JPH07234206A - 渦流探傷装置 - Google Patents

渦流探傷装置

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JPH07234206A
JPH07234206A JP6026666A JP2666694A JPH07234206A JP H07234206 A JPH07234206 A JP H07234206A JP 6026666 A JP6026666 A JP 6026666A JP 2666694 A JP2666694 A JP 2666694A JP H07234206 A JPH07234206 A JP H07234206A
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JP
Japan
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signal
frequency
eddy current
flaw detection
bridge circuit
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Withdrawn
Application number
JP6026666A
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English (en)
Inventor
Shinya Inoue
慎也 井上
Naoji Nakaya
直司 仲矢
Osamu Ishikawa
修 石川
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ASUWAN DENSHI KK
NIKKO KENSA SERVICE KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
ASUWAN DENSHI KK
NIKKO KENSA SERVICE KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】探傷を短時間で実施可能な渦電流探傷装置を提
供すること。 【構成】被検査体に交流磁場を作用させることにより発
生する渦電流をブリッジ回路4を構成する一対のセンサ
ーコイル5にて検出し、被検査体の状態に応じてこのブ
リッジ回路に生じる出力を検出出力として得、これを上
記被検査体の情報を有する探傷情報信号として利用して
上記被検査体の測定をする渦流探傷装置において、ブリ
ッジ回路からの検出出力を上記交流磁場の周波数の正数
倍のサンプリング周波数でディジタルデータに変換する
A/D変換手段8と、このA/D変換手段により変換さ
れたディジタルデータを処理して互いに90°位相を変
えた2種の探傷情報信号に変換して出力する信号処理手
段9とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は渦電流探傷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】渦流探傷装置は交流磁場を金属に作用さ
せることにより発生する渦電流の変化を、センサーコイ
ルを移動させながら検知して、これをもとに構造欠陥等
の探傷(測定)や厚み測定、材質測定、寸法測定などを
行うことができる装置である。
【0003】この探傷装置において、交流(例えば、
0.5kHz〜1kHz程度)を流したコイルにより発
生する交流磁場により導体の被検査体に渦電流が発生
し、この渦電流により発生する磁場が上記コイルに作用
することで、電位の変化がコイルに生じることを利用し
たものである。
【0004】すなわち、被検査体の欠陥や材質、寸法の
変化に対応して渦電流の変化の反映の結果として変化す
る原理を用いて測定するものである。ところで図4に示
すように、従来の渦流探傷装置は所望周波数の交流を発
生できるように、所望周期で所望周波数対応のパルス数
変化をする可変クロック信号を発振する発振器1を用
い、その可変クロック信号をD/Aコンバータ兼出力ア
ンプ3によりD/A変換し、増幅することにより、所望
周波数の交流電圧を得、これを試験信号として2つのセ
ンサーコイル5を含めたブリッジ回路4に印加する。そ
して、交流電圧を印加した状態でこの2つのセンサーコ
イル5で被検査体の表面を走査する。
【0005】このようにして、2つのセンサーコイル5
には交流電流が流れることになり、この交流電流により
発生する交流磁場により被検査体に渦電流を誘起させ
る。そして、この渦電流により発生する交流磁場により
センサーコイル5には電流が発生する。この電流は位相
が試験信号と逆相である。そして、被検査体に発生する
渦電流は被検査体の厚みや形状変化等により相応に変化
するから、ブリッジ回路を構成する上記2つのセンサー
コイル5にはその被検査体の厚みや形状変化等を反映し
た電位差が生じることになり、ブリッジの平衡が崩れる
ことになる。
【0006】そこで、このようにして発生する上記2つ
のセンサーコイル5の不平衡電圧を差動増幅器6で増幅
し、周波数多重方式であればバンドパスフィルタ12を
通し、発振器1の周波数と位相が同期した探傷信号と、
前記D/Aコンバータ兼出力アンプ12より出力された
交流電圧を90゜位相をシフトさせる移相器18を通す
して試験信号と位相が90゜異なるようにした制御信号
とを位相検波器13に加え、同期検波を行って試験信号
成分を除去し、探傷情報信号を得る。
【0007】同期検波には乗算器や、アナログスイッチ
等を用いる方式があるが、いずれも発振周波数成分の信
号またはそれ以上の帯域の不要信号が検波後に出力され
るため、必ずローパスフィルタ14を通し、ゲインアン
プ15により所望のレベルに信号レベルを増幅した後、
位相変換アンプ16を通して信号の位相を変換し、出力
部17にアナログのX,Y信号として出力させ、探傷情
報として取り出していた。なお、X信号とY信号は位相
変換アンプ16により互いの位相が90°ずらされてい
る。
【0008】そして、ディジタル信号処理方式とした渦
流探傷装置ではローパスフィルタ14またはゲインアン
プ15の後段以降でA/Dコンバータを通すことによ
り、ディジタル化してX,Y信号として出力させ、探傷
情報としてプロセッサに取り込んで信号処理を行ってい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ような装置は、被検査体の探傷を行う場合に、与える試
験信号の周波数が低くなるとローパスフィルタのカット
オフ周波数も低くしないと試験信号周波数成分や雑音成
分などの周波数成分が除去できずに残り、これらの不要
成分が重畳されて探傷情報信号成分のみを抽出すること
ができないことになるので、本来の探傷ができない。
【0010】すなわち、試験信号周波数成分や雑音成分
などは周波数が比較的高いのでローパスフィルタを通す
ことである程度除去できるが、低い周波数成分のものも
あるので、これらを完全に除去するにはローパスフィル
タのカットオフ周波数を相当に低くする必要がある。そ
して、ローパスフィルタのカットオフ周波数が低いと当
該カットオフ周波数より低い信号周波数でしか探傷がで
きないことになる。
【0011】つまり探傷情報信号は欠陥等を反映したレ
ベルの信号として得られるが、センサーコイルを移動し
て欠陥等を検出するにあたり、センサーコイルの移動速
度が周波数変化に反映されることから、その周波数がロ
ーパスフィルタのカットオフ周波数より低くない場合は
しゃ断され、探傷情報信号は得られない。
【0012】このことは探傷情報信号の周波数が当該カ
ットオフ周波数以下になるようにセンサーコイルの移動
速度、すなわち検査速度を落とさなければならないこと
を意味し、従って、従来装置は探傷能率が悪くなり、欠
陥検査に長時間を要することとなった。
【0013】そこで、この発明の目的とするところは、
上記の検査速度を早めて探傷能率の向上を図ることがで
きるようにしたディジタル信号処理渦流探傷装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はつぎのように構成する。すなわち、被検査
体に交流磁場を作用させることにより発生する渦電流を
ブリッジ回路を構成する一対のセンサーコイルにて検出
し、被検査体の状態に応じてこのブリッジ回路に生じる
出力を検出出力として得、これを上記被検査体の情報を
有する探傷情報信号として利用して上記被検査体の測定
をする渦流探傷装置において、ブリッジ回路からの検出
出力を上記交流磁場の周波数の正数倍のサンプリング周
波数でディジタルデータに変換するA/D変換手段と、
このA/D変換手段により変換されたディジタルデータ
を処理して互いに90°位相を変えた2種の探傷情報信
号に変換して出力する信号処理手段とを設けて構成す
る。
【0015】
【作用】このような構成の本装置は、A/D変換手段よ
りブリッジ回路からの検出出力を上記交流磁場の周波数
の正数倍のサンプリング周波数でディジタルデータに変
換する。そして、信号処理手段はこのA/D変換手段に
より変換されたディジタルデータを90°位相を変えた
2種の探傷情報信号に変換して出力する。この2種の探
傷情報信号を外部の解析処理装置などにより処理するこ
とで被検査体の最終的な測定結果が得られる。
【0016】本発明では、ブリッジ回路からのアナログ
信号を直接、A/D変換手段を介して信号処理手段、例
えば、ディジタルシグナルプロセッサに取り込み、処理
することで高速に信号処理を行うことができる。
【0017】そして、A/D変換手段のサンプリング間
隔は上記交流磁場を与えている交流の持つ周波数の1周
期の正数倍分のサンプリング周波数で行うことから、探
傷情報信号を早く収集できるようになる。
【0018】特に、本装置は同期検波前のローパスフィ
ルタ処理が不要のため、ローパスフィルタのカットオフ
周波数による制限がなくなるので、サーチコイルの走査
速度を早くすることができるようになり、上述した高速
信号処理が可能となることと相俟って探傷能率を飛躍的
に向上させることができるようになる。
【0019】
【実施例】本発明は渦流を発生させ、それを検出するブ
リッジ回路からのアナログ信号を、直接、A/Dコンバ
ータを介してディジタルシグナルプロセッサに取り込
み、探傷情報の信号を得るようにして、高速に信号処理
を行うことができるようにすると共に、試験周波数の1
周期分を所定等分割するサンプリング間隔でA/Dコン
バータをサンプリング動作させ、ディジタルシグナルプ
ロセッサに取り込む制御方式とし、コンピュータソフト
ウェアにより自動的に周波数設定、位相回転を行うよう
にして構成の簡素化を図るようにしたものであり、以
下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明す
る。
【0020】図1は本発明の一実施例における回路のブ
ロック構成図であり、図において、1は試験周波数発振
器、2はサンプリング周波数発振器、3はD/Aコンバ
ータ兼出力アンプ、4はブリッジ回路、5はセンサーコ
イル、6は差動増幅器、7は可変増幅器、8はA/Dコ
ンバータ、9はディジタルシグナルプロセッサ、10は
D/Aコンバータである。
【0021】試験周波数発振器1は設定された所望の周
期で、かつ、所望周波数対応のパルス数変化をする可変
クロック信号を発振する発振器であり、サンプリング周
波数発振器2は所望のサンプリングクロックを発生する
発振器である。
【0022】サンプリング周波数発振器2は試験周波数
発振器1と同期して発振動作するものであり、試験周波
数1周期の信号を、等間隔でディジタル信号処理するた
めのサンプリング信号を発生する回路である。
【0023】試験周波数発振器1とサンプリング周波数
発振器2は、例えばダイレクトディジタルシンセサイザ
を用いており、これら試験周波数発振器1とサンプリン
グ周波数発振器2はいずれもコンピュータソフトウェア
制御により、発振する信号の周波数や位相を自由に変え
られるものとする。
【0024】D/Aコンバータ兼出力アンプ3は試験周
波数発振器1の出力するクロック信号をD/A変換して
増幅し、交流電圧として出力するためのものであって、
当該交流電圧は試験信号として利用される。ブリッジ回
路4は2つのセンサーコイル5を含めたブリッジ回路構
成となっており、D/Aコンバータ兼出力アンプ3から
の試験信号をセンサーコイル5に与えると共に、このセ
ンサーコイル5に与えられた交流電圧に対応する電流信
号が試験信号として当該センサーコイル5に流れること
により、発生する交番磁界によって探傷対象の金属被検
査体に渦電流が発生し、この渦電流対応の磁界が金属被
検査体に発生することにより、これがセンサーコイル5
に流れて電圧を誘起し、ブリッジ回路4の2つのセンサ
ーコイル5間の当該誘起電圧に差がある場合に、当該ブ
リッジ回路4に差電圧が発生するのを利用してこの差電
圧を探傷信号として得るものである。
【0025】センサーコイル5は2つあるが、例えば、
コイルの巻き心方向が互いに90°交差して1点で交わ
るような配置関係としておくと、金属被検査体がパイプ
のようなものである場合にX軸およびY軸方向それぞれ
の方向での渦電流を信号として検知することができる。
そして、パイプ状の金属被検査体に欠陥があればその欠
陥により渦電流の発生状態が変わり、それが当該欠陥に
対する測定方向の違いのために、ブリッジ回路4の2つ
のセンサーコイル5間の当該誘起電圧に差ができること
で、この差が欠陥対応の測定信号となることを利用して
この測定信号を探傷信号として利用する。なお、2つの
センサーコイル5の配置関係は種々の態様が考えられ、
被検査体の形状や探傷目的、測定効率等の点から最良の
配置構造を採用するものとする。
【0026】差動増幅器6は、ブリッジ回路4の上記差
信号を抽出するための回路であり、可変増幅器7は、こ
の差動増幅器6によって抽出された差信号を増幅するた
めの回路であって、利得を外部より制御できるものであ
る。
【0027】A/Dコンバータ8は、サンプリング周波
数発振器2の出力するサンプリングクロックに対応して
動作して可変増幅器7が増幅出力する信号をサンプリン
グし、A/D変換するものであって、そのサンプリング
した信号のレベル対応のディジタルデータに変換して出
力するものである。
【0028】ディジタルシグナルプロセッサ9は、A/
Dコンバータ8の出力ディジタルデータを位相ずれのな
いX信号およびこのX信号に対して90°位相をずらし
たY信号としてそれぞれ出力するとともに、試験周波数
発振器1とサンプリング周波数発振器2の動作制御を実
施する機能を有する他、可変増幅器7の増幅率を制御す
る機能を有する。
【0029】D/Aコンバータ10はシグナルプロセッ
サ9の出力するX信号およびY信号をそれぞれアナログ
信号に変換して出力する回路である。つぎに上記構成の
本装置の作用を説明する。
【0030】所望周波数の交流電圧に対応するクロック
周波数変化するクロック信号を発生する試験周波数発振
器1より得られるクロック信号をD/Aコンバータ兼出
力アンプ3に通すことにより所望の試験周波数の交流電
圧である試験信号を発生し、これを2つのセンサーコイ
ル5を含めたブリッジ回路4に印加する。
【0031】このセンサーコイル5に与えられた交流電
圧に対応する電流信号が試験信号として当該センサーコ
イル5に流れることにより、発生する交番磁界によって
探傷対象の金属被検査体に渦電流が発生し、この渦電流
対応の磁界が金属被検査体に発生することにより、これ
がセンサーコイル5に流れて電圧を誘起する。
【0032】この結果、ブリッジ回路4の2つのセンサ
ーコイル5間の当該誘起電圧に差がある場合に、当該ブ
リッジ回路4に差電圧が発生する。従って、ブリッジ回
路4の出力を差動増幅器6に与えることにより、2つの
センサーコイル5間に電圧差があればその差電圧が探傷
信号として差動増幅器6から得られる。
【0033】この探傷信号は可変増幅器7により増幅さ
れ、A/Dコンバータ8によってサンプリング周波数発
振器2により定まるサンプリングタイミング対応にサン
プリングされながらディジタルデータに変換され、さら
にディジタルシグナルプロセッサ9によりX信号および
このX信号に対して90°位相をずらしたY信号に変換
されてそれぞれ出力される。そして、D/Aコンバータ
10によりこのX信号およびY信号はそれぞれアナログ
信号に変換されて最終出力となる。
【0034】このX信号およびY信号、すなわち、位相
の異なるこの2種の探傷情報信号を外部の解析処理装置
などにより解析処理することで被検査体の最終的な測定
結果が得られる。
【0035】本発明の装置では、センサーコイル5の不
平衡電圧を差動増幅器6で増幅し、更に必要な場合は可
変増幅器7を通した後、試験周波数発振器1と同期させ
たサンプリング周波数発振器2により、定まるサンプリ
ング間隔でA/D変換してディジタルシグナルプロセッ
サ9に取り込む。
【0036】サンプリング周波数発振器2の出力するサ
ンプリングパルスの周波数は、試験周波数発振器1で定
まる試験周波数の1周期分を8〜16等分する周波数で
あり、このサンプリング間隔でA/Dコンバータ8を介
してディジタルシグナルプロセッサ9に取り込む。そし
て、ディジタルシグナルプロセッサ9はこの取り込んだ
信号をその演算部でディジタル検波し、位相の操作をす
るなどして加工してX信号とY信号にし、D/Aコンバ
ータ10へ出力する。
【0037】1周期の信号を、等間隔でディジタル信号
処理するため、サンプリング周波数発振器2は試験周波
数発振器1と同期して発振動作する。そして、各々の発
振器1,2には、例えばダイレクトディジタルシンセサ
イザを用いており、これら試験周波数発振器1とサンプ
リング周波数発振器2はいずれもコンピュータソフトウ
ェア制御により、発振する信号の周波数や位相を自由に
変えられる。
【0038】本発明装置では、試験周波数は試験周波数
発振器1に対して設定し、これにより試験周波数発振器
1は設定周波数で信号を発振し、D/Aコンバータ兼出
力アンプ3を通してセンサーコイル5に交流電圧として
印加する。また、サンプリング周波数発振器2は試験周
波数発振器1の発振出力の8(〜16)倍の周波数に設
定し、サンプリング用に利用する。
【0039】従って、発振器1,2を同時にスタートさ
せ、ブリッジ回路4から8(〜16)個の信号を取り込
むと1周期分のデータが揃う。図2に例えば、サンプリ
ング周波数を試験周波数の8倍、すなわち、サンプリン
グ周波数発振器2の発振周期を、試験周波数の周期Tの
1/8の長さにした場合の例を示す。
【0040】サンプリング間隔は試験周波数の周期Tの
1/8の長さとなったことで、試験周波数の信号を8等
分に分割した間隔でサンプリングすることになり、これ
により、試験周波数発振器1の発振出力信号にて決まる
試験周波数の1周期以内で探傷信号を取り込むことがで
き、“S1のデータ”+“S2のデータ”+“S3のデ
ータ”+“S4のデータ”−“S5のデータ”−“S6
のデータ”−“S7のデータ”−“S8のデータ”でX
信号が、そして、“S3のデータ”+“S4のデータ”
+“S5のデータ”+“S6のデータ”−“S7のデー
タ”−“S8のデータ”−“S1のデータ”−“S2の
データ”でY信号ができる。
【0041】ここで、マイナス符号は信号の絶対値をと
ることを意味する。なお、S1,S2,S3,〜S8は
それぞれサンプリングの順番であるサンプリングNo.
1,サンプリングNo. 2,サンプリングNo. 3,〜サン
プリングNo. 8を示している。
【0042】低周波の場合は、上記のように1周期分の
データが揃うが、高周波になるとA/Dコンバータ8の
処理速度が追いつかなくなるため、サンプリング周波数
発振器2のサンプリング間隔を試験周波数発振器1の発
振出力信号の周期Tの1/8(通常値)、3/8、5/
8と云った具合に、高い周波数になるに従い、変えてゆ
くと、その分子にくる値の周期で、必要なデータ数がサ
ンプリング可能となる。
【0043】その例を図3に示す。通常モードは試験周
波数発振器1の発振出力信号周期Tを1/8に等分する
サンプリング間隔であるから、図における細線のタイミ
ングS1〜S8で1周期分のデータが揃う。Tの3/8
のサンプリング間隔の例では白丸印を付したタイミング
S1´〜S8´でサンプリングすれば、必要なデータが
3周期内でも揃う。取り込んだデータの順序は変える
が、これはコンピュータソフトウェア処理で並べ替え
る。
【0044】この場合は“S1´”+“S4´”+“S
7´”+“S2´”−“S5´”−“S8´”−“S3
´”−“S6´”のサンプリングでX信号が、“S7
´”+“S2´”+“S5´”+“S8´”−“S3
´”−“S6´”−“S1´”−“S4´”のサンプリ
ングでY信号ができる。
【0045】但し、S1´,S2´,S3´,〜S8´
はそれぞれTの3/8のサンプリング間隔でのサンプリ
ングの順番であるサンプリングNo. 1,サンプリングN
o. 2,サンプリングNo. 3,〜サンプリングNo. 8を
示している。
【0046】このように試験周波数が高い時はサンプリ
ング周波数を上記の方式で変えれば良い。また、出力信
号(X信号,Y信号)の位相回転を行う時は試験周波数
発振器1のスタート位相のオフセットを変えるのみで実
現できる。
【0047】このように本発明の渦電流探傷装置では、
X,Y信号が低周波では1周期以内でサンプリングでき
るようになり、また、ローパスフィルタを用いないから
検査速度を高速にできる。従来リモートフィールド法で
試験周波数1KHzの時は、ローパスフィルタのカット
オフ周波数を30Hz近傍に設定して探傷していた。そ
して、微小信号を検出したい場合は更にカットオフ周波
数を下げなければならなかったが、本発明の渦流探傷装
置では試験周波数が1KHzの時、理論上、最大500
Hzの信号が得られる。しかし、サンプリング点数が1
周期に対して2点程度しかないため、信号の正確さに欠
ける。欠陥信号の1周期を8点以上取り込める帯域は1
000/8=125Hzになる。これは従来の検査速度
の4倍以上となる。なお、リモートフィールド法に限ら
ず低周波の渦流探傷・計測ではいずれの方法であっても
全て検査速度が早くなる。
【0048】また、回路構成が簡単になっており機器の
信頼性の向上、取扱いの容易さ、保守費の低減が期待で
きる。このように本装置は、被検査体に交流磁場を作用
させることにより発生する渦電流をブリッジ回路を構成
する一対のセンサーコイルにて検出し、被検査体の状態
に応じてこのブリッジ回路に生じる出力を検出出力とし
て得、これを上記被検査体の情報を有する探傷情報信号
として利用して上記被検査体の測定をする渦流探傷装置
において、ブリッジ回路からの検出出力を上記交流磁場
の周波数の正数倍のサンプリング周波数でディジタルデ
ータに変換するA/Dコンバータと、このA/Dコンバ
ータにより変換されたディジタルデータを処理して互い
に90°位相を変えた2種の探傷情報信号に変換して出
力するディジタルシグナルプロセッサ(信号処理手段)
とを設けて構成したものであり、このような構成の本装
置は、A/Dコンバータよりブリッジ回路からの検出出
力を上記交流磁場の周波数の正数倍のサンプリング周波
数でディジタルデータに変換し、そして、ディジタルシ
グナルプロセッサはこのA/Dコンバータにより変換さ
れたディジタルデータを90°位相を変えた2種の探傷
情報信号に変換して出力するものである。そして、この
2種の探傷情報信号を外部の解析処理装置、例えば、コ
ンピュータなどにより処理することで被検査体の最終的
な測定結果を得るものである。
【0049】本装置では、ブリッジ回路からのアナログ
信号を直接、A/Dコンバータを介してディジタルシグ
ナルプロセッサに取り込み、処理することで高速に信号
処理を行うことができる。そして、A/Dコンバータの
サンプリング間隔は上記交流磁場を与えている交流の持
つ周波数の1周期の正数倍分のサンプリング周波数で行
うことから、探傷情報信号を早く収集できるようにな
る。
【0050】特に、本装置は同期検波前のローパスフィ
ルタ処理が不要のため、ローパスフィルタのカットオフ
周波数による制限がなくなるので、サーチコイルの走査
速度を早くすることができるようになり、上述した高速
信号処理が可能となることと相俟って探傷能率を飛躍的
に向上させることができるようになる。また、従来のよ
うにバンドパスフィルタ、移相器、位相検波器、ローパ
スフィルタ、位相変換アンプと云った構成要素の機能が
ディジタルシグナルプロセッサにより実現されるので、
従来構成に比べ構成が簡素となり、従って、コストダウ
ンと信頼性向上に寄与する。なお、本発明は上述した実
施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内
で適宜、変形して実施し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
探傷を短時間で実施することができる渦電流探傷装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の第1実施例に係る回路の構成例を示す図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置における信号のディジタル化の様子を説明す
るための図。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明装置におけるサンプリング間隔を試験周波数周期
の3/8にした時のサンプリング要領を説明するための
図。
【図4】従来例を説明するための図であって、従来装置
の回路構成を示す図。
【符号の説明】
1…試験周波数発振器 2…サンプリング周波数発振器 3…D/Aコンバータ兼出力アンプ 4…ブリッジ回路 5…センサーコイル 6…差動増幅器 7…可変増幅器 8…A/Dコンバータ 9…ディジタルシグナルプロセッサ 10…D/Aコンバータ 12…バンドパスフィルタ 13…位相検波器 14…ローパスフィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲矢 直司 大阪府大阪市北区東天満1丁目11番13号 アスワン電子株式会社内 (72)発明者 石川 修 北海道室蘭市茶津町4番地1 日鋼検査サ ービス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体に交流磁場を作用させることに
    より発生する渦電流をブリッジ回路を構成する一対のセ
    ンサーコイルにて検出し、被検査体の状態に応じてこの
    ブリッジ回路に生じる出力を検出出力として得、これを
    上記被検査体の情報を有する探傷情報信号として利用し
    て上記被検査体の測定をする渦流探傷装置において、 ブリッジ回路からの検出出力を上記交流磁場の周波数の
    正数倍のサンプリング周波数でディジタルデータに変換
    するA/D変換手段と、 このA/D変換手段により変換されたディジタルデータ
    を処理して互いに90°位相を変えた2種の探傷情報信
    号に変換して出力する信号処理手段と、を設けて構成す
    ることを特徴とする渦流探傷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222695A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Kenichi Tajima 渦流探傷装置とその測定方法
CN103842810A (zh) * 2011-07-19 2014-06-04 霍释特博士有限两合公司 用于对检验物进行非破坏性材料检验的方法和装置

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