JPH07233591A - 炭素短繊維チョップドストランドと炭素短繊維強化水硬性複合材料 - Google Patents
炭素短繊維チョップドストランドと炭素短繊維強化水硬性複合材料Info
- Publication number
- JPH07233591A JPH07233591A JP6248175A JP24817594A JPH07233591A JP H07233591 A JPH07233591 A JP H07233591A JP 6248175 A JP6248175 A JP 6248175A JP 24817594 A JP24817594 A JP 24817594A JP H07233591 A JPH07233591 A JP H07233591A
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- Japan
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- carbon fiber
- short carbon
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 補強材である炭素短繊維の物性を、有効に利
用した炭素短繊維強化水硬性複合材料を提供する。 【構成】 粒径5μm以下の微粒子を、0.5〜3.0
重量%添着した炭素短繊維を水溶性集束剤で集束してな
る炭素短繊維チョップドストランド。
用した炭素短繊維強化水硬性複合材料を提供する。 【構成】 粒径5μm以下の微粒子を、0.5〜3.0
重量%添着した炭素短繊維を水溶性集束剤で集束してな
る炭素短繊維チョップドストランド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として土木・建築分野
において使用される強度発現性に優れた炭素繊維強化水
硬性複合材料に関するものである。
において使用される強度発現性に優れた炭素繊維強化水
硬性複合材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素繊維強化水硬性複合材料は通常のモ
ルタル等の強度不足を、炭素繊維のもつ引張強度と弾性
率とを利用して補うために開発されたものであり、曲げ
強度、引張強度および靱性に優れている。この炭素繊維
強化水硬性複合材料用の炭素繊維を水溶性のポリマーを
使用して集束し、混練時に炭素繊維を単糸分散させる方
法が知られている。(例えば特開昭63−162559
号公報) しかしながら、このような水溶性集束剤を用いた場合、
曲げ強度の発現が悪い、繊維とセメントのなじみが悪
く、複合材としての強度は十分ではないという問題があ
った。
ルタル等の強度不足を、炭素繊維のもつ引張強度と弾性
率とを利用して補うために開発されたものであり、曲げ
強度、引張強度および靱性に優れている。この炭素繊維
強化水硬性複合材料用の炭素繊維を水溶性のポリマーを
使用して集束し、混練時に炭素繊維を単糸分散させる方
法が知られている。(例えば特開昭63−162559
号公報) しかしながら、このような水溶性集束剤を用いた場合、
曲げ強度の発現が悪い、繊維とセメントのなじみが悪
く、複合材としての強度は十分ではないという問題があ
った。
【0003】また、セメント粒子の平均粒子径が大き
く、しばしば最大粒径が100μm程度のものが含まれ
ているため、炭素繊維の間にセメント粒子が十分に回り
込めず、炭素繊維とセメントの結合が不十分になりやす
いという問題点もある。さらに、粒径0.02〜0.5
μmのシリカをセメントに添加すると強度が上昇すると
いうデータも報告されているが、該シリカをセメントに
対する重量%(以下特にことわりのない限り%は重量%
とする。)で10%以上入れると、流動性が低下し作業
が困難になる。そして流動性を維持するためには水セメ
ント比を上げることが考えられるが、それにともなう強
度低下が著しくなるという問題が生じる。一方、該シリ
カを10%以下にすると、該シリカが炭素繊維の近隣に
存在する確率が下がるため、マイクロフィラー効果を活
かした、炭素繊維とセメントの付着上昇が果たせない等
の問題もある。
く、しばしば最大粒径が100μm程度のものが含まれ
ているため、炭素繊維の間にセメント粒子が十分に回り
込めず、炭素繊維とセメントの結合が不十分になりやす
いという問題点もある。さらに、粒径0.02〜0.5
μmのシリカをセメントに添加すると強度が上昇すると
いうデータも報告されているが、該シリカをセメントに
対する重量%(以下特にことわりのない限り%は重量%
とする。)で10%以上入れると、流動性が低下し作業
が困難になる。そして流動性を維持するためには水セメ
ント比を上げることが考えられるが、それにともなう強
度低下が著しくなるという問題が生じる。一方、該シリ
カを10%以下にすると、該シリカが炭素繊維の近隣に
存在する確率が下がるため、マイクロフィラー効果を活
かした、炭素繊維とセメントの付着上昇が果たせない等
の問題もある。
【0004】また、シリカを高い割合で分散した2液型
エポキシエマルジョン集束剤を用いて炭素繊維に添着す
る方法(特公平4−2715号)もあるが、該集束剤を
用いると、ストランド状の炭素短繊維が単糸分散困難と
なり、セメントへの補強効果が小さくなるといった問題
がある。又、シリカの添着量が3%以上になると、炭素
繊維の周りにシリカが多すぎて、炭素繊維とマトリック
スの結合が弱まるため、逆に炭素繊維補強セメント(C
FRC)の強度は弱まるといった問題が生じる。
エポキシエマルジョン集束剤を用いて炭素繊維に添着す
る方法(特公平4−2715号)もあるが、該集束剤を
用いると、ストランド状の炭素短繊維が単糸分散困難と
なり、セメントへの補強効果が小さくなるといった問題
がある。又、シリカの添着量が3%以上になると、炭素
繊維の周りにシリカが多すぎて、炭素繊維とマトリック
スの結合が弱まるため、逆に炭素繊維補強セメント(C
FRC)の強度は弱まるといった問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは前記課題
を解決すべく種々検討を重ねた結果、炭素繊維にシリカ
を水溶性集束剤とともに添着することにより、両者の付
着を高めて高強度炭素短繊維強化水硬性複合材料を製造
することを見出し、本発明を完成したものである。
を解決すべく種々検討を重ねた結果、炭素繊維にシリカ
を水溶性集束剤とともに添着することにより、両者の付
着を高めて高強度炭素短繊維強化水硬性複合材料を製造
することを見出し、本発明を完成したものである。
【0006】
【課題を解決させるための手段】すなわち、本発明の目
的は、セメントとのなじみがよく、炭素繊維の強度を十
分に発揮できる、補強用炭素短繊維チョップドストラン
ドを提供し、更には炭素短繊維の強度を十分に生かした
炭素短繊維強化水硬性複合材料とその製造方法を提供す
ることにあり、かかる目的は、粒径5μm以下の微粒子
を0.5〜3重量%添着した炭素短繊維を、水溶性集束
剤で集束してなる炭素短繊維チョップドストランドによ
り容易に達成される。
的は、セメントとのなじみがよく、炭素繊維の強度を十
分に発揮できる、補強用炭素短繊維チョップドストラン
ドを提供し、更には炭素短繊維の強度を十分に生かした
炭素短繊維強化水硬性複合材料とその製造方法を提供す
ることにあり、かかる目的は、粒径5μm以下の微粒子
を0.5〜3重量%添着した炭素短繊維を、水溶性集束
剤で集束してなる炭素短繊維チョップドストランドによ
り容易に達成される。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明に用いられるセメントとしては特に限定されるもの
ではなく普通ポルトランドセメント、早強ポルトランド
セメント、高炉セメント、アルミナセメントおよび低収
縮セメントのいずれでも良いが、好ましくは低収縮セメ
ントおよび早強ポルトランドセメントを用いる。本発明
で用いられる炭素繊維としては公知の炭素繊維を特に限
定されることなく使用でき、例えばコールタールピッ
チ、石油ピッチ、石炭液化物、ポリアクリロニトリル、
セルロース等を原料とした炭素繊維を用いることができ
る。炭素繊維の糸径としては、5〜20μmのものがシ
リカの効果を大きく引出せ好ましい。炭素繊維の繊維長
としては、通常アスペクト比として500〜4000の
ものが用いられる。好適な炭素繊維の径は5〜20ミク
ロンであるので、最大長さは、80mmとなる。また、
炭素繊維の引張強度としては100〜750Kg/mm
2 のものが用いられる。炭素繊維の炭素短繊維補強水硬
性複合材料中の混入率は体積分率で0.5〜2%が好ま
しい。
発明に用いられるセメントとしては特に限定されるもの
ではなく普通ポルトランドセメント、早強ポルトランド
セメント、高炉セメント、アルミナセメントおよび低収
縮セメントのいずれでも良いが、好ましくは低収縮セメ
ントおよび早強ポルトランドセメントを用いる。本発明
で用いられる炭素繊維としては公知の炭素繊維を特に限
定されることなく使用でき、例えばコールタールピッ
チ、石油ピッチ、石炭液化物、ポリアクリロニトリル、
セルロース等を原料とした炭素繊維を用いることができ
る。炭素繊維の糸径としては、5〜20μmのものがシ
リカの効果を大きく引出せ好ましい。炭素繊維の繊維長
としては、通常アスペクト比として500〜4000の
ものが用いられる。好適な炭素繊維の径は5〜20ミク
ロンであるので、最大長さは、80mmとなる。また、
炭素繊維の引張強度としては100〜750Kg/mm
2 のものが用いられる。炭素繊維の炭素短繊維補強水硬
性複合材料中の混入率は体積分率で0.5〜2%が好ま
しい。
【0008】本発明のチョップドストランドに用いる集
束剤は、セメントに水と共に混入したときに、ストラン
ド状の炭素繊維が単糸分散することができることが必要
なので、水溶性の集束剤が用いられる。具体的には、ポ
リビニルアルコール系として、未ケン化ポリ酢酸ビニ
ル、部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリ
ビニルアルコールがある。また、メチルセルロース、エ
チルセルロース、カルボキシルエチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、可溶性
デンプン等のデンプン誘導体も用いられる。そして好ま
しくはポリビニルアルコール系を用いる。集束剤の濃度
は0.5〜2%が好ましい。
束剤は、セメントに水と共に混入したときに、ストラン
ド状の炭素繊維が単糸分散することができることが必要
なので、水溶性の集束剤が用いられる。具体的には、ポ
リビニルアルコール系として、未ケン化ポリ酢酸ビニ
ル、部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリ
ビニルアルコールがある。また、メチルセルロース、エ
チルセルロース、カルボキシルエチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、可溶性
デンプン等のデンプン誘導体も用いられる。そして好ま
しくはポリビニルアルコール系を用いる。集束剤の濃度
は0.5〜2%が好ましい。
【0009】集束剤に分散させる微粒子は粒径5μm以
下のもの、好ましくは0.02〜0.5μmのものが用
いられ、炭素繊維に対する添着量が0.5〜3%好まし
くは1〜1.5%が効果的である。尚、本発明において
粒径が0.02〜0.5μmとは全粒子数中の70%以
上が、0.02〜0.5μmの粒径を有していることを
意味する。そして微粒子の種類としては、非水溶性のも
のであればよく、カーボンブラック、各種金属粉等が挙
げられるが、シリカが特に好ましい。添着の方法は、通
常微粒子を分散した水にサイジング剤を混入して規定の
濃度にし、その溶液に炭素繊維を長繊維のまま滑車を通
じて含浸する。含浸後の炭素繊維は100〜120℃で
乾燥、切断される。繊維長は5〜20mmが好ましい。
下のもの、好ましくは0.02〜0.5μmのものが用
いられ、炭素繊維に対する添着量が0.5〜3%好まし
くは1〜1.5%が効果的である。尚、本発明において
粒径が0.02〜0.5μmとは全粒子数中の70%以
上が、0.02〜0.5μmの粒径を有していることを
意味する。そして微粒子の種類としては、非水溶性のも
のであればよく、カーボンブラック、各種金属粉等が挙
げられるが、シリカが特に好ましい。添着の方法は、通
常微粒子を分散した水にサイジング剤を混入して規定の
濃度にし、その溶液に炭素繊維を長繊維のまま滑車を通
じて含浸する。含浸後の炭素繊維は100〜120℃で
乾燥、切断される。繊維長は5〜20mmが好ましい。
【0010】微粒子の添着量が0.1%以下の場合、無
添着の場合とほとんど変化がなく、3%以上の場合は炭
素繊維の周りに微粒子が多すぎて炭素繊維とマトリック
スの結合が弱くなるため、逆にCFRCの強度は落ち
る。よって、微粒子の添着量は充分な効果の得られる
0.5〜3%とした。セメントには通常、骨材、分散
剤、減水材等通常CFRCに配合される種々の添加物が
添加され、水硬性複合材料となる。
添着の場合とほとんど変化がなく、3%以上の場合は炭
素繊維の周りに微粒子が多すぎて炭素繊維とマトリック
スの結合が弱くなるため、逆にCFRCの強度は落ち
る。よって、微粒子の添着量は充分な効果の得られる
0.5〜3%とした。セメントには通常、骨材、分散
剤、減水材等通常CFRCに配合される種々の添加物が
添加され、水硬性複合材料となる。
【0011】骨材としては、砂、ケイ石、砂利、砕石、
シラスバルーンおよびフライアッシュ等が挙げられる。
細骨材として通常平均粒径が6mm程度のもの、好まし
くは珪砂5号を、軽量骨材としては平均粒径40μm程
度の中空シリカを用い、セメント100部に対して合計
20〜30部混入するのが好ましい。また、繊維の分散
剤としては通常一般に使用されているものを使用してよ
く、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース誘導体、ポリアミド型、ポリアミ
ン型、アルキルピコリニウム塩型、アルキルアミンの水
溶性酸型等のカチオン界面活性剤、アルキルアミンオキ
サイド型ノニオン性界面活性剤、アルキルアラニン型、
アルキルアミンオキサイド型ノニオン性界面活性剤、ア
ルキルグリシン型、アルキルアラニン型、アルキルベタ
イン型、アルキルイミダゾリン型等の両性界面活性剤の
うちいずれか1種または2種以上の混合物が使用され
る。
シラスバルーンおよびフライアッシュ等が挙げられる。
細骨材として通常平均粒径が6mm程度のもの、好まし
くは珪砂5号を、軽量骨材としては平均粒径40μm程
度の中空シリカを用い、セメント100部に対して合計
20〜30部混入するのが好ましい。また、繊維の分散
剤としては通常一般に使用されているものを使用してよ
く、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース誘導体、ポリアミド型、ポリアミ
ン型、アルキルピコリニウム塩型、アルキルアミンの水
溶性酸型等のカチオン界面活性剤、アルキルアミンオキ
サイド型ノニオン性界面活性剤、アルキルアラニン型、
アルキルアミンオキサイド型ノニオン性界面活性剤、ア
ルキルグリシン型、アルキルアラニン型、アルキルベタ
イン型、アルキルイミダゾリン型等の両性界面活性剤の
うちいずれか1種または2種以上の混合物が使用され
る。
【0012】減水剤としてはトリアジン環系高縮合物塩
を主成分とする特殊界面活性剤、特殊スルホン基カルボ
キシル基含有多元ポリマー、アニオン型特殊高分子活性
剤、ナフタレンスルホン酸縮合物リグニンスルホン酸誘
導体等が挙げられる。添加量はセメント100部に対し
て1〜4部混入である。また、分散剤、減水剤の他に消
泡剤、発泡剤等の混和剤も適宜添加できる。
を主成分とする特殊界面活性剤、特殊スルホン基カルボ
キシル基含有多元ポリマー、アニオン型特殊高分子活性
剤、ナフタレンスルホン酸縮合物リグニンスルホン酸誘
導体等が挙げられる。添加量はセメント100部に対し
て1〜4部混入である。また、分散剤、減水剤の他に消
泡剤、発泡剤等の混和剤も適宜添加できる。
【0013】セメント原料と炭素繊維、水、その他助剤
を混練する混合機としては、通常用いられる全ての混合
機が使用でき、パドル型、プロペラ型、櫂型、タービン
型、パン型、リボン型、スクリュー型、ワーナ型、ニー
ダー型等の撹拌翼を有する混合機の場合は、炭素繊維と
セメント原料とを水を加えずにまず混合し、ついで水を
加えて混練する。
を混練する混合機としては、通常用いられる全ての混合
機が使用でき、パドル型、プロペラ型、櫂型、タービン
型、パン型、リボン型、スクリュー型、ワーナ型、ニー
ダー型等の撹拌翼を有する混合機の場合は、炭素繊維と
セメント原料とを水を加えずにまず混合し、ついで水を
加えて混練する。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、実施例に
限定されるものではない。炭素短繊維強化水硬性複合材
の組成は、セメント100部に対して、水50部、骨材
25部、混和剤5部を混練、硬化したもので、組成物全
体に対する炭素繊維の体積率は1%および2%の2種類
とした。なお、炭素繊維のチョップドストランド長さは
18mmとし、主な添着条件を以下に示す。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、実施例に
限定されるものではない。炭素短繊維強化水硬性複合材
の組成は、セメント100部に対して、水50部、骨材
25部、混和剤5部を混練、硬化したもので、組成物全
体に対する炭素繊維の体積率は1%および2%の2種類
とした。なお、炭素繊維のチョップドストランド長さは
18mmとし、主な添着条件を以下に示す。
【0015】実施例1〜8 粒径0.02〜0.5μmのシリカ(Elkem社、
「マイクロシリカ」、グレード980)を、撹拌するこ
とによって充分分散させた集束剤ポリビニルアルコール
(日本合成社「GOHSENOL」KH−20)1.5
%水溶液に引張強度が238Kg/mm2 の炭素繊維を
滑車を用いて長繊維のまま通すことによって含侵させ、
シリカの添着量が0.5%、0.6%、0.8%、1
%、1.5%、2%、2.5%又は3%になるよう調節
を行い、120℃で30分乾燥後長さ18mmのチョッ
プドストランドに切断する。この炭素短繊維チョップド
ストランドを内容積5リットルのモルタルミキサーに炭
素短繊維強化水硬性複合材に対する体積率で1%および
2%となる様に添加し、さらに低収縮セメント100重
量部、ケイ砂12.5重量部、軽量骨材12.5重量
部、メチルセルロース0.25重量部添加し、30秒乾
式混合し、短繊維が充分分散した混合物を得、ついで水
を50重量部加えて30秒混練した後、4×4×16c
mの型枠に流し込んで炭素短繊維強化水硬性複合材成形
体を製造した。翌日、脱型を行い、温度20℃、湿度6
0R.T%の状態で4週間養生後曲げ試験を行った。な
お、載荷速度は2mm/mim、試験対数はn=6で行
った。結果を表−1に示す。
「マイクロシリカ」、グレード980)を、撹拌するこ
とによって充分分散させた集束剤ポリビニルアルコール
(日本合成社「GOHSENOL」KH−20)1.5
%水溶液に引張強度が238Kg/mm2 の炭素繊維を
滑車を用いて長繊維のまま通すことによって含侵させ、
シリカの添着量が0.5%、0.6%、0.8%、1
%、1.5%、2%、2.5%又は3%になるよう調節
を行い、120℃で30分乾燥後長さ18mmのチョッ
プドストランドに切断する。この炭素短繊維チョップド
ストランドを内容積5リットルのモルタルミキサーに炭
素短繊維強化水硬性複合材に対する体積率で1%および
2%となる様に添加し、さらに低収縮セメント100重
量部、ケイ砂12.5重量部、軽量骨材12.5重量
部、メチルセルロース0.25重量部添加し、30秒乾
式混合し、短繊維が充分分散した混合物を得、ついで水
を50重量部加えて30秒混練した後、4×4×16c
mの型枠に流し込んで炭素短繊維強化水硬性複合材成形
体を製造した。翌日、脱型を行い、温度20℃、湿度6
0R.T%の状態で4週間養生後曲げ試験を行った。な
お、載荷速度は2mm/mim、試験対数はn=6で行
った。結果を表−1に示す。
【0016】比較例1〜3 シリカの添着量を0%、0.1%又は5%とした以外
は、実施例1と同様にして炭素短繊維強化水硬性複合材
成形体を製造し、曲げ試験を行った。結果を表1に示
す。
は、実施例1と同様にして炭素短繊維強化水硬性複合材
成形体を製造し、曲げ試験を行った。結果を表1に示
す。
【0017】比較例4 集束剤として2液型エポキシエマルジョンに実施例1で
用いたのと同じ粒径0.02〜0.5μmのシリカを混
合し、水で希釈したエマルジョンを用いて、シリカの添
着量が2wt%となるようにした炭素繊維を切断し、1
8mmの炭素短繊維チョップドストランドとした。この
炭素短繊維チョップドストランドを用いて、実施例1と
同様の配合によって炭素繊維強化水硬性複合材成形体を
製造し、曲げ試験を行った。結果を表1に示す。
用いたのと同じ粒径0.02〜0.5μmのシリカを混
合し、水で希釈したエマルジョンを用いて、シリカの添
着量が2wt%となるようにした炭素繊維を切断し、1
8mmの炭素短繊維チョップドストランドとした。この
炭素短繊維チョップドストランドを用いて、実施例1と
同様の配合によって炭素繊維強化水硬性複合材成形体を
製造し、曲げ試験を行った。結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明、すなわち水
溶性集束剤に粒径0.02〜0.5μmの微粒子を分散
せしめたスラリーで炭素繊維を集束することにより、セ
メントマトリックスとのぬれ性および接着性を向上さ
せ、炭素繊維の特性をより活かすことによって、高強度
で信頼性の高い炭素短繊維補強水硬性複合材料を製造す
ることができる。
溶性集束剤に粒径0.02〜0.5μmの微粒子を分散
せしめたスラリーで炭素繊維を集束することにより、セ
メントマトリックスとのぬれ性および接着性を向上さ
せ、炭素繊維の特性をより活かすことによって、高強度
で信頼性の高い炭素短繊維補強水硬性複合材料を製造す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/333 //(C04B 28/02 14:38) A D06M 101:40
Claims (7)
- 【請求項1】 粒径5μm以下の微粒子を0.5〜3重
量%添着した炭素短繊維を、水溶性集束剤で集束してな
る炭素短繊維チョップドストランド。 - 【請求項2】 該微粒子がシリカである請求項1記載の
炭素短繊維チョップドストランド。 - 【請求項3】 該微粒子の直径が0.02〜0.5μm
である請求項1記載の炭素短繊維チョップドストラン
ド。 - 【請求項4】 該微粒子の添着量が0.6〜2.5重量
%である請求項1記載の炭素短繊維チョップドストラン
ド。 - 【請求項5】 該水溶性集束剤がポリビニルアルコール
である請求項1記載の炭素短繊維チョップドストラン
ド。 - 【請求項6】 粒径5μm以下の微粒子を0.5〜3重
量%添着した炭素短繊維を、水溶性集束剤で集束してな
る炭素短繊維チョップドストランドとして混入した炭素
短繊維強化水硬性複合材料。 - 【請求項7】 粒径5μm以下の微粒子と、水溶性集束
剤を含有するスラリー中に炭素繊維を通過させ、集束し
た炭素繊維を切断し、該微粒子の添着量が0.5〜3重
量%となる炭素短繊維チョップドストランドとし、これ
をセメントに配合する炭素短繊維強化水硬性複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6248175A JPH07233591A (ja) | 1993-10-13 | 1994-10-13 | 炭素短繊維チョップドストランドと炭素短繊維強化水硬性複合材料 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25595993 | 1993-10-13 | ||
| JP5-255959 | 1993-10-13 | ||
| JP6248175A JPH07233591A (ja) | 1993-10-13 | 1994-10-13 | 炭素短繊維チョップドストランドと炭素短繊維強化水硬性複合材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233591A true JPH07233591A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=26538641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6248175A Pending JPH07233591A (ja) | 1993-10-13 | 1994-10-13 | 炭素短繊維チョップドストランドと炭素短繊維強化水硬性複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233591A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000054269A (ja) * | 1998-08-03 | 2000-02-22 | Toho Rayon Co Ltd | チョップ用及び脱サイズ編織物用炭素繊維 |
| WO2014192073A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | 株式会社エスイー | 炭素繊維筋とその製造方法、および連続製造装置とコンクリート構造体 |
| JP2018516315A (ja) * | 2015-03-10 | 2018-06-21 | エボニック デグサ ゲーエムベーハーEvonik Degussa GmbH | 炭素繊維のためのナノ粒子を含む繊維サイズ処理系 |
| CN115368065A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-11-22 | 上海住信住宅工业有限公司 | 一种高强度、抗冻融混凝土预制件及其制备方法 |
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1994
- 1994-10-13 JP JP6248175A patent/JPH07233591A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000054269A (ja) * | 1998-08-03 | 2000-02-22 | Toho Rayon Co Ltd | チョップ用及び脱サイズ編織物用炭素繊維 |
| WO2014192073A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | 株式会社エスイー | 炭素繊維筋とその製造方法、および連続製造装置とコンクリート構造体 |
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| CN115368065A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-11-22 | 上海住信住宅工业有限公司 | 一种高强度、抗冻融混凝土预制件及其制备方法 |
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