泡を消すことはできる
が、容器の口部付近の気泡は消すことができず、却って
液化不活性ガス液の注入によって、空気を巻込む傾向が
大きいことを見出だした。
果、液化不活性ガス液を注下すると、その消泡効果によ
り気泡の一部、とくに液面の気泡を消すことはできる
が、容器の口部付近の気泡は消すことができず、却って
液化不活性ガス液の注入によって、空気を巻込む傾向が
大きいことを見出だした。
なぜ、液化不活性ガス液を注入すると、空気を巻込んで
持込むのか、その理論的根拠は必ずしも明確ではない
が、注入時に液化不活性ガス液が空気を持込む傾向が、
噴射される不活性ガスよりも大きいことが、実際の充填
において確かめられている。
持込むのか、その理論的根拠は必ずしも明確ではない
が、注入時に液化不活性ガス液が空気を持込む傾向が、
噴射される不活性ガスよりも大きいことが、実際の充填
において確かめられている。
また不活性ガスを吹込むだけでは、物理的に気泡を吹飛
ばすにとどまり消泡効果はなく、むしろ液面に新たな気
泡を発生させる傾向があり、ヘッドスペース中の空気の
十分な置換は期待できない。
ばすにとどまり消泡効果はなく、むしろ液面に新たな気
泡を発生させる傾向があり、ヘッドスペース中の空気の
十分な置換は期待できない。
このような問題点について、本発明者は種々研究した結
果、液化不活性ガス液や不活性ガスを単にヘッドスペー
スに注入するだけでは、ヘッドスペース中の空気の完全
な置換は不可能であるとの結論に達し、注入状態と置換
の効率との検討を行った結果、液化不活性ガス液を不活
性ガスで包囲して上方から容器内の内容物表面に向けて
容器のヘッドスペースに注入すると、液化不活性ガス液
による空気の持込みが防止でき、ヘッドスペース中の空
気や気泡も十分に置換できるという新知見をえて本発明
を完成したものである。
果、液化不活性ガス液や不活性ガスを単にヘッドスペー
スに注入するだけでは、ヘッドスペース中の空気の完全
な置換は不可能であるとの結論に達し、注入状態と置換
の効率との検討を行った結果、液化不活性ガス液を不活
性ガスで包囲して上方から容器内の内容物表面に向けて
容器のヘッドスペースに注入すると、液化不活性ガス液
による空気の持込みが防止でき、ヘッドスペース中の空
気や気泡も十分に置換できるという新知見をえて本発明
を完成したものである。
すなわち、本発明の方法では、不活性ガス流で包囲され
た液化不活性ガス液が上方から容器内の内容物表面に向
けて注入され、ヘッドスペース中の空気や気泡は、同時
に流入する不活性ガスによって追出され、残留する気泡
は注入される液化不活性ガス液の消泡効果によって消泡
されるのである。
た液化不活性ガス液が上方から容器内の内容物表面に向
けて注入され、ヘッドスペース中の空気や気泡は、同時
に流入する不活性ガスによって追出され、残留する気泡
は注入される液化不活性ガス液の消泡効果によって消泡
されるのである。
また、容器口部付近は液化不活性ガス液を包囲して上方
から容器内の内容物表面に向けて流入する不活性ガスに
よって、従来液化不活性ガス液の注入に伴って巻込まれ
ていた外部の空気が、遮断されて巻込まれることがな
く、また、充填された液体内容物の表面には液化不活性
ガス液の薄層が生じ、流入してきた不活性ガスが液面に
衝突しても泡立ちが発生しないので、置換率は著しく向
上することになる。
から容器内の内容物表面に向けて流入する不活性ガスに
よって、従来液化不活性ガス液の注入に伴って巻込まれ
ていた外部の空気が、遮断されて巻込まれることがな
く、また、充填された液体内容物の表面には液化不活性
ガス液の薄層が生じ、流入してきた不活性ガスが液面に
衝突しても泡立ちが発生しないので、置換率は著しく向
上することになる。
所定量の液化不活性ガス液および不活性ガスが供給され
た後は、液化ガスの揮発により不活性ガスが継続して発
生し、容器口部からの空気の流入を持続的に防止するの
で、封緘終了まで空気が流入せず充填封緘後の置換率は
極めて高くなる。
た後は、液化ガスの揮発により不活性ガスが継続して発
生し、容器口部からの空気の流入を持続的に防止するの
で、封緘終了まで空気が流入せず充填封緘後の置換率は
極めて高くなる。
このように、本発明は液化不活性ガス液を不活性ガスで
包囲して上方から容器内の内容物表面に向けて注入する
ことにより、両者が相乗効果を発揮し優れた作用を示す
のである。
包囲して上方から容器内の内容物表面に向けて注入する
ことにより、両者が相乗効果を発揮し優れた作用を示す
のである。
液化不活性ガス液を包囲して上方から容器内の内容物表
面に向けて、酸素を持ち込まないように容器に注入する
には、液化不活性ガス液の吐出口の周囲に、不活性ガス
の吐出口を開口し、液化不活性ガス液が不活性ガスで包
囲されつつ、吐出するように両者の吐出口を配置するこ
とが必要である。
面に向けて、酸素を持ち込まないように容器に注入する
には、液化不活性ガス液の吐出口の周囲に、不活性ガス
の吐出口を開口し、液化不活性ガス液が不活性ガスで包
囲されつつ、吐出するように両者の吐出口を配置するこ
とが必要である。
[発明の効果] 本発明によれば、予め、容器内を不活性ガスで置換する
ことなく、一工程で、キャップ封緘後のヘッドスペース
のガス置換率が80%以上に到達しうる液体内容物の充填
方法を提供することが出来る。したがって、ヘッドスペ
ース中の空気や気泡の残存が少なく、空気中や気泡中の
酸素が液体内容物と反応して起こる液体内容物の品質低
下を少なくすることができ、液体内容物の品質の保持に
有利である。また、減圧による容器の変形も発生しな
い。
ことなく、一工程で、キャップ封緘後のヘッドスペース
のガス置換率が80%以上に到達しうる液体内容物の充填
方法を提供することが出来る。したがって、ヘッドスペ
ース中の空気や気泡の残存が少なく、空気中や気泡中の
酸素が液体内容物と反応して起こる液体内容物の品質低
下を少なくすることができ、液体内容物の品質の保持に
有利である。また、減圧による容器の変形も発生しな
い。
[実施例] 本発明の詳細を一実施例を示す図面について説明する。
実施例 1 第1図は充填機の充填ポートに送られてきた容器1に液
体内容物6を充填した時、液体内容物でできた気泡10が
発生してヘッドスペースに充満している状態を示す。
体内容物6を充填した時、液体内容物でできた気泡10が
発生してヘッドスペースに充満している状態を示す。
第2図はこの容器口部4の真上に、不活性ガス気液供給
機9のノズル部を近付け、液化不活性ガス液12を液化不
活性ガス液供給ノズル5から注入すると同時に、不活性
ガス11を不活性ガス供給ノズル7から噴出させ、充満し
ている気泡と空気を不活性ガス11で容器口部4から追出
し、液面上の気泡を液化不活性ガス液12によって消泡し
ている状態を示す。
機9のノズル部を近付け、液化不活性ガス液12を液化不
活性ガス液供給ノズル5から注入すると同時に、不活性
ガス11を不活性ガス供給ノズル7から噴出させ、充満し
ている気泡と空気を不活性ガス11で容器口部4から追出
し、液面上の気泡を液化不活性ガス液12によって消泡し
ている状態を示す。
すなわち、液化不活性ガス液供給ノズル5から液化不活
性ガス液12が注入されると、液体内容物6表面に広が
り、液面の気泡を消泡するとともに、不活性ガスを揮発
してヘッドスペース中の空気や気泡を徐々に置換する。
同時に不活性ガス供給ノズル7から噴出した不活性ガス
11は、超低温の液化不活性ガス液12を包み囲み、容器口
部4の隙間から超低温に吸込まれてくる空気を遮断し、
逆にヘッドスペース中の空気と気泡を勢いよく追出し、
きわめて短時間にヘッドスペース中の空気を置換してし
まう働きを示す。
性ガス液12が注入されると、液体内容物6表面に広が
り、液面の気泡を消泡するとともに、不活性ガスを揮発
してヘッドスペース中の空気や気泡を徐々に置換する。
同時に不活性ガス供給ノズル7から噴出した不活性ガス
11は、超低温の液化不活性ガス液12を包み囲み、容器口
部4の隙間から超低温に吸込まれてくる空気を遮断し、
逆にヘッドスペース中の空気と気泡を勢いよく追出し、
きわめて短時間にヘッドスペース中の空気を置換してし
まう働きを示す。
しかも、噴出した不活性ガス11は、液体内容物6の表面
に直接衝突することなく、その表面に広がっている液化
不活性ガス液の薄層に当たって緩衝されるので、液体内
容物が発泡することなく、従って空気が残存することが
ない。
に直接衝突することなく、その表面に広がっている液化
不活性ガス液の薄層に当たって緩衝されるので、液体内
容物が発泡することなく、従って空気が残存することが
ない。
ついでキャップを用いて容器口部4を封緘することによ
り、充填が完了する。
り、充填が完了する。
ここで重要なことは、不活性ガス気液供給機9のノズル
部と容器口部4との間には、隙間が存在することであ
る。この隙間がヘッドスペース中の気泡や空気が押出さ
れていく流通路となる。
部と容器口部4との間には、隙間が存在することであ
る。この隙間がヘッドスペース中の気泡や空気が押出さ
れていく流通路となる。
また、ノズル部と容器口部4とを非接触に保つことによ
り、アセブティック(無菌)充填を行うことができる。
り、アセブティック(無菌)充填を行うことができる。
第3図は不活性ガス気液供給機9の断面図である。液化
不活性ガス液供給ノズル5には、液を適量づつ滴下する
ために調節を行うニードル8が上下に摺動可能に内設さ
れている。液化不活性ガス液供給ノズル5の吐出口2の
周囲には、不活性ガス7の吐出口3が取り囲んで配置さ
れており、液化不活性ガス液は不活性ガスで包囲されつ
つ注入される。
不活性ガス液供給ノズル5には、液を適量づつ滴下する
ために調節を行うニードル8が上下に摺動可能に内設さ
れている。液化不活性ガス液供給ノズル5の吐出口2の
周囲には、不活性ガス7の吐出口3が取り囲んで配置さ
れており、液化不活性ガス液は不活性ガスで包囲されつ
つ注入される。
第4図は不活性ガス気液供給機9を下から見た図であっ
て、液化不活性ガス液供給ノズル5と不活性ガス供給ノ
ズル7の吐出口の配置を示す。
て、液化不活性ガス液供給ノズル5と不活性ガス供給ノ
ズル7の吐出口の配置を示す。
不活性ガス供給ノズル7の吐出口3は、円孔でもよく、
円弧状のスリットでもよい。
円弧状のスリットでもよい。
[実験例] 第2図に示される実施例において液化不活性ガス液供給
ノズル5から注入する液化不活性ガス液を液体窒素と
し、その注入量を0.21gとした。これは窒素ガスに換算
すると、177mlとなる。
ノズル5から注入する液化不活性ガス液を液体窒素と
し、その注入量を0.21gとした。これは窒素ガスに換算
すると、177mlとなる。
ただし、 液体窒素1g=1.237ml(液体)=844ml(気体) また、不活性ガス噴出口7から噴出する窒素ガスの量を
60L/minとした。
60L/minとした。
この条件で、液体内容物としてオレンジジュースを用
い、ヘッドスペースを70mlとして本発明を実施し、キャ
ッピングされた容器のヘッドスペース中の残存酸素量お
よび置換率をしらべた。
い、ヘッドスペースを70mlとして本発明を実施し、キャ
ッピングされた容器のヘッドスペース中の残存酸素量お
よび置換率をしらべた。
その結果は第1表の通りであった。
第1図は容器のヘッドスペースに、液体内容物の気泡が
充満している状態をしめす。 第2図は本発明の不活性ガス置換液体充填方法をしめ
す。 第3図は本発明で用いる不活性ガス気液供給機の断面図
である。 第4図は本発明で用いる不活性ガス気液供給機のノズル
部を下から見た図である。 1……容器、2……液化不活性ガス液吐出口、3……不
活性ガス吐出口、4……容器口部、5……液化不活性ガ
ス液供給ノズル、6……液体内容物、7……不活性ガス
供給ノズル、8……ニードル、9……不活性ガス気液供
給機、10……気泡、11……不活性ガス、12……液化不活
性ガス液。
充満している状態をしめす。 第2図は本発明の不活性ガス置換液体充填方法をしめ
す。 第3図は本発明で用いる不活性ガス気液供給機の断面図
である。 第4図は本発明で用いる不活性ガス気液供給機のノズル
部を下から見た図である。 1……容器、2……液化不活性ガス液吐出口、3……不
活性ガス吐出口、4……容器口部、5……液化不活性ガ
ス液供給ノズル、6……液体内容物、7……不活性ガス
供給ノズル、8……ニードル、9……不活性ガス気液供
給機、10……気泡、11……不活性ガス、12……液化不活
性ガス液。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−4521(JP,A) 特開 昭64−9196(JP,A) 特開 平1−279018(JP,A) 特開 昭63−67275(JP,A) 特開 昭58−183417(JP,A) 特公 昭42−23476(JP,B2)
Claims (8)
- 【請求項1】容器に液体内容物を充填したのち容器口部
より容器内に、液化した不活性ガス液と不活性ガスと
を、液化した不活性ガス液を中心に周囲を不活性ガスで
包囲した状態で、上方から容器内の内容物表面に向けて
空気の持込みを防止して注入し、容器内の液体内容物の
上部のヘッドスペース内に存在する空気と、空気を包ん
でいる液体内容物の泡を消泡しつつ追出して、ヘッドス
ペース内の空気を不活性ガスで置換するとともに、液化
した不活性ガス液から気化し発生する不活性ガスによ
り、置換後に容器口部から空気が流入するのを、連続か
つ持続的に防止しつつ口部を封緘することを特徴とする
不活性ガス置換液体充填方法。 - 【請求項2】容器が、容器の胴部より小さい口部を持つ
プラスチック容器である。特許請求の範囲第1項に記載
された不活性ガス置換液体充填方法。 - 【請求項3】不活性ガスが、窒素ガス、炭酸ガス、アル
ゴンガス、ネオンガス、ヘリウムガスから選んだ1また
は2以上である特許請求の範囲第1項または第2項に記
載された不活性ガス置換液体充填方法。 - 【請求項4】液体内容物が、液体のみからなる特許請求
の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載された
不活性ガス置換液体充填方法。 - 【請求項5】液体内容物が、液体中に固形分が分散含有
されている混合液体と固体の混合物である特許請求の範
囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載された不活
性ガス置換液体充填方法。 - 【請求項6】液化した不活性ガス液とそれを包囲する不
活性ガスとが同一の不活性物質である特許請求の範囲第
1項ないし第5項のいずれか1項に記載された不活性ガ
ス置換液体充填方法。 - 【請求項7】液化した不活性ガス液とそれを包囲する不
活性ガスとが異なる不活性物質である特許請求の範囲第
1項ないし第5項のいずれか1項に記載された不活性ガ
ス置換液体充填方法。 - 【請求項8】不活性ガス気液供給装置と該不活性ガス気
液供給装置と連接した不活性ガス気液供給機からなり、
不活性ガス気液供給機が液化不活性ガス液吐出口2を有
する液化不活性ガス液供給ノズル5と、該液化不活性ガ
ス液供給ノズル5に、上下に摺動可能に内設した液化不
活性ガス液量調節ニードル8と、液化不活性ガス液供給
ノズル5の周囲に配設した不活性ガス供給ノズル7とか
らなり、不活性ガス供給ノズル7の不活性ガス吐出口3
を、液化不活性ガス液供給ノズル5の液化不活性ガス液
吐出口2を取り囲んで配設してなる不活性ガス気液供給
機である、不活性ガス置換液体充填装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63292432A JPH0723148B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 不活性ガス置換液体充填方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63292432A JPH0723148B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 不活性ガス置換液体充填方法と装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02139313A JPH02139313A (ja) | 1990-05-29 |
| JPH0723148B2 true JPH0723148B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=17781716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63292432A Expired - Fee Related JPH0723148B2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 不活性ガス置換液体充填方法と装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723148B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2696152B1 (fr) * | 1992-09-29 | 1994-10-28 | Air Liquide | Procédé et dispositif de distribution de doses de liquide, notamment de gaz liquéfié. |
| US5816024A (en) * | 1996-05-07 | 1998-10-06 | Jescorp, Inc. | Apparatus and method for exposing product to a controlled environment |
| US5417255A (en) * | 1993-09-16 | 1995-05-23 | Sanfilippo; James J. | Gas flushing apparatus and method |
| US5617705A (en) * | 1993-09-16 | 1997-04-08 | Sanfilippo; James J. | System and method for sealing containers |
| US5385025A (en) * | 1994-03-04 | 1995-01-31 | Mg Industries | Apparatus and method for dispensing droplets of a cryogenic liquid |
| AU696115B2 (en) * | 1994-05-17 | 1998-09-03 | James J. Sanfilippo | System and method for filling and sealing containers in controlled environments |
| AU689718B2 (en) * | 1994-05-17 | 1998-04-02 | James J. Sanfilippo | Apparatus and method for removal of oxygen from a container |
| ES2318891T3 (es) * | 1998-04-17 | 2009-05-01 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Procedimiento y dispositivo de fabricacion de un cuerpo de envasado a presion positiva. |
| DE102017221193A1 (de) * | 2017-11-27 | 2019-05-29 | Bausch + Ströbel Maschinenfabrik Ilshofen GmbH + Co. KG | Verschließvorrichtung zum Begasen und Verschließen von Behältern, die eine Einfüllöffnung aufweisen |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5815363B2 (ja) * | 1979-06-27 | 1983-03-25 | 東洋製罐株式会社 | 液体窒素入り缶詰の製造方法および窒素封入装置 |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP63292432A patent/JPH0723148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02139313A (ja) | 1990-05-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |