JPH072398U - 高所作業車のブーム旋回速度制御装置 - Google Patents
高所作業車のブーム旋回速度制御装置Info
- Publication number
- JPH072398U JPH072398U JP3786693U JP3786693U JPH072398U JP H072398 U JPH072398 U JP H072398U JP 3786693 U JP3786693 U JP 3786693U JP 3786693 U JP3786693 U JP 3786693U JP H072398 U JPH072398 U JP H072398U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブームの伸長量およびブームの起伏角度が変
化しても、旋回時におけるブーム先端部に取り付けられ
た作業台の揺れを最小限に抑えることのできる高所作業
車の旋回速度制御装置を得る。 【構成】 ブーム13の旋回作動を行う旋回手段と、ブ
ーム13の先端部の周速を検出する周速検出手段と、車
体からブームの先端部に取り付けられた作業台17まで
の揚程を検出する揚程検出手段とを備えている。そし
て、コントローラが周速検出手段および揚程検出手段か
らの検出信号に基づいて揚程検出手段によって検出され
た揚程が高くなるにつれて、且つ、周速検出手段によっ
て検出された周速が速くなるにつれて旋回台12の旋回
速度を遅くする制御を行う。これにより、旋回時の周速
が速くなった場合、作業台の揚程が高くなった場合に、
旋回台の旋回速度を遅くすることにより、作業台17の
揺れを緩和させる。
化しても、旋回時におけるブーム先端部に取り付けられ
た作業台の揺れを最小限に抑えることのできる高所作業
車の旋回速度制御装置を得る。 【構成】 ブーム13の旋回作動を行う旋回手段と、ブ
ーム13の先端部の周速を検出する周速検出手段と、車
体からブームの先端部に取り付けられた作業台17まで
の揚程を検出する揚程検出手段とを備えている。そし
て、コントローラが周速検出手段および揚程検出手段か
らの検出信号に基づいて揚程検出手段によって検出され
た揚程が高くなるにつれて、且つ、周速検出手段によっ
て検出された周速が速くなるにつれて旋回台12の旋回
速度を遅くする制御を行う。これにより、旋回時の周速
が速くなった場合、作業台の揚程が高くなった場合に、
旋回台の旋回速度を遅くすることにより、作業台17の
揺れを緩和させる。
Description
【0001】
本考案は、高所作業車の車体に配設された伸縮ブームの旋回速度を制御する高 所作業車の旋回速度制御装置に関する。
【0002】
高所作業車においては、ブームを旋回、起伏あるいは伸縮させることによりブ ーム先端の作業台を所定の作業位置に移動させて作業を行う。ここで、作業台を 移動させる場合に、ブームの旋回速度を一定にするとブームの伸長量および起伏 によっては、旋回開始時および停止時にブーム先端に備えられた作業台の揺れが 大きくなり、作業位置への作業台の近接を行うことが困難であるという問題があ った。そこで、本出願人は、高所作業車を平面視した場合にブームの旋回時にお けるブーム先端部の移動速度(周速)を一定にするように旋回速度を制御するこ とにより、旋回開始時および停止時における作業台の揺れを抑えるブーム旋回速 度制御装置を提案した。
【0003】
しかしながら、上記のようなブーム旋回速度制御装置においてブーム先端部の 周速を一定に制御した場合において、作業台の揚程を移動させると、その揚程に よっては作業台の揺れが大きくなる場合がある。すなわち、旋回台からブーム先 端の作業台までの作業半径が同一の場合には同一の周速になるように作業台の旋 回速度を制御する。
【0004】 このとき、ブームが水平位置付近まで倒伏している場合にはブームの伸長量は 短くなり、ブームが起仰している場合にはブームの伸長量が長くなる。このため 作業台の揚程が高いとき、すなわちブームが伸長している状態においては、ブー ムの剛性が低くなるため、同一の周速になるような旋回速度の制御を行っても作 業台の揺れが大きくなるという問題があり、作業台の揚程が高い場合には作業台 の揺れにより、作業台に搭乗した作業者の恐怖感が大きくなるという問題があっ た。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ブームの伸長量およ びブームの起伏角度が変化しても、旋回時におけるブーム先端部に取り付けられ た作業台の揺れを最小限に抑えることのできる高所作業車の旋回速度制御装置を 提供することを目的としている。
【0006】
上記の目的を達成するために、本考案に係る高所作業車の旋回速度制御装置は 車体上に伸縮、起伏および旋回作動が自在に備えられたブームの旋回作動を行う 旋回手段と、ブームの先端部の周速を検出する周速検出手段と、車体からブーム の先端部に取り付けられた作業台までの揚程を検出する揚程検出手段とを備えて いる。そして、周速検出手段および揚程検出手段からの検出信号に基づいて揚程 検出手段によって検出された揚程が高くなるにつれて、且つ、周速検出手段によ って検出された周速が速くなるにつれて旋回手段による旋回速度を遅くする制御 を行うコントローラとを有している。
【0007】
このような高所作業車の旋回速度制御装置では、作業台の周速および作業台の 揚程の変化により作業台が取り付けられたブームの旋回速度を制御するため、旋 回時におけるブーム先端部の揺れを緩和することができる。
【0008】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。まず、 本考案に係る高所作業車について図2を参照しながら説明する。高所作業車10 は、台車11上に旋回自在な旋回台12を有し、この旋回台12に起伏自在に伸 縮ブーム13が取り付けられている。この伸縮ブーム13はテレスコピックに( 入れ子式に)伸縮自在な基端ブーム13a、中間ブーム13b、先端ブーム13 cの複数のブーム部材からなり、基端ブーム13aが旋回台12に枢支されて起 伏自在となっている。この伸縮ブーム13は、内部に配設された伸縮シリンダ( 図示せず)により伸縮作動され、旋回台12と基端ブーム13aとの間に配設さ れた起伏シリンダ14により起伏作動される。
【0009】 先端ブーム13cの先端部には、先端ブーム13cに屈伸ブーム15が揺動自 在に取り付けられ、屈伸シリンダ16の伸縮作動により屈伸作動が自在である。 そして、屈伸ブーム15の先端部にはレベリング機構18を介して作業台17が 常時水平を維持するように取り付けられている。また、この作業台17は、作業 台旋回機構19により屈伸ブーム15に対して水平方向の旋回が自在に構成され ている。作業者は、この作業台17に搭乗しブーム13の伸縮、起伏、屈伸等の 作動を行い任意の高所に移動することができる。
【0010】 上記のように構成された高所作業車10において、作業台17を移動させるた めに旋回台12を旋回させた場合、旋回開始時および旋回停止時にブーム13の 慣性によりブーム13の先端部に揺れを生ずる。そこで、本考案に係る高所作業 車10においては、ブーム13の先端部の周速をあらかじめ定めた範囲の周速に 保つこと(以下「周速一定制御」と称する)により、ブーム13の揺れを抑える ようにしている。
【0011】 ここで、周速一定制御を行っても、作業半径(旋回台12の旋回中心から作業 台17までの平面視した状態の直線距離)を変えることなくブーム13を伸長、 起仰させた場合には、作業台17部の揺れが大きくなる。そこで、本考案に係る 高所作業車のブーム旋回速度制御装置においては、周速一定制御を行うと共に作 業台17の台車11からの揚程を検出し、その揚程の変化により旋回台12の旋 回速度の制御を行うこととしている。
【0012】 以下、図1を加えて本考案に係る高所作業車のブーム旋回速度制御装置につい て説明する。図1において、実線で示すブーム13の状態は、ブーム長が最短の 状態を表している。そして、作業台17の前面における下端部をPとした場合に ブーム長が最短で且つ、屈伸ブーム15の屈伸角度が最小の場合における点Pの 軌跡は実線dで表される。なお、実線dで表される軌跡は、最も高所作業車10 寄りの軌跡を表す必要があるため、作業台旋回機構19により90゜旋回させた 状態である。
【0013】 また、二点鎖線で示すブーム13の状態は、台車11がブーム13を伸長、起 伏させた場合に、台車11に働くブーム13の転倒モーメントに抗して安定して 作業を行うことができる最大作業範囲におけるブーム長を表している。ここで、 ブーム13を起仰させた場合は、ブーム13のブーム長は最長であり、水平位置 付近まで倒伏させた場合には転倒モーメントが大きくなるためブーム13の伸長 量は短くなる。そして、作業台17の前面における下端部をPとした場合に、屈 伸ブーム15の屈伸角度が最大である最大作業範囲における点Pの軌跡は二点鎖 線gで示す範囲となる。なお、この場合も、最も高所作業車10寄りの作業台1 7の点Pの位置は、作業台旋回機構19により90゜旋回させた状態である。そ して、両者の中間範囲におけるブーム13および屈伸ブーム15の状態を一点鎖 線で示す。
【0014】 次に、ブーム13の伸長量および作業台17の揚程の変化に伴う旋回台12の 旋回速度の制御について説明する。旋回台12の旋回速度は、低速、中速、高速 の三段階に制御され、ブーム13の周速および作業台17の揚程に基づいて旋回 速度を選択する。ここで、ブーム13の周速は、ブーム13の伸縮量、起伏角度 および旋回台12の旋回速度を演算することによって算出し、作業台17の揚程 は、ブーム13の伸縮量、起伏角度および屈伸ブーム15の屈伸角度を演算する ことによって算出される。なお、作業台17の揚程を得るにあたっては、上記の 方法で算出する他、ジャイロ等を用いて直接測定するようにしてもよい。
【0015】 そして、作業台17の下端部の点Pが図1においてAに示す範囲内(実線dお よびeで囲まれた範囲内)にあるときは、旋回台12の旋回速度は高速に制御さ れる。そして、Bに示す範囲内(実線eおよび一点鎖線fで囲まれた範囲内)に あるときは旋回速度は中速に制御され、Cに示す範囲内(一点鎖線fおよび二点 鎖線gで囲まれた範囲)にあるときは低速に制御される。これにより、例えば、 ブーム13の先端部が点Hおよび点Iにある場合には作業台17の下端部の点P HおよびPIは同一の揚程であるが、旋回速度を同一にすると点PHの周速に比 べて点PIの周速が速くなる。しかしながら、点IはCに示す範囲内に位置して いるため、旋回台12の旋回速度は低速に制御され、点PIの周速は遅くなる。 これにより、旋回開始時および旋回停止時における作業台17の揺れが大きくな ることがない。
【0016】 また、13の先端部が点Hおよび点Iに位置している場合を比較すると、周速 制御のみを行った場合においては同一の旋回速度となるが、作業台17の下端部 の点PJの揚程は点PHの揚程に比べて高く、ブーム13が伸長している状態で ある。したがって、旋回速度を同一に制御すると点PJに位置した作業台17の 揺れが大きくなるため、点PJが位置している範囲Cの旋回速度である低速に制 御され、作業台17の揺れを抑える。
【0017】 したがって、作業半径が小さくてもブームの剛性が低くなっている場合(ブー ムを伸長させた場合)の伸縮ブーム13の揺れを抑えることができ、上記の高所 作業車のように伸縮ブーム13の先端に屈伸ブーム15を取り付けた場合であっ ても、伸縮ブーム13の先端部のモーメントの増加により生じる伸縮ブーム13 の揺れを減少させることができる。したがって、ブーム13の旋回時および停止 時に生じる作業台17の揺れを緩和させることができるため、作業台17が高所 に位置している場合(揚程が高い場合)における作業者の恐怖感を少なくするこ とができる。
【0018】
以上説明したように、本考案の高所作業車の旋回速度制御装置は、ブームの旋 回作動を行う旋回手段と、ブームの先端部の周速を検出する周速検出手段と、車 体からブームの先端部に取り付けられた作業台までの揚程を検出する揚程検出手 段とを備えている。そして、コントローラが周速検出手段および揚程検出手段か らの検出信号に基づいて揚程検出手段によって検出された揚程が高くなるにつれ て、且つ、周速検出手段によって検出された周速が速くなるにつれて旋回手段に よる旋回速度を遅くする制御を行う。これにより、ブームを伸長させ、且つ、起 伏角度が水平に近づくことにより作業半径が大きくなった場合(旋回時の周速が 速くなった場合)、あるいは、ブームの起仰時に伸長させた場合(作業台の揚程 が高くなった場合)には、旋回台の旋回速度を遅くすることにより、旋回開始時 および停止時における作業台の揺れを緩和させることができる。
【図1】本考案に係る旋回速度制御装置を備えた高所作
業車のブームの伸長量、起伏角の変化に対する旋回速度
の制御状態を示す側面図である。
業車のブームの伸長量、起伏角の変化に対する旋回速度
の制御状態を示す側面図である。
【図2】上記高所作業車の側面図である。
10 高所作業車 11 台車 12 旋回台 13 伸縮ブーム 15 屈伸ブーム 17 作業台
Claims (1)
- 【請求項1】 車体上に伸縮、起伏および旋回作動が自
在に備えられたブームと、 前記ブームの旋回作動を行う旋回手段と、 前記ブームの先端部の周速を検出する周速検出手段と、 前記ブームの先端部に取り付けられた作業台の前記車体
からの揚程を検出する揚程検出手段と、 前記周速検出手段および前記揚程検出手段からの検出信
号に基づいて前記揚程検出手段によって検出された揚程
が高くなるにつれて且つ、前記周速検出手段によって検
出された周速が速くなるにつれて前記旋回手段による旋
回速度を遅くする制御を行うコントローラとを有するこ
とを特徴とする高所作業車のブーム旋回速度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3786693U JPH072398U (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 高所作業車のブーム旋回速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3786693U JPH072398U (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 高所作業車のブーム旋回速度制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072398U true JPH072398U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=12509467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3786693U Pending JPH072398U (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 高所作業車のブーム旋回速度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072398U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001226081A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-21 | Tadano Ltd | 屈伸ブーム式作業車のブーム作動速度制御装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0546254A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-26 | Tadano Ltd | ブーム式作業車における旋回速度制御装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP3786693U patent/JPH072398U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0546254A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-26 | Tadano Ltd | ブーム式作業車における旋回速度制御装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001226081A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-21 | Tadano Ltd | 屈伸ブーム式作業車のブーム作動速度制御装置 |
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