JPH0723534B2 - 配向性金属薄膜の製造方法 - Google Patents
配向性金属薄膜の製造方法Info
- Publication number
- JPH0723534B2 JPH0723534B2 JP60225108A JP22510885A JPH0723534B2 JP H0723534 B2 JPH0723534 B2 JP H0723534B2 JP 60225108 A JP60225108 A JP 60225108A JP 22510885 A JP22510885 A JP 22510885A JP H0723534 B2 JPH0723534 B2 JP H0723534B2
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- JP
- Japan
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- thin film
- metal thin
- argon gas
- oriented
- platinum
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種薄膜デバイスの電極として応用される配向
性金属薄膜の製造方法に関するものである。
性金属薄膜の製造方法に関するものである。
従来の技術 焦電型赤外線センサ、圧電デバイスあるいは光変調素子
等の光エレクトロニクスデバイス等に応用される薄膜素
子には、エピタキシャル膜や配向膜が材料特性上注目さ
れている。
等の光エレクトロニクスデバイス等に応用される薄膜素
子には、エピタキシャル膜や配向膜が材料特性上注目さ
れている。
上記の薄膜をデバイスとして用いる場合、特に薄膜の厚
み方向の物性を利用するには、薄膜と基板との間に電極
としての金属薄膜を形成する必要がある。
み方向の物性を利用するには、薄膜と基板との間に電極
としての金属薄膜を形成する必要がある。
例えば<001>配向したチタン酸鉛薄膜の配向軸に垂直
な面に電極を設けて配向軸方向に発生する焦電気を利用
した薄膜素子は、無配向のものより誘電率が低くなり、
焦電材料の性能指数である(焦電係数/誘電率)は大き
くなる。その結果、高感度の赤外線検出器が提供され
る。
な面に電極を設けて配向軸方向に発生する焦電気を利用
した薄膜素子は、無配向のものより誘電率が低くなり、
焦電材料の性能指数である(焦電係数/誘電率)は大き
くなる。その結果、高感度の赤外線検出器が提供され
る。
しかしながら、真空蒸着やスパッタリング法により電極
として作製した金属薄膜は、非晶質又は多結晶体である
ために、その上に成長させた薄膜は配向せずに、多結晶
体となり、その電気的特性も低下してしまう。これを解
決するものとして、特願昭58−16506号において、酸素
を含むアルゴンガス雰囲気でスパッタリングすることに
より配向性金属薄膜を製造する方法が提案されている。
として作製した金属薄膜は、非晶質又は多結晶体である
ために、その上に成長させた薄膜は配向せずに、多結晶
体となり、その電気的特性も低下してしまう。これを解
決するものとして、特願昭58−16506号において、酸素
を含むアルゴンガス雰囲気でスパッタリングすることに
より配向性金属薄膜を製造する方法が提案されている。
発明が解決しようとする問題点 エピタキシャルあるいは配向性の薄膜の厚み方向の物性
を利用するために、上記薄膜と基板との間に電極として
の金属薄膜を形成した薄膜デバイスでは、上記薄膜の結
晶性・配向性は金属薄膜に強く依存する。多結晶体の金
属薄膜上では、エピタキシャル・配向性薄膜の作製は困
難であり、上記薄膜の特性は顕著に低下していた。
を利用するために、上記薄膜と基板との間に電極として
の金属薄膜を形成した薄膜デバイスでは、上記薄膜の結
晶性・配向性は金属薄膜に強く依存する。多結晶体の金
属薄膜上では、エピタキシャル・配向性薄膜の作製は困
難であり、上記薄膜の特性は顕著に低下していた。
問題点を解決するための手段 スパッタリング法により金属薄膜を作製する過程におい
て、酸素を含むアルゴンガス雰囲気で形成する第1の過
程と、次にアルゴンガスのみの雰囲気で所望の膜厚まで
形成する第2の過程からなることを特徴とするものであ
る。
て、酸素を含むアルゴンガス雰囲気で形成する第1の過
程と、次にアルゴンガスのみの雰囲気で所望の膜厚まで
形成する第2の過程からなることを特徴とするものであ
る。
作用 体積百分率で5%以上酸素を含むアルゴンガス雰囲気で
40〜300Å程度の膜厚になるように金属薄膜を形成し、
その後アルゴンガスのみの雰囲気で所望の膜厚まで形成
する方法により、終始酸素を含むアルゴンガス雰囲気で
形成する方法と比較して、<100>方向のX線回折強度
が増大した、より小さい電気抵抗を示す金属薄膜が得ら
れた。
40〜300Å程度の膜厚になるように金属薄膜を形成し、
その後アルゴンガスのみの雰囲気で所望の膜厚まで形成
する方法により、終始酸素を含むアルゴンガス雰囲気で
形成する方法と比較して、<100>方向のX線回折強度
が増大した、より小さい電気抵抗を示す金属薄膜が得ら
れた。
これは、酸素イオン、酸素原子、分子の影響が著しく減
少したことによるものと考えられる。また、薄膜形成速
度も向上した。
少したことによるものと考えられる。また、薄膜形成速
度も向上した。
実 施 例 (100)で劈開した酸化マグネシウム基板上に金属薄膜
を高周波マグネトロンスパッタリング法により作製し
た。
を高周波マグネトロンスパッタリング法により作製し
た。
基板の温度を600℃とした。最初の雰囲気ガスとして
は、アルゴンガス中に酸素を混入したものを用いた。全
圧は0.5Paで、この時の薄膜形成速度は30〜40Å/分で
あった(第1の過程)。所定の時間後、酸素の混入を停
止しアルゴンガスのみの雰囲気でスパッタリングを行
い、所望の膜厚の配向性金属薄膜を得た(第2の過
程)。得られた薄膜をX線回折および電子線回折で結晶
の同定、方位の決定を行った。
は、アルゴンガス中に酸素を混入したものを用いた。全
圧は0.5Paで、この時の薄膜形成速度は30〜40Å/分で
あった(第1の過程)。所定の時間後、酸素の混入を停
止しアルゴンガスのみの雰囲気でスパッタリングを行
い、所望の膜厚の配向性金属薄膜を得た(第2の過
程)。得られた薄膜をX線回折および電子線回折で結晶
の同定、方位の決定を行った。
第1図a,bに金、白金のX線回折図形を示す。第2図に
は、白金の場合、酸素を含むアルゴンガス雰囲気で薄膜
形成する第1の過程の時間:t1を変化したとき、そのX
線回折強度の変化の様子を示している。t1が2分から5
分の間で、つまり第1の過程で形成した金属薄膜の膜厚
が60Åから150Åの間で、X線回折強度はピークを示す
とともに、終始酸素を含むアルゴンガス雰囲気で形成す
る場合(図中・印)と比較して回折強度は増大している
ことが明らかである。また、アルゴンガスのみの雰囲気
でスパッタリングする第2の過程での薄膜形成速度は約
70Å/分で、第1の過程の形成速度の約2倍であった。
したがって、全スパッタリング時間もほぼ半減した。な
お、白金薄膜の膜厚は全て約1000Åのときのデータであ
る。
は、白金の場合、酸素を含むアルゴンガス雰囲気で薄膜
形成する第1の過程の時間:t1を変化したとき、そのX
線回折強度の変化の様子を示している。t1が2分から5
分の間で、つまり第1の過程で形成した金属薄膜の膜厚
が60Åから150Åの間で、X線回折強度はピークを示す
とともに、終始酸素を含むアルゴンガス雰囲気で形成す
る場合(図中・印)と比較して回折強度は増大している
ことが明らかである。また、アルゴンガスのみの雰囲気
でスパッタリングする第2の過程での薄膜形成速度は約
70Å/分で、第1の過程の形成速度の約2倍であった。
したがって、全スパッタリング時間もほぼ半減した。な
お、白金薄膜の膜厚は全て約1000Åのときのデータであ
る。
第3図に第1の過程において酸素混合比を変えたとき白
金の回折強度の変化を示す。図から明らかなように、混
合比5%以上で回折強度が増大している。
金の回折強度の変化を示す。図から明らかなように、混
合比5%以上で回折強度が増大している。
また、<100>配向した金および白金薄膜の電子線回折
像ではいずれも各回折点が分離し、スポット状に出現す
ることから、酸化マグネシウム上にエピタキシャル成長
していることが確認された。
像ではいずれも各回折点が分離し、スポット状に出現す
ることから、酸化マグネシウム上にエピタキシャル成長
していることが確認された。
また、終始酸素を含むアルゴンガス雰囲気で形成した場
合、時々電気抵抗が大きい値を示したが、本発明による
ものは、安定してバルクに近い値を示し、極めて薄い膜
でも電極として機能することが確かめられた。
合、時々電気抵抗が大きい値を示したが、本発明による
ものは、安定してバルクに近い値を示し、極めて薄い膜
でも電極として機能することが確かめられた。
発明の効果 以上、本発明の製造方法によれば、<100>配向で結晶
性のよいしかも電気抵抗の小さい金属薄膜が安定にかつ
再現性よく作製できる。また、薄膜形成速度も向上し
た。
性のよいしかも電気抵抗の小さい金属薄膜が安定にかつ
再現性よく作製できる。また、薄膜形成速度も向上し
た。
第1図a,bはそれぞれ本発明の製造方法で作製された
金、白金薄膜のX線回折図形を示す特性図、第2図は第
1の過程の時間:t1を変えたとき白金薄膜回折強度の変
化を示す特性図、第3図はアルゴン中の酸素混合比を変
えたとき白金薄膜回折強度の変化を示す特性図である。
金、白金薄膜のX線回折図形を示す特性図、第2図は第
1の過程の時間:t1を変えたとき白金薄膜回折強度の変
化を示す特性図、第3図はアルゴン中の酸素混合比を変
えたとき白金薄膜回折強度の変化を示す特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】スパッタリングにより金属薄膜を作製する
過程において、体積百分率で5%以上酸素を含むアルゴ
ンガス雰囲気中で形成する第1の過程と、アルゴンガス
のみの雰囲気中で形成する第2の過程とを備えたことを
特徴とする配向性金属薄膜の製造方法。 - 【請求項2】第1の過程により形成される金属薄膜の膜
厚が30〜300Åで、金属薄膜が金または白金であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の配向性金属薄
膜の製造方法。 - 【請求項3】金または白金である金属薄膜が単結晶酸化
マグネシウムの{100}面上に<100>方向に配向するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の配向性金属
薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60225108A JPH0723534B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 配向性金属薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60225108A JPH0723534B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 配向性金属薄膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6283462A JPS6283462A (ja) | 1987-04-16 |
| JPH0723534B2 true JPH0723534B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=16824103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60225108A Expired - Lifetime JPH0723534B2 (ja) | 1985-10-09 | 1985-10-09 | 配向性金属薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723534B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543297A (en) * | 1977-06-09 | 1979-01-11 | Murata Manufacturing Co | Piezoelectric crystal film of zinc oxide |
| JPS6022971B2 (ja) * | 1982-09-10 | 1985-06-05 | 富士通株式会社 | 金属酸化膜のスパツタリング方法 |
| JPH0781183B2 (ja) * | 1983-02-03 | 1995-08-30 | 松下電器産業株式会社 | 配向性金属薄膜の製造方法 |
-
1985
- 1985-10-09 JP JP60225108A patent/JPH0723534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6283462A (ja) | 1987-04-16 |
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