JPH07233175A - 金属置換シクロプロピルメタノール誘導体の不斉製造法 - Google Patents

金属置換シクロプロピルメタノール誘導体の不斉製造法

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JPH07233175A
JPH07233175A JP6046505A JP4650594A JPH07233175A JP H07233175 A JPH07233175 A JP H07233175A JP 6046505 A JP6046505 A JP 6046505A JP 4650594 A JP4650594 A JP 4650594A JP H07233175 A JPH07233175 A JP H07233175A
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JP
Japan
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substituted
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mmol
metal
atom
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JP6046505A
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Susumu Kobayashi
進 小林
Nobuyuki Imai
信行 今井
Hideyori Takahashi
秀依 高橋
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Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ケイ素又はスズ置換シクロプロパン骨格の不
斉合成法を確立する。 【構成】 一般式1 (R1、R2、R3はアルキル基または芳香族基を、R4、R5
水素原子、アルキル基または芳香族基を表わし、R4とR5
はCと一体となって環を形成してもよい。Xはケイ素原
子又はスズ原子を表わす)の金属置換アリルアルコール
に、触媒量の一般式2 (R6はアルキル基または芳香族基を、Mは亜鉛原子、も
しくは炭素数1-5アルキル基の結合したアルミニウム原
子を表わす)の光学活性金属錯体存在下にジアルキル亜
鉛およびジヨードメタンを反応させる、一般式3 (R1、R2、R3、R4、R5、Xは前記と同一である)の金属
置換シクロプロピルメタノール誘導体の触媒的不斉製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品をはじめとする
機能性分子の重要な合成中間体の一つで、下記一般式
【0002】
【化4】
【0003】で表わされる金属置換シクロプロピルメタ
ノール誘導体の触媒的不斉製造法に関する。
【0004】
【従来の技術】金属置換シクロプロパン誘導体は有用な
合成中間体である。例えばケイ素置換シクロプロパン誘
導体は、ケイ素原子のβ位のカルボカチオンの安定化作
用(例えば、野崎一、山本尚、辻二郎、野依良治共編、
化学増刊105「オルガノメタリックス」)とシクロプロ
パン環の二重結合性により特異な反応性を示す有用な合
成中間体である(例えば、L. A. Paquette, Chemical R
eviews, 86, 733 (1986).、M. Shimazaki et al., Tetr
ahedron Lett., 30, 5443 (1989).)。一方、スズ置換
シクロプロパン誘導体はスズ置換基を他の置換基、官能
基に立体化学を保持したままで変換することもできるの
で有用な合成中間体である(例えば、E. J. Corey et a
l., Tetrahedron Lett., 25, 2415 (1984).)。しかし
ながら、ケイ素もしくはスズが置換したシクロプロパン
骨格をエナンチオ選択的に効率良く合成する技術はこれ
までほとんど確立されていなかった。最近、ケイ素置換
シクロプロパン誘導体に関しては、ケイ素置換アリルア
ルコール類に酒石酸ジエチルエステルの存在下にジエチ
ル亜鉛、ジヨードメタンを作用させる不斉合成法が報告
された(Y. Ukaji et al., Chem. Lett., 1227 (199
3).)。しかしながら、この方法は、不斉源である酒石
酸ジエチルエステルを化学等論量用いる必要があり、効
率の良い触媒的不斉合成法の開発が今なお望まれてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、医薬
品をはじめとする機能性分子の製造における有用な合成
中間体である金属置換シクロプロパン骨格の効率の良い
触媒的不斉合成法を確立することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ジアルキ
ル亜鉛とジヨードメタンを用いるシモンズ-スミス型の
シクロプロパン化反応について鋭意検討した結果、キラ
ルなジスルホンアミド配位子で修飾された亜鉛錯体もし
くはアルミニウム錯体の存在下に金属置換アリルアルコ
ール類の不斉シクロプロパン化反応が、金属置換基に影
響されず、また、これらの置換基を損なうことなく進行
することを見いだし、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、一般式[I]
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1、R2、R3は置換もしくは未置換
の直鎖状または分枝状のアルキル基、または置換もしく
は未置換の芳香族基を表わす。R4、R5は水素原子、置換
もしくは未置換の直鎖状または分枝状のアルキル基、ま
たは置換もしくは未置換の芳香族基を表わす。また、R4
とR5はそれらが結合している炭素原子と一体となって環
を形成していてもよい。Xはケイ素原子もしくはスズ原
子を表わす)で表わされる金属置換アリルアルコール
に、触媒量の下記一般式[II]
【0010】
【化6】
【0011】(式中、R6は置換もしくは未置換の直鎖状
または分枝状のアルキル基、または置換もしくは未置換
の芳香族基を表わす。Mは亜鉛原子、もしくは炭素数1-5
の直鎖状または分枝状のアルキル基の結合したアルミニ
ウム原子を表わす)で表わされる光学活性金属錯体、あ
るいはそれらの対掌体の存在下に、ジアルキル亜鉛およ
びジヨードメタンを反応させることを特徴とする、下記
一般式[III]
【0012】
【化7】
【0013】(式中、R1、R2、R3は置換もしくは未置換
の直鎖状または分枝状のアルキル基、または置換もしく
は未置換の芳香族基を表わす。R4、R5は水素原子、置換
もしくは未置換の直鎖状または分枝状のアルキル基、ま
たは置換もしくは未置換の芳香族基を表わす。また、R4
とR5はそれらが結合している炭素原子と一体となって環
を形成していてもよい。Xはケイ素原子もしくはスズ原
子を表わす)で表わされる金属置換シクロプロピルメタ
ノール誘導体の触媒的不斉製造法に関する。
【0014】上記一般式[I]で表わされるアリルアル
コールの置換基R1、R2、R3、R4、R5としては、炭素数1
〜10のアルキル基、特に置換基を有していてもよいメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、オクチル基、イソペンチル基、ネオペンチ
ル基、イソヘキシル基、イソプロピル基、s-ブチル基、
t-ブチル基、t-ペンチル基、シクロプロピル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基などのアルキル基、およ
び置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基、
フリル基、チエニル基などの芳香族基を例示できる。ま
た、R4とR5が一体となって環を形成する場合の環形成基
としては、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタ
メチレン基などを例示できる。また、置換基としては反
応に関与しないものであれば如何なるものでもよく、例
えば芳香族基、ハロゲン原子、保護されていてもよい水
酸基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ニト
ロ基、アルキルチオ基、アリールチオ基などを例示する
ことができる。
【0015】また、上記一般式[II]で表わされる光学
活性金属錯体(キラルな金属錯体ともいう)の置換基R6
としては、メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基
などのアルキル基、トリフルオロメチル基、ノナフルオ
ロブチル基などのペルフルオロアルキル基、フェニル
基、p-トリル基、o-ニトロフェニル基、m-ニトロフェニ
ル基、p-ニトロフェニル基、4-トリフルオロメチルフェ
ニル基、3,5-ビストリフルオロメチルフェニル基などの
置換フェニル基を例示できる。また、上記一般式[II]
がアルミニウム錯体の場合、Mに含まれるアルミニウム
の置換基としては、メチル基、エチル基、イソブチル基
などの低級アルキル基を例示することができる。
【0016】また、上記一般式[II]で表わされるキラ
ルな金属錯体は、文献記載の方法(例えば、S. Kobayas
hi et al., Tetrahedron, 48, 5691 (1992).)で合成す
ることができる、(1R,2R)-1,2-ビス(置換スルホニルア
ミノ)シクロヘキサン、あるいは、その対掌体である(1
S,2S)-1,2-ビス(置換スルホニルアミノ)シクロヘキサ
ンとジエチル亜鉛などのジアルキル亜鉛(H. Takahashi
et al., TetrahedronLett., 33, 2575 (1992).)とか
ら、あるいはトリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソブチルアルミニウム、水素化ジイソ
ブチルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物(N.
Imai et al., Chem. Lett., 1994, 177.)とから調製
することができる。キラルな金属錯体の調製は一般に溶
媒中で行われ、用いられる溶媒としては反応に関与しな
いものであれば如何なるものも使用できるが、好適には
ペンタン、ヘキサンなどの炭化水素系溶媒、エーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶
媒、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲ
ン化炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素系溶媒、あるいは、それらを混合し
た溶媒が用いられる。反応は通常-50℃から150℃で行わ
れ、好適には-30℃から100℃で行われる。上記反応で調
製されるキラルな金属錯体はそのままシクロプロパン化
反応に供することもでき、あるいは減圧下に溶媒を留去
した後、他の溶媒に置き換えてからシクロプロパン化反
応を行うこともできる。
【0017】ジアルキル亜鉛としては、ジメチル亜鉛、
ジエチル亜鉛、ジブチル亜鉛、ジペンチル亜鉛等を例示
できるが、入手の容易さの点で、ジエチル亜鉛が好適に
使用される。
【0018】本発明の方法における触媒的不斉シクロプ
ロパン化反応は、上記方法で調製したキラルな金属錯体
の存在下に金属置換アリルアルコール、ジアルキル亜
鉛、ジヨードメタンを反応させることで行うことができ
る。用いるキラルな金属錯体の量は置換アリルアルコー
ルに対して、例えば0.01-0.3モル量用いられ、好適には
0.05-0.2モル量使用される。また、ジアルキル亜鉛、ジ
ヨードメタンは置換アリルアルコールに対してそれぞ
れ、2-5倍モル、1-5倍モル用いられ、好適にはそれぞれ
2-4倍モル、3-4倍モル使用される。
【0019】シクロプロパン化反応は一般に溶媒中で行
われ、用いられる溶媒としては反応に関与しないもので
あれば如何なるものも使用できるが、好適にはペンタ
ン、ヘキサンなどの炭化水素系溶媒、エーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、ジク
ロロメタン、1,2-ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素系溶媒、あるいは、それらを混合した溶媒が
用いられる。より好適にはジクロロメタン、1,2-ジクロ
ロエタンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒が用いられ
る。反応は通常-78℃から80℃で行われ、好適には-30℃
から50℃で行われる。
【0020】なお、光学活性亜鉛錯体を用いる場合に
は、上記の光学活性な1,2-ビス(置換スルホニルアミ
ノ)シクロヘキサンにジエチル亜鉛と置換アリルアルコ
ールを加えて、光学活性亜鉛錯体を生成させると同時に
シクロプロパン化反応を進行させることが、操作の容易
な点で好ましい。
【0021】以下、実施例および参考例により本発明を
詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
ないことは言うまでもない。
【0022】
【実施例】
実施例1
【0023】
【化8】
【0024】アルゴン雰囲気下、(1R,2R)-1,2-ビス(p-
ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン(24
mg, 0.05 mmol)をジクロロメタン(12 mL)を加えて
溶解させ、-50℃に冷却してからジエチル亜鉛(1.00 M
ヘキサン溶液, 1 mL, 1 mmol)、Z-3-トリブチルスタニ
ル-2-プロペン-1-オール(173 mg, 0.5 mmol)をジクロ
ロメタン(2 ml)に溶解した溶液、ジヨードメタン(12
1 μL, 1.5 mmol)を順次滴下し、-20℃で5時間撹拌し
た。トリエチルアミン(0.3 mL)を加えて反応を停止さ
せた後、エーテル(20 mL)を加えた。反応溶液を飽和
食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで分離精製し、(2S,3S)-3-トリブチルスタニル
-2,3-メタノプロパン-1-オール(135 mg, 収率75%)を
無色油状物質として得た。絶対構造および光学純度は旋
光度(E.J. Corey et al. Tetrahedron Lett., 25, 241
5(1984).)の比較により、それぞれ2S,3S-体、66%e.e.
と決定した。
【0025】b.p. 110-130℃/0.06 mmHg. [α]D 20 +6.31゜(c 0.95, CHCl3). IR (neat): 3335, 3052, 2957, 2924, 2872, 2855, 146
2, 1418, 1377, 1341, 1292, 1194, 1150, 1073, 1030,
961, 853, 797, 689, 664, 596, 505 cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= -0.07〜-0.04 (1H, m, C
HSn), 0.17-0.23 (1H, m, CHA (シクロプロパン環)),
0.81-0.87 (6H, m, CH2Sn x 3), 0.89 (9H, t,J= 7.3
Hz, CH3 x 3), 1.24-1.62 (14H, m, CH 2CH 2CH2Sn x 3,
CHB (シクロプロパン環), OH), 3.21-3.29 (1H, m, C
H AOH), 3.52-3.60 (1H, m, CH BOH).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -1.3 (CHSn), 7.2 (CH2
(シクロプロパン環)), 9.8 (CH 2Sn), 13.7 (CH3), 1
7.5 (CHCH2OH), 27.3 (CH3 CH2CH2CH2Sn), 29.1 (CH3CH2
CH2CH2Sn), 68.5 (CH2OH). 元素分析. 計算値 C16H34OSn; C 53.21, H 9.49: 実測
値; C 53.00, H 9.42. EI-MS: m/z= 305 (M+ -Bu), 251, 177, 137. Rf= 0.68(酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
【0026】実施例2
【0027】
【化9】
【0028】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(206 mg, 0.43 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサ
ン溶液, 8.5 mL, 8.5 mmol)、E-3-トリブチルスタニル
-2-プロペン-1-オール(1.48g, 4.3 mmol)、ジヨード
メタン(1.0 mL, 12.8 mmol)を加え-20℃で22時間反応
させることにより(2S,3R)-3-トリブチルスタニル-2,3-
メタノプロパン-1-オール(1.45 g, 収率94%)を無色油
状物質として得た。
【0029】b.p. 130-150℃/0.15 mmHg. [α]D 20 -14.6゜(c 1.80, CHCl3). IR (neat): 3322, 3050, 2957, 2924, 2853, 1462, 141
8, 1377, 1341, 1292, 1252, 1184, 1150, 1049, 1019,
961, 862, 808, 747, 689, 664, 596, 507, 451cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= -0.39〜-0.28 (1H, m, C
HSn), 0.50-0.55 (2H, m, CH2 (シクロプロパン環)),
0.78-0.84 (6H, m, CH2Sn x 3), 0.89 (9H, t,J= 7.3
Hz, CH3 x 3), 1.04-1.13 (1H, m, CHCH2OH), 1.25-1.3
6, 1.44-1.59 (6H, 7H, m, m, CH 2CH 2CH2Sn x 3, OH),
3.35-3.44 (1H, m, CH AOH), 3.51-3.60(1H, m, CH BO
H).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -2.6 (CHSn), 7.4 (CH2
(シクロプロパン環)), 8.7 (CH2Sn), 13.7 (CH3), 1
8.1 (CHCH2OH), 27.3 (CH3 CH2CH2CH2Sn), 29.1 (CH3CH2
CH2CH2Sn), 69.5 (CH2OH). 元素分析. 計算値 C16H34OSn; C 53.21, H 9.49: 実測
値; C 52.95, H 9.67. EI-MS: m/z= 305 (M+ -Bu), 251, 177, 137. Rf= 0.41(酢酸エチル/ヘキサン=1/4)
【0030】絶対構造および光学純度は、以下の参考例
1に示す方法でジメチルフェニルシリル化して既知化合
物である(2S,3R)-3-ジメチルフェニル-2,3-メタノプロ
パン-1-オール(Y. Ukaji et al., Chem. Lett., 1993,
1227.)に誘導し、それぞれ2S,3R-体、86%e.e.と決定
した。
【0031】参考例1
【0032】
【化10】
【0033】アルゴン雰囲気下、実施例2で得られた(2
S,3R)-3-トリブチルスタニル-2,3-メタノプロパン-1-オ
ール(49 mg, 0.136 mmol, 86% e.e.)、N,N,N',N'-テ
トラメチルエチレンジアミン(49 μL, 0.326 mmol)を
テトラヒドロフラン(5 mL)に溶解した溶液に、-78℃
でブチルリチウム(1.61 M, 169 μL, 0.272 mmol)を
滴下し、0℃で1時間撹拌した。その反応液に、0℃で塩
化ジメチルフェニルシラン(45 μL, 0.272 mmol)を滴
下し、0℃で2時間反応した。同温度で飽和塩化アンモニ
ウム水溶液(5 mL)を加えて反応を停止させた後、減圧
下濃縮した。残渣を酢酸エチル(50 mL)で抽出し、飽
和食塩水(10 mL)で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧下濃縮し、得られた残渣をメタノール(5
mL)に溶解した溶液に酢酸(0.5 mL)を加え、室温で16
時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、酢酸エチル(50
mL)に溶解し2N炭酸水素ナトリウム水溶液(10 mL)お
よび飽和食塩水(10 mL)で1回ずつ洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し、
(2S,3R)-3-ジメチルフェニルシリル-2,3-メタノプロパ
ン-1-オール(20 mg, 収率71%)を無色油状物質として
得た。絶対構造は文献記載の旋光度と比較することによ
り2S,3R-体と決定した。また、光学純度は、光学活性な
カラムを用いる高速液体クロマトグラフィー(キラルカ
ラム;ダイセル社製キラルカラムOD:移動相;5%イソプ
ロパノール-ヘキサン:流速;1 mL/min:温度;25℃:
検出;UV 254 nm:保持時間;8min (2S,3R-体), 14min
(2R,3S体))で86%e.e.と決定した。
【0034】b.p. 75-85℃/0.05mmHg. [α]D 20 -17.4゜ (c 1.49, CHCl3). IR (neat): 3582, 3345, 3069, 2998, 2955, 2868, 142
7, 1250, 1115, 1055, 1020, 943, 866, 831, 774, 73
1, 702, 621, 471, 409cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= -0.27 (1H, dt, J= 6.6,
10.1 Hz, CHSi), 0.21,0.22 (3H, 3H, s, s, CH3 x
2), 0.50-0.59 (2H, m, CH2 (シクロプロパン環)),
1.04-1.13 (1H, m, CHCH2OH), 1.27 (1H, brs, OH), 3.
50 (2H, brs, CH2OH), 7.34-7.38, 7.52-7.58 (3H, 2H,
m, m, C6H5).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -3.9 ((CH3)2PhSi), 1.
4 (CHSi), 7.2 (CH2 (シクロプロパン環)), 18.1 (CH
CH2OH), 66.4 (CH2OH), 127.7, 129.0, 133.7,138.7
(ベンゼン環). 元素分析. 計算値 C12H18OSi; C 69.84, H 8.79: 実測
値; C 69.75, H 8.80. EI-MS: m/z= 163, 152, 137. Rf= 0.20 (酢酸エチル/ヘキサン=1/4)
【0035】実施例3
【0036】
【化11】
【0037】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(48 mg, 0.1 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサン
溶液, 2 mL, 2 mmol)、Z-3-ジメチルフェニルシリル-2
-プロペン-1-オール(193 mg, 1.01 mmol)、ジヨード
メタン(242 μL, 3.0 mmol)を加え-20℃で29時間反応
させることにより(2S,3S)-ジメチルフェニルシリル-2,3
-メタノプロパン-1-オール(138 mg, 収率67%)を無色
油状物質として得た。絶対構造および光学純度は、実施
例1で得られた(2S,3S)-3-トリブチルスタニル-2,3-メ
タノプロパン-1-オール(66% e.e.)を以下の参考例2
により合成した(2S,3R)-3-ジメチルフェニルシリル-2,3
-メタノプロパン-1-オール([α]D 20 +5.37 (c 1.45,
CHCl3))の標品と比較することにより、それぞれ2S,3S-
体、59%e.e.と決定した。
【0038】b.p. 90-95℃/0.8 mmHg. [α]D 20 +4.81゜ (c 1.75, CHCl3). IR (neat): 3569, 3347, 3067, 2998, 2955, 2886, 142
7, 1292, 1250, 1113, 1036, 1015, 939, 864, 833, 81
6, 774, 731, 700, 669, 584, 521, 469cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= -0.01 (1H, dt, J= 7.6,
9.5 Hz, CHSi), 0.28-0.34 (1H, m, CHA (シクロプロ
パン環)), 0.32 (6H, s, CH3 x 2), 0.93-0.98(1H, m,
CHB (シクロプロパン環)), 1.06 (1H, t, J= 5.8 H
z, OH), 1.37-1.46 (1H, m, CHCH2OH), 3.33-3.39 (1
H, m, CH AOH), 3.41-3.48 (1H, m, CH BOH),7.35-7.39,
7.56-7.60 (3H, 2H, m, m, C6H5 x 2).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -1.9, -1.2 ((CH3)2PhS
i), 1.8 (CHSi), 7.7 (CH2 (シクロプロパン環)), 1
9.5 (CHCH2OH), 65.5 (CH2OH), 127.9, 129.0, 133.6,
140.0 (ベンゼン環). 元素分析. 計算値 C12H18OSi; C 69.84, H 8.79: 実測
値; C 69.59, H 8.73. EI-MS: m/z= 191 (M+ -Me), 163, 137. Rf= 0.44(酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
【0039】参考例2
【0040】
【化12】
【0041】参考例1と同様な方法で、実施例1で得ら
れた(2S,3S)-3-トリブチルスタニル-2,3-メタノプロパ
ン-1-オール(60 mg, 0.166 mmol, 66% e.e.)、N,N,
N',N'-テトラメチルエチレンジアミン(60 μL, 0.398
mmol)、ブチルリチウム(1.61M, 207 μL, 0.33 mmo
l)、塩化ジメチルフェニルシラン(55 μL, 0.332 mmo
l)を加え、0℃で2時間反応させた。さらに、得られた
残渣をメタノール(5 mL)に溶解し、酢酸(0.5 mL)を
加え、室温で16時間撹拌した後、参考例1と同様な方法
で処理することにより(2S,3S)-3-ジメチルフェニルシリ
ル-2,3-メタノプロパン-1-オール(30 mg, 収率88%)を
無色油状物質として得た。
【0042】[α]D 20 +5.37゜ (c 1.45, CHCl3).
【0043】実施例4
【0044】
【化13】
【0045】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(24 mg, 0.05 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサ
ン溶液, 1 mL, 1 mmol)、E-3-ジメチルフェニルシリル
-2-プロペン-1-オール(95 mg, 0.5 mmol)、ジヨード
メタン(121 μL, 3.0 mmol)を加え-20℃で7時間反応
させることにより(2S,3R)-3-ジメチルフェニルシリル-
2,3-メタノプロパン-1-オール(85 mg, 収率83%)を無
色油状物質として得た。絶対構造および光学純度は参考
例1と同様な方法により、それぞれ2S,3R-体、81%e.e.
と決定した。
【0046】[α]D 20 -15.8゜ (c 0.85, CHCl3).
【0047】実施例5
【0048】
【化14】
【0049】アルゴン雰囲気下、(1R,2R)-1,2-ビス(ベ
ンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン(24 mg, 0.0
5 mmol)をジクロロエタン(3 mL)に溶解し、0℃で水
素化ジイソブチルアルミニウム(0.93 Mヘキサン溶液,
43 μL, 0.04 mmol)を滴下し、同温度で30分撹拌した
後、80℃下3時間加熱した。室温に戻した後、減圧下溶
媒を留去した。得られた(1R,5R)-N,N-(ベンゼンスルホ
ニル)-3-イソブチル-2,4,3-ジアザアルミノビシクロ
[4.3.0]ノナンにジクロロメタン(14 mL)を加えて溶
解させ、-50℃に冷却してからジエチル亜鉛(1.00 Mヘ
キサン溶液, 1 mL,1 mmol)、E-3-ジメチルフェニルシ
リル-2-プロペン-1-オール(98 mg, 0.5 mmol)、ジヨ
ードメタン(121 μL, 1.5 mmol)を順次滴下し、-20℃
で18時間反応させた。実施例1と同様な操作で後処理を
行い(2S,3R)-3-ジメチルフェニルシリル-2,3-メタノプ
ロパン-1-オール(81 mg, 収率77%)を無色油状物質と
して得た。このもののIRおよび1H-NMRスペクトルデータ
は参考例1で得た化合物のそれと完全に一致した。絶対
構造および光学純度も参考例1と同様な方法により、そ
れぞれ2S,3R-体、60%e.e.と決定した。
【0050】実施例6
【0051】
【化15】
【0052】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(97 mg, 0.2 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサン
溶液,4 mL, 4 mmol)、E-3-トリメチルシリル-2-プロペ
ン-1-オール(266 mg, 2.1 mmol)、ジヨードメタン(4
83 μL, 6 mmol)を加え-20℃で12時間反応させること
により(2S,3R)-3-トリメチルシリル-2,3-メタノプロパ
ン-1-オール(245 mg,収率83%)を無色油状物質として
得た。絶対構造および光学純度は、実施例2で合成した
(2S,3R)-3-トリブチルスタニル-2,3-メタノプロパン-1-
オール(86% e.e.)を以下の参考例3で示す方法で合成
した(2S,3R)-3-トリメチルシリル-2,3-メタノプロパン-
1-オール([α]D 20 -22.9 (c 1.65, CHCl3))の標品と
比較することにより、それぞれ2S,3R-体、71%e.e.と決
定した。
【0053】b.p. 60-80℃/15 mmHg. [α]D 20 -18.9゜ (c 1.42, CHCl3). IR (neat): 3333, 3059, 2998, 2955, 2897, 1406, 134
6, 1250, 1152, 1086, 1055, 1022, 943, 910, 891, 83
9, 748, 691, 669, 600, 473cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= -0.54~-0.46 (1H, m, CH
Si), -0.04 (9H, s, (CH 3)3), 0.43-0.52 (2H, m, CH2
(シクロプロパン環)), 0.96-1.06 (1H, m, CHCH2OH),
1.29 (1H, t, J= 5.6 Hz, OH), 3.40-3.52 (2H, m, CH
2OH).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -2.5 ((CH3)3Si), 2.2
(CHSi), 7.0 (CH2 (シクロプロパン環)), 18.0 (CHCH
2OH), 66.6 (CH2OH). 元素分析. 計算値 C7H16OSi; C 58.27, H 11.18: 実測
値; C 58.01, H 11.32. EI-MS: m/z= 129 (M+ -Me), 111, 75, 54. Rf= 0.50(酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
【0054】参考例3
【0055】
【化16】
【0056】実施例2で得られた(2S,3R)-3-トリブチル
スタニル-2,3-メタノプロパン-1-オール(326 mg, 0.90
4 mmol, 86%e.e.)に、参考例1と同様な方法でN,N,N',
N'-テトラメチルエチレンジアミン(327 μL, 2.17 mmo
l)、ブチルリチウム(1.61M, 1.12 mL, 1.81 mmol)を
作用させた。さらに0℃下塩化トリメチルシラン(229
μL, 1.81 mmol)を加え、同温度下で2時間撹拌しトリ
メチルシリル化した。さらに参考例1と同様な方法で処
理することにより(2S,3R)-3-トリメチルシリル-2,3-メ
タノプロパン-1-オール(76 mg, 収率58%)を無色油状
物質として得た。
【0057】[α]D 20 -22.9゜ (c 1.65, CHCl3).
【0058】実施例7
【0059】
【化17】
【0060】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(97 mg, 0.2 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサン
溶液,4 mL, 4 mmol)、E-3-t-ブチルジメチルシリル-2-
プロペン-1-オール(343 mg,2 mmol)、ジヨードメタン
(483 μL, 6 mmol)を加え-20℃で22時間反応させるこ
とにより(2S,3R)-3-t-ブチルジメチルシリル-2,3-メタ
ノプロパン-1-オール(281 mg, 収率76%)を無色油状物
質として得た。絶対構造および光学純度は、実施例2で
合成した(2S,3R)-3-トリブチルスタニル-2,3-メタノプ
ロパン-1-オール(86% e.e.)を以下の参考例4で示す
方法で合成した(2S,3R)-3-t-ブチルジメチルシリル-2,3
-メタノプロパン-1-オール([α]D 20 -21.7 (c 1.19,
CHCl3))の標品と比較することにより、それぞれ2S,3R-
体、49%e.e.と決定した。
【0061】b.p. 35-40℃/0.4 mmHg. [α]D 20 -12.5゜ (c 0.91, CHCl3). IR (neat): 4352, 3329, 3059, 2998, 2953, 2930, 288
4, 2857, 2710, 1470, 1412, 1362, 1252, 1152, 1055,
1022, 941, 907, 866, 831, 804, 768, 691, 639, 478
cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= -0.51〜-0.42 (1H, m, C
HSi), -0.16 (6H, s, (CH 3)2Si), 0.42-0.51 (2H, m, C
H2 (シクロプロパン環)), 0.92 (9H, s, (CH3)3C),
0.96-1.06 (1H, m, CHCH2OH), 1.34 (1H, brs, OH), 3.
41 (1H, dd, J= 7.2, 11.0 Hz, CH AOH), 3.54 (1H, dd,
J= 6.4, 11.0 Hz, CH BOH).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -7.6, -7.5 (t-Bu(CH3)
2Si), -1.1 (CHSi), 6.7(CH2 (シクロプロパン環)),
17.1 ((CH3)3 C), 17.7 (CHCH2OH), 26.6 ((CH3)3C), 6
8.6 (CH2OH). 元素分析. 計算値 C10H22OSi; C 64.45, H 11.90: 実測
値; C 64.10, H 12.03. EI-MS: m/z= 186 (M+), 117, 101, 75. Rf= 0.55(酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
【0062】参考例4
【0063】
【化18】
【0064】実施例2で得られた(2S,3R)-3-トリブチル
スタニル-2,3-メタノプロパン-1-オール(222 mg, 0.61
5 mmol)に、参考例1と同様な方法でN,N,N',N'-テトラ
メチルエチレンジアミン(222 μL, 1.48 mmol)、ブチ
ルリチウム(1.61 M, 765 μL, 1.23 mmol)を作用させ
た。さらに0℃下塩化t-ブチルジメチルシラン(186μL,
1.23 mmol)を加え、同温度で2時間撹拌してt-ブチル
ジメチルシリル化した。塩化アンモニウム水溶液で反応
を停止させた後、減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチル
(50 mL)で抽出し、飽和食塩水(10 mL)で洗い、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、得られた
残渣をメタノール(10 mL)に溶解し、トリフルオロ酢
酸(0.2 mL)を加えて室温で2.5時間撹拌した後、参考
例1と同様な方法で処理することにより(2S,3R)-3-t-ブ
チルジメチルシリル-2,3-メタノプロパン-1-オール(55
mg, 収率48%)を無色油状物質として得た。
【0065】[α]D 20 -21.7゜ (c 1.19, CHCl3).
【0066】実施例8
【0067】
【化19】
【0068】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(24 mg, 0.05 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサン
溶液, 1 mL, 1 mmol)、E-3-ジフェニルメチルシリル-2
-プロペン-1-オール(130 mg, 0.51 mmol)、ジヨード
メタン(121 μL, 1.5 mmol)を加え-20℃で22時間反応
させることにより(2S,3R)-3-ジフェニルメチルシリル-
2,3-メタノプロパン-1-オール(138 mg, 収率~100%)を
無色油状物質として得た。光学純度は光学活性なカラム
を用いる高速液体クロマトグラフィー(キラルカラム;
ダイセル社製キラルカラムOD:移動相;5%イソプロパノ
ール-ヘキサン:流速;1mL/min:温度;25℃:検出;UV
254 nm:保持時間;9min (2S,3R-体), 20min (2R,3S
体))で77%e.e.と決定した。絶対構造は、実施例2で合
成した(2S,3R)-3-トリブチルスタニル-2,3-メタノプロ
パン-1-オール(86% e.e.)を以下の参考例5で示す方
法で合成した標品と旋光度を比較することにより2S,3R-
体と決定した。
【0069】b.p. 120-135℃/0.15 mmHg. [α]D 20 -16.6゜ (c 0.64, CHCl3). IR (neat): 3340, 3069, 3050, 2998, 2955, 1590, 148
7, 1428, 1329, 1304, 1252, 1190, 1113, 1055, 1020,
941, 866, 820, 789, 729, 700, 640, 488, 444cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= 0.01 (1H, dt, J= 6.6,
9.9 Hz, CHSi), 0.47 (3H, s, CH3), 0.54-0.58 (1H,
m, CHA (シクロプロパン環)), 0.64-0.68 (1H,m, CHB
(シクロプロパン環)),1.07-1.14 (1H, m, CHCH2OH),
1.29 (1H, t, J=5.9 Hz, OH), 3.49-3.62 (2H, m, CH 2
OH), 7.33-7.41, 7.53-7.57 (3H, 2H, m,m, C6H5 x 2).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -5.3 (CH3Ph2Si), 0.1
(CHSi), 7.3 (CH2 (シクロプロパン環)), 16.1 (CHCH
2OH), 66.2 (CH2OH), 127.8, 129.3, 134.7, 136.5
(ベンゼン環). 元素分析. 計算値 C17H20OSi; C 76.07, H 7.51: 実測
値; C 76.00, H 7.52. EI-MS: m/z= 268 (M+), 235, 199, 137. Rf= 0.46(酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
【0070】参考例5
【0071】
【化20】
【0072】実施例2で得られた(2S,3R)-3-トリブチル
スタニル-2,3-メタノプロパン-1-オール(101 mg, 0.28
0 mmol)に、参考例1と同様な方法でN,N,N',N'-テトラ
メチルエチレンジアミン(101 μL, 0.672 mmol)、ブ
チルリチウム(1.61 M, 348μL, 0.560 mmol)を作用さ
せた。さらに0℃下塩化ジフェニルメチルシラン(116
μL, 0.560 mmol)を加え、0℃で2時間撹拌しジフェニ
ルメチルシリル化した。更に、参考例1と同様な方法で
処理することにより(2S,3R)-3-ジフェニルメチルシリル
-2,3-メタノプロパン-1-オール(53 mg, 収率71%)を無
色油状物質として得た。
【0073】[α]D 20 -17.8゜ (c 0.98, CHCl3).
【0074】実施例9
【0075】
【化21】
【0076】実施例1と同様な方法で(1R,2R)-1,2-ビス
(p-ニトロベンゼンスルホニルアミノ)シクロヘキサン
(24 mg, 0.05 mmol)、ジエチル亜鉛(1.00 Mヘキサン
溶液, 1 mL, 1 mmol)、E-3-トリフェニルシリル-2-プ
ロペン-1-オール(159 mg, 0.50 mmol)、ジヨードメタ
ン(121 μL, 1.5 mmol)を加え-20℃で25時間反応させ
ることにより(2S,3R)-3-トリフェニルシリル-2,3-メタ
ノプロパン-1-オール(162 mg, 収率98%)を無色固体と
して得た。光学純度は光学活性なカラムを用いる高速液
体クロマトグラフィー(キラルカラム;ダイセル社製キ
ラルカラムAD:移動相;2%イソプロパノール-ヘキサ
ン:流速;1 mL/min:温度;25℃:検出;UV 254 nm:
保持時間;21 min (2R,3S-体), 24 min (2S,3R体))で6
3%e.e.と決定した。
【0077】m.p. 119-120℃ (酢酸エチル-ヘキサンか
ら再結晶). [α]D 20 -14.4゜ (c 1.09, CHCl3). IR (KBr): 3285, 3065, 2998, 2922, 1892, 1586, 148
3, 1428, 1262, 1184, 1111, 1053, 1020, 957, 870, 8
18, 743, 700, 652, 511, 434 cm-1.1 H-NMR (400MHz, CDCl3): δ= 0.31 (1H, dt, J= 6.6,
9.7 Hz, CHSi), 0.53 (1H, dt, J= 4.0, 7.1 Hz, CHA
(シクロプロパン環)), 0.74 (1H, dt, J= 4.3,10.0,
CHB (シクロプロパン環)), 1.02-1.12 (1H, m, CHCH2
OH), 1.34 (1H, t, J= 5.8 Hz, OH), 3.53-3.61 (1H,
m, CH AOH), 3.65-3.74 (1H, m, CH BOH), 7.33-7.44, 7.
56-7.60 (3H, 2H, m, m, C6H5 x 3).13 C-NMR (100MHz, CDCl3): δ= -1.1 (CHSi), 7.3 (CH2
(シクロプロパン環)), 18.0 (CHCH2OH), 66.1 (CH2O
H), 127.8, 129.5, 134.4, 135.8 (ベンゼン環). 元素分析. 計算値 C22H22OSi; C 79.95, H 6.71: 実測
値; C 79.86, H 6.78. EI-MS: m/z= 259, 199, 122, 105. Rf= 0.46(酢酸エチル/ヘキサン=1/2)
【0078】
【発明の効果】本発明の方法により、触媒量の不斉源を
用いて、光学純度約50%以上の、金属置換シクロプロピ
ルメタノール誘導体の光学活性体を収率良く製造するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式 【化1】 (式中、R1、R2、R3は置換もしくは未置換の直鎖状また
    は分枝状のアルキル基、または置換もしくは未置換の芳
    香族基を表わす。R4、R5は水素原子、置換もしくは未置
    換の直鎖状または分枝状のアルキル基、または置換もし
    くは未置換の芳香族基を表わす。また、R4とR5はそれら
    が結合している炭素原子と一体となって環を形成してい
    てもよい。Xはケイ素原子もしくはスズ原子を表わす)
    で表わされる金属置換アリルアルコールに、触媒量の下
    記一般式 【化2】 (式中、R6は置換もしくは未置換の直鎖状または分枝状
    のアルキル基、または置換もしくは未置換の芳香族基を
    表わす。Mは亜鉛原子、もしくは炭素数1-5の直鎖状また
    は分枝状のアルキル基の結合したアルミニウム原子を表
    わす)で表わされる光学活性金属錯体、あるいはそれら
    の対掌体の存在下に、ジアルキル亜鉛およびジヨードメ
    タンを反応させることを特徴とする、下記一般式 【化3】 (式中、R1、R2、R3は置換もしくは未置換の直鎖状また
    は分枝状のアルキル基、または置換もしくは未置換の芳
    香族基を表わす。R4、R5は水素原子、置換もしくは未置
    換の直鎖状または分枝状のアルキル基、または置換もし
    くは未置換の芳香族基を表わす。また、R4とR5はそれら
    が結合している炭素原子と一体となって環を形成してい
    てもよい。Xはケイ素原子もしくはスズ原子を表わす)
    で表わされる金属置換シクロプロピルメタノール誘導体
    の触媒的不斉製造法。
JP6046505A 1994-02-22 1994-02-22 金属置換シクロプロピルメタノール誘導体の不斉製造法 Pending JPH07233175A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008525324A (ja) * 2004-12-24 2008-07-17 ジボダン エス エー シクロプロパン化の方法
EP4067403A4 (en) * 2019-11-28 2023-11-29 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. BLOCKING AGENT FOR ISOCYANATE GROUP AND ISOCYANATE PROTECTED BY THIS BLOCKING AGENT

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