JPH0723271Y2 - 転写マーク - Google Patents

転写マーク

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JPH0723271Y2
JPH0723271Y2 JP15563087U JP15563087U JPH0723271Y2 JP H0723271 Y2 JPH0723271 Y2 JP H0723271Y2 JP 15563087 U JP15563087 U JP 15563087U JP 15563087 U JP15563087 U JP 15563087U JP H0723271 Y2 JPH0723271 Y2 JP H0723271Y2
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紀夫 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、強靱で耐久性を有すると共に転写作業性が極
めて良好な焼付型転写マークの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来焼付型の転写マークは、表面に水溶性糊層を有する
台紙上に熱硬化性樹脂例えば液状エポキシ樹脂又はそれ
と液状メラミン樹脂等の混合樹脂を媒体(メジウム)と
してこれに着色顔料等を混在せしめてなる印刷インク層
を形成し、さらに、該インク層上に加熱処理後剥取り可
能な例えばシリコン樹脂等を混入するプラスチックフィ
ルム状のカバーコート層を積層してなるもので、これを
使用するには、まず、この転写マーク全体を水又は含水
有機溶剤等に浸漬して水溶性糊層を半溶解し台紙を剥離
したのち被転写体に印刷インク層を圧着、約60°〜100
℃の温度で加熱し印刷インク層が硬化後、最上段のカバ
ーコート層を剥取って、印刷インク層に透明の液状エポ
キシ樹脂の希釈液等からなるクリヤーラッカーをスプレ
ーし再び焼付を行って印刷インク層を固定する工程が一
般的であった。
この場合、カバーコート層の剥離は印刷インク層の硬化
とともになされるが、印刷インク層は通常左程の厚みを
有するものではないので硬化は同質の印刷インク層の全
体に渉って進み、熱に直接当るカバーコート層側だけで
なく被転写体との境面においても実質的に同時に進行し
ているので、カバーコート層を剥離する力が、被転写体
に対する印刷インク層の接着力より大であると、印刷イ
ンク層が、カバーコートの剥離に伴って、被転写体から
剥離する現象が発生し不都合であり、また、印刷インク
層と被転写体との間に接着剤を使用する方法もあるが従
来非熱硬化性の転写マーク等で使用されている接着剤
は、比較的高温で処理される熱硬化性転写マークでは変
質、脆化等を将来するので適当ではなかった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、かかる実状に鑑みてなされたもので、カバー
コート層の剥離に伴って印刷インク層が被転写体から剥
離することのないように接着剤層を設け、しかもその接
着剤層が熱硬化性媒体からなり、また、印刷インク層の
硬化と該接着剤層の硬化との間に若干の時間差を有せし
めてカバーコート層の剥離時に、接着剤層はいまだ被転
写体表面に貼着状態にあり、該コート層の剥離に伴って
印刷インク層が剥離することがなく、カバーコート層の
剥離による不都合を生じない焼付型転写マークを提供す
ることをその目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の問題点を解決するために、 a.表面に水溶性糊層を有する台紙上に接着剤層、印刷イ
ンク層さらにカバーコート層を順次積層してなる焼付型
転写マークにおいて、 b.前記印刷インク層が熱硬化性樹脂を媒体としこれに有
機酸を混在して構成され、 c.一方、前記接着剤層が前記有機酸を含まない前記印刷
インク層と同一の媒体をもって構成されて、 d.加熱に伴う前記接着剤層の硬化と前記印刷インク層の
硬化とに時間差を有する如くしたことを特徴とする e.転写マーク 以上を要旨として成立するものである。
以下図面を参照し実施例に基づいて本考案を説明する。
〔実施例〕
まず、第2図により、従来の焼付型転写マークについて
述べる。台紙21の上面には、水溶性糊層22が設けられ、
さらに、その上面に単色又は多色の印刷インク層23が形
成されている。このインク層は熱硬化性樹脂を媒体(メ
ジウム)としているもので、これに通常着色顔料が混在
される。印刷インク層23の上面には、シリコン樹脂等が
塗布されてなるカバーコート層24が被覆される。このコ
ート層24は、印刷インク層23の加熱硬化後該インク層か
ら剥取り可能となっている。
表面硬化が完了してカバーコート層が剥離された印刷イ
ンク層の表面に、通常液状エポキシ樹脂の希釈液からな
るクリヤーラッカーがスプレーされて再焼付を行ない印
刷インク層を固定している。この工程により硬化した印
刷インク層が直接空気中に曝露されることがなくなり、
該インク層の劣化や該インク層に外傷を受けることが防
止される。
しかし、この種の転写マークでは、カバーコート層を剥
取るタイミングがむずかしい。即ち余り早く剥ぎ取る
と、カバーコート層を印刷インク層の表面から無理に引
離すことになって印刷インク層の表面に損傷を与えるこ
ととなり、一方、剥り取りまでの時間が過度に長くなる
と前記のクリヤーラッカー塗布工程に遅滞を生じ製造工
程に死節時を生じて無駄が多くなり不適当であり、丁度
インク層の硬化が完了した時点でカバーコート層を素早
く剥離するのが最も適当とされている。
しかし、一方該時点では、被転写体と境面においても硬
化が進行しているので、カバーコート層を剥離する力が
被転写体に対する印刷インク層の接着力より少しでも大
であるときには、カバーコート層の剥離に伴って、印刷
インク層が被転写体から剥離する現象が発生する等不都
合があった。
第1図は本考案に係る転写マークを示す断面図である。
台紙11、水溶性糊層12、単色又は多色の印刷インク層1
3、カバーコート層14の積層については、従来の熱硬化
型の転写マークと同様である。
本考案に係る転写マークでは、印刷インク層13と被転写
体との境面に、該印刷インク層13に積層して接着剤層15
を設けている。
また、本考案に係る印刷インク層13は媒体である熱硬化
性樹脂に、有機酸例えば、パラトルエンスルホン酸の所
要部例えば0.5〜1重量%をよく混合して添加して形成
されている。使用される有機酸は、パラトルエンスルホ
ン酸(融点96℃)のほかそのアニリド(融点103℃)又
はメタトルエンスルホン酸アニリド(融点96℃)等がほ
ぼ同等の作用効果を有する。これらの有機酸を媒体に添
加することにより、媒体の硬化反応が促進され硬化時間
が短縮する。これに対し、接着剤層15は、その構成が前
記印刷インク層13における媒体のみで、前記有機酸は全
く含まれていない。従って接着剤層15は印刷インク層13
及び被転写面との間に比較的長く粘着状態が存在し、こ
の結果、コート層14の剥離によっても、印刷インク層13
が被転写体表面より剥離するような不具合が生じないこ
ととなる。
本考案に係る印刷インク層及び接着剤層の媒体となる熱
硬化性樹脂には、60℃〜150℃好ましくは100℃以下で硬
化するエポキシ系、メラミン系等のものが単独又は混合
して使用される。そして、該媒体には本考案の有機酸に
関係のない各種の有機系、無機系の硬化促進剤等が添加
されることは勿論差支えない。また、その溶剤としては
エタノール、ブチルセルローズ等が単独又は混合して使
用され、さらに、これらに水を加えたものも使用でき
る。
いま、本考案に係る転写マークを用いて被転写体に転写
するには、まず、転写マークを、水に3〜5秒浸漬し
て、台紙11上の水溶性糊層12を半溶解し、カバーコート
層14、印刷インク層13及び接着剤層15が合体された状態
で台紙11から剥離され、接着剤層15を被転写体(図示せ
ず)に貼着する。ついで、このままの状態で被転写体と
ともに例えば60°〜100℃程度に加熱すると、印刷イン
ク層13は既に硬化しても、接着剤層15は未だ印刷インク
層13及び被転写体の表面との間に粘着状態が続くので、
カバーコート層14を印刷インク層13から剥離した場合印
刷インク層13が被転写体から剥離することがない。カバ
ーコート層14を離脱したのち、余熱で接着剤層15は硬化
を続け、経時的に硬化が完了し粘着状態は解消する。そ
して、接着剤層の硬化後は強制的に剥離力を加えない限
り、印刷インク層は安定した状態を保持して被転写体に
貼着されることとなる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の構成に基くもので、従来の焼付型におけ
る熱硬化性樹脂を媒体としてなる印刷インク層が有機酸
を混在し、また、印刷インク層と水溶性樹脂との間に設
けられる接着剤層は上記の有機酸を混入しない媒体のみ
により形成されるものであるから、加熱に伴って接着剤
層と印刷インク層との夫々の硬化に僅かながら時間差を
有することとなり、この結果、印刷インク層の硬化完了
後カバーコート層を剥離した場合に、カバーコート層の
剥離力に抗して接着剤層が被転写体表面に粘着するの
で、印刷インク層を被転写体から遊離せしめることがな
くなり、転写された印刷インク層を安定させ、マーク全
体の品位を高めマークの耐用命数を延長せしめる等多く
の利点を有するもので、極めて有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る焼付型転写マークの実施例を示す
断面図、第2図は従来の焼付型転写マークを示す断面図
である。 11,21……台紙、12,22……水溶性糊層、13,23……印刷
インク層、14,24……カバーコート層、15……接着剤
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−173467(JP,U) 実開 昭57−34457(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に水溶性糊層を有する台紙上に接着剤
    層、印刷インク層さらにカバーコート層を順次積層して
    なる焼付型転写マークにおいて、前記印刷インク層が熱
    硬化性樹脂を媒体としこれに有機酸を混在して構成さ
    れ、一方、前記接着剤層が前記有機酸を含まない印刷イ
    ンク層と同一の媒体をもって構成されて、加熱に伴う前
    記接着剤層の硬化と前記印刷インク層の硬化とに時間差
    を有する如くしたことを特徴とする転写マーク。
  2. 【請求項2】有機酸がパラトルエンスルフォン酸である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の転写マーク。
JP15563087U 1987-10-13 1987-10-13 転写マーク Expired - Lifetime JPH0723271Y2 (ja)

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JP15563087U JPH0723271Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 転写マーク

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JP15563087U JPH0723271Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13 転写マーク

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JPH0159656U JPH0159656U (ja) 1989-04-14
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