JPH1179804A - 炭素繊維強化コンクリート - Google Patents

炭素繊維強化コンクリート

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JPH1179804A
JPH1179804A JP19154698A JP19154698A JPH1179804A JP H1179804 A JPH1179804 A JP H1179804A JP 19154698 A JP19154698 A JP 19154698A JP 19154698 A JP19154698 A JP 19154698A JP H1179804 A JPH1179804 A JP H1179804A
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JP
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carbon fiber
reinforced concrete
strand
concrete
fiber strand
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JP19154698A
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Inventor
Mitsuharu Tezuka
光晴 手塚
Mitsuru Awata
満 粟田
Akira Shiraki
明 白木
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Mitsubishi Chemical Corp
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B14/00Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B14/38Fibrous materials; Whiskers
    • C04B14/386Carbon

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Ceramic Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度を十分に備え、作業性に優れた繊維強化
コンクリートを提供する。 【解決手段】セメント、粗骨材、細骨材、炭素繊維スト
ランドおよび水を混練、硬化してなる炭素繊維強化コン
クリートにおいて、(1)曲げ載荷試験後に長さ5mm
以上の炭素繊維ストランドが試験体の破断面1m2 当た
り1000本以上突出しており、(2)突出している炭
素繊維ストランドは、集束剤および1000本以上の炭
素繊維単糸からなり、突出している炭素繊維ストランド
に占める炭素繊維単糸の割合が85〜99.9重量%で
あることを特徴とする炭素繊維強化コンクリート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として土木・建築分野
において使用される強度特性・耐久性に優れた繊維強化
コンクリートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの強度・靱性を上げるため
に、炭素繊維をコンクリートに配合することが知られて
いる。しかし、従来の炭素繊維強化コンクリートでは、
ロッドおよびメッシュ等の長繊維の炭素繊維が用いら
れ、短繊維の炭素繊維は、粗骨材を配合していないモル
タルや吹き付け補修材に用いられているにすぎなかっ
た。短繊維の炭素繊維がコンクリートの強化材として用
いられていなかった理由は、炭素繊維を単糸、あるいは
単糸分散しやすい炭素繊維ストランドで混入した場合、
粗骨材存在下では、繊維1本としての耐力が弱いため、
切断・損傷が激しく、成形体に及ぼす繊維補強効果は小
さったためである。例えば、特開昭63−203876
号公報では、炭素繊維をエポキシ樹脂で硬化させFRP
状にして短繊維化し、強度の上昇を図ることが提案され
ているが、樹脂を大量に用いるため、曲げ等の荷重がか
かるとマトリックス−繊維間の付着が悪く、繊維が容易
に引き抜かれてしまい補強効果が現れにくかった。
【0003】また、補強繊維を配合した場合、施工時の
コンクリートの流動性が低下するという作業上の大きな
問題もある。これは、マトリックス中の水分、セメント
ペースト分またはモルタル分を繊維ストランドが吸収し
てしまう結果、コンクリートマトリックスの流動成分が
不足するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強度を十分
に備え、作業性に優れた繊維強化コンクリートを得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく種々検討を重ねた結果、特定の集束状態の炭
素繊維ストランドを使用することにより、繊維添加前の
コンクリートと比較して流動性の低下が少なく、かつ補
強性能に優れた繊維強化コンクリートが得られることを
見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨
は、セメント、粗骨材、細骨材、炭素繊維ストランドお
よび水からなる炭素繊維強化コンクリートにおいて、
(1)曲げ載荷試験後に長さ5mm以上の炭素繊維スト
ランドが試験体の破断面1m2 当たり1000本以上突
出しており、(2)突出している炭素繊維ストランド
は、集束剤および1000本以上の炭素繊維単糸からな
り、突出している炭素繊維ストランドに占める炭素繊維
単糸の割合が85〜99.9重量%であることを特徴と
する炭素繊維強化コンクリートに存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いるセメントとしては、特に限定されず、普
通ポルトランド、早強ポルトランド、超早強ポルトラン
ド等どれでも良い。添加量は、土木用および建築用とし
て用いられる通常の調合であれば特に問題なく、250
kg/m3 以上であれば良い。
【0007】本発明で用いる粗骨材(砂利)としては、
種類・径・粒度は特に限定されず、砕石、人工軽量粗骨
材、酸化鉄鋼石などどれでもよい。好ましくは径が30
mm以下の砕石がよい。添加量は土木用および建築用と
して用いられる通常の調合であれば特に問題なく、好ま
しくは1000kg/m3 以下がよい。本発明で用いる細骨
材(砂)としては、種類・径・粒度は特に限定されず、
砂、ケイ石、シリカヒューム、人工軽量細骨材等どれで
も良い。添加量は土木用および建築用として用いられる
通常の調合であれば特に問題なく、好ましくは1500
kg/m3 以下がよい。細骨材率(砂率)は、土木用および
建築用として用いられる通常の調合であれば特に問題な
く、好ましくは40〜80%が良い。
【0008】本発明においては、特定の炭素繊維ストラ
ンドを用いることを特徴とする。一般に、複数の単糸を
集束したものをストランドというが、本発明においては
炭素繊維ストランドを形成する炭素繊維単糸の本数は1
000本以上であり、好ましくは1000本以上240
00本以下、特に好ましくは6000本以上12000
本である。1000本以下だと切断しやすく補強効果が
得られにくい。24000本を超えると、炭素繊維の添
加量が等しくてもストランド数が少なくなり、補強効果
が得られにくく、また、十分な補強効果を得るためには
多量の炭素繊維を必要とし、経済的ではない。
【0009】本発明で用いられる炭素繊維単糸は、引張
強度が通常200kgf/mm2 以上、好ましくは400kgf/
mm2 以上、伸度は通常1.5%以上、好ましくは2.0
%以上であれば特に限定されることなく使用でき、例え
ばコールタールピッチ、石油ピッチ、石炭液化物、ポリ
アクリロニトリル、セルロース等を原料とした炭素繊維
を用いることができる。ここでいう、伸度とは炭素繊維
の引張強度をその引張弾性率で除した値である。
【0010】炭素繊維単糸の糸径は、通常3〜20μ
m、好ましくは5〜18μmである。炭素繊維ストラン
ドの長さは、粗骨材の最大寸法に対して通常1.5倍以
上、好ましくは2倍以上がよく、具体的には30mm以
上が好ましく用いられる。繊維長が30mm未満である
と、複合材料としての臨界繊維長に達していないため、
補強効果が小さい。なお、30mm以上の繊維との混合
であれば、30mm未満の繊維を添加しても良い。ま
た、繊維が2次元的あるいは1次元的に配向されるよう
な条件であれば、繊維長の長化効果は著しくなる。
【0011】炭素繊維ストランドの添加量は、通常0.
3体積%以上、好ましくは0.5体積%以上である。添
加量の増加に伴って、曲げ強度や換算曲げ強度は増大す
る。なお、過剰添加はコスト面だけでなく、補強効果上
昇の非効率化や流動性の低下を招くので、適当量の添加
が良い。その範囲は、炭素繊維ストランドの集束度によ
っても異なるが、通常、0.4〜1.0体積%が好まし
い。
【0012】本発明者らは、曲げ載荷試験を実施した後
における試験体のコンクリート破断面において、炭素繊
維ストランドをある程度の長さを持ちつつ突出するよう
な状態にさせることにより、炭素繊維コンクリートの靱
性を向上できることを見出した。具体的には、本発明に
おいてその長さがあれば切れていないと判断した値、す
なわち、5mm以上の炭素繊維ストランドが1m2 当た
り1000本以上突出していることが必要である。突出
している炭素繊維ストランドが、1m2 当たり1000
本に満たないと、炭素繊維コンクリートの曲げ強度が不
十分となる。
【0013】本発明においては、炭素繊維ストランドに
占める炭素繊維単糸の割合を、85%以上99.9以
下、好ましくは95%以上99%以下に調節することに
より、試験体の破断面において5mm以上の炭素繊維ス
トランドを1m2 当たり1000本以上突出させること
ができる。炭素繊維ストランドに占める炭素繊維単糸の
割合のことを炭素繊維ストランドにおける炭素繊維の重
量占有率ともいい、炭素繊維と集束剤とからなる炭素繊
維ストランド中の炭素繊維の占める割合を示し、窒素雰
囲気中で、450℃、30分間加熱処理後、デシケータ
中で十分冷却した後の重量と加熱前の重量との差より算
出する。
【0014】炭素繊維ストランドにおける炭素繊維の重
量占有率が高すぎると、集束剤が少なすぎるため炭素繊
維ストランドが単糸にばらけ易くなり、曲げ載荷試験時
に糸切れするため、十分な靱性が得られず、また、スト
ランドも突出なくなる。また、炭素繊維の重量占有率が
低過ぎる、すなわち集束剤が多すぎると、破断面に炭素
繊維ストランドは突出はするものの、コンクリートと炭
素繊維ストランドとの付着力が低下するため、補強効果
が低減する。また、補強コンクリート製造過程中すなわ
ち混練中、繊維ストランドの耐力以上の大きな負荷が該
ストランドにかかり、折損が生じる可能性がある。その
場合、樹脂の含浸量が高く、樹脂と炭素繊維単糸との付
着が十分行われていれば、樹脂と繊維との伸びの違いか
ら、折損と同時に繊維の切断が生じるおそれもある。な
お、炭素繊維ストランドを構成する炭素繊維単糸が少な
い場合は、炭素繊維ストランドの強度向上させる意味合
いから上記範囲内で重量占有率を低くすることが望まし
い。
【0015】本発明に用いられる炭素繊維ストランド
は、集束度が、通常5〜150、好ましくは20〜10
0、さらに好ましくは45〜80である。炭素繊維スト
ランドの集束度は、次式より算出される。なお、ストラ
ンド表面に、セメントペーストの張力で偶然に付着した
比較的粒径の大きい砂は除去して重量変化Aを測定す
る。
【0016】集束度=100×(1/A) A:炭素繊維ストランドをコンクリートへ添加すること
による炭素繊維ストランドの重量変化の割合
【0017】集束度が小さ過ぎると、コンクリート混練
中ストランドから繊維が単糸にばらけ易くなり、そのた
め単糸とマトリックスの付着になるため、曲げ載荷時に
繊維切れが起こり、破断面にストランドが突出する可能
性は少ない。それだけでなく、繊維自身が損傷・切断を
受けやすくなって補強効果を発現しにくくなり、また、
繊維間にコンクリート中の流動成分であるセメントペー
ストが吸収されるため、強化コンクリートとしての流動
性が損なわれる。
【0018】集束度が高過ぎると、流動性の点では優れ
るが、硬化体中におけるストランドとコンクリートとの
付着が低下するため、補強効果の点で問題となる。15
0以上になると、流動性の面では優れるものの補強性が
損なわれる。Aの具体的な測定方法としては、重量W1
の短繊維ストランドを、粘度800〜1000cpのモ
ルタルが300cc以上入った500ccビーカーに投
入し、半径3cmのタービン翼によって、500rpm
の攪拌を1分間加えた後、繊維ストランドをモルタル中
から取り出して、升目420μmのメッシュ上に1分間
静置してから重量W2を測定し、A=(W2−W1)/
W1により算出する。
【0019】ここで、粘度800〜1000cpのモル
タルは、セメント、細骨材、減水剤、水を、細骨材/セ
メント比が200/100、減水剤を水に2wt%で薄
めた希釈液/セメント比が38〜42/100で混合
し、さらに水を添加して調製する。粘度は水の添加量に
より調整する。また、粘度は、B型粘度計によって測定
する。
【0020】使用するセメントとしては、特に限定され
ず、普通ポルトランド、早強ポルトランド、超早強ポル
トランド等どれでも良い。細骨材としては砂等が挙げら
れ、粒度分布は一般のものであれば問題なく、表乾状態
のものを用いる。減水剤としてはトリアジン環系高縮合
物塩を主成分とする特殊界面活性剤、特殊スルホン基カ
ルボキシル基含有多元ポリマー、アニオン型特殊高分子
活性剤、ナフタレンスルホン酸縮合物リグニンスルホン
酸誘導体、オキシカルボン酸、リグニンスルホン酸等が
挙げられる。
【0021】集束度を調整する手段として、集束剤の選
択と添着量の調整がある。集束剤の種類としては、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられるが、炭素繊維
に含浸させたときに、風合いを硬くさせることができる
ので、エポキシ樹脂が好ましい。炭素繊維ストランドの
風合いが硬いほど、単糸間に存在する集束剤の炭素繊維
に対する接着が強く、繊維ストランド中の単糸間が開き
にくくなっているので、余分なセメントを吸収しないの
で、好ましい。硬さを計る指標としては、ストランドを
地面と水平にして50cm長の繊維ストランドの一端だ
けを固定して、1分間以上静置する方法が挙げられ、自
重によって反対側の端がもとの水平の位置から垂れるこ
とがないものが好ましい。
【0022】集束剤としては、樹脂だけでも良いが、樹
脂に硬化剤を添加したものが好ましく用いられる。樹脂
および硬化剤を炭素繊維ストランドに含浸させるにあた
り、その含浸量の調整がうまく行われれば通常の樹脂お
よび硬化剤を使用することも可能だが、含浸量の調節が
容易であるので、樹脂濃度を20%以下程度の集束剤を
もちいることが好ましい。このような集束剤としては、
水系樹脂エマルジョン、水系樹脂エマルジョンと水溶性
硬化剤を併用したものが挙げられる。
【0023】水系樹脂エマルジョンとしては、エポキシ
樹脂エマルジョンが挙げられ、好ましくはエピビス型エ
ポキシ樹脂が用いられ、さらに好ましくは、分子量10
0以上である。水溶性硬化剤として、酸無水物硬化剤、
アミン系硬化剤などがあるが、アミン系硬化剤が好まし
く用いられる。
【0024】本発明の炭素繊維強化コンクリートは、セ
メント、粗骨材、細骨材、炭素繊維、水の他に、減水
剤、分散剤、消泡剤、発泡剤等の混和剤も適宜添加でき
る。減水剤としてはトリアジン環系高縮合物塩を主成分
とする特殊界面活性剤、特殊スルホン基カルボキシル基
含有多元ポリマー、アニオン型特殊高分子活性剤、ナフ
タレンスルホン酸縮合物リグニンスルホン酸誘導体、オ
キシカルボン酸、リグニンスルホン酸等が挙げられる。
添加量はセメント100部に対して通常1〜3部であ
る。
【0025】本発明の炭素繊維強化コンクリートは、セ
メント、粗骨材、細骨材、炭素繊維ストランド、水、そ
の他助剤を混練し、必要により振動機で振動を与えなが
ら型枠に流し込み、常温養生または蒸気養生、必要に応
じてオートクレーブ養生して硬化させることにより得ら
れる。混練する混合機としては、通常用いられる全ての
混合機が使用でき、具体的には、パドル型、プロペラ
型、櫂型、タービン型、パン型、リボン型、スクリュー
型、ワーナ型、ニーダー型、2軸型、傾胴型等の攪拌翼
を有する混合機や、オムニ型等の攪拌翼を有さない混合
機が挙げられる。普通、まず、セメント、粗骨材、細骨
材、水および必要に応じて助剤を混練して、コンクリー
トを製造した後に、炭素繊維ストランドを加えて再び混
練する。しかしながら、炭素繊維ストランドを乾式状態
からセメント等に添加しても問題ない。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。まず、実施例および比較例に用いる炭素繊維ス
トランドの製法を次に示し、得られたストランドの性状
を表−1に示す。
【0027】炭素繊維ストランドA 炭素繊維ストランドは、引張強度480kgf/mm2 、伸度
2.0%、糸径7μmの連続炭素繊維12000本を束
にして、エポキシ樹脂として油化シェルエポキシ(株)
製「エピレッツ3510」、アミン系水溶性硬化剤とし
て油化シェルエポキシ(株)製「エピキュア8335」
とを固体分比2:1の割合で混合し、水に希釈して、エ
ポキシ樹脂濃度2.0重量%の水系エマルジョンからな
る集束剤液に浸漬させ、ボビンに巻き取る。ついで、1
20℃で乾燥させた後、所定の長さに切断する。
【0028】炭素繊維ストランドB 集束剤液の濃度を3.0重量%とした他は、炭素繊維ス
トランドAと同様に製造した。 炭素繊維ストランドC 集束剤の濃度を0.1重量%とした他は、炭素繊維スト
ランドAと同様に製造した。 炭素繊維ストランドD 集束剤液の濃度を15.0重量%とした他は、炭素繊維
ストランドAと同様に製造した。 炭素繊維ストランドE エポキシ樹脂として、松本油脂製薬(株)製「KP−8
00」を用い、硬化剤を用いなかった他は、炭素繊維ス
トランドAと同様に製造した。
【0029】
【表1】
【0030】<実施例1>コンクリート調合Pに示す量
の粗骨材、細骨材およびセメントを2軸型ミキサー(5
5リットル)に、投入し乾式混合し、次いで、水と混和
剤の混合液を投入し、150秒湿式混合し、コンクリー
トを得た。次に、このコンクリートに繊維長40mmの
炭素繊維ストランドAを9.5kg/m3 混入し、1分間湿
式混練して、炭素繊維を含有する混練物とした。ここ
で、得られた混練物の一部を分取し、スランプ値、VB
値を測定した。
【0031】一方、得られた炭素繊維を含有する混練物
を10cm×10cm×40cmの型枠に流し込み、1
6時間後脱型して硬化体を得た。これを、20℃、60
RH%で2週間養生後、曲げ試験をJIS A 1106に準じて
行った。なお、載荷速度は2mm/min、試験体数はn=6
で行った。表−2中、繊維本数は、曲げ載荷試験後に破
断面100cm2 中に突出している長さ5mm以上の炭
素繊維ストランドの本数を数え、それを1m2 に換算し
た数値をいう。
【0032】繊維占有率は、0.4gの炭素繊維ストラ
ンドを窒素雰囲気中、450℃で30分間加熱処理し、
デシケーター中で放冷後、重量を測定し、加熱減量分を
集束剤の重量として、炭素繊維の重量を算出し、炭素繊
維ストランド中の炭素繊維の割合を百分率で表す。炭素
繊維ストランドにコンクリートが付着している場合は、
加熱処理後に分離したコンクリートの重量から算出し、
補正する。
【0033】換算曲げ強度は鋼繊維補強コンクリート設
計施工指針に記載されている方法により算出した。スラ
ンプ値はコンクリートのスランプ試験方法(JIS A 1101
-1975 )、VB値は振動台式コンシステンシー試験方法
(JSCE-1974 )により測定した。スランプ値は、値が大
きいほど流動性が良好で作業性が優れている。また、V
B値は値が小さいほど流動性が良好であることを示して
いる。
【0034】
【表2】
【0035】この配合におけるW/C=48.6重量
%、細骨材率は50体積%である。集束度は、500c
cビーカーに、細骨材/セメント比が200/100、
(混和剤を水で2wt%に薄めた希釈液)/セメント比
が39/100のモルタル300cc中に0.1〜0.
2gの炭素繊維ストランドを投入して、半径3cmのタ
ービン翼を500rpmの回転で1分間攪拌し、取り出
して静置後の重量から重量変化の割合Aを測定し、 集束度=(1/A)×100 の式により求めた。結果を表−1に示す。
【0036】また、原料として次のものを用いた。 セメント:秩父小野田セメント(株)製、早強ポルトラ
ンドセメント 細骨材:浜岡産の砂、最大寸法5.0mm 粗骨材:砕石6号、最大粗骨材径13mm 混和剤:竹本油脂製薬(株)製、商品名:チューポール
HP−11
【0037】<実施例2>粗骨材を砕石5号(最大粗骨
材径20mm)に代えた他は実施例1と同様に行った。
結果を表−2に示す。
【0038】<実施例3>炭素繊維ストランドを繊維長
50mmの炭素繊維ストランドAに代えた他は実施例1
と同様に行った。結果を表−2に示す。
【0039】<実施例4>炭素繊維ストランドを繊維長
40mmの炭素繊維ストランドBに代えた他は実施例1
と同様に行った。結果を表−2に示す。
【0040】<実施例5>炭素繊維ストランドAの添加
量を13.3kg/m3 とした他は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表−2に示す。
【0041】<比較例1>コンクリート調合Pに示す量
の粗骨材、細骨材およびセメントを2軸型ミキサー(5
5リットル)に、投入し乾式混合し、次いで、水と混和
剤の混合液を投入し、150秒湿式混合し、コンクリー
トを得た。得られたコンクリートの一部を分取し、スラ
ンプ値、VB値を測定した。一方、得られた混練物を1
0cm10cm×40cmの型枠に流し込み、16時間
後脱型して硬化体を得た。これを、20℃、60RH%
で2週間養生後、曲げ試験をJIS A 1106に準じて行っ
た。なお、載荷速度は2mm/min、試験体数はn=6で行
った。結果を表−2に示す。
【0042】<比較例2>炭素繊維ストランドを繊維長
40mmの炭素繊維ストランドCに代えた他は実施例1
と同様に行った。結果を表−2に示す。
【0043】<比較例3>炭素繊維ストランドを繊維長
40mmの炭素繊維ストランドDに代えた他は実施例1
と同様に行った。結果を表−2に示す。
【0044】<比較例4>炭素繊維ストランドを繊維長
40mmの炭素繊維ストランドEに代えた他は実施例1
と同様に行った。結果を表−2に示す。
【0045】
【表3】 *1:炭素繊維ストランドに占める炭素繊維単糸の割合
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、作業性に優れ、強度の
高い炭素繊維強化コンクリートを得ることが可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白木 明 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント、粗骨材、細骨材、炭素繊維スト
    ランドおよび水を混練、硬化してなる炭素繊維強化コン
    クリートにおいて、 (1)曲げ載荷試験後に長さ5mm以上の炭素繊維スト
    ランドが試験体の破断面1m2 当たり1000本以上突
    出しており、 (2)突出している炭素繊維ストランドは、集束剤およ
    び1000本以上の炭素繊維単糸からなり、突出してい
    る炭素繊維ストランドに占める炭素繊維単糸の割合が8
    5〜99.9重量%であることを特徴とする炭素繊維強
    化コンクリート。
  2. 【請求項2】換算曲げ強度が30kgf/cm2 以上であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の炭素繊維強化コンクリー
    ト。
  3. 【請求項3】炭素繊維ストランドが、セメント、粗骨
    材、細骨材および水からなるコンクリートに炭素繊維ス
    トランドを0.5体積%添加混合したコンクリートのス
    ランプ値が、炭素繊維ストランドを添加していないコン
    クリートのスランプ値の20%以上であり、かつ、炭素
    繊維ストランドを1.0体積%添加したコンクリートの
    スランプ値が炭素繊維ストランドを添加していないコン
    クリートのスランプ値の5%以上である請求項1または
    2に記載の炭素繊維強化コンクリート。
  4. 【請求項4】炭素繊維ストランドが、次式で示される集
    束度が5〜150である請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の炭素繊維補強コンクリート。 集束度=100×(1/A) A:炭素繊維ストランドをコンクリートへ添加すること
    による炭素繊維ストランドの重量変化の割合
  5. 【請求項5】集束剤が、水分散型樹脂エマルジョンおよ
    び水溶性硬化剤からなる請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の炭素繊維強化コンクリート。
  6. 【請求項6】水分散型樹脂がエポキシ樹脂である請求項
    5に記載の炭素繊維強化コンクリート。
  7. 【請求項7】炭素繊維ストランドの長さが30mm以上
    である請求項1〜6のいずれか1項に記載の炭素繊維強
    化コンクリート。
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